JP2003312963A - 昇降装置敷設工法 - Google Patents

昇降装置敷設工法

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JP2003312963A
JP2003312963A JP2002124871A JP2002124871A JP2003312963A JP 2003312963 A JP2003312963 A JP 2003312963A JP 2002124871 A JP2002124871 A JP 2002124871A JP 2002124871 A JP2002124871 A JP 2002124871A JP 2003312963 A JP2003312963 A JP 2003312963A
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JP2002124871A
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Yasunobu Imamura
安延 今村
Eiji Yakabe
英司 矢加部
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KAHO SEISAKUSHO
KAHO SEISAKUSHO KK
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KAHO SEISAKUSHO
KAHO SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既設の支持搭内に昇降用軌道部を敷設するこ
と。 【解決手段】 地上から敷設可能な高さにおいて、既設
の塔の内周面に第一段目の昇降用軌道部形成体を取り付
け、同第一段目の昇降用軌道部形成体に昇降部を取り付
けて、同昇降部を昇降用軌道部形成体に沿って昇降可能
となし、同昇降部に第二段目若しくは第二段目以降の複
数の昇降用軌道部形成体を載置すると共に、同昇降部を
第一段目の昇降用軌道部形成体の上部位置まで上昇移動
させて、既設の塔の内周面に第二段目の昇降用軌道部形
成体を第一段目の昇降用軌道部形成体に連続させて取り
付ける作業を所要回数だけ繰り替えし行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇降装置敷設工法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、風力発電機は、地上に高
さが60m以上もある支持塔を立設し、同支持塔の上端
部に風力発電装置を取り付け、同風力発電装置に風車を
設けて、同風車を風の力で回転させることにより、発電
するようにしており、同支持塔には、風力発電装置のメ
ンテナンス等を行うための昇降装置が設けられている。
【0003】そして、昇降装置は、支持塔の外面に沿っ
て昇降用軌道を敷設し、同昇降用軌道に昇降部を昇降可
能に取り付けて、同昇降部に作業者が搭乗すると共に、
同昇降部を上昇移動させることにより、風力発電装置の
メンテナンス等を行うことができるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した昇
降装置は、高さが60m以上もある支持塔の外面に沿っ
て敷設しているため、風雨等が強い場合には作業ができ
ないことがあり、気象条件に左右されるという不具合が
ある。
【0005】そこで、支持搭内に昇降装置を敷設するこ
とが考えられるが、既設の支持搭内では、クレーン等の
吊り下げ作業機を使用することができないために、60
m前後まで昇降装置を敷設する作業ができないという不
具合がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、既
設の搭内に、昇降用軌道部と、同昇降用軌道部に沿って
昇降する昇降部とを具備する昇降装置を敷設する工法で
あって、地上から敷設可能な高さにおいて、既設の塔の
内周面に第一段目の昇降用軌道部形成体を取り付け、同
第一段目の昇降用軌道部形成体に昇降部を取り付けて、
同昇降部を昇降用軌道部形成体に沿って昇降可能とな
し、同昇降部に第二段目若しくは第二段目以降の複数の
昇降用軌道部形成体を載置すると共に、同昇降部を第一
段目の昇降用軌道部形成体の上部位置まで上昇移動させ
て、既設の塔の内周面に第二段目の昇降用軌道部形成体
を第一段目の昇降用軌道部形成体に連続させて取り付
け、続いて、増設用の昇降用軌道部形成体が昇降部に載
置されていない場合には、一旦、同昇降部を下降させて
増設用の昇降用軌道部形成体を昇降部に載置し、その
後、昇降部に増設用の昇降用軌道部形成体を載置した状
態にて、同昇降部を第二段目の昇降用軌道部形成体の上
部位置まで上昇移動させて、既設の塔の内周面に第三段
目の昇降用軌道部形成体を第二段目の昇降用軌道部形成
体に連続させて取り付け、上記した昇降用軌道部形成体
の取付作業を所要回数だけ繰り替えし行うことを特徴と
する昇降装置敷設工法を提供するものである。
【0007】また、本発明は、以下の構成にも特徴を有
する。
【0008】(1)昇降用軌道部形成体は、既設の塔の
内周面に複数の取付片を上下方向に間隔を開けて取り付
け、これらの上下方向に対向する取付片間に上下方向に
伸延する昇降用レール支持片を取り付け、同昇降用レー
ル支持片に上下方向に伸延する昇降用レールを取り付け
て構成すること。
【0009】(2)昇降部は、昇降用レールに昇降自在
に取り付けると共に、昇降用レールに上下方向に伸延さ
せて形成したラックに、上記昇降部に設けた駆動用のピ
ニオンギヤを噛合させて、同ピニオンギヤをラック上に
て回転駆動させることにより、昇降部を昇降用レールに
沿わせて昇降可能に構成すること。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0011】すなわち、本発明に係る昇降装置敷設工法
は、既設の搭内に、昇降用軌道部と、同昇降用軌道部に
沿って昇降する昇降部とを具備する昇降装置を敷設する
工法であって、地上から敷設可能な高さにおいて、既設
の塔の内周面に第一段目の昇降用軌道部形成体を取り付
け、同第一段目の昇降用軌道部形成体に昇降部を取り付
けて、同昇降部を昇降用軌道部形成体に沿って昇降可能
となし、同昇降部に第二段目若しくは第二段目以降の複
数の昇降用軌道部形成体を載置すると共に、同昇降部を
第一段目の昇降用軌道部形成体の上部位置まで上昇移動
させて、既設の塔の内周面に第二段目の昇降用軌道部形
成体を第一段目の昇降用軌道部形成体に連続させて取り
付け、続いて、増設用の昇降用軌道部形成体が昇降部に
載置されていない場合には、一旦、同昇降部を下降させ
て増設用の昇降用軌道部形成体を昇降部に載置し、その
後、昇降部に増設用の昇降用軌道部形成体を載置した状
態にて、同昇降部を第二段目の昇降用軌道部形成体の上
部位置まで上昇移動させて、既設の塔の内周面に第三段
目の昇降用軌道部形成体を第二段目の昇降用軌道部形成
体に連続させて取り付け、上記した昇降用軌道部形成体
の取付作業を所要回数だけ繰り替えし行うようにしてい
る。
【0012】そして、昇降用軌道部形成体は、既設の塔
の内周面に複数の取付片を上下方向に間隔を開けて取り
付け、これらの上下方向に対向する取付片間に上下方向
に伸延する昇降用レール支持片を取り付け、同昇降用レ
ール支持片に上下方向に伸延する昇降用レールを取り付
けて構成している。
【0013】また、昇降部は、昇降用レールに昇降自在
に取り付けると共に、昇降用レールに上下方向に伸延さ
せて形成したラックに、上記昇降部に設けた駆動用のピ
ニオンギヤを噛合させて、同ピニオンギヤをラック上に
て回転駆動させることにより、昇降部を昇降用レールに
沿わせて昇降可能に構成している。
【0014】
【実施例】以下に、本発明の実施例を、図面を参照しな
がら説明する。
【0015】図1に示すAは風力発電機であり、Bは、
同風力発電機Aに本発明に係る昇降装置敷設工法により
敷設した昇降装置である。
【0016】風力発電機Aは、図1に示すように、地上
Gに既設の搭としての支持塔1を立設し、同支持塔1の
上端部に風力発電装置2を取り付けて構成している。3
は、風力発電装置2に設けた風車、4は支持塔1内への
出入り口である。
【0017】そして、支持塔1内には昇降装置Bを敷設
しており、同昇降装置Bは、昇降用軌道部10と、同昇降
用軌道部10に沿って昇降する昇降部11とを具備してい
る。
【0018】また、昇降軌道部10は、図2及び図3に示
すように、地上Gから敷設可能な高さに敷設した第一段
目の昇降用軌道部形成体12と、同昇降用軌道部形成体12
に連続させて敷設した第二段目以降の昇降用軌道部形成
体13とを具備している。Mは作業者である。
【0019】本発明の要旨は、かかる昇降装置Bの敷設
工法にあり、以下に図2及び図3を参照しながら説明す
る。
【0020】(1)図2に示すように、地上Gから敷設
可能な高さにおいて、支持塔1の内周面14に昇降用軌道
部ステー15を介して第一段目の昇降用軌道部形成体12を
取り付け、同第一段目の昇降用軌道部形成体12に昇降部
11を取り付けて、同昇降部11を昇降用軌道部形成体12に
沿って昇降可能となす。この際、昇降部11に第二段目の
昇降用軌道部形成体13を載置しておく。
【0021】(2)図2に示すように、昇降部11に作業
者が乗り込み、同昇降部11を第一段目の昇降用軌道部形
成体12の上部位置まで上昇移動させて、支持塔1の内周
面14に第二段目の昇降用軌道部形成体13を第一段目の昇
降用軌道部形成体12に連続させて取り付ける。
【0022】(3)一旦、昇降部11を第一段目の昇降用
軌道部形成体12の下部位置まで下降させて、地上に用意
している増設用(第三段目用)の昇降用軌道部形成体13
を昇降部11に載置する。
【0023】(4)図2に示すように、昇降部11に増設
用(第三段目用)の昇降用軌道部形成体13を載置した状
態にて、同昇降部11を第二段目の昇降用軌道部形成体13
の上部位置まで上昇移動させて、支持塔1の内周面14に
第三段目の昇降用軌道部形成体13を第二段目の昇降用軌
道部形成体13に連続させて取り付ける。
【0024】(5)図3に示すように、上記した(3)
(4)の昇降用軌道部形成体13の取付作業を所要回数だ
け繰り替えし行うことにより、最終的に、所要の高さの
位置まで達する昇降用軌道部10を敷設することができ
る。
【0025】このようにして、かかる昇降用軌道部10に
沿って昇降部11を最上部と最下部との間で昇降させるこ
とができる。
【0026】また、増設用の昇降用軌道部形成体13は、
昇降部11にあらかじめ複数組載置しておくことにより、
昇降用軌道部形成体13を取りに戻るために、昇降部11を
一旦下降移動させる手間を削減することができる。
【0027】次に、上記した昇降用軌道部10を形成する
昇降用軌道部形成体12,13の構成と、同昇降用軌道部10
に沿って昇降する昇降部11の構成を、より具体的に説明
する。
【0028】第一段目の昇降用軌道部形成体12は、図2
〜図7に示すように、地上Gから敷設可能な高さにおい
て、支持塔1の内周面14に突設した昇降用軌道部ステー
15と、同昇降用軌道部ステー15よりも一定の高さだけ上
方に位置する支持塔1の内周面14の位置に取り付けた取
付片16と、同取付片16と上記昇降用軌道部ステー15との
間に介設した昇降用レール支持片17と、同昇降用レール
支持片17に取り付けた昇降用レール18とから構成してい
る。
【0029】そして、昇降用軌道部ステー1 5は、図4
及び図5に示すように、支持塔1の内周面14に固設した
固設体15aと、同固設体15aより支持塔1の内方へ略水平
に突設したステー本体15bとから形成している。
【0030】また、取付片16は、図6及び図7に示すよ
うに、支持塔1の内周面14の円周方向に沿わせて形成し
た固定片16aと、同固定片16aの左右側部より支持塔1の
内方へ向けて略水平に突設した左右一対の取付片本片16
b,16bとを一体的に形成しており、固定片16aの左右側部
に形成したボルト挿通孔16c,16cを、支持塔1に形成し
たボルト螺着孔1a,1aに符合させると共に、両孔16c,16
c,1a,1a中に固定ボルト19,19を螺着して、支持塔1に固
定片16aを固定している。
【0031】昇降用レール支持片17は、図4〜図7に示
すように、上下方向に伸延する左右一対の上下伸延片17
a,17aと、両上下伸延片17a,17a間に上下方向に一定の間
隔を開けて横架した複数の左右伸延片17bとから梯子段
状に形成しており、左右一対の上下伸延片17a,17aの上
部より左右一対のブラケット17c,17cを前記した左右一
対の取付片本片16b,16b側へ向けて突設し、各ブラケッ
ト17c,17cに形成した取付孔17d,17dと、各取付片本片16
b,16bに形成した取付孔16d,16dを左右方向に符合させる
と共に、両孔17d,17d,16d,16d中に取付ボルト20を挿通
して、取付片16に昇降用レール支持片17を取り付けてい
る。
【0032】昇降用レール18は、図4〜図7に示すよう
に、上下方向に伸延する帯状の取付片18aと、同取付片1
8aの中央部より後方へ突設して上下方向に伸延する帯状
の支持片18bと、同支持片18bの先端縁部に連設して上下
方向に伸延する帯状の昇降用レール本片18cとを一体成
形して、断面H型に形成しており、前記した昇降用レー
ル支持片17の左右伸延片17bに挟持取付ブラケット21を
介して取付片18aを取り付けている。21a,21bは挟持片、
21cは挟持用ボルトである。
【0033】しかも、昇降用レール本片18cの後面に
は、上下方向に伸延するラック22を設けている。
【0034】ここで、前記した昇降用軌道部ステー15の
ステー本体15b上にて昇降用レール支持片17と昇降用レ
ール18の下端部を支持ボルト23,23を介して支持させて
いる。
【0035】また、昇降用レール支持片17と昇降用レー
ル18は、地上Gから取り付け易い上下長さに設定してい
る。
【0036】第二段目以降の増設用の昇降用軌道部形成
体13は、図2に示すように、取付片16と、同取付片16に
取り付けた昇降用レール支持片17と、同昇降用レール支
持片17に取り付けた昇降用レール18とから構成してお
り、昇降用レール支持片17は、第一段目の昇降用レール
支持片17の上端部に下端部を突き合わせると共に、側壁
同士を連結片32を介して連結ボルト33により連結し、ま
た、昇降用レール18は、第一段目の昇降用レール18の上
端部に下端部を突き合わせると共に、側壁同士を連結片
34を介して連結ボルト35により連結している。
【0037】昇降部11は、図8及び図9に示すように、
上下縦長に形成した昇降支持機枠体25の上下部にガイド
ローラ支持片26,26を突設し、各ガイドローラ支持片26,
26に前記した昇降用レール本片18cの前後面にそれぞれ
当接する前後一対のガイドローラ27,27,27,27を転動自
在に取り付けて、昇降支持機枠体25を昇降用レール本片
18cに沿って昇降自在に取り付けており、同昇降支持機
枠体25の下部には駆動用モータ28を設け、同駆動用モー
タ28に減速機29を介してピニオンギヤ30を取り付け、同
ピニオンギヤ30を前記したラック22に噛合させている。
36はピニオン駆動軸である。
【0038】そして、昇降支持機枠体25の中途部には搭
乗台31を設け、同搭乗台31上に作業者Mが搭乗すると共
に、同搭乗台31上に増設用の昇降用軌道部形成体13を載
置することができるようにしている。
【0039】このようにして、ピニオンギヤ28をラック
22上にて回転駆動させることにより、昇降部11を昇降用
レール18に沿わせて昇降させることができるようにして
いる。
【0040】この際、昇降部11の昇降操作は、搭乗台31
上に搭乗した作業者Mが昇降操作部(図示せず)を操作
することにより楽に行うことができるようにしている。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。
【0042】(1)請求項1記載の本発明にかかる昇降
装置敷設工法は、既設の搭内に、昇降用軌道部と、同昇
降用軌道部に沿って昇降する昇降部とを具備する昇降装
置を敷設する工法であって、地上から敷設可能な高さに
おいて、既設の塔の内周面に第一段目の昇降用軌道部形
成体を取り付け、同第一段目の昇降用軌道部形成体に昇
降部を取り付けて、同昇降部を昇降用軌道部形成体に沿
って昇降可能となし、同昇降部に第二段目若しくは第二
段目以降の複数の昇降用軌道部形成体を載置すると共
に、同昇降部を第一段目の昇降用軌道部形成体の上部位
置まで上昇移動させて、既設の塔の内周面に第二段目の
昇降用軌道部形成体を第一段目の昇降用軌道部形成体に
連続させて取り付け、続いて、増設用の昇降用軌道部形
成体が昇降部に載置されていない場合には、一旦、同昇
降部を下降させて増設用の昇降用軌道部形成体を昇降部
に載置し、その後、昇降部に増設用の昇降用軌道部形成
体を載置した状態にて、同昇降部を第二段目の昇降用軌
道部形成体の上部位置まで上昇移動させて、既設の塔の
内周面に第三段目の昇降用軌道部形成体を第二段目の昇
降用軌道部形成体に連続させて取り付け、上記した昇降
用軌道部形成体の取付作業を所要回数だけ繰り替えし行
うようにしている。
【0043】このようにして、第一段目の昇降用軌道部
形成体に取り付けた昇降部を利用することにより、後続
の昇降用軌道部形成体を順次接続していくこができて、
最終的に、所要の高さの位置まで達する昇降用軌道部を
敷設することができる。
【0044】そして、かかる昇降用軌道部に沿って昇降
部を最上部と最下部との間で昇降させることができる。
【0045】その結果、既設の支持搭内に昇降部を利用
して昇降用軌道部を簡単に敷設することができると共
に、同昇降部を利用して支持塔内のメンテナンス等を所
要の高さにおいて行うことができる。
【0046】(2)請求項2記載の本発明にかかる昇降
装置敷設工法では、昇降用軌道部形成体は、既設の塔の
内周面に複数の取付片を上下方向に間隔を開けて取り付
け、これらの上下方向に対向する取付片間に上下方向に
伸延する昇降用レール支持片を取り付け、同昇降用レー
ル支持片に上下方向に伸延する昇降用レールを取り付け
て構成している。
【0047】このようにして、既設の塔の内周面に昇降
用軌道部形成体を簡単に組み付けることができる。
【0048】しかも、かかる昇降用軌道部形成体の組み
付け作業は、塔の内周面への取付片の取付作業と、同取
付片への昇降用レール支持片の取付作業と、同昇降用レ
ール支持片への昇降用レールの取付作業に分けて行うこ
とができるため、作業者は昇降部に搭乗した状態におい
てもかかる作業を楽に行うことができる。
【0049】(3)請求項3記載の本発明にかかる昇降
装置敷設工法では、昇降部は、昇降用レールに昇降自在
に取り付けると共に、昇降用レールに上下方向に伸延さ
せて形成したラックに、上記昇降部に設けた駆動用のピ
ニオンギヤを噛合させて、同ピニオンギヤをラック上に
て回転駆動させることにより、昇降部を昇降用レールに
沿わせて昇降可能に構成している。
【0050】このようにして、昇降部をラックとピニオ
ンギヤを利用して昇降させるようにしているため、同昇
降部を昇降させるための機構を構造簡易なものとなすこ
とができると共に、かかる昇降部の昇降作動を円滑かつ
確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる昇降装置敷設工法により敷設し
た昇降装置を具備する風力発電機の一部切欠側面説明
図。
【図2】昇降装置の側面説明図。
【図3】同昇降装置の側面説明図。
【図4】昇降用レール支持片と昇降用レールの側面説明
図。
【図5】同昇降用レール支持片と昇降用レールの正面説
明図。
【図6】同昇降用レール支持片と昇降用レールの一部拡
大側面図。
【図7】同昇降用レール支持片と昇降用レールの一部拡
大断面平面図。
【図8】昇降部の側面図。
【図9】同昇降部の正面図。
【符号の説明】
A 風力発電機 1 支持塔 2 風力発電装置 3 風車 4 出入り口 10 昇降用軌道部 11 昇降部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設の搭内に、昇降用軌道部と、同昇降
    用軌道部に沿って昇降する昇降部とを具備する昇降装置
    を敷設する工法であって、 地上から敷設可能な高さにおいて、既設の塔の内周面に
    第一段目の昇降用軌道部形成体を取り付け、同第一段目
    の昇降用軌道部形成体に昇降部を取り付けて、同昇降部
    を昇降用軌道部形成体に沿って昇降可能となし、 同昇降部に第二段目若しくは第二段目以降の複数の昇降
    用軌道部形成体を載置すると共に、同昇降部を第一段目
    の昇降用軌道部形成体の上部位置まで上昇移動させて、
    既設の塔の内周面に第二段目の昇降用軌道部形成体を第
    一段目の昇降用軌道部形成体に連続させて取り付け、 続いて、増設用の昇降用軌道部形成体が昇降部に載置さ
    れていない場合には、一旦、同昇降部を下降させて増設
    用の昇降用軌道部形成体を昇降部に載置し、 その後、昇降部に増設用の昇降用軌道部形成体を載置し
    た状態にて、同昇降部を第二段目の昇降用軌道部形成体
    の上部位置まで上昇移動させて、既設の塔の内周面に第
    三段目の昇降用軌道部形成体を第二段目の昇降用軌道部
    形成体に連続させて取り付け、 上記した昇降用軌道部形成体の取付作業を所要回数だけ
    繰り替えし行うことを特徴とする昇降装置敷設工法。
  2. 【請求項2】 昇降用軌道部形成体は、既設の塔の内周
    面に複数の取付片を上下方向に間隔を開けて取り付け、
    これらの上下方向に対向する取付片間に上下方向に伸延
    する昇降用レール支持片を取り付け、同昇降用レール支
    持片に上下方向に伸延する昇降用レールを取り付けて構
    成することを特徴とする請求項1記載の昇降装置敷設工
    法。
  3. 【請求項3】 昇降部は、昇降用レールに昇降自在に取
    り付けると共に、昇降用レールに上下方向に伸延させて
    形成したラックに、上記昇降部に設けた駆動用のピニオ
    ンギヤを噛合させて、同ピニオンギヤをラック上にて回
    転駆動させることにより、昇降部を昇降用レールに沿わ
    せて昇降可能に構成することを特徴とする請求項1記載
    の昇降装置敷設工法。
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