JP2003310466A

JP2003310466A - 浴槽

Info

Publication number: JP2003310466A
Application number: JP2002126511A
Authority: JP
Inventors: Masahide Nagatori; 正秀永鳥
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2002-04-26
Filing date: 2002-04-26
Publication date: 2003-11-05

Abstract

(57)【要約】【課題】入浴中に、皮脂を除き、血液循環機能と新陳
代謝機能を高めるように工夫した浴槽を提供する。【解決手段】浴槽１の内壁に、浴槽１内に張られた湯
水に接触する状態で、イオン効果、遠赤外線効果若しく
は電磁効果を人体に与える鉱物を主体とする入浴効果材
２、特に、トルマリン入りの天然鉱石又はシリカを主成
分とするイオンセラミックスの、いずれか一方又は双方
を主体とする入浴効果材２を固定して設け、これによ
り、入浴中に、皮脂を除き、血液循環機能と新陳代謝機
能を高めるように工夫した。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、水中において、イ
オン効果、遠赤外線効果若しくは電磁効果を人体に与え
る鉱物、特に、通常温泉石あるいは電気石と称せられる
トルマリン入りの天然鉱石の持つ効能を、入浴者に与え
る意図で提供された浴槽に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】上述のトルマリンは、地球上で唯一電気
を帯びる鉱物で、焦電性、圧電性がともに顕著で、摩
擦、熱、圧力等外部より掛かるストレスにより水を電気
分解する素材である。このようなトルマリン（電気石）
は、微粉末の結晶にプラス極とマイナス極を持ち、太陽
から輻射される電子をプラス極に受けて、マイナス極か
ら育成光線（マイナス電子）を放出する。水と接触する
と、瞬時に水の中で電流を放電し、この電流は、人体に
適合する０．０６ｍＡの微弱電流で、水中で微弱電流が
流れると、水の分子の水素イオンと水酸イオンが分離さ
れる。一方、水素イオンが結合して界面活性物質とな
り、３００倍以上のマイナスイオンが発生する。このよ
うなトルマリン（電気石）の効用としては、浸透効果、
界面活性効果、抗菌効果、防錆効果、消臭効果、遠赤外
線効果、洗浄効果及び凝集効果が確認されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
トルマリン（電気石）の特性に着目してなされたもの
で、入浴中に、皮脂を除き、血液循環機能と新陳代謝機
能を高めるように工夫した浴槽を提供することを目的と
する。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の浴槽は、その実施の形態でも明らかにした
ように、浴槽１の内壁に、浴槽１内に張られた湯水に接
触する状態で、イオン効果、遠赤外線効果若しくは電磁
効果を人体に与える鉱物を主体とする入浴効果材２、特
に、トルマリン入りの天然鉱石トルマリン入りの天然鉱
石を主体とする入浴効果材２を設けたことを特徴とす
る。

【０００５】前記入浴効果材２は、トルマリン入りの天
然鉱石をタイル状又はレンガ状の所定形状に加工形成し
て焼成し、浴槽１内壁の一部に固定し、若しくは浴槽１
内壁の所要個所に形成した凹部３に装填して固定するも
のであることを特徴としている。

【０００６】また、前記入浴効果材２は、トルマリン入
りの天然鉱石をパウダー状に形成し、これを樹脂などの
接着剤で混練して浴槽１内壁の一部に固定し、若しくは
浴槽１内壁の所要個所に形成した凹部３に装填して固定
するものであることを特徴としている。

【０００７】このような構成では、入浴中に、湯水に入
浴効果材２が触れることで、水中に発生するヒドロキシ
ルイオンの働きで、皮脂を取り除き、また、血液循環機
能と新陳代謝機能を高める。

【０００８】入浴効果材２として、上記トルマリン入り
の天然鉱石と共に、又はこれに代えてシリカを主成分と
するイオンセラミックスを用いることもできる。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態１を、
図１を参照しながら、具体的に説明する。この実施の形
態１での浴槽１は、浴槽１の内壁に、浴槽１内に張られ
た湯水に接触する状態で、トルマリン入りの天然鉱石を
主体とする入浴効果材２を設けたものである。この場
合、図１に示すように、入浴効果材２が、トルマリン入
りの天然鉱石をパウダー状に形成し、これを所定の形
状、例えば、タイル状又はレンガ状に加工成形して焼成
し、浴槽１内壁の一部に固定するものである。

【００１０】このような入浴効果材２としてのタイル２
Ａを、浴槽１を構成する内壁の一部に一体に組み込むこ
とも出来る。このような組み込み構造は、浴槽１の内壁
を大理石など天然石で構成したような場合に、特に有効
である。

【００１１】このような構成では、入浴中に、湯水に入
浴効果材２が触れることで、水中に発生するヒドロキシ
ルイオンの働きで皮脂を取り除き、また、入浴者に対し
ては、トルマリンからの放出電荷（マイナスイオン）に
よる遠赤外線効果も発揮され、所謂、温泉効果も得られ
る。しかも、入浴効果材に含まれるトルマリンは、常
に、マイナスイオンがエネルギー源として供給され、半
永久的にその効果を持続できるので、一般の入浴剤のよ
うに、入浴の都度、補給する必要がない。

【００１２】また、本発明に係る実施の形態２として、
図２に示すように、入浴効果材２は、浴槽１の内壁の所
要個所に形成した多数の凹部３に装填される。この実施
の形態の場合、入浴効果材２として、トルマリン入りの
天然鉱石をパウダー状に形成し、これを樹脂などの接着
剤で混練して、凹部３に装填して、硬化させ固定するの
である。

【００１３】この実施の形態２では、既存の浴槽１など
の内壁に、凹部３を形成して、入浴効果材２を装填する
ことにより既設の浴槽１への活用にも有効となる。

【００１４】

【発明の効果】このようにして、本発明によれば、浴槽
の内壁に、浴槽内に張られた湯水に接触する状態で、ト
ルマリン入りの天然鉱石を主体とする入浴効果材を設け
ることにより、ヒドロキシルイオンの効果で、皮脂を除
き、また、入浴中に血液循環機能と新陳代謝機能を高め
る。これにより、冷え性、関節痛、神経痛、不眠症、肌
荒れ、皮膚病などに有効であり、温泉効果が期待でき
る。

【００１５】また、本発明によれば、上述した入浴効果
材をタイル状又はレンガ状の所定形状に加工成形し、あ
るいは、樹脂などの接着剤で混練して浴槽内壁の一部に
固定し、若しくは浴槽内壁の所要個所に形成した凹部に
装填して固定することにより、浴槽内壁の一部となり、
浴槽の機能を高めることができ。

【００１６】上記入浴効果材２として、上述したトルマ
リン入りの天然鉱石又はシリカを主成分とするイオンセ
ラミックスの、いずれか一方又は双方を主体とすること
ができる。シリカを主成分とするイオンセラミックスを
用いた実施の形態の場合でも、上述したトルマリン入り
の天然鉱石を用いた実施の形態と同様の作用又は効果を
得ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態１を示す、全体の斜視図で
ある。

【図２】同じく、実施の形態２を示す、一部破断した斜
視図である。

【符号の説明】

１浴槽２入浴効果材、２Ａタイル３凹部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】浴槽内壁に、浴槽内に張られた湯水に接
触する状態で、イオン効果、遠赤外線効果若しくは電磁
効果を人体に与える鉱物を主体とする入浴効果材を設け
たことを特徴とする浴槽。
【請求項２】前記入浴効果材は、トルマリン入りの天
然鉱石又はシリカを主成分とするイオンセラミックス
の、いずれか一方又は双方を主体とすることを特徴とす
る請求項１記載の浴槽。
【請求項３】前記入浴効果材は、トルマリン入りの天
然鉱石又はシリカを主成分とするイオンセラミックス
の、いずれか一方又は双方をタイル状などの所定の形状
に加工成形して、浴槽内壁の一部に固定し、若しくは浴
槽内壁の所要個所に形成した凹部に装填して固定するも
のであることを特徴とする請求項１に記載の浴槽。
【請求項４】前記入浴効果材は、トルマリン入りの天
然鉱石又はシリカを主成分とするイオンセラミックス
の、いずれか一方又は双方をパウダー状に形成し、これ
を樹脂などの接着剤で混練して浴槽内壁の一部に固定
し、若しくは浴槽内壁の所要個所に形成した凹部に装填
して固定するものであることを特徴とする請求項１に記
載の浴槽。