JP3994785B2 - 温浴器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、身体の一部を暖めることにより、血行促進及び冷えの改善に有効な温浴器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、血行促進や冷えの改善を目的として、サウナ浴が行われており、全身のミストサウナとして、特開平10−15019号公報等に開示されているものが提案されているが、近年、身体を部分的にしかも手軽に暖める方法が要望されてる。
【0003】
このような身体を部分的に暖める技術としては、下半身部並びに下肢部サウナカバーとして特開2000−271188号公報に開示されているものなどがあるが、可撓性を有した袋状のカバーを用いるものであり、使用のたびに一定の形状での使用を行うことが難しく、加熱・加湿されたサウナ空気の、肌へのあたり感が安定しなかったり、カバーが足に触れたりして不快感を感じさせる場合があった。また足を覆うカバーとサウナ空気発生装置が別体のため、持ち運びや収納の手間が煩雑となってしまうものでもあった。
【0004】
また手部や足部を湯に浸して加温することにより血行をよくする足浴器、手足風呂等も提案されているが、衣服が濡れないように衣服を捲って身体の加温しない部分を露出させる必要があり、場合によっては、保温機能があっても、使用中に湯のぬるさ、肌寒さなどを感じる場合があった。更に、これらは加温することのできる身体範囲が湯量の関係で制限されており、効果を高めようとすると、加温部位を広げなければならず、その際には、多量の湯量を必要とする。湯量が増えた場合に問題となるのが、本体の移動、湯の準備、そして湯の入れ棄ての作業が面倒になることであり、本体に台車をつけたり(特開2001−346850公報、特開2001−029424公報)、湯量を減らす(特開平11−089909号公報)ようにした技術も提案されているが、特に女性、老人などに大きな負担である。
【0005】
また、多量の湯を必要としない方法もあり、実願平10−7155号(実用新案登録第3057724号)などとして開示されているが、これは、薬剤を燻した煙によって手足への薬剤の湿布効果をねらうもので、効能に違いがあり、また液体に比べて比熱の小さい空気を媒介とするので血行促進や冷えの改善が期待できるほど十分に加温されるには時間がかかるといった問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、多量の湯を必要とすることがなく、少量の液体の付与により加温するので、容易に加温部位を広げることができるのと、均一に加温が実現でき、また、連続させて液体粒子を発生させることができるので、使用中のぬるさ感を感じさせることなく、身体を効果的に部分加温できる、血行促進、冷えの改善に有効な温浴器を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る温浴器は、挿入口14を備えた器具本体1内に挿入口14から身体15の一部を挿入して部分加温する温浴器において、液体タンク3と、加熱手段と、液体タンク3内の液体16を泡化又は粒子化する粒子化手段とを備える液体粒子供給器2を、器具本体1と一体に設けると共に、泡化又は粒子化された液体を帯電させるための手段と、器具本体1の内壁面を、泡化又は粒子化された液体と同一の極性で帯電させる手段と、泡化又は粒子化された液体の粒径を変動させる手段とを具備して成ることを特徴とするものである。
【0008】
また請求項2の発明は、請求項1に加えて、上記液体粒子供給器2に加えて、液体タンク3と、液体タンク3内の液体16を泡化又は粒子化する粒子化手段とを備える一又は複数の他の液体粒子供給器2を、器具本体1と一体に設けて成ることを特徴とするものである。
【0009】
また請求項3の発明は、請求項1又は2の構成に加えて、マイナスイオンを器具本体1内に供給する手段を具備して成ることを特徴とするものである。
【0011】
また請求項の発明は、請求項1乃至3のいずれかにおいて、器具本体1内に挿入された身体15の一部を、泡化又は粒子化された液体とは逆の極性で帯電させる手段を具備して成ることを特徴とするものである。
【0013】
また請求項の発明は、請求項1乃至のいずれかにおいて、器具本体1の内壁の温度を変動させる手段を具備して成ることを特徴とするものである。
【0015】
また請求項の発明は、請求項1乃至のいずれかにおいて、液体粒子供給器2として、添加物を混合した液体16を泡化又は粒子化して器具本体1内に供給するものを具備して成ることを特徴とするものである。
【0016】
また請求項の発明は、請求項1乃至のいずれかにおいて、器具本体1内に気流を発生させる手段を具備して成ることを特徴とするものである。
【0017】
また請求項の発明は、請求項1乃至のいずれかにおいて、器具本体1の内部又は外部の温度及び湿度を検知して泡化又は粒子化された液体の発生を制御する制御機構を具備して成ることを特徴とするものである。
【0018】
また請求項の発明は、請求項1乃至のいずれかにおいて、器具本体1内の圧力を変動させる手段を具備して成ることを特徴とするものである。
【0019】
また請求項1の発明は、請求項1乃至のいずれかにおいて、器具本体1内に挿入された身体15の一部を運動させる手段を具備して成ることを特徴とするものである。
【0020】
また請求項1の発明は、請求項1乃至1のいずれかにおいて、液体タンク3を液体粒子供給器2に対して着脱自在に形成して成ることを特徴とするものである。
【0021】
また請求項1の発明は、請求項1乃至1のいずれかにおいて、器具本体1内に供給された泡化又は粒子化された液体を捕集する集水容器4を、器具本体1に対して着脱自在に形成して成ることを特徴とするものである。
【0022】
また請求項1の発明は、請求項1乃至1のいずれかにおいて、器具本体1内に供給された泡化又は粒子化された液体を捕集して液体タンク3に返送する循環手段を具備して成ることを特徴とするものである。
【0023】
また請求項1の発明は、請求項1乃至1のいずれかにおいて、器具本体1の外壁を伸縮自在に形成して容積を変更自在に形成して成ることを特徴とするものである。
【0024】
また請求項1の発明は、請求項1乃至1のいずれかにおいて、器具本体1を折り畳み可能に形成して成ることを特徴とするものである。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。図12は本発明の実施の形態の一例を示し、図1,2,8,9,13は本発明の参考例を示す。尚、本明細書中では、泡化された液体と、粒状化された液体とを総称して、液体粒子5と呼ぶこととする。
【0026】
本発明では、液体タンク3と、液体タンク3内の液体16を泡化又は粒子化する粒子化手段と、液体16を加熱する加熱手段とからなる液体粒子供給器2を、挿入口14を備えた器具本体1に一体に設けて、温浴器を構成している。加熱手段は液体タンク3内の液体16を加熱し、あるいは泡化又は粒子化した液体粒子5を加熱するものを設けるが、加熱手段を作動させない場合に液体粒子供給器2にて低温の液体粒子5を供給することも可能なように形成しても良い。
【0027】
図1に示す例では、液体粒子供給器2は、内部に水等の液体16を保持する容器からなる液体タンク3と、液体タンク3と器具本体1内とを連通し、内部に放電電極8が設けられた供給路6と、液体タンク3の一側面に添設されたヒータ7と、ヒータ7及び放電電極8に電力を供給する電源部9から構成されている。
【0028】
電源部9は外部電源又は内部電池から得られる電力から駆動用電力を生成する主電源部9aと主電源部9aにて生成される電力を昇圧して高電圧化する高電圧発生装置9bから構成されるものであり、ヒータ7には主電源部9aにて生成された電力が直接供給され、放電電極8には高電圧発生装置9bにて高電圧化された電力が供給される。
【0029】
液体タンク3は水等の液体16を保持する容器から構成され、上部には液体16を供給するための開口を塞ぐ着脱自在な蓋10が設けられている。液体タンク3内には、その内部を主室12aと加熱室12bとに分離する仕切11が設けられており、この仕切11の下方と上方にて主室12aと加熱室12bとが連通するようになっている。このとき加熱室12bは主室12aに対してその容積が小さくなるように形成される。
【0030】
ヒータ7は液体タンク3の加熱室12b側の一側面に添設されており、加熱室12b内の液体16を加熱できるようになっている。
【0031】
供給路6は液体タンク3の上部と器具本体1内とを連通するように形成され、その内部には、少なくとも一対の放電電極8が配設されている。この放電電極8は、異極同士が供給路6内を横切る方向に対向して配設されている。
【0032】
また、図1の例では、器具本体1は上面側に挿入口14が開口して設けられ、内部には下部寄りに横方向の棒状の載せ台13が設けられている。また供給路6は器具本体1の下部寄りの、載せ台13と略同一高さの位置に連通している。
【0033】
この温浴器にて身体15の一部を暖める際には、挿入口14から身体15の一部(足)を器具本体1内に挿入し、載せ台13上に載せて安定して支持する。この状態で電源部9を駆動して、ヒータ7の加熱と放電電極8における放電を行う。
【0034】
このとき、液体タンク3内では、容積が小さい加熱室12b内において、液体16がヒータ7により加熱されて蒸発し、液体粒子5(粒状化された液体)が供給路6を通じて器具本体1内に流入する。すなわち、ヒータ7が粒子化手段と加熱手段の機能を兼ね備える。そして、器具本体1内に流入した液体粒子5が身体15の一部に付着して、身体15の一部を暖める。
【0035】
このとき図3に示すように、放電電極8による放電により、液体粒子5は、より小さい粒径の粒子に分割されると共に、このとき正に帯電した粒子と負に帯電した粒子とに分割され、帯電されると共に粒径が小さくされた液体粒子5が器具本体1内に供給される。すなわち、放電電極8は、液体粒子5を帯電させる手段としての機能と、液体粒子5の粒径を変動させる手段としての機能を兼ね備える。液体粒子5の粒径は放電条件を適宜設定することにより調整することができる。
【0036】
このようにして身体15の一部を暖めるようにすると、身体15を湯に浸す場合に比べて僅かな液量で身体15を暖めることができ、装置の小型化が可能となるものであり、また粒子状の液体により均一な加熱が可能となる。
【0037】
また、放電により帯電された液体粒子5を器具本体1に供給することから、液体粒子5の表面張力が小さくなって、液体粒子5が身体15に付着した際に身体15の表面(肌)と接する面積が大きくなる。すなわち、液体粒子5が帯電していない場合には、図4(a)に示すように液体粒子5の表面張力によって、身体15の表面(肌)と液体粒子5とが接する部分の面積が小さいものであるが、液体粒子5が帯電して表面張力が小さくなると、図4(b)に示すように身体15の表面(肌)と液体粒子5とが接する部分の面積が増大し、これにより液体粒子5から身体15への熱の伝達効率が向上して、身体15を効率よく暖めることができる。
【0038】
また、放電により粒径が小さくなった液体粒子5は、粒径の差が小さくなって、身体15をより均一に加熱することができるようになる。すなわち、粒径を小さくしていない液体粒子5では、液体粒子5ごとの粒径の差が大きくなり、図5(b)に示すように、身体15の表面(肌)に接する液体粒子5の大きさにばらつきが生じてしまう。このとき、液体粒子5の有する熱量は、粒径に依存するために、図5(a)のように身体15表面の部位ごとに伝達される熱量にばらつきが生じ、均一な加熱が困難となる。これに対して、液体粒子5の粒径を小さくすると、液体粒子5ごとの粒径の差が小さくなり、図5(d)に示すように、身体15の表面(肌)に接する液体粒子5の大きさの差が小さくなり、図5(c)に示すように、に身体15表面の部位ごとに伝達される熱量にばらつきが小さくなって、より均一な加熱が可能となる。
【0039】
図6は放電電極8の構成の他例を示すものである。図示の例では、液体粒子供給器2から供給される液体粒子5が通過する供給路6の上方近傍に放電室49を設けている。このとき供給路6の下流側開口と、放電室49に連通する開口とが同方向に開口し、この開口が上下に並んで配置されるように形成されている。放電室49内に配される放電電極8は、開口側に輪状の電極8bが、内奥側に針状の電極8aが、それぞれ配設されている。そして、放電電極8は輪状の電極8bが陽極に、針状の電極8aが陰極になるように高電圧が印加されて、放電がなされる。
【0040】
このように放電電極8を構成すると、供給路6から液体粒子5を放出すると共に放電電極8に高電圧を印加すると、放電室49の開口から電子あるいは陰イオンが放出され、これが供給路6から供給される液体粒子5に付着して、液体粒子5が負に帯電することとなる。
【0041】
また、上記の針状の電極8aを陽極、輪状の電極8bを陰極とすると、液体粒子5を正に帯電させることもできる。
【0042】
このようにして液体粒子5を帯電させると、液体粒子5の表面張力が小さくなり、身体15の加熱効率が向上する。
【0043】
液体タンク3に入れられる液体16としては、比熱が大きく且つ手軽に用いられることから、水を使用することが好ましい。またパラフィン等のような更に比熱の大きい液体16を用いても良く、この場合は液体粒子5が身体15の一部に与える熱量が一層大きくなって、加温効果がより向上する。またより粘度の高い液体16を用いれば、身体15の一部への付着性や、肌表面を覆う被覆性が高まり、より高い保温効果が得られ、血行の促進、冷えの改善に効果的である。またアルコール等のような揮発性の高い液体16を用いて、上記のように粒子化手段をヒータ7等の加熱手段と兼用すると、より低温での加熱により液体16を蒸発させて速やかに粒子化することができ、短時間で器具本体1内に供給されるので、より速く加温効果を実感でき、また特にアルコールを用いれば消毒効果も得られる。
【0044】
また液体16中に添加物を加えることにより、液体粒子5に種々の効果を付与することができる。例えばアロマオイル等の香りを有する添加物を混合しておけば、心身にリラックス感を与えると共に、冷えの一因といわれている、バランスの崩れた自律神経に働きかけ、バランスの崩れを緩和させることができ、血行不良が緩和されて冷えの改善につながる。また、添加物は、身体15表面における液体粒子5により加温されて血行が良くなった部位に対して均一に作用することとなるため、添加物による付加的な機能が一層発揮されることとなる。例えば、化粧品などに代表されるように保湿成分等が混合されている場合には、加温されて肌の血行が良くなっているので、肌が潤うことにより保温効果が高まり、保温効果の持続に効果的である。
【0045】
図2は温浴器の他例を示すものであり、器具本体1の側面に挿入口14を設けた以外は、図1と同様の構成を有する。この場合は、挿入口14から腕を挿入して暖めることが容易となる。
【0046】
挿入口14の形成位置や個数は適宜に設定できる。例えば図7(a)に示すものでは、器具本体1の上面に二個の挿入口14を設けている。また図7(b)に示すものでは、器具本体1の上面に一つの挿入口14を設けている。また図7(c)に示すものでは、器具本体1の上面から一側面に亘って開口する挿入口14を設けている。また図7(d)に示すものでは、器具本体1の一側面に挿入口14を設けている。
【0047】
また、挿入口14は、挿入した身体15の一部と挿入口14の内周とが密接するように形成すると、器具本体1内の暖かい空気や液体粒子5が漏れ出さないようにすることができ、加温効果を更に向上できる。例えば開口縁をゴムで形成したり、紐で締め付ける構造にするなどして、開口縁を伸縮自在に絞ることが可能に形成することができるが、特に、図7(b)に示すように挿入口14に開口縁をスポンジ等の弾性材料17で形成すると、肌を傷つけることなく、身体15と挿入口14の内周との間に高い密接性が得られる。
【0048】
温浴器に設けられる液体粒子供給器2は、一つのみとは限られず、複数個設けることもできる。図8に示すものは、一つの器具本体1に対して三個の液体粒子供給器2を設けている。この場合、器具本体1内の身体15の一部に対して多方向から液体粒子5を送出することができ、加熱効率を更に向上することができる。
【0049】
また、器具本体1に複数の液体粒子供給器2を設ける場合、異なる構成の液体粒子供給器2を設けると、種々の刺激を身体15に与えることができる。
【0050】
複数の液体粒子供給器2を設ける場合には、その少なくとも一つには、ヒータ7等の加熱手段を設けて加熱されて液体粒子5を供給できるように構成する必要があるが、他の液体粒子供給器2には、必ずしも加熱手段を設ける必要はなく、加熱されていない低温の液体粒子5を供給するように形成することもできる。例えば液体粒子供給器2として上記のような加熱された液体粒子5を供給するものと、加熱されていない低温の液体粒子5を供給するものとを設けると、各液体粒子供給器2から供給される液体粒子5の供給量を調節することにより身体15の加熱の程度を調整することができ、加熱の程度を適温に保って長時間に渡り身体15を加熱することができる。また加熱されていない低温の液体粒子5のみを供給すると、冷刺激が自律神経に作用し、冷えの改善に効果が得られる。また、加熱された液体粒子5の供給と、低温の液体粒子5の供給とを交互に反復させて行うと、身体15に温冷の刺激を交互に与え、反復浴として知られる入浴法と同様に、血行促進の効果が得られる。ここで、低温の液体粒子5を供給する場合には、水などの液体16は熱容量が大きいことから、使用者は速やかに冷たさを感じて、冷刺激として即効性があり、特にシャワーのような大径の液体粒子5を供給するようにすると、その効果が著しい。
【0051】
図9に示すものは、加熱手段を具備して液体粒子供給器2として加熱された液体粒子5を供給するものと、加熱手段を具備せず加熱されていない低温の液体粒子5を供給するものとを併設したものの一例を示すものである。図示の例では、加熱された液体粒子5を供給する第一の液体粒子供給器2aとして図1に示すものと同様のものが設けられている。
【0052】
また加熱されていない低温の液体粒子5を供給する第二の液体粒子供給器2bは、液体タンク3と、送気ポンプ18と、供給路6とから構成されている。送気ポンプ18は粒子化手段として設けられ、液体タンク3内の液体16に外部の空気を供給するものである。また供給路6は、液体タンク3の上部と器具本体1の上部とを連通するように形成されている。
【0053】
第一の液体粒子供給器2aを作動させる場合には、図1に示すものと同様に粒子化された液体にて身体15の一部が暖められる。
【0054】
また第二の液体粒子供給器2bを作動させると、送気ポンプ18から液体16内に空気が供給されることから、液体粒子5として泡化された液体が生成し、この液体粒子5が供給路6を介して器具本体1内に供給されるものであり、これにより第一の液体粒子供給器2aと第二の液体粒子供給器2bとを同時に作動させて身体15の加温の程度を調節し、あるいは第二の液体粒子供給器2bを単独で作動させて身体15に冷刺激を与えることができる。
【0055】
本発明に用いられる液体粒子供給器2の構成は上記のものに限られず、他に泡化されると共に加熱された液体を供給できるものや、粒子化されると共に加熱されていない低温の液体16を供給できるものなど、種々のものが用いられる。
【0056】
図10に示す液体粒子供給器2は、液体粒子5として粒子化された液体を供給するものであるが、加熱された液体粒子5だけでなく、加熱されていない液体粒子5を供給することもできる。この液体粒子供給器2は、液体タンク3、ヒータ7(加熱手段)、ポンプ19(粒子化手段)、並びにヒータ7とポンプ19を駆動するために電力を生成する電源部9から構成されている。液体タンク3は上面に蓋10が着脱自在に設けられており、また下部において液体タンク3とポンプ19とを連通する連通路21が形成されている。また液体タンク3の下面側から連通路21の下面側に亘ってヒータ7が設けられ、液体タンク3及び連通路21内の液体16を加熱できるようになっている。ポンプ19には液体タンク3側とは反対側に噴霧孔20が形成され、この噴霧孔20が器具本体1内に連通される。このポンプは連通路21を介して供給される液体16を加圧すると共に微粉化して噴霧孔20から送出する機能を有する。
【0057】
図示の液体粒子供給器2では、ヒータ7を作動させずにポンプ19を作動させると、液体タンク3内の液体16が加熱されないまま連通路21とポンプ19とを経て、粒子化されて噴霧孔20から器具本体1内に噴出する。これにより、液体粒子5として粒子化された液体を、加熱されていない低温の状態で器具本体1内に供給することができる。またヒータ7を作動させると共にポンプ19を作動させると、液体タンク3の液体16と連通路21を通る液体16とが加熱された状態でポンプ19に送られ、粒子化されて噴霧孔20から器具本体1内に噴出する。これにより、液体粒子5として粒子化された液体を、加熱された状態で器具本体1内に供給することができる。このような液体粒子供給器2には、適宜放電電極8を設けるようにしても良い。
【0058】
また、図11に示す液体粒子供給器2は、液体粒子5として泡化された液体を供給するものであるが、加熱されて液体粒子5だけでなく、加熱されていない液体粒子5を供給することもできる。この液体粒子供給器2は、液体タンク3、供給路6、ヒータ7(加熱手段)、送気ポンプ18(粒子化手段)、並びにヒータ7と送気ポンプ18を駆動するために電力を生成する電源部9から構成されている。液体タンク3は水等の液体16を保持する容器から構成され、上部には液体16を供給するための開口を塞ぐ着脱自在な蓋10が設けられている。供給路6は液体タンク3の上部と器具本体1内とを連通するように形成されている。送気ポンプ18は、液体タンク3の一側面に添設され、外部の空気を液体タンク3の側面下端部から、液体タンク3中の液体16内に供給するように形成されている。またヒータ7は液体タンク3の底面から側面に亘って添設されており、液体タンク3内の液体16と、液体16の液面より上方に存在する液体タンク3内の空気とを加熱できるように形成されている。
【0059】
図示の液体粒子供給器2では、ヒータ7を作動させずに送気ポンプ18を作動させると、液体タンク3中の液体16内に空気が供給されることにより、液体粒子5として泡化された液体が生成され、この液体粒子5が加熱されないまま供給路6を通じて器具本体1内に供給される。これにより、液体粒子5として、泡化された液体を、加熱されていない低温の状態で器具本体1内に供給するものである。
【0060】
また、ヒータ7を作動させると共に送気ポンプ18を作動させると、ヒータ7により加熱された液体16内に空気が供給されることにより、液体粒子5として泡化された液体が生成され、供給路6を通じて器具本体1内に供給される。このとき、液体タンク3内の液体16がヒータ7により加熱され、更に液体タンク3内の液面の上方の空気が加熱されていることから、液体粒子5は生成時に加熱されていると共に、液体タンク3の液面の上方を通過する際に更に加熱されるものであり、これにより、液体粒子5として、泡化された液体を、加熱された状態で器具本体1内に供給するものである。
【0061】
液体粒子供給器2に設けられる粒子化手段としては、上記のようなものに限られず、適宜の構成を適用することができ、例えば液体16を吸い込む吸い込み式ポンプ、液体タンク3に加圧して押し出す加圧型ポンプ、高圧ガス等を用いることができる。
【0062】
液体粒子供給器2としては、上記に挙げたもののような種々の構成を適宜採用できるが、特に液体粒子5として泡化された液体粒子5を生成するものを用いると、泡化された液体粒子5は断熱性に富み、且つ粒子化されたものよりも見かけ上の比重が小さくなり、身体15の一部に付着した際に垂れ落ちにくくなって付着性に富み、身体15表面に長く留まって、保温性が向上するものである。
【0063】
また、本発明に係る温浴器には、マイナスイオンを発生させる機構を設けることが好ましい。マイナスイオンは新陳代謝を向上させる作用があるといわれており、このマイナスイオンと液体粒子5とを併せて身体15に付与することにより、一層の血行促進効果が得られる。特に冷えは自律神経系の不調、つまり交感神経・副交感神経のバランスの崩れが原因といわれているが、マイナスイオンにはこのバランスを正常に戻す働きがあると言われており、冷えの改善に効果が期待できる。マイナスイオンを発生させる機構としては、トルマリン等のような加熱によりマイナスイオンの生成を促進する材料を用いたものが挙げられる。例えばこのトルマリン等の材料を器具本体1の内壁材料中に含有させたり、或いはこのような材料を器具本体1の内壁面に塗布すると、加熱された液体粒子5を器具本体1内に供給した際に、この液体粒子5によってトルマリン等が加熱されて、マイナスイオンが生成し、これを身体15に付与することが可能となる。またこのような構成以外にも、加熱によりマイナスイオンの生成を促進する材料と、これを加熱する手段とを設けることにより、適宜の構成のマイナスイオンを発生させる機構を設けることができる。例えば器具本体1の内面あるいはこれと連通する供給路6や液体タンク3等の空間の内面に加熱によりマイナスイオンの生成を促進する材料を設け、更にこの材料を、液体16を加熱するヒータ等の加熱手段や、あるいは別途の加熱手段にて加熱可能に形成しても良い。
【0064】
また、液体粒子5を帯電させて器具本体1内に供給する場合には、器具本体1の内壁面を帯電させる機構を設けることも好ましい。この場合、器具本体1の内壁は液体粒子5と同じ極性で帯電させるようにする。例えば液体粒子5が負に帯電している場合、あるいは液体粒子5の多くが負に帯電している場合に、器具本体1の内壁を負に帯電させるものである。このような機構としては、例えば図12に示すように、器具本体1の内面に電極23を設けて、この電極23に負の電圧をかけるようにするものである。このようにすれば、液体粒子5は器具本体1の内面と反発して、身体15の表面に付着しやすくなる。
【0065】
また、器具本体1内に挿入する身体15の一部を帯電させる機構を設けることも好ましく、この場合、身体15の一部は、液体粒子5と逆の極性で帯電させるようにする。例えば液体粒子5が負に帯電している場合、あるいは液体粒子5の多くが負に帯電している場合には、身体15の一部を正に帯電させるものである。このような機構としては、例えば図12に示すように、挿入口14の内周面や載せ台13の上面等のように身体15の一部が接する部位に電極24を設けて、この電極24に正の電圧をかけるようにするものである。このようにすれば、液体粒子5は身体15に引き寄せられて、身体15の表面に付着しやすくなる。
【0066】
また、図12に示すように器具本体1の内面を帯電させる電極23と、身体15を帯電させる電極24とを併設し、この電極23,24間に電圧を印加して上記のように器具本体1の内面と身体15とを帯電させるようにすれば、更に効果的に液体粒子5を身体15の表面に付着させることができるようになる。また、身体15を正に、器具本体1の内壁を負にそれぞれ帯電させれば、マイナスイオンを生成した場合にマイナスイオンの身体15の表面への付着を効果的になすことができる。
【0067】
また、器具本体1の内壁面の温度を変動させるための、ヒータ等の温度変動手段を設けることも好ましい。このようにすると、器具本体1内をヒータにて加熱することができるだけでなく、液体粒子5はより低温の部位に凝集しやすい傾向があるため液体粒子5が器具本体1の内面で凝集しにくくなり、相対的により低温となった身体15表面への液体粒子5の付着を促進することができるものである。
【0068】
また、温度変動手段としては、ペルチェ素子等から構成されるもののように、加熱と冷却とを選択的に行えるものを設けることもできる。この場合、温浴器にて身体15の一部を暖める場合には、液体粒子供給器2から器具本体1内に加熱された液体粒子5を供給すると共に器具本体1の内面を加熱して、身体15への液体粒子5の付着を促進することにより身体15を効率よく暖め、温浴器の使用後は、器具本体1の内面を冷却して器具本体1内の液体粒子5を器具本体1内面に凝集させて捕集し、集めた水分を速やかに器具本体1から排出するようにすることができる。
【0069】
温浴器には、液体粒子供給器2に加えて、器具本体1内に気流を発生させる送風装置を器具本体1と一体に設けても良い。図13に示す例では、モータ25とモータ25により回転駆動するファン26とから構成される送風部31を内装したケース体27を、器具本体1の側壁に一体に形成し、器具本体1の外側においてケース体27に流入口28を開口して設け、また器具本体1内においてケース体27から流出路29を延出して設けて器具本体1内で開口させている。流出路29内にはヒータ30が配設されている。送風部31としては、器具本体1内に向かう気流を発生できるものであれば、他の適宜の構成を採用でき、例えば送気ポンプから構成されるものを用いても良い。
【0070】
このような送風装置を設けると、温浴器にて身体15の一部を暖める際に、ヒータ30を駆動しない状態で送風部31を駆動して、器具本体1内に気流を発生させると、器具本体1内の温度を調整して適温で身体15を暖めることができるものであり、また器具本体1内に空気や液体粒子5を撹拌することで器具本体1内の温度を均一化し、身体15を均一に暖めることができるようになる。また、温浴器を使用して身体15の一部を暖める前に、ヒータ7を駆動した状態で送風部31を駆動して、器具本体1内に温風を送出するようにすると、器具本体1内を予備的に暖めることができ、使用者が身体15の一部を器具本体1内に挿入した際に当初から暖かい感じを受けて、使用感が良好となる。また、温浴器の使用後にも、ヒータ7を駆動した状態で送風部31を駆動して、器具本体1内に温風を送出するようにすると、器具本体1内を速やかに乾燥させることができる。
【0071】
図21は、液体粒子5にて加温する際に、使用者が心地よいと感じる器具本体1内の温度と湿度の条件の一例を示す。図示のような低温・高湿から高温・低湿へと向かうライン付近が最適な条件であり、これより高温・高湿の条件ではやけどを起こす危険があり、低温・低湿では身体15が冷えてしまうおそれがある。温浴器は器具本体1内がこのような温度・湿度条件にて動作することが好ましい。このような器具本体1内の温度と湿度に影響を与えるのは、液体粒子5の温度と発生量、並びに温浴器が使用される環境の温度と湿度であるが、温浴器が使用される環境の温度と湿度は、季節や地域によって様々であり、一定しておらず、好適な条件で温浴器を使用することは困難な場合がある。そこで、温浴器に、温浴器が使用される環境の温度及び湿度を検知する温度センサーや湿度センサー等を設け、あるいは器具本体1内の温度及び湿度を検知する温度センサーや湿度センサー等を設けて、このセンサの検知結果に基づいて液体粒子供給器2における液体粒子5の供給条件を制御するようにすると、温浴器が使用される環境の温度及び湿度が変動しても、好適な条件で温浴器を使用することが容易なものとなる。
【0072】
また、器具本体1に、例えば器具本体1内の圧力を変動させるポンプ等の圧力変動手段を設けることができ、この圧力変動手段にて器具本体1内を減圧して身体15を引き延ばす力を加え、あるいは加圧することにより身体15を押し込む力を加えて、マッサージの効果を得ることができる。例えば身体15をお湯に浸した場合には、水圧により身体15を押す力(加圧力)が加わり、身体15を湯中から戻すと押し付ける力が抜け(減圧力が働く)、擬似的に身体15を揉まれてマッサージ効果が得られるが、上記のような器具本体1内の圧力を変動させる手段を設けると、これと同様の効果が得られ、加圧、減圧を繰り返すことにより、血行促進の効果が得られるものである。
【0073】
また、器具本体1に挿入された身体15の一部を運動させる機構を設けることも好ましいものであり、この場合、挿入された身体15の一部の筋肉が動くことにより、筋肉の動きを受けた血管において、血液を流そうとする力が増し、血行が一層促進されることとなる。このような機構としては、例えば載せ台13を弾性材にて形成したり、あるいは載せ台13を弾性体にて支持した状態で設置することが挙げられる。この場合、載せ台13に外部からの荷重が加わると、変形あるいは配置位置が変動すると共に、荷重に対して弾性力による抗力が生じる。このため使用者は器具本体1に挿入した手や足などの身体15の一部を載せ台13上に支持させた状態で載せ台13に向けて荷重をかけると、載せ台13から受ける抗力を利用して身体15の一部を容易に上下方向や左右方向等に振って運動させることができるものであり、このとき筋肉が自然と収縮と弛緩を繰り返し、この筋肉の動きで血流が良くなり、血行促進につながる。
【0074】
また、図14及び図15は、液体粒子供給器2における液体タンク3を着脱自在に形成した例を示す。
【0075】
図14に示す例では、液体タンク3は筒状の容器にて形成され、上部側面には放出孔32が開口している。また液体粒子供給器2には液体タンク3が配置される上方に開口する配置部33が形成されており、この配置部33の側方にはヒータ7が配設され、また配置部33は上部内側面にて供給路6に連通している。また、液体タンク3が配置部33に装着されている状態では、放出孔32が供給路6と連通するように形成されている。このようにすると、液体タンク3に液体16を入れる場合には、液体タンク3を温浴器から脱離した状態で液体16を入れることができ、液体タンク3に液体16を入れる際に温浴器を持ち運びする手間が解消される。
【0076】
また、図15に示す例では、液体粒子供給器2における液体タンク3を着脱自在に形成したものの、他例を示す。図示の例では、液体タンク3は固定タンク3aと可搬タンク3bとから構成されており、可搬タンク3bが液体粒子供給器2に対して着脱自在となっている。固定タンク3aは図1に示す液体粒子供給器2における液体タンク3と同様の構成を有しているが、側面下端部から側方に向けて流入路50が連通して設けられており、この流入路50の先端には、可搬タンク3bが着脱自在に取り付けられる連結口34が形成されている。連結口34は上方に向けて開口すると共に流入路50内に連通しており、この連結口34の内周縁にはO−リング等の水密材35が設けられている。この連結口34の内奥には上方に突出する解除突起36が、その先端が連結口34に臨むように形成されている。
【0077】
一方、可搬タンク3bは中空の容器にて形成され、下部には上記連結口34内に着脱自在に嵌入する連結部37が設けられている。この連結部37には開閉弁38が設けられている。開閉弁38は、可搬タンク3bが液体粒子供給器2に装着されて連結部37が連結口34に嵌入されると開放され、可搬タンク3bが液体粒子供給器2から脱離されていて連結部37が連結口34に嵌入されていない状態では閉塞されるように形成されている。この開閉弁38は、可搬タンク3b内部に連通する上面側開口39aと外部に連通する下面側開口39bとを有する弁室39c内に、バネ等の弾性体(図示省略)にて下方に付勢された弁体39dを配設して構成されている。
【0078】
可搬タンク3bが脱離した状態では、弁体39dは下面側開口39に向けて付勢され、下面側開口39bの開口縁にて係止されて、開閉弁38が閉じた状態となる(図15(a))。この状態で可搬タンク3bを持ち運び、内部に液体16を入れることができる。可搬タンク3bを液体粒子供給器2に装着する場合は、可搬タンク3bの連結部37を連結口34内に嵌入させて連結するものであり、このとき連結部37と連結口34の間の水密性が、水密材35により確保される。このように可搬タンク3bを装着すると、解除突起36が下面側開口39bを通って弁体39dの下面に当接すると共に上方に押圧し、これにより開閉弁38が弁室39c内において、弾性付勢力に抗して上方に移動する(図15(b))。これにより開閉弁38が開放され、可搬タンク3b内の液体16が流入路50を通じて固定タンク3a内に供給されるものである。
【0079】
図16は、器具本体1内に液体粒子5が凝集して付着した液体16を器具本体1から除去するための構成を示す。器具本体1の内部の底面には集水口40が開口して設けられ、器具本体1の内部の底面はこの集水口40に向けて下り傾斜するように形成される。また器具本体1の底部には集水部41が設けられている。この集水部41は、集水容器4と、この集水容器4が着脱自在に配置される配置部42とから構成されている。配置部42は器具本体1の下部外側面に開口する空間として形成され、その上面にて集水口40を介して器具本体1の内部と連通している。集水容器4は上面が開放された容器であり、配置部42の側部開口42aを通して配置部42に挿入することにより配置部42に装着され、配置部42の側部開口42aから引き抜かれることにより配置部42から脱離される。集水容器4が配置部42に装着されている状態では、集水容器4の上部開口の上方に集水口40が配置されるようになっている。
【0080】
このようにして器具本体1に集水部41を設けると、液体粒子5が器具本体1の内面に凝集して付着した場合、この液体16は、器具本体1の底面の傾斜によって集水口40に導かれ、集水容器4内に収容されるものであり、また集水容器4を定期的に脱離して内部に収容された液体を棄てることにより集水機能を回復することができる。このとき液体16を棄てる際に装置全体を移動させて液体16を棄てに行く必要がなく、使用者の作業負担が軽減される。ここで、温浴器を身体15を湯に浸すように形成する場合には、多量の湯を用いるため、これを棄てる場合には装置全体を運ぶ必要がなくても大きな労力を必要とするが、本発明では、既述のような構成の液体粒子供給器2を設けて、液体粒子5にて身体15の加温を行うようにしているために、液体16を棄てる量も少なく済み、このため、集水容器4のみを持ち運んで液体16を棄てるようにすると液体16を棄てる労力が著しく軽減される。
【0081】
図17は、液体タンク3内の余剰な液体16を容易に廃棄するための構成を示す。図示の例では、液体タンク3の側面下端部に、液体タンク3の内外を連通する排水口43を設けると共にこの排水口43を閉塞する蓋44を着脱自在に設けたものである。温浴器を使用した後に、残余の液体16を液体タンク3内に残したままにしておくと液体16中に微生物が繁殖する等のおそれがあるが、上記のように排水口を設けると、温浴器を使用した後に蓋44を外して排水口43から残余の液体16を排出することができ、温浴器を清潔に保つことができる。
【0082】
図18は、器具本体1内に液体粒子5が凝集して付着した液体16を、液体タンク3に返送して再利用するための構成を示す。
【0083】
器具本体1に設けられる液体粒子供給器2は、図示の例では液体タンク3と、液体タンク3と器具本体1内とを連通する供給路6と、液体タンク3の一側面に添設されたヒータ7と、ヒータ7に電力を供給する電源部9から構成されている。この液体16供給部は器具本体1の側部の下端部に設けられている。
【0084】
器具本体1の内部の底面には、集水口40が開口して設けられ、器具本体1の内部の底面はこの集水口40に向けて下り傾斜するように形成される。集水口40は、器具本体1の底部に形成された返送経路45に連通しており、この連通経路は、集水口40から下り傾斜して液体タンク3の下端部側面に連通している。
【0085】
このようにすると、液体粒子5が器具本体1の内面に凝集して付着した場合、この液体16は、器具本体1の底面の傾斜によって集水口40に導かれ、返送経路45を通じて液体タンク3に返送され、再利用することができる。このため、液体16を循環して利用することができ、この結果、液体タンク3内に収容しておく液体16の量を低減することができ、またそのため液体タンク3を小型化することもできて、装置の小型化、軽量化を図ることができるものである。
【0086】
ここで、返送経路45を通じて返送される液体16には不純物が混入している可能性があるが、返送経路45にフィルター(図示せず)を設けることにより、このような不純物を除去することができ、また液体粒子供給器2にて液体16を加熱する際に更に不純物が分解されて、液体16に混入した不純物は殆ど分離除去される。
【0087】
また、器具本体1を軽量な材料にて構成して装置全体の軽量化を図ることも好ましい。このような材料としては、例えば発泡スチロールや発泡ウレタン等の軽量な発泡材料が挙げられる。これにより、使用時や収納時の持ち運び等の作業負担を更に軽減できる。ここで、温浴器を身体15を湯に浸す場合ように形成する場合には、多量の湯を保持するために装置に高い強度が必要とされていたが、本発明では、既述のような構成の液体粒子供給器2を設けて、液体粒子5にて身体15の加温を行うようにしているために、装置に必要とされる強度が小さくなり、軽量な材料を用いることが可能となる。
【0088】
また、図19に示すものは、器具本体1の外壁を伸縮自在に形成して、容積を変更自在に形成したものである。図示の例では、液体粒子供給器2を一体に設けた器具本体1は、一側面が開口する一対の容器分体1a,1bと、この容器分体1a,1bを連結する伸縮自在な筒状の可撓性部材46から構成される。容器分体1a,1bは側面開口同士が対向するように間隔をあけて配置されており、可撓性部材46は各容器分体1a,1bの間に配置され、可撓性部材46の両側の開口が、各容器分体1a,1bの側面開口と連結するように形成されている。このとき可撓性部材46は蛇腹状等に形成されて、各容器分体1a,1b間の間隔を広げる方向と縮める方向とに伸縮自在に形成されている。器具本体1の挿入口14は、器具本体1の上面において、可撓性部材46に開口して設けられている。
【0089】
このように形成される温浴器では、使用者の身体15の寸法の違いに応じて器具本体1の外面の一部を構成する可撓性部材46を伸縮することにより器具本体1の容積を変更することができ、また不使用時や持ち運び時には、図19(b)に示すように可撓性部材46を縮めて器具本体1の容積を小さくすることにより、小型化して、持ち運び性や収納性が優れたものとなる。
【0090】
また下面と上面とがそれぞれ開口する一対の容器分体を開口同士が上下に対向するように配置して、この容器分体の開口同士を連結するように筒状の伸縮自在な可撓性部材を設けて器具本体1を形成することもできる。この場合は、器具本体1は上下方向に伸縮自在に形成されることとなり、使用時に器具本体1の高さを変えることで使用者が加温部位を好みの位置に調節でき、また使用者の身体15のサイズに対応できるという利点もある。
【0091】
また図20に示す例では、器具本体1は開閉自在な収納容器47と、この容器体47a内に収納される可撓性のシート材からなる袋体48とから構成されて、折り畳み自在に形成されている。
【0092】
収納容器47は上方に開口する容器体47aと、容器体47aの上面開口を開閉する蓋体47bから構成されており、蓋体47bは、容器体47aの上部開口縁に回動自在に取り付けられ、容器体47aの上面開口を覆うように配置されて収納容器47を閉じた状態と、容器体47aの上部開口縁から上方に突出して収納容器47を開いた状態との間で回動自在に形成されている。
【0093】
収納容器47内には、袋体48と液体粒子供給器2とが収容される。袋体48は収納容器47内に折り畳まれて収容されているものであり、この袋体48の内部に液体粒子供給器2から液体粒子5が供給されるように形成される。また載せ台13は、収納容器47内において、袋体48内に配設される。また袋体48には挿入口14が形成されている。
【0094】
そして、温浴器の使用時には、図20(a)に示すような蓋体47bを閉じた状態から、図20(b)に示すように収納容器47を開き、更に図20(c)に示すように袋体48を広げ、挿入口14から身体15の一部を袋体48内に挿入し、液体粒子供給器2を作動させる。
【0095】
また温浴器の持ち運び時や収納時には、袋体48を折り畳んで収納容器47内に収容し、蓋体47bを閉じてコンパクトに折り畳むことができ、持ち運び性や収納性が優れたものとなる。
【0096】
【発明の効果】
本発明の請求項1に係る温浴器は、挿入口を備えた器具本体内に挿入口から身体の一部を挿入して部分加温する温浴器において、液体タンクと、加熱手段と、液体タンク内の液体を泡化又は粒子化する粒子化手段とを備える液体粒子供給器を、器具本体と一体に設けるため、挿入口から器具本体内に手や足などの身体の一部を挿入した状態で液体粒子供給器から泡化又は粒子化されると共に加熱手段により加熱された液体粒子を器具本体内に供給することにより、この液体粒子にて身体の位置部を加温することができて、加温部位の大きさにかかわらず均一な加温が可能となるものであり、また連続的に液体粒子を供給することにより使用中にぬるさを感じることなく快適に身体を加温することができ、しかも身体を湯に浸す方式と異なり液体を大量に用いなくても身体を十分に加温することができて装置構成を小型化することができるものである。
また、泡化又は粒子化された液体を帯電させる手段を具備するため、帯電された液体粒子の表面張力が小さくなり、液体粒子と身体の表面との接触面積が大きくなって、熱の伝達効率が向上し、一層優れた加温効果が得られるものである。
また、器具本体の内壁面を、泡化又は粒子化された液体と同一の極性で帯電させる手段を具備するため、液体粒子が器具本体と反発することにより身体表面に引き寄せられやすくなり、液体粒子の身体に対する付着性が向上して、一層優れた加温効果が得られるものである。
また、泡化又は粒子化された液体の粒径を変動させる手段を具備するため、液体粒子の粒径を微細化することにより粒径の差を縮小し、液体粒子の付着によって身体をより均一に加温することができ、肌当たり感も向上するものである。
【0097】
また請求項2の発明は、請求項1に加えて、上記液体粒子供給器に加えて、液体タンクと、液体タンク内の液体を泡化又は粒子化する粒子化手段とを備える一又は複数の他の液体粒子供給器を、器具本体と一体に設けるため、他方向から器具本体内に液体粒子を供給して更に均一な加温を可能としたり、加熱された液体粒子と共に加熱されていない液体粒子を供給して加温の程度を調整したり、あるいは加熱された液体粒子と共に加熱されていない液体粒子を交互に供給して反復浴と同様の血行促進効果を得ることができるものである。
【0098】
また請求項3の発明は、請求項1又は2の構成に加えて、マイナスイオンを器具本体内に供給する手段を具備するため、新陳代謝を向上させる効果があるといわれるマイナスイオンを液体粒子と共に付与して、一層の血行促進効果が得られるものであり、またマイナスイオンが自律神経系のバランスを正常に戻す働きがあるといわれていることから、冷えの改善が期待できるものである。
【0100】
また請求項の発明は、請求項1乃至3のいずれかにおいて、器具本体内に挿入された身体の一部を、泡化又は粒子化された液体とは逆の極性で帯電させる手段を具備するため、液体粒子が身体表面に引き寄せられやすくなり、液体粒子の身体に対する付着性が向上して、一層優れた加温効果が得られるものである。
【0102】
また請求項の発明は、請求項1乃至のいずれかにおいて、器具本体の内壁の温度を変動させる手段を具備するため、器具本体の内壁を加熱することにより液体粒子がより低温の身体表面に凝集することを促進し、一層優れた加温効果が得られるものである。
【0104】
また請求項の発明は、請求項1乃至のいずれかにおいて、液体粒子供給器として、添加物を混合した液体を泡化又は粒子化して器具本体内に供給するものを具備するため、液体粒子に添加剤より種々の効果を付与することができ、しかも添加物は、身体表面における液体粒子により加温されて血行が良くなった部位に対して均一に作用することとなるため、添加物による付加的な機能が一層発揮されるものである。
【0105】
また請求項の発明は、請求項1乃至のいずれかにおいて、器具本体内に気流を発生させる手段を具備するため、気流によって器具本体内の温度を調整して加温の程度を調整することができ、また気流によって器具本体内の液体粒子を撹拌してより均一な加温を可能とすることができるものである。
【0106】
また請求項の発明は、請求項1乃至のいずれかにおいて、器具本体の内部又は外部の温度及び湿度を検知して泡化又は粒子化された液体の発生を制御する制御機構を具備するため、高温多湿な夏や低温低湿な冬といった季節の違いや、地域等による周囲の環境の違いによらず、使用者にとって安全かつ快適に温熱効果を実感できる条件で身体の加温を行うことができ、使用者は長時間に渡って身体の加温を行うことが可能となるものである。
【0107】
また請求項の発明は、請求項1乃至のいずれかにおいて、器具本体内の圧力を変動させる手段を具備するため、器具本体内を減圧して身体を引き延ばす力を加え、あるいは加圧することにより身体を押し込む力を加えて、マッサージの効果を得ることができ、一層の血行促進の効果が得られるものである。
【0108】
また請求項1の発明は、請求項1乃至のいずれかにおいて、器具本体内に挿入された身体の一部を運動させる手段を具備するため、身体の加温された部位の筋肉が運動することにより筋肉の動きを受けた血管において、血液を流そうとする力が増し、血行が一層促進されるものである。
【0109】
また請求項1の発明は、請求項1乃至1のいずれかにおいて、液体タンクを液体粒子供給器に対して着脱自在に形成するため、温浴器を使用する場所においたまま、液体タンクだけを運んで液体の準備を行うことができ、温浴器全体を運ぶような手間が省かれて、使用者にとって有益なものである。
【0110】
また請求項1の発明は、請求項1乃至1のいずれかにおいて、器具本体内に供給された泡化又は粒子化された液体を捕集する集水容器を、器具本体に対して着脱自在に形成するため、温浴器の使用後に、器具本体に溜まった液体を棄てる際に、集水容器のみを取り外して棄てに行くことができ、温浴器全体を運ぶような手間が省かれて、使用者にとって有益なものである。
【0111】
また請求項1の発明は、請求項1乃至1のいずれかにおいて、器具本体内に供給された泡化又は粒子化された液体を捕集して液体タンクに返送する循環手段を具備するため、液体を循環させて再利用することができ、液体タンク内に収容しておく液体の量を低減することができて、液体タンクを小型化し、装置の小型化、軽量化を図ることができるものである。
【0112】
また請求項1の発明は、請求項1乃至1のいずれかにおいて、器具本体の外壁を伸縮自在に形成して容積を変更自在に形成するため、使用者の身体の寸法の違いに応じて器具本体の容積を変更することができ、また不使用時や持ち運び時には、可撓性部材を縮めて器具本体の容積を小さくすることにより、小型化して、持ち運び性や収納性が優れたものとなる。
【0113】
また請求項1の発明は、請求項1乃至1のいずれかにおいて、器具本体を折り畳み可能に形成するため、不使用時や持ち運び時には、器具本体を折り畳んで小型化して、持ち運び性や収納性が優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の参考例の一例を示す概略の断面図である。
【図2】 本発明の参考例の他例を示す概略の断面図である。
【図3】 液体粒子が帯電される様子を示す一例の概略の断面図である。
【図4】 (a)及び(b)はそれぞれ帯電していない液体粒子と帯電した液体粒子が身体に付着した様子を示す概略の断面図である。
【図5】 (a)は微粒子化されていない液体粒子が身体に付着した場合の、肌表面の部位に対する肌の熱さ感の分布を示すグラフ、(b)は微粒子化されていない液体粒子が身体に付着した様子を示す概略の断面図、(c)は微粒子化された液体粒子が身体に付着した場合の、肌表面の部位に対する肌の熱さ感の分布を示すグラフ、(d)は微粒子化された液体粒子が身体に付着した様子を示す概略の断面図である。
【図6】 液体粒子が帯電される様子を示す他例の概略の断面図である。
【図7】 (a)乃至(c)はそれぞれ器具本体の外観の例を示す斜視図である。
【図8】 本発明の参考例の他例を示す概略の断面図である。
【図9】 本発明の参考例の他例を示す概略の断面図である。
【図10】 液体粒子供給器の構成の他例を示す概略の断面図である。
【図11】 液体粒子供給器の構成の他例を示す概略の断面図である。
【図12】 本発明の実施の形態の一例を示す概略の断面図である。
【図13】 本発明の参考例の他例を示す概略の断面図である。
【図14】 液体粒子供給器の構成の他例を示す概略の断面図である。
【図15】 液体粒子供給器の構成の他例を示すものであり、(a)は可搬型タンクを示す断面図、(b)は概略の断面図である。
【図16】 器具本体に集水容器を設けた様子を示す一部の断面図である。
【図17】 液体タンクに排水口を設けた様子を示す一部の断面図である。
【図18】 器具本体に液体を循環させて再利用する循環手段を設けた様子を示す一部の断面図である。
【図19】 器具本体の外壁を伸縮自在に形成した様子を示すものであり、(a)(b)は概略の断面図である。
【図20】 器具本体を折り畳み可能に形成した様子を示すものであり、(a)乃至(d)は概略の断面図である。
【図21】 液体粒子にて加温する際に、使用者が心地よいと感じる器具本体内の温度と湿度の条件の一例を示すグラフである。
【符号の説明】
1 器具本体
2 液体粒子供給器
3 液体タンク
4 集水容器
14 挿入口
15 身体
16 液体

Claims (15)

  1. 挿入口を備えた器具本体内に挿入口から身体の一部を挿入して部分加熱する温浴器において、液体タンクと、加熱手段と、液体タンク内の液体を泡化又は粒子化する粒子化手段とを備える液体粒子供給器を、器具本体と一体に設けると共に、泡化又は粒子化された液体を帯電させるための手段と、器具本体の内壁面を、泡化又は粒子化された液体と同一の極性で帯電させる手段と、泡化又は粒子化された液体の粒径を変動させる手段とを具備して成ることを特徴とする温浴器。
  2. 上記液体粒子供給器に加えて、液体タンクと、液体タンク内の液体を泡化又は粒子化する粒子化手段とを備える一又は複数の他の液体粒子供給器を、器具本体と一体に設けて成ることを特徴とする請求項1に記載の温浴器。
  3. マイナスイオンを器具本体内に供給する手段を具備して成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の温浴器。
  4. 器具本体内に挿入された身体の一部を、泡化又は粒子化された液体とは逆の極性で帯電させる手段を具備して成ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の温浴器。
  5. 器具本体の内壁の温度を変動させる手段を具備して成ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の温浴器。
  6. 液体粒子供給器として、添加物を混合した液体を泡化又は粒子化して器具本体内に供給するものを具備して成ることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の温浴器。
  7. 器具本体内に気流を発生させる手段を具備して成ることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の温浴器。
  8. 器具本体の内部又は外部の温度及び湿度を検知して泡化又は粒子化された液体の発生を制御する制御機構を具備して成ることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の温浴器。
  9. 器具本体内の圧力を変動させる手段を具備して成ることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の温浴器。
  10. 器具本体内に挿入された身体の一部を運動させる手段を具備して成ることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の温浴器。
  11. 液体タンクを液体粒子供給器に対して着脱自在に形成して成ることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の温浴器。
  12. 器具本体内に供給された泡化又は粒子化された液体を捕集する集水容器を、器具本体に対して着脱自在に形成して成ることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の温浴器。
  13. 器具本体内に供給された泡化又は粒子化された液体を捕集して液体タンクに返送する循環手段を具備して成ることを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の温浴器。
  14. 器具本体の外壁を伸縮自在に形成して容積を変更自在に形成して成ることを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の温浴器。
  15. 器具本体を折り畳み可能に形成して成ることを特徴とする請求項1乃至14のいずれかに記載の温浴器。
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