JP2003309918A - スリット入りコルゲートチューブ - Google Patents

スリット入りコルゲートチューブ

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JP2003309918A
JP2003309918A JP2002109677A JP2002109677A JP2003309918A JP 2003309918 A JP2003309918 A JP 2003309918A JP 2002109677 A JP2002109677 A JP 2002109677A JP 2002109677 A JP2002109677 A JP 2002109677A JP 2003309918 A JP2003309918 A JP 2003309918A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slit
corrugated tube
axial direction
slits
bending line
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2002109677A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Kobayashi
功児 小林
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
  • Details Of Indoor Wiring (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コルゲートチューブの装着作業性等を悪化さ
せることなく、コルゲートチューブ屈曲時のスリットに
おける口開きを防止する。 【解決手段】 山部12と谷部11とが交互に軸線方向
に設けられていると共に軸線方向に沿って1本のスリッ
ト13が設けられ、スリット13を開いて内部に電線群
を横入れして挿通し、該電線群を外装保護する樹脂製の
スリット13入りコルゲートチューブ10であって、ス
リット13を挟む両側位置に、軸線方向に沿って山部1
2のみに部分スリット14aを入れて谷部11では連結
させている屈曲ライン14を設け、これら屈曲ライン1
4を起点としてスリット13先端側が内部に倒れこんで
スリット13が口開きしない構成としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スリット入りコル
ゲートチューブに関し、詳しくは、自動車に配策される
ワイヤハーネスに外嵌されるものであって、コルゲート
チューブが湾曲された際に、軸線方向のスリットが口開
きするのを防止するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車に配策されるワイヤハーネ
スは、その配索部位に突起物やエッジ等の干渉物が存在
する場合、これらの干渉によるワイヤハーネスの電線の
損傷を防止するため合成樹脂製のコルゲートチューブを
外装して保護するようにしている。
【0003】このコルゲートチューブ1は、図6および
図7に示すように、環状の山部2と谷部3が軸線方向に
交互に設けられた蛇腹状の円筒体よりなり、屈折箇所に
配索される場合には、それに応じて自在に屈曲させてい
る。コルゲートチューブ1は、ワイヤハーネスに外装す
る時に、ワイヤハーネスに対して側方から被せるように
取り付けることができるように、軸線方向の全長に沿っ
て拡開可能なスリット4を設け、該スリット4をワイヤ
ハーネスへの装着用の開口部とした、所謂、割れ形状と
されている。
【0004】この種のスリット入りコルゲートチューブ
では、図8に示すように、屈曲箇所においてスリット4
が大きく開いて口開きとなり、内部に挿通しているワイ
ヤハーネスW/Hの電線wがはみ出しやすい問題があ
る。電線wがコルゲートチューブ1より外部にはみ出す
と、配索部位に存在する上記干渉物などにより電線wが
損傷する不具合がある。
【0005】上記問題に対して、従来より種々の対策が
講じられており、一般的には、図9に示すように、コル
ゲートチューブ1の外面にテープTを巻きつけて、スリ
ット4の口開き現象に対処していることが多い。あるい
は、特開2000−287330号では、図10(A)
(B)に示すように、コルゲートチューブ5の軸線方向
のスリット部Sを形成する一端部8と他端部9に互いに
係脱可能なロック爪8a、9aを対向して突設してお
り、それらロック爪8a、9aを互いに係合することに
よりスリット部Sが口開きするのを防止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般的
になされているコルゲートチューブの外周面にテープT
を巻き付けて口開きを防止する場合、テープT巻きに作
業手数がかかる等コストアップする問題があると共に、
テープTには塩化ビニールテープが通常用いられている
ため、廃棄時に塩素量が多くなり環境上も好ましくな
い。
【0007】また、上記図9(A)(B)のコルゲート
チューブ5では、ワイヤハーネスW/Hの装着口となる
スリット部Sにロック爪8a、9aが突設しているた
め、ワイヤハーネスW/Hの装着時に電線がロック爪8
a、9aに引っ掛ってしまい、装着作業性が悪化する問
題がある。さらに、ワイヤハーネスW/Hをコルゲート
チューブ5内に挿通した後には、対向するロック爪8
a、9aの係合作業を別途行わねばならず、作業工数が
増大する問題もあった。
【0008】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、コルゲートチューブの装着作業性等を悪化させるこ
となく、コルゲートチューブ屈曲時のスリットにおける
口開きを防止することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、山部と谷部とが交互に軸線方向に設けら
れていると共に軸線方向に沿って1本のスリットが設け
られ、該スリットを開いて内部に電線群を横入れして挿
通し、該電線群を外装保護する樹脂製のスリット入りコ
ルゲートチューブであって、上記スリットを挟む両側位
置に、軸線方向に沿って山部のみに部分スリットを入れ
て谷部では連結させている屈曲ラインを設け、これら屈
曲ラインを起点としてスリット先端側が内部に倒れこん
で上記スリットが口開きしない構成としていることを特
徴とするスリット入りコルゲートチューブを提供してい
る。
【0010】上記構成とすると、コルゲートチューブが
湾曲した場合に、上記屈曲ラインに沿って上記スリット
先端側が内部に倒れこむように屈曲するので、上記電線
群の挿入部となるスリットが口開きするのを防止するこ
とができる。しかも、上記屈曲ラインは、軸線方向に沿
って山部のみに部分スリットを入れて谷部では連結させ
ているので、コルゲートチューブ内部に挿通された電線
が上記屈曲ラインからはみだすこともない。
【0011】さらに、従来のようにコルゲートチューブ
をワイヤハーネスに外嵌した後に塩化ビニールからなる
テープ巻きする必要がないので、部品コストを削減でき
ると共に、作業工数の増大を防ぐことができ、かつ、環
境対策上でも好ましい。また、別の従来例のように、コ
ルゲートチューブのスリット自体の係合作業も必要とし
ないので、コルゲートチューブ装着作業の作業性を損な
うこともない。
【0012】具体的には、上記部分スリットを設けて形
成する屈曲ラインは、スリットを挟む両側にスリットよ
り略等しい寸法をあけて夫々1本ずつ設け、かつ、該屈
曲ラインを設ける位置は、スリットから45°〜90°
の範囲としていると、コルゲートチューブを湾曲させた
際に、上記屈曲ラインから上記スリットに掛けての部分
が内側に倒れ込みやすく、スリットの口開きが良好に防
止でき好ましい。
【0013】なお、上記屈曲ラインの部分スリットは、
上記山部の全高にスリットを設けなくとも、山部の上端
から途中までにスリットを設けるようにしてもよい。ま
た、上記屈曲ラインは、上記スリットの両側に夫々複数
本設けても構わない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1および図2に示すように、コル
ゲートチューブ10は、合成樹脂製で、環状の谷部11
と山部12とを軸線方向に交互に同一ピッチで設けた蛇
腹状の円筒状であり、かつ、軸線方向の全長に沿ってス
リット13を切り欠いた割れ形状としている。上記コル
ゲートチューブ10は、スリット13を開口部として、
自動車に配索されるワイヤハーネスに対して、その軸直
角方向の側方より被せて取り付けるようにしている。
【0015】さらに、スリット13より両側の90°の
位置において、コルゲートチューブ10の軸線方向に屈
曲ライン14を対向して設けている。屈曲ライン14
は、図3に示すように、山部12のみに部分スリット1
4aを切り欠いて谷部11にはスリットを設けず連続さ
せたままにしている。
【0016】上記構成のコルゲートチューブ10を湾曲
させると、図4に示すように、屈曲ライン14を起点と
して、屈曲ライン14とスリット13の間の部位が内部
に倒れこむように屈曲するので、電線群の挿入部となる
スリット13が口開きするのを防止することができる。
なお、屈曲ライン14は、軸線方向に沿って山部12の
みに部分スリット14aを入れて谷部11では連結させ
ているので、コルゲートチューブ10内部に挿通された
電線が屈曲ライン14からはみだすこともない。
【0017】さらに、コルゲートチューブ10をワイヤ
ハーネスに外装した後は、特別な作業を行わなくてもよ
く、例えば、塩化ビニールからなるテープ巻きする必要
もないので、部品コストを削減できると共に、作業工数
の増大を防ぐことができ、かつ、環境対策上でも好まし
い。
【0018】なお、本実施形態では、屈曲ライン14は
スリット13から90°の位置に設けているが、45°
〜90°の範囲に設ければ好適にスリット13の口開き
を防止することができる。また、屈曲ラインは、スリッ
ト13から両側に夫々1本のみならず、複数本ずつ設け
てもよい。
【0019】次に、上記実施形態の変形例を図5に示
す。本変形例のコルゲートチューブは、屈曲ライン1
4’の部分スリット14a’を、山部12’の全高に設
けるのではなく、山部12’の上端から途中までにスリ
ットを設けている。上記構成とすると、屈曲ライン1
4’は、谷部11’だけでなく山部12’の途中まで連
結された状態となるので、屈曲ライン14’の強度が向
上し、屈曲ライン14’での破断が十分に防止できる。
【0020】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
のコルゲートチューブによれば、コルゲートチューブが
湾曲した場合に、上記屈曲ラインに沿って上記スリット
先端側が内部に倒れこむように屈曲するので、上記電線
群の挿入部となるスリットが口開きするのを防止でき
る。しかも、上記屈曲ラインは、軸線方向に沿って山部
のみに部分スリットを入れて谷部では連結させているの
で、コルゲートチューブ内部に挿通された電線が上記屈
曲ラインからはみ出すこともない。したがって、上記ス
リットの口開きにより、屈曲箇所においてコルゲートチ
ューブ内に収容している電線が外部にはみ出さず、電線
の損傷発生を防止することができる。
【0021】また、従来なされていた塩化ビニールテー
プの巻き付け等を不要とできるため、部品コストの削
減、作業工数の低減が図れ、これにより大幅なコストダ
ウンを図ることができる。さらに、塩化ビニールテープ
を用いないことにより、廃棄時における塩素発生量を低
減でき、環境対策にも貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係かる実施形態のコルゲートチュー
ブの側面図である。
【図2】 図1のI−I線断面図である。
【図3】 コルゲートチューブの要部拡大断面図であ
る。
【図4】 コルゲートチューブ湾曲時の斜視図である。
【図5】 変形例のコルゲートチューブの要部拡大断面
図である。
【図6】 従来のコルゲートチューブの側面図である。
【図7】 図6のII−II線断面図である。
【図8】 従来の問題点を示す斜視図である。
【図9】 従来のコルゲートチューブのテープ巻きを示
す斜視図である。
【図10】 (A)は他の従来例を示す斜視図、(B)
は正面図である。
【符号の説明】
10 コルゲートチューブ 11 谷部 12 山部 13 スリット 14 屈曲ライン 14a 部分スリット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 山部と谷部とが交互に軸線方向に設けら
    れていると共に軸線方向に沿って1本のスリットが設け
    られ、該スリットを開いて内部に電線群を横入れして挿
    通し、該電線群を外装保護する樹脂製のスリット入りコ
    ルゲートチューブであって、 上記スリットを挟む両側位置に、軸線方向に沿って山部
    のみに部分スリットを入れて谷部では連結させている屈
    曲ラインを設け、これら屈曲ラインを起点としてスリッ
    ト先端側が内部に倒れこんで上記スリットが口開きしな
    い構成としていることを特徴とするスリット入りコルゲ
    ートチューブ。
  2. 【請求項2】 上記部分スリットを設けて形成する屈曲
    ラインは、スリットを挟む両側にスリットより略等しい
    寸法をあけて夫々1本ずつ設け、かつ、該屈曲ラインを
    設ける位置は、スリットから45°〜90°の範囲とし
    ている請求項1に記載のスリット入りコルゲートチュー
    ブ。
JP2002109677A 2002-04-11 2002-04-11 スリット入りコルゲートチューブ Withdrawn JP2003309918A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7435899B2 (en) 2004-03-03 2008-10-14 Yazaki Corporation Corrugated tube, apparatus for perforating corrugated tube and method of perforating corrugated tube

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7435899B2 (en) 2004-03-03 2008-10-14 Yazaki Corporation Corrugated tube, apparatus for perforating corrugated tube and method of perforating corrugated tube

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Legal Events

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050705