JP2003314716A - 切替弁 - Google Patents

切替弁

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JP2003314716A JP2002120177A JP2002120177A JP2003314716A JP 2003314716 A JP2003314716 A JP 2003314716A JP 2002120177 A JP2002120177 A JP 2002120177A JP 2002120177 A JP2002120177 A JP 2002120177A JP 2003314716 A JP2003314716 A JP 2003314716A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切替弁としての要求特性(耐熱性、耐圧性、
切り替え耐久性)を満たすことはもとより、簡易な構造
で、組み立てが簡単で、低コスト化が図れる切替弁を提
供する。 【解決手段】 本発明の切替弁は、筒状の切替弁用ケー
ス本体の中に、板状のシール部材を介して切替弁用軸本
体を装着させ、前記切替弁用軸本体を実質的に回動させ
ることにより、流体が流れる流通口の位置を切り替える
ことができるようになっており、前記板状のシール部材
は、流通口の位置に一致することができるように形成さ
れた開口部を有する可撓性の薄板と、この可撓性の薄板
に一体的に形成されたシールゴム体とを有し、前記シー
ルゴム体は、実質的なシール機能を果たすビード部を有
しており、当該ビード部は、少なくとも開口部の周縁部
を覆うように表裏にそれぞれ形成されてなるように構成
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体が流れる流通
口の位置を切り替えることができる切替弁であって、例
えば、浴室内に設置されるシャワーとカランの切替や、
温水と冷水の供給系の切替等に好適に使用される切替弁
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、浴室内に設置されるシャ
ワーとカランの切替に用いられる装置は、水と熱水を適
度に混合調整して使用に適切な温度とした後、シャワ
ー、カランの使用目的に応じて適宜、切替バルブを切替
えて使用される。
【0003】このような用途に使用される従来の切替弁
としては、以下の2つのタイプのものがよく知られてい
る。
【0004】まず、第1のタイプとして、例えば、実開
昭58ー80675号公報に開示されている湯水混合栓
におけるシャワー切替弁機構が挙げられる。これによれ
ば、混合室内の軸方向に設けられた栓棒を所定量移動さ
せることにより、シール体が軸方向に動いて一つの出口
を塞ぐとともに他の出口を開放させることができ、これ
により2つの出口の開放側を任意に変えることができる
ようになっている。
【0005】また、第2のタイプとして、いわゆるボー
ルバルブ機構を用いて2つの出口を任意に変えることが
可能な切替バルブもよく知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記第
1のタイプのものは、部品点数が極めて多く、構造が複
雑であり、コストも高いという問題がある。
【0007】また、前記第2のタイプのものも、前記第
1のタイプと同様に、やはりその構造上コストが高いと
いう問題がある。さらには、耐久性が充分とは言えず、
過酷な条件下での使用ではリークのおそれもあると言わ
れている。
【0008】このような実状のもとに本発明は創案され
たものであって、その目的は、切替弁としての要求特性
(耐熱性、耐圧性、切り替え耐久性)を満たすことはも
とより、簡易な構造で、組み立てが簡単で、低コスト化
が図れる切替弁を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、筒状の切替弁用ケース本体の中に、板
状のシール部材を介して切替弁用軸本体を装着させ、前
記切替弁用軸本体を実質的に回動させることにより、流
体が流れる流通口の位置を切り替えることができる切替
弁であって、前記板状のシール部材は、流通口の位置に
一致することができるように形成された開口部を有する
可撓性の薄板と、この可撓性の薄板に一体的に形成され
たシールゴム体とを有し、前記シールゴム体は、実質的
なシール機能を果たすビード部を有しており、当該ビー
ド部は、少なくとも開口部の周縁部を覆うように表裏に
それぞれ形成されてなるように構成される。
【0010】本発明の好ましい態様として、前記可撓性
の薄板は、厚さ0.05〜0.3mmの金属板として構
成される。
【0011】本発明のより好ましい態様として、前記可
撓性の薄板は、厚さ0.08〜0.15mmの金属板と
して構成される。
【0012】本発明の好ましい態様として、前記シール
ゴム体のゴム硬度(JIS K 6253 タイプAで
測定)は、70〜90°の範囲内となるように構成され
る。
【0013】本発明の好ましい態様として、前記筒状の
切替弁用ケース本体は、その肉厚部の内周面の軸方向に
沿って、前記板状のシール部材を軸方向に装着できるよ
うに形成された切欠部を備えてなるように構成される。
【0014】本発明の好ましい態様として、前記切欠部
は、その周方向両端部にそれぞれコの字状の端部溝が形
成され、それにより肉厚部側に前記板状のシール部材が
外れないように係止突起が形成されてなるように構成さ
れる。
【0015】本発明の好ましい態様として、前記筒状の
切替弁用ケース本体は、前記切欠部が形成されている箇
所に少なくとも2個の流通口を有しており、前記板状の
シール部材は、前記筒状の切替弁用ケース本体の切欠部
に装着された状態で、前記筒状の切替弁用ケース本体の
流通口の位置に実質的に合致するように開口部が形成さ
れてなるように構成される。
【0016】本発明の好ましい態様として、前記切替弁
用軸本体は、その内部に流体が通過できる内部中空部を
備えるとともに、該切替弁用軸本体は、前記筒状の切替
弁用ケース本体に形成されているのと同数の流通口を側
壁に備え、各流通口は角度配置が異なり、前記切替弁用
軸本体を実質的に回動させることにより、流体が流れる
流通口の位置を切り替えることができるように構成され
る。
【0017】本発明の好ましい態様として、前記シール
ゴム体は、その実質的なシール機能を果たすビード部
が、前記筒状の切替弁用ケース本体の流通口近傍の内壁
面と、前記切替弁用軸本体の外壁面とにより、挟持圧縮
されるように介在されてなるように構成される。
【0018】本発明の好ましい態様として、前記挟持圧
縮されるシールゴム体のビード部の圧縮率が12〜18
%の範囲内となるように構成される。
【0019】本発明の好ましい態様として、前記板状の
シール部材は、流通口の位置に一致することができるよ
うに形成された開口部を有する可撓性の薄板と、この可
撓性の薄板に一体的に形成されたシールゴム体とを有
し、前記シールゴム体は、開口部の周縁部を覆うように
表裏にそれぞれ形成され、実質的なシール機能を果たす
ビード部と、ビード部に連接されるとともに可撓性の薄
板の表裏にそれぞれ形成された薄肉ゴム部を備えてなる
ように構成される。
【0020】本発明の好ましい態様として、前記薄肉ゴ
ム部は、流体圧力が付与された時に、実質的にビード部
の変形を防止するように作用してなるように構成され
る。本発明の好ましい態様として、前記薄肉ゴム部は、
可撓性の薄板の実質的な全面を覆うように形成されて構
成される。
【0021】本発明の好ましい態様として、前記シール
ゴム体は、可撓性の薄板の上に形成された接着剤層を介
して高温雰囲気下で熱加硫形成されてなるように構成さ
れる。
【0022】本発明の好ましい態様として、前記シール
ゴム体は、可撓性の薄板を部分的に貫通した状態で接合
されたリベット部分を備えてなるように構成される。
【0023】本発明の好ましい態様として、前記切替弁
用軸本体の内部中空部側から流体が流入され、前記切替
弁用軸本体を実質的に回動させることにより、筒状の切
替弁用ケース本体に形成されている流通口からの流出位
置を切り替えることができるように作用してなるように
構成される。
【0024】本発明の好ましい態様として、前記筒状の
切替弁用ケース本体に形成されている流通口から流体が
流入され、前記切替弁用軸本体の内部中空部側から流体
が流出されるようになっており、前記切替弁用軸本体を
実質的に回動させることにより、前記筒状の切替弁用ケ
ース本体に形成されている流体を流入させるための流通
口を切り替えることができるように作用してなるように
構成される。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の切替弁の実施の形
態について図1〜図8を参照しつつ詳細に説明する。
【0026】図1は、本発明の切替弁の組み立てに際
し、筒状の切替弁用ケース本体10の内面側(肉厚部
分)に形成された切欠部に、板状のシール部材70をケ
ース本体10の下部から軸方向上部に装着する状態を模
式的に示した斜視図である。
【0027】図2は、本発明の切替弁1の組み立てに際
し、図1に示される板状のシール部材70を装着した
後、筒状の切替弁用ケース本体10の中に、切替弁用軸
本体30を挿入する状態を模式的に示した斜視図であ
る。
【0028】図3は、筒状の切替弁用ケース本体10の
中に、板状のシール部材70を介して切替弁用軸本体3
0を装着させた切替弁1の半片断面図である。
【0029】図4は、筒状の切替弁用ケース本体10の
中に、板状のシール部材70を介して切替弁用軸本体3
0を装着させた切替弁1の半片断面図であり、図3のそ
れとは流体の流出箇所が切替えられている点で異なる。
【0030】図5は、図3のD−D矢視端面図である。
【0031】図6(A)は、図1のA−A矢視断面図で
あり、図6(B)は、図1のB−B矢視断面図である。
【0032】図7は、板状のシール部材70の正面図で
ある。図8(A)は、図7のE−E矢視断面図であり、
図8(B)は、図7のF−F矢視断面図である。
【0033】本発明の切替弁1は、筒状の切替弁用ケー
ス本体10と、この切替弁用ケース本体10の肉厚部内
面側に装着される板状のシール部材70と、切替弁用ケ
ース本体10の中に回動自在に装着される切替弁用軸本
体30を有し構成され、前記切替弁用軸本体30を実質
的に回動させることにより、流体が流れる流通口の位置
を切り替えることができるようになっている。ここで、
「切替弁用軸本体30を実質的に回動させる」とは、切
替弁用軸本体30と切替弁用ケース本体10とを相対的
に回動させる操作全般を含む趣旨であり、切替弁用軸本
体30を回動の対象とする場合のみならず、切替弁用ケ
ース本体10を回動させ、見かけ上、切替弁用軸本体3
0が回動する場合をも含む。
【0034】以下、本発明の切替弁1の好適な実施形態
を構成する各構成要件について説明する。
【0035】切替弁用ケース本体10の構成 図1および図2の組み立て手順を示す図面、並びに図3
および図4の組み立て後の図面から分かるように、本実
施の形態における切替弁用ケース本体10は、内部が中
空の筒状の形態をなし、切替弁用ケース本体10の肉厚
部19の内周面19aの軸方向に沿って、前記板状のシ
ール部材70を軸方向に装着できるように形成された溝
状の切欠部17を備えている(特に、図6参照)。
【0036】溝状の切欠部17は、板状のシール部材7
0が確実に収納でき、かつ板状のシール部材70のシー
ル機構が充分に発揮できるような形状および大きさとさ
れる。好適な断面形状の一例の詳細図が図5に示されて
いる。この図5および図6に示されるように、切欠部1
7は、その周方向両端部にそれぞれコの字状の端部溝1
7aが形成され、それにより肉厚部19側に前記板状の
シール部材70が外れないように係止突起19bが形成
されている。この係止突起19bは、前記板状のシール
部材70を挿入する際のガイド溝にもなる。
【0037】このような筒状の切替弁用ケース本体10
は、切欠部17が形成されている箇所に少なくとも2個
の流通口(図示の例では縦方向(軸方向)に並んだ2個
の流通口13,14(流通口間ピッチをP))を有して
いる。この流通口13,14を適宜、開閉することによ
り、流体の流路を切替えることができるようになってい
る。
【0038】また、図1に示されるように切替弁用ケー
ス本体10の頂部には、後述する切替弁用軸本体30と
の組み合わせのための頂部開口部16が形成されてい
る。この頂部開口部16には図2に示されるごとく切替
弁用軸本体30の先端ロッド部39が挿入されるように
なっている。この先端ロッド部39は、組み合わせ後、
上部に突出しており(図3参照)、例えば、この突出部
分を把持して切替弁用軸本体30を回動させることがで
きるようになっている。なお、先端ロッド部には、Oリ
ング37が形成されるとともに、いわゆるEリングを装
着するためのEリング溝38が形成されている。Eリン
グ38aを装着した状態は、図3および図4に示されて
いる。
【0039】また、図1および図2に示されるように、
切替弁用ケース本体10の胴部には、流通口13,14
をそれぞれ区分するように、Oリング21,23,25
が設置され、切替弁用ケース本体10の外部に通常、組
み込まれる外部筐体(具体的には図示していないが、例
えば、図3および図4に示される想像線(二点鎖線)で
囲まれるエリア)との間のリークを防止することができ
るようになっている。
【0040】板状のシール部材70の構成 板状のシール部材70は、特に、図7および図8に示さ
れるように、可撓性の薄板71とこの可撓性の薄板71
に一体的に固着形成されたシールゴム体75とを有し構
成される。このような板状のシール部材70は、流体圧
力によりシールが阻害されるシールゴム体の変形を防止
するとともに、ケース本体10、軸本体30の円形状に
なじむように変形しやすく、湾曲に沿って曲げて確実に
切欠部17への装着できることが要求される。
【0041】可撓性の薄板71には、前記筒状の切替弁
用ケース本体10に形成された流通口13,14(流通
口間ピッチ=P)の位置に実質的に一致することがで
き、かつ略同一の大きさを有する開口部73,74(開
口部間ピッチ=P)が形成されている。
【0042】可撓性の薄板71は、ある程度の変形可能
性、対腐食性および耐圧性が要求されるために、いわゆ
るステンレス(例えばSUS304)、真鍮等の各種金
属板とすることが好ましい。その厚さは、0.05〜
0.3mm、特に、0.08〜0.15mmとすること
が好ましい。厚さが0.05mm未満となると、耐圧性
が不十分となり、シール性が担保できなくなるというお
それが生じる。また、厚さが0.3mmを超えると、前
述した切欠部17への装着の際の変形性が不十分とな
り、装着が困難となるとともに、リーク発生のおそれも
ある。特に、厚さ0.08〜0.15mmの範囲の金属
板が最も取り扱いやすく、かつ要求される機能も確実に
果たすことができる。
【0043】本発明の実施形態におけるシールゴム体7
5は、可撓性の薄板71の開口部73,74の周縁部を
覆うように薄板71の表裏にそれぞれ形成されているビ
ード部78a,78b,79a,79bと、これらのビ
ード部78a,78b,79a,79bに連接されると
ともに薄板71の表裏にそれぞれ形成された薄肉ゴム部
88,89を備えている。ここでいう薄肉という文言
は、シール機能を有するビード部に比べて肉薄になって
いることを示す程度の意味である。
【0044】ビード部78a,78b,79a,79b
は、前記筒状の切替弁用ケース本体10の流通口13,
14近傍の内壁面と、後で詳述する切替弁用軸本体30
の外壁面とにより、挟持圧縮され、シール機能を発揮す
る(図5参照)。
【0045】また、薄肉ゴム部88,89は、主として
流体圧力が付与された時に、実質的にビード部78,7
9の変形(倒れ、ずれ、歪み等)を防止するように作用
する。さらには、前述した切欠部17への装着が容易に
なるように、ある程度切欠部17の湾曲に応じた曲げ癖
がつきやすくする作用をする。
【0046】前記シールゴム体75として用いられるゴ
ム材質の硬度(JIS K 6253 タイプAで測定
される)は、70〜90°、好ましくは75〜90°、
より好ましくは75〜85°とされる。この値が、70
°未満となると、使用する流体圧力(特に、流体の流れ
始めと終わりに生じるウォーターハンマーと呼ばれる急
激な圧力上昇)に耐えることができなくなり、本来のシ
ール機能が充分に発揮されず、リークのおそれが生じ
る。なお、従来よりシール部材用として使用されている
ゴムは、なるべく変形しやすいように設計されているた
めに、硬度70°未満のものが一般的である。しかしな
がら、本発明では特殊な構造のもとに使用され、特別な
変形を防止する機能が要求されているために、従来のシ
ール用ゴム硬度の設計方針とは全く異なり、使用するゴ
ム硬度は高めに設定されている(特に80°前後の硬
度:75〜85°の硬度がより好ましい)。
【0047】本発明において使用するゴムは、上記硬度
を有するゴム材質であれば特に制限されることはない。
例えば、フッ素ゴム、EPDM、アクリロニトリルーブ
タジエンゴム(NBR)、水素添加NBR等が挙げられ
る。使用温度によっても異なるが、特に、流体が水の場
合にはフッ素ゴム、EPDMが好適であり、流体が油の
場合にはフッ素ゴム、NBR、水素添加NBRが好適で
あり、流体が空気の場合にはNBRが好適である。
【0048】このようなシールゴム体75において、そ
の実質的なシール機能を果たすビード部78a,78
b,79a,79bは、上述したように前記筒状の切替
弁用ケース本体10の流通口13,14近傍の内壁面
と、後で詳述する切替弁用軸本体30の外壁面とによ
り、挟持圧縮されるように介在される(図5参照)。こ
のように挟持圧縮されるシールゴム体75のビード部7
8a,78b,79a,79bの圧縮率は、12〜18
%の範囲に設定されることが好ましい。ここで圧縮率と
は、圧縮負荷を与えた場合における、厚さ変形率として
定義される。
【0049】このような圧縮率と上記範囲のゴム硬度
(特に80°前後の硬度:75〜85°の硬度)との組
み合わせで、最適なシール特性が得られる。
【0050】前述したようにシールゴム体75の薄肉ゴ
ム部88,89は、主として流体圧力が付与された時
に、実質的にビード部78a,78b,79a,79b
の変形(倒れ、ずれ、歪み等)を防止するように作用す
る。それゆえ、薄肉ゴム部88,89は、その作用を充
分に発揮し得るのに充分なエリア(例えば、ビード部の
面積の1〜2倍程度)に連接・固着して存在していれば
よい。ただし、均一な曲げ性を得るためには、薄板71
の実質的な全面に設けることが望ましい。ここで、実質
的な全面とは、薄板71の面積の50〜100%をい
う。金型成形の都合上(金型に固定する縁部の確保)
や、コの字上形態の溝部への挿入のし易さ等を考慮し
て、図7に示されるように薄板71の周縁部にはゴムが
被着されていない箇所が形成されることがあるからであ
る。
【0051】前記シールゴム体75は、好ましい態様と
して、可撓性の薄板71の上に直接、塗布形成された接
着剤層(図示していない)を介して高温雰囲気下で熱加
硫形成される。いわゆるゴムの焼き付けである。接着剤
層としては、例えば、塩化ゴム、フェノール、エポキシ
系接着剤が用いられる。なお、シールゴム体75は、突
出したビード部を備える形状をしているために、金型成
形することが望ましい。
【0052】また、前記シールゴム体75は、可撓性の
薄板71を部分的に貫通した状態で接合されたゴムのリ
ベット部分を備えるように構成して接合強度を保持する
ようにしてもよい。通常は、薄板71の所定箇所(複
数)を穿孔して、この孔にゴムを通過させてゴムのリベ
ット部分を形成すればよい。この場合には、必ずしも上
記の接着剤層を設けなくてもよい。
【0053】切替弁用軸本体30の構成 本発明においては、前述したように筒状の切替弁用ケー
ス本体10の中に、板状のシール部材70を介して切替
弁用軸本体30が装着される。そして、切替弁用軸本体
30を実質的に回動させることにより、流体が流れる流
通口の位置を切り替えることができるようになってい
る。
【0054】切替弁用軸本体30は、図3および図4に
示されるように、その内部に流体が通過できる内部中空
部31を備えるとともに、当該切替弁用軸本体30は、
前記筒状の切替弁用ケース本体10に形成されているの
と同数の流通口(本件実施例の場合には、2個の流通口
33,34(特に図2))を側壁32に備えている。
【0055】各流通口33,34は角度配置が異なり、
前記切替弁用軸本体30を実質的に回動させることによ
り、流体が流れる流通口の位置を切り替えることができ
るようになっている。すなわち、本件実施例の場合に
は、側壁32に形成された流通口33,34は互いに1
80度の角度で配置角度(円筒断面における配置角度)
がずれており、さらに、切替弁用ケース本体10の中
に、切替弁用軸本体30を装着させた際に、切替弁用ケ
ース本体10の流通口13の高さ位置と、切替弁用軸本
体30の流通口33の高さ位置とが一致し、また、切替
弁用ケース本体10の流通口14の高さ位置と、切替弁
用軸本体30の流通口34との高さ位置とが一致するよ
うになっている。
【0056】従って、流通口13と流通口33とが合致
してこの流通口からの流体の流通が可能になっている状
態から、切替弁用軸本体30を180度の角度で回動さ
せると、流通口14と流通口34とが合致する状態に変
わり、この合致した流通口から流体の流通が可能にな
る。すなわち、切替弁用軸本体30を実質的に回動させ
ることにより、流体が流れる流通口の位置を切り替える
ことができるのである。
【0057】なお、配置角度(円筒断面における配置角
度)のずれは180度に限定されることなく、適宜、設
定することができる。その場合、設定角度に応じて、切
替弁用軸本体30を回動させればよい。
【0058】また、開口部の個数は通常2個とされる
が、3個以上としてもよいことは勿論である。その際、
配置角度(円筒断面における配置角度)のずれは、使用
の便利さ等を考慮しつつ、適宜、設定することができ
る。
【0059】なお、図3および図4における符号4は、
四ふっ化エチレン等の材質からできたバックアップリン
グ4であり、摺動性を備えた部材である。
【0060】本願発明の切替弁1の使用の態様および用
途については、特に制限をうけるものではないが、使用
の態様として、例えば、以下の(1)または(2)の態
様が好適例として挙げられる。すなわち、 (1)図3および図4に示されるように、前記切替弁用
軸本体30の内部中空部31側から流体が流入され、切
替弁用軸本体30を実質的に回動させることにより、筒
状の切替弁用ケース本体10に形成されている流通口1
3,14からの流出位置を切り替えることができるよう
な使用態様、すなわち、流体の入口側が1つであり、流
体の出口側が2つあり、切替操作で出口側を切替える使
用態様である。
【0061】より具体的には、温度調整された温水を切
替弁用軸本体30の内部中空部31側から流入させ、前
記切替弁用軸本体30を適宜に回動させることにより、
例えば、一方の流通口13(図3)を介してシャワー操
作ができる配管系に連通させるようにしたり、また他の
流通口14(図4)を介してカラン操作ができる配管系
に連通させるようにしたりする使用態様である。
【0062】このような使用では、流体圧力が高くなれ
ばなるほど、切替弁用軸本体30は、板状のシール部材
70(特にビード部)側に押し付けられることになるの
で、極めて優れた自己シール性が発揮される。
【0063】(2)上記(1)とは流体の流れを全く逆
にする使用態様、すなわち、前記筒状の切替弁用ケース
本体10に形成されている流通口13,14側から流体
を流入させ、前記切替弁用軸本体30の内部中空部31
側から流体を流出させるようにする使用態様である。そ
して、切替弁用軸本体30を実質的に回動させることに
より、前記筒状の切替弁用ケース本体10に形成されて
いる流体を流入させるための流通口13,14を切り替
える。つまり、この場合には、流体の入口側が2つであ
り、流体の出口側が1つあり、切替操作で入口側を切替
える使用態様となる。
【0064】より具体的には、前記筒状の切替弁用ケー
ス本体10に形成されている流体を流入させるための流
通口13,14の片方を温水が流入するように配管接続
し、他方を冷水が流入するように配管接続し、前記切替
弁用軸本体30を適宜に回動させることにより、前記切
替弁用軸本体30の内部中空部31側から流出される流
体を温水または冷水に切替えるなどして用いる使用態様
である。
【0065】なお、上述してきた本発明の切替弁1は、
温度100℃の耐熱性、圧力3MPaの耐圧性(特に、
ウォーターハンマー時)、および温度85℃、圧力0.
6MPaの雰囲気下での30万回の切替え耐久性のすべ
ての要求特性をクリアできることが実験的に確認されて
いる。
【0066】
【発明の効果】上述してきたように、本発明の切替弁
は、筒状の切替弁用ケース本体の中に、板状のシール部
材を介して切替弁用軸本体を装着させ、前記切替弁用軸
本体を実質的に回動させることにより、流体が流れる流
通口の位置を切り替えることができるようになってお
り、前記板状のシール部材は、流通口の位置に一致する
ことができるように形成された開口部を有する可撓性の
薄板と、この可撓性の薄板に一体的に形成されたシール
ゴム体とを有し、前記シールゴム体は、実質的なシール
機能を果たすビード部を有しており、当該ビード部は、
少なくとも開口部の周縁部を覆うように表裏にそれぞれ
形成されてなるように構成されているので、切替弁とし
ての要求特性(耐熱性、耐圧性、切り替え耐久性)を満
足させることはもとより、簡易な構造で、組み立てが簡
単で、低コスト化が図れるという優れた効果が発現す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の切替弁の組み立てに際し、筒状の切替
弁用ケース本体の肉厚内面側に形成された切欠部に、板
状のシール部材をケース本体の下部から軸方向に装着す
る状態を模式的に示した斜視図である。
【図2】本発明の切替弁の組み立てに際し、図1に示さ
れる板状のシール部材を装着した後、筒状の切替弁用ケ
ース本体の中に、切替弁用軸本体を挿入する状態を模式
的に示した斜視図である。
【図3】筒状の切替弁用ケース本体の中に、板状のシー
ル部材を介して切替弁用軸本体を装着させた切替弁の半
片断面図である。
【図4】筒状の切替弁用ケース本体の中に、板状のシー
ル部材を介して切替弁用軸本体を装着させた切替弁の半
片断面図であり、図3のそれとは流体の流出箇所が切替
えられている点で異なる。
【図5】図3のD−D矢視端面図である。
【図6】(A)は、図1のA−A矢視断面図であり、
(B)は、図1のB−B矢視断面図である。
【図7】板状のシール部材の正面図である。
【図8】(A)は、図7のE−E矢視断面図であり、
(B)は、図7のF−F矢視断面図である。
【符号の説明】
1…切替弁 10…切替弁用ケース本体 13,14…流通口 30…切替弁用軸本体 33,34…流通口 70…板状のシール部材 71…可撓性の薄板 73,74…開口部 75…シールゴム体 78,79…ビード部 88,89…薄肉ゴム部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山内 選 埼玉県さいたま市三橋1丁目840番地 藤 倉ゴム工業株式会社大宮工場内 Fターム(参考) 3H067 AA12 CC02 CC33 CC38 DD03 DD12 EA06 EA12 EB25 FF17 GG13

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の切替弁用ケース本体の中に、板状
    のシール部材を介して切替弁用軸本体を装着させ、前記
    切替弁用軸本体を実質的に回動させることにより、流体
    が流れる流通口の位置を切り替えることができる切替弁
    であって、 前記板状のシール部材は、流通口の位置に一致すること
    ができるように形成された開口部を有する可撓性の薄板
    と、この可撓性の薄板に一体的に形成されたシールゴム
    体とを有し、 前記シールゴム体は、実質的なシール機能を果たすビー
    ド部を有しており、当該ビード部は、少なくとも開口部
    の周縁部を覆うように表裏にそれぞれ形成されてなるこ
    とを特徴とする切替弁。
  2. 【請求項2】 前記可撓性の薄板は、厚さ0.05〜
    0.3mmの金属板である請求項1に記載の切替弁。
  3. 【請求項3】 前記可撓性の薄板は、厚さ0.08〜
    0.15mmの金属板である請求項1に記載の切替弁。
  4. 【請求項4】 前記シールゴム体のゴム硬度(JIS
    K 6253 タイプAで測定)は、70〜90°であ
    る請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の切替弁。
  5. 【請求項5】 前記筒状の切替弁用ケース本体は、その
    肉厚部の内周面の軸方向に沿って、前記板状のシール部
    材を軸方向に装着できるように形成された切欠部を備え
    てなる請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の切替
    弁。
  6. 【請求項6】 前記切欠部は、その周方向両端部にそれ
    ぞれコの字状の端部溝が形成され、それにより肉厚部側
    に前記板状のシール部材が外れないように係止突起が形
    成されてなる請求項1ないし請求項5のいずれかに記載
    の切替弁。
  7. 【請求項7】 前記筒状の切替弁用ケース本体は、前記
    切欠部が形成されている箇所に少なくとも2個の流通口
    を有しており、 前記板状のシール部材は、前記筒状の切替弁用ケース本
    体の切欠部に装着された状態で、前記筒状の切替弁用ケ
    ース本体の流通口の位置に実質的に合致するように開口
    部が形成されてなる請求項1ないし請求項6のいずれか
    に記載の切替弁。
  8. 【請求項8】 前記切替弁用軸本体は、その内部に流体
    が通過できる内部中空部を備えるとともに、該切替弁用
    軸本体は、前記筒状の切替弁用ケース本体に形成されて
    いるのと同数の流通口を側壁に備え、各流通口は角度配
    置が異なり、前記切替弁用軸本体を実質的に回動させる
    ことにより、流体が流れる流通口の位置を切り替えるこ
    とができるようになっている請求項1ないし請求項7の
    いずれかに記載の切替弁。
  9. 【請求項9】 前記シールゴム体は、その実質的なシー
    ル機能を果たすビード部が、前記筒状の切替弁用ケース
    本体の流通口近傍の内壁面と、前記切替弁用軸本体の外
    壁面とにより、挟持圧縮されるように介在されてなる請
    求項1ないし請求項8のいずれかに記載の切替弁。
  10. 【請求項10】 前記挟持圧縮されるシールゴム体のビ
    ード部の圧縮率が12〜18%である請求項1ないし請
    求項9のいずれかに記載の切替弁。
  11. 【請求項11】 前記板状のシール部材は、流通口の位
    置に一致することができるように形成された開口部を有
    する可撓性の薄板と、この可撓性の薄板に一体的に形成
    されたシールゴム体とを有し、 前記シールゴム体は、開口部の周縁部を覆うように表裏
    にそれぞれ形成され、実質的なシール機能を果たすビー
    ド部と、 ビード部に連接されるとともに可撓性の薄板の表裏にそ
    れぞれ形成された薄肉ゴム部を備えてなる請求項1ない
    し請求項10のいずれかに記載の切替弁。
  12. 【請求項12】 前記薄肉ゴム部は、流体圧力が付与さ
    れた時に、実質的にビード部の変形を防止するように作
    用してなる請求項11に記載の切替弁。
  13. 【請求項13】 前記薄肉ゴム部は、可撓性の薄板の実
    質的な全面を覆うように形成されてなる請求項12に記
    載の切替弁。
  14. 【請求項14】 前記シールゴム体は、可撓性の薄板の
    上に形成された接着剤層を介して高温雰囲気下で熱加硫
    形成されてなる請求項1ないし請求項13のいずれかに
    記載の切替弁。
  15. 【請求項15】 前記シールゴム体は、可撓性の薄板を
    部分的に貫通した状態で接合されたリベット部分を備え
    てなる請求項1ないし請求項14のいずれかに記載の切
    替弁。
  16. 【請求項16】 前記切替弁用軸本体の内部中空部側か
    ら流体が流入され、前記切替弁用軸本体を実質的に回動
    させることにより、筒状の切替弁用ケース本体に形成さ
    れている流通口からの流出位置を切り替えることができ
    るように作用してなる請求項1ないし請求項15のいず
    れかに記載の切替弁。
  17. 【請求項17】 前記筒状の切替弁用ケース本体に形成
    されている流通口から流体が流入され、前記切替弁用軸
    本体の内部中空部側から流体が流出されるようになって
    おり、前記切替弁用軸本体を実質的に回動させることに
    より、前記筒状の切替弁用ケース本体に形成されている
    流体を流入させるための流通口を切り替えることができ
    るように作用してなる請求項1ないし請求項15のいず
    れかに記載の切替弁。
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