JP2003310181A - 熱水易分散溶解性粒状寒天 - Google Patents

熱水易分散溶解性粒状寒天

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Abstract

(57)【要約】 【課題】分散性、濡れ速度及び溶解性に優れた熱水易分
散溶解性粒状寒天を提供することである。 【解決手段】 非晶質化された寒天が空隙を持って結合
された熱水易分散溶解性粒状寒天であって、空隙率が
0.2〜0.9に調整されたことを特徴とする熱水易分
散溶解性粒状寒天である

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱水への分散性と
溶解性に優れた熱水易分散溶解性粒状寒天に関する。
【0002】
【従来の技術】寒天は、テングサ科やオゴノリ科などの
紅藻より熱水抽出されたゲル化特性を有する多糖類を脱
水処理することによって得られる乾物である。寒天は、
中性の多糖であるアガロースとそれ以外のイオン性の成
分を持つアガロペクチンから組成されている。寒天は、
同類の紅藻よりなるカラギナンと異なり、親水性のイオ
ンが少ないことと分子の網目構造の違いから、カラギナ
ンが沸騰まで必要としない温度、例えば80℃で溶解で
きるのに対し、加熱沸騰するような状態、すなわち10
0℃近くに達しないと溶解しないという特性を有する。
【0003】寒天は、日本で発明され350年以上の歴
史を持つ乾物で、主にみつ豆や、フルーツなどを入れて
彩りよく固めてゼリー状にした寒天寄せなど、一般家庭
で食されているデザートの素材として利用されている。
一般家庭において、このようなデザートを作る場合、寒
天は、水とともに鍋に入れられ、加熱沸騰させて溶かす
ことによって利用されている。しかしながら、近年の食
生活の変化から、より簡便なもの、例えばポットの湯に
溶かすことが求められており、加熱沸騰という方法が敬
遠されつつある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、特許第1520
304号公報、特許第2504776号公報及び特許第
2036090号公報には、寒天を非晶質化、すなわち
アモルファス化することによって、寒天を沸騰させずに
低温で溶解させることが記載されており、寒天の溶解簡
便化に可能性を見出している。
【0005】しかしながら、このように非晶質化された
寒天であっても、例えばポットなどの湯に一度に加える
と、十分に分散せずにダマになってしまう場合があり、
一般家庭などで使用する消費者向け商品としては適切で
ない。また、溶解に対して湿潤性が悪い場合、溶解する
のに時間がかかり、熱水の温度が下がるため、寒天が完
全に溶解しないという問題もある。この結果、見かけ上
は、ゼリーに群雲のような寒天分子の凝集物ができてし
まうという好ましくない現象も生じることがある。さら
に、上述の非晶質化された寒天であっても、寒天の溶解
性は、温度のばらつきにかなり影響を受けることがあ
る。例えば、70℃の温度と80℃の温度の熱水では、
寒天のゼリーとしての凝固力は明らかに差があり、いず
れかの温度では使用に耐えない品質となってしまう場合
がある。このことは、前述のカラギナンがかなりラフな
温度範囲でもその溶解性に問題がないのとは異なる。特
に消費者向けの製品においては、鍋で沸騰溶解させずに
簡便に溶かす方法として、ポットの湯により溶解させる
場合が多いが、ポットの湯は、使用状態により温度のば
らつきが多いので、熱水に分散させるには、均一に分散
できダマにならずに短時間で湿潤させる、すなわち濡れ
速度が速いことが望まれている。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上のような問題を解決
すべく、本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、非晶質
化された寒天が空隙を持って結合された熱水易分散溶解
性粒状寒天であって、空隙率が0.2〜0.9に調整さ
れたことを特徴とする熱水易分散溶解性粒状寒天が、熱
水への分散性と、濡れ速度、溶解性に優れていることを
見出した。
【0007】本発明に係る熱水易分散溶解性粒状寒天に
おいて、非晶質化された寒天の空隙率が0.2以下であ
ると、水に均一に分散する速度が遅く、また熱水であれ
ばこのために寒天が部分的に溶解し、ダマになり易くな
ってしまい、また、寒天の空隙率が0.9以上である
と、お湯に浮遊してダマになったり、また熱水易分散溶
解性粒状寒天として固さが維持できず、少しの振動や衝
撃により崩壊してしまうという問題がある。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明において非晶質化された寒
天とは、ランダム構造のまま粉体化されたもので、一種
のアモルファス化が起こっているものをいい、例えば上
述の特許第1520304号公報、特許第250477
6号公報及び特許第2036090号公報に記載された
方法で製造することができる。本発明に係る熱水易分散
溶解性粒状寒天において、前記非晶質化された寒天は、
その寒天が含まれた80℃に加熱された水溶液が、その
80℃の溶解率において80%以上溶解するものである
ことが好ましい。
【0009】本発明に係る熱水易分散溶解性粒状寒天に
おいて、前記非晶質化された寒天は、単一の粒子径が、
180μm以下が80%以上で、かつ250μm以下が
95%以上であり、好ましくは粒子径が150μm以下
が80%以上で、かつ180μm以下が95%以上であ
るところの単一の寒天粒子が空隙を持って結合している
ことが好ましい。
【0010】非晶質化された寒天を粒状に造粒する手段
としては、流動層造粒、噴霧乾燥造粒、攪拌造粒、押出
造粒、破砕型造粒、転動造粒等がある。流動層造粒や攪
拌造粒によって加工する場合、一度非晶質化した寒天か
らの加工が可能であるので、事前に粒子径を180μm
以下が80%以上で、かつ250μm以下が95%以上
になるように調整しておくことができる。噴霧乾燥造粒
によって加工する場合、空隙率は、乾燥造粒時に非晶質
化しながら0.2〜0.9に調整される。空隙率は、見
かけ容積と粉体の容積を測定し、これらの値を数1に当
てはめることにより導くことができる。
【0011】
【数1】
【0012】本発明に係る熱水易分散溶解性粒状寒天
は、20℃の水に分散させたとき、1分後の吸水量が寒
天1gあたり4g以上であることが好ましい。本発明に
係る熱水易分散溶解性粒状寒天において、濡れ速度は、
20℃の水に分散させて一定時間後の吸水量を測定する
ことにより求めることができる。このとき分散状態も濡
れ速度に与える重要な要素となる。すなわち、熱水易分
散溶解性粒状寒天を水に加える場合、一般的には寒天を
少しずつ水に加えることはせず、加える量目が一度に加
えられることになり、分散性が悪いと部分的に溶解し、
ダマになり易くなってしまい、濡れ速度を低下させてし
まうことになる。例えば、熱水易分散溶解性粒状寒天を
一度に熱水に加えた場合に、一度水に浮き、その後スプ
ーン程度の攪拌によって少しずつ沈み溶けていくタイプ
のものが好ましい。このようなタイプであれば、熱水易
分散溶解性粒状寒天の一様に亘って水分が濡れて行く状
態が得られ、結果として濡れ速度が良好なものが得られ
る。
【0013】本発明に係る熱水易分散溶解性粒状寒天に
よれば、例えば、80℃の熱水に加えて10秒から1分
程度かき混ぜることによって容易に分散させ、溶解率に
おいて80%以上溶解させることができるので、その
後、これを冷却することによりゼリーを容易に作ること
ができる。したがって、本発明の熱水易分散溶解性粒状
寒天は、消費者の家庭料理においても、簡便な方法とし
てゼリーを作ることができる。なお、本発明において、
溶解率とは、溶解温度のみ異なる寒天濃度の同一条件の
溶解において、沸騰させ完全溶解させて作ったゼリーを
対象として強度比表したものである。
【0014】また、本発明に係る熱水易分散溶解性粒状
寒天は、分散剤を含ませても良く、その場合、前記非晶
質化された寒天と分散剤の含有比が1:0.01〜5で
あることが好ましい。本発明において、分散剤とは、造
粒された粒状寒天の熱水への分散性を助長させるもので
あって、例えば、デキストリン、砂糖、乳糖などがあ
る。本発明に係る熱水易分散溶解性粒状寒天は、上述の
ように分散性に優れているので、分散剤の含有量を少な
くすることが可能であり、様々な食品に応用できる。
【0015】本発明に係る熱水易分散溶解性寒天は、例
えば小さな袋などに包装された状態で提供される。
【0016】
【実施例】次に、本発明に係る熱水易分散溶解性粒状寒
天の実施例について説明する。
【0017】実施例1 先ず、アガロペクチンを殆ど含有せずしかも1.5%濃
度倒立法による融点測定法で融点が85℃以上を示す精
製されている寒天(伊那食品工業製、商品名「伊那寒
天」)10重量部を冷水100重量部に分散後、沸騰加
熱して加熱溶液を作り、これをドラム表面温度120〜
140℃で周速度3.2m/分のドラムドライヤー(ド
ラム径50cm、八甲化工機社製)で膜厚0.2mmで
ドラムドライングによって、非晶質化された寒天を得
た。この非晶質化された寒天を粉砕し80℃における溶
解度を測定したところ、95%であり、その単一の粒子
径は、180μm以下が95%且つ250μm以下が1
00%であった。この非晶質化された寒天5kgを流動
層造粒機(大川原製作所(株)製)にて1%寒天液を使
用して顆粒化することによって、実施例1に係る熱水易
分散溶解性粒状寒天を得た。この実施例1に係る熱水易
分散溶解性粒状寒天の物性を測定したところ、空隙率が
0.40であり、20℃の水に分散させた時の1分後の
吸水量は、寒天1gあたり9.0gであった。この熱水
易分散溶解性粒状寒天4gを80℃の湯500mlに一
度に加えて溶解性を確認した。比較例1として通常の寒
天(伊那食品工業(株)S−7)を用意し、比較例2と
して上記顆粒化前の非晶質化された寒天について同様に
溶解性の確認を行った。さらに実施例1に係る熱水易分
散溶解性粒状寒天、並びに比較例1及び比較例2に係る
寒天について、ゲル強度をレオメーター(サン科学
(株))及び食感によって確認した。これらの結果を表
1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】以上のように、実施例1に係る熱水易分散
溶解性粒状寒天は、80℃の湯でも良好な溶解性を示
し、かつダマを作らず優れた分散性を示すことが分か
る。
【0020】実施例2 次に、寒天原藻、例えば天草を水にて洗浄し、酢酸、硫
酸、塩酸などの酸の存在下で温70〜120℃で1〜2
時間熱水抽出を行い、抽出成分すなわち、寒天としての
凝固性のあるゾル成分を抽出する。その後、高温状態の
ままで抽出成分と不純物とを分離すべくフィルタープレ
スにて加圧濾過を行う。次に抽出成分である濾液を60
℃程度の温度に保持したまま濃縮機にて、4.0重量%
まで濃縮する。4.0重量%に濃縮された寒天抽出液に
該寒天抽出液と不溶解性溶媒との和に対して85重量%
のイソプロパノールを加えて、沈殿させる。該沈澱物を
プレス脱水してイソプロパノールを除去する。このあと
熱乾燥して、粉末化することによって、非晶質化された
寒天を得た。この非晶質化された寒天の80℃における
溶解度を測定したところ、97%であり、またその単一
の粒子径は、180μm以下が96%且つ250μm以
下が100%であった。この非晶質化された寒天100
kgを60%エタノール500gに縣濁し、噴霧乾燥機
(大川原化工機(株)製)によって噴霧乾燥造粒を行
い、実施例2に係る熱水易分散溶解性粒状寒天を得た。
この実施例2に係る熱水易分散溶解性粒状寒天の物性を
測定したところ、空隙率が0.43であり、20℃の水
に分散させた時の1分後の吸水量は、寒天1gあたり
9.5gであった。この熱水易分散溶解性粒状寒天4g
を80℃の湯500mlに一度に加えて溶解性を確認し
た。比較例1に係る寒天、及び比較例3として上記噴霧
乾燥造粒前の非晶質化された寒天について同様に溶解性
の確認を行った。さらに実施例2に係る熱水易分散溶解
性粒状寒天、並びに比較例1及び比較例3に係る寒天に
ついて、ゲル強度をレオメーター(サン科学(株))及
び食感によって確認した。これらの結果を表2に示す。
【0021】
【表2】
【0022】以上のように、実施例2に係る寒天は、8
0℃の湯でも良好な溶解性を示し、かつダマを作らず優
れた分散性を示すことが分かる。
【0022】実施例3 次に、実施例1と同様の製法で得られた非晶質化された
寒天の80℃における溶解度を測定したところ、98%
であり、またその単一の粒子径は、150μm以下が9
3%且つ180μm以下が98%であった。この非晶質
化された寒天100kgを85%エタノール50gに加
え混練し、押出し造粒機(不二パウダル社製 ダイス経
直径 0.5mm)によって造粒を行い、実施例3に係
る熱水易分散溶解性粒状寒天を得た。この実施例3に係
る熱水易分散溶解性粒状寒天の物性を測定したところ、
空隙率が0.40であり、20℃の水に分散させた時の
1分後の吸水量は、寒天1gあたり9.2gであった。
この熱水易分散溶解性粒状寒天4gを80℃の湯500
mlに一度に加えて溶解性の確認を行った。比較例4と
して通常の寒天(伊那食品工業(株)製S−8)及び比
較例5として上記造粒前の非晶質化された寒天について
同様に溶解性を確認した。さらに実施例3に係る熱水易
分散溶解性粒状寒天、並びに比較例4及び比較例5に係
る寒天について、ゲル強度をレオメーター(サン科学
(株))及び食感によって確認した。これらの結果を表
3に示す。
【0023】
【表3】
【0024】以上のように、実施例3に係る熱水易分散
溶解性粒状寒天は、80℃の湯でも良好な溶解性を示
し、かつダマを作らず優れた分散性を示すことが分か
る。
【0025】実施例4 次に、乾燥物である寒天(伊那食品工業(株)社製 S
−7)100gをデキストリン(パインデックス♯4
松谷化学工業製)450gとともに水9Lに加えて加熱
溶解後、噴霧乾燥機(大川原化工機(株)製)によって
噴霧造粒を行い、実施例4に係る熱水易分散溶解性粒状
寒天を得た。この実施例4に係る熱水易分散溶解性粒状
寒天の乾燥物の単一粒子の粒子径は、180μm以下が
83%かつ250μm以下が96%であり、噴霧乾燥中
に単一粒子が付着し造粒されたことから空隙率0.55
であった。また、20℃の水に分散させた時の1分後の
吸水量は、寒天1gあたり10.0gであった。この熱
水易分散溶解性粒状寒天22gを80℃の湯500ml
に一度に加えて溶解性を確認した。比較例1に係る寒天
4gについて同様に溶解性の確認を行った。さらに実施
例4に係る熱水易分散溶解性粒状寒天及び比較例1に係
る寒天について、ゲル強度をレオメーター(サン科学
(株))及び食感によって確認した。これらの結果を表
4に示す。
【0026】
【表4】
【0027】以上のように、実施例4に係る熱水易分散
溶解性粒状寒天は、80℃の湯でも良好な溶解性を示
し、かつダマを作らず優れた分散性を示すことが分か
る。
【0028】実施例5 次に、前記実施例1に係る熱水易分散溶解性寒天4gを
70℃、80℃、90℃及び97℃(沸騰)のお湯50
0mlそれぞれに一度に加え溶解性の確認を行った。比
較例として前記比較例2に係る顆粒化前の非晶質化され
た寒天についても同様に溶解性の確認を行った。溶解性
の確認は、ゲル強度をレオメーター(サン科学(株))
による測定によって行った。その結果を表5に示す。
【0029】
【表5】
【0030】以上のように、実施例1に係る熱水易分散
溶解性寒天は、いずれの温度においてもダマの発生がな
く、溶解温度による溶解性の差は少なかったが、比較例
2に係る顆粒化前の非晶質化された寒天は、いずれの温
度においてもダマが発生し溶解性の差が大きかった。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、非晶質
化された寒天を0.2〜0.9の空隙率で調整して造粒
することによって、分散性、濡れ速度及び溶解性に優れ
た熱水易分散溶解性粒状寒天を提供することができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非晶質化された寒天が空隙を持って結合
    された熱水易分散溶解性粒状寒天であって、空隙率が
    0.2〜0.9に調整されたことを特徴とする熱水易分
    散溶解性粒状寒天。
  2. 【請求項2】 前記非晶質化された寒天は、その寒天が
    含まれた80℃に加熱された水溶液が、その80℃の溶
    解率において80%以上溶解するものであることを特徴
    とする請求項1記載の熱水易分散溶解性粒状寒天。
  3. 【請求項3】前記非晶質化された寒天は、単一の粒子径
    が、180μm以下が80%以上で、かつ250μm以
    下が95%以上であることを特徴とする請求項1又は2
    記載の熱水易分散溶解性粒状寒天。
  4. 【請求項4】20℃の水に分散させたとき、1分後の吸
    水量が寒天1gあたり4g以上であることを特徴とする
    請求項1乃至3いずれか記載の熱水易分散溶解性粒状寒
    天。
  5. 【請求項5】分散剤をさらに含み、前記非晶質化された
    寒天と分散剤の含有比が1:0.01〜5であることを
    特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の熱水易分散溶
    解性粒状寒天。
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