JP2003314316A - 副室式ガスエンジン及び制御方法 - Google Patents

副室式ガスエンジン及び制御方法

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JP2003314316A
JP2003314316A JP2002115701A JP2002115701A JP2003314316A JP 2003314316 A JP2003314316 A JP 2003314316A JP 2002115701 A JP2002115701 A JP 2002115701A JP 2002115701 A JP2002115701 A JP 2002115701A JP 2003314316 A JP2003314316 A JP 2003314316A
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JP
Japan
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chamber
sub
fuel gas
gas
operation control
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English (en)
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Tomohito Morimoto
本 智 史 森
Yasuharu Kawabata
端 康 晴 川
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Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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  • Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 副室式ガスエンジンの燃焼運転中途の時点で
燃料ガスの性状が変化したとしても、運転状態を悪化さ
せることが無いような副室式ガスエンジン及びその制御
方法の提供。 【解決手段】 運転状態を検出する検出手段(例えば、
トルクセンサ(15)、回転数センサ(16))と、該
検出手段(15、16)の検出結果に基いて燃料ガス供
給量を決定する運転制御装置(10A)とを備えてお
り、運転制御装置(10A)は、燃料ガスの種類と性状
との関係を示すマップを記憶している記憶手段(Db)
を有している燃料ガス性状判定装置(Sg)を含んでい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、副室式ガスエンジ
ン及びその燃焼運転の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図12は、従来方式の副室式ガスエンジ
ンの1例を示している。エンジンEnへの燃料供給は、
吸気ポート5を介して主燃焼室21に供給される予混合
ガスMgと、副室34を介して供給される副室用燃料ガ
スHg、との2系統からの燃料によって供給されてい
る。
【0003】一方の予混合ガスMgは、吸気管2からの
清浄空気Airと、燃料ガス供給管12からの燃料ガス
Gasとを、ミキサ3によって攪拌し予混合ガスにして
吸気ポート5に供給する経路と、燃料ガス供給管12か
ら燃料ガスGasを直接に吸気ポート5に供給する経路
との2つの経路によって生成されている。
【0004】燃料ガス供給管12は、図示しない外部の
燃料ガスGasの供給源から調圧ガバナ11を介してミ
キサ3に連通していると共に、バイパス管13によって
吸気ポート5に連通している。
【0005】バイパス管13に、バイパス弁VBが介装
されていて、運転制御装置10に信号ラインによって連
通されている。
【0006】燃料ガス供給管12に、主弁VCが介装さ
れていて、運転制御装置10に信号ラインによって連通
されている。
【0007】他方の副室用燃料ガスHgは、差圧駆動式
逆止弁利用の副室用燃料ガス弁VSを介装したガス管2
2から副室34に供給されていて、副室用燃料ガス弁V
Sは運転制御装置10に信号ラインによって連通されて
いる。
【0008】副室34に、副室用燃料ガスHgを着火さ
せるための点火装置32が装着されている。
【0009】エンジンEnに、出力を検出するためのト
ルクセンサ15と、回転数を検出するための回転数セン
サ16とが装着されていて、何れも信号ラインによって
運転制御装置10に連通されている。
【0010】運転制御装置10は、トルクセンサ15と
回転数センサ16からの検出信号を判断して、主弁V
C、バイパス弁VB及びの副室用燃料ガス弁VSのそれ
ぞれに開閉信号を送信する機能を有して構成されてい
る。
【0011】そして、主弁VC及びバイパス弁VBの制
御によって、予混合ガスMgの空気比を一定に調整して
エンジン出力、回転数や排気ガス成分などのエンジン性
能を制御し、副室用燃料ガス弁VSの制御によって着火
性や燃焼性を制御している。
【0012】上記の従来の副室式ガスエンジンでは、供
給される燃料ガスGasの性状例えば発熱量が一定であ
ることを前提にして、運転制御が行われている。しかし
ながら、ここで、成分や発熱量が異なる燃料ガスがいき
なり供給されると、その結果、燃料ガスの着火性その他
の性状が変化する、という事態が想定される。
【0013】しかし、前記従来の副室式ガスエンジンで
は、係る想定は考慮されていない。従って、副室式ガス
エンジンの燃焼運転中に供給されている燃料ガスの性状
が、仮に、変化してしまった場合には、運転状態が変化
してしまい、機関性能が低下し、排気ガス性能が悪化し
てしまうことが懸念される。
【0014】特に、副室式ガスエンジンの場合には、副
室内の燃焼がガスエンジン始動性や運転時の安定性及び
ガスエンジン全体の性能に多大な影響を与えてしまう。
そして、燃料の性状が変化すると、失火や未燃燃料の排
出という問題が生じ得る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した様な
従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、副室
式ガスエンジンの燃焼運転中途の時点で燃料ガスの性状
が変化したとしても、運転状態を悪化させることが無い
ような副室式ガスエンジン及びその制御方法を提供する
ことを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の副室式ガスエン
ジンは、運転状態を検出する検出手段(例えば、トルク
センサ(15)、回転数センサ(16))と、該検出手
段(15、16)の検出結果に基いて燃料ガス供給量を
決定する運転制御装置(10A)とを備えており、運転
制御装置(10A)は、燃料ガスの種類と性状との関係
を示すマップを記憶している記憶手段(Db)を有して
いる燃料ガス性状判定装置(Sg)を含んでいる(請求
項1:図1)。
【0017】また本発明の副室式ガスエンジンの制御方
法は、検出手段(例えば、トルクセンサ(15)、回転
数センサ(16))により運転状態を検出する検出工程
と、該検出工程の結果に基いて運転制御装置(10A)
により燃料ガス供給量を決定する燃料ガス供給量決定工
程とを備えており、燃料ガス供給量決定工程では、(記
憶手段に記憶されている)燃料ガスの種類と性状との関
係を示すマップにより燃料ガスの性状を判定することを
特徴としている(請求項7:図2)。
【0018】係る構成を具備する本発明によれば、燃料
ガスの性状に変化が生じた場合には、副室式ガスエンジ
ンの主燃焼室及び/又は副室に供給される燃料ガスの量
を制御しているので、副室式ガスエンジンの運転状態を
一定の状態に安定させることが出来る。そして、運転状
態が安定するため、エンジン全体の始動性や性能に多大
な影響を及ぼすことが無い。
【0019】本発明の副室式ガスエンジンにおいて、前
記運転制御装置(10A)は、副室内の点火手段(例え
ば点火プラグ(32))への供給電圧を調節する手段
(例えば電圧調整ユニット26)を制御する様に構成さ
れているのが好ましい(請求項2:図3)。
【0020】その様な副室式ガスエンジンを制御する本
発明の制御方法では、燃料ガスが着火し易い場合に副室
(34)内に設けられた点火プラグ(32)への供給電
圧を低くして、燃料ガスが着火し難い場合には副室(3
4)内に設けられた点火プラグ(32)への供給電圧を
高くする工程を有しているのが好ましい(請求項8:図
4)。
【0021】また本発明の副室式ガスエンジンにおい
て、副室(34)に連通する着火促進剤(例えば、プロ
パン、ブタン等の補助燃料あるいはNOxやオゾン等の
着火促進剤)供給機構(38)を設け、前記運転制御装
置(10A)は、着火促進剤供給量を制御する様に構成
されているのが好ましい(請求項3:図5)。
【0022】その様な構成を具備する本発明の副室式ガ
スエンジンを制御する制御方法では、燃料ガスが着火し
難い場合には、運転制御装置(10A)によって着火促
進剤(例えば、プロパン、ブタン等の補助燃料あるいは
NOxやオゾン等の着火促進剤)供給量を増加する様に
構成されているのが好ましい(請求項9:図6)。
【0023】或いは、副室に連通する着火抑制剤(例え
ば、排気還流ガス(EGRガス)、水蒸気、不活性ガス
等)供給機構(39)を設け、前記運転制御装置(10
A)は、着火抑制剤供給量を制御する様に構成されてい
るのが好ましい(請求項4:図5)。
【0024】その様な構成を具備する本発明の副室式ガ
スエンジンを制御する制御方法では、燃料ガスが着火し
易い場合には、運転制御装置(10A)によって着火抑
制剤(例えば、排気還流ガス(EGRガス)、水蒸気、
不活性ガス等)供給量を増加する様に構成されているの
が好ましい(請求項10:図6)。
【0025】本発明の制御方法の実施に際して、副室
(34)に連通する燃料ガス供給ライン(22)に介装
されたバルブ(VA)の開度及び開放時間を制御する様
に構成されているのが好ましい(請求項11:図7)。
【0026】さらに本発明において、副室はディーゼル
着火を行う様に構成されており、該副室(34)に連通
する軽油供給機構(48)を設け、前記運転制御装置
(10A)は、副室(34)への軽油供給量を制御する
様に構成されているのが好ましい(請求項5:図8)。
【0027】係る構成を具備する本発明の副室式ガスエ
ンジンを制御する制御方法は、燃料ガスが着火し易い場
合には副室(34)へ供給される軽油量を減少し、燃料
ガスが着火し難い場合には副室(34)へ供給される軽
油量を増加する工程を有しているのが好ましい(請求項
12:図9)
【0028】これに加えて、本発明において、副室(3
4)及び/又は主燃焼室(21)の圧縮比を変化させる
手段(例えば、副室に設けたシリンダ(CY2)及び/
又は主燃焼室(21)に設けたシリンダ(CY1))を
設け、前記運転制御手段(10A)は前記圧縮比を変化
させる手段(CY2、CY1)を制御する様に構成され
ているのが好ましい(請求項6:図10)。
【0029】係る構成を具備する本発明の副室式ガスエ
ンジンを制御する制御方法は、燃料ガスが着火し易い場
合には副室(34)及び/又は主燃焼室(21)の圧縮
比を減少し、燃料ガスが着火し難い場合には副室(3
4)及び/又は主燃焼(21)室の圧縮比を増加する工
程を有しているのが好ましい(請求項13:図11)。
【0030】本発明の実施に際して、燃料の性状を判定
するルーチンは、(a) 運転継続時間が所定の時間を
経過したとき、(b) エンジンの出力が、上限閾値以
上となったとき、或いは、下限閾値以下となったとき、
(c) エンジンの回転数が、上限閾値以上となったと
き、或いは、下限閾値以下となったとき、(d) スロ
ットル開度が、上限閾値以上に開放されたとき、或い
は、下限閾値以下まで減少したとき、に開始されるのが
好ましい。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施形態について説明する。図1及び図2におい
て、本発明の第1実施形態を示している。図1に、副室
式ガスエンジンEnのブロック構成を示している。
【0032】副室式ガスエンジンEnは、主燃焼室21
と、主燃焼室21に吸気弁Viを介して連通する吸気ポ
ート5と、排気弁Voを介して連通する排気管7と、主
燃焼室21に連通孔36を介して連通する副室34と、
運転状態を検出する検出手段15、16、18と、運転制
御装置10A、とで主要構成がされている。
【0033】吸気ポート5は、予混合ガスMgを生成し
て供給する予混合ガス生成系統Imと、予混合ガス生成
系統Imに燃料ガスGasを供給する燃料ガス供給系統
Fmとに連通されている。
【0034】予混合ガス生成系統Imは、清浄空気Ai
rを吸入する吸気管2と、吸気管2に介装されたミキサ
3、とで構成されている。
【0035】燃料ガス供給系統Fmは、外部の燃料ガス
Gasの供給源から調圧ガバナ11を介してミキサ3に
連通する燃料ガス供給管12と、燃料ガス供給管12に
介装された主弁VCと、主弁VCをバイパスして吸気ポ
ート5に連通するバイパス管13と、バイパス管13に
介装されたバイパス弁VB、とで構成されている。
【0036】主弁VCは信号ラインLVCによって、バ
イパス弁VBは信号ラインLVBによって、複線の信号
ラインLVを介して運転制御装置10Aに連通されてい
る。
【0037】排気管7は、排気ガスGeを外部に導くよ
う設けられ、その排気ガスGeの酸素濃度を検出する酸
素センサ18が排気管7に装着されていて信号ラインL
18によって運転制御装置10Aに連通されている。
【0038】副室34に、外部の副室用燃料ガスHgの
供給源から開閉弁VAを介した副室用燃料ガス管22が
連通され、また、点火手段の点火プラグ32が装着され
ている。開閉弁VAは、信号ラインLVAによって運転
制御装置10Aに連通されている。
【0039】エンジンEnに、前記酸素センサ18と共
に運転状態を検出するための検出手段としてのトルクセ
ンサ15と、回転数センサ16が装着され、トルクセン
サ15は信号ラインL15によって、回転数センサ16
は信号ラインL16によってそれぞれ運転制御装置10
Aに連通されている。
【0040】運転制御装置10Aは、燃料ガスGasの
種類とその発熱量、着火性、燃焼速度、燃料ガス供給量
の関係を示す特性マップを記憶する記憶手段Dbを有し
て燃料ガスの性状を判定する燃料ガス性状判定装置Sg
を含んで構成され、運転状態を検出する手段としての酸
素センサ18、トルクセンサ15及び回転数センサ16
からの検出信号を受信して、主弁VC、バイパス弁V
B、及び開閉弁VAを制御して燃料ガス供給量を決定す
る信号を送信する機能を有して構成されている。
【0041】上記構成の副室式ガスエンジンEnの運転
制御について、図2のフローチャートを参照しつつ説明
する。
【0042】最初に、燃料性状の判定が必要か否かを確
認する(ステップS1)。燃料の性状を判定するタイミ
ングは、下記の(a)〜(d)の何れかの条件に合致し
たときとする。 (a) 運転継続時間が所定の時間を経過したとき。 (b) エンジンの出力が、上限閾値以上となったと
き、或いは、下限閾値以下となったとき。 (c) エンジンの回転数が、上限閾値以上となったと
き、或いは、下限閾値以下となったとき。 (d) スロットル開度が、上限閾値以上に開放された
とき、或いは、下限閾値以下まで減少したとき。
【0043】上記(a)〜(d)の何れかに合致してい
ればステップS2に進み、不合致であればステップS1
にループして待機する。
【0044】ついで、燃料性状を判定し、燃料種を特定
する(ステップS2)。即ち、運転制御装置10Aが、
運転状態を検出する手段の酸素センサ18、トルクセン
サ15及び回転数センサ16からの検出信号(運転状態
を検出する工程)を受信して、記憶手段Dbに内蔵して
ある特性マップを参照して燃料種を特定する。
【0045】ついで、その特定された燃料種の着火性
を、それまで使用していた燃料種の着火性と異なるか
を、前記特性マップを参照して確認する(ステップS
3)。
【0046】それまでより着火性が低い場合は、主弁V
C、バイパス弁VB、及び開閉弁VAの何れかあるいは
複数を、弁開度を増加して出力性能を向上させる(ステ
ップS4)。そして、ステップS7に進む。
【0047】また、着火性がそれまでと変わらない場合
は、主弁VC、バイパス弁VB、及び開閉弁VAの何れ
も、弁開度をそのまま変えずに運転を継続させる(ステ
ップS5)。そして、ステップS7に進む。
【0048】また、それまでより着火性が高い場合は、
主弁VC、バイパス弁VB、及び開閉弁VAの何れかあ
るいは複数を、弁開度を減少して出力性能を抑制させる
(ステップS6)。そして、ステップS7に進む。
【0049】上記ステップS4、S5、S6が運転状態
検出工程に基づいて燃料ガス供給量を決定する燃料ガス
供給量決定工程である。
【0050】ステップS7では、運転継続の要、不要を
確認して、運転継続が必要であればステップS1に戻
り、運転継続が不要であればこの制御ルーチンを終了す
る。
【0051】図3及び図4において、本発明の第2実施
形態を示している。第1実施形態における構成装置と部
位については、実質的に同じであれば同じ名称と符号を
使用する。第1実施形態が副室式ガスエンジン全体の構
造に着目しているのに対して、本第2実施形態では、制
御を副室に関連する付加構成を対象にしている点で相違
している。第1実施形態と重複する部分の1部は、省略
して説明する。
【0052】図3に、副室式ガスエンジンEn1のブロ
ック構成を示している。副室式ガスエンジンEn1は、
主燃焼室21と、主燃焼室21に吸気弁Viを介して連
通する吸気ポート5と、排気弁Voを介して連通する排
気管7と、主燃焼室21に連通孔36を介して連通する
副室34と、副室34に設けた点火手段の点火プラグ3
2を制御する電圧調整ユニット26、とで主要構成がさ
れている。
【0053】吸気ポート5は、予混合ガスMgを生成し
て供給する予混合ガス生成系統Imと、予混合ガス生成
系統Imに燃料ガスGasを供給する燃料ガス供給系統
Fmとに連通されている。
【0054】予混合ガス生成系統Imは、清浄空気Ai
rを吸入する吸気管2と、吸気管2に介装されたミキサ
3、とで構成されている。
【0055】燃料ガス供給系統Fmは、外部の燃料ガス
Gasの供給源から調圧ガバナ11を介してミキサ3に
連通する燃料ガス供給管12と、燃料ガス供給管12に
介装された主弁VCと、主弁VCをバイパスして吸気ポ
ート5に連通するバイパス管13と、バイパス管13に
介装されたバイパス弁VB、とで構成されている。
【0056】主弁VCは信号ラインLVCによって、バ
イパス弁VBは信号ラインLVBによって、複線の信号
ラインLVを介して運転制御装置10Aに連通されてい
る。
【0057】排気管7は、排気ガスGeを外部に導くよ
う設けられ、その排気ガスGeの酸素濃度を検出する酸
素センサ18が排気管7に装着されていて信号ラインL
18によって運転制御装置10Aに連通されている。
【0058】副室34に、外部の副室用燃料ガスHgの
供給源から開閉弁VAを介した副室用燃料ガス管22が
連通され、また、点火手段の点火プラグ32が装着され
ている。
【0059】開閉弁VAは、信号ラインLVAによって
運転制御装置10Aに連通されている。
【0060】点火プラグ32に連通する高圧電線L27
に、放電圧を調整する電圧調整ユニット26が介装され
ていて、信号ラインL26によって運転制御装置10A
に連通されている。
【0061】エンジンEn1に、前記酸素センサ18と
共に運転状態を検出するための検出手段としてのトルク
センサ15と、回転数センサ16が装着され、トルクセ
ンサ15は信号ラインL15によって、回転数センサ1
6は信号ラインL16によって、それぞれ運転制御装置
10Aに連通されている。
【0062】運転制御装置10Aは、燃料ガスGasの
種類とその発熱量、着火性、燃焼速度、燃料ガス供給量
の関係を示す特性マップを記憶する記憶手段Dbを有し
て燃料ガスの性状を判定する燃料ガス性状判定装置Sg
を含んで構成され、酸素センサ18、トルクセンサ15
及び回転数センサ16からの検出信号を受信して、主弁
VC、バイパス弁VB、及び開閉弁VAを制御する信号
を送信するよう、また、燃料ガスGasの種類に応じて
電圧制御ユニット26への制御信号を送信する機能を有
して構成されている。
【0063】上記構成の副室式ガスエンジンEn1の運
転制御について、特に、点火プラグ32の放電電圧を制
御する方法について、図4のフローチャートを参照しつ
つ説明する。
【0064】最初に、燃料性状の判定が必要か否かを確
認する(ステップS11)。燃料の性状を判定するタイ
ミングは、下記の(a)〜(d)の何れかの条件に合致
したときとする。 (a) 運転継続時間が所定の時間を経過したとき。 (b) エンジンの出力が、上限閾値以上となったと
き、或いは、下限閾値以下となったとき。 (c) エンジンの回転数が、上限閾値以上となったと
き、或いは、下限閾値以下となったとき。 (d) スロットル開度が、上限閾値以上に開放された
とき、或いは、下限閾値以下まで減少したとき。
【0065】上記(a)〜(d)の何れかに合致してい
ればステップS12に進み、不合致であればステップS
11にループして待機する。
【0066】ついで、燃料性状を判定し、燃料種を特定
する(ステップS12)。即ち、運転制御装置10Aが
酸素センサ18、トルクセンサ15及び回転数センサ1
6からの検出信号を受信して、記憶手段Dbに内蔵して
ある特性マップを参照して燃料種を特定する。
【0067】ついで、その特定された燃料種の着火性
を、それまで使用していた燃料種の着火性と異なるか
を、前記特性マップを参照して確認する(ステップS1
3)。それまでより着火性が低い場合は、点火プラグ3
2の放電電圧を上昇させて(供給電圧を高くする工程)
着火性能を向上させ(ステップS14)、エンジン出力
性能を向上させる。そして、ステップS17に進む。
【0068】また、着火性がそれまでと変わらない場合
は、点火プラグ32の放電電圧をそのまま変えずに運転
を継続させる(ステップS15)。そして、ステップS
17に進む。
【0069】また、それまでより着火性が高い場合は、
点火プラグ32の放電電圧を降下させて(供給電圧を低
くする工程)着火性能を抑制させ(ステップS16)、
エンジン出力性能を抑制させる。また、点火プラグ32
の耐久寿命を延長させるようにする。そして、ステップ
S17に進む。
【0070】ステップS17では、運転継続の要、不要
を確認して、運転継続が必要であればステップS11に
戻り、運転継続が不要であればこの制御ルーチンを終了
する。なお、点火プラグ32の放電圧制御以外の制御に
ついては、第1実施形態と実質的に同じである。
【0071】図5及び図6において、本発明の第3実施
形態を示している。第1、第2実施形態における構成装
置と部位については、実質的に同じであれば同じ名称と
符号を使用する。
【0072】本第3実施形態では、供給される燃料ガス
の性状が変化して着火性の低い燃料ガスになった場合に
は、補助燃料、例えばプロパン、ブタン等あるいは着火
促進剤のNOxやオゾンなどの供給量を増加させ、ま
た、供給される燃料ガスの性状が変化して着火性の高い
燃料ガスになった場合には、着火抑制剤、例えば排気還
流ガス、水蒸気、不活性ガス等の供給量を増加させるよ
うにようにしている。
【0073】図5に、副室式ガスエンジンEn2のブロ
ック構成を示している。副室式ガスエンジンEn2は、
主燃焼室21と、主燃焼室21に吸気弁Viを介して連
通する吸気ポート5と、排気弁Voを介して連通する排
気管7と、主燃焼室21に連通孔36を介して連通する
副室34と、副室34に設けた着火制御剤供給機構3
7、とで主要構成がされている。
【0074】吸気ポート5は、予混合ガスMgを生成し
て供給する予混合ガス生成系統Imと、予混合ガス生成
系統Imに燃料ガスGasを供給する燃料ガス供給系統
Fmとに連通されている。
【0075】予混合ガス生成系統Imは、清浄空気Ai
rを吸入する吸気管2と、吸気管2に介装されたミキサ
3、とで構成されている。
【0076】燃料ガス供給系統Fmは、外部の燃料ガス
Gasの供給源から調圧ガバナ11を介してミキサ3に
連通する燃料ガス供給管12と、燃料ガス供給管12に
介装された主弁VCと、主弁VCをバイパスして吸気ポ
ート5に連通するバイパス管13と、バイパス管13に
介装されたバイパス弁VB、とで構成されている。
【0077】主弁VCは信号ラインLVCによって、バ
イパス弁VBは信号ラインLVBによって、複線の信号
ラインLVを介して運転制御装置10Aに連通されてい
る。
【0078】排気管7は、排気ガスGeを外部に導くよ
う設けられ、その排気ガスGeの酸素濃度を検出する酸
素センサ18が排気管7に装着されていて信号ラインL
18によって運転制御装置10Aに連通されている。
【0079】副室34に、点火プラグ32が装着され、
外部の副室用燃料ガスHgの供給源から開閉弁VAを介
した副室用燃料ガス管22が連通され、また、着火制御
剤供給管42を含む着火制御剤供給機構37が装着され
ている。開閉弁VAは、信号ラインLVAによって運転
制御装置10Aに連通されている。
【0080】着火制御剤供給機構37は、着火促進剤供
給機構38と、着火抑制剤供給機構39とで構成されて
いる。
【0081】着火促進剤供給機構38は、補助燃料のプ
ロパン、ブタン等あるいはNOxやオゾン着火促進剤を
供給する機能を有して構成され、第1の弁V1を介した
供給管42によって、副室34に連通されている。
【0082】着火抑制剤供給機構39は、排気還流ガ
ス、水蒸気或いは不活性ガス等の着火抑制剤を供給する
機能を有して構成され、第2の弁V2を介した供給管4
3によって供給管42を介し、副室34に連通されてい
る。
【0083】第1の弁V1は信号ラインLV1によっ
て、第2の弁V2は信号ラインLV2によって、それぞ
れ複線の信号ラインLV3を介して運転制御装置10A
に連通されている。
【0084】エンジンEn2に、前記酸素センサ18と
共に運転状態を検出するための検出手段としてのトルク
センサ15と、回転数センサ16が装着され、トルクセ
ンサ15は信号ラインL15によって、回転数センサ1
6は信号ラインL16によって、それぞれ運転制御装置
10Aに連通されている。
【0085】運転制御装置10Aは、燃料ガスGasの
種類とその発熱量、着火性、燃焼速度、燃料ガス供給量
の関係を示す特性マップを記憶する記憶手段Dbを有し
て燃料ガスの性状を判定する燃料ガス性状判定装置Sg
を含んで構成され、酸素センサ18、トルクセンサ15
及び回転数センサ16からの検出信号を受信して、主弁
VC、バイパス弁VB、及び開閉弁VAを制御する信号
を送信するよう、また、燃料ガスGasの着火性に応じ
て着火制御剤供給機構37への制御信号を送信する機能
を有して構成されている。
【0086】上記構成の副室式ガスエンジンEn2の運
転制御について、特に、着火制御剤の供給を制御する方
法について、図6のフローチャートを参照しつつ説明す
る。
【0087】最初に、燃料性状の判定が必要か否かを確
認する(ステップS21)。燃料の性状を判定するタイ
ミングは、下記の(a)〜(d)の何れかの条件に合致
したときとする。 (a) 運転継続時間が所定の時間を経過したとき。 (b) エンジンの出力が、上限閾値以上となったと
き、或いは、下限閾値以下となったとき。 (c) エンジンの回転数が、上限閾値以上となったと
き、或いは、下限閾値以下となったとき。 (d) スロットル開度が、上限閾値以上に開放された
とき、或いは、下限閾値以下まで減少したとき。
【0088】上記(a)〜(d)の何れかに合致してい
ればステップS22に進み、不合致であればステップS
21にループして待機する。
【0089】ついで、燃料性状を判定し、燃料種を特定
する(ステップS22)。即ち、運転制御装置10Aが
酸素センサ18、トルクセンサ15及び回転数センサ1
6からの検出信号を受信して、記憶手段Dbに内蔵して
ある特性マップを参照して燃料種を特定する。
【0090】ついで、その特定された燃料種の着火性
を、それまで使用していた燃料種の着火性と異なるか
を、前記特性マップを参照して確認する(ステップS2
3)。
【0091】それまでより着火性が低い場合は、第1の
弁V1を開き或いは開度を増加し第2の弁V2を閉じ或
いは開度を減少して、着火性能を向上させ(ステップS
24)、エンジン出力性能を向上させる。そして、ステ
ップS27に進む。
【0092】また、着火性がそれまでと変わらない場合
は、第1及び第2の弁V1、V2の開度をそのまま変え
ずに運転を継続させる(ステップS25)。そして、ス
テップS27に進む。
【0093】また、それまでより着火性が高い場合は、
第1の弁V1を閉じ或いは開度を減少させ、第2の弁V
2を開き或いは開度を増加して、着火性能を抑制させる
(ステップS26)。そして、ステップS27に進む。
【0094】ステップS27では、運転継続の要、不要
を確認して、運転継続が必要であればステップS21に
戻り、運転継続が不要であればこの制御ルーチンを終了
する。なお、着火制御剤の供給制御以外の制御について
は、第1実施形態と実質的に同じである。
【0095】第4実施形態は、図1で示した第1実施形
態の構成機能の1部が異なる後記する機能構成と、その
制御作用を示す図7とで、全体構成がされている。
【0096】図1を参照して、第1実施形態では、副室
34に副室用燃料ガスHgを供給する副室用燃料ガス管
22の流量制御は、開閉弁VAの開度の制御のみによっ
て行われているが、本第4実施形態では開閉弁VAの開
度のみならず開放時間をも制御することにより、燃料ガ
スのより効率的な副室への供給を実現するようになって
いる。
【0097】具体的には開閉弁VAを電磁駆動弁とし、
着火性の高い燃料ガスなら、開度を小さくするか、及び
/又は、弁開放時間を短くするようにし、また、着火性
の低い燃料ガスなら、開度を大きくするか、及び/又
は、弁開放時間を長くするような機能を有して構成され
ている。上記以外については、第1実施形態と同じであ
る。
【0098】上記構成の副室式ガスエンジンの運転制御
について、特に、着火制御方法について、図7のフロー
チャートを参照しつつ説明する。
【0099】最初に、燃料性状の判定が必要か否かを確
認する(ステップS31)。燃料の性状を判定するタイ
ミングは、下記の(a)〜(d)の何れかの条件に合致
したときとする。 (a) 運転継続時間が所定の時間を経過したとき。 (b) エンジンの出力が、上限閾値以上となったと
き、或いは、下限閾値以下となったとき。 (c) エンジンの回転数が、上限閾値以上となったと
き、或いは、下限閾値以下となったとき。 (d) スロットル開度が、上限閾値以上に開放された
とき、或いは、下限閾値以下まで減少したとき。
【0100】上記(a)〜(d)の何れかに合致してい
ればステップS32に進み、不合致であればステップS
31にループして待機する。
【0101】ついで、燃料性状を判定し、燃料種を特定
する(ステップS32)。即ち、運転制御装置10Aが
酸素センサ18、トルクセンサ15及び回転数センサ1
6からの検出信号を受信して、記憶手段Dbに内蔵して
ある特性マップを参照して燃料種を特定する。
【0102】ついで、その特定された燃料種の着火性
を、それまで使用していた燃料種の着火性と異なるか
を、前記特性マップを参照して確認する(ステップS3
3)。
【0103】それまでより着火性が高い場合は、副室用
燃料ガス弁VAの開度を小さくするか、及び/又は、弁
開放時間を短くするようにして、着火性能を抑制させる
(ステップS34)。そして、ステップS37に進む。
【0104】また、着火性がそれまでと変わらない場合
は、副室用燃料ガス弁VAの開度をそのまま変えずに運
転を継続させる(ステップS35)。そして、ステップ
S37に進む。
【0105】また、それまでより着火性が低い場合は、
副室用燃料ガス弁VAの開度を大きくするか、及び/又
は、弁開放時間を長くして、着火性能を向上させる(ス
テップS36)。ステップS37に進む。
【0106】ステップS37では、運転継続の要、不要
を確認して、運転継続が必要であればステップS31に
戻り、運転継続が不要であればこの制御ルーチンを終了
する。なお、副室用燃料ガスの供給量制御以外の制御に
ついては、第1実施形態と実質的に同じである。
【0107】図8及び図9において、本発明の第5実施
形態を示している。第1〜第4実施形態における構成装
置と部位については、実質的に同じであれば同じ名称と
符号を使用する。
【0108】本第5実施形態では、第1実施形態〜第4
実施形態が火花点火を前提としているのに対して、本第
5実施形態はディーゼル着火(圧縮自着火)である。
【0109】図8に、副室式ガスエンジンEn3のブロ
ック構成を示している。副室式ガスエンジンEn3は、
主燃焼室21と、主燃焼室21に吸気弁Viを介して連
通する吸気ポート5と、排気弁Voを介して連通する排
気管7と、主燃焼室21に連通孔36を介して連通する
副室34と、副室34に設けた燃料噴射インジェクタ5
0、とで主要構成がされている。
【0110】吸気ポート5は、予混合ガスMgを生成し
て供給する予混合ガス生成系統Imと、予混合ガス生成
系統Imに燃料ガスGasを供給する燃料ガス供給系統
Fmとに連通されている。
【0111】予混合ガス生成系統Imは、清浄空気Ai
rを吸入する吸気管2と、吸気管2に介装されたミキサ
3、とで構成されている。
【0112】燃料ガス供給系統Fmは、外部の燃料ガス
Gasの供給源から調圧ガバナ11を介してミキサ3に
連通する燃料ガス供給管12と、燃料ガス供給管12に
介装された主弁VCと、主弁VCをバイパスして吸気ポ
ート5に連通するバイパス管13と、バイパス管13に
介装されたバイパス弁VB、とで構成されている。
【0113】主弁VCは信号ラインLVCによって、バ
イパス弁VBは信号ラインLVBによって、複線の信号
ラインLVを介して運転制御装置10Aに連通されてい
る。
【0114】排気管7は、排気ガスGeを外部に導くよ
う設けられ、その排気ガスGeの酸素濃度を検出する酸
素センサ18が排気管7に装着されていて信号ラインL
18によって運転制御装置10Aに連通されている。
【0115】副室34に、軽油供給機構を構成する燃料
噴射インジェクタ50が装着されていて、インジェクタ
50は軽油管49を介して外部の軽油タンク48に連通
されている。
【0116】インジェクタ50は、信号ラインL50に
よって運転制御装置10Aに連通されている。
【0117】エンジンEn3に、前記酸素センサ18と
共に運転状態を検出するための検出手段としてのトルク
センサ15と、回転数センサ16が装着され、トルクセ
ンサ15は信号ラインL15によって、回転数センサ1
6は信号ラインL16によって、それぞれ運転制御装置
10Aに連通されている。
【0118】運転制御装置10Aは、燃料ガスGasの
種類とその発熱量、着火性、燃焼速度、燃料ガス供給量
の関係を示す特性マップを記憶する記憶手段Dbを有し
て燃料ガスの性状を判定する燃料ガス性状判定装置Sg
を含んで構成され、酸素センサ18、トルクセンサ15
及び回転数センサ16からの検出信号を受信して、主弁
VC、バイパス弁VB、及び開閉弁VAを制御する信号
を送信するよう、また、燃料ガスGasの着火性に応じ
てインジェクタ50による副室34への軽油の噴射量を
制御する信号を送信する機能を有して構成されている。
【0119】上記構成の副室式ガスエンジンEn3の運
転制御について、特に、着火促進のために軽油噴射供給
量を制御する方法について、図9のフローチャートを参
照しつつ説明する。
【0120】最初に、燃料性状の判定が必要か否かを確
認する(ステップS41)。燃料の性状を判定するタイ
ミングは、下記の(a)〜(d)の何れかの条件に合致
したときとする。 (a) 運転継続時間が所定の時間を経過したとき。 (b) エンジンの出力が、上限閾値以上となったと
き、或いは、下限閾値以下となったとき。 (c) エンジンの回転数が、上限閾値以上となったと
き、或いは、下限閾値以下となったとき。 (d) スロットル開度が、上限閾値以上に開放された
とき、或いは、下限閾値以下まで減少したとき。
【0121】上記(a)〜(d)の何れかに合致してい
ればステップS42に進み、不合致であればステップS
41にループして待機する。
【0122】ついで、燃料性状を判定し、燃料種を特定
する(ステップS42)。即ち、運転制御装置10Aが
酸素センサ18、トルクセンサ15及び回転数センサ1
6からの検出信号を受信して、記憶手段Dbに内蔵して
ある特性マップを参照して燃料種を特定する。
【0123】ついで、その特定された燃料種の着火性
を、それまで使用していた燃料種の着火性と異なるか
を、前記特性マップを参照して確認する(ステップS4
3)。
【0124】それまでより着火性が高い場合は、インジ
ェクタ50の副室34への軽油噴射量を減少して着火性
を抑制する(ステップS44)。そして、ステップS3
7に進む。
【0125】また、着火性がそれまでと変わらない場合
は、インジェクタ50の副室34への軽油噴射量をその
まま変えずに運転を継続させる(ステップS45)。そ
して、ステップS47に進む。
【0126】また、それまでより着火性が低い場合は、
インジェクタ50の副室34への軽油噴射量を増加して
着火性を向上させる(ステップS46)。そして、ステ
ップS47に進む。
【0127】ステップS47では、運転継続の要、不要
を確認して、運転継続が必要であればステップS41に
戻り、運転継続が不要であればこの制御ルーチンを終了
する。なお、副室へのインジェクタ噴射量制御以外の制
御については、副室用燃料ガスの供給制御がないことを
除けば第1実施形態と同じである。
【0128】図10及び図11において、本発明の第6
実施形態を示している。本第6実施形態では、吸気ポー
トを介して供給される燃料ガスの着火性に応じて燃焼室
の容積をかえ、即ち圧縮比を変えて副室への着火燃料な
しで圧縮自着火するようにしている。第1実施形態と重
複する部分の1部は、省略して説明する。また、第1〜
第5実施形態における構成装置と部位については、実質
的に同じであれば同じ名称と符号を使用する。
【0129】図10に、副室式ガスエンジンEn4のブ
ロック構成を示している。副室式ガスエンジンEn4
は、主燃焼室21と、主燃焼室21に吸気弁Viを介し
て連通する吸気ポート5と、排気弁Voを介して連通す
る排気管7と、主燃焼室21に連通孔36を介して連通
する副室34と、主燃焼室21及び副室34のそれぞれ
に設けた圧縮比を変化させる手段54、56、とで主要
構成がされている。
【0130】吸気ポート5は、予混合ガスMgを生成し
て供給する予混合ガス生成系統Imと、予混合ガス生成
系統Imに燃料ガスGasを供給する燃料ガス供給系統
Fmとに連通されている。
【0131】予混合ガス生成系統Imは、清浄空気Ai
rを吸入する吸気管2と、吸気管2に介装されたミキサ
3、とで構成されている。
【0132】燃料ガス供給系統Fmは、外部の燃料ガス
Gasの供給源から調圧ガバナ11を介してミキサ3に
連通する燃料ガス供給管12と、燃料ガス供給管12に
介装された主弁VCと、主弁VCをバイパスして吸気ポ
ート5に連通するバイパス管13と、バイパス管13に
介装されたバイパス弁VB、とで構成されている。
【0133】主弁VCは信号ラインLVCによって、バ
イパス弁VBは信号ラインLVBによって、複線の信号
ラインLVを介して運転制御装置10Aに連通されてい
る。
【0134】排気管7は、排気ガスGeを外部に導くよ
う設けられ、その排気ガスGeの酸素濃度を検出する酸
素センサ18が排気管7に装着されていて信号ラインL
18によって運転制御装置10Aに連通されている。
【0135】主燃焼室21に、圧縮比を変化させる手段
の1つであるシリンダCY1が設けられ、そのシリンダ
容積を変化させるためのピストン位置を制御する信号ラ
インL54によって運転制御装置10Aに連通されてい
る。
【0136】副室34に、点火プラグ32と、圧縮比を
変化させる手段の他の1つであるシリンダCY2が設け
られ、そのシリンダ容積を変化させるためのピストン位
置を制御する信号ラインL56によって運転制御装置1
0Aに連通されている。
【0137】エンジンEn4に、前記酸素センサ18と
共に運転状態を検出するための検出手段としてのトルク
センサ15と、回転数センサ16が装着され、トルクセ
ンサ15は信号ラインL15によって、回転数センサ1
6は信号ラインL16によって、それぞれ運転制御装置
10Aに連通されている。
【0138】運転制御装置10Aは、燃料ガスGasの
種類とその発熱量、着火性、燃焼速度、燃料ガス供給量
の関係を示す特性マップを記憶する記憶手段Dbを有し
て燃料ガスの性状を判定する燃料ガス性状判定装置Sg
を含んで構成され、酸素センサ18、トルクセンサ15
及び回転数センサ16からの検出信号を受信して、主弁
VC、バイパス弁VB、及び開閉弁VAを制御する信号
を送信するよう、また、燃料ガスGasの種類に応じて
シリンダCY1及びCY2への制御信号を送信する機能
を有して構成されている。
【0139】上記構成の副室式ガスエンジンEn4の運
転制御について、特に、圧縮比を変えるためにシリンダ
CY1及びCY2を制御する方法について、図11のフ
ローチャートを参照しつつ説明する。
【0140】最初に、燃料性状の判定が必要か否かを確
認する(ステップS51)。燃料の性状を判定するタイ
ミングは、下記の(a)〜(d)の何れかの条件に合致
したときとする。 (a) 運転継続時間が所定の時間を経過したとき。 (b) エンジンの出力が、上限閾値以上となったと
き、或いは、下限閾値以下となったとき。 (c) エンジンの回転数が、上限閾値以上となったと
き、或いは、下限閾値以下となったとき。 (d) スロットル開度が、上限閾値以上に開放された
とき、或いは、下限閾値以下まで減少したとき。
【0141】上記(a)〜(d)の何れかに合致してい
ればステップS52に進み、不合致であればステップS
51にループして待機する。
【0142】ついで、燃料性状を判定し、燃料種を特定
する(ステップS52)。即ち、運転制御装置10Aが
酸素センサ18、トルクセンサ15及び回転数センサ1
6からの検出信号を受信して、記憶手段Dbに内蔵して
ある特性マップを参照して燃料種を特定する。
【0143】ついで、その特定された燃料種の着火性
を、それまで使用していた燃料種の着火性と異なるか
を、前記特性マップを参照して確認する(ステップS5
3)。
【0144】それまでより着火性が高い場合は、圧縮比
を低くさせるためにシリンダCY1及び又はシリンダC
Y2の容積を増加させる(圧縮比を低くする工程)(ス
テップS54)。そして、ステップS57に進む。
【0145】また、着火性がそれまでと変わらない場合
は、圧縮比をそのまま変えずに運転を継続させる(ステ
ップS55)。そして、ステップS57に進む。
【0146】また、それまでより着火性が低い場合は、
圧縮比を高くさせるためにシリンダCY1及び又はシリ
ンダCY2の容積を減少させる(圧縮比を高くする工
程)(ステップS56)。そして、ステップS57に進
む。
【0147】ステップS57では、運転継続の要、不要
を確認して、運転継続が必要であればステップS51に
戻り、運転継続が不要であればこの制御ルーチンを終了
する。なお、圧縮比を変化させる手段の制御以外の制御
については、第1〜第5実施形態と実質的に同じであ
る。
【0148】図示の実施形態はあくまでも例示であり、
例えば、第1〜第6の実施形態の各手段を組み合わせて
本発明の目的を達成することができるので、例示によっ
て各本発明の技術的範囲を限定するものではないことを
付記する。
【0149】
【発明の効果】本発明の作用効果を以下に列挙する。す
なわち本発明によれば、副室式ガスエンジンの燃焼運転
中に、燃料ガスの性状が仮に変化したとしても、 (1) 副室式ガスエンジンの運転状態を一定の状態に
安定させることが出来る。 (2) 運転状態が安定するため、エンジン全体の始動
性や性能に多大な影響を及ぼすことが無い。 (3) 運転状態が安定するため、失火や未燃燃料の排
出が防止される。 (4) 副室式ガスエンジンが始動不能となったり、運
転維持不能状態に陥ることが防止され機関の耐久性も向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示すブロック構成図。
【図2】第1実施形態の制御作用を示すフローチャー
ト。
【図3】第2実施形態を示すブロック構成図。
【図4】第2実施形態の制御作用を示すフローチャー
ト。
【図5】第3実施形態を示すブロック構成図。
【図6】第3実施形態の制御作用を示すフローチャー
ト。
【図7】第4実施形態の制御作用を示すフローチャー
ト。
【図8】第5実施形態を示すブロック構成図。
【図9】第5実施形態の制御作用を示すフローチャー
ト。
【図10】第6実施形態を示すブロック構成図。
【図11】第6実施形態の制御作用を示すフローチャー
ト。
【図12】従来の副室式ガスエンジンのブロック構成
図。
【符号の説明】
Air・・清浄空気 Db・・・記憶手段 Gas・・燃料ガス Ge・・・排気ガス Hg・・・副室用燃料ガス En・・・エンジン Sg・・・燃料ガス性状判定装置 VA・・・副室用燃料ガス弁 VB・・・バイパス弁VB VC・・・主弁 2・・・・吸気管 5・・・・吸気ポート 7・・・・排気管 10A・・運転制御装置 12・・・燃料ガス供給管 13・・・バイパス管 15・・・トルクセンサ 16・・・回転数センサ 18・・・酸素センサ 21・・・主燃焼室 34・・・副室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 15/04 F02D 15/04 F 19/08 19/08 C 19/10 19/10 19/12 19/12 A 21/06 21/06 41/02 330 41/02 330K 43/00 301 43/00 301A 301D 45/00 301 45/00 301M F02M 25/00 F02M 25/00 H L T Fターム(参考) 3G023 AA02 AA04 AB01 AB06 AC02 AC03 AC07 AC08 AC09 AD12 AD21 AG03 3G084 AA05 BA09 BA11 BA20 BA22 DA10 DA34 FA13 FA14 FA18 FA32 FA33 FA37 3G092 AA05 AA07 AA08 AA17 AB03 AB06 AB13 AB16 AB17 AB20 BA04 BA08 BB01 DD08 DD09 FA16 FA18 FA21 HA11Z HA14X HB01X HB05Z HD07X HE01Z HE06Z 3G301 HA13 HA22 HA24 JA23 JA26 LB01 MA11 PA18Z PB02Z PD15A

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転状態を検出する検出手段と、該検出
    手段の検出結果に基いて燃料ガス供給量を決定する運転
    制御装置とを備えており、運転制御装置は、燃料ガスの
    種類と性状との関係を示すマップを記憶している記憶手
    段を有している燃料ガス性状判定装置を含んでいること
    を特徴とする副室式ガスエンジン。
  2. 【請求項2】 前記運転制御装置は、副室内の点火手段
    への供給電圧を調節する手段を制御する様に構成されて
    いる請求項1の副室式ガスエンジン。
  3. 【請求項3】 副室に連通する着火促進剤供給機構を設
    け、前記運転制御装置は、着火促進剤供給量を制御する
    様に構成されている請求項1の副室式ガスエンジン。
  4. 【請求項4】 副室に連通する着火抑制剤供給機構を設
    け、前記運転制御装置は、着火抑制剤供給量を制御する
    様に構成されている請求項1の副室式ガスエンジン。
  5. 【請求項5】 副室はディーゼル着火を行う様に構成さ
    れており、該副室に連通する軽油供給機構を設け、前記
    運転制御装置は、副室への軽油供給量を制御する様に構
    成されている請求項1の副室式ガスエンジン。
  6. 【請求項6】 副室及び/又は主燃焼室の圧縮比を変化
    させる手段を設け、前記運転制御手段は前記圧縮比を変
    化させる手段を制御する様に構成されている請求項1の
    副室式ガスエンジン。
  7. 【請求項7】 検出手段により運転状態を検出する検出
    工程と、該検出工程の結果に基いて運転制御装置により
    燃料ガス供給量を決定する燃料ガス供給量決定工程とを
    備えており、燃料ガス供給量決定工程では、燃料ガスの
    種類と性状との関係を示すマップにより燃料ガスの性状
    を判定することを特徴とする副室式ガスエンジンの制御
    方法。
  8. 【請求項8】 燃料ガスが着火し易い場合に副室内に設
    けられた点火プラグへの供給電圧を低くして、燃料ガス
    が着火し難い場合には副室内に設けられた点火プラグへ
    の供給電圧を高くする工程を有している請求項7の副室
    式ガスエンジンの制御方法。
  9. 【請求項9】 燃料ガスが着火し難い場合には、運転制
    御装置によって着火促進剤供給量を増加する様に構成さ
    れている請求項7の副室式ガスエンジンの制御方法。
  10. 【請求項10】 燃料ガスが着火し易い場合には、運転
    制御装置によって着火抑制剤供給量を増加する様に構成
    されている請求項7の副室式ガスエンジンの制御方法。
  11. 【請求項11】 副室に連通する燃料ガス供給ラインに
    介装されたバルブの開度及び開放時間を制御する様に構
    成されている請求項7の副室式ガスエンジンの制御方
    法。
  12. 【請求項12】 燃料ガスが着火し易い場合には副室へ
    供給される軽油量を減少し、燃料ガスが着火し難い場合
    には副室へ供給される軽油量を増加する工程を有してい
    る請求項7の副室式ガスエンジンの制御方法。
  13. 【請求項13】 燃料ガスが着火し易い場合には副室及
    び/又は主燃焼室の圧縮比を減少し、燃料ガスが着火し
    難い場合には副室及び/又は主燃焼室の圧縮比を増加す
    る工程を有している請求項7の副室式ガスエンジンの制
    御方法。
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