JP2003310900A - 遊技機製造設備のバンドパレット - Google Patents

遊技機製造設備のバンドパレット

Info

Publication number
JP2003310900A
JP2003310900A JP2002123679A JP2002123679A JP2003310900A JP 2003310900 A JP2003310900 A JP 2003310900A JP 2002123679 A JP2002123679 A JP 2002123679A JP 2002123679 A JP2002123679 A JP 2002123679A JP 2003310900 A JP2003310900 A JP 2003310900A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
band
pallet
game board
support rod
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002123679A
Other languages
English (en)
Inventor
Hatsumi Takahashi
初実 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Heiwa Corp
Original Assignee
Heiwa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Heiwa Corp filed Critical Heiwa Corp
Priority to JP2002123679A priority Critical patent/JP2003310900A/ja
Publication of JP2003310900A publication Critical patent/JP2003310900A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Pallets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バンドの搭載された状態で上下に積層化を図
る。 【解決手段】 枠体74aと、枠体74aの相対峙する
一対の側壁に取り付けられてバンド本体72を搭載する
複数の支持棒74bと、枠体74aの側壁から外側に突
出する上フランジ74cと、枠体74aの側壁に設けら
れた下フランジ74dと、上フランジ74cから上方に
立ち上げられた防護壁74eとを備え、枠体74aの側
壁の高さがバンド71の高さよりも高く、支持棒74b
の上面と上フランジ74cの上面との間の寸法がバンド
本体72の高さよりも大きく、支持棒74bの上面と下
フランジ74dの下面との間の寸法はバンド本体72が
支持棒74bに載せられた形態における固着具73のバ
ンド本体72からの突出量よりも大きくなっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機のよう
な球を遊技媒体として使用する遊技機を製造する設備に
おいて、遊技盤に遊技領域を形成する帯状のバンドを取
り付ける装置に用いるバンドパレットに関する。
【0002】
【従来の技術】図11は特開平6−343739号公報
で開示されたバンド取付装置を示し、バンド151の搭
載されたバンドパレット152からバンド151を1本
ずつ取り出して所定の弧状に成形した後にバンド151
に設けられた図外の固着具を遊技盤153の意匠盤面か
ら内部に圧入して、バンド151を遊技盤153に取り
付けるようになっている。図11中の符号154はバン
ド供給装置、符号155はバンド成形装置、156は遊
技盤搬送装置、157はバンドパレット152に設けら
れた突起である。多数本のバンド151がバンドパレッ
ト152に搭載された場合、当該バンド151は前後の
突起157の間の隙間に配置される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来例は
バンドパレット152がバンド151を搭載するだけの
構造であるので、バンドの搭載された複数のバンドパレ
ット152を上下に積み重ねることが困難であり、バン
ド151の搭載された複数のバンドパレット152を待
機する場合に広い場所が必要であるという問題点があっ
た。
【0004】そこで、本発明は、バンドの搭載された状
態で上下に積層可能なバンドパレットを提供するもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にあっては、遊技
盤に遊技領域を形成する帯状のバンドを取り付ける装置
にバンド本体と固着具とからなる多数本のバンドを供給
するためのバンドパレットであって、方形状の内部空間
を形成する枠体と、枠体の相対峙する一対の側壁に取り
付けられてバンド本体を搭載する複数の支持棒と、枠体
の側壁から外側に突出する上フランジと、枠体の側壁に
設けられた下フランジと、上フランジから上方に立ち上
げられた防護壁とを備え、枠体の側壁の高さがバンドの
高さよりも高く、支持棒の上面と上フランジの上面との
間の寸法がバンド本体の高さよりも大きく、支持棒の上
面と下フランジの下面との間の寸法はバンド本体が支持
棒に載せられた形態における固着具のバンド本体からの
突出量よりも大きいことによって、バンドの搭載された
複数のバンドパレットを上下に積み重ねた場合、下段の
バンドパレットの上フランジが上段のバンドパレットの
下フランジを受け止めるとともに、防護壁が下段のバン
ドパレットと上段のバンドパレットとの横ずれを防止す
る一方、上段のバンドと下段のバンドとが互いに干渉す
ることがなくバンドの形状を適切に保持することができ
る。また、本発明にあっては、支持棒のバンド本体を載
せる上面が弧面に形成されれば、支持棒とバンド本体と
の接触面積が少なくなり、バンドの支持棒上でのバンド
本体を移動する場合の力が少なくなる。また、本発明に
あっては、支持棒が丸棒または丸パイプにより形成され
れば、支持棒のバンド本体を載せる上面が常に弧状とな
り、支持棒の枠体への取り付けが容易となる。また、本
発明にあっては、支持棒のうちの少なくとも互いに隣接
する2本の支持棒の間における隙間がバンドの固着具の
横幅よりも少し広い間隔に形成されれば、バンド本体が
複数の支持棒に搭載された場合に、固着具の少なくとも
1本を上記隙間に挿入することによって、バンド本体の
長手方向への横ずれを適切に防止し、枠体に対するバン
ドの搭載姿勢を保持することができる。また、本発明に
あっては、支持棒に押付体を移動・停止操作可能に取り
付け、枠体の側壁に受止棒を上下移動可能に取り付けれ
ば、支持棒に搭載された多数のバンドを受止棒と押付体
と両側から挟む格好で保持し、バンドがバンドパレット
の内部で踊るような不都合を解消することができる。ま
た、本発明にあっては、受止棒を支持棒の上に搭載され
たバンド本体と対向する上昇限度位置に配置するレバー
ばねを設ければ、バンドパレットからバンドを容易に取
り出すことができる。また、本発明にあっては、枠体に
抜孔を設ければ、バンドパレットが軽量になる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1から図10は一実施形態であ
って、図1のa図はバンド71およびバンドパレット7
4の外観を示し、図1のb図はバンドパレット74の受
止棒74g周りの外観を示し、図2はバンド71の搭載
されたバンドパレット74の平面を示し、図3はバンド
71とバンドパレット74との寸法関係を示し、図4は
押付体74nの内部構造を示し、図5はバンド供給装置
51の外観を示し、図6から図8はバンド供給装置51
の動作を示し、図9はハート・バンド取付装置の平面を
模式的に示し、図10はハート・バンド取付装置の正面
を模式的に示す。
【0007】図1を参照し、バンドパレット74につい
て説明する。バンドパレット74は方形状の枠体74a
と、枠体74aの相対峙する一対の側壁に取り付けられ
た複数の支持棒74bとを備える。枠体74aは枠体7
4aの内部開口を前後左右の板状の側壁で方形状に囲む
形態であって、当該前後左右の側壁に外側に突出した上
フランジ74cおよび下フランジ74dを備える。上フ
ランジ74cは上方に立ち上げられた防護壁74eを備
える。上フランジ74cはバンドパレット74を上下方
向に多段に重ね合わせるように積む場合に上段のバンド
パレット74の下フランジ74dを受け止める。防護壁
74eは複数のバンドパレット74を積み重ねた場合に
下段のバンドパレット74に対し上段のバンドパレット
74が横ずれして脱落することがないように機能する。
前側の側壁には上フランジ74cおよび防護壁74eに
わたる切欠部74fが形成される。切欠部74fは図5
のバンド取出機構66における図2の吸着パッド66d
を逃げるための逃げである。
【0008】枠体74aの前側の側壁には枠体74aの
内部に位置する受止棒74gが移動可能に取り付けられ
る。受止棒74gを固定したレバー74hの一端部が側
壁に軸74iで連結され、レバー74hの他端部が左右
方向の側壁に形成された縦溝74jに内側から外側に向
けて挿入され、縦溝74jから側壁の外側に突出したレ
バー74hの他端部の真上に対応する上フランジ74c
には図5のバンド締結解除機構64のレバーを操作する
部材を挿入するための挿入孔74kが形成される。受止
棒74gがレバー74hに作用するレバーばね74mの
ばね力で支持棒74bの上に搭載されたバンド本体72
と対向する上昇限度位置に配置される。
【0009】支持棒74bにはバンド本体72の長手方
向両端部を支持する押付体74nが移動・停止操作可能
に取り付けられる。押付体74nは図4の押えばね74
rのばね力で支持棒74bを挟み付けるような格好で支
持する。よって、押付体74nが押えばね74rのばね
力による支持力に抗して前方または後方に押されるかま
たは引かれることによって、押付体74nが移動可能と
なる。また、移動した位置で、押付体74nに対する押
す力または引く力を押付体74nから解除することによ
って、押えばね74rのばね力が支持棒74bに働き、
押付体74nがその位置に停止保持される。
【0010】そして、バンド71がバンドパレット74
に搭載される場合に、受止棒74gがレバーばね74m
のばね力で支持棒74bの上に搭載されたバンド本体7
2と対向する上昇限度位置に配置されているとともに、
押付体74nが後壁の方向に寄せられた状態において、
バンド積層体(多数本のバンド71が図2の矢印X2方
向に並べられた形態)が支持棒74bの上に載せられ
る。図1のバンド71の固着具73が支持棒74bの隙
間に挿入され、バンド本体72が複数の支持棒74bに
わたり各々の支持棒74bの上面に載せられる。
【0011】図2にも示すように、その後、押付体74
nが前方に向けて移動操作されることによって、バンド
積層体が受止棒74gと押付体74nとで前後方向より
挟み付けられるような格好で保持される。この場合、受
止棒74gがバンド積層体における最前列のバンド71
のバンド本体72を受け止め、押付体74nが積層体に
おける最後列のバンド71のバンド本体72と接触す
る。このように、受止棒74gと押付体74nとでバン
ド積層体が支持棒74bに対して保持されることによっ
て、バンド積層体が支持棒74bおよび枠体74aから
飛び出ることはない。
【0012】互いに隣接する2本の支持棒74bの間に
おける隙間がバンド71の固着具73の横幅よりも少し
広い隙間Dになっている。これによって、バンド71が
バンドパレット74に搭載される場合に、バンド71の
各々の固着具73が支持棒74bの隙間Dに挿入され、
バンド本体72が複数の支持棒74bにわたり各々の支
持棒74bの上面に載せられる。その状態において、バ
ンド本体72が支持棒74bの上面に対し、バンド本体
72に長手方向(図5の矢印Y方向)に横ずれするよう
な力が作用しても、固着具73が隙間Dを形成している
2本の支持棒74bに受け止められる。このため、バン
ド本体72が長手方向に横滑りせず、枠体74aに対す
るバンド71の搭載姿勢が保持される。
【0013】支持棒74bは丸棒または角棒であっても
よいが、支持棒74bのバンド本体72を載せる上面
は、凸状の弧面であればバンド本体72との接触面積が
もっとも小さくなる。支持棒74bの上面が凹状の弧面
であればバンド本体72との接触点が2箇所となり、面
積も少なくなる。凸状の弧面が山形でも良い。つまり、
支持棒74bの上面は平坦な平面ではなくバンド本体7
2との接触面積を少なくし得る形状になっていれば、バ
ンド71を支持棒74bの長手方向(矢印X2方向)に
少ない力で円滑に移動することができる。
【0014】バンドパレット74を構成するそれぞれの
要素をステンレスで形成すれば耐錆、剛性、軽量を達成
できる。支持棒74bが中空(パイプ)であれば、バン
ドパレット74が軽量となる。支持棒74bが丸棒また
は丸パイプのような形状であれば、支持棒74bを枠体
74aに取り付けることで、支持棒74bのバンド本体
72を載せる上面が常に弧状となるので、支持棒74b
の枠体74aに取り付ける向きを考える必要が無く、支
持棒74bの取付が容易であるばかりでなく、支持棒7
4bを枠体74aに周方向に回転可能に取り付けること
によって、支持棒74bのバンド本体72を載せる上面
が変化し、支持棒74bのバンド本体72を載せる上面
の耐久性を向上することができる。枠体74aを形成す
る前後左右の側壁にはバンドパレット74の軽量化のた
めの抜孔74pを備える。
【0015】図3を参照し、枠体74aとバンド71と
の寸法関係について説明する。枠体74aを形成する側
壁の高さH1はバンド71の高さH2よりも高い(H1
>H2)。枠体74aにおける支持棒74bの上面と上
フランジ74cの上面との間の寸法H3はバンド本体7
2の高さH4よりも大きい(H3>H4)。枠体74a
における支持棒74bの上面と下フランジ74dの下面
との間の寸法H5はバンド本体72が支持棒74bに載
せられた形態における固着具73のバンド本体72から
の突出量H6よりも大きい(H5>H6)。枠体74a
における支持棒74bの上面と上フランジ74cの上面
との間の寸法H3からバンド本体72の高さH4を引き
算した寸法H7はバンド本体72が支持棒74bに載せ
られた形態における固着具73のバンド本体72からの
突出量H6よりも小さい(H3−H4=H7<H6)。
よって、バンド71がバンドパレット74の支持棒74
bに搭載された場合、バンド本体72および固着具73
が枠体74aから外側に突出せず枠体74aの内部に収
まるので、バンド積層体を搭載した複数のバンドパレッ
ト74を上下方向に多段に積み重ねても上側のバンドパ
レット74におけるバンド71のバンド本体72と下側
のバンドパレット74におけるバンド71の固着具73
とが干渉せず、バンド71の形状を適切に保つことがで
きる。
【0016】図4を参照し、支持棒74bに対する押付
体74nの内部構造について説明する。押付体74nは
中央に支持棒74bを挿入するための貫通孔74qを備
える。貫通孔74qの内径は支持棒74bの外形とほぼ
同径であって、押付体74nを前後方向に移動操作した
場合に、押付体74nが支持棒74bにがたつくことな
く支持棒74bに案内されて前後方向に移動し得る大き
さである。貫通孔74qの周囲には押えばね74rが押
付体74nに固定するボルト74sで締結される。押え
ばね74rはボルト74sで締結された部分から貫通孔
74qを囲むように伸びた二股状のアームを備える。押
えばね74rの相対峙する一対のアームは初期形状(押
えばね74rの相対峙する一対のアームが支持棒74b
と接触しない状態)において支持棒74bの外径よりも
小さな間隔で相対峙する。
【0017】そして、押付体74nが貫通孔74qを用
いて支持棒74bに外嵌装着されることによって、押え
ばね74rのアームが支持棒74bで外側に押し広げら
れることで、押えばね74rのアームがボルト74sに
よる固定点を中心として外側に撓む。その復元する弾性
力で押えばね74rのアームが支持棒74bを挟み付け
るような格好で支持棒74bを支持する。よって、押え
ばね74rのアームの弾性下による支持力に抗して押付
体74nを前方または後方に押すかまたは引くことによ
って、押付体74nが移動可能となる。また、移動した
位置で、押付体74nに対する押すかまたは引く力を押
付体74nから解除することによって、押えばね74r
のアームによるばね力が支持棒74bに働き、押付体7
4nがその位置に停止保持される。
【0018】図5を参照し、図1のバンドパレット71
を使用するバンド供給装置51について説明する。バン
ド供給装置51は箱形の装置本体52の上部に作業上の
安全を確保するための防護壁53を備え、装置本体52
の前面に供給側台車出入口54および排出側台車出入口
55を備え、装置本体52の上面にバンドパレット搬送
口56を備え、バンドパレット搬送口56周りにおける
装置本体52の上部に供給側バンドパレット支持機構5
7、排出側バンドパレット支持機構58、供給側バンド
パレット搬送機構59、排出側バンドパレット搬送機構
60、バンドパレット押出機構61、バンドパレット受
止機構62、バンドパレット位置決定機構63、バンド
締結解除機構64、バンド送出機構65、バンド取出機
構66を備え、装置本体52の内部空間に供給エレベー
ター67、排出エレベーター68、台車位置決定機構6
9;70を備える。供給エレベーター67および台車位
置決定機構69は図10に図示されている。
【0019】供給側台車出入口54は供給エレベーター
67と対応し、排出側台車出入口55は排出エレベータ
ー68と対応する配置になっている。バンドパレット搬
送口56は供給エレベーター67と排出エレベーター6
8とにわたり1つになっている。供給側バンドパレット
支持機構57および供給側バンドパレット搬送機構59
は供給エレベーター67と対応し、排出側バンドパレッ
ト支持機構58および排出側バンドパレット搬送機構6
0は排出エレベーター68と対応するとともに前後方向
(図9の矢印X1方向と直交する図5の矢印Y方向)に
相対峙する配置である。
【0020】バンド供給装置51は次のように動作す
る。図6のa図に示すように、供給側台車出入口54か
ら多数本のバンド71の搭載されたバンドパレット74
の積み重ねられたバンドパレット積層体(満バンドパレ
ット積層体)を積み込んだ台車77が装置本体52の内
部空間に搬入される。この台車77の搬入に伴い、供給
エレベーター67の2本のフォーク爪が台車77の挿入
溝78に挿入されてバンドパレット積層体の下部に配置
される。次に、図6のb図に示すように、供給エレベー
ター67が上昇して台車77からバンドパレット積層体
を浮上支持する格好で受け取る。
【0021】そして、図6のc図に示すように、バンド
パレット積層体の最上部におけるバンド71の搭載され
たバンドパレット74が図5のバンドパレット搬送口5
6の供給エレベーター対応部分に突出すると、供給エレ
ベーター67の上昇が停止する。その状態において、図
7のa図に示すように、供給側バンドパレット支持機構
57がバンドパレット積層体における最上部におけるバ
ンド71の搭載されたバンドパレット74を支持する。
次に、図7のb図に示すように、供給エレベーター67
が下降し、供給側バンドパレット支持機構57で支持さ
れたバンド71の搭載されたバンドパレット74と供給
エレベーター67に支持されたバンドパレット積層体と
の間に供給側バンドパレット搬送機構59の挿入空間A
が形成される。その状態において、供給側バンドパレッ
ト搬送機構59が挿入空間Aに挿入される一方、排出側
バンドパレット搬送機構60がバンドパレット搬送口5
6の排出エレベーター対応部分に挿入配置される。
【0022】その後、図7のc図に示すように、供給側
バンドパレット支持機構57がバンドパレット搬送口5
6から退避し、供給側バンドパレット支持機構57で支
持されていたバンド71の搭載されたバンドパレット7
4が供給側バンドパレット搬送機構59の上に載せられ
る。それから、バンドパレット押出機構61が供給側バ
ンドパレット搬送機構59の上に搭載されたバンドパレ
ット74をバンドパレット搬送口56の供給エレベータ
ー対応部分から排出エレベーター対応部分に向かう方向
(矢印X2方向)に押し出す。この押し出されたバンド
71の搭載されたバンドパレット74は供給側バンドパ
レット搬送機構59から排出側バンドパレット搬送機構
60に載り移って実線示から仮想線示となり、バンドパ
レット74の押出方向前部がバンドパレット受止機構6
2で受け止められた後、バンドパレット位置決定機構6
3がバンド71の搭載された仮想線で示すバンドパレッ
ト74をバンドパレット搬送口56の排出エレベーター
対応部分に位置決め固定する。
【0023】さらに、バンド締結解除機構64が上記位
置決め固定されたバンドパレット74の図1の受止棒7
4gを押し下げることでバンドパレット74に搭載され
ている多数本のバンド71の締結を解除した後、図5の
バンド送出機構65が多数本のバンド71を位置決め固
定された仮想線で示すバンドパレット74の内部で1つ
のまとまりとして図5のバンド取出機構66の方向に向
けて送り出す。この1つのまとまりとして送り出された
送出方向最前列のバンド71はバンド取出機構66に接
触するかまたは接触する程度に近づく。その状態におい
て、バンド供給時期になると、バンド取出機構66が上
記最前列のバンドを取り出す。
【0024】バンド取出機構66によるバンド71の取
り出しが繰り返されたことによって、上記1個のバンド
パレット74に搭載されていたバンド71がなくなった
場合、バンドパレット搬送口56の排出エレベーター対
応部分ではバンドパレット74(バンド71の搭載され
ていない空のバンドパレット74)の排出が図8に示す
ように行われる。
【0025】つまり、図8のa図に示すように、バンド
パレット位置決定機構63がバンドパレット搬送口56
の排出エレベーター対応部分における空のバンドパレッ
ト74から退避するとともに、排出側バンドパレット支
持機構58がバンドパレット搬送口56の排出エレベー
ター対応部分に突出して空のバンドパレット74を支持
する。その後、図8のb図に示すように、排出側バンド
パレット搬送機構60がバンドパレット搬送口56の排
出エレベーター対応部分より退避する。これと並行し、
排出エレベーター68が上昇し、排出エレベーター68
に搭載されているバンドパレット積層体(図示を省略)
または排出エレベーター68が排出側バンドパレット支
持機構58で支持された空のバンドパレット74に干渉
しない程度に近づく。
【0026】その状態において、排出側バンドパレット
支持機構58が空のバンドパレット74に対する支持を
解除すると、図8のc図に示すように、空のバンドパレ
ット74がバンドパレット搬送口56の排出エレベータ
ー対応部分から排出エレベーター68で支持されている
バンドパレット積層体(図示を省略)の上または排出エ
レベーター68に受け止められる。次に、排出エレベー
ター68が下降し、当該排出エレベーター68に受け止
められたバンドパレット74が排出側バンドパレット支
持機構58や排出側バンドパレット搬送機構60などに
干渉しないように図5の装置本体52の内部空間の下部
に取り込まれる。その後、または、前記図7のc図のバ
ンド71の搭載された実線で示したバンドパレット74
が仮想線で示すように前記バンドパレット搬送口56の
供給エレベーター対応部分から排出エレベーター対応部
分に移送された後のいずれかにおいて、図6のc図に示
すようにバンド71の搭載された最上部のバンドパレッ
ト74が供給エレベーター67の上昇・停止でバンドパ
レット搬送口56の供給エレベーター対応部分に突出し
た後に図7のa図からc図の工程を経て排出エレベータ
ー対応部分に供給されることに備える。
【0027】図9および図10を参照し、バンドパレッ
ト74を用いた遊技盤製造設備について、遊技盤1に外
バンド8と内バンド12およびハート16を取り付ける
ハート・バンド取付装置を例として説明する。図9の左
上に示すように、ハート・バンド取付装置に供給される
遊技盤1はベニヤ板のような合板からなる方形状の遊技
基板の一表面に図柄の印刷された合成樹脂からなる化粧
シートを接合した意匠盤面を有する一方、基準孔2、部
品逃孔3、アウト口4、バンド取付用下孔5;6が形成
された形態になっている。基準孔2は遊技盤1をハート
・バンド取付装置に位置決め固定するための加工基準と
して使用する孔であって、遊技盤1の1つの対角線の方
向に位置する2つの隅部に設けられる。部品逃孔3は入
賞部品、飾り部品、照明表示部品などの部品を遊技盤1
に取り付ける場合に当該部品の一部を遊技盤1の内部に
取り込むように逃げる孔である。アウト口4はアウト球
を遊技盤1の意匠盤面の遊技領域から遊技盤1の裏側に
排出する孔であって、ハート16で縁取りされる。バン
ド取付用下孔5;6は外バンド8やハート16および内
バンド12を取り付ける孔である。また、図示は省略し
たが、遊技盤1には上記部品を遊技盤1に取り付けるた
めの木ねじのような図外の固着具を案内する部品取付用
下孔が形成され、多数の遊技釘(障害釘と呼ばれること
もある)や風車も取り付けられている場合もある。
【0028】図9の左下に示すように、ハート・バンド
取付装置に供給される外バンド(図1のバンド71に相
当する)8は帯状のバンド本体9と固着具10とカール
部11とを備える。固着具10はバンド本体9の長縁下
部に取り付けられた割ピンのような形状である。カール
部11は外バンド8を遊技盤1に位置決め固定するバン
ド釘を挿入するためにバンド本体9の長手方向の一端部
に設けられる。図9の右下に示すように、内バンド(図
1のバンド71に相当する)12は帯状のバンド本体1
3と固着具14とアウト球案内溝15とを備える。固着
具14はバンド本体13の長縁下部に取り付けられた割
ピンのような形状である。アウト球案内溝15はアウト
球をアウト口4に案内する溝であって、バンド本体13
の中間部を屈曲した形態である。アウト球案内溝15の
両側に位置する固着具14はハート16を遊技盤1に共
締めする。図9の中間下に示すように、ハート・バンド
取付装置に供給されるハート16はアウト口4を縁取り
するものであって、貫通孔17と取付孔18とを備え
る。貫通孔17はアウト球を遊技盤1の意匠盤面の方向
からアウト口4に通過させる孔である。取付孔18は内
バンド12の固着具14を挿入する孔である。
【0029】ハート・バンド取付装置は遊技盤搬送装置
21、外バンド供給装置(図5のバンド供給装置51に
相当する)22、外バンド成形装置23、外バンド挿入
装置24、ハート供給装置25、ハート挿入装置26、
内バンド供給装置(図5のバンド供給装置51に相当す
る)27、内バンド成形装置28、内バンド挿入装置2
9、バンドプレス装置30を備える。そして、外バンド
供給装置22に多数本の外バンド8の搭載されたバンド
パレット74を供給し、ハート供給装置25に多数本の
ハート16の搭載されたハートパレット115を供給
し、内バンド供給装置27に多数本の内バンド12の搭
載されたバンドパレット74を供給した状態において、
図9の左上に示す遊技盤1が遊技盤搬送装置21で搬入
エリア31から外バンド挿入エリア32、緩衝エリア3
3、ハート・内バンド挿入エリア34、バンドプレスエ
リア35を順に経由して搬出エリア36に到達するまで
の間において、外バンド8とハート16および内バンド
12が遊技盤1に取り付けられる。
【0030】具体的には、遊技盤搬送装置21の相対峙
する一対のチェーンコンベヤーのような無端状の搬送体
38が一方向に循環するように回転駆動して搬送体38
の上に供給搭載された遊技盤1を一方向(矢印X1方
向)に搬送する。そして、搬入エリア31では遊技盤ス
トッパー39が下降限度位置から上昇して上昇限度位置
に停止する過程で搬送体38よりも上方に突出し、搬送
体38で搬送されてくる遊技盤1の搬送方向(矢印X1
方向)先端面に接触して遊技盤1を搬入エリア31の内
部に停止する。その後、遊技盤1の外バンド挿入エリア
32への供給時期になると、遊技盤ストッパー39が上
昇限度位置から下降して下降限度位置に停止する過程に
おいて搬送体38よりも下方に引っ込み上記遊技盤1と
の接触を解放すると、遊技盤1が搬送体38で搬入エリ
ア31から外バンド挿入エリア32に搬送される。
【0031】外バンド挿入エリア32では遊技盤ストッ
パー40が下降限度位置から上昇して上昇限度位置に停
止する過程で搬送体38よりも上方に突出し、搬送体3
8で搬送されてくる遊技盤1の搬送方向先端面に接触し
て遊技盤1を外バンド挿入エリア32の内部に停止す
る。その後、遊技盤リフト44が下降限度位置から上昇
して上昇限度位置に停止する過程で搬送体38よりも上
方に突出し、遊技盤ストッパー40で停止している遊技
盤1を搬送体38より上方に浮上支持する。その状態に
おいて、外バンド供給装置22から外バンド成形装置2
3を経由して外バンド挿入装置24における図外のハン
ド機構に受け取られて外バンド挿入エリア32の真上に
待機していた外バンド8が外バンド挿入装置24のハン
ド機構の下降動作によって遊技盤リフト44上の遊技盤
1に向けて下降する。外バンド挿入エリア32の真上に
待機する外バンド8のバンド本体9は外バンド成形装置
23で遊技盤1に取り付けられる所定の弧状(図9の右
上の遊技盤1に取り付けられた弧状)に曲げ成形され
る。
【0032】この下降途中において、外バンド挿入装置
24のハンド機構における図外のストッパーピンが遊技
盤1の基準孔2のそれぞれに上方より挿入されて遊技盤
1が位置決めされた後に外バンド8の固着具10の先端
部が上記位置決めた遊技盤1のバンド取付用下孔5に挿
入されて遊技盤1に抜けないように仮固定される。その
後、外バンド挿入装置24のハンド機構が外バンド8に
対する支持を解放するとともに上昇し、ガイドピンが遊
技盤1から抜ける一方、上昇した外バンド挿入装置24
のハンド機構が外バンド成形装置23に次回の外バンド
8を受け取りに行く。
【0033】引き続き、遊技盤リフト44が上昇限度位
置から下降して下降限度位置に停止する過程において搬
送体38よりも下方に引っ込むと、遊技盤1が搬送体3
8に搭載される。その後、遊技盤1の緩衝エリア33へ
の供給時期になると、遊技盤ストッパー40が上昇限度
位置から下降して下降限度位置に停止する過程において
搬送体38よりも下方に引っ込み上記遊技盤1との接触
を解放すると、遊技盤1が搬送体38で外バンド挿入エ
リア32から緩衝エリア33に搬送される。
【0034】緩衝エリア33では遊技盤ストッパー41
が下降限度位置から上昇して上昇限度位置に停止する過
程で搬送体38よりも上方に突出し、搬送体38で搬送
されてくる遊技盤1の搬送方向先端面に接触して遊技盤
1を緩衝エリア33の内部に停止する。その後、遊技盤
1のハート・内バンド挿入エリア34への供給時期にな
ると、遊技盤ストッパー41が上昇限度位置から下降し
て下降限度位置に停止する過程において搬送体38より
も下方に引っ込み上記遊技盤1との接触を解放すると、
遊技盤1が搬送体38で緩衝エリア33からハート・内
バンド挿入エリア34に搬送される。
【0035】ハート・内バンド挿入エリア34では遊技
盤ストッパー42が下降限度位置から上昇して上昇限度
位置に停止する過程で搬送体38よりも上方に突出し、
搬送体38で搬送されてくる遊技盤1の搬送方向先端面
に接触して遊技盤1をハート・内バンド挿入エリア34
の内部に停止する。その後、遊技盤リフト45が下降限
度位置から上昇して上昇限度位置に停止する過程で搬送
体38よりも上方に突出し、遊技盤ストッパー42で停
止している遊技盤1を搬送体38より上方に浮上支持す
る。その状態において、ハート供給装置25からハート
挿入装置26における図外のハンド機構に受け取られて
緩衝エリア33を経由してハート・内バンド挿入エリア
34の真上に待機していたハート16がハート挿入装置
26のハンド機構の下降動作によって遊技盤リフト45
上の遊技盤1に向けて下降して遊技盤1のアウト口4と
ハート16の貫通孔17とが互いに対応するとともに遊
技盤1のアウト口4周りのバンド取付用下孔6とハート
16の取付孔18とが互いに対応するように位置決めさ
れつつ搭載供給される。
【0036】その後、ハート挿入装置26のハンド機構
が上昇してハート供給装置25に次のハート16を受け
取りに行く。これと並行し、内バンド供給装置27から
内バンド成形装置28を経由して内バンド挿入装置29
における図外のハンド機構に受け取られていた内バンド
12が内バンド挿入装置29のハンド機構で内バンド成
形装置28の側からハート・内バンド挿入エリア34の
真上に移動する。ハート・内バンド挿入エリア34の真
上に移動する内バンド12のバンド本体13は内バンド
成形装置28で遊技盤1に取り付けられる所定の弧状
(図9の右上の遊技盤1に取り付けられた弧状)に曲げ
成形される。内バンド12がハート・内バンド挿入エリ
ア34の真上に移動すると、内バンド挿入装置29のハ
ンド機構の下降動作によって内バンド12が遊技盤リフ
ト45上の遊技盤1に向けて下降する。
【0037】この下降途中において、内バンド挿入装置
29のハンド機構における図外のストッパーピンが遊技
盤1の基準孔2のそれぞれに上方より挿入されて遊技盤
1が位置決めされた後に内バンド12の固着具14の先
端部が上記位置決めされた遊技盤1のバンド取付用下孔
6に挿入される。この場合、内バンド12の固着具14
の2本の先端部が遊技盤1に搭載されたハート16の取
付孔18を経由し遊技盤1のバンド取付用下孔6に挿入
されるとともに残る本数の固着具14の先端部がハート
16と無関係に上記遊技盤1の残るバンド取付用下孔6
に挿入されることで、内バンド12の固着具14の全本
数がハート16を遊技盤1と内バンド12のバンド本体
13との間に挟む格好で遊技盤1に抜けないように仮固
定される。
【0038】その後、内バンド挿入装置29のハンド機
構が内バンド12に対する支持を解放するとともに上昇
し、ガイドピンが遊技盤1から抜ける一方、上昇した内
バンド挿入装置29のハンド機構が内バンド成形装置2
8に次回の内バンド12を受け取りに行く。引き続き、
遊技盤リフト45が上昇限度位置から下降して下降限度
位置に停止する過程において搬送体38よりも下方に引
っ込むと、遊技盤1が搬送体38に搭載される。その
後、遊技盤1のバンドプレスエリア35への供給時期に
なると、遊技盤ストッパー42が上昇限度位置から下降
して下降限度位置に停止する過程において搬送体38よ
りも下方に引っ込み上記遊技盤1との接触を解放する
と、遊技盤1が搬送体38でハート・内バンド挿入エリ
ア34からバンドプレスエリア35に搬送される。
【0039】バンドプレスエリア35にはバンドプレス
装置30が設けられる。バンドプレス装置30は相対峙
する一対のチェーンコンベヤーのような無端状の搬送体
46を備え、搬送体46が一方向(矢印X1方向)に循
環するように搬送体38と同一速度で回転駆動して搬送
体46の上に供給搭載された遊技盤1を一方向に搬送す
る。搬送体46は遊技盤搬送装置21におけるハート・
内バンド挿入エリア34の搬送体38と搬出エリア36
の搬送体38とから分割された別体に構成されており、
ハート・バンド挿入エリア34から遊技盤1を受け取る
場合と、遊技盤1を搬出エリア36に排出する場合とに
回転するが、外バンド8および内バンド12をプレスす
る間は停止し、電力消費を低減する。
【0040】そして、バンドプレス装置30では搬送体
46がハート・内バンド挿入エリア34の搬送体38か
ら遊技盤1を受け取った後、遊技盤ストッパー43が下
降限度位置から上昇して上昇限度位置に停止する過程で
搬送体46よりも上方に突出し、搬送体46で搬送され
てくる遊技盤1の搬送方向先端面に接触して遊技盤1を
バンドプレスエリア35の内部に停止する。その後、搬
送体46が回転を停止するとともに下降し、搬送体46
の遊技盤1を搭載して搬送する部分がバンドプレス装置
30のプレス固定台47よりも下となる下降限度位置
で、搬送体46の下降が停止する。この搬送体46の下
降によって、遊技盤ストッパー43で受け止められた遊
技盤1が搬送体46から浮上してプレス固定台47の上
に搭載される。
【0041】その状態において、バンドプレス装置30
における図外のプレス可動台がプレス固定台47に向け
て下降する。プレス可動台が下降する過程において、プ
レス可動台に設けられた図外のガイドピンが遊技盤1の
基準孔2のそれぞれに挿入された後に、プレス可動台に
設けられた図外のプレスツールが遊技盤1に仮固定され
た外バンド8の固着具10の上部および内バンド12の
固着具14の上部を押し下げて遊技盤1に圧入する。こ
の場合、仮固定された外バンド8の固着具10のほぼ全
部(固着具10のバンド本体9と結合している部分は遊
技盤1より外側に突出するので、ほぼ全部は当該固着具
10のバンド本体9と結合している部分を除いた部分を
意味する)および仮固定された内バンド12の固着具1
4のほぼ全部(固着具14のバンド本体13と結合して
いる部分は遊技盤1の意匠盤面から外側に突出するの
で、ほぼ全部は当該固着具14のバンド本体13と結合
している部分を除いた部分を意味する)が当該遊技盤1
に押し込むように圧入されることで抜けないように完璧
に固定される。
【0042】これによって、外バンド8の固着具10と
内バンド12の固着具14とが遊技盤1に完全に固定
し、ハート16が内バンド12のバンド本体13と遊技
盤1との間に挟まれるとともに、外バンド8のバンド本
体9と内バンド12のバンド本体13とが遊技盤1の意
匠盤面に接触した格好で、意匠盤面から垂直状に立ち上
がった格好で、外バンド8と内バンド12およびハート
16が遊技盤1に取り付けられる。
【0043】その後、プレスツールが外バンド8と内バ
ンド12とに対する支持を解放し、プレス可動台が上昇
し、ガイドピンが遊技盤1から抜ける一方、上昇したプ
レス可動台が上昇限度位置に停止する。これと並行し、
遊技盤ストッパー43が上昇限度位置から下降して下降
限度位置に停止して遊技盤1に対する受け止めを解放す
るとともに、搬送体46が上昇する。そして、搬送体4
6がプレス固定台47よりも上昇する過程で、搬送体4
6が遊技盤1をプレス固定台47から浮上支持する。そ
して、搬送体46の遊技盤1を搬送する部分が搬送体3
8の遊技盤1を搬送する部分と同じ高さの上昇限度位置
に停止すると、搬送体46が一方向に回転駆動する。こ
れによって、図9の右上に示すような外バンド8、ハー
ト16、内バンド12の取り付けられた遊技盤1が搬送
体46から搬送体38に乗り移り、バンドプレスエリア
35から搬出エリア36に排出される。搬出エリア36
に排出された遊技盤1ではハート16が遊技盤1と内バ
ンド12のバンド本体13との間で挟まれており、ハー
ト16と内バンド12とが互いに交差配置になってい
る。
【0044】外バンド挿入エリア32またはハード・内
バンド挿入エリア34では外バンド挿入装置24のスト
ッパーピンまたは内バンド挿入装置29のストッパーピ
ンを遊技盤1の基準孔2に挿入することで、外バンド挿
入装置24と遊技盤1の位置合せまたは内バンド挿入装
置29と遊技盤1の位置合せを行ったのに対し、外バン
ド挿入エリア32またはハード・内バンド挿入エリア3
4において、遊技盤搬送装置21の装置本体に位置決め
ピンを設けておき、当該遊技盤搬送装置21の位置決め
ピンを遊技盤リフト44;45の上昇に伴い遊技盤1の
基準孔2に挿入して遊技盤リフト44;45に対して遊
技盤1を位置決めした後、外バンド挿入装置24のスト
ッパーピンまたは内バンド挿入装置29のストッパーピ
ンを遊技盤搬送装置21の位置決めピンに対して嵌め合
せることで外バンド挿入装置24と遊技盤1の位置合せ
または内バンド挿入装置29と遊技盤1の位置合せを行
えば、遊技盤リフト44;45の上昇および上昇停止に
際しても遊技盤1を適切な位置に保持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施形態のバンドパレットを示す斜視図。
【図2】 同実施形態のバンドパレットを示す平面図。
【図3】 同実施形態のバンドとバンドパレットとの寸
法関係の模式図。
【図4】 同実施形態の押付体の内部構造を示す正面
図。
【図5】 同実施形態のバンド供給装置を示す分解斜視
図。
【図6】 同実施形態のバンドパレットの受け渡し動作
を示す工程図。
【図7】 同実施形態のバンドパレットの受け渡し動作
を示す工程図。
【図8】 同実施形態のバンドパレットの受け渡し動作
を示す工程図。
【図9】 同実施形態のハート・バンド取付装置を示す
平面的な模式図。
【図10】 同実施形態のハート・バンド取付装置を示
す正面的な模式図。
【図11】 従来例を示す模式図。
【符号の説明】
1 遊技盤 71 バンド 74 バンドパレット 74a 枠体 74b 支持棒 74c 上フランジ 74d 下フランジ 74e 防護壁 74g 受止棒 74m レバーばね 74n 押付体 74p 抜孔

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤に遊技領域を形成する帯状のバン
    ドを取り付ける装置にバンド本体と固着具とからなる多
    数本のバンドを供給するためのバンドパレットであっ
    て、方形状の内部空間を形成する枠体と、枠体の相対峙
    する一対の側壁に取り付けられてバンド本体を搭載する
    複数の支持棒と、枠体の側壁から外側に突出する上フラ
    ンジと、枠体の側壁に設けられた下フランジと、上フラ
    ンジから上方に立ち上げられた防護壁とを備え、枠体の
    側壁の高さがバンドの高さよりも高く、支持棒の上面と
    上フランジの上面との間の寸法がバンド本体の高さより
    も大きく、支持棒の上面と下フランジの下面との間の寸
    法はバンド本体が支持棒に載せられた形態における固着
    具のバンド本体からの突出量よりも大きいことを特徴と
    する遊技機製造設備のバンドパレット。
  2. 【請求項2】 支持棒のバンド本体を載せる上面が弧面
    に形成されたことを特徴とする請求項1記載の遊技機製
    造設備のバンドパレット。
  3. 【請求項3】 支持棒が丸棒または丸パイプにより形成
    されたことを特徴とする請求項1記載の遊技機製造設備
    のバンドパレット。
  4. 【請求項4】 支持棒のうちの少なくとも互いに隣接す
    る2本の支持棒の間における隙間がバンドの固着具の横
    幅よりも少し広い間隔に形成されたことを特徴とする請
    求項1記載の遊技機製造設備のバンドパレット。
  5. 【請求項5】 支持棒に押付体を移動・停止操作可能に
    取り付け、枠体の側壁に受止棒を上下移動可能に取り付
    けたことを特徴とする請求項1記載の遊技機製造設備の
    バンドパレット。
  6. 【請求項6】 受止棒を支持棒の上に搭載されたバンド
    本体と対向する上昇限度位置に配置するレバーばねを設
    けたことを特徴とする請求項5記載の遊技機製造設備の
    バンドパレット。
  7. 【請求項7】 枠体に抜孔を設けたことを特徴とする請
    求項1記載の遊技機製造設備のバンドパレット。
JP2002123679A 2002-04-25 2002-04-25 遊技機製造設備のバンドパレット Pending JP2003310900A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002123679A JP2003310900A (ja) 2002-04-25 2002-04-25 遊技機製造設備のバンドパレット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002123679A JP2003310900A (ja) 2002-04-25 2002-04-25 遊技機製造設備のバンドパレット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003310900A true JP2003310900A (ja) 2003-11-05

Family

ID=29538904

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002123679A Pending JP2003310900A (ja) 2002-04-25 2002-04-25 遊技機製造設備のバンドパレット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003310900A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016055918A (ja) * 2014-09-12 2016-04-21 三甲株式会社 パレット

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016055918A (ja) * 2014-09-12 2016-04-21 三甲株式会社 パレット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106184878B (zh) 瓷砖自动包装设备
JP2003310900A (ja) 遊技機製造設備のバンドパレット
CN209901609U (zh) 一种全自动单轨点胶机
CN115384889B (zh) 一种双面撕膜设备
JPH0134886B2 (ja)
KR100603029B1 (ko) 논스톱방식의 트레이 공급장치
KR20050020662A (ko) 기판 반입출 장치 및 기판 반입출 방법, 기판 반송장치 및기판 반송방법
JP3895631B2 (ja) 遊技機製造設備のバンド供給装置
JP4856935B2 (ja) 被搬送物の移載装置
JP2003305185A (ja) 遊技機製造設備のハート・バンド取付装置
JPH0134884B2 (ja)
JP2003305188A (ja) 遊技機製造設備のバンド取付装置
JP2003339990A (ja) 遊技機製造設備のバンドプレス装置
CN213444963U (zh) 一种取放料装置
JP2004081348A (ja) 遊技機製造設備のハート・バンド取付装置
JP2004081347A (ja) 遊技機製造設備のハート・バンド取付装置
JP4383097B2 (ja) 遊技機の枠組立ライン装置
JP2004081358A (ja) 遊技機製造設備のバンド取付装置
JP2003339989A (ja) 遊技機製造設備のハートパレット
JP2020070136A (ja) 製品ストック装置
JP2003310899A (ja) 遊技機製造設備のハート供給装置
JP2004081351A (ja) 遊技機製造設備のバンド取付方法および装置
JPS6222497Y2 (ja)
WO2021215310A1 (ja) パレット、ガラス板梱包体、及び、輸送用梱包体
JP2004081360A (ja) 遊技機製造設備

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20050207

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20071207

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071211

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080408