JP2003230526A - 食器洗い機 - Google Patents

食器洗い機

Info

Publication number
JP2003230526A
JP2003230526A JP2002033741A JP2002033741A JP2003230526A JP 2003230526 A JP2003230526 A JP 2003230526A JP 2002033741 A JP2002033741 A JP 2002033741A JP 2002033741 A JP2002033741 A JP 2002033741A JP 2003230526 A JP2003230526 A JP 2003230526A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
space
cabinet
washing
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002033741A
Other languages
English (en)
Inventor
Naohito Onoe
尚人 尾上
Makoto Ohashi
誠 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2002033741A priority Critical patent/JP2003230526A/ja
Publication of JP2003230526A publication Critical patent/JP2003230526A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)
  • Combinations Of Kitchen Furniture (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 システムキッチンに組み込まれる引き出し式
の食器洗い機において、洗浄庫内の容積を少しでも広く
することが可能な食器洗い機を提供すること。 【解決手段】 筐体1内上部の洗浄庫用空間90と、洗
浄庫用空間90内に引き出し自在に配置された洗浄庫2
と、洗浄庫2内に洗浄水を供給する給水ホース13と、
洗浄後の洗浄水を排水する排水ホース30と、洗浄庫用
空間90を区画する区画壁91と、筐体1内にて区画壁
91の下側に設けられた引き出し用空間92と、引き出
し用空間92に配置された物品収納引き出し体93と、
引き出し体93を取り外したときに覗くことができ、引
き出し用空間92の下側に位置し、給水ホース13と外
部給水配管95との接続箇所96、及び排水ホース30
と外部排水配管97との接続箇所98を収納する接続箇
所収納空間94とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は食器洗い機に関し、
更に詳しくは、システムキッチンに組み込むためのビル
トインタイプに好適な引き出し式の食器洗い機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】家庭用の食器洗い機は、一般に、洗浄庫
内に水道水を導入し、その底部に貯めた水を洗浄ポンプ
でノズルへと送り、ノズルから洗浄庫内に収容した食器
に勢いよく水を噴射して食器を洗浄するよう構成してい
る。従来この種の食器洗い機は、筐体の内部に洗浄庫が
固定的に設けられ、筐体の前面には手前下方に回動する
ドアが設けられ、ドアを開いた状態で洗浄庫から食器か
ごを水平前方に引き出す構造となっている。
【0003】一方、このような食器洗い機とは別に、い
わゆる引き出し式食器洗い機と呼ばれるものがある。こ
の引き出し式食器洗い機では、食器かごを内装する洗浄
庫が前面パネルを兼ねるドアとともに前方に引き出し可
能に構成されており、洗浄庫を引き出した状態では洗浄
庫の上面が広く開口していて上から食器を出し入れでき
るようになっており、洗浄庫を筐体に押し入れた状態で
筐体内の上部空間に退避させていた上蓋を降下させて洗
浄庫の上面開口を閉塞する構造となっている。
【0004】こうした、引き出し式食器洗い機は、近
年、日本において、一般家庭へのシステムキッチンの普
及に伴い、システムキッチンに組み込むためのビルトイ
ンタイプの食器洗い機として注目され始めている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようにシステムキ
ッチンに組み込まれる引き出し式食器洗い機において
は、システムキッチンに用意された収納部に対し、ま
ず、設置台を置き、その上に引き出し式食器洗い機を置
くようにしている。上記設置台には、例えば、物品収納
用の引き出しが設けられる。
【0006】しかし、この場合、食器洗い機の筐体下面
には脚があるため、食器洗い機は、設置台に対して、脚
の高さだけ離間し筐体内空間が狭くなっている。引き出
し式食器洗い機においては、引き出し式でない食器洗い
機に比べて、引き出し用レール等の引き出し式特有の特
別構造が必要であり、筐体内空間の機構が複雑となって
おり、脚が占める高さ空間という僅かな空間であっても
筐体内空間が広いほうが好ましい。
【0007】脚の占める高さ空間だけでも筐体内空間を
広くできると、結局洗浄庫内を広くでき、少しでも多く
の食器を洗浄庫内に収納でき一度により多くの食器を洗
浄することができる。
【0008】本発明は、このような課題を解決するもの
であり、システムキッチンに組み込まれる引き出し式の
食器洗い機において、洗浄庫内の容積を少しでも広くす
ることが可能な食器洗い機を提供することを目的として
いる。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記課題
を解決する本発明の食器洗い機は、システムキッチンに
用意された収納部に組み込まれる食器洗い機において、
前面が開口する金属製筐体と、この筐体内上部に設けら
れた洗浄庫用空間と、この洗浄庫用空間内に配置され、
前記筐体の側壁に設けられた第1レールに沿って前方に
引き出し自在であり、上面に食器を出し入れするための
開口を有する洗浄庫と、この洗浄庫を前記筐体内に収納
した状態において、前記洗浄庫の上面開口を閉塞するた
めの上蓋と、前記洗浄庫の外壁面に装着され、前記洗浄
庫内にノズルから洗浄水を噴射させる洗浄ポンプと、前
記洗浄庫内に洗浄水を供給するための給水路と、洗浄後
の洗浄水を前記洗浄庫から排水するための排水路と、前
記筐体内にて前記洗浄庫の下方に設けられ、前記洗浄庫
用空間を区画する区画壁と、前記筐体内にて前記区画壁
の下側に設けられた引き出し用空間と、この引き出し用
空間に配置され、前記筐体の側壁に設けられた第2レー
ルに沿って前方に引き出し自在である物品収納引き出し
体と、この引き出し体を引き出して取り外したときに前
方から覗くことができ、前記筐体内における前記引き出
し用空間の下側に位置し、前記給水路と外部給水配管と
の接続箇所、及び前記排水路と外部排水配管との接続箇
所を収納する接続箇所収納空間とを備えたことを特徴と
している。
【0010】この構成では、食器洗い機は従来の設置台
と一体化されており、設置台の上に脚の高さ分の空間を
設ける必要がなく、少しでも洗浄庫内の広くすることが
可能である。
【0011】更に、従来の設置台に相当する部分には、
物品収納引き出し体を設けており、また給水路と外部給
水配管との接続箇所、及び排水路と外部排水配管との接
続箇所を収納するようにしており、従来の設置台に相当
する部分の有効活用が図られている。
【0012】更に、引き出し体を取り外した状態で筐体
内の引き出し体下方の空間を覗くことができる。従っ
て、引き出し体を取り外した筐体前方付近より、食器洗
い機設置時には給水路と外部給水配管との接続作業及び
排水路と外部排水配管との接続作業を行うことができ、
或いは設置後においてはその接続箇所のメンテナンスを
行うことができる。
【0013】また、本発明の食器洗い機は、システムキ
ッチンに用意された収納部に組み込まれる食器洗い機に
おいて、前面が開口する筐体と、この筐体内上部に設け
られた洗浄庫用空間と、この洗浄庫用空間内に配置さ
れ、前方に引き出し自在であり、上面に食器を出し入れ
するための開口を有する洗浄庫と、この洗浄庫の上面開
口を閉塞するための閉塞装置と、前記洗浄庫内にノズル
から洗浄水を噴射させる洗浄ポンプと、前記洗浄庫内に
洗浄水を供給するための給水路と、洗浄後の洗浄水を前
記洗浄庫から排水するための排水路と、前記筐体内にて
前記洗浄庫の下方に設けられ、前記洗浄庫用空間を区画
する区画壁と、前記筐体内にて前記区画壁の下側に設け
られた引き出し用空間と、この引き出し用空間に配置さ
れ、前方に引き出し自在である物品収納引き出し体と、
前記筐体内における前記引き出し用空間の下側に位置
し、前記給水路と外部給水配管との接続箇所、及び前記
排水路と外部排水配管との接続箇所を収納する接続箇所
収納空間とを備えたことを特徴としている。
【0014】この構成では、食器洗い機は従来の設置台
と一体化されており、設置台の上に脚の高さ分の空間を
設ける必要がなく、少しでも洗浄庫内の広くすることが
可能である。
【0015】更に、従来の設置台に相当する部分には、
物品収納引き出し体を設けており、また給水路と外部給
水配管との接続箇所、及び排水路と外部排水配管との接
続箇所を収納するようにしており、従来の設置台に相当
する部分の有効活用が図られている。
【0016】また、前記接続箇所収納空間に対応する前
記筐体前面に蹴込み部を設けたことを特徴としている。
【0017】この構成では、システムキッチンの食器洗
い機付近に近寄りやすく食器洗い機に対し、作業し易
い。
【0018】また、本発明の食器洗い機は、システムキ
ッチンに用意された収納部に組み込まれる食器洗い機に
おいて、前面が開口する筐体と、この筐体内上部に設け
られた洗浄庫用空間と、この洗浄庫用空間内に配置さ
れ、前方に引き出し自在であり、上面に食器を出し入れ
するための開口を有する洗浄庫と、この洗浄庫の上面開
口を閉塞するための閉塞装置と、前記洗浄庫内にノズル
から洗浄水を噴射させる洗浄ポンプと、前記洗浄庫内に
洗浄水を供給するための給水路と、洗浄後の洗浄水を前
記洗浄庫から排水するための排水路と、前記筐体内にて
前記洗浄庫の下方に設けられ、前記洗浄庫用空間を区画
する区画壁と、前記筐体内にて前記区画壁の下側に設け
られた引き出し用空間と、この引き出し用空間に配置さ
れ、前方に引き出し自在である物品収納引き出し体とを
備えたことを特徴としている。
【0019】この構成では、食器洗い機は従来の設置台
と一体化されており、設置台の上に脚の高さ分の空間を
設ける必要がなく、少しでも洗浄庫内の広くすることが
可能である。
【0020】更に、従来の設置台に相当する部分には、
物品収納引き出し体を設けており、従来の設置台に相当
する部分の有効活用が図られている。
【0021】また、本発明の食器洗い機は、システムキ
ッチンに用意された収納部に組み込まれる食器洗い機に
おいて、前面が開口する筐体と、この筐体内上部に設け
られた洗浄庫用空間と、この洗浄庫用空間内に配置さ
れ、前方に引き出し自在であり、上面に食器を出し入れ
するための開口を有する洗浄庫と、この洗浄庫の上面開
口を閉塞するための閉塞装置と、前記洗浄庫内にノズル
から洗浄水を噴射させる洗浄ポンプと、前記洗浄庫内に
洗浄水を供給するための給水路と、洗浄後の洗浄水を前
記洗浄庫から排水するための排水路と、前記筐体内にて
前記洗浄庫の下方に設けられ、前記洗浄庫用空間を区画
する区画壁と、前記筐体内にて前記区画壁の下方に位置
し、前記給水路と外部給水配管との接続箇所、及び前記
排水路と外部排水配管との接続箇所を収納する接続箇所
収納空間とを備えたことを特徴としている。
【0022】この構成では、食器洗い機は従来の設置台
と一体化されており、設置台の上に脚の高さ分の空間を
設ける必要がなく、少しでも洗浄庫内の広くすることが
可能である。
【0023】更に、従来の設置台に相当する部分には、
給水路と外部給水配管との接続箇所、及び排水路と外部
排水配管との接続箇所を収納するようにしており、従来
の設置台に相当する部分の有効活用が図られている。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態による
食器洗い機について図面を参照して説明する。まず、図
1及び図2により本発明実施形態の食器洗い機の全体構
成を説明する。図1は本発明食器洗い機をシステムキッ
チンに取り付けた状態を示す正面図、図2は同じく側面
図である。
【0025】本発明食器洗い機はビルトインタイプであ
り、システムキッチン80に用意された収納部81に組
み込まれる(収納される)。
【0026】この食器洗い機において、外郭を構成する
金属製筐体1は前面が開口する形態であり、前記筐体1
内の上部に洗浄庫用空間90が設けられている。この洗
浄庫用空間90は金属製の区画壁91にて区画されてい
る。前記筐体1内にて区画壁91の下側には引き出し用
空間92が設けられている。この引き出し用空間92に
は、前方に引き出し自在に物品収納引き出し体93が配
置されている。この物品収納引き出し体93は前記筐体
1の左右側壁の内面に略水平に設けられた第2レール9
3aに沿って前方に引き出し自在となっている。前記筐
体1内における引き出し用空間92の下側には、接続箇
所収納空間94が位置している。この接続箇所収納空間
94は、引き出し体93を引き出して取り外したとき
に、引き出し用空間92の前方から覗くことができる。
接続箇所収納空間94内には、前記洗浄庫用空間90か
ら引き出された給水ホース(給水路)13と外部給水配
管95との接続箇所96、及び前記洗浄庫用空間90か
ら同様に引き出された排水ホース(排水路)30と外部
排水配管97との接続箇所98が各々収納されている。
【0027】引き出し体93を取り外した筐体1前方付
近から、引き出し用空間92を介して接続箇所収納空間
94に手を入れることにより、食器洗い機設置時には給
水ホース13と外部給水配管95との接続作業及び排水
ホース30と外部排水配管97との接続作業を行うこと
ができ、或いは設置後においてはその接続箇所96、9
8のメンテナンスを行うことができる。
【0028】接続箇所収納空間94に対応する筐体1前
面には、システムキッチンの食器洗い機付近に近寄りや
すくして食器洗い機に対する作業をし易くするように、
蹴込み部99が設けられている。
【0029】前記筐体1は、左右の側面板と底面板とが
一体となった略U字形のフレーム本体1a、フレーム本
体1aの上面に取り付けられた上面板1b、フレーム本
体1aの後面に取り付けられた後面板1c、フレーム本
体1aの前面に取り付けられた枠体1dと、前記区画壁
91等で構成される。フレーム本体1aの底面板はキッ
チンの床に対向位置する。
【0030】図3及び図4は洗浄庫用空間90内の構成
を示す概略縦断面図であり、図3は洗浄庫を筐体内に完
全に収納した状態、図4は洗浄庫を筐体から引き出す途
中の状態である。
【0031】前面が開口した筐体1の洗浄庫用空間90
内部には上面開口3を有する洗浄庫2が配設され、洗浄
庫2の内部には食器類を整列配置するための食器かご4
が設置されている。洗浄庫用空間90内の上部には、洗
浄庫2の上面開口3を閉塞するための上蓋(閉塞装置)
5が、前後一対のリンク6、6'を含む左右一対の平行
リンク機構により上下動自在に配置されている。洗浄庫
2の前壁2aには、洗浄庫用空間90の前面を閉塞する
ドアを兼ねた前面パネル7が着脱可能に取り付けられて
おり、前面パネル7と洗浄庫2とは一体に、洗浄庫用空
間90内にて筐体1の左右側壁内面に略水平に架設され
た第1レール8に沿って前方に引き出し自在となってい
る。筐体1内にて洗浄庫2の下方に前記区画壁91が設
けられている。
【0032】前面パネル7の上部は庇状に突出した斜面
部7aを有しており、その斜面部7aには各種の操作キ
ーや表示器を備える操作パネル9が設けられている。こ
の斜面部7aの下側は内側に窪んだ把手部10に形成さ
れており、把手部10には左右方向に回動可能な操作レ
バー11が設けられている。この操作レバー11の左右
方向の回動動作は、洗浄庫2の前壁2aと前面パネル7
との間で上方に突出した、ラッチバー12に連動してお
り、使用者による操作レバー11の操作に連動して洗浄
庫2の引き出し動作を阻止する(つまりラッチする)又
はその阻止を解除することができるようになっている。
【0033】操作レバー11の操作に連動してラッチバ
ー12のほか、上蓋5の上下動、つまり洗浄庫2の上面
開口3の閉塞・開放動作が行われるように構成されてい
る。すなわち、図3に示すように、洗浄庫2が筐体1内
の洗浄庫用空間90に完全に収納された状態において操
作レバー11をラッチ方向に回動させると、ラッチバー
12が回動して洗浄庫2が引き出せない状態(ロック状
態)に係止するとともに、上蓋5が降下して洗浄庫2の
上面に密着して上面開口3を閉塞する。一方、使用者が
操作レバー11をラッチ解除方向に回動させると、図4
に示すように上蓋5が上昇して洗浄庫2の上面開口3に
接しない状態となり、またラッチバー12の係止も解除
されるため、洗浄庫2を筐体1内の洗浄庫用空間90か
ら前方へと自由に引き出すことができるようなる。
【0034】洗浄庫2の後方には図示しない給水バルブ
を備えた伸縮自在の給水ホース13が接続されており、
給水バルブが開かれると外部の水道栓等から供給された
水が給水ホース13を通して洗浄庫2内に注がれる。洗
浄庫2の前部底面には大きく窪んだ貯水槽14が連通し
て配設されており、洗浄庫2内に注がれた水は貯水槽1
4に流れ込んで貯留される。この貯水槽14の上部に
は、食器洗浄時に食器から流れ落ちる食物の残滓を捕集
するためのメッシュ状のフィルタ15が着脱自在に設け
られている。洗浄庫2の底部中央には、上面に複数の水
噴出穴(ノズル)が形成された回転自在のノズルアーム
16が設けられ、洗浄庫2の底面外壁面には洗浄兼排水
ポンプ17が装着配置されている。洗浄兼排水ポンプ1
7は両回転方向に回転駆動可能なモータを含み、このモ
ータが正転方向に回転するとき洗浄兼排水ポンプ17は
洗浄ポンプとして機能し、逆転方向に回転するとき排水
ポンプとして機能する。洗浄兼排水ポンプ17の正転時に
は、ノズルアーム16のノズルから洗浄水が洗浄庫2内
に噴射される。洗浄庫2の底部には、洗浄庫2の底面と
風路カバー19とで送風路20が形成されており、この
送風路20内にヒータ18が配置されている。風路カバ
ー19には、水は出入りさせるが後述する送風手段から
の送風は漏らさない形状を有する通水孔(図示しない)
が適当に設けられている。
【0035】図1に示すように洗浄庫2が筐体1内に完
全に収納された状態にあって洗い運転やすすぎ運転時に
は、図示しない給水バルブが開放されて、給水ホース1
3を通して洗浄庫2内に水が供給される。洗浄庫2内に
供給された水は貯水槽14を含む洗浄庫2の底部に溜ま
る。この貯留水は洗浄庫2の底部に配設されたヒータ1
8により適度に加熱される。この状態で洗浄兼排水ポン
プ17が洗浄ポンプとして駆動されると、貯水槽14か
ら吸引された温水がノズルアーム16へと圧送され、水
噴出穴から洗浄庫2内に噴射される。この噴射の勢いに
よりノズルアーム16は回転する。これにより、食器籠
4に収容されている食器類に水が吹き掛かって汚れが落
ちる。食器に付着していた食物の残滓はフィルタ15に
捕集され、水は貯水槽14に流れ込んで再び循環して使
用される。洗い運転やすすぎ運転が終わり、洗浄ポンプ
17が排水ポンプとして駆動されると、洗浄庫2底部の
水が排水ホース30を通って機外、即ち家屋の外部排水
配管97に排出される。
【0036】洗浄庫2の前壁2aと前面パネル7との間
には送風ファン21を含む送風手段22と排気手段23
とが備えられている。送風手段22は、送風路20につ
ながっており、乾燥行程時には送風手段22から送風路
20内に外気が供給され、その外気はヒータ18により
加熱されて送風口20aから洗浄庫2内へと吹き出す。
そして、食器に当たり、食器から発する水蒸気を含んだ
空気は排気手段23により機外へと排出される。
【0037】操作パネル9には、図1に示すように、操
作キーとして、電源スイッチ24、スタートキー25、
コースキー26、予約キー27が設けられている。ま
た、表示器として、コース表示部28、セグメント表示
部29が設けられている。コースキー26は、「標準」
「スピーディ」「高温80℃」「蒸気」「予約」の5つ
の洗浄運転コースの中から所望のコースを選択するため
のキーである。予約キー27は予約時間を設定するため
のキーである。コース表示部28は、各コースに対応し
て設けたLEDからなり、コースキー26により選択さ
れたコースのLEDを点灯させる。セグメント表示部2
9は、洗浄運転の残時間やエラー情報など各種情報を数
字やアルファベットで表示する。スタートキー25は一
時停止のキーを兼ねており、運転動作中にスタートキー
25が押されるとその時点で運転を一時中断し、その状
態から再度このスタートキー25が押されると、先に中
断した時点での続きから運転を再開する。
【0038】ところで、図1及び図2に示すように、筐
体1上面の前部位置には、枠体1dと上面板1bとの継
ぎ目に跨るようにして、防音部材31が取り付けられて
いる。例えば、防音部材31は、筐体1上面に接着剤に
て固定されている。これにより、この防音部材31は、
筐体1上面と収納部83の天面、即ちシステムキッチン
80の天板80aとの間にできる隙間Aの入口部分を閉
鎖する。
【0039】防音部材31は、細長の長方体形状をな
し、その厚さ(高さ)が変るように弾性体、具体的には
発泡ポリエチレンで構成されている。防音部材31の横
幅は、筐体1の横幅よりわずかに大きく、収納部83の
横幅と同じにしている。本食器洗い機では横幅を450
mmとしている。防音部材31の厚さは、筐体1上面と
システムキッチン80の天板80aとの間にできる隙間
Aの平均的な大きさよりも若干大きくしている。本食器
洗い機では、隙間Aの平均的な大きさが5mmとなるよ
うにしており、このため防音部材31の厚さは7mmと
している。したがって、隙間Aが平均的な大きさである
場合は、防音部材31は少し圧縮されてシステムキッチ
ン80の天板80aに密着した状態になる。そして、シ
ステムキッチン80の種類などにより隙間Aの大きさが
若干変化しても、防音部材31の厚みが変ることにより
密着状態を確保できる。防音部材31の奥行は防音効果
と材料コストとを考慮して決めている。奥行が大きけれ
ば防音効果は大きくなるがその分材料コストが高くな
る。本食器洗い機では奥行を20mmとしている。
【0040】洗浄運転時、上蓋5や洗浄槽2の壁面や食
器に洗浄水が当たることによってたたき音が発生する。
上蓋5と洗浄槽2との間のパッキンなどのシール部分
は、他の部分に比べ防音性が劣るので、たたき音はここ
から漏れやすい。即ち、食器洗い機の上部で音漏れしや
すい。漏れた音は、筐体1上面とシステムキッチン80
の天板80aとの間を通って収納部83の前方に漏れ出
ようとする。しかし、隙間Aの入口部分は、防音部材3
1によって閉鎖されているので、たたき音の漏れ出しは
極めて低減される。また、上蓋5が開閉するときに上蓋
5の動きによって生じる音、即ち開閉音も同様に防音部
材31によって漏れにくくなる。したがって、洗浄運転
時などに収納部83から出る騒音を効果的に抑制するこ
とができる。
【0041】なお、防音部材31は、枠体1dと上面板
1bとの継ぎ目に跨って設けられており、この継ぎ目部
分からの音漏れも抑えられる。
【0042】以上のように、食器洗い機は従来の設置台
と一体化された構成であり、設置台の上に脚の高さ分の
空間を設ける必要がなく、少しでも洗浄庫2内の広くす
ることが可能である。
【0043】更に、従来の設置台に相当する部分には、
物品収納引き出し体93を設けており、また給水ホース
13と外部給水配管95との接続箇所96、及び排水ホ
ース30と外部排水配管97との接続箇所98を収納す
るようにしており、従来の設置台に相当する部分の有効
活用が図られている。
【0044】以上、本発明実施形態の食器洗い機の構成
について説明したが、本発明は上記実施形態に限定され
るものではなく、特許請求の範囲に記載された事項の範
囲で種々の変更を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による食器洗い機をシス
テムキッチンに取り付けた状態を示す正面図である。
【図2】 同じく、食器洗い機をシステムキッチンに取
り付けた状態を示す側面図である。
【図3】 本実施形態の食器洗い機において洗浄庫を筐
体内に収納した状態を示す側面略断面図である。
【図4】 本実施形態の食器洗い機において洗浄庫を筐
体から引き出した状態を示す側面略断面図である。
【符号の説明】
1 筐体 2 洗浄庫 5 上蓋 8 第1レール 13 給水ホース(給水路) 17 洗浄兼排水ポンプ 30 排水ホース(排水路) 80 システムキッチン 80a 天板(天面) 81 収納部 90 洗浄庫用空間 91 区画壁 92 引き出し用空間 93 物品収納引き出し体 93a 第2レール 94 接続箇所収納空間 95 外部給水配管 96 給水ホースと外部給水配管との接続箇所 97 外部排水配管 98 排水ホースと外部排水配管との接続箇所 99 蹴込み部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 システムキッチンに用意された収納部に
    組み込まれる食器洗い機において、前面が開口する金属
    製筐体と、この筐体内上部に設けられた洗浄庫用空間
    と、この洗浄庫用空間内に配置され、前記筐体の側壁に
    設けられた第1レールに沿って前方に引き出し自在であ
    り、上面に食器を出し入れするための開口を有する洗浄
    庫と、この洗浄庫を前記筐体内に収納した状態におい
    て、前記洗浄庫の上面開口を閉塞するための上蓋と、前
    記洗浄庫の外壁面に装着され、前記洗浄庫内にノズルか
    ら洗浄水を噴射させる洗浄ポンプと、前記洗浄庫内に洗
    浄水を供給するための給水路と、洗浄後の洗浄水を前記
    洗浄庫から排水するための排水路と、前記筐体内にて前
    記洗浄庫の下方に設けられ、前記洗浄庫用空間を区画す
    る区画壁と、前記筐体内にて前記区画壁の下側に設けら
    れた引き出し用空間と、この引き出し用空間に配置さ
    れ、前記筐体の側壁に設けられた第2レールに沿って前
    方に引き出し自在である物品収納引き出し体と、この引
    き出し体を引き出して取り外したときに前方から覗くこ
    とができ、前記筐体内における前記引き出し用空間の下
    側に位置し、前記給水路と外部給水配管との接続箇所、
    及び前記排水路と外部排水配管との接続箇所を収納する
    接続箇所収納空間とを備えたことを特徴とする食器洗い
    機。
  2. 【請求項2】 システムキッチンに用意された収納部に
    組み込まれる食器洗い機において、前面が開口する筐体
    と、この筐体内上部に設けられた洗浄庫用空間と、この
    洗浄庫用空間内に配置され、前方に引き出し自在であ
    り、上面に食器を出し入れするための開口を有する洗浄
    庫と、この洗浄庫の上面開口を閉塞するための閉塞装置
    と、前記洗浄庫内にノズルから洗浄水を噴射させる洗浄
    ポンプと、前記洗浄庫内に洗浄水を供給するための給水
    路と、洗浄後の洗浄水を前記洗浄庫から排水するための
    排水路と、前記筐体内にて前記洗浄庫の下方に設けら
    れ、前記洗浄庫用空間を区画する区画壁と、前記筐体内
    にて前記区画壁の下側に設けられた引き出し用空間と、
    この引き出し用空間に配置され、前方に引き出し自在で
    ある物品収納引き出し体と、前記筐体内における前記引
    き出し用空間の下側に位置し、前記給水路と外部給水配
    管との接続箇所、及び前記排水路と外部排水配管との接
    続箇所を収納する接続箇所収納空間とを備えたことを特
    徴とする食器洗い機。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の食器洗い機において、
    前記接続箇所収納空間に対応する前記筐体前面に蹴込み
    部を設けたことを特徴とする食器洗い機。
  4. 【請求項4】 システムキッチンに用意された収納部に
    組み込まれる食器洗い機において、前面が開口する筐体
    と、この筐体内上部に設けられた洗浄庫用空間と、この
    洗浄庫用空間内に配置され、前方に引き出し自在であ
    り、上面に食器を出し入れするための開口を有する洗浄
    庫と、この洗浄庫の上面開口を閉塞するための閉塞装置
    と、前記洗浄庫内にノズルから洗浄水を噴射させる洗浄
    ポンプと、前記洗浄庫内に洗浄水を供給するための給水
    路と、洗浄後の洗浄水を前記洗浄庫から排水するための
    排水路と、前記筐体内にて前記洗浄庫の下方に設けら
    れ、前記洗浄庫用空間を区画する区画壁と、前記筐体内
    にて前記区画壁の下側に設けられた引き出し用空間と、
    この引き出し用空間に配置され、前方に引き出し自在で
    ある物品収納引き出し体とを備えたことを特徴とする食
    器洗い機。
  5. 【請求項5】 システムキッチンに用意された収納部に
    組み込まれる食器洗い機において、前面が開口する筐体
    と、この筐体内上部に設けられた洗浄庫用空間と、この
    洗浄庫用空間内に配置され、前方に引き出し自在であ
    り、上面に食器を出し入れするための開口を有する洗浄
    庫と、この洗浄庫の上面開口を閉塞するための閉塞装置
    と、前記洗浄庫内にノズルから洗浄水を噴射させる洗浄
    ポンプと、前記洗浄庫内に洗浄水を供給するための給水
    路と、洗浄後の洗浄水を前記洗浄庫から排水するための
    排水路と、前記筐体内にて前記洗浄庫の下方に設けら
    れ、前記洗浄庫用空間を区画する区画壁と、前記筐体内
    にて前記区画壁の下方に位置し、前記給水路と外部給水
    配管との接続箇所、及び前記排水路と外部排水配管との
    接続箇所を収納する接続箇所収納空間とを備えたことを
    特徴とする食器洗い機。
JP2002033741A 2002-02-12 2002-02-12 食器洗い機 Withdrawn JP2003230526A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002033741A JP2003230526A (ja) 2002-02-12 2002-02-12 食器洗い機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002033741A JP2003230526A (ja) 2002-02-12 2002-02-12 食器洗い機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003230526A true JP2003230526A (ja) 2003-08-19

Family

ID=27776444

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002033741A Withdrawn JP2003230526A (ja) 2002-02-12 2002-02-12 食器洗い機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003230526A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7568487B2 (en) 2006-04-20 2009-08-04 Maytag Corporation Lid mechanism for a drawer-type dishwasher
CN102302280A (zh) * 2011-05-26 2012-01-04 中山市西威厨房设备制造有限公司 一种具有烘干除湿功能的厨用吊柜

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7568487B2 (en) 2006-04-20 2009-08-04 Maytag Corporation Lid mechanism for a drawer-type dishwasher
CN102302280A (zh) * 2011-05-26 2012-01-04 中山市西威厨房设备制造有限公司 一种具有烘干除湿功能的厨用吊柜

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100433777B1 (ko) 식기 세척 건조기
KR100816906B1 (ko) 식기세척기 및 식기세척기의 제어방법
JP4980430B2 (ja) 食器洗浄機
KR20180088205A (ko) 싱크대
KR20080089111A (ko) 식기세척기
KR20080087237A (ko) 식기세척기
KR101268784B1 (ko) 식기 세척기
KR20200009239A (ko) 식기세척기
JP2003310518A (ja) 洗浄庫引出式食器洗い機用設置台
JP2003230526A (ja) 食器洗い機
JP4653349B2 (ja) 食器洗浄機
JP2003093313A (ja) 食器洗い機
JP7117600B2 (ja) 食器洗い機
KR101268686B1 (ko) 식기 세척기
JP3546809B2 (ja) 食器洗浄機
WO2019042377A1 (zh) 洗衣设备用载置台以及洗衣设备组
KR100862325B1 (ko) 탑마운트 구조를 갖는 식기세척기
JP7065577B2 (ja) 洗浄機
KR20090023521A (ko) 식기세척기
KR20150120747A (ko) 식기 세척기
KR101173697B1 (ko) 식기 세척기
JP2001327453A (ja) 食器洗浄機
KR20230111989A (ko) 식기세척기 및 그 제어방법
WO2019163334A1 (ja) 食器洗い機
KR101174931B1 (ko) 식기 세척기

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040810

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20051226

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20060823