JP2003313000A - リーチフォークリフトのブレーキ装置 - Google Patents

リーチフォークリフトのブレーキ装置

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JP2003313000A
JP2003313000A JP2002122441A JP2002122441A JP2003313000A JP 2003313000 A JP2003313000 A JP 2003313000A JP 2002122441 A JP2002122441 A JP 2002122441A JP 2002122441 A JP2002122441 A JP 2002122441A JP 2003313000 A JP2003313000 A JP 2003313000A
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Masaru Yamaki
優 八巻
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレーキ操作時の疲労低減、運転席の居住性
の向上、メンテナンス性向上、また製造コスト低減がで
きるリーチフォークリフトのブレーキ装置を提供する。 【解決手段】 運転席(47)へのオペレータ搭乗を検出す
る搭乗者確認センサ(11)と、駆動輪(48)に制動をかける
電磁ブレーキ(14)と、搭乗者確認センサ(11)の検出結果
に基づき、電磁ブレーキ(14)の解除指令を出力する制御
器(10)とを備える。搭乗者確認センサ(11)が複数センサ
で構成され、制御器(10)は、該複数センサの少なくとも
いずれかの検出がオフのときに制動指令を出力する。搭
乗者確認センサ(11)は搭乗者の送信器からの搭乗者ID
コードを受信し、制御器(10)は、予め運転許可された搭
乗者のIDコードを記憶しておき、前記受信したIDコ
ードが前記記憶したIDコードと一致したら、ブレーキ
解除指令を出力してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リーチフォークリ
フトのブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、リーチフォークリフトを操作する
ときは、図7に示す車体後部の右側に設けた運転席47
にオペレータが立ち、左手でハンドル46を操作し、右
手で、走行(前後進および速度)を指令するアクセレー
タ49または作業機レバー51を操作する。そして、走
行する時には、運転席47の左前に設けられているブレ
ーキ解除ペダル31を左足で踏んでブレーキを解除した
後に、前記アクセレータ49を前後に操作して速度を調
整する。
【0003】図8に示すように、ブレーキ解除ペダル3
1は、ピン32により揺動自在に取り付けられており、
レバー33を一体的に設けている。レバー33はロッド
34を介して、ピン35により揺動自在に取り付けら
れ、かつ一体的に構成された2つのレバー36a,36
bの一方のレバー36aに連結されており、他方のレバ
ー36bはロッド37を介して、ピン39aにより揺動
自在に取り付けられたレバー38の先端部に連結されて
いる。また、ピン39aには、対照の位置に2つの凸部
を有するカム39が回動自在に設けられ、前記レバー3
8と一体的に構成されている。
【0004】また、ブレーキ装置40の互いに対向する
上下押圧板42a,42bは一端部で一体的に結合され
ており、その他端部の対向面にはそれぞれ突起部41
a,41bが形成されている。そして、この突起部41
a,41bは、前記カム39の2つの凸部にそれぞれ当
接している。さらに、上押圧板42aの下押圧板42b
に対向する内面には、ブレーキシュー43が装着されて
いる。一方、駆動輪48を図示しない減速機を介して駆
動する走行電動モータ45の出力軸には円盤状のブレー
キディスク44が取り付けてあり、このブレーキディス
ク44の回転中心を外れた上下面は前記上下押圧板42
a,42bの間に位置するように設けられている。
【0005】また、ブレーキ解除ペダル31が踏まれて
いないときにブレーキ解除ペダル31が上端位置まで戻
るように、ブレーキ解除ペダル31は図示しないばねに
よって付勢されている。オペレータがブレーキ解除ペダ
ル31をこの付勢力に抗して踏むと、前記ロッド34、
レバー36a,36b、ロッド37およびレバー38等
のリンク機構を介してカム39を回動し、カム39の凸
部で突起部41a,41bを介して上下押圧板42a,
42bをそれぞれ上下方向に押し広げる。これにより、
ブレーキシュー43のブレーキディスク44への押圧力
が解除され、走行電動モータ45のブレーキが解除され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来のブレーキ装置には次の問題が生じている。 (1)ブレーキ解除ペダル31には所定大きさの付勢力
がかかっており、このためブレーキ踏力が重くなり、長
時間運転時に足への負担が大きく疲れ易い。 (2)ブレーキ解除ペダル31が運転席47のフロアに
設けてあるので、フロアスペースが狭く、運転席47の
居住性を損ねている。 (3)ブレーキ解除ペダル31とブレーキ装置40との
間は、ロッド34、レバー36a,36b、ロッド37
およびレバー38等のリンク機構で連結されているた
め、大きな設置空間を必要とし、小型化の困難性や、メ
ンテナンス性の低下を招いている。また、このリンク機
構の部品点数が多いので、部品製造コストや補給部品管
理コストの上昇を招いている。
【0007】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たもので、ブレーキ操作時の疲労を低減でき、運転席の
居住性を向上でき、また小型化、メンテナンス性向上を
図ることができ、さらに部品点数を低減できるリーチフ
ォークリフトのブレーキ装置を提供することを目的とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記目的
を達成するため、第1発明は、運転席にオペレータが搭
乗したことを検出する搭乗者確認センサと、駆動輪に制
動をかける電磁ブレーキと、搭乗者確認センサによるオ
ペレータの搭乗の検出結果に基づき、電磁ブレーキの解
除指令を出力する制御器とを備えたことを特徴とするリ
ーチフォークリフトのブレーキ装置としている。
【0009】第1発明によれば、オペレータの搭乗を搭
乗者確認センサにより大きな操作力を要することなく検
出するようにし、この確認センサにより検出したときに
電磁ブレーキを解除するので、オペレータはブレーキ解
除ペダルの大きな踏力から解放されるため、その疲労度
を軽減できる。また、運転席のフロアからブレーキ解除
ペダルを無くしたことにより、フロアスペースが広くな
り、居住性を向上できる。さらに、ブレーキ解除ペダル
とブレーキ装置(電磁ブレーキ)との間にリンク機構が
不要となるため、小型化が可能となり、メンテナンス性
を向上できる。また、リンク機構が無くなり、その代わ
りに搭乗者確認センサと制御器と電磁ブレーキとの間の
ワイヤリングハーネスを設けるだけでよいため、部品点
数を低減でき、製造コストや補給部品管理コストも低減
できる。
【0010】第2発明は、第1発明において、前記搭乗
者確認センサが複数のセンサで構成され、前記制御器
は、該複数のセンサの少なくともいずれかの検出がオフ
のときに、前記電磁ブレーキの制動指令を出力する構成
としている。
【0011】第2発明によれば、搭乗者確認センサの複
数のセンサの少なくとも一つによって、オペレータのブ
レーキ操作の意志を表すことが可能な身体の部位(例え
ば、左足)を検出するようにし、この部位の前記センサ
の検出がオフしたら、電磁ブレーキで制動をかけるの
で、オペレータの制動の意志でもって停止できる。これ
により、オペレータの搭乗を確実に検出できると共に、
運転時の制動が従来と変わらない操作で確実に行なえ
る。
【0012】第3発明は、第1または第2発明におい
て、前記搭乗者確認センサは、搭乗者の装着する送信器
から送信した搭乗者IDコードを受信して出力し、前記
制御器は、予め、当該車両の運転を許可された搭乗者の
IDコードを記憶しておき、搭乗者確認センサの受信し
た搭乗者IDコードが前記記憶したIDコードの一つと
一致したときに、前記電磁ブレーキの解除指令を出力す
る構成としている。
【0013】第3発明によれば、車両毎に運転許可する
オペレータを予め決め、この許可されたオペレータのI
Dコードを制御器に記憶すると共に、各オペレータに当
該搭乗者IDコードを送信する送信器を装着し、制御器
が搭乗者確認センサの受信した搭乗者IDコードが前記
記憶したIDコードの一つと一致したときに、電磁ブレ
ーキを解除するので、各車両毎にオペレータの運転経験
や運転担当範囲等と対応付けた運行管理、稼動管理がで
きる。これにより、各車両毎の管理が容易にできる。
【0014】第4発明は、第1、第2または第3発明に
おいて、走行を指令するアクセレータのニュートラル位
置を検出するアクセレータセンサを設け、前記制御器
は、アクセレータセンサによりニュートラル位置を検出
したときに、前記電磁ブレーキの制動指令を出力する構
成としている。
【0015】第4発明によれば、アクセレータをニュー
トラル位置にしたとき、電磁ブレーキによる制動をかけ
るので、オペレータの制動の意志によって停止でき、運
転時の制動が確実にできる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
実施形態を詳細に説明する。
【0017】図1は、第1実施形態に係るブレーキ装置
を適用したリーチフォークリフトの後面図であり、図2
は図1のX視図である。図7、図8で示した構成と同一
の構成には同一の符号を付して説明を省く。図1、図2
において、運転席47には、オペレータの搭乗を検出す
る搭乗者確認センサ11として、2個の光線式センサ1
1a,11bが設けられている。2個の光線式センサ1
1a,11bはそれぞれ投光器と受光器から構成され、
各投光器と受光器の対が運転席47の互いに対向する位
置に取り付けられている。本例では、光線式センサ11
aは運転姿勢にあるオペレータの上半身を検出可能な位
置に、また光線式センサ11bはオペレータのブレーキ
解除の意志を表す状態にある左足(例えば、運転席の左
前部に置かれた状態)を検出可能な位置にそれぞれ設け
ている。
【0018】また、駆動輪48の回転を駆動する走行電
動モータ45の出力軸には、電磁ブレーキ14が取り付
けてあり、この電磁ブレーキ14への制動指令によりそ
の回転が制動され、解除指令により制動が解除されるよ
うになっている。
【0019】次に、図3により、第1実施形態のブレー
キ装置のハード構成を説明する。搭乗者確認センサ11
は、搭乗者を検出したときにオン信号を制御器10に出
力する。なお、本例2個の光線式センサ11a,11b
のように複数のセンサで構成されている場合には、複数
のセンサが全て搭乗者を検出したときにオン信号を出力
するように、言い換えると本例では左足が運転席左前部
から移動して光線式センサ11bの検出信号がオフした
とき、またはオペレータの上半身が運転席中央部からず
れて光線式センサ11aの検出信号がオフしたときにオ
フ信号を出力するように構成している。
【0020】アクセレータセンサ12はアクセレータ4
9が中立位置にあることを検出するものであり、例えば
アクセレータ49の中立位置に設けた近接スイッチやリ
ミットスイッチなどで構成される。中立位置信号は制御
器10に入力される。また、キースイッチ13を備えて
おり、該キースイッチ13のオンで、ブレーキ制御回路
の電源や、その他走行や作業機の駆動回路の電源が投入
される。
【0021】電磁ブレーキ14は前記走行電動モータ4
5の出力軸の回転に制動をかけるものであり、制御器1
0から制動指令または解除指令を入力する。制御器10
は、上記キースイッチ13、搭乗者確認センサ11、ア
クセレータセンサ12からの信号に基づき、後述するシ
ーケンス制御処理によって電磁ブレーキ14の制御を行
なうものであり、例えばリレー回路、プログラマブルロ
ジックコントローラ(いわゆるPLC)、コンピュータ
等のシーケンス処理装置により構成される。
【0022】次に、図4に示すフローチャートにより、
第1実施形態のシーケンス制御処理を説明する。まず、
ステップS1で、キースイッチ13がオンしているかを
チェックし、オンしているときは、ステップS2で搭乗
者確認センサ11によるオペレータ搭乗の検出信号がオ
ンであるかをチェックする。そして検出信号がオンのと
きには、さらにステップS3で、アクセレータセンサ1
2によりアクセレータ49が中立位置か、すなわち前進
位置か後進位置でないかをチェックし、中立位置でない
ときにはステップS4で電磁ブレーキ14に解除指令を
出力してブレーキ解除する。この状態で、アクセレータ
49の操作量に応じて走行電動モータ45の回転速度が
制御され、リーチフォークリフトが前進または後進す
る。この後、ステップS1に戻って以上の処理を繰り返
す。前記ステップS1でキースイッチ13がオフのと
き、ステップS2で検出信号がオフのとき、またはステ
ップS3でアクセレータ49が中立位置のときには、ス
テップS5で電磁ブレーキ14の制動指令を出力して、
制動をかける。この後、ステップS1に戻って以上の処
理を繰り返す。
【0023】上記第1実施形態によると、以下のような
効果が得られる。搭乗者確認センサ11によりオペレー
タの搭乗を検出し、この検出信号に基づいてブレーキを
解除するようにしたため、従来のようなブレーキ解除ペ
ダル31が不要となり、従って長時間の運転時でも従来
のようなこのペダル31の踏み込みによる疲労が無く、
疲労を軽減できる。また、運転席47のフロアの自由に
動けるスペースを広く取れるので、居住性を向上でき
る。また、従来のブレーキ解除ペダル31とブレーキ装
置とを連結するリンク機構も無くなるので、これらの設
置スペースが不要となり、小型化が可能となると共に、
走行電動モータ45の周囲のメンテナンス性を向上でき
る。また、部品点数が少なくなるので、部品製造コスト
および補給部品管理コストを低減できる。
【0024】搭乗者確認センサ11を複数センサで構成
し、複数のセンサの少なくともいずれか一つの検出信号
がオフしたときには搭乗者の検出が無しと判断するよう
にしたため、オペレータの搭乗を確実に検出できる。ま
た、例えばその一つで左足が運転席左前部に置かれてい
ることを検出するように該センサを設置することによ
り、左足の移動の検出結果に基づいて、オペレータの制
動をかける意志を検出できる。従って、オペレータの制
動の意志でもって車両を停止でき、従来と変わらないブ
レーキ操作性を確保できる。
【0025】さらに、アクセレータ49を中立位置に戻
したとき、電磁ブレーキ14により制動をかけるように
したため、オペレータの制動の意志に基づいて車両を停
止できるので、従来と変わらないブレーキ操作性を確保
できる。
【0026】なお、上記実施形態では、搭乗者確認セン
サ11として、投受光器間の光線の遮光により搭乗を検
出する光透過型の光線式センサを用いたが、本発明はこ
れに限定せず、例えばひげ状の作動レバーを有するリミ
ットスイッチで構成し、搭乗したオペレータの前記作動
レバーへの接触により検出するようにしてもよい。ま
た、2個のセンサで構成した例を示したが、センサ個数
はこれに限定されず、1個以上であればよい。
【0027】次に、図5および図6により、第2実施形
態を説明する。図5は、ハード構成ブロック図である。
図5において、図3と同一の構成には同一符号を付して
いる。搭乗者確認センサ11は、ここでは、特定のID
コードを発信するIDコード発信センサ22と、この発
信されたIDコードを受信するIDコード受信センサ2
1とから構成されている。このIDコード発信センサ2
2とIDコード受信センサ21とは、磁気、光、超音
波、赤外線などの信号を用いて互いにデータを送受信し
ており、両センサ間距離が所定距離以内にある場合のみ
データ受信可能としている。そして、予め、それぞれの
オペレータ毎に特定のIDコードが付けられており、各
オペレータは自身のIDコードを発信するIDコード発
信センサ22を身に装着している。一方のIDコード受
信センサ21は、各リーチフォークリフトの運転席47
近傍に取り付けられており、その検出したIDコードを
制御器10に入力する。なお、このIDコードは、受信
データがIDコードであることを認識するための識別子
データを有しており、これにより他の受信データと識別
される。
【0028】制御器10は図示しないメモリを有してお
り、予め、当該制御器10が搭載されたリーチフォーク
リフトの運転が許可されている一人以上のオペレータの
IDコードを前記メモリに記憶している。そして、後述
の演算処理により、前記IDコード受信センサ21から
入力したIDコードと上記記憶しているIDコードとを
比較し、この比較結果に基づき電磁ブレーキ14の解除
または制動の制御を行なうと共に、報知手段15への報
知指令を出力するようにしている。
【0029】報知手段15は、上記比較結果によるID
コードの不一致エラーなどのアラームをオペレータに報
知するものであり、例えば警報ブザー等の警報器、パト
ライト等のランプ表示器、およびエラーメッセージ表示
器などの組み合わせにより構成される。
【0030】図6は第2実施形態のシーケンス制御フロ
ーチャートであり、同図によりシーケンス制御処理を説
明する。なお、図4のステップと同一の処理内容のステ
ップには同一ステップ番号を付す。
【0031】まず、ステップS1でキースイッチオンを
確認したら、次にステップS11で、搭乗者確認センサ
11のIDコード受信センサ21の受信データを読み取
り、ステップS12で、この受信データがその識別子デ
ータに基づきIDコードか否か、すなわち運転席にオペ
レータが搭乗したかをチェックする。そして、受信デー
タがIDコードであるときには、ステップS13で、こ
の受信したIDコードが、前記記憶されているIDコー
ドのいずれかと一致するかをチェックし、一致しないと
きには、ステップS14で報知手段15によりアラーム
を報知して、搭乗したオペレータにIDコード不一致エ
ラーを報知する。
【0032】前記ステップS13で両IDコードが一致
したときには、ステップS3でアクセレータ49が中立
位置にあるかをチェックし、中立位置にないときにステ
ップS4で電磁ブレーキ14に解除指令を出力してブレ
ーキ解除する。この後、ステップS1に戻って以上の処
理を繰り返す。また、前記ステップS12でオペレータ
の搭乗を検出してないとき、前記ステップS14の後、
またはステップS3でアクセレータ49が中立位置にあ
るときには、それぞれ次にステップS5で電磁ブレーキ
14の制動指令を出力して、車両に制動をかける。この
後、ステップS1に戻って以上の処理を繰り返す。
【0033】上記第2実施形態によると、搭乗者確認セ
ンサ11のIDコード発信センサ22とIDコード受信
センサ21とにより受信したデータに基づき、オペレー
タが搭乗したことが確認されるので、第1実施形態と同
様に、オペレータの搭乗を確実に検出でき、ブレーキ解
除ペダルやそのリンク機構が不要となり、運転時の疲労
軽減、運転席フロアの空スペース拡大化ができると共
に、部品点数低減による製造コストや補給部品管理コス
トの低減、メンテナンス性の向上ができる。
【0034】また、このとき、受信したオペレータのI
Dコードが当該車両の運転の許可されているオペレータ
のIDコードと一致した場合のみ、ブレーキを解除する
ため、特定のオペレータのみが運転可能となる。これに
より、車両毎に特定のオペレータと対応付けて、運行管
理や稼動管理ができる。このことを、以下に詳細に説明
すると、通常、リーチフォークリフトは、凸凹が多く整
備されていない道路を走行すると不安定であるため、倉
庫等の整備された路面上を走行するのに適しており、こ
のため、倉庫内の荷役作業を担当するオペレータによっ
て主に運転されるものである。しかも、小回りができ、
車幅が小さいため、走行および左右旋回時には不安定に
なり易いので、その運転に不慣れなオペレータが運転す
るのを防止したいという要望がある。また、車両毎に稼
働時間を管理して、バッテリーの充電量管理、車両稼動
経歴等も管理することも重要であり、各車両毎にその運
転を許可する特定のオペレータを予め決めておくことに
より、これらの車両管理も精度良くできることになる。
【0035】以上説明したように、本発明によると下記
効果が得られる。ブレーキ解除ペダルやブレーキ解除の
ためのリンク機構が無いので、長時間運転時の疲労軽
減、運転席の居住性の向上ができると共に、部品点数低
減による製造コストや補給部品管理コストの低減、メン
テナンス性の向上ができる。搭乗者確認センサによるオ
ペレータの搭乗の検出がオフのときに、ブレーキをかけ
るようにしたため、オペレータの制動の意志でもって車
両を停止できるので、従来と変わらないブレーキ操作性
を確保できる。また、アクセレータが中立位置に戻され
たときに、ブレーキをかけるようにしたため、オペレー
タの制動の意志でもって車両を停止できるので、従来と
変わらないブレーキ操作性を確保できる。さらに、搭乗
者確認センサにより特定のオペレータのIDコードを受
信したときのみに、ブレーキ解除することにより、車両
毎にオペレータに対応した稼動管理ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のブレーキ装置を適用したリーチ
フォークリフトの後面図である。
【図2】図1のX視図である。
【図3】第1実施形態のブレーキ装置のハード構成ブロ
ック図である。
【図4】第1実施形態のシーケンス制御フローチャート
である。
【図5】第2実施形態のブレーキ装置のハード構成ブロ
ック図である。
【図6】第2実施形態のシーケンス制御フローチャート
である。
【図7】従来のブレーキ装置を適用したリーチフォーク
リフトの平面図である。
【図8】従来のブレーキ装置のリンク機構の説明図であ
る。
【符号の説明】
10…制御器、11…搭乗者確認センサ、11a,11
b…光線式センサ、12…アクセレータセンサ、13…
キースイッチ、14…電磁ブレーキ、15…報知手段、
21…IDコード受信センサ、22…IDコード発信セ
ンサ、31…ブレーキ解除ペダル、32,35,39a
…ピン、33,36a,36b,38…レバー、34,
37…ロッド、39…カム、40…ブレーキ装置、41
a,41b…突起部、42a,42b…上下押圧板、4
3…ブレーキシュー、44…ブレーキディスク、45…
走行電動モータ、46…ハンドル、47…運転席、48
…駆動輪、49…アクセレータ、51…作業機レバー。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転席(47)にオペレータが搭乗したこと
    を検出する搭乗者確認センサ(11)と、 駆動輪(48)に制動をかける電磁ブレーキ(14)と、 搭乗者確認センサ(11)によるオペレータの搭乗の検出結
    果に基づき、電磁ブレーキ(14)の解除指令を出力する制
    御器(10)とを備えたことを特徴とするリーチフォークリ
    フトのブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のリーチフォークリフトの
    ブレーキ装置において、 前記搭乗者確認センサ(11)が複数のセンサで構成され、 前記制御器(10)は、該複数のセンサの少なくともいずれ
    かの検出がオフのときに、前記電磁ブレーキ(14)の制動
    指令を出力することを特徴とするリーチフォークリフト
    のブレーキ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のリーチフォーク
    リフトのブレーキ装置において、 前記搭乗者確認センサ(11)は、搭乗者の装着する送信器
    から送信した搭乗者IDコードを受信して出力し、 前記制御器(10)は、予め、当該車両の運転を許可された
    搭乗者のIDコードを記憶しておき、搭乗者確認センサ
    (11)の受信した搭乗者IDコードが前記記憶したIDコ
    ードの一つと一致したときに、前記電磁ブレーキ(14)の
    解除指令を出力することを特徴とするリーチフォークリ
    フトのブレーキ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3記載のリーチフォ
    ークリフトのブレーキ装置において、 走行を指令するアクセレータ(49)のニュートラル位置を
    検出するアクセレータセンサ(12)を設け、 前記制御器(10)は、アクセレータセンサ(12)によりニュ
    ートラル位置を検出したときに、前記電磁ブレーキ(14)
    の制動指令を出力することを特徴とするリーチフォーク
    リフトのブレーキ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102515062A (zh) * 2011-12-19 2012-06-27 苏州先锋物流装备科技有限公司 一种压力感应式电动堆垛车
CN104787703A (zh) * 2015-04-07 2015-07-22 安徽合力股份有限公司 具有电磁制动支撑轮的前移式叉车底盘总成
CN117720043A (zh) * 2024-02-07 2024-03-19 临工重机股份有限公司 一种驾驶员在位状态的验证系统、方法、装置及介质

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