JP2003310138A - 鳥類飛来防止装置 - Google Patents

鳥類飛来防止装置

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JP2003310138A
JP2003310138A JP2002126314A JP2002126314A JP2003310138A JP 2003310138 A JP2003310138 A JP 2003310138A JP 2002126314 A JP2002126314 A JP 2002126314A JP 2002126314 A JP2002126314 A JP 2002126314A JP 2003310138 A JP2003310138 A JP 2003310138A
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bird
linear body
prevention device
flying
birds
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JP2002126314A
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Masayoshi Atsumi
昌良 厚見
Kunihiro Otao
邦弘 太田尾
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Shinwa Kogyo Inc
Shinwa Industry Co Ltd
Original Assignee
Shinwa Kogyo Inc
Shinwa Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長年にわたり鳥類を確実に排除する。 【解決手段】 鳥類の飛来防止対象場所に金属のワイヤ
のような線状体1が架設され、この線状体1が、線状体
駆動部3により動かされる。鳥類の飛来状態を検出する
鳥類検出部14が備えられ、この鳥類検出部14での鳥
類の検出に応答して、線状体駆動部3が駆動される構成
とすることもある。線状体1の動きにより、鳥が追い払
われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鳩やムクドリ、烏
のような野生、半野生の鳥類の飛来を防止する鳥類飛来
防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、社寺や駅舎、マンション、工場等
の施設のほか、住宅やマンションのベランダにも鳥が飛
来することが多く、これらの鳥による糞害が増えてい
る。これらの鳥の糞より、施設等の美観が損なわれるば
かりか、糞を媒介として種々の病気、例えばオウム病、
クリプトコックス症、ニューカッスル症等、各種の病気
が発生するという問題がある。
【0003】このため、従来から、鳥が飛来しやすい場
所から鳥を排除するための鳥類飛来防止装置が各種提案
され、実施に供されている。
【0004】例えば、ある装置では、手摺りのような鳥
類の飛来防止対象場所に、支柱やその他の部材を介して
糸やワイヤが種々の方向に張り巡らされる。他の装置で
は、針状突起の突設された基板が設置される。これらの
鳥類飛来防止装置では、糸やワイヤ、針状突起により物
理的に鳥が手摺り等に止まることを防止している。
【0005】さらに他の鳥類飛来防止装置では、飛来防
止対象場所に磁石が吊り下げ等により支持される。磁石
による磁界が変動することで、鳥の飛来が防止される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
糸またはワイヤを張り巡らす装置や、針状突起を用いる
装置では、静止した部材で鳥の飛来、停留を防止するの
で、設置した直後は効果があるものの、時間が経過する
と、鳥にも慣れが生じ、再び鳥が止まり出すという問題
がある。
【0007】また、磁石を用いる装置では、各磁石の磁
界の及ぶ範囲が大きくないので、充分に鳥類排除の効果
が得られない。
【0008】本発明は、時間が経過しても、鳥類を確実
に排除することができる装置を提供することを課題とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を達成するた
めに、本発明は、所定位置間に架設される線状体と、前
記線状体が動くように駆動する線状体駆動部とを備えた
鳥類飛来防止装置を構成している。
【0010】上記の構成において、鳥が飛来し線状体に
近づいたとき、あるいは鳥が線状体に止まったときに、
線状体が動かされる。その動きに鳥は驚いて飛び去る。
【0011】上記構成のうち、線状体は、金属のワイヤ
に限らず、繊維のワイヤ、ロープ、金属もしくはプラス
チック製の細径の棒やパイプでもよく、また、長さ方向
に真直のものに限らず、長さ方向の一部に変形した部分
があってもよく、その形状は、実施の形態に示すものに
限定されない。この線状体は、通常、専用の支柱や支持
台により架設されるが、飛来防止対象場所に既にある部
材を利用して、これらの部材間に架設されることもあ
る。
【0012】線状体駆動部としては、線状体に接するカ
ム機構と、該カム機構を駆動するカム駆動体から構成さ
れるものがある。より具体的には、線状体に回転可能に
接する円板カムと、この円板カムを回転駆動するモータ
とからなるものである。他に、モータの回転をクランク
により往復運動に変えて線状体に伝えるものや、ソレノ
イドのような電磁駆動機構、あるいはエアシリンダを利
用するもの等がある。
【0013】この線状体駆動部は、タイマにより、明け
方や夕刻のような鳥類の飛来が多い時間に起動させるよ
うにしてもよいし、また、設置者、使用者のスイッチ操
作により適宜起動させるようにしてもよいが、本発明の
上記構成の他に、鳥類の飛来状態を検出する鳥類検出部
と、この鳥類検出部の出力に応じて線状体駆動部を駆動
させる制御部とを有していれば、鳥が飛来してきたり、
その鳥が線状体に止まったりした場合、自動的に線状体
が動かされる。
【0014】上記の鳥類検出部に対応して、この鳥類検
出部による鳥類検出用に架設された第2の線状体を備え
る場合がある。
【0015】上記の鳥類検出部には、前記第2の線状体
を介して、該線状体への鳥類の停留を検出するものと、
このような線状体を介さずに、超音波等の音波、赤外線
もしくはそれ以外の波長の光線により鳥類の飛来状態を
検出するものとがある。
【0016】上記のような、第2の線状体を介して鳥類
の停留を検出する鳥類検出部を有する鳥類飛来防止装置
においては、動かすための線状体のほかに、鳥類検出用
の第2の線状体が必要となり、線状体が複数本となる場
合があるが、これとは異なり、鳥類検出用の第2の線状
体が、線状体駆動部により動かされる線状体を兼ねてい
る構成とする場合もある。この場合は、線状体を1本で
済ませることができ、外部に現れる構造、形状が単純化
する。
【0017】
【発明の実施の形態】図面に基づいて本発明の詳細を説
明すると、図1および図2は、本発明の第1実施例を示
すもので、図1は鳥類飛来防止装置の全体を示す構成
図、図2は、図1の一部である線状体駆動部のボックス
内部を示す正面図である。
【0018】図1において、符号1は線状体で、ここで
は1本の鋼線からなるワイヤが用いられる。2は、前記
の線状体1を振動もしくは揺動させる線状体駆動部3
(詳細は図2に図示)を内蔵するボックス、4は支柱であ
る。
【0019】支柱4は複数のものが、鳥類の飛来防止対
象場所に互いに所要の間隔をおいて立設される。図示例
では、ベランダ等の手摺り5上に取り付け金具6を介し
て立設されている。この支柱4,4の取り付けは、この
金具6による取り付けに限定されない。これら支柱4,
4の間に1本の線状体1が手摺り5にほぼ平行な横方向
つまり水平方向に渡すように設けられている。この場
合、線状体1は、好ましくは、横方向に設けられるが、
横方向に設けられることは必ずしも必須とならない。例
えば、多少、線状体1の設置箇所によっては斜め方向
に、極端には縦方向つまり鉛直方向に設けられることも
考え得る。
【0020】また、線状体1は、好ましくは、一定のテ
ンションを持った状態に張り渡される。ばね7は、線状
体1にテンションをかけるために設けられている。線状
体1にテンションをかけることができれば、ばね7の材
料は何でもよい。線状体1のテンションの調整は、ばね
7の構造あるいは線状体1の架設状態で任意に調整する
ことができる。また、線状体1それ自体がテンションを
もつことができれば、ばね7は、必ずしも必要とするも
のではない。
【0021】線状体駆動部3のボックス2は、一対の支
柱4,4の間に設けられる。このボックス2には、前記
の線状体1が自由に振動もしくは揺動しうる状態で貫通
している。符号8は、ボックス2の取り付け金具であ
る。
【0022】線状体駆動部3は、例えば、線状体1に接
するカム機構と、該カム機構を駆動するカム駆動体から
構成されるが、この実施例のものは、図2に示されるよ
うに、線状体1の中途部に回転可能に接する円板カム9
と、この円板カム9を回転駆動するモータ10とからな
る。線状体1には、円板カム9との直接の接触を避ける
ための保護筒11が嵌められている。符号12は、モー
タ10の設置台である。
【0023】この線状体駆動部3は、円板カム9が偏心
回転することで、線状体1をほぼ上下に揺振させる。他
に、線状体1を動かす線状体駆動部としては種々のもの
が考えられる。
【0024】例えば、図3に図示のように、ソレノイド
13を用いてもよい。このソレノイド13の本体は固定
部に取り付けられ、その作動ロッド13aが線状体1側
に取り付けられる。
【0025】このほか、モータの回転をクランクにより
往復運動に変えて線状体1に伝えるものや、ベルの鳴動
機構のような電磁駆動機構、エアシリンダを使用するも
のでもよい。
【0026】図1に戻って、この実施例の鳥類飛来防止
装置には、鳥類の線状体1への停留を検出する鳥類検出
部14と、制御部15と、太陽電池パネル16と、該太
陽電池パネル16での起電力により充電される充電電源
部17とが含まれる。
【0027】前記の鳥類検出部14は、線状体1を介し
て、これに鳥類が停留したことに伴い線状体1に生じる
電気的変化を検出するものである。詳しくは、鳥類検出
部14から、これに接続されている線状体1に微弱の電
流を流し、線状体1に鳥が止まったことによる抵抗変化
を、線状体1端での電圧変化として検出し、これにより
鳥の停留を検知するものである。あるいは、鳥類検出部
14から線状体1に高周波電流を流し、線状体1に鳥が
止まったことにより生じる高周波減衰を検出するもので
あってもよい。
【0028】これまでの記載で明らかなように、この実
施例での1本の線状体1は、線状体駆動部3により動か
される線状体であり、また鳥類検出のための線状体でも
ある。
【0029】以上のような、線状体1に鳥類が停留した
ことに伴い線状体1に生じる電気的変化を検出する鳥類
検出部14を有する場合は、鳥が停留したときの線状体
1の動きが、静止状態の線状体駆動部3により抑えられ
ていても、鳥の停留を確実に検出することができる。
【0030】鳥類の停留を検出する鳥類検出部14とし
ては、他に、線状体1を介して、これに鳥類が停留した
ことに伴い生じる線状体1の動きを検出するものがあ
る。その鳥類検出部は、例えば、図4に示されるような
磁気センサ18を含む鳥類検出部14である。磁気セン
サ18は、その検出範囲内に線状体1が位置するよう配
置される。線状体1に鳥が止まり、線状体1が磁気セン
サ18の磁界内で動くことで、磁気センサ18内に誘導
起電力が発生し、これにより鳥の線状体1への停留が検
出される。この磁気センサ18は、鳥が線状体1に止ま
ったときに生じる線状体1の動きが大きい個所、例えば
線状体駆動部3から離れた位置に設置することが望まし
い。
【0031】このように、線状体1の動きにより鳥類の
停留を検出する鳥類検出部には、他に、近接センサや、
振動を感知する圧電センサを用いるもの等がある。
【0032】制御部15は、前記鳥類検出部14での鳥
類の検出に応答して線状体駆動部3を駆動させるもので
ある。具体的には、鳥類検出部14から鳥類の検出を示
す信号が入力されると、これに応答して、線状体駆動部
3に駆動信号を送って、線状体駆動部3を一定時間駆動
させる。
【0033】太陽電池パネル16は、支柱4や線状体1
の近傍に限らず、日照量の多い場所に設置すればよい。
充電電源部17は、太陽電池パネル16での起電力によ
り充電され、制御部15や線状体駆動部3等、電力を必
要とする部分に給電する。
【0034】図1では、鳥類検出部14や制御部15、
充電電源部17が線状体駆動部3のボックス2とは分離
した形で示されているが、これらの部分は、前記のボッ
クス2内に組み込んでもよいし、別に設けたケース内に
組み込んでもよい。
【0035】上記の構成において、鳥が飛来し線状体1
に止まったときに、金属のワイヤである線状体1に電気
的変化が生じるから、鳥類検出部14で線状体1への鳥
の停留が検出される。鳥の停留を示す信号が制御部15
に送られると、これに応答して制御部15は、線状体駆
動部3に駆動信号を送って線状体駆動部3を一定時間駆
動させる。線状体1が動かされると、その動きに鳥は驚
いて飛び去る。鳥にはそのときの記憶が残るから、再び
飛来するようなことはなくなる。
【0036】なお、図4の鳥類検出部14のように、線
状体1に鳥類が停留したことに伴い生じる線状体1の動
きを検出する鳥類検出部を備える場合、線状体1が線状
体駆動部3により動かされたとき、鳥類検出部14がそ
の線状体1の動きを拾って、これを鳥の停留に伴う動き
として誤検出するおそれがある。このような場合、制御
部15は、鳥類検出部14から鳥類の検出を示す信号が
入力されると、これに応答して、鳥類検出部14からの
信号入力を遮断するか、鳥類検出部14での検出動作を
停止させた後、線状体駆動部3を駆動するよう制御すれ
ばよい。
【0037】また、上記の誤検出を防止する他の方法と
して、線状体駆動部3の駆動中においては、制御部15
は鳥類検出部14から信号の入力があった場合でも、そ
の信号を無視するようにしてもよい。
【0038】上記の実施例の説明では、鳥類の停留を検
出する鳥類検出部14として、線状体1に鳥類が停留し
たことに伴い線状体1に生じる電気的変化を検出するも
のや、線状体1に鳥類が停留したことに伴い生じる線状
体1の動きを検出するものが示されたが、鳥類の飛来や
停留を検出する鳥類検出部は、他にも考えられる。
【0039】例えば、超音波センサや赤外線センサ、そ
の他の波長の光センサを含む鳥類検出部が備えられてい
ると、線状体への鳥類の停留だけでなく、鳥類の近接も
検出することができる。また、この場合は、鳥類検出用
の線状体は不要となって線状体は揺振専用となり、単一
の線状体1が揺振用の線状体と検出用の線状体とを兼ね
ている場合に比べ、鳥類検出部14や制御部15の動作
が単純化し、誤動作が少なくなる。
【0040】また、第1実施例の装置は、太陽電池パネ
ル16と、この太陽電池パネル16での起電力により充
電される充電電源部17とを有することで、装置内部で
の電力補給が可能となり、外部から給電する必要がな
い。
【0041】図5および図6は、本発明の第2実施例を
示すもので、図5は第2実施例に係る鳥類飛来防止装置
の全体を示す斜視図、図6は、図5の一部である支持ボ
ックスの内部を示す縦断面図である。
【0042】この第2実施例では、図5に示されるよう
に、鳥類の飛来防止対象場所であるベランダ等の手摺り
5上に、支持台19と、支持台を兼ねる支持ボックス2
0とが、互いに所要の間隔をおいてそれぞれの取り付け
金具21,22により取り付けられている。支持台19
と支持ボックス20との間には、鋼線等の金属のワイヤ
からなる3本の線状体1A,1B,1Bが横方向に張り
渡されている。3本の線状体1A,1B,1Bのうち、
上位の1本1Aが揺振用線状体であり、下位の2本1
B,1Bが鳥類検出用の第2の線状体である。この装置
には太陽電池パネル16が備えられている。
【0043】図6に示されているように、支持ボックス
20の内壁には、揺振用線状体1Aの一端がばね23を
介して取り付けられている。この揺振用線状体1Aの下
側には、該線状体1Aに回転可能に接する円板カム9
と、この円板カム9を回転駆動するモータ10からなる
線状体駆動部3が設けられている。線状体1Aの円板カ
ム9と接する部分には、保護筒11が嵌められている。
符号24は、モータ10の設置台である。
【0044】また、支持ボックス20の内壁には、鳥類
検出用の第2の線状体1Bの一端が取り付けられてい
る。この鳥類検出用の第2の線状体1Bの下側には、鳥
類の鳥類検出部14の一部となる磁気センサ18が近接
して設けられている。
【0045】この実施例の鳥類飛来防止装置は、前記の
鳥類検出部14のほかに、線状体駆動部3の駆動を制御
する制御部15と、太陽電池パネル16の起電力により
充電される充電電源部17とを備えている。
【0046】図6では、鳥類検出部14や制御部15、
充電電源部17が支持ボックス20とは分離した形で示
されているが、これらの部分は支持ボックス20内に組
み込むことが望ましい。別に設けたケース内に組み込ん
でもよい。
【0047】この実施例の装置では、鳥が2本ある鳥類
検出用の第2の線状体1B,1Bのいずれかに止まる
と、そのことが鳥類検出部14で検出されて、鳥類検出
部14は、鳥類の停留を示す信号を出力する。この信号
に応答して、制御部15は線状体駆動部3に駆動信号を
送る。これで線状体駆動部3が駆動し、上位の揺振用線
状体1Aが揺動もしくは振動する。この揺振用線状体1
Aの動きで、鳥類検出用の第2の線状体1Bや揺振用の
線状体1Aに停留している鳥が追い払われる。
【0048】この第2実施例では、鳥類検出部14とし
て、磁気センサ18等により、鳥類検出用の第2の線状
体1Bに鳥類が停留したことに伴い生じる該線状体1B
の動きを検出するものが示されているが、第1実施例の
ように、線状体に鳥類が停留したことに伴い該線状体に
生じる電気的変化を検出するものであってもよい。
【0049】他の実施例としては、第1実施例で示され
たような、線状体駆動部3により動かされる線状体と鳥
類検出用の第2の線状体とを兼ねる線状体1が複数本備
えている鳥類飛来防止装置が考えられる。また、鳥類検
出部14については、種類の異なる複数の検出手段を、
例えば磁気センサと超音波センサ、あるいは超音波セン
サと赤外線センサ、というように組み合わせて使用し、
これらの検出手段からの信号をOR条件もしくはAND
条件で取り込んで、鳥類の検出を行うようにしてもよ
い。
【0050】このほか、線状体1(1A)の揺動もしくは
振動に合わせて、威嚇音や威嚇光を発生させるようにし
てもよい。
【0051】磁気センサ18で検出部を構成する場合、
線状体1は、その全体が金属で構成される必要はなく、
その一部が金属で構成されてよいし、線状体1そのもの
が金属ではなく、それに金属の環状体が取り付けられ、
線状体1に対する鳥類の飛来停留で線状体1が振動し
て、その環状体が動かされたとき、この環状体の動きを
検出できるようにしてもよい。例えば、環状体を磁気環
状体とし、それの近くに鳥類検出部14を構成する磁気
センサ18を配置してもよい。そしてこの磁気センサ1
8の出力で、線状体1を振動やその他の態様で動かし、
鳥類の飛来を防止可能としてもよい。
【0052】また、線状体1の振動などのために円板カ
ム9等の線状体駆動部3を設けたが、これに限らず、例
えば、圧電素子の一端側を固定し、その他端側に線状体
1を接続し、その圧電素子に電気信号を印加して圧電素
子を振動させることで、線状体1を動かすようにしても
よい。
【0053】
【発明の効果】本発明は、鳥類の飛来防止対象場所にあ
るワイヤのような線状体が揺動、振動等の動きをするよ
うに構成されたもので、動きのある部材により鳥を追い
払うから、鳥類排除の効果が確実で、しかもその効果は
長い年月にわたって維持される。
【0054】鳥類の飛来状態を検出する鳥類検出部と、
制御部とを有していれば、飛来してきたり線状体に止ま
ったりした鳥は自動的に追い払われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る鳥類飛来防止装置の
全体を示す構成図である。
【図2】図1の一部である線状体駆動部のボックス内部
を示す正面図である。
【図3】線状体駆動部の他の例を示す側面図である。
【図4】鳥類検出部の他の例を示す側面図である。
【図5】本発明の第2実施例に係る鳥類飛来防止装置の
全体を示す斜視図である。
【図6】図5の一部である支持ボックスの内部を示す縦
断面図である。
【符号の説明】
1 線状体 3 線状体駆動部 4 支柱 5 手摺り 14 鳥類検出部 15 制御部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定位置間に架設される線状体と、 前記線状体が動くように駆動する線状体駆動部と、を備
    えたことを特徴とする鳥類飛来防止装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の鳥類飛来防止装置にお
    いて、 前記線状体は、金属のワイヤであることを特徴とする鳥
    類飛来防止装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の鳥類飛
    来防止装置において、 前記線状体駆動部は、前記線状体に接するカム機構と、
    該カム機構を駆動するカム駆動体からなることを特徴と
    する鳥類飛来防止装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の鳥類飛来防止装置において、 鳥類の飛来状態を検出する鳥類検出部と、 前記鳥類検出部の出力に応じて前記線状体駆動部を駆動
    させる制御部と、を有することを特徴とする鳥類飛来防
    止装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の鳥類飛来防止装置にお
    いて、 前記鳥類検出部による鳥類検出用に架設された第2の線
    状体を備えたことを特徴とする鳥類飛来防止装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の鳥類飛来防止装置にお
    いて、 前記鳥類検出部は、前記第2の線状体を介して、該線状
    体に対する鳥類の停留を検出することを特徴とする鳥類
    飛来防止装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の鳥類飛来防止装置にお
    いて、 前記第2の線状体は導電性を有し、前記鳥類検出部は、
    前記第2の線状体に接続されて、該線状体に鳥類が停留
    したことに伴い該線状体に生じる電気的変化を検出する
    ことを特徴とする鳥類飛来防止装置。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の鳥類飛来防止装置にお
    いて、 前記鳥類検出部は、前記第2の線状体に鳥類が停留した
    ことに伴う該線状体の動きを磁気的に検出することを特
    徴とする鳥類飛来防止装置。
  9. 【請求項9】 請求項5ないし請求項8のいずれかに記
    載の鳥類飛来防止装置において、 鳥類検出用の前記第2の線状体は、線状体駆動部により
    動かされる線状体を兼ねていることを特徴とする鳥類飛
    来防止装置。
  10. 【請求項10】 請求項5ないし請求項8のいずれかに
    記載の鳥類飛来防止装置において、 鳥類検出用の前記第2の線状体と、線状体駆動部により
    動かされる線状体との両方もしくは一方が複数本あるこ
    とを特徴とする鳥類飛来防止装置。
  11. 【請求項11】 請求項4に記載の鳥類飛来防止装置に
    おいて、 前記鳥類検出部は、超音波もしくはそれ以外の音波によ
    り、鳥類の飛来状態を検出することを特徴とする鳥類飛
    来防止装置。
  12. 【請求項12】 請求項4に記載の鳥類飛来防止装置に
    おいて、 前記鳥類検出部は、赤外線もしくはそれ以外の波長の光
    線により、鳥類の飛来状態を検出することを特徴とする
    鳥類飛来防止装置。
  13. 【請求項13】 請求項4に記載の鳥類飛来防止装置に
    おいて、 前記鳥類検出部は、音波および光線の組み合わせによ
    り、鳥類の飛来状態を検出することを特徴とする鳥類飛
    来防止装置。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし請求項13のいずれか
    に記載の鳥類飛来防止装置において、 太陽電池パネルと、該太陽電池パネルでの起電力により
    充電される充電電源部とを備えたことを特徴とする鳥類
    飛来防止装置。
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