JP2003311357A - ねじ転造ダイス及びねじ製造方法 - Google Patents

ねじ転造ダイス及びねじ製造方法

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JP2003311357A
JP2003311357A JP2002122427A JP2002122427A JP2003311357A JP 2003311357 A JP2003311357 A JP 2003311357A JP 2002122427 A JP2002122427 A JP 2002122427A JP 2002122427 A JP2002122427 A JP 2002122427A JP 2003311357 A JP2003311357 A JP 2003311357A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ねじブランク材にピッチが相違するねじを同
時に転造することが可能なねじ転造ダイス及びねじ製造
方法を提供する。 【解決手段】 各ねじ転造平ダイス6,7の対向する各
転造面の転造方向に延びる境界9の両側に主ねじ転造面
8aと補助ねじ転造面8bとを配設し、補助ねじ転造面
8bに、補助ねじの像が型取られた複数の補助ねじ転造
尾根部11をtan- 1〔(補助ねじのピッチ)/(主ねじの
1ピッチ分の転造距離)〕のリード角で付設した。従っ
て、各ねじ転造平ダイス6,7をねじブランク材に対し
て転造方向へ移動距離Lmだけ移動させてピッチPmの主
ねじ3を1ピッチ分転造すると、補助ねじ転造面8bと
ねじブランク材の補助部との間に滑りが生じて、所望の
ピッチの補助ねじが1ピッチ分転造される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ねじ転造ダイス及
びねじ製造方法に関し、特に、ねじブランク材に主ねじ
と該主ねじとピッチが相違する補助ねじとを同時に転造
することが可能なねじ転造ダイス及びねじ製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】先端部に主ねじと同軸のパイロットが設
けられ、該パイロットに主ねじと同一ピッチの補助ねじ
が形成されたパイロット付ボルトが、従来から知られて
いる。上記パイロット付ボルトでは、母材に形成された
ねじ孔と被締結部材に形成されたボルト挿通孔との軸心
がずれて、ボルトの軸心とねじ孔の軸心とが一致してい
ない場合であっても、パイロットに形成された補助ねじ
をねじ孔に係合させてボルトを締付方向へ回転させるこ
とにより、ボルトの軸心をねじ孔の軸心に徐々に一致さ
せるようにしてボルトの主ねじをねじ孔に螺合させるこ
とができる。また、上記パイロット付ボルトと同様の作
用を有するボルトとして、先端部分の外径が先端に向け
て小さく形成され、当該先端部分に主ねじと同一ピッチ
で且つ主ねじと連続するねじが設けられた巻先ねじ等が
従来から知られている。これらのボルトは、特にインパ
クトレンチを用いて締付けるのに適しており、自動車の
製造ライン等で多用されている。
【0003】ところで、一般に、ボルトを製造する場
合、高精度で生産性が高く且つ切屑が発生しないことか
ら、材料の可塑性を利用してねじブランク材にねじを転
造することが行われ、ねじブランク材にねじを転造する
ための工具の一例としてねじ転造ダイスがある。ねじ転
造平ダイスは一対で構成されており、それぞれの転造面
を対向させるようにして転造盤(図示せず)に取付けられ
る。そして、固定側ねじ転造平ダイスを固定し、可動側
ねじ転造平ダイスを上記固定側ねじ転造平ダイスに対し
て平行往復移動させることにより、ダイス移動方向の一
方から対向する転造面間に投入されたねじブランク材に
ねじが転造されて、製品としてのボルトがダイス移動方
向の他方から排出される構造になっている。
【0004】従来、上記パイロット付ボルト或いは巻先
ねじを転造により形成する場合、転造面に主ねじ及び補
助ねじと同一のリード角の主ねじ及び補助ねじの像を形
成した一体のねじ転造平ダイスを用いて、主ねじと補助
ねじとを同時に転造することが行われていた。しかしな
がら、主ねじと補助ねじとを同時に転造することができ
るねじは、主ねじのピッチと補助ねじのピッチとが同一
ピッチのものに限定されていた。また、補助ねじのピッ
チを主ねじのピッチよりも大きく設定することで、パイ
ロット付ボルト或いは巻先ねじとしての性能を向上させ
ることができるが、ピッチが相違するねじを同時に転造
することは既知の技術では極めて困難で、ピッチが相違
するねじを同時に転造する場合、主ねじの転造と補助ね
じの転造とを各々独立した工程で行う必要があり、製造
コストの増大を余儀なくされていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、上記
事情に鑑みてなされたもので、その第1の目的は、ねじ
ブランク材にピッチが相違するねじを同時に転造してね
じの生産性を最大限に向上させることが可能なねじ転造
ダイスを提供することにある。また、第2の目的は、ね
じブランク材にピッチが相違するねじを同時に転造して
ねじの生産性を最大限に向上させることが可能なねじ製
造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、対向
する一対の転造面を転造方向へ相対移動させ、一対の転
造面間に投入されるねじブランク材にねじを転造するね
じ転造ダイスであって、転造面には、所定のリード角の
主ねじ転造尾根部が付設されねじブランク材の主部に所
定ピッチの主ねじを転造する主ねじ転造面と、所定のリ
ード角の補助ねじ転造尾根部が付設されねじブランク材
の補助部に主ねじとピッチが相違する補助ねじを転造す
る補助ねじ転造面と、が配設され、補助ねじ尾根部は、
リード角が、一対の転造面が転造方向へ相対移動してね
じブランク材の主部に主ねじが1ピッチ分転造されると
同時に、ねじブランク材の補助部に所望のリード角の補
助ねじが1ピッチ分転造されるように調整されることを
特徴とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、補助ねじ尾根部のリード角が、tan-1
〔(補助ねじのピッチ)/(主ねじの1ピッチ分の転造
距離)〕に調整されることを特徴とする。
【0008】請求項4に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、各ねじ転造ダイスが、主ねじ転
造面が付設された主ねじ転造ダイスと、補助ねじ転造面
が付設された補助ねじ転造ダイスと、に分割可能に構成
されることを特徴とする。
【0009】上記第2の目的を達成するために、本発明
のうち請求項4に記載の発明は、所定ピッチの主ねじと
該主ねじとピッチが相違する補助ねじとが形成されるね
じのねじ製造方法であって、ねじ転造ダイスの一対を転
造方向へ相対移動させ、ねじ転造ダイス間のねじブラン
ク材に所定ピッチの主ねじを1ピッチ分転造すると同時
に、ねじ転造ダイスとねじブランク材とを転造方向へ滑
らせるようにしてねじブランク材に主ねじとピッチが相
違する補助ねじを1ピッチ分転造することを特徴とす
る。
【0010】従って、請求項1に記載の発明では、一対
の転造面を転造方向へ相対移動させてねじブランク材の
主部に1ピッチ分の主ねじが転造されることにより、ね
じブランク材の補助部に主ねじとピッチが相違する所望
のリード角の補助ねじが1ピッチ分転造される。
【0011】請求項2に記載の発明では、補助ねじ尾根
部のリード角(補助ねじ尾根部が転造方向となす角度)
が、tan-1〔(補助ねじのピッチ)/(主ねじの1ピッチ
分の転造距離)〕に調整されるので、一対の転造面を転
造方向へ相対移動させてねじブランク材の主部に1ピッ
チ分の主ねじが転造されることにより、ねじブランク材
の補助部には所望のリード角の補助ねじが1ピッチ分転
造される。
【0012】請求項3に記載の発明では、主ねじ転造面
或いは補助ねじ転造面のいずれかが消耗した場合、ねじ
転造ダイスを主ねじ転造ダイスと補助ねじ転造ダイスと
に分割して必要部分のみを交換することができる。
【0013】請求項4に記載の発明では、ねじ転造ダイ
スの一対を転造方向へ相対移動させてねじブランク材
に、主ねじを1ピッチ分転造すると同時に主ねじとピッ
チが相違する補助ねじを1ピッチ分転造することができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態のねじ転造
ダイス及びねじ製造方法を図1乃至図9に基づいて説明
する。なお、本実施の形態では、図3に示すねじブラン
ク材1の主部2にリード角がθmで且つピッチがPmの主
ねじ3を転造すると同時に、当該ねじブランク材1の補
助部4に上記主ねじ3に連続してリード角がθsで且つ
ピッチがPsの補助ねじ5を転造するねじ転造ダイス及
びねじ製造方法を詳細に説明する。図5及び図6に示す
のは、転造盤(図示せず)の固定テーブルに取付けられ
る固定側ねじ転造平ダイス6と、上記固定テーブルに対
して平行往復移動可能なラムに取付けられる可動側ねじ
転造平ダイス7と、からなる本実施の形態の一対のねじ
転造平ダイス6,7である。これらねじ転造平ダイス
6,7には、各々の転造面8a,8bに上記ねじブラン
ク材1に転造するねじ形状が付設されており、これら転
造面8a,8bは、各ねじ転造平ダイス6,7を転造盤
に取付けた状態で各転造面8a,8bが対向して配置さ
れると共に、上記ラムを駆動させることで転造方向(可
動側ねじ転造平ダイス7の往復移動方向、図5に示す紙
面視左右方向)へ相対移動するように構成されている。
【0015】上記固定側ねじ転造平ダイス6には、図1
に示すように、可動側ねじ転造平ダイス7との対向面
に、転造方向へ延出する境界9の一側に主ねじ転造面8
aが配設されると共に上記境界9の他側に補助ねじ転造
面8bが配設されている。そして、上記主ねじ転造面8
aには、主ねじ3の像が型取られた複数の主ねじ転造尾
根部10(ねじ形状)が主ねじ3と同一のリード角θm
で且つ同一のピッチPmで付設されている。また、上記
補助ねじ転造面8bには、補助ねじ5の像が型取られた
複数の補助ねじ転造尾根部11(ねじ形状)が、図7に
示すように、主ねじ3の1ピッチ分の転造距離Lm(ね
じブランク材1の主部2の外周面を展開した場合の、転
造された主ねじ3の転造方向への長さ)分の転造方向へ
の変位に対し、ねじブランク材の軸線方向へ補助ねじ5
の所望ピッチ(補助部4に形成する補助ねじ5のピッ
チ、即ち補助部4に形成する補助ねじ5のリード)Ps
分転造方向と直交する方向へ変位するような勾配のリー
ド角θrで付設されている。また、上記補助ねじ転造尾
根部11は、上記主ねじ転造面8aと補助ねじ転造面8
bとの境界9で、主ねじ転造尾根部10と連続するよう
に転造方向へ配置されている。
【0016】また、図2及び図6に示すように、上記固
定側ねじ転造平ダイス6は、上記主ねじ転造面8aと補
助ねじ転造面8bとの境界9で、主ねじ転造平ダイス6
aと補助ねじ転造平ダイス6bとに分割可能に形成され
ており、主ねじ転造平ダイス6aと補助ねじ転造平ダイ
ス6bとは、少なくとも2本の位置決めピン(図示せ
ず)で相互に位置決めされ、この位置決めされた状態で
ボルト12により固定される構造になっている。上記補
助ねじ転造平ダイス6bの補助ねじ転造面8bには、当
該補助ねじ転造平ダイス6bと主ねじ転造平ダイス6a
との締結面、と補助ねじ転造面8bとの角部に、図3に
示すねじブランク材1の主部2と補助部4との間に介在
する斜部13に整合させた斜面14が設けられている。
そして、補助ねじ転造尾根部11は、上記斜面14上に
付設された部分が、主ねじ転造平ダイス6aの主ねじ転
造面8aの主ねじ転造尾根部10に連結される構造にな
っている。なお、上記固定側ねじ転造平ダイス6と対を
なす可動側ねじ転造平ダイス7は、固定側ねじ転造平ダ
イス6と略同一の形状をなすので、その詳細な説明を省
く。
【0017】以下、上記ねじ転造平ダイス6,7を用い
てねじ3,5を転造する際の作用を説明する。まず、各
ねじ転造平ダイス6,7を、それぞれ転造盤の固定テー
ブル、ラム(共に図示せず)に取付ける。この状態で
は、一対のねじ転造平ダイス6,7間で、各主ねじ転造
面8a同士及び各補助ねじ転造面8b同士が対向する。
そして、ラムを駆動して可動側ねじ転造平ダイス7を転
造方向へ所定のストロークで平行往復移動させ、所定の
タイミングで、ねじブランク材1を転造方向の一方から
一対のねじ転造平ダイス6,7間へ投入する。これによ
り、ねじブランク材1の主部2に主ねじ3が1ピッチ分
転造されて、同時に補助部4に補助ねじ5が1ピッチ分
転造され、製品としてのパイロットボルト15(図4参
照)が一対のねじ転造平ダイス6,7間の転造方向の他
方から排出される。
【0018】次に、本ねじ転造平ダイス6,7を用いる
ことで、図3に示すねじブランク材1の主部2に主ねじ
3を1ピッチ分転造すると同時に、補助部4に補助ねじ
5を1ピッチ分転造する際の作用を詳細に説明する。な
お、本実施の形態では、可動側ねじ転造平ダイス7のみ
が転造方向へ平行往復移動し、可動側ねじ転造平ダイス
7の移動に伴いねじブランク材1が軸線回りに回転しな
がら転造方向へ移動してねじブランク材1に主ねじ3及
び補助ねじ5が転造されるが、ここでは、ねじブランク
材1に主ねじ3の1ピッチ分と補助ねじ5の1ピッチ分
とが同時に転造される際の作用を分かり易く説明するた
めに、ねじブランク材1の軸線を基準(軸線を固定)と
して、固定側ねじ転造平ダイス6と可動側ねじ転造平ダ
イス7とが転造方向の相反する方向へ相対移動すること
で、ねじブランク材1が軸線回りに回転して当該ねじブ
ランク材1に主ねじ3と補助ねじ5とが転造されるもの
とする。
【0019】まず、ねじブランク材1の主部2と各ねじ
転造平ダイス6,7の主ねじ転造面8aとの間に滑りが
なく、且つ各ねじ転造平ダイス6,7が転造方向の相反
する方向へ等速度運動する場合、図8に示すように、各
ねじ転造平ダイス6,7は、転造方向の相反する方向へ
Vm=πDm´/T(=Lm/T)の速度で移動すると共
に、ねじブランク材1は、主部2の外周面が周速度Vm
で軸線回りに回転する。ただし、Tは主ねじ3を1ピッ
チ分転造するのに要する時間(ねじブランク材1が1回
転するのに要する時間)、Dm´はねじブランク材1の
主部2の外径である。これにより、各ねじ転造平ダイス
6,7がねじブランク材1に対して転造方向へLm=π
Dm´の距離だけ移動し、ねじブランク材1が軸線回り
に1回転することでねじブランク材1の主部2にはリー
ド角θmの主ねじ3が1ピッチ分転造される。
【0020】一方、ねじブランク材1の主部2に主ねじ
3を1ピッチ分転造するのに要する時間、即ちねじブラ
ンク材1が軸線回りに1回転するのに要する時間をTと
すると、補助ねじ5の1ピッチ分の転造を時間Tで行う
ためのねじブランク材1の補助部4の外周面の周速度
は、Vs=πDs´/T(=Ls/T、Ds´<Dm´)とな
る。ただし、Lsは補助ねじ5の1ピッチ分の転造距
離、即ちねじブランク材1の補助部4の外周面を展開し
た場合の、転造された補助ねじ5の転造方向への長さで
あり、Ds´はねじブランク材1の補助部4の外径であ
る。従って、各ねじ転造平ダイス6,7の転造方向への
移動速度Vmと、ねじブランク材1の補助部4の外周面
の周速度Vsと、の間には、Vg=Vm−Vs=π(Dm´
−Ds´)/T=(Lm−Ls)/Tの差が生じることと
なる。
【0021】ここで、ねじブランク材1の主部2と各ね
じ転造平ダイス6,7の主ねじ転造面8aとの転造圧力
と、ねじブランク材1の補助部4と各ねじ転造平ダイス
6,7の補助ねじ転造面8bとの転造圧力と、を比較し
た場合、前者が後者よりも十分大きい値となる。従っ
て、各ねじ転造平ダイス6,7を転造方向の相反する方
向へ移動させた場合、図9に示すように、各ねじ転造平
ダイス6,7の補助ねじ転造面8bとねじブランク材1
の補助部4との間には相対速度Vgの滑りが生じること
となる。即ち、各ねじ転造平ダイス6,7をねじブラン
ク材1の軸線に対して転造方向の相反する方向へ速度V
mで移動させると、各ねじ転造平ダイス6,7の補助ね
じ転造面8bとねじブランク材1の補助部4との間には
相対速度Vgの滑りが生じて、補助部4の周速度VsがV
s=Vm−Vgとなる。言い換えると、各ねじ転造平ダイ
ス6,7をねじブランク材1の軸線に対して転造方向の
相反する方向へ移動速度Vmで主ねじ3の1ピッチ分の
転造距離Lmだけ移動させると、ねじブランク材1の補
助部4には、各ねじ転造平ダイス6,7の補助ねじ転造
面8bと当該ねじブランク材1の補助部4との間に相対
速度Vgの滑りが生じて、1ピッチ分の補助ねじ5が転
造されることとなる。
【0022】次に、各ねじ転造平ダイス6,7の補助ね
じ転造面8bとねじブランク材1の補助部4との間に滑
りが生じることによる、補助部4に形成される補助ねじ
5への作用を説明する。前述のように、各ねじ転造平ダ
イス6,7をねじブランク材1の軸線に対して転造方向
の相反する方向へ移動速度Vmで主ねじ3の1ピッチ分
の転造距離Lmだけ移動させると、ねじブランク材1の
補助部4には、1ピッチ分の補助ねじ5が転造される。
この時、当該ねじブランク材1の補助部4と各ねじ転造
平ダイス6,7の補助ねじ転造面8bとの間に相対速度
Vgの滑りが生じて、ねじブランク材1の補助部4に食
い込んだ補助ねじ転造面8bの補助ねじ転造尾根部11
が、順次補助ねじ5を転造方向へ速度Vgで送るように
してねじブランク材1の補助部4(補助ねじ5)を塑性
変形させる。従って、図7に示すように、各ねじ転造平
ダイス6,7が転造方向の相反する方向へ移動速度Vm
で転造距離Lmだけ移動してねじブランク材1の主部2
にピッチPmの主ねじ3が1ピッチ分転造されると、ね
じブランク材1の補助部4にはリード角θsの補助ねじ
5が1ピッチPs分形成されることとなる。
【0023】この実施の形態では以下の効果を奏する。
各ねじ転造平ダイス6,7の各転造面の転造方向両側に
主ねじ転造面8aと補助ねじ転造面8bとを配設し、主
ねじ転造面8aに、主ねじ3の像が型取られた複数の主
ねじ転造尾根部10を主ねじ3と同一のリード角θm且
つ同一のピッチPmで付設すると共に、補助ねじ転造面
8bに、補助ねじ5の像が型取られた複数の補助ねじ転
造尾根部11をθr=tan-1〔(補助ねじのピッチ)/
(主ねじの1ピッチ分の転造距離)〕のリード角で付設
した。従って、一対のねじ転造平ダイス6,7を転造方
向へ相対移動させてねじブランク材1の主部2に主ねじ
3が1ピッチ分転造されると、ねじブランク材1の補助
部4には、当該補助部4と各ねじ転造平ダイス6,7と
の間に転造方向への滑りが生じて、所望のリード角θs
の補助ねじ5が1ピッチ分だけ転造される。これによ
り、従来1本のねじブランク材1にピッチが相違するね
じ3,5を転造により形成する場合、各ねじ(本実施の
形態では主ねじ3と補助ねじ5)の転造距離が異なるた
め成形が別工程で行われていたが、これを同時に転造す
ることが可能となり、異径部にピッチが相違するねじが
付設されるボルト15(本実施の形態ではパイロットボ
ルト15)の生産性を最大限に向上させることができ
る。また、各ねじ転造平ダイス6,7を、主ねじ転造面
8aが付設された主ねじ転造平ダイス6aと補助ねじ転
造面8bが付設された補助ねじ転造平ダイス6bとに分
割可能に形成したので、主ねじ転造面8a或いは補助ね
じ転造面8bのいずれかが先に消耗した場合、主ねじ転
造平ダイス6aと補助ねじ転造平ダイス6bとの一方の
みを交換するだけで済み、ダイスの維持費が安価とな
る。
【0024】なお、実施の形態は上記に限定されるもの
ではなく、例えば次のように構成してもよい。図10及
び図11に示すように、補助ねじ転造面8bを主ねじ転
造面8aに対して一様に傾斜させてもよい。この場合、
図12に示す先端がテーパ状に形成されたねじブランク
材1に、図13に示すように、主ねじ3と該主ねじ3と
ピッチが相違するテーパ状の補助ねじ5とを同時に転造
して巻先ねじ15を形成することができる。さらにこの
場合、一対のねじ転造ダイス6,7を転造方向へ相対移
動させた際の、ねじブランク材1のテーパー部の外周面
上の周速度の差異を考慮して補助ねじ転造尾根部11を
曲線で形成してもよい。更にこの場合、主ねじ転造面8
aと補助ねじ転造面8bとの境界で、補助ねじ転造尾根
部11を主ねじ転造尾根部10に整合させることで、主
ねじ3と補助ねじ5とを連続させることができる。ま
た、図14及び図15に示すように、主ねじ転造尾根部
10と補助ねじ転造尾根部11とを必ずしも連続させる
必要はない。例えば、図14及び図15に示すように、
主ねじ転造面8aと補助ねじ転造面8bとの間に転造方
向へ延出する平坦部17を設けて一対のねじ転造平ダイ
ス6,7を構成してもよい。この場合、図16及び図1
7に示すように、主部2と補助部4との間に平坦部16
が形成されたねじブランク材1を用いることで、主ねじ
3と補助ねじ5との間に平坦部16を介在させたボルト
15の、主ねじ3と該主ねじ3とピッチが相違する補助
ねじ5とを同時に転造することが可能となる。なお、図
17に示す平坦部16を有したボルト15は、図16に
示す形状のねじブランク材1に、図10及び図11に示
す一対のねじ転造ダイス6,7を用いて各ねじ3,5を
転造することでも得られる。また、本ねじ転造ダイスに
より同時に転造するねじはピッチが相違していれば同一
径のねじてあってもよい。例えば、図20に示すよう
に、両側に、同一径(Dm=Ds)で且つ互いにピッチが
相違する(Pm<Ps)主ねじ3と補助ねじ5とが形成さ
れるスタッドボルト18に各ねじ3,5を同時に転造す
る場合、図18及び図19に示す一対のねじ転造ダイス
6,7を転造方向へ相対移動させ、該一対のねじ転造ダ
イス6,7の相対移動に伴い、主ねじ転造面8aとスタ
ッドボルト18の主部2と、及び補助ねじ転造面8bと
スタッドボルト18の補助部4と、を同時に転造方向へ
僅かに滑らせることにより、同一径で且つピッチが相違
するねじ3,5を同時に転造することができる。この場
合、主ねじ転造面8aに付設する主ねじ転造尾根部10
のリード角と、補助ねじ転造面8bに付設する補助ねじ
転造尾根部11のリード角とは適宜調節すればよい。
【0025】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ねじブランク材にピッチが相違するねじを同時に転造し
てねじの生産性を最大限に向上させることが可能なねじ
転造ダイスを提供することができる。また、ねじブラン
ク材にピッチが相違するねじを同時に転造してねじの生
産性を最大限に向上させることが可能なねじ製造方法を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のねじ転造ダイスの説明図で、特
に、固定側(可動側)ねじ転造平ダイスの転造面を示す
図である。
【図2】本実施の形態のねじ転造ダイスの説明図で、特
に、図1における左側面図である。
【図3】パイロットボルトのねじブランク材の説明図で
ある。
【図4】図3に示すねじブランク材から得られるパイロ
ットボルトの説明図である。
【図5】本実施の形態のねじ転造ダイスの説明図で、特
に、一対のねじ転造平ダイスでねじブランク材にねじを
転造している状態を示す図である。
【図6】本実施の形態のねじ転造ダイスの説明図で、特
に、図5を紙面左側方から見た図である。
【図7】本実施の形態のねじ転造ダイスの補助ねじ転造
尾根部のリード角θrを説明するための図で、横軸はね
じの転造距離、縦軸はねじのピッチ(リード)である。
【図8】本実施の形態のねじ転造ダイスの説明図で、特
に、図6におけるA−A断面図である。
【図9】本実施の形態のねじ転造ダイスの説明図で、特
に、図6におけるB−B断面図である。
【図10】他の実施の形態のねじ転造ダイスの説明図
で、特に、固定側(可動側)ねじ転造平ダイスの正面図
である。
【図11】他の実施の形態のねじ転造ダイスの説明図
で、特に、図10における左側面図である。
【図12】補助部がテーパー状に形成されたねじブラン
ク材の説明図である。
【図13】図12におけるねじブランク材から得られる
パイロットボルトの説明図である。
【図14】他の実施の形態のねじ転造ダイスの説明図
で、特に、主ねじ転造尾根部と補助ねじ転造尾根部とが
連続しない場合のねじ転造平ダイスの転造面を示す図で
ある。
【図15】他の実施の形態のねじ転造ダイスの説明図
で、特に、図14における左側面図である。
【図16】主部と補助部との間に平坦部が介在するねじ
ブランク材の説明図である。
【図17】図16におけるねじブランク材から得られる
パイロットボルトの説明図である。
【図18】他の実施の形態のねじ転造ダイスの説明図
で、特に、両側に同一径で且つピッチが異なるねじを有
するスタッドボルトのねじを同時に転造するためのねじ
転造平ダイスの転造面を示す図である。
【図19】他の実施の形態のねじ転造ダイスの説明図
で、特に、図18における左側面図である。
【図20】他の実施の形態のねじ転造ダイスの説明図
で、特に、図18及び図19のねじ転造ダイスにより、
両側に同一径で且つピッチが相違するねじが形成(転
造)されたスタッドボルトを示す図である。
【符号の説明】
1 ねじブランク材 2 主部 3 主ねじ 4 補助部 5 補助ねじ 6 固定側ねじ転造平ダイス(ねじ転造ダイス) 7 可動側ねじ転造平ダイス(ねじ転造ダイス) 8a 主ねじ転造面 8b 補助ねじ転造面 10 主ねじ転造尾根部 11 補助ねじ転造尾根部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する一対の転造面を転造方向へ相対
    移動させ、前記一対の転造面間に投入されるねじブラン
    ク材にねじを転造するねじ転造ダイスであって、 前記転造面には、所定のリード角の主ねじ転造尾根部が
    付設され前記ねじブランク材の主部に所定ピッチの主ね
    じを転造する主ねじ転造面と、所定のリード角の補助ね
    じ転造尾根部が付設され前記ねじブランク材の補助部に
    前記主ねじとピッチが相違する補助ねじを転造する補助
    ねじ転造面と、が配設され、 前記補助ねじ尾根部は、リード角が、前記一対の転造面
    が転造方向へ相対移動して前記ねじブランク材の主部に
    前記主ねじが1ピッチ分転造されると同時に、前記ねじ
    ブランク材の補助部に所望のリード角の前記補助ねじが
    1ピッチ分転造されるように調整されることを特徴とす
    るねじ転造ダイス。
  2. 【請求項2】 前記補助ねじ尾根部のリード角が、tan
    -1〔(補助ねじのピッチ)/(主ねじの1ピッチ分の転
    造距離)〕に調整されることを特徴とする請求項1に記
    載のねじ転造ダイス。
  3. 【請求項3】 前記各ねじ転造ダイスが、前記主ねじ転
    造面が付設された主ねじ転造ダイスと、前記補助ねじ転
    造面が付設された補助ねじ転造ダイスと、に分割可能に
    構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のね
    じ転造ダイス。
  4. 【請求項4】 所定ピッチの主ねじと該主ねじとピッチ
    が相違する補助ねじとが形成されるねじのねじ製造方法
    であって、 ねじ転造ダイスの一対を転造方向へ相対移動させ、前記
    ねじ転造ダイス間のねじブランク材に所定ピッチの主ね
    じを1ピッチ分転造すると同時に、前記ねじ転造ダイス
    と前記ねじブランク材とを転造方向へ滑らせるようにし
    て前記ねじブランク材に前記主ねじとピッチが相違する
    前記補助ねじを1ピッチ分転造することを特徴とするね
    じの製造方法。
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