JPH10510465A - 足マッサージ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 予め定めた噴霧圧を有する水を用いて使用者の足の裏面及び上面に予め定めた衝撃効果を連続的に又は断続的に与えるとともに薬液又は冷水もしくは温水を選択的に用いて足をマッサージすることによりマッサージ効果をより高めることができる、足マッサージ装置である。この足マッサージ装置は、上方表面部に設けた開口部及び前方表面部に設けられるとともに複数のスイッチを具備したコントロールパネルを有する、本体部と、上記本体部の内方底面部に配置されるとともに入口チューブを有し、上記入口チューブの上端部が上記本体部の外部まで延びて該入口チューブを通して水又は氷を受け取るように形成され、上記本体部の外部に水を放出するための放出穴が設けられた、水容器と、上記水容器の上部に配置され、複数の穴を有する、足支え部材と、上記水容器内の液体を加圧するとともに上記本体部の内部に強力に噴霧する、モータポンプとにより構成される。

Description

【発明の詳細な説明】 足マッサージ装置 技術分野 本発明は足マッサージ装置に関し、詳しくは、ヒトの足の裏面（踵）及び表面 （背びれ）に水又は薬液を強力に噴霧させて該足をより効果的にマッサージする ことができる、足マッサージ装置に関するものである。 技術背景 一般に、従来の足マッサージ装置として、足の裏面をマッサージするために使 用者の足を水中に浸した状態で泡発生器を用いて発生した泡を該足に当てるよう にしたものとか、振動器を用いて使用者の足を振動させるようにしたものが知ら れている。しかしながら、泡発生器を用いた足マッサージ装置では、足を有効に 治療するために薬液を用いることができるけれども、発生する泡は可成り弱いた め、使用者の足を有効にマッサージすることができないという欠点があった。更 に、電気式振動器を用いた足マッサージ装置では、薬液を使用することができな かった。すなわち、電気式振動器を用いた足マッサージ装置は、元来、使用者の 足に簡単に振動を与えるように設計されたものに過ぎず、したがって、足を有効 にマッサージするために急激にもしくは絶えず加圧するとか又は衝撃効果を与え ることができなかった。 更に、上述した従来形式の足マッサージ装置は基本的に使用者の足の裏面のみ をマッサージするように設計されたものであり、足の上面をマッサージすること ができなかった。 本発明の開示 本発明の目的は、上述したように従来形式のものにおける問題点を解消した足 マッサージ装置を提供することにある。 本発明のもう１つの目的は、予め定めた噴霧圧を有する水を用いて使用者の足 の裏面及び上面に予め定めた衝撃効果を連続的に又は断続的に与えるとともに薬 液又は冷水もしくは温水を選択的に用いて足をマッサージすることによりマッサ ージ効果をより高めることができるように改良した、足マッサージ装置を提供す ることにある。 上記目的を達成するために提供される足マッサージ装置は、上方表面部に設け た開口部、及び、前方表面部に設けられるとともに複数のスイッチを具備したコ ントロールパネルを有する、本体部と、上記本体部の内方底面部に配置されると ともに入口チューブを有し、上記入口チューブの上端部が上記本体部の外部まで 延びて該入口チューブを通して水又は氷を受け取るように形成され、上記本体部 の外部に水を放出するための放出穴が設けられた、水容器と、上記水容器の上部 に配置され、複数の穴を有する、足支え部材と、上記水容器内の水等を加圧する 、加圧手段と、上記加圧手段と接続されて上記水容器内の液体を上記本体部の内 部に放出するようにした放出手段とにより構成される。 噴霧ノズルとして、シャワー型ノズル、１つ噴霧穴型ノズル、又は複数の噴霧 穴を有する型式のノズルを使用することができる。 また、水容器の内部にヒータを設けて温水マッサージ効果を得、また、該水容 器の内部に紫外線ランプを設けて滅菌マッサージ効果を得ることができる。 更にまた、本体部の開口部を被覆するごむカーテンの開放／閉鎖動作に応じて 操作されるリミットスイッチを設けてモータポンプの動作を制御することができ る。 本発明のその他の利点、目的及び特徴事項が下記する事項から明らかにされよ う。 図面の簡単な説明 本発明は、単に、本発明を説明するための実施例を示す添付図面とともに詳細 に後述することから完全に理解されよう。ここで； 図１は、本発明の足マッサージの斜視図であり、 図２は、本発明の上記足マッサージ装置の平面図であり、及び 図３は、本発明の上記足マッサージ装置の断面図である。 本発明の実施例 図１は、本発明の足マッサージ装置を示し、図２は、本発明の足マッサージの 平面図であり、図３は、図２の足マッサージ装置の断面図である。 これらの図に示されるように、本発明の足マッサージ装置は、中空立体状の本 体部１０を含む。この本体部１０は開口部１１を含む。足挿入穴２１を有するご むカーテン２０が上記本体部１０の開口部１１を覆っている。 更に、当該装置全体の操作を制御するための複数のコントロールスイッチ３０ を具備したコントロールパネル１２が本体部１０の前方部に配置される。 水容器４０が本体部１０の内方底面部に配置される。 本体部１０の上部の外部まで延びている入口チューブ５０は、該本体部１０の 下部に形成されるとともに該下部と連絡された複数の穴５２を有し、蓋体５１に より被覆されている。入口チューブ５０の下端部が水容器４０の上部と連絡され ている。水容器４０の下部に本体部１０の外部に放水するための排出口４１が配 置されている。 水容器４０の上部に、複数の穴６１及び複数の突起６２を有する足支え部材６ ０が配置されるとともに入口チューブ５０から所定角度をもって傾斜している。 更に、モータポンプ７０が水容器４０の側部、即ち、本体部１０のコントロー ルパネル１２の下部にモータポンプ７０が配置されるとともに吸入チューブ７１ を含み、該吸入チューブ７１の一端が水容器４０の内部と連絡され、本体部１０ の上底面部及び水容器４０の上底面部に、それぞれ、上放出チューブ７２及び下 放出チューブ７３が配置されている。 上頭部７４及び下頭部７５がそれぞれ上放出チューブ７２及び下放出チューブ ７３と接続され、モータポンプ７０を介して加圧された液体を噴霧する上ノズル ７６及び下ノズル７７が上頭部７４及び下頭部７５と連結されている。 ここで、上記下ノズル７７は、足支え部材６０に、その上面に対し所定の間隔 をあけて形成された各穴６１を通して上記本体部の内部まで延びている。該ノズ ル７７の設定位置及び設置数は要求に応じて決定される。 更に、水容器４０の内部に、該水容器４０の内部に収容された水又はそれと同 類の液体を加熱するためのヒータ８０が設けられる。 水容器４０の内部に、該水容器４０内の水又はそれと同類の液体を滅菌するた めの紫外線ランプ９０が装着される。 上記各種スイッチは、電源スイッチ３１、タイマー３２、噴霧圧制御スイッチ ３３、ヒータ駆動スイッチ３４、及び紫外線ランプ駆動スイッチ３５等である。 図中、数字符号３６は電源コードを示し、数字符号４２は水容器４０の放出穴 ４１を開放／閉鎖する蓋体を示し、数字符号４３は、水容器４０内の水又はそれ と同類の液体量を監視するための水メータを示す。 本発明の実施例において、ごむカーテン２０が本体部１０の開口部１１に固定 される一方、ごむカーテン２０が本体部１０の開口部１１を摺動して開放／閉鎖 するように形成されている。 この場合、ごむカーテン２０の側部にリミットスイッチが設けられ、開口部１ １がごむカーテン２０により閉鎖されたときにのみモータポンプ７０を操作する ようになっている。 噴霧ノズル７６及び７７としては、一般に、好ましくは、シャワー型ノズルが 使用される。なお、米国特許第４，５８８，１３０号に開示さえるような噴霧型 ノズルを使用して連続的に又は断続的に水を噴霧するか又は水ストリーム数及び 噴霧水圧を変更して使用可能とするのが好ましい。 本発明の足マッサージ装置の作用及び効果が添付図面を参照して説明する。 まず、入口チューブ５０の蓋体５１が開放され、水容器４０内に所定量の水が 装入される。次いで、使用者の足がごむカーテン２０に形成された足挿入穴２１ を介して挿入され、足支え部材６０に載置される。この時、使用者の足のアング ル部分は本体部１０の内部空間に完全に挿入され、次いで、ごむカーテン２０の 弾性力により緊密に密閉される。 この状態で、タイマー３２及び噴霧圧制御スイッチ３３がセットされ、電源ス イッチ３１がオンとされてモータポンプ７０が駆動され、次いで、水容器４０内 の水が予め定められた圧力に加圧される。その後、このようにして加圧された水 が上ノズル７６及び下ノズル７７により放出チューブ７２及び７３並びに上頭部 ７４及び下頭部７５を介して噴霧される。このようにして噴霧された水により足 支え部材６０に載置された両足の上面部がマッサージされるとともに該両足の裏 面部が下ノズル７７を通して噴霧された水によりマッサージされる。 両足の裏面部及び上面部から集められたマッサージ水が足支え部材６０に滴下 され、該足支え部材６０は入口チューブ５０に向けて傾斜して設けられているた め、該噴霧水は入口チューブ５０を通して容易に流れる。その後、水は入口チュ ーブ５０の下部に形成された各穴５２を通して水容器４０内に流入する。 更に、冷水マッサージ又は温水マッサージを行う際、水容器４０内に入口チュ ーブ５０を介して氷が供給され、又は、ヒータ駆動スイッチ３４をオンとしてヒ ータ８０が作動させられる。 更に、薬剤、塩等が入口チューブ５０を介して水容器４０内に供給されて所定 の処置が行われるようになっている。更に、紫外線ランプ９０を用いて水容器４ ０内の水が滅菌可能とされる。 上述したように、本発明の足マッサージ装置は、水容器４０に水又はそれと同 類の液体を充填した後、モータポンプを用いて使用者の足の裏面部及び上面部全 体に水又はそれと同類の液体を強力に噴霧させることによるマッサージ効果を最 大なものとすることができる。更には、水容器内に氷又は薬液を充填して足全体 に噴霧することにより足の処置効果を得ることができる。更に、当該装置にヒー タを設けて選択的に冷水マッサージ又は温水マッサージを行えるようにしてマッ サージ効果を最大限に高めることができる。 以上、本発明の好ましい実施例が説明のためにのみ開示されたが、当業者にと っては、添付の請求の範囲に記述されるように、本発明の範囲及び精神を逸脱す ることなく、種々に変形し、追加し又は置換可能であると考えられる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．上方表面部に設けた開口部、及び、前方表面部に設けられるとともに複数の スイッチを具備したコントロールパネルを有する、本体部； 上記本体部の内方底面部に配置されるとともに入口チューブを有し、上記入口 チューブの上端部が上記本体部の外部まで延びて該入口チューブを通して水又は 氷を受け取るように形成され、上記本体部の外部に水を放出するための放出穴が 設けられた、水容器； 上記水容器の上部に配置され、複数の穴を有する、足支え部材； 上記水容器内の水等を加圧する、加圧手段；及び 上記加圧手段と接続されて上記水容器内の液体を上記本体部の内部に放出する ようにした放出手段により構成された、足マッサージ装置。 ２．水容器の入口チューブにおける予め定められた部分に複数の穴を設けた、第 １項記載の装置。 ３．水容器の入口チューブに上端部を蓋体を介して開放／閉鎖可能とした、第２ 項記載の装置。 ４．加圧手段がモータポンプとされ、該モータポンプは、 一端部を水容器の内部と連絡した吸入チューブ；及び 本体部の上底面部に及び水容器の上底面部にそれぞれ向かって延びることによ り放出手段と連絡するようにした、上放出チューブ及び下放出チューブにより構 成された、第１項記載の装置。 ５．放出手段が、 上放出チューブと連絡した上頭部； 上記上頭部と連絡して加圧液体を噴霧するようにした、上ノズル； 下放出チューブ頭部と連絡した下頭部；及び 上記下頭部と連絡して加圧液体を噴霧するようにした、下ノズルにより構成さ れた、第４項記載の装置。 ６．下ノズルが足支え部材に形成された穴を介して本体部の内部まで延びるよう にした、第５項記載の装置。 ７．足支え部材が所定角度をもって入口チューブに向かって傾斜するようにした 、第１項記載の装置。 ８．水容器の内部にヒータを設けて該水容器内の水を加熱するようにした、第１ 項記載の装置。 ９．水容器の内部に紫外線ランプを設けて該水容器内の水を滅菌するようにした 、第１項記載の装置。 １０．本体部の開口部に開口可能にごむカーテンを設けた、第１項記載の装置。 １１．ごむカーテンにリミットスイッチを設けてモータポンプの作動を制御する ことにより上記ごむカーテンが閉じられたときにのみ、上記モータポンプを作動 させるようにした、第１０項記載の装置。