JP2003311130A - 脱塩装置 - Google Patents

脱塩装置

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JP2003311130A
JP2003311130A JP2002119002A JP2002119002A JP2003311130A JP 2003311130 A JP2003311130 A JP 2003311130A JP 2002119002 A JP2002119002 A JP 2002119002A JP 2002119002 A JP2002119002 A JP 2002119002A JP 2003311130 A JP2003311130 A JP 2003311130A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脱アルカリ水ガラスの製造時に限らず、珪酸
イオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオン等の析
出物(スケール)源となるイオンが含まれる被脱塩液を
脱塩する場合において、スケールの発生により突然に運
転不能の状態となることがなく、更に脱塩装置メーカー
のサービスマンによる定期点検の頻度を下げることが可
能な脱塩装置を提供する。 【解決手段】電気透析を利用した脱塩装置において、連
続運転中に膜や流路へ発生する析出物付着状況を脱塩室
に供給される被脱塩液の流量や圧力、生成した脱塩液の
電気伝導度、又はスタックの両端のイオン交換膜の電圧
等によりモニターし、劣化傾向である時に自動的に膜及
び流路に洗浄液を導入して再生処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気透析を利用し
た脱塩装置に関する。更に詳しくは、地盤注入用材とし
て有用な脱アルカリ水ガラス水溶液等の工業用薬液を製
造するための脱塩装置、ゴミ焼却灰洗浄液から環境汚染
の原因となるイオンを除去するための脱塩装置等の各種
用途で使用される脱塩装置に関する。
【0002】
【従来の技術】土木工事において、掘削等により崩壊の
おそれのある地盤、湧水などにより掘削が困難な地盤な
どに対して、外部より地盤改良材を注入して地盤を改良
する薬液注入工法が汎用されている。現在使用される地
盤改良材は種々のものが知られているが、最近では注入
による固化物の強度が高くその耐久性に優れること、注
入液が一液でありゲルタイムの調節も容易で取り扱いに
便利なことから、水ガラスを主成分とするシリカゾル系
地盤改良注入材が多く用いられている。
【0003】ところで、このシリカゾル系地盤改良注入
材にはアルカリ金属塩が多く含まれており、これが得ら
れる固結体の強度の低下原因になったり、時間の経過に
伴って固結体からアルカリあるいは塩が遊離ないし逸脱
して固結体が収縮してその耐久性が低下したりするとい
った問題があり、このような欠点を改良するために水ガ
ラスをイオン交換樹脂法によりアルカリ分を除去する方
法が採用されている(特開平11−279552号公
報)。しかしながら、イオン交換樹脂法による脱アルカ
リ処理は樹脂の再生を必要とするため長期間の脱アルカ
リ処理は不可能であり、さらに再生廃液が排出されるこ
とやSiO濃度の高い水ガラスは樹脂近傍でゲル化す
るため、使用する条件に制約が生じてしまう。
【0004】そこで、最近ではイオン交換膜法電気透析
装置により水ガラスを脱アルカリする方法が採用されて
いる(特開平11−61124号公報)。この方法で
は、電気透析槽と、この槽内部の対向する両端面にそれ
ぞれ配置された一対の陽極および陰極と、これら陽陰電
極間の最も陽極側には陰イオン交換膜が、最も陰極側に
は陽イオン交換膜がそれぞれ位置して、交互に、かつ複
数の区画を形成するように配置された陽および陰イオン
交換膜とからなり、これら複数の区画のうち、陽極およ
び陰極の位置する区画に水を填充するとともに、その他
の区画にそれぞれ水ガラスおよび水を交互に填充し、か
つ陽陰電極間に電流を通電することにより、水ガラス中
のNaイオンが陽イオン交換膜を介して隣接する一方
の側の区画に填充された水中に該膜を通して透過放出さ
れ、かつOHイオンが陰イオン交換膜を介して隣接す
る他方の側の区画に填充された水中に該膜を通して放出
され、これにより前記水ガラスが脱アルカリ処理されて
脱アルカリ水ガラスを得ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記方法を
長期間連続して実施したところ、透析時間の経過と共に
脱塩室の膜や流路に珪酸塩を主成分とする析出物が付着
し、膜抵抗が増大したり原料供給が困難となったりして
透析時間の経過と共に脱アルカリ処理能力が低下し、そ
のまま運転を続けると膜が劣化して運転不能の状態とな
ることが判明した。流路はフラッシングや洗浄により回
復可能であり、また、劣化した膜はアルカリ洗浄等の処
理により再生させることが可能であることが分かった
(特願2001−025323号)が、通常そのような
膜再生処理は現場で行うことは困難であり、脱塩装置メ
ーカーのサービスマンが劣化した膜を(通常はスタクッ
と呼ばれるモジュールの形で)取り外して新しい膜(ス
タック)交換し、取り外した膜(スタック)を脱塩装置
メーカーに持ち帰り処理を行う必要がある。このような
緊急保守作業の発生は、製品の生産計画に影響を及ぼ
す。また、装置の緊急停止を避けるために定期点検を頻
繁に行うことはコストの点で問題がある。
【0006】また、このような問題は、脱アルカリ水ガ
ラスの製造時に限らず、珪酸イオン、カルシウムイオ
ン、マグネシウムイオン等の析出物(スケール)源とな
るイオンが含まれる被脱塩液を脱塩する場合の共通の問
題でもある。例えば、上記と同様の脱塩装置を用いて本
発明者はゴミ焼却灰の洗浄水から塩素イオンを除去する
ことについて検討を行っているが、該洗浄液にはカルシ
ウムイオンが含まれているため該イオンに由来する析出
物(スケール)の発生により同様の問題が起こることを
経験している。
【0007】そこで、本発明は、上記のような問題の発
生を防止するために、膜や脱塩室内環境の劣化状況をモ
ニターし、自動的に再生処理を行うことのできる脱塩装
置を提供することを目的とする。
【0008】なお、前記特願2001−025323号
には、イオン交換膜電気透析法により水ガラスを脱塩
(脱アルカリ)して脱アルカリ水ガラスを製造するに際
し、電気透析中にイオン交換膜内およびその表面に珪酸
塩を主成分とするスケールが付着して脱塩効率が低下し
た場合に、脱塩室及び濃縮室に高濃度のアルカリ溶液を
供給することにより上記スケールが除去でき、このよう
な洗浄工程を行うことにより脱塩効率が回復することが
実例(実施例1)と共に記載されている。即ち、その実
施例1には、トクヤマ社製の電気透析装置(TS2−1
0型)を用い、JIS規格3号水ガラス水溶液を水で希
釈して4.6wt%(NaO濃度1.45wt%)に
調整した水ガラス水溶液を脱塩室に、水酸化ナトリウム
水溶液(0.5mol/l)を濃縮室に供給して2
(l)の原料水ガラスを脱塩処理したところ、Na
濃度が0.49wt%になるまでの処理に要した時間は
52分でそのときの平均電流密度は1.4(A/d
)であったのが、同様の電気透析を繰り返し、通算
で250時間の通電後には同じ原料を水ガラス水溶液2
(l)を用いて脱塩処理したところ、NaO濃度が
0.49wt%になるまでの処理に要した時間は104
分でそのときの平均電流密度は0.7(A/dm)と
脱塩効率が低下したが、0.5(mol/l)の水酸化
ナトリウム水溶液で、脱塩室、濃縮室及びこれらに通じ
る配管内を4時間循環洗浄した場合には脱塩効率が回復
することが示されている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決すべく鋭意検討を行った。その結果、膜の劣化状況
は、被脱塩液が供給される室(脱塩室)の両隔膜間の電
圧、脱塩室に供給される被脱塩液の流量あるいは圧力、
脱塩された液の電気伝導度をモニターすることにより把
握することができること、このようにして把握された劣
化状況が特定の範囲にある場合には脱塩室にアルカリ水
溶液のような洗浄液を流すことにより膜を含めた室内環
境を初期状態に近い状態に回復させることができ、膜
(或いはスタック)交換の頻度を大幅に少なくできるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】本発明は、水ガラス水溶液やごみ焼却灰を
水洗したときの廃液(ごみ焼却灰洗浄液)のような電気
透析中に析出物(スケール)を発生させる物質(例えば
珪酸イオンやカルシウムイオン等)を含む被脱塩液を脱
塩するのに好適に使用できる脱塩装置であり、以下の構
造を有する装置である。即ち、(A)陽極と陰極との間
に陰イオン交換膜及び陽イオン交換膜を交互に配置し
て、陽極側が陰イオン交換膜で仕切られ陰極側が陽イオ
ン交換膜で仕切られた脱塩室、及び陽極側が陽イオン交
換膜で仕切られ陰極側が陰イオン交換膜で仕切られた塩
濃縮室が形成された電気透析槽と、(B)前記脱塩室に
被脱塩液を供給するための被脱塩液供給用配管と、
(C)前記脱塩室から脱塩された被脱塩液を抜き出すた
めの脱塩液抜出用配管と、(D)前記塩濃縮室に塩吸収
液を供給するための塩吸収液供給用配管と、(E)前記
塩濃縮室から塩が濃縮された塩吸収液である濃縮液を抜
き出すための濃縮液抜出用配管とを具備する脱塩装置に
おいて、(1)前記脱塩室に洗浄液を供給するための洗
浄液供給用配管、(2)前記脱塩室に供給する液を被脱
塩液又は洗浄液の何れかに切替える供給液切替え手段、
(3)前記脱塩室から洗浄液を抜き出すための洗浄液抜
出用配管、(4)前記脱塩液から抜き出される液の流路
を脱塩液抜出用配管又は洗浄液抜出用配管に切替える抜
出流路切替え手段、(5)前記脱塩室に供給される被脱
塩液の流量を検知する被脱塩液流量検知器、前記脱塩室
に供給される被脱塩液の圧力を検知する被脱塩液圧力検
知器、前記脱塩液抜出用配管を流れる脱塩液の電気伝導
度を検知する脱塩液電気伝導度検知器、及び前記電解槽
内に配置された互いに隣接する一組の脱塩室及び塩濃縮
室からなるユニットの両端の隔膜間の電圧又はその指標
となる電圧を検知する電圧検知器よりなる群より選ばれ
る少なくとも1種の検知器、並びに(6)前記少なくと
も1種の検知器の検出値に基づき前記供給液切替え手段
及び前記抜出流路切替え手段を作動させて脱塩室に供給
する供給液の切替えの制御及び脱塩室から抜き出す液の
流路の制御を行う制御手段を有することを特徴とする脱
塩装置である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の該脱塩装置は、従来の脱
塩装置と同様に、(A)陽極と陰極との間に陰イオン交
換膜(以下、AE膜とも言う。)及び陽イオン交換膜
(以下、CE膜とも言う。)を交互に配置して、陽極側
がAE膜で仕切られ陰極側がCE膜で仕切られた脱塩
室、及び陽極側がCE膜で仕切られ陰極側がAE膜で仕
切られた塩濃縮室が形成された電気透析槽と、(B)前
記脱塩室に被脱塩液を供給するための被脱塩液供給用配
管と、(C)前記脱塩室から脱塩された被脱塩液を抜き
出すための脱塩液抜出用配管と、(D)前記塩濃縮室に
塩吸収液を供給するための塩吸収液供給用配管と、
(E)前記塩濃縮室から塩が濃縮された塩吸収液である
濃縮液を抜き出すための濃縮液抜出用配管とを具備す
る。
【0012】ここで、脱塩室とは、該室に塩がイオンの
形で含まれる被脱塩液を供給して電気透析を行った場合
にその塩に由来するアニオンが陽極側のAE膜を透過し
て拡散すると共に、塩に由来するカチオンが陰極側のC
E膜を透過して拡散し、結果として該室内の塩濃度が低
下する室を意味する。また、塩濃縮室とは、該室に水又
は電解質の水溶液からなる塩吸収液を供給して同様に電
気透析を行なったときに、AE膜及びCE膜からそれぞ
れ隣接する脱塩室に供給された塩由来のアニオン及びカ
チオンが各膜を透過して流入し、結果として該室内の塩
濃度が増大する室を意味する。例えば、脱塩室に被脱塩
液として水ガラス水溶液を供給し、塩濃縮室に水酸化ア
ルカリ水溶液等の電解質水溶液からなる塩吸収液を供給
して電気透析を行なうことにより、脱塩室に供給された
水ガラス中に存在するNaイオン等のアルカリ金属イ
オンがCE膜を透過して該CE膜を介して隣接する塩濃
縮室に拡散するとともに、同じく水ガラス中に存在する
OHイオンがAE膜を透過して該AE膜を介して隣接
する塩濃縮室に拡散し、結果として脱塩液として水ガラ
ス中のアルカリ濃度が低下した水ガラスを得ることがで
きる。また、このとき、濃縮室では、両隣の脱塩室から
拡散してきたNaイオン等のアルカリ金属イオン及び
OHイオンが閉じ込められ、濃縮液として濃度の上昇
した水酸化アルカリ水溶液が得られる。
【0013】なお、上記のような装置を構成するのに必
要な部材である電極及び各イオン交換膜についても従来
の電気透析装置で使用されているものが特に制限なく使
用される。即ち、上記電気透析槽で使用する陽極及び陰
極としては、水電解や食塩電解などの電気化学工業で採
用されている電極が制限なく用いられる。例えば、陽極
材料としてはニッケル、鉄、鉛、チタン、白金、黒鉛な
どが、また、陰極材料としてはニッケル、鉄、ステンレ
ススチール、白金、チタンなどが好適に用いられる。
【0014】また、陰イオン交換膜(AE膜)は、陰イ
オン交換基が結合した樹脂からなる陰イオン選択透過性
を有する膜であれば特に制限されず公知の陰イオン交換
膜が使用できる。陰イオン交換基としては、水溶液中で
正の電荷となり得る官能基が特に制限なく採用できる。
具体的には、1〜3級アミノ基、ピリジル基、4級アン
モニウム塩基、4級ピリジニウム塩基、さらにこれらの
イオン交換基が混在したものなどが挙げられる。AE膜
としては、重合型、縮合型、均質型、不均質型等の区別
無く使用することができ、さらに、補強のために使用す
る補強材の有無や、イオン交換基が結合する樹脂の材質
(通常、炭化水素系樹脂またはフッ素系樹脂が使用され
ている)も特に制限されない。
【0015】また、陽イオン交換膜(CE膜)は、陽イ
オン交換基が結合した樹脂からなる陽イオン選択透過性
を有する膜であれば特に制限されず公知の陽イオン交換
膜が使用できる。陽イオン交換基としては、水溶液中で
負の電荷となり得る官能基が特に制限なく採用できる。
具体的には、スルホン酸基、カルボン酸基、ホスホン酸
基、硫酸エステル基、リン酸エステル基、さらにこれら
のイオン交換基が混在したものなどが挙げられる。CE
膜としては、重合型、縮合型、均質型、不均質型等の区
別無く使用することができ、さらに、補強のために使用
する補強材の有無や、イオン交換基が結合する樹脂の材
質(通常、炭化水素系樹脂またはフッ素系樹脂が使用さ
れている)も特に制限されない。
【0016】また、本発明の脱塩装置は、脱塩中に膜や
脱塩室内環境の劣化状況をモニターし、自動的に再生処
理を行うために、(1)前記脱塩室に洗浄液を供給する
ための洗浄液供給用配管、(2)前記脱塩室に供給する
液を被脱塩液又は洗浄液の何れかに切替える供給液切替
え手段、(3)前記脱塩室から洗浄液を抜き出すための
洗浄液抜出用配管、(4)前記脱塩液から抜き出される
液の流路を脱塩液抜出用配管又は洗浄液抜出用配管に切
替える抜出流路切替え手段、(5)前記脱塩室に供給さ
れる被脱塩液の流量を検知する被脱塩液流量検知器、前
記脱塩室に供給される被脱塩液の圧力を検知する被脱塩
液圧力検知器、前記脱塩液抜出用配管を流れる脱塩液の
電気伝導度を検知する脱塩液電気伝導度検知器、及び前
記電解槽内に配置された互いに隣接する一組の脱塩室及
び塩濃縮室からなるユニットの両端の隔膜間の電圧又は
その指標となる電圧を検知する電圧検知器よりなる群よ
り選ばれる少なくとも1種の検知器、並びに(6)前記
少なくとも1種の検知器の検出値に基づき前記供給液切
替え手段及び前記抜出流路切替え手段を作動させて脱塩
室に供給する供給液の切替えの制御及び脱塩室から抜き
出す液の流路の制御を行う制御手段を有している。
【0017】本発明の脱塩装置では、上記検出器により
膜や脱塩室内環境の劣化状況をモニターし、脱塩室内に
洗浄液を供給し好ましくはこれを流通させることにより
回復可能な劣化状況の範囲内で予め定めた劣化状況に達
したときに自動的に上記制御手段を作動させて、流路切
替えを行って脱塩室内に洗浄液を流通させて膜や脱塩室
内の環境を回復させることが可能になっている。上記制
御手段を作動させる設定値は、予め被脱塩液の種類や脱
塩条件に応じて各検出器で検出される検出知と劣化状況
との関係、さらには洗浄操作によって回復可能な劣化状
況を調べておくことにより適宜決定される。また、洗浄
液条件(洗浄液の流量や流通時間、さらには洗浄液温
度)についても、劣化状況及び用いる洗浄液の種類に応
じて予備的な実験を行うことにより決定することができ
る。洗浄処理終了後は再び流路を切替えて脱塩を再開す
ることができる。このときの流路の切替えは自動で行う
ことも、マニュアル操作で行うこともできる。なお、洗
浄液の種類はスケールの種類(換言すれば被脱塩液の種
類)によってスケールを溶解することができる液を適宜
選択して用いればよい。例えば、水ガラス水溶液の脱塩
を行う場合には水酸化ナトリウム水溶液等のアルカリ性
水溶液が使用でき、ごみ焼却灰の洗浄液(ごみ焼却灰を
水洗したときの廃液)を脱塩する場合には塩酸水溶液等
の酸水溶液が使用できる。 以下、図1及び図2を参照して本発明の脱塩装置につい
て詳しく説明する。図1は、代表的な本発明の脱塩装置
100の概略図である。該脱塩装置100は、基本的に
電気透析槽110、該電気透析槽110に接続する被脱
塩液供給用配管120、脱塩液抜出用配管121、塩吸
収液供給用配管130、濃縮液抜出用配管131、洗浄
液供給用配管140、及び洗浄液抜出用配管141で構
成されている。そして、被脱塩液供給用配管120には
被脱塩液タンク301からポンプ310aを用いて被脱
塩液が供給できるようになっており、脱塩液抜出用配管
121を通して抜き出された脱塩液は脱塩液タンク30
1に循環されるようになっている。同様に、塩吸収液供
給用配管130には塩吸収液タンク302からポンプ3
10bを用いて塩吸収液が供給できるようになってお
り、濃縮液抜出用配管131を通して抜き出された濃縮
液は塩吸収液タンク302に循環されるようになってい
る。さらに、洗浄液供給用配管140には洗浄液タンク
303にポンプ310cを用いて洗浄液を供給できるよ
うになっており、洗浄液抜出用配管141通して抜き出
された洗浄液は洗浄液タンク303に循環されるように
なっている。 上記電気透析装置110は、図2に示すように、陽極1
11と陰極112との間に、隣接する脱塩室211及び
塩濃縮室212からなるユニット210が2以上連結し
てモジュール化されたスタック200が複数個設けられ
ている。(図1においては、スタック内の構造は省略
し、液の流れのみを示している。)このようなスタック
を用いることにより、配管も簡略化できるばかりでな
く、例えばイオン交換膜の交換はスタックごとに行うこ
とができ、装置の保守が容易になる。なお、陽極111
を含むスタックより陽極側の空間は陽極室111Rとな
り、陰極112を含むスタックより陰極側の空間は陰極
室112Rとなって、各室にはそれぞれ電解質水溶液か
らなる電極液が電極液タンク304からポンプ310d
を用いて供給、循環できるようになっている。 また、上記スタック200は、図2に示すように、例え
ば各室を形成するための切欠部を中央に有する室枠22
0を介してAE膜230及びCE膜240を上記ユニッ
ト数が2以上となるように交互に繰り返し配列した後に
両端より締め付けて固定した、いわゆるフィルタープレ
ス型の構造のモジュールであり、スタック内の各室内に
は、流路を確保するためのスペーサー250や液を均等
配流するための配流板(図示せず)が設けられている。
さらに上記室枠220には、脱塩室液供給路221、脱
塩室液流出路222、塩濃縮室液供給路223、及び塩
濃縮室液流出路224を形成するための切欠部が設けら
れている。なお、上記スペーサーや配流板の形状につい
ては特に限定されないが、析出物発生防止効果があり、
仮に析出物が発生した場合においても容易にこれを除去
出来る構造のもの、例えばトンネル型構造のものを使用
するのが好適である。
【0018】上記各スタック200内の各脱塩室211
に通じる脱塩室液供給路221には、被脱塩液供給用配
管120の液流出端が連結されてなり、該被脱塩液供給
用配管120の液流出端側は、洗浄液供給用配管140
の液流出端側と兼用されており、この被脱塩液供給・洗
浄液供給兼用配管150は上流部で一旦集められて被脱
塩液供給・洗浄液供給兼用主管160を形成した後、被
脱塩液供給用配管120および洗浄液供給用配管140
の各専用管に分岐している。さらに、同様に、各スタッ
ク200内の各塩濃縮室212に通じる塩濃縮室液供給
路223には、塩吸収液供給用配管130の主管130
aから分岐した枝管130bの液流出端が連結されてな
り、各塩濃縮室212に通じる塩濃縮室液流出路224
には、濃縮液抜出用配管131の枝管131bの液流出
端が連結され、各枝管131bはその下流部で集められ
て主管131aを形成している。 また、上記被脱塩液供給・洗浄液供給兼用主管160よ
り上流の前記被脱塩液供給用配管120の専用管部分に
設置されたバルブ(弁)170aと前記被脱塩液供給・
洗浄液供給兼用主管160の上流の前記洗浄液供給用配
管140の専用管部分に設置されたバルブ(弁)170
bとからなる供給液切替え手段が設置されている。ま
た、スタック200内の各脱塩室の脱塩室液流出路22
2には、脱塩液抜出用配管121の液流入端が連結され
てなり、該脱塩液抜出用配管121の液流入端側は洗浄
液抜出用配管141の液流入端側と兼用されており、こ
の脱塩液抜出・洗浄液抜出兼用配管151は下流部で一
旦集められて脱塩液抜出・洗浄液抜出兼用主管161を
形成した後、脱塩液抜出用配管121および洗浄液抜出
用配管141の各専用管に分岐している。そして、前記
脱塩液抜出・洗浄液抜出兼用主管161より下流の前記
脱塩液抜出用配管121の専用管部分に設置されたバル
ブ(弁)171aと前記脱塩液抜出・洗浄液抜出兼用主
管161より下流の前記洗浄液抜出用配管141の専用
管部分に設置されたバルブ(弁)171bとからなる抜
出流路切替え手段が設けられている。なお、図1には供
給液切替え手段および抜出流路切替え手段として、それ
ぞれ2つのバルブからなる態様を示したが、流路を切替
えることができる手段であれば他の手段、例えば三方バ
ルブや四方バルブ(この場合には戻しラインが必要にな
る)を用いることも勿論可能である。これら切替え手段
は、電力若しくは空気圧により作動させることができる
ようになっており、後述する制御手段190から発信さ
れた信号に基づき作動するようになっている。
【0019】本発明の脱塩装置100においては、上記
被脱塩液供給・洗浄液供給兼用主管160の専用管部分
に被脱塩液の流量を検知する流量計からなる被脱塩液流
量検知器181及び被脱塩液の圧力を検知する圧力計か
らなる被脱塩液圧力検知器182が設置されており、ま
た、脱塩液抜出・洗浄液抜出兼用主管161部には脱塩
液の電気伝導度を検知するための脱塩液電気伝導度検知
器183が設置されている。さらに前記各スタック両端
のイオン交換膜間の電圧を検知する電圧検知器184が
設置されている。この電圧検知器で検知するのはスタッ
クの両端のイオン交換膜間の電圧であるが、該電圧はス
タック間の各ユニットの両端のイオン交換膜の電圧の指
標となるものでもある。勿論、各ユニットの電圧を測定
してもよいが、検知器の数を少なくし、検知感度を実効
的なレベル以上に保つことができることからスタックご
とに電圧検知器を設置するのが好ましい。脱塩運転中に
スケールの析出が起こり、その析出量が多くなると脱塩
室内部或いは脱塩室液供給路近傍等での流路が狭まり被
脱塩液の流量が低下したり被脱塩液の圧力が上昇したり
してくる。また、イオン交換膜にスケールが付着すると
膜抵抗が増大し、脱塩効率が低下するのでイオン交換膜
間の電圧が上昇したり、脱塩液の電気伝導度を下げる時
間が増加したりする。各検知器で検知された検出値は、
各検出器に付属する送信機から前記(6)の制御手段1
90に付属する受信機を通して該制御手段に伝達され
る。当該制御手段190は、脱塩装置100の運転及び
制御を行っており、伝達された検出値が予め設定された
検出と一致する若しくはそれを超えた場合に直ちに或い
は予め設定された手順で供給液切替え手段及び前記抜出
流路切替え手段を作動させる信号を発信し、該信号を各
切替え手段が作動し、脱塩室に供給する供給液の切替え
及び脱塩室から抜き出す液の流路の切替えが行われ、自
動的にイオン交換膜の再生処理を行い脱塩運転を再開す
る。このとき、ポンプ等の各機器の作動および停止も同
時に制御する。
【0020】
【発明の効果】本発明の装置によれば、水ガラス水溶液
やごみ焼却灰を水洗したときの廃液(ごみ焼却灰洗浄
液)のような電気透析中に析出物(スケール)を発生さ
せる物質(例えば珪酸イオンやカルシウムイオン等)を
含む被脱塩液を脱塩した場合においても、スケール析出
による悪影響が回復不可能な状況になる前に、自動的に
洗浄操作を行ってスケールの除去を行うことができる。
したがって、装置を緊急停止することなく、長期間安定
して装置を使用することが可能になる。また、定期点検
の期間を長くすることもでき、保守に要するコストを削
減することもできる。
【0021】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本図は、本発明の脱塩装置の概略図である。
【図2】 本図は、本発明の脱塩装置で用いるスタック
の概略図である。
【符号の説明】
100:脱塩装置 110:電気透析槽 111:陽極 112:陰極 111R:陽極室 112R:陰極室 120:被脱塩液供給用配管 121:脱塩液抜出用配管 130:塩吸収液供給用配管 130a:塩吸収液供給用配管の主管 130b:塩吸収液供給用配管の枝管 131:濃縮液抜出用配管 131a:濃縮液抜出用配管の主管 131b:濃縮液抜出用配管の枝管 140:洗浄液供給用配管 141:及び洗浄液抜出用配管 150:被脱塩液供給・洗浄液供給兼用配管 151:被脱塩液供給・洗浄液抜出兼用配管 160:被脱塩液供給・洗浄液供給兼用主管 161:被脱塩液供給・洗浄液抜出兼用主管 170a,b:バルブ(供給液切替え手段) 171a,b:バルブ(抜出流路切替え手段) 181:被脱塩液流量検知器 182:被脱塩液圧力検知器 183:脱塩液電気伝導度検知器 184:電圧検知器 190:制御手段 200:スタック 210:ユニット 211:脱塩室 212:塩濃縮室 220:室枠 221:脱塩室液供給路 222:脱塩室液流出路 223:塩濃縮室液供給路 224:塩濃縮室液流出路 230:AE膜 240:CE膜 250:スペーサー 301:被脱塩液タンク 302:塩吸収液タンク 303:洗浄液タンク 304:電極液タンク 310a〜d:ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D006 GA17 JA34Z JA44Z JA55Z JA71 KA67 KC16 KD12 KD17 KE02P KE07P KE17P KE19P KE24Q MA13 MA14 PA01 PB08 PB12 4D061 DA08 DA10 DB13 EA09 EB01 EB04 EB13 EB19 EB28 EB29 EB30 EB31 EB37 EB39 GA14 GC16

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)陽極と陰極との間に陰イオン交換
    膜及び陽イオン交換膜を交互に配置して、陽極側が陰イ
    オン交換膜で仕切られ陰極側が陽イオン交換膜で仕切ら
    れた脱塩室、及び陽極側が陽イオン交換膜で仕切られ陰
    極側が陰イオン交換膜で仕切られた塩濃縮室が形成され
    た電気透析槽と、(B)前記脱塩室に被脱塩液を供給す
    るための被脱塩液供給用配管と、(C)前記脱塩室から
    脱塩された被脱塩液を抜き出すための脱塩液抜出用配管
    と、(D)前記塩濃縮室に塩吸収液を供給するための塩
    吸収液供給用配管と、(E)前記塩濃縮室から塩が濃縮
    された塩吸収液である濃縮液を抜き出すための濃縮液抜
    出用配管とを具備する脱塩装置において、(1)前記脱
    塩室に洗浄液を供給するための洗浄液供給用配管、
    (2)前記脱塩室に供給する液を被脱塩液又は洗浄液の
    何れかに切替える供給液切替え手段、(3)前記脱塩室
    から洗浄液を抜き出すための洗浄液抜出用配管、(4)
    前記脱塩液から抜き出される液の流路を脱塩液抜出用配
    管又は洗浄液抜出用配管に切替える抜出流路切替え手
    段、(5)前記脱塩室に供給される被脱塩液の流量を検
    知する被脱塩液流量検知器、前記脱塩室に供給される被
    脱塩液の圧力を検知する被脱塩液圧力検知器、前記脱塩
    液抜出用配管を流れる脱塩液の電気伝導度を検知する脱
    塩液電気伝導度検知器、及び前記電解槽内に配置された
    互いに隣接する一組の脱塩室及び塩濃縮室からなるユニ
    ットの両端の隔膜間の電圧又はその指標となる電圧を検
    知する電圧検知器よりなる群より選ばれる少なくとも1
    種の検知器、並びに(6)前記少なくとも1種の検知器
    の検出値に基づき前記供給液切替え手段及び前記抜出流
    路切替え手段を作動させて脱塩室に供給する供給液の切
    替えの制御及び脱塩室から抜き出す液の流路の制御を行
    う制御手段を有することを特徴とする脱塩装置。
  2. 【請求項2】 電気透析槽が、陽極と陰極との間に、隣
    接する脱塩室及び塩濃縮室からなるユニットが複数形成
    されたものであり、該電気透析槽内の脱塩室液供給路に
    は、被脱塩液供給用配管の液流出端が連結されてなり、
    該被脱塩液供給用配管の液流出端側は、洗浄液供給用配
    管の液流出端側と兼用されており、この被脱塩液供給・
    洗浄液供給兼用配管は上流部で被脱塩液供給用配管およ
    び洗浄液供給用配管の各専用管に分岐されてなり、他
    方、該電気透析槽内の脱塩室液排出路には、脱塩液抜出
    用配管の液流入端が連結されてなり、該脱塩液抜出用配
    管の液流入端側は洗浄液抜出用配管の液流入端側と兼用
    されており、この脱塩液抜出・洗浄液抜出兼用配管は下
    流部で脱塩室抜出用配管および洗浄液抜出用配管の各専
    用管に分岐されてなることを特徴とする請求項1に記載
    の脱塩装置。
  3. 【請求項3】 電気透析槽内に前記ユニットが2以上連
    結してモジュール化されたスタックが複数個設けられて
    なり、各スタック内の脱塩室液供給路に連結される被脱
    塩液供給・洗浄液供給兼用配管は一旦集められて被脱塩
    液供給・洗浄液供給兼用主管を形成した後、被脱塩液供
    給用配管および洗浄液供給用配管の各専用管に分岐され
    てなり、他方、各スタック内の脱塩室液排出路に連結さ
    れる脱塩液抜出・洗浄液抜出兼用配管は一旦集められて
    脱塩液抜出・洗浄液抜出兼用主管を形成した後、脱塩室
    抜出用配管および洗浄液抜出用配管の各専用管に分岐さ
    れてなることを特徴とする請求項2に記載の脱塩装置。
  4. 【請求項4】 前記供給液切替え手段が前記被脱塩液供
    給・洗浄液供給兼用主管より上流の前記被脱塩液供給用
    配管の専用管部分に設置された弁と前記被脱塩液供給・
    洗浄液供給兼用主管の上流の前記洗浄液供給用配管の専
    用管部分に設置された弁とからなり、前記抜出流路切替
    え手段が前記脱塩液抜出・洗浄液抜出兼用主管より下流
    の前記塩液抜出用配管の専用管部分に設置された弁と前
    記脱塩液抜出・洗浄液抜出兼用主管より下流の前記洗浄
    液抜出用配管の専用管部分に設置された弁とからなるこ
    とを特徴とする請求項3に記載の脱塩装置。
  5. 【請求項5】 前記電圧検知器が電気透析槽内に配置さ
    れた少なくとも1つのスタックの両端のイオン交換膜間
    の電圧を検知するものであることを特徴とする請求項3
    又は4に記載の脱塩装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5の何れかに記載の脱塩装
    置を用いて被脱塩液の脱塩を行うことを特徴とする脱塩
    液の製造方法。
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