JP2003309894A - エンターテインメントサウンドパネル - Google Patents

エンターテインメントサウンドパネル

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JP2003309894A JP2003099704A JP2003099704A JP2003309894A JP 2003309894 A JP2003309894 A JP 2003309894A JP 2003099704 A JP2003099704 A JP 2003099704A JP 2003099704 A JP2003099704 A JP 2003099704A JP 2003309894 A JP2003309894 A JP 2003309894A
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ウエストン サイモン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラット周波数応答を提供するフラットパネ
ルサウンド放射体を提供すること 【解決手段】 フラットパネル放射体アセンブリは、水
平部と垂直部とを含むフレームと、フレーム内に設けら
れ、前面と後面とを有するフラットパネル放射体と、フ
ラットパネル放射体内の動きを引き起こして音響信号を
再生するアコースティックトランスデューサと、フレー
ムの垂直部に取り付けられ、アコースティックトランス
デューサの取付面を提供する支持構造と、フラットパネ
ル放射体とフレームの水平部との間に設けられてフラッ
トパネル放射体をフレームから分離する第１の分離部材
と、第１の分離部材に隣接して、フラットパネル放射体
がアコースティックトランスデューサによって引き起こ
された動きに応答して振動し且つ横方向に移動する、第
２の分離部材とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、本出願において名
前が挙げられた発明者らによる米国特許出願第６０／３
６９，００７号として、以前に出願された、同時係属出
願中の、「エンターテインメントサウンドパネル」とい
う名称の仮特許出願（２００２年４月２日出願）を、正
式な出願としたものである。本出願は、仮特許出願につ
いて定める法律および規則、特に、米国特許法１１９条
（ｅ）（１）項および施行規則１．７８９（ａ）（４）
および（ａ）（５）に従って、上記の仮特許出願の優先
権を主張する。仮特許出願の明細書および図面は、本明
細書中で参考として援用される。
【０００２】
【従来の技術】本発明は、概して、サウンド処理システ
ムに関する。より具体的には、本発明は、高性能または
低コストのいずれかが閾値決定要因である、サウンド処
理システムにおいて用いられるフラットパネルサウンド
放射体に関する。
【０００３】フラットパネル放射体は、フラットパネル
を接続する励振器が、パネルを振動させ、音を生成する
という原理に基づいて動作する。フラットパネル放射体
によって生成された音は、通常のスピーカーが生成する
音のコーンに限定されない。パネル振動は、パネル面
に、波形の複雑なランダムリップルを生成する。パネル
面は、理想的なモデルにおいては、パネルから、円形パ
ターンで、音を放射する。フラットパネル放射体の全方
位放射パターンは、広い聴取領域にわたって、サウンド
レベルが等しいことを意味する。
【０００４】フラットパネル放射体は、任意のサイズの
軽く、堅い放射パネルおよびトランスデューサを含む。
トランスデューサ（励振器）は、放射パネルに締め付け
られた磁石と、同様にパネルに取り付けられたボイスコ
イルアセンブリと、励起ソースに接続する配線とを含
む。電流がボイスコイルを通って流れる場合、得られる
電磁場力の磁界との組合せが誘発する相対的な変位、ま
たは、取り付け点におけるパネル材料の曲がりは、非常
に小さい。この技術の広い放射パターンと、ビーム発射
挙動特性を無くすこととは、ハニカムセルタイプ材料製
のフラットパネルによって、最も良好な状態で達成され
得る。ハニカム材料は、損失を最小限にし、低周波数範
囲、中間周波数範囲、および高周波数範囲において、な
めらかな音圧応答を提供する。ハニカムコア材料は、典
型的には、高強度複合材料の外皮の間に挟まれている。
接合接着剤は、外皮材料をハニカムコアに取り付けるた
めに用いられる。得られるハニカムパネルは、利用可能
な比強度構成のうち最も高いもののうちの１つである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術によるフラ
ットパネルサウンド放射体には、いくつかの問題点があ
る。このような問題点のうちの１つとして、フラットパ
ネルサウンド放射体の固有の信号対ノイズ比が低く、生
成される音の質が相対的に低いことである。これは、フ
ラットパネルサウンド放射体が、ローエンドの用途で用
いられる場合には、重要な問題ではない。しかし、この
ために、この技術は、ずっと高い信号対ノイズ比が必要
とされるハイエンドのスピーカシステムにおいて不十分
なものとなっている。さらに、従来技術のフラットパネ
ルサウンド放射体のフラットダイヤフラムは、概して、
大きくたわむことができず、低音応答が不十分であり、
音量制限が相対的に低かった。
【０００６】従来技術のフラットパネルサウンド放射体
の他の問題点として、劇場における用途のため、または
市販スピーカシステムとして、より大きいサイズに拡大
することができなかったことがある。高い音量および／
または良好な低音を再生するように、従来技術のフラッ
トパネルサウンド放射体を拡大するため、重い磁石構造
を有するより大きな励振器は、パネルに必要なたわみを
与えることを要求される。従来技術における、励振器を
フラットパネルサウンド放射体に直接取り付けるアプロ
ーチは、いくつかの理由により、より大きく重い励振器
を拡大する場合には、適していない。フラットパネルサ
ウンド放射体に取り付けられたより重い励振器は、パネ
ルによる音の再生を防ぐ、音響ダンパーとして機能を果
たす。さらに、より重い励振器の重量は、水平に取り付
けられている場合には、パネルが垂れ下がる原因とな
り、垂直に取り付けられている場合には、パネルをねじ
る。パネルに直接取り付けられたより重い励振器は、フ
ラットパネル放射体に損傷を与え得るか、または、出荷
の間に完全に反る。
【０００７】従来技術のフラットパネルサウンド放射体
の拡大において、ボイスコイルのサイズおよび質量の増
大および励振器がより大きくなることから、さらなる問
題が生じる。巻線の数および／または巻線の中のワイヤ
のゲージを増加させることによって、ボイスコイルをよ
り大きくするにつれ、コイルのインピーダンスが、特
に、より高い周波数で、増大する。これによって、高い
周波数での励振器の効率が低下し、高周波数応答ロール
オフにつながる。従って、より大きい音量およびより良
好な低音応答に必要なパネルのたわみをより大きくする
ため、励振器構造が拡大される場合、放射体の高周波数
応答が、それに比例して低減する傾向がある。装飾被覆
としてスクリムを用いることによっても、高周波数応答
が低下することが示されている。
【０００８】上記の理由から、エンターテインメントス
ピーカーが概して必要とする周波数の範囲にわたって、
フラット周波数応答を提供するフラットパネルサウンド
放射体はなかった。本発明のエンターテインメントサウ
ンドパネルは、この需要を満たすことを目的とする。
【０００９】フラット周波数応答がエンターテインメン
ト帯域幅にわたって必要とされない、より小さい、閉じ
た環境におけるフラットパネルサウンド放射体の幅広い
使用を妨げていた従来技術の他の問題点は、このような
フラットパネル放射体のコストであった。従って、小さ
いビジネスまたはオフィス環境において用いることがで
き、高価ではないフラットパネルサウンド放射体に対す
る、二次的な需要がある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は、フォアグラウ
ンド音楽およびページングアプリケーションとして機能
する、ハイエンドのサウンドパネル（本明細書中、エン
ターテインメントサウンドパネルとも呼ばれる）を提供
する。他の実施形態において、本発明は、放射体の性能
がコストよりも重要度が低い、ローエンドのビジネス用
途のための低コストフラットパネルサウンド放射体を提
供する。
【００１１】本発明のエンターテインメントサウンドパ
ネルは、以下に説明するように、注意深く選択された材
料および接着剤から構成される。エンターテインメント
サウンドパネルは、良好な音質、および可聴スペクトル
にわたって高い信号対ノイズ比を示す。エンターテイン
メントサウンドパネルの励振器は、その後面でエンター
テインメントサウンドパネルにわたるブリッジ構造に取
り付けられて支持される。励振器の重量は、パネル自体
ではなく、ブリッジによって支持される。励振器は、ボ
イスコイルアセンブリを介してパネルと相互作用する。
励振器（本明細書中、ドライバまたはトランスデューサ
とも呼ばれる）は、エンターテインメントサウンドパネ
ルから、接触パッドによって隔てられて、サウンドパネ
ルと励振器との間のせん断の問題に対処する。低周波数
（低音）応答は、隣接する分離パッドの隣にあり、自由
に浮動することができる突合わせ接続によって向上す
る。二次ドライバは、一般的には、ツイータと呼ばれる
が、パネルボードに埋め込まれて、高周波数応答を提供
する。
【００１２】コストが使用における一次的な決定要因で
ある、ローエンドの用途に向けられた他の実施形態にお
いて、フラットパネル放射体は、ポリプロピレンまたは
類似の材料から構成される。このような材料は、コスト
に著しい影響を与える。エンターテインメントサウンド
パネルと同様に、ポリプロピレンのサウンドパネルは、
後面でサウンドパネルにわたるブリッジ構造に取り付け
られ、支持される。再び、励振器は、サウンドパネルか
ら、接触パッドによって隔てられて、サウンドパネルと
励振器との間の剪断の問題に対処する。
【００１３】本発明によるフラットパネル放射体アセン
ブリは、水平部と垂直部とを含むフレームと、該フレー
ム内に設けられ、前面と後面とを有するフラットパネル
放射体と、該フラットパネル放射体内の動きを引き起こ
して音響信号を再生するアコースティックトランスデュ
ーサと、該フレームの垂直部に取り付けられ、該アコー
スティックトランスデューサの取付面を提供する支持構
造と、該フラットパネル放射体と該フレームの水平部と
の間に設けられて該フラットパネル放射体を該フレーム
から分離する第１の分離部材と、該第１の分離部材に隣
接して、該フラットパネル放射体が該アコースティック
トランスデューサによって引き起こされた動きに応答し
て振動し且つ横方向に移動する、第２の分離部材とを備
え、それにより上記目的が達成される。
【００１４】前記支持構造が、前記放射体の前記後面上
の前記フラットパネル放射体をつかんでもよい。
【００１５】前記支持構造が、前記アコースティックト
ランスデューサの全重量を支持してもよい。
【００１６】前記フラットパネル放射体が、前記フラッ
トパネル放射体の前記後面と前記アコースティックトラ
ンスデューサとの間に挿入された接触パッドをさらに含
んでもよい。
【００１７】前記接触パッドが、前記フラットパネル放
射体と該アコースティックトランスデューサとの両方に
接着して固定されてもよい。
【００１８】前記接触パッドが、前記アコースティック
トランスデューサの底リングを完全に覆ってもよい。
【００１９】前記フラットパネル放射体アセンブリが、
前記支持構造と前記フレームの前記垂直部との間に設け
られた第３の分離部材をさらに含んでもよい。
【００２０】前記第２の分離部材が、隣接する前記第１
の分離部材に接着してもよい。
【００２１】前記フラットパネル放射体が前記第２の分
離部材内に位置し、該フラットパネル放射体と該第２の
分離部材との間の摩擦によって適切な位置に保持されて
もよい。
【００２２】前記フラットパネル放射体が、低周波数音
響信号に応答して前記第２の分離部材内で横方向に摺動
してもよい。
【００２３】前記フラットパネル放射体が、高周波数音
響信号に応答して前記第２の分離部材内で振動してもよ
い。
【００２４】前記フラットパネル放射体アセンブリが、
前記フレームの前記水平部に取り付けられて前記フラッ
トパネル放射体用の装飾カバーを提供しているスクリム
をさらに備えてもよい。
【００２５】前記フラットパネル放射体が、約５０Ｈｚ
から１６ＫＨｚの可聴周波数範囲に亘って平坦な周波数
応答を提供してもよい。
【００２６】前記フラットパネル放射体が、約８４ｄＢ
の感度を有してもよい。
【００２７】前記支持構造内に取り付けられたボイスコ
イルおよびマグネットをさらに備えてもよい。
【００２８】前記フラットパネル放射体が、前記前面お
よび前記後面の各々の上の仕上げ面によって覆われてい
るコアを含んでもよい。
【００２９】前記コアが、クラフトペーパーにより製造
されてもよい。
【００３０】前記仕上げ面が、アラミドポリアミド材料
により製造されてもよい。
【００３１】本発明によるフラットパネル放射体アセン
ブリは、水平部と垂直部とを含むフレームと、該フレー
ム内に設けられ、前面と後面とを有するフラットパネル
放射体と、該フラットパネル放射体内において振動性の
動きを引き起こして音響信号を再生するアコースティッ
クトランスデューサと、該フレームの垂直部に取り付け
られ、該アコースティックトランスデューサの取付面を
提供する支持構造と、該フラットパネル放射体と該フレ
ームの水平部との間に設けられて該フラットパネル放射
体を該フレームから分離する分離部材と、該フラットパ
ネル放射体と該支持構造との間に設けられた複数のスタ
ビライザーとを備え、それにより上記目的が達成され
る。
【００３２】前記支持構造が、前記フラットパネル放射
体の前記後面上で該フラットパネル放射体をつかんでも
よい。
【００３３】前記支持構造が、前記アコースティックト
ランスデューサの全重量を支持してもよい。
【００３４】前記フラットパネル放射体アセンブリが、
フラットパネル放射体アセンブリは前記支持構造と前記
フレームの垂直部との間に設けられたさらなる分離部材
をさらに含んでもよい。
【００３５】前記フラットパネル放射体アセンブリが、
吊り下げられたシーリンググリッドシステム内に設置さ
れてもよい。
【００３６】前記フラットパネル放射体アセンブリが、
前記放射体のフロントパネルが閉じた空間に対向した状
態で仕切壁内に設置されてもよい。
【００３７】前記フラットパネル放射体アセンブリが、
スタンドアローン型装置であってもよい。
【００３８】前記フラットパネル放射体が、音響信号に
応答して前記分離部材内部で振動してもよい。
【００３９】前記フラットパネル放射体アセンブリが、
前記フレームの前記水平部に取り付けられて前記フラッ
トパネル放射体用の装飾カバーを提供しているスクリム
をさらに備えてもよい。
【００４０】前記フラットパネル放射体が、約２００Ｈ
ｚから５ＫＨｚの可聴周波数範囲に亘って周波数応答を
提供してもよい。
【００４１】前記フラットパネル放射体が、約８０ｄＢ
の感度を有してもよい。
【００４２】前記フラットパネル放射体アセンブリが、
前記支持構造内に取り付けられたボイスコイルおよびマ
グネットをさらに備えてもよい。
【００４３】前記フラットパネル放射体がポリプロピレ
ン材料を含んでもよい。
【００４４】本発明によるフラットパネル放射体アセン
ブリは、フレームと、該フレーム内に設けられたフラッ
トパネル放射体と、該フラットパネル放射体内の動きを
引き起こす電気機械的トランスデューサであって、該ト
ランスデューサに供給された音響信号を再生するトラン
スデューサと、該フレームに取り付けられ、該電気機械
的トランスデューサの取付面を提供するブリッジと、該
フラットパネル放射体を支持しかつ該フラットパネル放
射体を該フレームから分離し、それにより該電気機械的
トランスデューサに供給された音響信号により引き起こ
された動きに応答して該フラットパネル放射体が振動し
かつ横方向に摺動することを可能にする分離部材とを備
え、それにより上記目的が達成される。
【００４５】前記フラットパネル放射体アセンブリが、
吊り下げられたシーリンググリッドシステム内に設置さ
れてもよい。
【００４６】前記フラットパネル放射体アセンブリが、
前記放射体のフロントパネルが閉じた空間に対向した状
態で仕切壁内に設置されてもよい。
【００４７】前記フラットパネル放射体アセンブリが、
スタンドアローン型装置であってもよい。
【００４８】前記ブリッジが、前記放射体の前記後面上
の前記フラットパネル放射体の奥行きをつかみ、そして
前記トランスデューサ用の唯一の支持を提供してもよ
い。
【００４９】前記フラットパネル放射体アセンブリが、
前記フラットパネル放射体と前記トランスデューサとの
間に挿入され、該フラットパネル放射体と該トランスデ
ューサに接着して固定された接触パッドをさらに含んで
もよい。
【００５０】前記フラットパネル放射体アセンブリが、
前記ブリッジと前記フレームとの間に配置されたさらな
る分離部材をさらに含んでもよい。
【００５１】前記フラットパネル放射体が、前記トラン
スデューサに供給された低周波数音響信号に応答して前
記分離部材内で横方向に摺動してもよい。
【００５２】前記フラットパネル放射体が、前記トラン
スデューサに供給された中間周波数および高周波数の音
響信号に応答して振動してもよい。
【００５３】前記フラットパネル放射体が、約５０Ｈｚ
から約１６ＫＨｚの範囲の音響信号に対して比較的一様
な周波数応答を提供してもよい。
【００５４】前記フラットパネル放射体が、約８４ｄＢ
の感度を有してもよい。
【００５５】前記フラットパネル放射体アセンブリが、
前記ブリッジ内に取り付けられたボイスコイルおよびマ
グネットをさらに備えてもよい。
【００５６】前記分離部材が２つの区画を備えてもよ
い。
【００５７】前記分離部材の第１の区画が前記フラット
パネル放射体を前記フレームから分離してもよい。
【００５８】前記分離部材の第２の区画が、前記第１の
区画に隣接し、振動性の動きおよび横方向の動きが前記
トランスデューサによって前記フラットパネル放射体内
に引き起こされた場合の該放射体用の支持を提供する突
合せ接続であってもよい。
【００５９】
【発明の実施の形態】本発明は、添付の図面を参照しな
がら、以下の発明の詳細な説明を読むことによって、よ
り良く理解される。
【００６０】本発明の出願人は複数の関連の係属中の特
許出願を有する。これらの特許出願は、産業環境でのノ
イズのマスキングのための音響信号を生成するためのフ
ラットパネル放射体技術の使用を開示する。米国特許出
願シリアル番号０９／６２７，７０６および０９／６４
１，０７１は、フラットパネル放射体を取り付けるため
の種々のアセンブリ（標準の反転「Ｔ」シーリンググリ
ッドにおける設置など）を開示する。放射体パネルは取
り付けられたブリッジサポートエレメント、トランスデ
ューサを外部駆動源に接続するための電気コンポーネン
トを含むエンクロージャ（ｅｎｃｌｏｓｕｒｅ）を含
む。米国特許出願シリアル番号１０／００３，９２８お
よび１０／００３，９２９は、対向スキン間に挟持され
たハニカムコアを有し、かつ規定の技術的特徴を有する
フラットパネル放射体の使用を開示する。これら４つの
特許出願の各々の開示内容はすべて本明細書中で参考と
して援用される。これらの係属中の出願は、シーリング
グリッド中にフラットパネル放射体を取り付けるステッ
プを記載するが、記載のフラットパネル放射体は、放射
体の前面を密閉された空間に対向するように仕切壁に取
り付けることもできる。
【００６１】本発明のエンターテインメントサウンドパ
ネルは、ハニカムコアが前面および後面対向スキンの間
に挟持され、スキンが接着剤でコアに固定されるように
構築される。コア、スキン、および接着剤の原料は、剛
性、強度、構造可撓性および音響特性を最適にし、従来
のフラットおよび円錐振動板ラウドスピーカシステムと
比較して自己ノイズが低く、バス周波数応答が良好で、
音圧レベル性能が高く、音響減衰が良好で、かつ信号対
ノイズ比が高いという基準を満たすように注意深く選択
される。
【００６２】一実施形態において、パネルのハニカムコ
アはいくつかの従来パネルのようなアルミニウムではな
くクラフトペーパーから製造される。クラフトペーパー
コアは、剛性および寸法安定性を得るために、特により
水分を吸収しにくくするように、フェノールを含浸す
る。クラフトペーパーは、可撓性が高く、かつ非常に自
己ノイズが低い。
【００６３】一実施形態のエンターテインメントパネル
の前面および後面対向スキンは、ケブラー（Ｋｅｖｌａ
ｒ）またはノーメックス（Ｎｏｍｅｘ）（共にイー・ア
イ・デュポン・デ・ネモル・アンド・コ・インク（Ｅ．
Ｉ． ｄｕ Ｐｏｎｔ ｄｅＮｅｍｏｕｒｓ ａｎｄ
Ｃｏ．，Ｉｎｃ．）から入手可能）などのアラミドポリ
アミドから製造される。これらの材料は、高いヤング率
を示すのでパネルを通る音波は急速に分散し、エネルギ
ー散逸特性が優れているので振動偏位が大きく減衰し、
かつ自己ノイズが非常に低い。加えて、これらの材料は
引っ張り強さが優れるので音声再生中（特に、より高い
ボリュームにおいて）のたわみおよび曲げを起こしにく
く、亀裂、切り欠き、またはしわを生じない。アラミド
ポリアミドスキンは、減衰特性の良好な可撓性接着剤
（水性アクリル接着剤、ゴムセメント接着剤、またはシ
リコーン接着剤など）によってコアに固定される。
【００６４】図１は、分離エレメント２１２によってフ
レーム２１０中に支持される従来のフラットパネルサウ
ンド放射体２００を示す。分離エレメント２１２はフラ
ットパネル放射体をシーリンググリッドシステムから分
離する。一対の電気機械ドライバまたは励振器６１２が
パネル２００の後面に取り付けられ、配線によってオー
ディオパワー増幅器（図示せず）に電気的に結合され
る。オーディオパワー増幅器は、フラットパネルサウン
ド放射体２００によって再生されるべきオーディオプロ
グラムに対応する交流電流を用いて励振器６１２を駆動
する。ドライバ６１２の構成は、フラットパネルサウン
ド放射体２００に振動たわみを付与するための種々の構
成のいずれでもよい。ドライバ６１２はニュー・トラン
スデューサ・リミティッド（Ｎｅｗ Ｔｒａｎｓｄｕｃ
ｅｒｓ Ｌｉｍｉｔｅｄ（ＮＸＴ））および他の会社か
ら入手可能である。図１に示されるドライバ６１２は、
フラットパネル２００に直接取り付けられ、かつそれに
より支持される。分離エレメント２１６は、ドライバ６
１２上に配置され、接着剤でブリッジアセンブリ６０４
に固定される。図１に示すように、スクリム２１８はフ
ラットパネル放射体用の装飾カバーであって、美的観点
からシーリングの残りに合うように製造される。
【００６５】図１に示すフラットパネルサウンド放射体
２００の実施形態において、フラットパネルサウンド放
射体の低周波偏位は、セミコンプライアント分離エレメ
ントをフレーム２１０に接着することによって制限され
る。図２は、ドライバ６２０をブリッジアセンブリ６０
４に取り付け、フラットパネル２００およびドライバ６
２０の底部リングエレメントに接着剤で固定されたコン
タクトパッド２２２を挿入することによって図１のフラ
ットパネルサウンド放射体２００に生じる問題に対応す
る。コンタクトパッド２２２は、フラットパネル２００
に接着するための表面積を増加させる。分離エレメント
２３０はフラットパネル放射体２００をフレームエレメ
ント２１０から分離する。第２の分離エレメント２２０
をさらに用いて第１の分離エレメント２３０に接着させ
てフラットパネルの垂直方向の偏位を可能にする。これ
により、低周波応答を改善し、かつフラットパネルをエ
ンターテインメントサウンドパネルに交換する。フラッ
トパネル放射体（すなわち、エンターテインメントサウ
ンドパネル）は、第２の分離エレメント２２０中に配置
され、放射体と第２の分離エレメントとの間に摩擦によ
り定位置に保持される。フラットパネル放射体は、図１
のフラットパネル放射体で表されるものと同じノーメッ
クススキンを有するハニカム構造体である。スクリム２
１８はまた、図１において図示されるものと同じであ
る。１つのドライバ６２０は、図示の実施形態において
使用される。エンターテインメントサウンドパネルと使
用する適切なドライバはダイ・イチ・エレクトロニクス
（Ｄａｉ−Ｉｃｈｉ Ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃｓ）から入
手可能である。図２に示すように、ドライバ６２０の磁
石は、ブリッジアセンブリ６０４内に取り付けられる。
ブリッジアセンブリ６０４の金属フレームのベース６０
６の厚みを増加させて金属フレームの強度を上げ、ブリ
ッジアセンブリ６０４とドライバ６２０との間の剪断ひ
ずみを低減する。コンタクトパッド２２２は十分な寸法
を有するように製造され、ドライバ６２０の底部リング
を完全に覆うので、フラットパネル２００の表面積が増
加する。
【００６６】さらなる分離エレメント２１４は、ブリッ
ジアセンブリ６０４とフレーム２１０との間の上部側部
フランジ２０８上に追加される。この実施形態におい
て、磁石周辺の「スパイダー」スロート（ｔｈｒｏａ
ｔ）も剛性を強くされた。スパイダーはボイスコイルの
位置を制御する。
【００６７】本明細書中において分離エレメント２２０
を突き合わせ接続部と称し、図３により詳細に図示す
る。金属フレーム２１０は分離エレメント２３０を超え
るところまで伸びないので、フラットパネルは垂直方向
により容易に移動できる。フラットパネル２００は分離
エレメント２２０に沿って低周波数で摺動し、かつ高周
波数で振動するので、エンターテインメント品質サウン
ド放射体を提供できる。
【００６８】図２〜３に示す実施形態はシーリンググリ
ッドシステムのフレームに取り付けられたエンターテイ
ンメントサウンドパネルを表すが、エンターテインメン
トサウンドパネルは壁または仕切壁に容易に取り付けら
れ得る。エンターテインメントサウンドパネルはデスク
トップまたはブックシェルフ型放射体パネルなどのスタ
ンドアローン型アセンブリに取り付けられる。
【００６９】低コストのフラットパネル放射体アセンブ
リを図４に示す。低コストフラットパネルの材料として
ポリプロピレンを使用できる。この材料のフラットパネ
ル３００はフラットパネル自体のコストをフラットパネ
ルハニカム構造体のコストに対して約１０倍低減でき
る。単一ドライバ６２０を使用し、このドライバをブリ
ッジアセンブリ６０４に取り付ける。１つの発泡体スタ
ビライザ２２４をドライバ６２０の両側に使用して、ポ
リプロピレンパネルボード３００とブリッジアセンブリ
６０４との間の高さを設定する。サウンド品質は主要な
問題ではないので、単一分離エレメント２１２を使用し
てフラットパネル３００をフレーム２１０中に支持す
る。
【００７０】複数のエンターテインメントサウンドパネ
ルについて測定した周波数応答を図５に示す。音圧レベ
ル（ＳＰＬ）は、エンターテインメント範囲バンド幅に
わたって１ワット発信し、そしてサウンドパネルから１
メートルの距離で音圧を測定することによって決定され
る。エンターテインメントサウンドパネルの感度は５０
Ｈｚ〜１６ＫＨｚのバンド幅にわたって約８４ｄＢであ
る。図２において示される実施形態によって表される２
つのエンターテインメントパネル（グラフＡ、Ｂ）は、
５０Ｈｚ〜１６ＫＨｚの範囲にわたって比較的フラット
な周波数応答を示す。コントロールのパネル（グラフ
Ｃ）は、図１に示すようなフラットパネル放射体に対し
て測定した音圧レベルを表す。この音圧レベルは、低周
波数で可変性がより大きく、かつ５ＫＨｚより大きいと
ころでより急峻なロールオフ（ｒｏｌｌ−ｏｆｆ）があ
る。
【００７１】図６は、低コストパネル用のポリプロピレ
ン材料を使用した複数の低コストサウンドパネルに対す
る周波数応答を示す。低コストポリプロピレンサウンド
パネルの感度は２００Ｈｚ〜５ＫＨｚ（すなわち、音声
範囲）にわたって８０ｄＢより大きい。ＳＰＬは１００
Ｈｚ〜１０ＫＨｚの周波数範囲にわたって決定される。
試験された各々のサウンドパネルの周波数応答は、非常
に似ている。２５０Ｈｚ未満では顕著な性能低下がある
が、全体的には、低コストサウンドパネルは、図示の周
波数範囲にわたって非常に良好な周波数応答を示すの
で、呼び出し音およびバックグランド音楽が主に要求さ
れる装置にとって非常に適切な低コストの代替となり得
る。
【００７２】エンターテインメントサウンドパネルおよ
びポリプロピレンサウンドパネルは、それぞれ高品質お
よび低コスト構造体として記載された。これらは任意の
規定された空間に対するサウンド環境の要求に依存して
（空間が閉じているかどうかにかかわらず）使用され得
る。すなわち、エンターテインメントサウンドパネルは
約５０Ｈｚ〜１６ＫＨｚのフラット周波数応答を提供す
る。エンターテインメントパネルはシーリンググリッ
ド、仕切壁に取り付けられ得るか、またはエンターテイ
ンメントシステム、デスクトップコンピュータ、または
ワークステーションと使用されるスタンドアローンパネ
ルとして提供され得る。エンターテインメントパネルは
またラップトップコンピュータなどの電子デバイスに組
み込まれ得る。低コストパネルプロピレンパネルは、安
価な呼び出し機能が必要な空間において使用され得る。
【００７３】特許請求の範囲の請求項におけるすべての
手段プラス機能（ｍｅａｎｓ ｐｌｕｓ ｆｕｎｃｔｉ
ｏｎ）エレメントに対応する構造、材料、動作、および
均等物は、他のクレームエレメントと組み合わして機能
する任意の構造、材料、または動作を含むように意図さ
れる。
【００７４】本発明の意図および範囲を逸脱せずに本発
明の実施形態の多くの変更が可能であることは当業者の
理解するところである。加えて、本発明の特徴のいくつ
かを、他の特徴を使用せずに、使用することが可能であ
る。したがって、実施形態の上記記載は本発明の原理を
例示するためのものであって、本発明を限定するもので
はない。本発明の範囲は特許請求の範囲によってのみ定
義される。
【００７５】フォアグラウンド音楽およびページングア
プリケーションとして機能するエンターテインメントサ
ウンドパネル。本発明のエンターテインメントサウンド
パネルは、ハニカム材料および接着剤から構成される。
エンターテインメントサウンドパネルのドライバは、エ
ンターテインメントサウンドパネルのドライバは、その
後面でエンターテインメントサウンドパネルをつかむブ
リッジ構造に取り付けられ、支持される。ドライバは、
ボイスコイルアセンブリを介して、パネルと相互作用す
る。ドライバは、エンターテインメントサウンドパネル
から、接触パッドによって隔てられており、サウンドパ
ネルとドライバとの間のせん断の問題が対処される。低
周波数（低音）応答は、隣接する分離パッドの隣にあ
り、自由に浮動することができる突合わせ接続によって
向上する。本発明は、放射体の性能がコストよりも重要
度が低い、ローエンドのビジネス用途のための低コスト
フラットパネルサウンド放射体を提供する。ローエンド
のフラットパネル放射体は、ポリプロピレンまたは類似
の材料から構成される。エンターテインメントサウンド
パネルと同様に、ポリプロピレンのサウンドパネルのド
ライバは、後面でサウンドパネルをつかむブリッジ構造
に取り付けられ、支持される。ドライバのいずれかの側
面に位置する発泡体スタビライザは、ポリプロピレンサ
ウンドパネルとブリッジ構造との間の高さを設定するた
めに用いられる。
【００７６】
【発明の効果】上記により、エンターテインメントスピ
ーカーが概して必要とする周波数の範囲にわたって、フ
ラット周波数応答を提供するフラットパネルサウンド放
射体を提供することができる。
【００７７】さらに、本発明により、小さいビジネスま
たはオフィス環境において用いることができ、安価なフ
ラットパネルサウンド放射体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、一対の励振器がパネルに取り付けら
れ、分離パッドによってブリッジアセンブリから隔てら
れている、シーリンググリッドにおいて用いられる、従
来技術のフラットパネルサウンド放射体を示す図であ
る。
【図２】図２は、本発明の例示的な実施形態による、隣
接する分離パッドに沿ってパネルが摺動することができ
る摩擦保持パネルアセンブリにパネルが配置される、シ
ーリンググリッドにおいて用いられる、エンターテイン
メントサウンドパネルを示す図である。
【図３】図３は、本発明の例示的な実施形態による、エ
ンターテインメントサウンドパネルの摩擦保持アセンブ
リの細部を示す図である。
【図４】図４は、本発明の例示的な実施形態による、シ
ーリンググリッドにおいて用いられる低コストパネルア
センブリの実施例を示す図である。
【図５】図５は、本発明の例示的な実施形態による、複
数のエンターテインメントサウンドパネルおよびコント
ロールのパネルの周波数応答を示す図である。
【図６】図６は、本発明の例示的な実施形態による、複
数の低コストサウンドパネルの周波数応答を示す図であ
る。
【符号の説明】
２００ フラットパネルサウンド放射体 ２１０ フレーム ２１８ スクリム ２２０ 第２の分離エレメント ２３０ 第１の分離エレメント ６０４ ブリッジアセンブリ ６２０ ドライバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 サイモン ウエストン ニュージーランド国 1008 グレンディー ン オークランド， マンハッタン ハイ ツ 26 (72)発明者 サミー ティー． キュー フィリピン国 1900， リザル， アンテ ィポロ， ビレッジ イースト， ルノー ストリート 39 Ｆターム(参考） 5D012 BB01 BB02 CA08 5D016 AA01 DA05 EC01 FA01

Claims (46)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 水平部と垂直部とを含むフレームと、 該フレーム内に設けられ、前面と後面とを有するフラッ
    トパネル放射体と、 該フラットパネル放射体内の動きを引き起こして音響信
    号を再生するアコースティックトランスデューサと、 該フレームの垂直部に取り付けられ、該アコースティッ
    クトランスデューサの取付面を提供する支持構造と、 該フラットパネル放射体と該フレームの水平部との間に
    設けられて該フラットパネル放射体を該フレームから分
    離する第１の分離部材と、 該第１の分離部材に隣接して、該フラットパネル放射体
    が該アコースティックトランスデューサによって引き起
    こされた動きに応答して振動し且つ横方向に移動する、
    第２の分離部材と、を備えた、フラットパネル放射体ア
    センブリ。
  2. 【請求項２】 前記支持構造が、前記放射体の前記後面
    上の前記フラットパネル放射体をつかむ、請求項１に記
    載のフラットパネル放射体アセンブリ。
  3. 【請求項３】 前記支持構造が、前記アコースティック
    トランスデューサの全重量を支持する、請求項１に記載
    のフラットパネル放射体アセンブリ。
  4. 【請求項４】 前記フラットパネル放射体が、前記フラ
    ットパネル放射体の前記後面と前記アコースティックト
    ランスデューサとの間に挿入された接触パッドをさらに
    含む、請求項１に記載のフラットパネル放射体アセンブ
    リ。
  5. 【請求項５】 前記接触パッドが、前記フラットパネル
    放射体と該アコースティックトランスデューサとの両方
    に接着して固定された、請求項４に記載のフラットパネ
    ル放射体アセンブリ。
  6. 【請求項６】 前記接触パッドが、前記アコースティッ
    クトランスデューサの底リングを完全に覆う、請求項５
    に記載のフラットパネル放射体アセンブリ。
  7. 【請求項７】 前記支持構造と前記フレームの前記垂直
    部との間に設けられた第３の分離部材をさらに含む、請
    求項１に記載のフラットパネル放射体アセンブリ。
  8. 【請求項８】 前記第２の分離部材が、隣接する前記第
    １の分離部材に接着している、請求項１に記載のフラッ
    トパネル放射体アセンブリ。
  9. 【請求項９】 前記フラットパネル放射体が前記第２の
    分離部材内に位置し、該フラットパネル放射体と該第２
    の分離部材との間の摩擦によって適切な位置に保持され
    ている、請求項１に記載のフラットパネル放射体アセン
    ブリ。
  10. 【請求項１０】 前記フラットパネル放射体が、低周波
    数音響信号に応答して前記第２の分離部材内で横方向に
    摺動する、請求項９に記載のフラットパネル放射体アセ
    ンブリ。
  11. 【請求項１１】 前記フラットパネル放射体が、高周波
    数音響信号に応答して前記第２の分離部材内で振動す
    る、請求項９に記載のフラットパネル放射体アセンブ
    リ。
  12. 【請求項１２】 前記フレームの前記水平部に取り付け
    られて前記フラットパネル放射体用の装飾カバーを提供
    しているスクリムをさらに備えた、請求項１に記載のフ
    ラットパネル放射体アセンブリ。
  13. 【請求項１３】 前記フラットパネル放射体が、約５０
    Ｈｚから１６ＫＨｚの可聴周波数範囲に亘って平坦な周
    波数応答を提供する、請求項１に記載のフラットパネル
    放射体アセンブリ。
  14. 【請求項１４】 前記フラットパネル放射体が、約８４
    ｄＢの感度を有する、請求項１３に記載のフラットパネ
    ル放射体アセンブリ。
  15. 【請求項１５】 前記支持構造内に取り付けられたボイ
    スコイルおよびマグネットをさらに備えた、請求項１に
    記載のフラットパネル放射体アセンブリ。
  16. 【請求項１６】 前記フラットパネル放射体が、前記前
    面および前記後面の各々の上の仕上げ面によって覆われ
    ているコアを含む、請求項１に記載のフラットパネル放
    射体アセンブリ。
  17. 【請求項１７】 前記コアが、クラフトペーパーにより
    製造されている、請求項１６に記載のフラットパネル放
    射体アセンブリ。
  18. 【請求項１８】 前記仕上げ面が、アラミドポリアミド
    材料により製造されている、請求項１６に記載のフラッ
    トパネル放射体アセンブリ。
  19. 【請求項１９】 水平部と垂直部とを含むフレームと、 該フレーム内に設けられ、前面と後面とを有するフラッ
    トパネル放射体と、 該フラットパネル放射体内において振動性の動きを引き
    起こして音響信号を再生するアコースティックトランス
    デューサと、 該フレームの垂直部に取り付けられ、該アコースティッ
    クトランスデューサの取付面を提供する支持構造と、 該フラットパネル放射体と該フレームの水平部との間に
    設けられて該フラットパネル放射体を該フレームから分
    離する分離部材と、 該フラットパネル放射体と該支持構造との間に設けられ
    た複数のスタビライザーと、を備えた、フラットパネル
    放射体アセンブリ。
  20. 【請求項２０】 前記支持構造が、前記フラットパネル
    放射体の前記後面上で該フラットパネル放射体をつか
    む、請求項１９に記載のフラットパネル放射体アセンブ
    リ。
  21. 【請求項２１】 前記支持構造が、前記アコースティッ
    クトランスデューサの全重量を支持する、請求項１９に
    記載のフラットパネル放射体アセンブリ。
  22. 【請求項２２】 前記支持構造と前記フレームの垂直部
    との間に設けられたさらなる分離部材をさらに含む、請
    求項１９に記載のフラットパネル放射体アセンブリ。
  23. 【請求項２３】 吊り下げられたシーリンググリッドシ
    ステム内に設置されている、請求項１９に記載のフラッ
    トパネル放射体アセンブリ。
  24. 【請求項２４】 前記放射体のフロントパネルが閉じた
    空間に対向した状態で仕切壁内に設置されている、請求
    項１９に記載のフラットパネル放射体アセンブリ。
  25. 【請求項２５】 スタンドアローン型装置である、請求
    項１９に記載のフラットパネル放射体アセンブリ。
  26. 【請求項２６】 前記フラットパネル放射体が、音響信
    号に応答して前記分離部材内部で振動する、請求項１９
    に記載のフラットパネル放射体アセンブリ。
  27. 【請求項２７】 前記フレームの前記水平部に取り付け
    られて前記フラットパネル放射体用の装飾カバーを提供
    しているスクリムをさらに備えた、請求項１９に記載の
    フラットパネル放射体アセンブリ。
  28. 【請求項２８】 前記フラットパネル放射体が、約２０
    ０Ｈｚから５ＫＨｚの可聴周波数範囲に亘って周波数応
    答を提供する、請求項１９に記載のフラットパネル放射
    体アセンブリ。
  29. 【請求項２９】 前記フラットパネル放射体が、約８０
    ｄＢの感度を有する、請求項２８に記載のフラットパネ
    ル放射体アセンブリ。
  30. 【請求項３０】 前記支持構造内に取り付けられたボイ
    スコイルおよびマグネットをさらに備えた、請求項１９
    に記載のフラットパネル放射体アセンブリ。
  31. 【請求項３１】 前記フラットパネル放射体がポリプロ
    ピレン材料を含む、請求項１９に記載のフラットパネル
    放射体アセンブリ。
  32. 【請求項３２】 フレームと、 該フレーム内に設けられたフラットパネル放射体と、 該フラットパネル放射体内の動きを引き起こす電気機械
    的トランスデューサであって、該トランスデューサに供
    給された音響信号を再生するトランスデューサと、 該フレームに取り付けられ、該電気機械的トランスデュ
    ーサの取付面を提供するブリッジと、 該フラットパネル放射体を支持しかつ該フラットパネル
    放射体を該フレームから分離し、それにより該電気機械
    的トランスデューサに供給された音響信号により引き起
    こされた動きに応答して該フラットパネル放射体が振動
    しかつ横方向に摺動することを可能にする分離部材と、
    を備えた、フラットパネル放射体アセンブリ。
  33. 【請求項３３】 吊り下げられたシーリンググリッドシ
    ステム内に設置されている、請求項３２に記載のフラッ
    トパネル放射体アセンブリ。
  34. 【請求項３４】 前記放射体のフロントパネルが閉じた
    空間に対向した状態で仕切壁内に設置されている、請求
    項３２に記載のフラットパネル放射体アセンブリ。
  35. 【請求項３５】 スタンドアローン型装置である、請求
    項３２に記載のフラットパネル放射体アセンブリ。
  36. 【請求項３６】 前記ブリッジが、前記放射体の前記後
    面上の前記フラットパネル放射体の奥行きをつかみ、そ
    して前記トランスデューサ用の唯一の支持を提供する、
    請求項３２に記載のフラットパネル放射体アセンブリ。
  37. 【請求項３７】 前記フラットパネル放射体と前記トラ
    ンスデューサとの間に挿入され、該フラットパネル放射
    体と該トランスデューサに接着して固定された接触パッ
    ドをさらに含む、請求項３２に記載のフラットパネル放
    射体アセンブリ。
  38. 【請求項３８】 前記ブリッジと前記フレームとの間に
    配置されたさらなる分離部材をさらに含む、請求項３２
    に記載のフラットパネル放射体アセンブリ。
  39. 【請求項３９】 前記フラットパネル放射体が、前記ト
    ランスデューサに供給された低周波数音響信号に応答し
    て前記分離部材内で横方向に摺動する、請求項３２に記
    載のフラットパネル放射体アセンブリ。
  40. 【請求項４０】 前記フラットパネル放射体が、前記ト
    ランスデューサに供給された中間周波数および高周波数
    の音響信号に応答して振動する、請求項３２に記載のフ
    ラットパネル放射体アセンブリ。
  41. 【請求項４１】 前記フラットパネル放射体が、約５０
    Ｈｚから約１６ＫＨｚの範囲の音響信号に対して比較的
    一様な周波数応答を提供する、請求項３２に記載のフラ
    ットパネル放射体アセンブリ。
  42. 【請求項４２】 前記フラットパネル放射体が、約８４
    ｄＢの感度を有する、請求項４１に記載のフラットパネ
    ル放射体アセンブリ。
  43. 【請求項４３】 前記ブリッジ内に取り付けられたボイ
    スコイルおよびマグネットをさらに備えた、請求項３２
    に記載のフラットパネル放射体アセンブリ。
  44. 【請求項４４】 前記分離部材が２つの区画を備える、
    請求項３２に記載のフラットパネル放射体アセンブリ。
  45. 【請求項４５】 前記分離部材の第１の区画が前記フラ
    ットパネル放射体を前記フレームから分離する、請求項
    ４４に記載のフラットパネル放射体アセンブリ。
  46. 【請求項４６】 前記分離部材の第２の区画が、前記第
    １の区画に隣接し、振動性の動きおよび横方向の動きが
    前記トランスデューサによって前記フラットパネル放射
    体内に引き起こされた場合の該放射体用の支持を提供す
    る突合せ接続である、請求項４５に記載のフラットパネ
    ル放射体アセンブリ。
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