JP2003310699A - 温浴器 - Google Patents

温浴器

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JP2003310699A
JP2003310699A JP2002121391A JP2002121391A JP2003310699A JP 2003310699 A JP2003310699 A JP 2003310699A JP 2002121391 A JP2002121391 A JP 2002121391A JP 2002121391 A JP2002121391 A JP 2002121391A JP 2003310699 A JP2003310699 A JP 2003310699A
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俊一 渡辺
Yoshiyuki Nanba
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多量の湯を必要とすることがなく、少量の液
体の付与により加温するので、容易に加温部位を広げる
ことができるのと、均一に加温が実現できる。また、連
続させて液体粒子を発生させることができるので、使用
中のぬるさ感を感じさせることなく、身体を効果的に部
分加温できる、血行促進、冷えの改善に有効な温浴器を
提供する。 【解決手段】 挿入口14を備えた器具本体1内に挿入
口14から身体15の一部を挿入して部分加温する温浴
器に関する。液体タンク3と、加熱手段と、液体タンク
3内の液体16を泡化又は粒子化する粒子化手段とを備
える液体粒子供給器2を、器具本体1と一体に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、身体の一部を暖め
ることにより、血行促進及び冷えの改善に有効な温浴器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、血行促進や冷えの改善を目的とし
て、サウナ浴が行われており、全身のミストサウナとし
て、特開平10−15019号公報等に開示されている
ものが提案されているが、近年、身体を部分的にしかも
手軽に暖める方法が要望されてる。
【0003】このような身体を部分的に暖める技術とし
ては、下半身部並びに下肢部サウナカバーとして特開2
000−271188号公報に開示されているものなど
があるが、可撓性を有した袋状のカバーを用いるもので
あり、使用のたびに一定の形状での使用を行うことが難
しく、加熱・加湿されたサウナ空気の、肌へのあたり感
が安定しなかったり、カバーが足に触れたりして不快感
を感じさせる場合があった。また足を覆うカバーとサウ
ナ空気発生装置が別体のため、持ち運びや収納の手間が
煩雑となってしまうものでもあった。
【0004】また手部や足部を湯に浸して加温すること
により血行をよくする足浴器、手足風呂等も提案されて
いるが、衣服が濡れないように衣服を捲って身体の加温
しない部分を露出させる必要があり、場合によっては、
保温機能があっても、使用中に湯のぬるさ、肌寒さなど
を感じる場合があった。更に、これらは加温することの
できる身体範囲が湯量の関係で制限されており、効果を
高めようとすると、加温部位を広げなければならず、そ
の際には、多量の湯量を必要とする。湯量が増えた場合
に問題となるのが、本体の移動、湯の準備、そして湯の
入れ棄ての作業が面倒になることであり、本体に台車を
つけたり(特開2001−346850公報、特開20
01−029424公報)、湯量を減らす(特開平11
−089909号公報)ようにした技術も提案されてい
るが、特に女性、老人などに大きな負担である。
【0005】また、多量の湯を必要としない方法もあ
り、実願平10−7155号(実用新案登録第3057
724号)などとして開示されているが、これは、薬剤
を燻した煙によって手足への薬剤の湿布効果をねらうも
ので、効能に違いがあり、また液体に比べて比熱の小さ
い空気を媒介とするので血行促進や冷えの改善が期待で
きるほど十分に加温されるには時間がかかるといった問
題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたものであり、多量の湯を必要とすることが
なく、少量の液体の付与により加温するので、容易に加
温部位を広げることができるのと、均一に加温が実現で
き、また、連続させて液体粒子を発生させることができ
るので、使用中のぬるさ感を感じさせることなく、身体
を効果的に部分加温できる、血行促進、冷えの改善に有
効な温浴器を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
温浴器は、挿入口14を備えた器具本体1内に挿入口1
4から身体15の一部を挿入して部分加温する温浴器に
おいて、液体タンク3と、加熱手段と、液体タンク3内
の液体16を泡化又は粒子化する粒子化手段とを備える
液体粒子供給器2を、器具本体1と一体に設けて成るこ
とを特徴とするものである。
【0008】また請求項2の発明は、請求項1に加え
て、上記液体粒子供給器2に加えて、液体タンク3と、
液体タンク3内の液体16を泡化又は粒子化する粒子化
手段とを備える一又は複数の他の液体粒子供給器2を、
器具本体1と一体に設けて成ることを特徴とするもので
ある。
【0009】また請求項3の発明は、請求項1又は2の
構成に加えて、マイナスイオンを器具本体1内に供給す
る手段を具備して成ることを特徴とするものである。
【0010】また請求項4の発明は、請求項1乃至3の
いずれかにおいて、泡化又は粒子化された液体を帯電さ
せる手段を具備して成ることを特徴とするものである。
【0011】また請求項5の発明は、請求項4におい
て、器具本体1内に挿入された身体15の一部を、泡化
又は粒子化された液体とは逆の極性で帯電させる手段を
具備して成ることを特徴とするものである。
【0012】また請求項6の発明は、請求項4又は5に
おいて、器具本体1の内壁面を、泡化又は粒子化された
液体と同一の極性で帯電させる手段を具備して成ること
を特徴とするものである。
【0013】また請求項7の発明は、請求項1乃至6の
いずれかにおいて、器具本体1の内壁の温度を変動させ
る手段を具備して成ることを特徴とするものである。
【0014】また請求項8の発明は、請求項1乃至7の
いずれかにおいて、泡化又は粒子化された液体の粒径を
変動させる手段を具備して成ることを特徴とするもので
ある。
【0015】また請求項9の発明は、請求項8におい
て、液体粒子供給器2として、添加物を混合した液体1
6を泡化又は粒子化して器具本体1内に供給するものを
具備して成ることを特徴とするものである。
【0016】また請求項10の発明は、請求項1乃至9
のいずれかにおいて、器具本体1内に気流を発生させる
手段を具備して成ることを特徴とするものである。
【0017】また請求項11の発明は、請求項1乃至1
0のいずれかにおいて、器具本体1の内部又は外部の温
度及び湿度を検知して泡化又は粒子化された液体の発生
を制御する制御機構を具備して成ることを特徴とするも
のである。
【0018】また請求項12の発明は、請求項1乃至1
1のいずれかにおいて、器具本体1内の圧力を変動させ
る手段を具備して成ることを特徴とするものである。
【0019】また請求項13の発明は、請求項1乃至1
2のいずれかにおいて、器具本体1内に挿入された身体
15の一部を運動させる手段を具備して成ることを特徴
とするものである。
【0020】また請求項14の発明は、請求項1乃至1
3のいずれかにおいて、液体タンク3を液体粒子供給器
2に対して着脱自在に形成して成ることを特徴とするも
のである。
【0021】また請求項15の発明は、請求項1乃至1
4のいずれかにおいて、器具本体1内に供給された泡化
又は粒子化された液体を捕集する集水容器4を、器具本
体1に対して着脱自在に形成して成ることを特徴とする
ものである。
【0022】また請求項16の発明は、請求項1乃至1
5のいずれかにおいて、器具本体1内に供給された泡化
又は粒子化された液体を捕集して液体タンク3に返送す
る循環手段を具備して成ることを特徴とするものであ
る。
【0023】また請求項17の発明は、請求項1乃至1
6のいずれかにおいて、器具本体1の外壁を伸縮自在に
形成して容積を変更自在に形成して成ることを特徴とす
るものである。
【0024】また請求項18の発明は、請求項1乃至1
7のいずれかにおいて、器具本体1を折り畳み可能に形
成して成ることを特徴とするものである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。尚、本明細書中では、泡化された液体と、粒状化
された液体とを総称して、液体粒子5と呼ぶこととす
る。
【0026】本発明では、液体タンク3と、液体タンク
3内の液体16を泡化又は粒子化する粒子化手段と、液
体16を加熱する加熱手段とからなる液体粒子供給器2
を、挿入口14を備えた器具本体1に一体に設けて、温
浴器を構成している。加熱手段は液体タンク3内の液体
16を加熱し、あるいは泡化又は粒子化した液体粒子5
を加熱するものを設けるが、加熱手段を作動させない場
合に液体粒子供給器2にて低温の液体粒子5を供給する
ことも可能なように形成しても良い。
【0027】図1に示す例では、液体粒子供給器2は、
内部に水等の液体16を保持する容器からなる液体タン
ク3と、液体タンク3と器具本体1内とを連通し、内部
に放電電極8が設けられた供給路6と、液体タンク3の
一側面に添設されたヒータ7と、ヒータ7及び放電電極
8に電力を供給する電源部9から構成されている。
【0028】電源部9は外部電源又は内部電池から得ら
れる電力から駆動用電力を生成する主電源部9aと主電
源部9aにて生成される電力を昇圧して高電圧化する高
電圧発生装置9bから構成されるものであり、ヒータ7
には主電源部9aにて生成された電力が直接供給され、
放電電極8には高電圧発生装置9bにて高電圧化された
電力が供給される。
【0029】液体タンク3は水等の液体16を保持する
容器から構成され、上部には液体16を供給するための
開口を塞ぐ着脱自在な蓋10が設けられている。液体タ
ンク3内には、その内部を主室12aと加熱室12bと
に分離する仕切11が設けられており、この仕切11の
下方と上方にて主室12aと加熱室12bとが連通する
ようになっている。このとき加熱室12bは主室12a
に対してその容積が小さくなるように形成される。
【0030】ヒータ7は液体タンク3の加熱室12b側
の一側面に添設されており、加熱室12b内の液体16
を加熱できるようになっている。
【0031】供給路6は液体タンク3の上部と器具本体
1内とを連通するように形成され、その内部には、少な
くとも一対の放電電極8が配設されている。この放電電
極8は、異極同士が供給路6内を横切る方向に対向して
配設されている。
【0032】また、図1の例では、器具本体1は上面側
に挿入口14が開口して設けられ、内部には下部寄りに
横方向の棒状の載せ台13が設けられている。また供給
路6は器具本体1の下部寄りの、載せ台13と略同一高
さの位置に連通している。
【0033】この温浴器にて身体15の一部を暖める際
には、挿入口14から身体15の一部(足)を器具本体
1内に挿入し、載せ台13上に載せて安定して支持す
る。この状態で電源部9を駆動して、ヒータ7の加熱と
放電電極8における放電を行う。
【0034】このとき、液体タンク3内では、容積が小
さい加熱室12b内において、液体16がヒータ7によ
り加熱されて蒸発し、液体粒子5(粒状化された液体)
が供給路6を通じて器具本体1内に流入する。すなわ
ち、ヒータ7が粒子化手段と加熱手段の機能を兼ね備え
る。そして、器具本体1内に流入した液体粒子5が身体
15の一部に付着して、身体15の一部を暖める。
【0035】このとき図3に示すように、放電電極8に
よる放電により、液体粒子5は、より小さい粒径の粒子
に分割されると共に、このとき正に帯電した粒子と負に
帯電した粒子とに分割され、帯電されると共に粒径が小
さくされた液体粒子5が器具本体1内に供給される。す
なわち、放電電極8は、液体粒子5を帯電させる手段と
しての機能と、液体粒子5の粒径を変動させる手段とし
ての機能を兼ね備える。液体粒子5の粒径は放電条件を
適宜設定することにより調整することができる。
【0036】このようにして身体15の一部を暖めるよ
うにすると、身体15を湯に浸す場合に比べて僅かな液
量で身体15を暖めることができ、装置の小型化が可能
となるものであり、また粒子状の液体により均一な加熱
が可能となる。
【0037】また、放電により帯電された液体粒子5を
器具本体1に供給することから、液体粒子5の表面張力
が小さくなって、液体粒子5が身体15に付着した際に
身体15の表面(肌)と接する面積が大きくなる。すな
わち、液体粒子5が帯電していない場合には、図4
(a)に示すように液体粒子5の表面張力によって、身
体15の表面(肌)と液体粒子5とが接する部分の面積
が小さいものであるが、液体粒子5が帯電して表面張力
が小さくなると、図4(b)に示すように身体15の表
面(肌)と液体粒子5とが接する部分の面積が増大し、
これにより液体粒子5から身体15への熱の伝達効率が
向上して、身体15を効率よく暖めることができる。
【0038】また、放電により粒径が小さくなった液体
粒子5は、粒径の差が小さくなって、身体15をより均
一に加熱することができるようになる。すなわち、粒径
を小さくしていない液体粒子5では、液体粒子5ごとの
粒径の差が大きくなり、図5(b)に示すように、身体
15の表面(肌)に接する液体粒子5の大きさにばらつ
きが生じてしまう。このとき、液体粒子5の有する熱量
は、粒径に依存するために、図5(a)のように身体1
5表面の部位ごとに伝達される熱量にばらつきが生じ、
均一な加熱が困難となる。これに対して、液体粒子5の
粒径を小さくすると、液体粒子5ごとの粒径の差が小さ
くなり、図5(d)に示すように、身体15の表面
(肌)に接する液体粒子5の大きさの差が小さくなり、
図5(c)に示すように、に身体15表面の部位ごとに
伝達される熱量にばらつきが小さくなって、より均一な
加熱が可能となる。
【0039】図6は放電電極8の構成の他例を示すもの
である。図示の例では、液体粒子供給器2から供給され
る液体粒子5が通過する供給路6の上方近傍に放電室4
9を設けている。このとき供給路6の下流側開口と、放
電室49に連通する開口とが同方向に開口し、この開口
が上下に並んで配置されるように形成されている。放電
室49内に配される放電電極8は、開口側に輪状の電極
8bが、内奥側に針状の電極8aが、それぞれ配設され
ている。そして、放電電極8は輪状の電極8bが陽極
に、針状の電極8aが陰極になるように高電圧が印加さ
れて、放電がなされる。
【0040】このように放電電極8を構成すると、供給
路6から液体粒子5を放出すると共に放電電極8に高電
圧を印加すると、放電室49の開口から電子あるいは陰
イオンが放出され、これが供給路6から供給される液体
粒子5に付着して、液体粒子5が負に帯電することとな
る。
【0041】また、上記の針状の電極8aを陽極、輪状
の電極8bを陰極とすると、液体粒子5を正に帯電させ
ることもできる。
【0042】このようにして液体粒子5を帯電させる
と、液体粒子5の表面張力が小さくなり、身体15の加
熱効率が向上する。
【0043】液体タンク3に入れられる液体16として
は、比熱が大きく且つ手軽に用いられることから、水を
使用することが好ましい。またパラフィン等のような更
に比熱の大きい液体16を用いても良く、この場合は液
体粒子5が身体15の一部に与える熱量が一層大きくな
って、加温効果がより向上する。またより粘度の高い液
体16を用いれば、身体15の一部への付着性や、肌表
面を覆う被覆性が高まり、より高い保温効果が得られ、
血行の促進、冷えの改善に効果的である。またアルコー
ル等のような揮発性の高い液体16を用いて、上記のよ
うに粒子化手段をヒータ7等の加熱手段と兼用すると、
より低温での加熱により液体16を蒸発させて速やかに
粒子化することができ、短時間で器具本体1内に供給さ
れるので、より速く加温効果を実感でき、また特にアル
コールを用いれば消毒効果も得られる。
【0044】また液体16中に添加物を加えることによ
り、液体粒子5に種々の効果を付与することができる。
例えばアロマオイル等の香りを有する添加物を混合して
おけば、心身にリラックス感を与えると共に、冷えの一
因といわれている、バランスの崩れた自律神経に働きか
け、バランスの崩れを緩和させることができ、血行不良
が緩和されて冷えの改善につながる。また、添加物は、
身体15表面における液体粒子5により加温されて血行
が良くなった部位に対して均一に作用することとなるた
め、添加物による付加的な機能が一層発揮されることと
なる。例えば、化粧品などに代表されるように保湿成分
等が混合されている場合には、加温されて肌の血行が良
くなっているので、肌が潤うことにより保温効果が高ま
り、保温効果の持続に効果的である。
【0045】図2は温浴器の他例を示すものであり、器
具本体1の側面に挿入口14を設けた以外は、図1と同
様の構成を有する。この場合は、挿入口14から腕を挿
入して暖めることが容易となる。
【0046】挿入口14の形成位置や個数は適宜に設定
できる。例えば図7(a)に示すものでは、器具本体1
の上面に二個の挿入口14を設けている。また図7
(b)に示すものでは、器具本体1の上面に一つの挿入
口14を設けている。また図7(c)に示すものでは、
器具本体1の上面から一側面に亘って開口する挿入口1
4を設けている。また図7(d)に示すものでは、器具
本体1の一側面に挿入口14を設けている。
【0047】また、挿入口14は、挿入した身体15の
一部と挿入口14の内周とが密接するように形成する
と、器具本体1内の暖かい空気や液体粒子5が漏れ出さ
ないようにすることができ、加温効果を更に向上でき
る。例えば開口縁をゴムで形成したり、紐で締め付ける
構造にするなどして、開口縁を伸縮自在に絞ることが可
能に形成することができるが、特に、図7(b)に示す
ように挿入口14に開口縁をスポンジ等の弾性材料17
で形成すると、肌を傷つけることなく、身体15と挿入
口14の内周との間に高い密接性が得られる。
【0048】温浴器に設けられる液体粒子供給器2は、
一つのみとは限られず、複数個設けることもできる。図
8に示すものは、一つの器具本体1に対して三個の液体
粒子供給器2を設けている。この場合、器具本体1内の
身体15の一部に対して多方向から液体粒子5を送出す
ることができ、加熱効率を更に向上することができる。
【0049】また、器具本体1に複数の液体粒子供給器
2を設ける場合、異なる構成の液体粒子供給器2を設け
ると、種々の刺激を身体15に与えることができる。
【0050】複数の液体粒子供給器2を設ける場合に
は、その少なくとも一つには、ヒータ7等の加熱手段を
設けて加熱されて液体粒子5を供給できるように構成す
る必要があるが、他の液体粒子供給器2には、必ずしも
加熱手段を設ける必要はなく、加熱されていない低温の
液体粒子5を供給するように形成することもできる。例
えば液体粒子供給器2として上記のような加熱された液
体粒子5を供給するものと、加熱されていない低温の液
体粒子5を供給するものとを設けると、各液体粒子供給
器2から供給される液体粒子5の供給量を調節すること
により身体15の加熱の程度を調整することができ、加
熱の程度を適温に保って長時間に渡り身体15を加熱す
ることができる。また加熱されていない低温の液体粒子
5のみを供給すると、冷刺激が自律神経に作用し、冷え
の改善に効果が得られる。また、加熱された液体粒子5
の供給と、低温の液体粒子5の供給とを交互に反復させ
て行うと、身体15に温冷の刺激を交互に与え、反復浴
として知られる入浴法と同様に、血行促進の効果が得ら
れる。ここで、低温の液体粒子5を供給する場合には、
水などの液体16は熱容量が大きいことから、使用者は
速やかに冷たさを感じて、冷刺激として即効性があり、
特にシャワーのような大径の液体粒子5を供給するよう
にすると、その効果が著しい。
【0051】図9に示すものは、加熱手段を具備して液
体粒子供給器2として加熱された液体粒子5を供給する
ものと、加熱手段を具備せず加熱されていない低温の液
体粒子5を供給するものとを併設したものの一例を示す
ものである。図示の例では、加熱された液体粒子5を供
給する第一の液体粒子供給器2aとして図1に示すもの
と同様のものが設けられている。
【0052】また加熱されていない低温の液体粒子5を
供給する第二の液体粒子供給器2bは、液体タンク3
と、送気ポンプ18と、供給路6とから構成されてい
る。送気ポンプ18は粒子化手段として設けられ、液体
タンク3内の液体16に外部の空気を供給するものであ
る。また供給路6は、液体タンク3の上部と器具本体1
の上部とを連通するように形成されている。
【0053】第一の液体粒子供給器2aを作動させる場
合には、図1に示すものと同様に粒子化された液体にて
身体15の一部が暖められる。
【0054】また第二の液体粒子供給器2bを作動させ
ると、送気ポンプ18から液体16内に空気が供給され
ることから、液体粒子5として泡化された液体が生成
し、この液体粒子5が供給路6を介して器具本体1内に
供給されるものであり、これにより第一の液体粒子供給
器2aと第二の液体粒子供給器2bとを同時に作動させ
て身体15の加温の程度を調節し、あるいは第二の液体
粒子供給器2bを単独で作動させて身体15に冷刺激を
与えることができる。
【0055】本発明に用いられる液体粒子供給器2の構
成は上記のものに限られず、他に泡化されると共に加熱
された液体を供給できるものや、粒子化されると共に加
熱されていない低温の液体16を供給できるものなど、
種々のものが用いられる。
【0056】図10に示す液体粒子供給器2は、液体粒
子5として粒子化された液体を供給するものであるが、
加熱された液体粒子5だけでなく、加熱されていない液
体粒子5を供給することもできる。この液体粒子供給器
2は、液体タンク3、ヒータ7(加熱手段)、ポンプ1
9(粒子化手段)、並びにヒータ7とポンプ19を駆動
するために電力を生成する電源部9から構成されてい
る。液体タンク3は上面に蓋10が着脱自在に設けられ
ており、また下部において液体タンク3とポンプ19と
を連通する連通路21が形成されている。また液体タン
ク3の下面側から連通路21の下面側に亘ってヒータ7
が設けられ、液体タンク3及び連通路21内の液体16
を加熱できるようになっている。ポンプ19には液体タ
ンク3側とは反対側に噴霧孔20が形成され、この噴霧
孔20が器具本体1内に連通される。このポンプは連通
路21を介して供給される液体16を加圧すると共に微
粉化して噴霧孔20から送出する機能を有する。
【0057】図示の液体粒子供給器2では、ヒータ7を
作動させずにポンプ19を作動させると、液体タンク3
内の液体16が加熱されないまま連通路21とポンプ1
9とを経て、粒子化されて噴霧孔20から器具本体1内
に噴出する。これにより、液体粒子5として粒子化され
た液体を、加熱されていない低温の状態で器具本体1内
に供給することができる。またヒータ7を作動させると
共にポンプ19を作動させると、液体タンク3の液体1
6と連通路21を通る液体16とが加熱された状態でポ
ンプ19に送られ、粒子化されて噴霧孔20から器具本
体1内に噴出する。これにより、液体粒子5として粒子
化された液体を、加熱された状態で器具本体1内に供給
することができる。このような液体粒子供給器2には、
適宜放電電極8を設けるようにしても良い。
【0058】また、図11に示す液体粒子供給器2は、
液体粒子5として泡化された液体を供給するものである
が、加熱されて液体粒子5だけでなく、加熱されていな
い液体粒子5を供給することもできる。この液体粒子供
給器2は、液体タンク3、供給路6、ヒータ7(加熱手
段)、送気ポンプ18(粒子化手段)、並びにヒータ7
と送気ポンプ18を駆動するために電力を生成する電源
部9から構成されている。液体タンク3は水等の液体1
6を保持する容器から構成され、上部には液体16を供
給するための開口を塞ぐ着脱自在な蓋10が設けられて
いる。供給路6は液体タンク3の上部と器具本体1内と
を連通するように形成されている。送気ポンプ18は、
液体タンク3の一側面に添設され、外部の空気を液体タ
ンク3の側面下端部から、液体タンク3中の液体16内
に供給するように形成されている。またヒータ7は液体
タンク3の底面から側面に亘って添設されており、液体
タンク3内の液体16と、液体16の液面より上方に存
在する液体タンク3内の空気とを加熱できるように形成
されている。
【0059】図示の液体粒子供給器2では、ヒータ7を
作動させずに送気ポンプ18を作動させると、液体タン
ク3中の液体16内に空気が供給されることにより、液
体粒子5として泡化された液体が生成され、この液体粒
子5が加熱されないまま供給路6を通じて器具本体1内
に供給される。これにより、液体粒子5として、泡化さ
れた液体を、加熱されていない低温の状態で器具本体1
内に供給するものである。
【0060】また、ヒータ7を作動させると共に送気ポ
ンプ18を作動させると、ヒータ7により加熱された液
体16内に空気が供給されることにより、液体粒子5と
して泡化された液体が生成され、供給路6を通じて器具
本体1内に供給される。このとき、液体タンク3内の液
体16がヒータ7により加熱され、更に液体タンク3内
の液面の上方の空気が加熱されていることから、液体粒
子5は生成時に加熱されていると共に、液体タンク3の
液面の上方を通過する際に更に加熱されるものであり、
これにより、液体粒子5として、泡化された液体を、加
熱された状態で器具本体1内に供給するものである。
【0061】液体粒子供給器2に設けられる粒子化手段
としては、上記のようなものに限られず、適宜の構成を
適用することができ、例えば液体16を吸い込む吸い込
み式ポンプ、液体タンク3に加圧して押し出す加圧型ポ
ンプ、高圧ガス等を用いることができる。
【0062】液体粒子供給器2としては、上記に挙げた
もののような種々の構成を適宜採用できるが、特に液体
粒子5として泡化された液体粒子5を生成するものを用
いると、泡化された液体粒子5は断熱性に富み、且つ粒
子化されたものよりも見かけ上の比重が小さくなり、身
体15の一部に付着した際に垂れ落ちにくくなって付着
性に富み、身体15表面に長く留まって、保温性が向上
するものである。
【0063】また、本発明に係る温浴器には、マイナス
イオンを発生させる機構を設けることが好ましい。マイ
ナスイオンは新陳代謝を向上させる作用があるといわれ
ており、このマイナスイオンと液体粒子5とを併せて身
体15に付与することにより、一層の血行促進効果が得
られる。特に冷えは自律神経系の不調、つまり交感神経
・副交感神経のバランスの崩れが原因といわれている
が、マイナスイオンにはこのバランスを正常に戻す働き
があると言われており、冷えの改善に効果が期待でき
る。マイナスイオンを発生させる機構としては、トルマ
リン等のような加熱によりマイナスイオンの生成を促進
する材料を用いたものが挙げられる。例えばこのトルマ
リン等の材料を器具本体1の内壁材料中に含有させた
り、或いはこのような材料を器具本体1の内壁面に塗布
すると、加熱された液体粒子5を器具本体1内に供給し
た際に、この液体粒子5によってトルマリン等が加熱さ
れて、マイナスイオンが生成し、これを身体15に付与
することが可能となる。またこのような構成以外にも、
加熱によりマイナスイオンの生成を促進する材料と、こ
れを加熱する手段とを設けることにより、適宜の構成の
マイナスイオンを発生させる機構を設けることができ
る。例えば器具本体1の内面あるいはこれと連通する供
給路6や液体タンク3等の空間の内面に加熱によりマイ
ナスイオンの生成を促進する材料を設け、更にこの材料
を、液体16を加熱するヒータ等の加熱手段や、あるい
は別途の加熱手段にて加熱可能に形成しても良い。
【0064】また、液体粒子5を帯電させて器具本体1
内に供給する場合には、器具本体1の内壁面を帯電させ
る機構を設けることも好ましい。この場合、器具本体1
の内壁は液体粒子5と同じ極性で帯電させるようにす
る。例えば液体粒子5が負に帯電している場合、あるい
は液体粒子5の多くが負に帯電している場合に、器具本
体1の内壁を負に帯電させるものである。このような機
構としては、例えば図12に示すように、器具本体1の
内面に電極23を設けて、この電極23に負の電圧をか
けるようにするものである。このようにすれば、液体粒
子5は器具本体1の内面と反発して、身体15の表面に
付着しやすくなる。
【0065】また、器具本体1内に挿入する身体15の
一部を帯電させる機構を設けることも好ましく、この場
合、身体15の一部は、液体粒子5と逆の極性で帯電さ
せるようにする。例えば液体粒子5が負に帯電している
場合、あるいは液体粒子5の多くが負に帯電している場
合には、身体15の一部を正に帯電させるものである。
このような機構としては、例えば図12に示すように、
挿入口14の内周面や載せ台13の上面等のように身体
15の一部が接する部位に電極24を設けて、この電極
24に正の電圧をかけるようにするものである。このよ
うにすれば、液体粒子5は身体15に引き寄せられて、
身体15の表面に付着しやすくなる。
【0066】また、図12に示すように器具本体1の内
面を帯電させる電極23と、身体15を帯電させる電極
24とを併設し、この電極23,24間に電圧を印加し
て上記のように器具本体1の内面と身体15とを帯電さ
せるようにすれば、更に効果的に液体粒子5を身体15
の表面に付着させることができるようになる。また、身
体15を正に、器具本体1の内壁を負にそれぞれ帯電さ
せれば、マイナスイオンを生成した場合にマイナスイオ
ンの身体15の表面への付着を効果的になすことができ
る。
【0067】また、器具本体1の内壁面の温度を変動さ
せるための、ヒータ等の温度変動手段を設けることも好
ましい。このようにすると、器具本体1内をヒータにて
加熱することができるだけでなく、液体粒子5はより低
温の部位に凝集しやすい傾向があるため液体粒子5が器
具本体1の内面で凝集しにくくなり、相対的により低温
となった身体15表面への液体粒子5の付着を促進する
ことができるものである。
【0068】また、温度変動手段としては、ペルチェ素
子等から構成されるもののように、加熱と冷却とを選択
的に行えるものを設けることもできる。この場合、温浴
器にて身体15の一部を暖める場合には、液体粒子供給
器2から器具本体1内に加熱された液体粒子5を供給す
ると共に器具本体1の内面を加熱して、身体15への液
体粒子5の付着を促進することにより身体15を効率よ
く暖め、温浴器の使用後は、器具本体1の内面を冷却し
て器具本体1内の液体粒子5を器具本体1内面に凝集さ
せて捕集し、集めた水分を速やかに器具本体1から排出
するようにすることができる。
【0069】温浴器には、液体粒子供給器2に加えて、
器具本体1内に気流を発生させる送風装置を器具本体1
と一体に設けても良い。図13に示す例では、モータ2
5とモータ25により回転駆動するファン26とから構
成される送風部31を内装したケース体27を、器具本
体1の側壁に一体に形成し、器具本体1の外側において
ケース体27に流入口28を開口して設け、また器具本
体1内においてケース体27から流出路29を延出して
設けて器具本体1内で開口させている。流出路29内に
はヒータ30が配設されている。送風部31としては、
器具本体1内に向かう気流を発生できるものであれば、
他の適宜の構成を採用でき、例えば送気ポンプから構成
されるものを用いても良い。
【0070】このような送風装置を設けると、温浴器に
て身体15の一部を暖める際に、ヒータ30を駆動しな
い状態で送風部31を駆動して、器具本体1内に気流を
発生させると、器具本体1内の温度を調整して適温で身
体15を暖めることができるものであり、また器具本体
1内に空気や液体粒子5を撹拌することで器具本体1内
の温度を均一化し、身体15を均一に暖めることができ
るようになる。また、温浴器を使用して身体15の一部
を暖める前に、ヒータ7を駆動した状態で送風部31を
駆動して、器具本体1内に温風を送出するようにする
と、器具本体1内を予備的に暖めることができ、使用者
が身体15の一部を器具本体1内に挿入した際に当初か
ら暖かい感じを受けて、使用感が良好となる。また、温
浴器の使用後にも、ヒータ7を駆動した状態で送風部3
1を駆動して、器具本体1内に温風を送出するようにす
ると、器具本体1内を速やかに乾燥させることができ
る。
【0071】図21は、液体粒子5にて加温する際に、
使用者が心地よいと感じる器具本体1内の温度と湿度の
条件の一例を示す。図示のような低温・高湿から高温・
低湿へと向かうライン付近が最適な条件であり、これよ
り高温・高湿の条件ではやけどを起こす危険があり、低
温・低湿では身体15が冷えてしまうおそれがある。温
浴器は器具本体1内がこのような温度・湿度条件にて動
作することが好ましい。このような器具本体1内の温度
と湿度に影響を与えるのは、液体粒子5の温度と発生
量、並びに温浴器が使用される環境の温度と湿度である
が、温浴器が使用される環境の温度と湿度は、季節や地
域によって様々であり、一定しておらず、好適な条件で
温浴器を使用することは困難な場合がある。そこで、温
浴器に、温浴器が使用される環境の温度及び湿度を検知
する温度センサーや湿度センサー等を設け、あるいは器
具本体1内の温度及び湿度を検知する温度センサーや湿
度センサー等を設けて、このセンサの検知結果に基づい
て液体粒子供給器2における液体粒子5の供給条件を制
御するようにすると、温浴器が使用される環境の温度及
び湿度が変動しても、好適な条件で温浴器を使用するこ
とが容易なものとなる。
【0072】また、器具本体1に、例えば器具本体1内
の圧力を変動させるポンプ等の圧力変動手段を設けるこ
とができ、この圧力変動手段にて器具本体1内を減圧し
て身体15を引き延ばす力を加え、あるいは加圧するこ
とにより身体15を押し込む力を加えて、マッサージの
効果を得ることができる。例えば身体15をお湯に浸し
た場合には、水圧により身体15を押す力(加圧力)が
加わり、身体15を湯中から戻すと押し付ける力が抜け
(減圧力が働く)、擬似的に身体15を揉まれてマッサ
ージ効果が得られるが、上記のような器具本体1内の圧
力を変動させる手段を設けると、これと同様の効果が得
られ、加圧、減圧を繰り返すことにより、血行促進の効
果が得られるものである。
【0073】また、器具本体1に挿入された身体15の
一部を運動させる機構を設けることも好ましいものであ
り、この場合、挿入された身体15の一部の筋肉が動く
ことにより、筋肉の動きを受けた血管において、血液を
流そうとする力が増し、血行が一層促進されることとな
る。このような機構としては、例えば載せ台13を弾性
材にて形成したり、あるいは載せ台13を弾性体にて支
持した状態で設置することが挙げられる。この場合、載
せ台13に外部からの荷重が加わると、変形あるいは配
置位置が変動すると共に、荷重に対して弾性力による抗
力が生じる。このため使用者は器具本体1に挿入した手
や足などの身体15の一部を載せ台13上に支持させた
状態で載せ台13に向けて荷重をかけると、載せ台13
から受ける抗力を利用して身体15の一部を容易に上下
方向や左右方向等に振って運動させることができるもの
であり、このとき筋肉が自然と収縮と弛緩を繰り返し、
この筋肉の動きで血流が良くなり、血行促進につなが
る。
【0074】また、図14及び図15は、液体粒子供給
器2における液体タンク3を着脱自在に形成した例を示
す。
【0075】図14に示す例では、液体タンク3は筒状
の容器にて形成され、上部側面には放出孔32が開口し
ている。また液体粒子供給器2には液体タンク3が配置
される上方に開口する配置部33が形成されており、こ
の配置部33の側方にはヒータ7が配設され、また配置
部33は上部内側面にて供給路6に連通している。ま
た、液体タンク3が配置部33に装着されている状態で
は、放出孔32が供給路6と連通するように形成されて
いる。このようにすると、液体タンク3に液体16を入
れる場合には、液体タンク3を温浴器から脱離した状態
で液体16を入れることができ、液体タンク3に液体1
6を入れる際に温浴器を持ち運びする手間が解消され
る。
【0076】また、図15に示す例では、液体粒子供給
器2における液体タンク3を着脱自在に形成したもの
の、他例を示す。図示の例では、液体タンク3は固定タ
ンク3aと可搬タンク3bとから構成されており、可搬
タンク3bが液体粒子供給器2に対して着脱自在となっ
ている。固定タンク3aは図1に示す液体粒子供給器2
における液体タンク3と同様の構成を有しているが、側
面下端部から側方に向けて流入路50が連通して設けら
れており、この流入路50の先端には、可搬タンク3b
が着脱自在に取り付けられる連結口34が形成されてい
る。連結口34は上方に向けて開口すると共に流入路5
0内に連通しており、この連結口34の内周縁にはO−
リング等の水密材35が設けられている。この連結口3
4の内奥には上方に突出する解除突起36が、その先端
が連結口34に臨むように形成されている。
【0077】一方、可搬タンク3bは中空の容器にて形
成され、下部には上記連結口34内に着脱自在に嵌入す
る連結部37が設けられている。この連結部37には開
閉弁38が設けられている。開閉弁38は、可搬タンク
3bが液体粒子供給器2に装着されて連結部37が連結
口34に嵌入されると開放され、可搬タンク3bが液体
粒子供給器2から脱離されていて連結部37が連結口3
4に嵌入されていない状態では閉塞されるように形成さ
れている。この開閉弁38は、可搬タンク3b内部に連
通する上面側開口39aと外部に連通する下面側開口3
9bとを有する弁室39c内に、バネ等の弾性体(図示
省略)にて下方に付勢された弁体39dを配設して構成
されている。
【0078】可搬タンク3bが脱離した状態では、弁体
39dは下面側開口39に向けて付勢され、下面側開口
39bの開口縁にて係止されて、開閉弁38が閉じた状
態となる(図15(a))。この状態で可搬タンク3b
を持ち運び、内部に液体16を入れることができる。可
搬タンク3bを液体粒子供給器2に装着する場合は、可
搬タンク3bの連結部37を連結口34内に嵌入させて
連結するものであり、このとき連結部37と連結口34
の間の水密性が、水密材35により確保される。このよ
うに可搬タンク3bを装着すると、解除突起36が下面
側開口39bを通って弁体39dの下面に当接すると共
に上方に押圧し、これにより開閉弁38が弁室39c内
において、弾性付勢力に抗して上方に移動する(図15
(b))。これにより開閉弁38が開放され、可搬タン
ク3b内の液体16が流入路50を通じて固定タンク3
a内に供給されるものである。
【0079】図16は、器具本体1内に液体粒子5が凝
集して付着した液体16を器具本体1から除去するため
の構成を示す。器具本体1の内部の底面には集水口40
が開口して設けられ、器具本体1の内部の底面はこの集
水口40に向けて下り傾斜するように形成される。また
器具本体1の底部には集水部41が設けられている。こ
の集水部41は、集水容器4と、この集水容器4が着脱
自在に配置される配置部42とから構成されている。配
置部42は器具本体1の下部外側面に開口する空間とし
て形成され、その上面にて集水口40を介して器具本体
1の内部と連通している。集水容器4は上面が開放され
た容器であり、配置部42の側部開口42aを通して配
置部42に挿入することにより配置部42に装着され、
配置部42の側部開口42aから引き抜かれることによ
り配置部42から脱離される。集水容器4が配置部42
に装着されている状態では、集水容器4の上部開口の上
方に集水口40が配置されるようになっている。
【0080】このようにして器具本体1に集水部41を
設けると、液体粒子5が器具本体1の内面に凝集して付
着した場合、この液体16は、器具本体1の底面の傾斜
によって集水口40に導かれ、集水容器4内に収容され
るものであり、また集水容器4を定期的に脱離して内部
に収容された液体を棄てることにより集水機能を回復す
ることができる。このとき液体16を棄てる際に装置全
体を移動させて液体16を棄てに行く必要がなく、使用
者の作業負担が軽減される。ここで、温浴器を身体15
を湯に浸すように形成する場合には、多量の湯を用いる
ため、これを棄てる場合には装置全体を運ぶ必要がなく
ても大きな労力を必要とするが、本発明では、既述のよ
うな構成の液体粒子供給器2を設けて、液体粒子5にて
身体15の加温を行うようにしているために、液体16
を棄てる量も少なく済み、このため、集水容器4のみを
持ち運んで液体16を棄てるようにすると液体16を棄
てる労力が著しく軽減される。
【0081】図17は、液体タンク3内の余剰な液体1
6を容易に廃棄するための構成を示す。図示の例では、
液体タンク3の側面下端部に、液体タンク3の内外を連
通する排水口43を設けると共にこの排水口43を閉塞
する蓋44を着脱自在に設けたものである。温浴器を使
用した後に、残余の液体16を液体タンク3内に残した
ままにしておくと液体16中に微生物が繁殖する等のお
それがあるが、上記のように排水口を設けると、温浴器
を使用した後に蓋44を外して排水口43から残余の液
体16を排出することができ、温浴器を清潔に保つこと
ができる。
【0082】図18は、器具本体1内に液体粒子5が凝
集して付着した液体16を、液体タンク3に返送して再
利用するための構成を示す。
【0083】器具本体1に設けられる液体粒子供給器2
は、図示の例では液体タンク3と、液体タンク3と器具
本体1内とを連通する供給路6と、液体タンク3の一側
面に添設されたヒータ7と、ヒータ7に電力を供給する
電源部9から構成されている。この液体16供給部は器
具本体1の側部の下端部に設けられている。
【0084】器具本体1の内部の底面には、集水口40
が開口して設けられ、器具本体1の内部の底面はこの集
水口40に向けて下り傾斜するように形成される。集水
口40は、器具本体1の底部に形成された返送経路45
に連通しており、この連通経路は、集水口40から下り
傾斜して液体タンク3の下端部側面に連通している。
【0085】このようにすると、液体粒子5が器具本体
1の内面に凝集して付着した場合、この液体16は、器
具本体1の底面の傾斜によって集水口40に導かれ、返
送経路45を通じて液体タンク3に返送され、再利用す
ることができる。このため、液体16を循環して利用す
ることができ、この結果、液体タンク3内に収容してお
く液体16の量を低減することができ、またそのため液
体タンク3を小型化することもできて、装置の小型化、
軽量化を図ることができるものである。
【0086】ここで、返送経路45を通じて返送される
液体16には不純物が混入している可能性があるが、返
送経路45にフィルター(図示せず)を設けることによ
り、このような不純物を除去することができ、また液体
粒子供給器2にて液体16を加熱する際に更に不純物が
分解されて、液体16に混入した不純物は殆ど分離除去
される。
【0087】また、器具本体1を軽量な材料にて構成し
て装置全体の軽量化を図ることも好ましい。このような
材料としては、例えば発泡スチロールや発泡ウレタン等
の軽量な発泡材料が挙げられる。これにより、使用時や
収納時の持ち運び等の作業負担を更に軽減できる。ここ
で、温浴器を身体15を湯に浸す場合ように形成する場
合には、多量の湯を保持するために装置に高い強度が必
要とされていたが、本発明では、既述のような構成の液
体粒子供給器2を設けて、液体粒子5にて身体15の加
温を行うようにしているために、装置に必要とされる強
度が小さくなり、軽量な材料を用いることが可能とな
る。
【0088】また、図19に示すものは、器具本体1の
外壁を伸縮自在に形成して、容積を変更自在に形成した
ものである。図示の例では、液体粒子供給器2を一体に
設けた器具本体1は、一側面が開口する一対の容器分体
1a,1bと、この容器分体1a,1bを連結する伸縮
自在な筒状の可撓性部材46から構成される。容器分体
1a,1bは側面開口同士が対向するように間隔をあけ
て配置されており、可撓性部材46は各容器分体1a,
1bの間に配置され、可撓性部材46の両側の開口が、
各容器分体1a,1bの側面開口と連結するように形成
されている。このとき可撓性部材46は蛇腹状等に形成
されて、各容器分体1a,1b間の間隔を広げる方向と
縮める方向とに伸縮自在に形成されている。器具本体1
の挿入口14は、器具本体1の上面において、可撓性部
材46に開口して設けられている。
【0089】このように形成される温浴器では、使用者
の身体15の寸法の違いに応じて器具本体1の外面の一
部を構成する可撓性部材46を伸縮することにより器具
本体1の容積を変更することができ、また不使用時や持
ち運び時には、図19(b)に示すように可撓性部材4
6を縮めて器具本体1の容積を小さくすることにより、
小型化して、持ち運び性や収納性が優れたものとなる。
【0090】また下面と上面とがそれぞれ開口する一対
の容器分体を開口同士が上下に対向するように配置し
て、この容器分体の開口同士を連結するように筒状の伸
縮自在な可撓性部材を設けて器具本体1を形成すること
もできる。この場合は、器具本体1は上下方向に伸縮自
在に形成されることとなり、使用時に器具本体1の高さ
を変えることで使用者が加温部位を好みの位置に調節で
き、また使用者の身体15のサイズに対応できるという
利点もある。
【0091】また図20に示す例では、器具本体1は開
閉自在な収納容器47と、この容器体47a内に収納さ
れる可撓性のシート材からなる袋体48とから構成され
て、折り畳み自在に形成されている。
【0092】収納容器47は上方に開口する容器体47
aと、容器体47aの上面開口を開閉する蓋体47bか
ら構成されており、蓋体47bは、容器体47aの上部
開口縁に回動自在に取り付けられ、容器体47aの上面
開口を覆うように配置されて収納容器47を閉じた状態
と、容器体47aの上部開口縁から上方に突出して収納
容器47を開いた状態との間で回動自在に形成されてい
る。
【0093】収納容器47内には、袋体48と液体粒子
供給器2とが収容される。袋体48は収納容器47内に
折り畳まれて収容されているものであり、この袋体48
の内部に液体粒子供給器2から液体粒子5が供給される
ように形成される。また載せ台13は、収納容器47内
において、袋体48内に配設される。また袋体48には
挿入口14が形成されている。
【0094】そして、温浴器の使用時には、図20
(a)に示すような蓋体47bを閉じた状態から、図2
0(b)に示すように収納容器47を開き、更に図20
(c)に示すように袋体48を広げ、挿入口14から身
体15の一部を袋体48内に挿入し、液体粒子供給器2
を作動させる。
【0095】また温浴器の持ち運び時や収納時には、袋
体48を折り畳んで収納容器47内に収容し、蓋体47
bを閉じてコンパクトに折り畳むことができ、持ち運び
性や収納性が優れたものとなる。
【0096】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る温浴器は、挿入
口を備えた器具本体内に挿入口から身体の一部を挿入し
て部分加温する温浴器において、液体タンクと、加熱手
段と、液体タンク内の液体を泡化又は粒子化する粒子化
手段とを備える液体粒子供給器を、器具本体と一体に設
けるため、挿入口から器具本体内に手や足などの身体の
一部を挿入した状態で液体粒子供給器から泡化又は粒子
化されると共に加熱手段により加熱された液体粒子を器
具本体内に供給することにより、この液体粒子にて身体
の位置部を加温することができて、加温部位の大きさに
かかわらず均一な加温が可能となるものであり、また連
続的に液体粒子を供給することにより使用中にぬるさを
感じることなく快適に身体を加温することができ、しか
も身体を湯に浸す方式と異なり液体を大量に用いなくて
も身体を十分に加温することができて装置構成を小型化
することができるものである。
【0097】また請求項2の発明は、請求項1に加え
て、上記液体粒子供給器に加えて、液体タンクと、液体
タンク内の液体を泡化又は粒子化する粒子化手段とを備
える一又は複数の他の液体粒子供給器を、器具本体と一
体に設けるため、他方向から器具本体内に液体粒子を供
給して更に均一な加温を可能としたり、加熱された液体
粒子と共に加熱されていない液体粒子を供給して加温の
程度を調整したり、あるいは加熱された液体粒子と共に
加熱されていない液体粒子を交互に供給して反復浴と同
様の血行促進効果を得ることができるものである。
【0098】また請求項3の発明は、請求項1又は2の
構成に加えて、マイナスイオンを器具本体内に供給する
手段を具備するため、新陳代謝を向上させる効果がある
といわれるマイナスイオンを液体粒子と共に付与して、
一層の血行促進効果が得られるものであり、またマイナ
スイオンが自律神経系のバランスを正常に戻す働きがあ
るといわれていることから、冷えの改善が期待できるも
のである。
【0099】また請求項4の発明は、請求項1乃至3の
いずれかにおいて、泡化又は粒子化された液体を帯電さ
せる手段を具備するため、帯電された液体粒子の表面張
力が小さくなり、液体粒子と身体の表面との接触面積が
大きくなって、熱の伝達効率が向上し、一層優れた加温
効果が得られるものである。
【0100】また請求項5の発明は、請求項4におい
て、器具本体内に挿入された身体の一部を、泡化又は粒
子化された液体とは逆の極性で帯電させる手段を具備す
るため、液体粒子が身体表面に引き寄せられやすくな
り、液体粒子の身体に対する付着性が向上して、一層優
れた加温効果が得られるものである。
【0101】また請求項6の発明は、請求項4又は5に
おいて、器具本体の内壁面を、泡化又は粒子化された液
体と同一の極性で帯電させる手段を具備するため、液体
粒子が器具本体と反発することにより身体表面に引き寄
せられやすくなり、液体粒子の身体に対する付着性が向
上して、一層優れた加温効果が得られるものである。
【0102】また請求項7の発明は、請求項1乃至6の
いずれかにおいて、器具本体の内壁の温度を変動させる
手段を具備するため、器具本体の内壁を加熱することに
より液体粒子がより低温の身体表面に凝集することを促
進し、一層優れた加温効果が得られるものである。
【0103】また請求項8の発明は、請求項1乃至7の
いずれかにおいて、泡化又は粒子化された液体の粒径を
変動させる手段を具備するため、液体粒子の粒径を微細
化することにより粒径の差を縮小し、液体粒子の付着に
よって身体をより均一に加温することができ、肌当たり
感も向上するものである。
【0104】また請求項9の発明は、請求項8におい
て、液体粒子供給器として、添加物を混合した液体を泡
化又は粒子化して器具本体内に供給するものを具備する
ため、液体粒子に添加剤より種々の効果を付与すること
ができ、しかも添加物は、身体表面における液体粒子に
より加温されて血行が良くなった部位に対して均一に作
用することとなるため、添加物による付加的な機能が一
層発揮されるものである。
【0105】また請求項10の発明は、請求項1乃至9
のいずれかにおいて、器具本体内に気流を発生させる手
段を具備するため、気流によって器具本体内の温度を調
整して加温の程度を調整することができ、また気流によ
って器具本体内の液体粒子を撹拌してより均一な加温を
可能とすることができるものである。
【0106】また請求項11の発明は、請求項1乃至1
0のいずれかにおいて、器具本体の内部又は外部の温度
及び湿度を検知して泡化又は粒子化された液体の発生を
制御する制御機構を具備するため、高温多湿な夏や低温
低湿な冬といった季節の違いや、地域等による周囲の環
境の違いによらず、使用者にとって安全かつ快適に温熱
効果を実感できる条件で身体の加温を行うことができ、
使用者は長時間に渡って身体の加温を行うことが可能と
なるものである。
【0107】また請求項12の発明は、請求項1乃至1
1のいずれかにおいて、器具本体内の圧力を変動させる
手段を具備するため、器具本体内を減圧して身体を引き
延ばす力を加え、あるいは加圧することにより身体を押
し込む力を加えて、マッサージの効果を得ることがで
き、一層の血行促進の効果が得られるものである。
【0108】また請求項13の発明は、請求項1乃至1
2のいずれかにおいて、器具本体内に挿入された身体の
一部を運動させる手段を具備するため、身体の加温され
た部位の筋肉が運動することにより筋肉の動きを受けた
血管において、血液を流そうとする力が増し、血行が一
層促進されるものである。
【0109】また請求項14の発明は、請求項1乃至1
3のいずれかにおいて、液体タンクを液体粒子供給器に
対して着脱自在に形成するため、温浴器を使用する場所
においたまま、液体タンクだけを運んで液体の準備を行
うことができ、温浴器全体を運ぶような手間が省かれ
て、使用者にとって有益なものである。
【0110】また請求項15の発明は、請求項1乃至1
4のいずれかにおいて、器具本体内に供給された泡化又
は粒子化された液体を捕集する集水容器を、器具本体に
対して着脱自在に形成するため、温浴器の使用後に、器
具本体に溜まった液体を棄てる際に、集水容器のみを取
り外して棄てに行くことができ、温浴器全体を運ぶよう
な手間が省かれて、使用者にとって有益なものである。
【0111】また請求項16の発明は、請求項1乃至1
5のいずれかにおいて、器具本体内に供給された泡化又
は粒子化された液体を捕集して液体タンクに返送する循
環手段を具備するため、液体を循環させて再利用するこ
とができ、液体タンク内に収容しておく液体の量を低減
することができて、液体タンクを小型化し、装置の小型
化、軽量化を図ることができるものである。
【0112】また請求項17の発明は、請求項1乃至1
6のいずれかにおいて、器具本体の外壁を伸縮自在に形
成して容積を変更自在に形成するため、使用者の身体の
寸法の違いに応じて器具本体の容積を変更することがで
き、また不使用時や持ち運び時には、可撓性部材を縮め
て器具本体の容積を小さくすることにより、小型化し
て、持ち運び性や収納性が優れたものとなる。
【0113】また請求項18の発明は、請求項1乃至1
7のいずれかにおいて、器具本体を折り畳み可能に形成
するため、不使用時や持ち運び時には、器具本体を折り
畳んで小型化して、持ち運び性や収納性が優れたものと
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す概略の断面図
である。
【図2】本発明の実施の形態の他例を示す概略の断面図
である。
【図3】液体粒子が帯電される様子を示す一例の概略の
断面図である。
【図4】(a)及び(b)はそれぞれ帯電していない液
体粒子と帯電した液体粒子が身体に付着した様子を示す
概略の断面図である。
【図5】(a)は微粒子化されていない液体粒子が身体
に付着した場合の、肌表面の部位に対する肌の熱さ感の
分布を示すグラフ、(b)は微粒子化されていない液体
粒子が身体に付着した様子を示す概略の断面図、(c)
は微粒子化された液体粒子が身体に付着した場合の、肌
表面の部位に対する肌の熱さ感の分布を示すグラフ、
(d)は微粒子化された液体粒子が身体に付着した様子
を示す概略の断面図である。
【図6】液体粒子が帯電される様子を示す他例の概略の
断面図である。
【図7】(a)乃至(c)はそれぞれ器具本体の外観の
例を示す斜視図である。
【図8】本発明の実施の形態の他例を示す概略の断面図
である。
【図9】本発明の実施の形態の他例を示す概略の断面図
である。
【図10】液体粒子供給器の構成の他例を示す概略の断
面図である。
【図11】液体粒子供給器の構成の他例を示す概略の断
面図である。
【図12】本発明の実施の形態の他例を示す概略の断面
図である。
【図13】本発明の実施の形態の他例を示す概略の断面
図である。
【図14】液体粒子供給器の構成の他例を示す概略の断
面図である。
【図15】液体粒子供給器の構成の他例を示すものであ
り、(a)は可搬型タンクを示す断面図、(b)は概略
の断面図である。
【図16】器具本体に集水容器を設けた様子を示す一部
の断面図である。
【図17】液体タンクに排水口を設けた様子を示す一部
の断面図である。
【図18】器具本体に液体を循環させて再利用する循環
手段を設けた様子を示す一部の断面図である。
【図19】器具本体の外壁を伸縮自在に形成した様子を
示すものであり、(a)(b)は概略の断面図である。
【図20】器具本体を折り畳み可能に形成した様子を示
すものであり、(a)乃至(d)は概略の断面図であ
る。
【図21】液体粒子にて加温する際に、使用者が心地よ
いと感じる器具本体内の温度と湿度の条件の一例を示す
グラフである。
【符号の説明】
1 器具本体 2 液体粒子供給器 3 液体タンク 4 集水容器 14 挿入口 15 身体 16 液体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C094 AA02 BB01 BB09 BB20 DD14 FF09 GG03 4G075 AA03 BA08 CA02 CA51

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入口を備えた器具本体内に挿入口から
    身体の一部を挿入して部分加温する温浴器において、液
    体タンクと、加熱手段と、液体タンク内の液体を泡化又
    は粒子化する粒子化手段とを備える液体粒子供給器を、
    器具本体と一体に設けて成ることを特徴とする温浴器。
  2. 【請求項2】 上記液体粒子供給器に加えて、液体タン
    クと、液体タンク内の液体を泡化又は粒子化する粒子化
    手段とを備える一又は複数の他の液体粒子供給器を、器
    具本体と一体に設けて成ることを特徴とする請求項1に
    記載の温浴器。
  3. 【請求項3】 マイナスイオンを器具本体内に供給する
    手段を具備して成ることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の温浴器。
  4. 【請求項4】 泡化又は粒子化された液体を帯電させる
    手段を具備して成ることを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれかに記載の温浴器。
  5. 【請求項5】 器具本体内に挿入された身体の一部を、
    泡化又は粒子化された液体とは逆の極性で帯電させる手
    段を具備して成ることを特徴とする請求項4に記載の温
    浴器。
  6. 【請求項6】 器具本体の内壁面を、泡化又は粒子化さ
    れた液体と同一の極性で帯電させる手段を具備して成る
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の温浴器。
  7. 【請求項7】 器具本体の内壁の温度を変動させる手段
    を具備して成ることを特徴とする請求項1乃至6のいず
    れかに記載の温浴器。
  8. 【請求項8】 泡化又は粒子化された液体の粒径を変動
    させる手段を具備して成ることを特徴とする請求項1乃
    至7のいずれかに記載の温浴器。
  9. 【請求項9】 液体粒子供給器として、添加物を混合し
    た液体を泡化又は粒子化して器具本体内に供給するもの
    を具備して成ることを特徴とする請求項1乃至8のいず
    れかに記載の温浴器。
  10. 【請求項10】 器具本体内に気流を発生させる手段を
    具備して成ることを特徴とする請求項1乃至9のいずれ
    かに記載の温浴器。
  11. 【請求項11】 器具本体の内部又は外部の温度及び湿
    度を検知して泡化又は粒子化された液体の発生を制御す
    る制御機構を具備して成ることを特徴とする請求項1乃
    至10のいずれかに記載の温浴器。
  12. 【請求項12】 器具本体内の圧力を変動させる手段を
    具備して成ることを特徴とする請求項1乃至11のいず
    れかに記載の温浴器。
  13. 【請求項13】 器具本体内に挿入された身体の一部を
    運動させる手段を具備して成ることを特徴とする請求項
    1乃至12のいずれかに記載の温浴器。
  14. 【請求項14】 液体タンクを液体粒子供給器に対して
    着脱自在に形成して成ることを特徴とする請求項1乃至
    13のいずれかに記載の温浴器。
  15. 【請求項15】 器具本体内に供給された泡化又は粒子
    化された液体を捕集する集水容器を、器具本体に対して
    着脱自在に形成して成ることを特徴とする請求項1乃至
    14のいずれかに記載の温浴器。
  16. 【請求項16】 器具本体内に供給された泡化又は粒子
    化された液体を捕集して液体タンクに返送する循環手段
    を具備して成ることを特徴とする請求項1乃至15のい
    ずれかに記載の温浴器。
  17. 【請求項17】 器具本体の外壁を伸縮自在に形成して
    容積を変更自在に形成して成ることを特徴とする請求項
    1乃至16のいずれかに記載の温浴器。
  18. 【請求項18】 器具本体を折り畳み可能に形成して成
    ることを特徴とする請求項1乃至17のいずれかに記載
    の温浴器。
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