JP2003310518A - 洗浄庫引出式食器洗い機用設置台 - Google Patents

洗浄庫引出式食器洗い機用設置台

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JP2003310518A
JP2003310518A JP2002118661A JP2002118661A JP2003310518A JP 2003310518 A JP2003310518 A JP 2003310518A JP 2002118661 A JP2002118661 A JP 2002118661A JP 2002118661 A JP2002118661 A JP 2002118661A JP 2003310518 A JP2003310518 A JP 2003310518A
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cabinet
washing
washing cabinet
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JP2002118661A
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Tetsuo Harada
哲夫 原田
Naohito Onoe
尚人 尾上
Makoto Ohashi
誠 大橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 システムキッチンに組み込まれる洗浄庫引出
式食器洗い機における洗浄庫内の容積の減少を抑制する
ことが可能な設置台を提供すること。 【解決手段】 洗浄庫引出式食器洗い機用設置台100
であって、食器洗い機を載せる上面板101の下側に物
品収納庫102を形成するとともに、物品収納庫102
の底部前端部の下側ヒンジ104を中心として上下に開
閉する前扉93を設け、更に、給水路13と外部給水配
管95との接続箇所96及び排水路30と外部排水配管
97との接続箇所98を収納する接続箇所収納空間94
を確保した。この場合、物品収納庫102は引出式でな
く設置台100内に固定であり、食器洗い機から洗浄庫
2が引出されて若干下がり気味になっても洗浄庫下側の
構成物品が当るような障害物が洗浄庫下方にないから、
洗浄庫2の高さ寸法を小さくする必要が無く、洗浄庫2
内の容積を小さくするのを回避できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は洗浄庫引出式食器洗
い機用の設置台に関する。
【0002】
【従来の技術】家庭用の食器洗い機は、一般に、洗浄庫
内に水道水を導入し、その底部に貯めた水を洗浄ポンプ
でノズルへと送り、ノズルから洗浄庫内に収容した食器
に勢いよく水を噴射して食器を洗浄するよう構成してい
る。従来この種の食器洗い機は、筐体の内部に洗浄庫が
固定的に設けられ、筐体の前面には手前下方に回動する
ドアが設けられ、ドアを開いた状態で洗浄庫から食器か
ごを水平前方に引き出す構造となっている。
【0003】一方、このような食器洗い機とは別に、い
わゆる洗浄庫引出式食器洗い機と呼ばれるものがある。
この洗浄庫引出式食器洗い機では、食器かごを内装する
洗浄庫が前面パネルを兼ねるドアとともに前方に引き出
し可能に構成されており、洗浄庫を引き出した状態では
洗浄庫の上面が広く開口していて上から食器を出し入れ
できるようになっており、洗浄庫を筐体に押し入れた状
態で筐体内の上部空間に退避させていた上蓋を降下させ
て洗浄庫の上面開口を閉塞する構造となっている。
【0004】こうした、洗浄庫引出式食器洗い機は、近
年、日本において、一般家庭へのシステムキッチンの普
及に伴い、システムキッチンに組み込むためのビルトイ
ンタイプの食器洗い機として注目され始めている。
【0005】このようにシステムキッチンに組み込まれ
る洗浄庫引出式食器洗い機においては、システムキッチ
ンに用意された収納部に対し、まず、設置台を置き、そ
の上に食器洗い機を置くようにしている。そして、上記
設置台には、物品収納用の引き出しが設けられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】而して、食器洗い機の
洗浄庫は、洗浄庫外壁に洗浄ポンプ等の各種構成物品が
装着されていて、特に洗浄庫の下側に各種構成物品がか
なり張り出している。また、洗浄庫は各種構成物品が装
着されていて比較的重く、引出した場合下方へ下がり気
味になる。
【0007】従って、設置台から引出しを引出した状態
において、設置台上の食器洗い機から洗浄庫を引出す
と、洗浄庫の下側に張り出した構成物品が不所望に設置
台の引出しに当る恐れがある。
【0008】このような事態が生じないようにするに
は、洗浄庫の高さ寸法を小さくすれば良いが、洗浄庫内
の容積が小さくなり、一度に洗浄できる食器点数が少な
くなってしまう。
【0009】本発明は、このような課題を解決するもの
であり、システムキッチンに洗浄庫引出式食器洗い機を
設置するための設置台において、洗浄庫内の容積を小さ
くするのを回避できる洗浄庫引出式食器洗い機用設置台
を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記課題
を解決する本発明の洗浄庫引出式食器洗い機用設置台
は、前面が開口する筐体と、この筐体内に配置され、前
記筐体の側壁に設けられたレールに沿って前方に引き出
し自在であり、上面に食器を出し入れするための開口を
有する洗浄庫と、この洗浄庫を前記筐体内に収納した状
態において、前記洗浄庫の上面開口を閉塞するための上
蓋と、前記洗浄庫の外壁面に装着され、前記洗浄庫内に
ノズルから洗浄水を噴射させる洗浄ポンプと、前記洗浄
庫内に洗浄水を供給するための給水路と、洗浄後の洗浄
水を前記洗浄庫から排水するための排水路と、を備えた
洗浄庫引出式食器洗い機を、当該食器洗い機を上面に載
せた状態でシステムキッチンに用意された収納部に組み
込み設置するための洗浄庫引出式食器洗い機用設置台で
あって、洗浄庫引出式食器洗い機を載せる上面板の下側
に物品収納庫を形成するとともに、この物品収納庫の底
部前端部の下側ヒンジを中心として上下に開閉する前扉
を設け、更に、前記給水路と外部給水配管との接続箇所
及び前記排水路と外部排水配管との接続箇所を収納する
接続箇所収納空間を確保したことを特徴としている。
【0011】この構成では、物品収納庫は引出式でなく
設置台内に固定であり、従って、食器洗い機から洗浄庫
が引出されて若干下がり気味になっても洗浄庫下側の構
成物品が当るような障害物が洗浄庫下方にないから、洗
浄庫の高さ寸法を小さくする必要が無く、洗浄庫内の容
積を小さくするのを回避できる。
【0012】更に、前記接続箇所収納空間は前記物品収
納庫の下側にある構成であって、前記物品収納庫の底部
に、設置台の前方から前記物品収納庫を介して前記接続
箇所収納空間内を覗くことができる開口を形成し、更
に、この開口を塞ぐことができるように前記物品収納庫
の底部に着脱自在に装着される板体を設けている。従っ
て、板体を取り外した状態で、設置台前方より、食器洗
い機設置時における給水路と外部給水配管との接続作業
及び排水路と外部排水配管との接続作業を行うことがで
き、或いは設置後においてはその接続箇所のメンテナン
スを行うことができる。
【0013】更に、前記物品収納庫の上壁前端、左壁前
端、右壁前端、及び前記板体の前端に、前記前扉が閉じ
たときに前記前扉の内面が当接するパッキングを装着し
ている。従って、前扉を閉じたときの物品収納庫内に対
するシール性能を確保できる。
【0014】
【発明の実施の形態】まず、図1及び図2により、設置
台及びこの設置台に載せられた洗浄庫引出式食器洗い機
を説明する。図1は設置台及び食器洗い機をシステムキ
ッチンに組み込んだ状態を示す正面図、図2は同じく側
面図である。
【0015】洗浄庫引出式食器洗い機はビルトインタイ
プであり、システムキッチン80に用意された収納部8
1に設置台100とともに組み込まれる(収納され
る)。
【0016】設置台100は、洗浄庫引出式食器洗い機
を載せる上面板101の下側に物品収納庫102が形成
されている。この物品収納庫の底部(底壁)103の前
端部には、下側ヒンジ104を中心として上下に開閉す
る前扉93が装着されている。設置台100はキッチン
の床にネジ脚105を介して設置されている。この設置
状態において、物品収納庫102の下側には、接続箇所
収納空間94が確保されている。この接続箇所収納空間
94内には、食器洗い機から引き出された給水ホース
(給水路)13と外部給水配管95との接続箇所96、
及び食器洗い機から同様に引き出された排水ホース(排
水路)30と外部排水配管97との接続箇所98が各々
収納されている。
【0017】物品収納庫102の底部103には、設置
台の前方から物品収納庫102を介して接続箇所収納空
間94内を覗くことができる大きな開口106が形成さ
れている。更に、この開口106を塞ぐことができるよ
うに、物品収納庫前方から、物品収納庫の底部103に
板体107が着脱自在に装着されている。板体107の
形状は物品収納庫102の底部103の形状とほぼ同じ
であり、板体107は物品収納庫102の底部103を
ほぼ覆う。この場合、板体107は物品収納庫102の
実質的な底となっており、この板体107上に、収納物
品が置かれる。そして、物品収納庫102の上壁前端、
左壁前端、右壁前端、及び前記板体107の前端には、
前扉93が閉じたときに前扉93の内面が当接するパッ
キング108が装着されている。
【0018】接続箇所収納空間94に対応する設置台1
00前面には、システムキッチンの食器洗い機付近に近
寄りやすくして食器洗い機に対する作業をし易くするよ
うに、蹴込み部99が設けられている。
【0019】図3及び図4は食器洗い機の構成を示す概
略縦断面図であり、図3は洗浄庫を筐体内に完全に収納
した状態、図4は洗浄庫を筐体から引き出す途中の状態
である。
【0020】前面が開口した筐体1の洗浄庫用空間90
内部には上面開口3を有する洗浄庫2が配設され、洗浄
庫2の内部には食器類を整列配置するための食器かご4
が設置されている。洗浄庫用空間90内の上部には、洗
浄庫2の上面開口3を閉塞するための上蓋(閉塞装置)
5が、前後一対のリンク6、6'を含む左右一対の平行
リンク機構により上下動自在に配置されている。洗浄庫
2の前壁2aには、洗浄庫用空間90の前面を閉塞する
ドアを兼ねた前面パネル7が着脱可能に取り付けられて
おり、前面パネル7と洗浄庫2とは一体に、洗浄庫用空
間90内にて筐体1の左右側壁内面に略水平に架設され
たレール8に沿って前方に引き出し自在となっている。
【0021】前面パネル7の上部は庇状に突出した斜面
部7aを有しており、その斜面部7aには各種の操作キ
ーや表示器を備える操作パネル9が設けられている。こ
の斜面部7aの下側は内側に窪んだ把手部10に形成さ
れており、把手部10には左右方向に回動可能な操作レ
バー11が設けられている。この操作レバー11の左右
方向の回動動作は、洗浄庫2の前壁2aと前面パネル7
との間で上方に突出した、ラッチバー12に連動してお
り、使用者による操作レバー11の操作に連動して洗浄
庫2の引き出し動作を阻止する(つまりラッチする)又
はその阻止を解除することができるようになっている。
【0022】操作レバー11の操作に連動してラッチバ
ー12のほか、上蓋5の上下動、つまり洗浄庫2の上面
開口3の閉塞・開放動作が行われるように構成されてい
る。すなわち、図3に示すように、洗浄庫2が筐体1内
の洗浄庫用空間90に完全に収納された状態において操
作レバー11をラッチ方向に回動させると、ラッチバー
12が回動して洗浄庫2が引き出せない状態(ロック状
態)に係止するとともに、上蓋5が降下して洗浄庫2の
上面に密着して上面開口3を閉塞する。一方、使用者が
操作レバー11をラッチ解除方向に回動させると、図4
に示すように上蓋5が上昇して洗浄庫2の上面開口3に
接しない状態となり、またラッチバー12の係止も解除
されるため、洗浄庫2を筐体1内の洗浄庫用空間90か
ら前方へと自由に引き出すことができるようなる。
【0023】洗浄庫2の後方には図示しない給水バルブ
を備えた伸縮自在の給水ホース13が接続されており、
給水バルブが開かれると外部の水道栓等から供給された
水が給水ホース13を通して洗浄庫2内に注がれる。洗
浄庫2の前部底面には大きく窪んだ貯水槽14が連通し
て配設されており、洗浄庫2内に注がれた水は貯水槽1
4に流れ込んで貯留される。この貯水槽14の上部に
は、食器洗浄時に食器から流れ落ちる食物の残滓を捕集
するためのメッシュ状のフィルタ15が着脱自在に設け
られている。洗浄庫2の底部中央には、上面に複数の水
噴出穴(ノズル)が形成された回転自在のノズルアーム
16が設けられ、洗浄庫2の底面外壁面には洗浄兼排水
ポンプ17が装着配置されている。洗浄兼排水ポンプ1
7は両回転方向に回転駆動可能なモータを含み、このモ
ータが正転方向に回転するとき洗浄兼排水ポンプ17は
洗浄ポンプとして機能し、逆転方向に回転するとき排水
ポンプとして機能する。洗浄兼排水ポンプ17の正転時に
は、ノズルアーム16のノズルから洗浄水が洗浄庫2内
に噴射される。洗浄庫2の底部には、洗浄庫2の底面と
風路カバー19とで送風路20が形成されており、この
送風路20内にヒータ18が配置されている。風路カバ
ー19には、水は出入りさせるが後述する送風手段から
の送風は漏らさない形状を有する通水孔(図示しない)
が適当に設けられている。
【0024】図3に示すように洗浄庫2が筐体1内に完
全に収納された状態にあって洗い運転やすすぎ運転時に
は、図示しない給水バルブが開放されて、給水ホース1
3を通して洗浄庫2内に水が供給される。洗浄庫2内に
供給された水は貯水槽14を含む洗浄庫2の底部に溜ま
る。この貯留水は洗浄庫2の底部に配設されたヒータ1
8により適度に加熱される。この状態で洗浄兼排水ポン
プ17が洗浄ポンプとして駆動されると、貯水槽14か
ら吸引された温水がノズルアーム16へと圧送され、水
噴出穴から洗浄庫2内に噴射される。この噴射の勢いに
よりノズルアーム16は回転する。これにより、食器籠
4に収容されている食器類に水が吹き掛かって汚れが落
ちる。食器に付着していた食物の残滓はフィルタ15に
捕集され、水は貯水槽14に流れ込んで再び循環して使
用される。洗い運転やすすぎ運転が終わり、洗浄ポンプ
17が排水ポンプとして駆動されると、洗浄庫2底部の
水が排水ホース30を通って機外、即ち家屋の外部排水
配管97に排出される。
【0025】洗浄庫2の前壁2aと前面パネル7との間
には送風ファン21を含む送風手段22と排気手段23
とが備えられている。送風手段22は、送風路20につ
ながっており、乾燥行程時には送風手段22から送風路
20内に外気が供給され、その外気はヒータ18により
加熱されて送風口20aから洗浄庫2内へと吹き出す。
そして、食器に当たり、食器から発する水蒸気を含んだ
空気は排気手段23により機外へと排出される。
【0026】操作パネル9には、図1に示すように、操
作キーとして、電源スイッチ24、スタートキー25、
コースキー26、予約キー27が設けられている。ま
た、表示器として、コース表示部28、セグメント表示
部29が設けられている。コースキー26は、「標準」
「スピーディ」「高温80℃」「蒸気」「予約」の5つ
の洗浄運転コースの中から所望のコースを選択するため
のキーである。予約キー27は予約時間を設定するため
のキーである。コース表示部28は、各コースに対応し
て設けたLEDからなり、コースキー26により選択さ
れたコースのLEDを点灯させる。セグメント表示部2
9は、洗浄運転の残時間やエラー情報など各種情報を数
字やアルファベットで表示する。スタートキー25は一
時停止のキーを兼ねており、運転動作中にスタートキー
25が押されるとその時点で運転を一時中断し、その状
態から再度このスタートキー25が押されると、先に中
断した時点での続きから運転を再開する。
【0027】ところで、図1及び図2に示すように、筐
体1上面の前部位置には、枠体1dと上面板1bとの継
ぎ目に跨るようにして、防音部材31が取り付けられて
いる。例えば、防音部材31は、筐体1上面に接着剤に
て固定されている。これにより、この防音部材31は、
筐体1上面と収納部81の天面、即ちシステムキッチン
80の天板80aとの間にできる隙間Aの入口部分を閉
鎖する。
【0028】防音部材31は、細長の長方体形状をな
し、その厚さ(高さ)が変るように弾性体、具体的には
発泡ポリエチレンで構成されている。防音部材31の横
幅は、筐体1の横幅よりわずかに大きく、収納部81の
横幅と同じにしている。本食器洗い機では横幅を450
mmとしている。防音部材31の厚さは、筐体1上面と
システムキッチン80の天板80aとの間にできる隙間
Aの平均的な大きさよりも若干大きくしている。本食器
洗い機では、隙間Aの平均的な大きさが5mmとなるよ
うにしており、このため防音部材31の厚さは7mmと
している。したがって、隙間Aが平均的な大きさである
場合は、防音部材31は少し圧縮されてシステムキッチ
ン80の天板80aに密着した状態になる。そして、シ
ステムキッチン80の種類などにより隙間Aの大きさが
若干変化しても、防音部材31の厚みが変ることにより
密着状態を確保できる。防音部材31の奥行は防音効果
と材料コストとを考慮して決めている。奥行が大きけれ
ば防音効果は大きくなるがその分材料コストが高くな
る。本食器洗い機では奥行を20mmとしている。
【0029】洗浄運転時、上蓋5や洗浄槽2の壁面や食
器に洗浄水が当たることによってたたき音が発生する。
上蓋5と洗浄槽2との間のパッキンなどのシール部分
は、他の部分に比べ防音性が劣るので、たたき音はここ
から漏れやすい。即ち、食器洗い機の上部で音漏れしや
すい。漏れた音は、筐体1上面とシステムキッチン80
の天板80aとの間を通って収納部81の前方に漏れ出
ようとする。しかし、隙間Aの入口部分は、防音部材3
1によって閉鎖されているので、たたき音の漏れ出しは
極めて低減される。また、上蓋5が開閉するときに上蓋
5の動きによって生じる音、即ち開閉音も同様に防音部
材31によって漏れにくくなる。したがって、洗浄運転
時などに収納部81から出る騒音を効果的に抑制するこ
とができる。
【0030】なお、防音部材31は、枠体1dと上面板
1bとの継ぎ目に跨って設けられており、この継ぎ目部
分からの音漏れも抑えられる。
【0031】以上のように、設置台100の物品収納庫
102は、引出式でなく設置台100内に固定であり、
従って、食器洗い機から洗浄庫2が引出されて若干下が
り気味になっても洗浄庫2下側の構成物品が当るような
障害物が洗浄庫2下方にないから、洗浄庫2の高さ寸法
を小さくする必要が無く、洗浄庫2内の容積を小さくす
るのを回避できる。
【0032】更に、設置台100において、板体107
を取り外した状態で、設置台100前方より、食器洗い
機設置時における給水路13と外部給水配管95との接
続作業及び排水路30と外部排水配管97との接続作業
を行うことができ、或いは設置後においてはその接続箇
所のメンテナンスを行うことができる。
【0033】更に、物品収納庫102の上壁前端、左壁
前端、右壁前端、及び板体107の前端に、前扉93が
閉じたときに前扉93の内面が当接するパッキング10
8を装着しているから、前扉93を閉じたときの物品収
納庫102内に対するシール性能を確保できる。
【0034】尚、本発明は上記実施形態に限定されるも
のではなく、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で
種々の変更を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の設置台及び食器洗い機をシステムキ
ッチンに取り付けた状態を示す正面図である。
【図2】 同じく、設置台及び食器洗い機をシステムキ
ッチンに取り付けた状態を示す側面図である。
【図3】 食器洗い機において洗浄庫を筐体内に収納し
た状態を示す側面略断面図である。
【図4】 食器洗い機において洗浄庫を筐体から引き出
した状態を示す側面略断面図である。
【符号の説明】
1 筐体 2 洗浄庫 5 上蓋 8 レール 13 給水ホース(給水路) 17 洗浄兼排水ポンプ 30 排水ホース(排水路) 80 システムキッチン 81 収納部 90 洗浄庫用空間 93 前扉 94 接続箇所収納空間 95 外部給水配管 96 給水ホースと外部給水配管との接続箇所 97 外部排水配管 98 排水ホースと外部排水配管との接続箇所 102 物品収納庫 104 下側ヒンジ 106 開口 107 板体 108 パッキング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大橋 誠 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会 社内 Fターム(参考) 3B060 GC01 3B082 BA04 BA05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面が開口する筐体と、この筐体内に配
    置され、前記筐体の側壁に設けられたレールに沿って前
    方に引き出し自在であり、上面に食器を出し入れするた
    めの開口を有する洗浄庫と、この洗浄庫を前記筐体内に
    収納した状態において、前記洗浄庫の上面開口を閉塞す
    るための上蓋と、前記洗浄庫の外壁面に装着され、前記
    洗浄庫内にノズルから洗浄水を噴射させる洗浄ポンプ
    と、前記洗浄庫内に洗浄水を供給するための給水路と、
    洗浄後の洗浄水を前記洗浄庫から排水するための排水路
    と、を備えた洗浄庫引出式食器洗い機を、当該食器洗い
    機を上面に載せた状態でシステムキッチンに用意された
    収納部に組み込み設置するための洗浄庫引出式食器洗い
    機用設置台であって、 洗浄庫引出式食器洗い機を載せる上面板の下側に物品収
    納庫を形成するとともに、この物品収納庫の底部前端部
    の下側ヒンジを中心として上下に開閉する前扉を設け、
    更に、前記給水路と外部給水配管との接続箇所及び前記
    排水路と外部排水配管との接続箇所を収納する接続箇所
    収納空間を確保したことを特徴とする洗浄庫引出式食器
    洗い機用設置台。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の洗浄庫引出式食器洗い
    機用設置台において、前記接続箇所収納空間は前記物品
    収納庫の下側にあることを特徴とする洗浄庫引出式食器
    洗い機用設置台。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の洗浄庫引出式食器洗い
    機用設置台において、前記物品収納庫の底部に、設置台
    の前方から前記物品収納庫を介して前記接続箇所収納空
    間内を覗くことができる開口を形成し、更に、この開口
    を塞ぐことができるように前記物品収納庫の底部に着脱
    自在に装着される板体を設けたことを特徴とする洗浄庫
    引出式食器洗い機用設置台。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の洗浄庫引出式食器洗い
    機用設置台において、前記物品収納庫の上壁前端、左壁
    前端、右壁前端、及び前記板体の前端に、前記前扉が閉
    じたときに前記前扉の内面が当接するパッキングを装着
    したことを特徴とする洗浄庫引出式食器洗い機用設置
    台。
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