JP2003312826A - 湾曲チェーンコンベヤー - Google Patents

湾曲チェーンコンベヤー

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JP2003312826A
JP2003312826A JP2002125522A JP2002125522A JP2003312826A JP 2003312826 A JP2003312826 A JP 2003312826A JP 2002125522 A JP2002125522 A JP 2002125522A JP 2002125522 A JP2002125522 A JP 2002125522A JP 2003312826 A JP2003312826 A JP 2003312826A
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chain conveyor
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】所望の曲率で湾曲走行させることができ、曲率
が変更になったにも、簡易な作業により搬送レイアウト
の変更に対応できる湾曲チェーンコンベヤーを提供す
る。 【解決手段】単位部材相互が揺動可能で、屈曲可能に連
結したチェーンを使用してコンベヤーを構成する。走行
支持部材を湾曲搬送路に応じて所望の曲率に塑性変形す
る。単位部材に設けられた係合部を走行支持部材の被係
合部に対して長手方向へ摺動可能に係合して湾曲走行可
能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、多数のチェーン単
位部材を連結したコンベヤーチェーンを使用して所望の
曲率で湾曲走行する湾曲チェーンコンベヤーに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本出願人は、先に特願
2002−125387において、多数のチェーン単位
部材相互を無端状に連結し、駆動連結された電動モータ
の駆動に伴って走行することにより載置されたワークを
搬送するキャタピラー形式のチェーンコンベヤーにおい
て、各チェーン単位部材は走行方向の一方側にて走行直
交方向に所定の間隔をおいて相対して設けられ、固定ピ
ンが挿通される軸支孔を有した一対の軸支部と、走行方
向の他方側にて隣接するチェーン単位部材の軸支部間に
位置するように設けられ、走行直交方向に軸線を有し、
軸線直交方向中間部にて最小径の内径になると共に軸線
方向中間部から各側方に向かって内径が徐々に増大する
軸受孔を設けた軸受部を有し、軸支部の軸支孔及び軸受
部の軸受孔内に挿通する固定ピンによりチェーン単位部
材相互を、軸受孔の内径差に応じた角度で揺動可能に連
結して湾曲走行可能にしたチェーンコンベヤーを提案し
た。
【0003】このチェーンコンベヤーを所望の曲率で湾
曲走行させるには、予め平面形状が所望の曲率の湾曲帯
状に形成された1対2組の湾曲走行支持板を用意し、各
1対の湾曲走行支持板間に各チェーン単位部材の係合部
を摺動可能にそれぞれ支持して往路用及び復路用の湾曲
走行路を形成している。
【0004】しかし、上記したチェーンコンベヤーにあ
っては、所望の湾曲搬送路に応じた曲率で湾曲走行支持
板を製作する必要があり、搬送レイアウトに変更が生じ
た場合には、その都度、変更される湾曲搬送路に応じた
曲率の湾曲走行支持板を製作する必要があり、コンベヤ
ー自体の製作費が高コスト化すると共に簡易にレイアウ
ト変更できなかった。
【0005】また、レイアウト変更の場合には、新たに
製作された1対2組の湾曲走行支持板を上記のように組
み付けて往路用と復路用の湾曲搬送路を形成する必要が
あり、湾曲搬送路の組み立てに手間及び時間がかかって
搬送レイウアトの変更を簡易、かつ短時間に行えなかっ
た。
【0006】本発明は、上記した従来の欠点を解決する
ために発明されたもので、その課題とする処は、共通の
走行支持部材を使用してコンベヤーチェーンを所望の曲
率で湾曲走行させることができ、汎用性に優れて製作費
を低コスト化することができる湾曲チェーンコンベヤー
を提供することにある。
【0007】本発明の他の課題は、搬送レイアウト変更
により湾曲搬送路の曲率が変更になっても、簡易な作業
によりレイアウト変更に対応できる湾曲チェーンコンベ
ヤーを提供することにある。
【0008】本発明の他の課題は、相対配置された一対
の走行支持板の被係合部にコンベヤーチェーンのチェー
ン単位部材に設けられた係合部を摺動可能に係合させる
ことによりコンベヤーを構成することができ、製作費を
大幅に低減することができる湾曲チェーンコンベヤーを
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、多数のチェー
ン単位部材相互を走行直交方向に対して揺動可能で、走
行方向へ屈曲可能に連結した無端状のコンベヤーチェー
ンを使用したチェーンコンベヤーを構成する。
【0010】長手直交方向の上部及び下部の少なくとも
一方に長手方向へ延出する被係合部を有した走行支持部
材を、湾曲搬送路に応じて所望の曲率に塑性変形し、相
対配置される走行支持部材の被係合部に対してコンベヤ
ーチェーンの各チェーン単位部材に設けられた係合部を
長手方向へ摺動可能に係合してコンベヤーチェーンを湾
曲走行可能にすることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施形態】以下に実施形態を示す図に従って本
発明を説明する。先ず、本発明に係る湾曲チェーンコン
ベヤーに使用するコンベヤーチェーン3について説明す
ると、図3及び図4において、チェーンコンベヤー3は
多数のチェーン単位部材5相互を、走行直交方向に対し
て揺動可能で、走行方向に対して屈曲可能に連結したキ
ャタピラー構造で、各チェーン単位部材5はPOM(ポ
リアセタール)、PET(ポリエチレンテレフタレー
ト)、PP(ポリプロピレン)、PBT(ポリブチレン
テレフタレート)やポリアミド等のように耐磨耗性、高
引張強度を有した合成樹脂またはこれらの合成樹脂にカ
ーボン繊維等の強化繊維を含有した複合強化樹脂により
形成する。
【0012】各チェーン単位部材5はワーク載置板7の
搬送方向の一方側下部に所定の間隔をおいて垂下する一
対の軸支部9と、搬送方向の他方側下部に設けられる軸
受部11を一体形成した構造からなる。また、ワーク載
置板7の上面には搬送時にワーク(図示せず)が滑動す
るのを防止するための摩擦係数が高い滑止部材13が設
けられる。該滑止部材13としてはワーク載置板7の上
面にエラストマー樹脂等を一体成形して形成すればよ
い。
【0013】各軸支部9には後述する固定ピン15の外
径とほぼ一致する内径の軸支孔9aをそれぞれ形成し、
その内の一方の軸支部9の外側面には軸支孔9aと同軸
状の大径凹部9bを形成する。
【0014】上記軸受部11には搬送直交方向に軸線を
有した軸受孔11aを形成する。該軸受孔11aは軸線
方向の中間部が最小内径で、中間部から両側方に向かっ
て内径が徐々に増大する環状テーパ面11bに形成す
る。各環状テーパ面11bのテーパ度はコンベヤーチェ
ーン3を湾曲走行させる際の曲率に基づいて決定され、
例えば小曲率で走行させるにはテーパ度を小さく、反対
に大曲率で走行させるにはテーパ度を大きくする必要が
あるが、テーパ度を大きくした場合には、直線走行時に
振れ易くなるため、要求される湾曲路の曲率と振れの程
度に応じて適宜設定すればよい。
【0015】そしてチェーン単位部材5の軸支部9間
に、隣接するチェーン単位部材5の軸受部11を配置し
た状態で、大径凹部9bが形成された一方の軸支部9側
から固定ピン15を他方の軸支部9に向って挿通してチ
ェーン単位部材5相互を連結させる。該固定ピン15は
チェーン単位部材5と同種の合成樹脂により形成するの
が望ましく、その軸線長さを軸支部9の相互間隔より長
く、また外径を軸支孔9aに挿嵌可能にする。
【0016】大径凹部9b側に位置する固定ピン15の
一方軸端部には一方の軸支部9における大径凹部9b内
に嵌合可能な膨出部15a及び該膨出部15aから軸線
方向中間部に向って軸支孔9aの軸線方向幅をおいた箇
所に係合突条15bを一体形成する。該固定ピン15は
隣接するチェーン単位部材5相互を連結した際に、その
軸両端部は所定の軸線長さで外側へ突出して後述する内
周側走行案内部材17及び外周側走行案内部材19にお
けるそれぞれの係合溝17b・19bに摺接可能に係合
する係合部15cを構成する。
【0017】そしてチェーン単位部材5相互を以下のよ
うに連結して無端状のコンベヤーチェーン3に形成す
る。
【0018】例えば搬送方向下手側に位置するチェーン
単位部材5の軸支部9間に、後続するチェーン単位部材
5の軸受部11を位置させた状態で、ほぼ連通する軸支
孔9a及び軸受孔11a内に対し、大径凹部9bが形成
された軸支部9側から固定ピン15を挿入して先端部側
を他方の軸支部9の軸支孔9a内に支持させる。
【0019】このとき、係合突条15bが一方の軸支部
9における大径凹部9bの底面に当接して挿入が規制さ
れるが、この状態にて更に固定ピン15を加圧して係合
突条15bを弾性変形させることにより通過させて一方
の軸支部9の内面に係合させる。この状態で固定ピン1
5の膨出部15aは大径凹部9b内に嵌合し、係合突条
15bとの協働により軸支部9及び軸受部11から固定
ピン15が抜け出すのを規制する。また、固定ピン15
の各軸端部はそれぞれの軸支部9の外面から所定の軸線
長さで突出して係合部15cを構成する。
【0020】次に、上記のように構成されるコンベヤー
チェーン3を使用した湾曲搬送コンベヤー装置1を説明
すると、図1、図2及び図5に示すように、上記のよう
に組み立てられたコンベヤーチェーン3を、内周側走行
案内部材17及び外周側走行案内部材19に夫々張設し
て本発明に係る湾曲チェーンコンベヤーとしての内周側
湾曲チェーンコンベヤー21及び外周側湾曲チェーンコ
ンベヤー23を構成し、これら内周側湾曲チェーンコン
ベヤー21及び外周側湾曲チェーンコンベヤー23を、
搬送されるワークWの搬送直交方向幅より若干短い間隔
をおいて同心状に配置して湾曲搬送コンベヤー装置1に
構成する。
【0021】内周側走行案内部材17及び外周側走行案
内部材19は、例えばアルミニウム材(アルミニウム合
金を含む)、ステンレス材、鉄材等のように塑性変形可
能な材質の型材からなる各一対の走行支持板17a・1
9aを、夫々のコンベヤーチェーン3を構成するチェー
ン単位部材5の走行直交方向幅より若干短い間隔をおい
て相対配置してなる。そして各走行支持板17a・19
aにおける相対面の上部及び下部には長手方向(搬送方
向)へ延出する被係合部としての係合溝17b・19b
が、各チェーン単位部材5を連結する固定ピン15の係
合部15cを摺動可能に係合する幅及び深さに形成され
る。なお、内周側走行案内部材17及び外周側走行案内
部材19としては、上記した金属材の他にチェーン単位
部材5と同様の耐摩耗性、曲げ強度を有した合成樹脂で
あってもよい。そして合成樹脂材とした場合にあって
は、予め加熱して所望の曲率に湾曲形成すればよい。
【0022】そして内周側走行案内部材17及び外周側
走行案内部材19の走行支持板17a・19aは、例え
ばロールベンディング機を使用して内周側湾曲チェーン
コンベヤー21及び外周側湾曲チェーンコンベヤー23
におけるそれぞれの湾曲搬送路の曲率に湾曲形成する。
【0023】なお、各走行支持板17a・19aとして
は、湾曲搬送路を構成する際に平板状の押出型材をロー
ルベンディング機により所望の曲率で湾曲させる場合の
他に、搬送レイアウト変更により湾曲搬送路を変更する
場合には、変更前の湾曲した走行支持板17a・19a
をロールベンディング機により変更後の曲率に修正して
もよい。
【0024】相対する走行支持板17a・19aの搬送
方向上手側には従動軸が、また下手側には電動モータ2
5・27に夫々連結された駆動軸(何れも図示せず)が
回転可能に支持され、これら各従動軸及び駆動軸に設け
られた夫々のスプロケット(図示せず)に、湾曲搬送路
の内周長及び外周長に応じた長さの各コンベヤーチェー
ン3を無端状に張設して内周側湾曲チェーンコンベヤー
21及び外周側湾曲チェーンコンベヤー23を構成す
る。
【0025】即ち、各1対の走行支持板17a・19a
間にて内周側搬送長及び外周側搬送長に応じた長さのコ
ンベヤーチェーン3を構成する各チェーン単位部材5の
係合部15cを係合溝17b・19bに係合させた状態
で各チェーン単位部材5における軸支部9と軸受部11
の間に形成される空隙部にそれぞれのスプロケットの歯
を係合させてそれぞれのコンベヤーチェーン3を張設す
ることにより内周側湾曲チェーンコンベヤー21及び外
周側湾曲チェーンコンベヤー23を構成する。
【0026】この状態にて往路側に位置する各コンベヤ
ーチェーン3のチェーン単位部材5におけるワーク載置
板7の下面はそれぞれの走行支持板17a・19aの上
面に支承されて走行案内される。そしてこれら内周側湾
曲チェーンコンベヤー21及び外周側湾曲チェーンコン
ベヤー23はテーブル29上に、搬送されるワークWの
搬送直交方向幅より若干短い間隔をおいて同心状に配置
された状態で固定ブラケット31・33により固定され
る。
【0027】なお、内周側湾曲チェーンコンベヤー21
及び外周側湾曲チェーンコンベヤー23の搬送方向上手
には搬入コンベヤー35を、また搬送方向上手側には搬
出コンベヤー37を夫々接続し、搬入させるワークを所
望の曲率で転向させて搬出する湾曲走行用コンベヤー装
置1を構成する。
【0028】また、内周側湾曲チェーンコンベヤー21
の内周側及び外周側湾曲チェーンコンベヤー23の外周
側には湾曲搬送路の内周曲率及び外周曲率に応じて湾曲
形成されたワーク姿勢修正部材39・41を夫々配置
し、これらワーク姿勢修正部材39・41に対して搬送
されるワークの内周側及び外周側に夫々摺接させること
によりワークWの移送方向を湾曲方向に一致させてワー
クWが内周側湾曲チェーンコンベヤー21及び外周側湾
曲チェーンコンベヤー23から逸脱するのを回避させ
る。
【0029】次に、湾曲搬送コンベヤー装置1によるワ
ークWの湾曲搬送作用を説明すると、内周側湾曲チェー
ンコンベヤー21及び外周側湾曲チェーンコンベヤー2
3の電動モータ25・27を駆動すると、各内周側湾曲
走行案内部材17及び外周側湾曲走行案内部材19の各
コンベヤーチェーン3を、各チェーン単位部材5の係合
部15cが係合溝17b・19b内を摺接しながら所要
の曲率で湾曲走行させて搬入コンベヤー33から搬入さ
れるワークWを90度の角度で転向搬送して搬出コンベ
ヤー35上に移載させる。
【0030】このとき、図6に示すようにそれぞれのチ
ェーン単位部材5は固定ピン15が軸受部11における
環状テーパ面11bのテーパ角度の範囲内で走行直交方
向へ揺動して各コンベヤーチェーン3の湾曲走行を可能
にさせる。
【0031】また、内周側湾曲チェーンコンベヤー21
及び外周側湾曲チェーンコンベヤー23を等しい速度で
走行駆動させてもよいが、内周側湾曲チェーンコンベヤ
ー21と外周側湾曲チェーンコンベヤー23による搬送
距離が異なるため、内周側の電動モータ21に対して外
周側の電動モータ23を高速で駆動して載置されたワー
クWの搬送姿勢を湾曲搬送方向に一致させることがで
き、ワークWが内周側湾曲チェーンコンベヤー21及び
外周側湾曲チェーンコンベヤー23から逸脱するのを回
避することができる。
【0032】なお、内周側湾曲チェーンコンベヤー21
及び外周側湾曲チェーンコンベヤー23を異なる速度で
搬送駆動する場合には、ワーク姿勢修正部材39・41
は特に必要ないが、内周側湾曲チェーンコンベヤー21
及び外周側湾曲チェーンコンベヤー23を等しい速度で
走行駆動させる場合には、図7に示すように載置された
ワークW自体が搬送方向に対してある程度の長さを有し
ているため、内周側に対して外周側に位置するコンベヤ
ーチェーン3の走行直交方向に対する揺動が遅れて直線
状に搬送されようとして内周側湾曲チェーンコンベヤー
21及び外周側湾曲チェーンコンベヤー23から逸脱す
る傾向がある。
【0033】この場合にあっては内周側湾曲チェーンコ
ンベヤー21の内周側及び外周側湾曲チェーンコンベヤ
ー23の外周側に沿ってそれぞれ配置されたそれぞれの
ワーク姿勢修正部材39・41に対して直線状に搬送さ
れようとするワークWが摺接し、ワークWの搬送姿勢を
強制的に修正して方向を変化させて湾曲搬送コンベヤー
装置1から逸脱するのを回避することができる。
【0034】搬送レイアウト変更等により搬送路の曲率
を変更する場合には、ロールベンディング機等により変
更される湾曲路の曲率と一致するように湾曲形成された
各一対の湾曲案内部材17a・19aを用意し、上記と
同様に各一対の走行支持板17a・19a間に夫々のコ
ンベヤーチェーン3を、チェーン単位部材5の係合部1
5cを係合溝17b・19bに係合させて組み付ける。
【0035】その際、内周側湾曲チェーンコンベヤー2
1及び外周側湾曲チェーンコンベヤー23の曲率によっ
てはそれぞれのコンベヤーチェーン3を長くしたり、短
くする必要が生じるが、この場合にあっては夫々のコン
ベヤーチェーン3にチェーン単位部材5を必要個数追加
して搬送長を長くしたり、コンベヤーチェーン3からチ
ェーン単位部材5を必要個数取り外して搬送長を短くし
て調整する。
【0036】本実施形態は、所望の湾曲搬送路に応じた
曲率の湾曲走行フレームを予め製作する必要がなく、共
通部材として製作された走行支持板17a・19aを、
構成しようとする所望の湾曲搬送路の曲率に湾曲してそ
れぞれの係合溝17b・19bに対し、張設されるコン
ベヤーチェーン3におけるチェーン単位部材5の係合部
15cを摺動可能に係合することにより湾曲走行可能な
内周側湾曲チェーンコンベヤー21及び外周側湾曲チェ
ーンコンベヤー23を構成することができ、内周側湾曲
チェーンコンベヤー21及び外周側湾曲チェーンコンベ
ヤー23の製作費を低コスト化することができる。その
際に、走行支持板17a・19aを任意の曲率で簡易に
湾曲させることができ、各種の湾曲搬送路を構成するこ
とができる。
【0037】また、搬送レイアウト変更により湾曲搬送
路の曲率を変更する場合であっては、走行支持板17a
・19aを変更される湾曲搬送路の曲率で湾曲形成する
ことにより簡易に対応でき、搬送レイアウト変更を効率
的に行うことができる。
【0038】1.上記説明は、内周側湾曲チェーンコン
ベヤー21及び外周側湾曲チェーンコンベヤー23を所
要の間隔をおいて同心位置に配置した2条からなる湾曲
搬送コンベヤー装置1としたが、本発明は上記実施形態
の内周側湾曲チェーンコンベヤー21及び外周側湾曲チ
ェーンコンベヤー23であればよく、幅広のコンベヤー
チェーンにあっては1条構造の湾曲チェーンコンベヤー
であればよい。
【0039】2.上記説明は、ワークWの搬送路を90
度の角度で転向させる湾曲チェーンコンベヤーとした
が、該湾曲チェーンコンベヤーの湾曲転向角度としては
所望の任意角度であればよく、このほかに予め30度、
45度、135度、又は180度等の所望の任意角度で
構成し、これら角度の湾曲搬送コンベヤーを適宜組み合
わせて所望の湾曲搬送路を形成することができる。ま
た、搬送路の湾曲としては自由曲線としてもよいことは
勿論である。
【0040】3.上記説明は、チェーン単位部材5相互
を連結し、軸支部9の外面から突出する固定ピン15の
軸端部を係合部15cとしたが、図8に示すようにチェ
ーン単位部材5の軸支部9の外面に係合部51を一体形
成し、この係合部を走行支持板17a・19aの係合溝
17b・19bに摺動可能に係合してコンベヤーチェー
ン3を湾曲走行させてもよい。
【0041】4.上記説明は、内周側湾曲チェーンコン
ベヤー21及び外周側湾曲チェーンコンベヤー23をそ
れぞれに設けられた電動モータにより個別に同速又は内
周側に対して外周側を高速で走行駆動する構造とした
が、内周側湾曲チェーンコンベヤー21及び外周側湾曲
チェーンコンベヤー23に単一の駆動軸を設けて1個の
電動モータにより走行駆動してもよい。この場合で、内
周側に対して外周側を高速で走行駆動させるには、駆動
軸に変速機構を設けて1個の電動モータの駆動に伴って
内周側に対して外周側を高速で走行駆動する構造として
もよい。
【0042】5.本発明は、共通部材として形成される
走行支持板17a・19aを使用し、走行支持板17a
・19aを所望の湾曲搬送路に一致する曲率で湾曲形成
した後にコンベヤーチェーンを構成する各チェーン単位
部材の係合部を被係合部に摺動可能に係合して汎用性に
優れた湾曲チェーンコンベヤーを構成することを特徴と
するもので、搬送路の湾曲状態や、コンベヤーの条数、
被係合部の形状や構造により限定されるものではない。
【0043】
【発明の効果】本発明は、共通の走行支持部材を使用し
てコンベヤーチェーンを所望の曲率で湾曲走行させるこ
とができ、汎用性に優れて製作費を低コスト化すること
ができる。また、搬送レイアウト変更により湾曲搬送路
の曲率が変更になったにも、簡易な作業によりレイアウ
ト変更に対応できる。更に、相対配置された一対の走行
支持板の被係合部にコンベヤーチェーンのチェーン単位
部材に設けられた係合部を摺動可能に係合させることに
よりコンベヤーを構成することができ、製作費を大幅に
低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】湾曲搬送用コンベヤー装置を示す斜視図であ
る。
【図2】図1の略体平面図である。
【図3】コンベヤーチェーンの分解斜視図である。
【図4】コンベヤーチェーンを構成するチェーン単位部
材相互の連結状態を示す縦断面図である。
【図5】走行案内部材に対するコンベヤーチェーンの支
持状態を示す縦断面図である。
【図6】湾曲走行時におけるチェーン単位部材の揺動状
態を示す横断面図である。
【図7】湾曲走行時におけるワークの姿勢制御状態を示
す説明図である。
【図8】チェーン単位部材における係合部の変更実施形
態を示す説明図である。
【符号の説明】 1−湾曲走行用コンベヤー装置、3−コンベヤーチェー
ン、5−チェーン単位部材、9−軸支部、11−軸受
部、11b−環状テーパ面、15−固定ピン、15c−
係合部、17−内周側走行案内部材、17a−走行支持
板、17b−被係合部として係合溝、19−外周側走行
案内部材、19a−走行支持板、19b−被係合部とし
て係合溝、21−内周側湾曲チェーンコンベヤー、23
−外周側湾曲チェーンコンベヤー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数のチェーン単位部材相互を走行直交方
    向に対して揺動可能で、走行方向へ屈曲可能に連結した
    無端状のコンベヤーチェーンを使用したチェーンコンベ
    ヤーにおいて、長手直交方向の上部及び下部の少なくと
    も一方に長手方向へ延出する被係合部を有し、湾曲搬送
    路に応じて所望の曲率に塑性変形された1対の走行支持
    部材を相対配置すると共にコンベヤーチェーンの各チェ
    ーン単位部材に設けられた係合部を走行支持部材の被係
    合部に対して長手方向へ摺動可能に係合してコンベヤー
    チェーンを湾曲走行可能にした湾曲チェーンコンベヤ
    ー。
  2. 【請求項2】走行支持部材は、長手直交方向の端部側に
    て長手方向へ延出する被係合部を有した押出型材を所望
    の曲率に湾曲形成し、チェーン単位部材の走行直交方向
    幅をおいて相対配置した請求項1の湾曲チェーンコンベ
    ヤー。
  3. 【請求項3】係合部は、各チェーン単位部材相互を走行
    直交方向に対して揺動可能に連結する固定ピンの軸端部
    とした請求項1の湾曲チェーンコンベヤー。
  4. 【請求項4】係合部は、各チェーン単位部材相互を走行
    直交方向に対して揺動可能に連結する固定ピンを軸支す
    る軸支部及び軸受部にいずれか一方に設けられた突出部
    とした請求項1の湾曲チェーンコンベヤー。
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