JP2003309295A - 超電導磁気シールド体 - Google Patents

超電導磁気シールド体

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JP2003309295A
JP2003309295A JP2002110933A JP2002110933A JP2003309295A JP 2003309295 A JP2003309295 A JP 2003309295A JP 2002110933 A JP2002110933 A JP 2002110933A JP 2002110933 A JP2002110933 A JP 2002110933A JP 2003309295 A JP2003309295 A JP 2003309295A
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nbti
cylinder
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JP2002110933A
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Hiroaki Otsuka
広明 大塚
Ikuo Ito
郁夫 伊藤
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】完全シールドできる磁場が大きく、かつ低磁場
から上部臨界磁場に近い高磁場においてシールドできる
磁場が大きい超電導磁気シールド体を提供する。 【解決手段】Nb層またはTa層を介してNbTi合金層と電気
伝導度80% IACS以上の高導電性金属材料からなる常電導
金属層が交互に2層以上積層した構造を有するNbTi超電
導多層板からなる第一の多層管と、Nb層またはTa層を介
してNbTi合金層と常電導金属層が交互に2層以上積層し
た構造を有するNbTi超電導多層板であって、該常電導金
属層が電気伝導度80% IACS以上の高導電性金属材料から
なる層と、ビッカース硬度が120 〜240 の高硬度金属材
料からなる層からなり、かつ前記高導電性金属材料から
なる層の合計体積が、前記NbTi合金層の合計体積よりも
大きいNbTi超電導多層板からなる第二の多層管とが軸を
同一にして嵌合した複合多層管からなる超伝導磁気シー
ルド体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MRI(磁気共鳴
医療画像診断装置)、リニアモーターカーのほか、実験
用超電導機器・装置において使用される磁気シールドに
関するものであり、低磁場から高磁場まで高いシールド
能力を有する磁気シールド体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】超電導多層板を深絞り加工して円筒形状
とし、磁気シールド体として利用する技術は、特開平3
−273700号公報で示されており、さらに3テスラ
以上の強磁場をシールドする磁気シールド体として、超
電導材料と良導電性金属を交互に1層以上積層した超電
導多層板からなる筒状体を円周方向に複数個嵌合、密着
して成る複合磁気シールド体が、特開平9−12109
5号公報に開示されている。同公報では、円筒の軸方向
に平行な3テスラの磁場を0.5T以下に低減すること
ができる領域を確保でき、このような磁場が低減された
領域は、複合円筒を組み合わせて、長さを延ばしたり、
円筒端部に鍔を付けることにより、拡大することが出
来、さらに周方向に肉厚を増やすことにより、さらにシ
ールド可能な磁場を増大させることが出来ることが示さ
れている。
【0003】一方、Nb層またはTa層を介してNbT
i合金層と常電導金属層が交互に2層以上積層した構造
を有するNbTi超電導多層板であって、該常電導金属
層が、電気伝導度80% IACS以上の高導電性金属
材料からなる層と、ビッカース硬度が120以上240
以下の高硬度金属材料からなる層の2種類の層からな
り、かつ前記高導電性金属材料からなる層の合計体積
が、前記NbTi合金層の合計体積よりも大きいことを
特徴とするNbTi超電導多層板が特開2001−25
1090号公報に提示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平3−273700号公報、特開平9−121095
号公報に記載された発明の超電導多層板からなる円筒、
またはその嵌合複合円筒の円筒軸上中心部では、3テス
ラ以下の低磁場側では一円筒磁気シールド体当り約0.
8テスラの磁場をシールドできるが、4テスラ超、上部
臨界磁場未満の高磁場側では、1円筒当たりがシールド
できる磁場の大きさは低下する。この傾向は磁場が高く
なるほど顕著となる。
【0005】図1の曲線1は、Nb層を介してNbTi
合金層が純度99%以上の銅からなる常電導金属層と交
互に30層積層した構造を有する厚さ1mmのNbTi超
電導多層板から深絞り加工によって作製した円筒1個が
シールドできる磁場の大きさを、印加磁場に対してプロ
ットしたものである。印加磁場がごく小さい領域では、
シールドできる磁場の大きさは印加磁場の大きさに等し
いが、印加磁場がある磁場を超えると、印加磁場より小
さくなる。さらに、印加磁場を増加すると、シールドで
きる磁場の大きさは1.5テスラ付近で最大となり、さ
らに印加磁場を増加するとシールドできる磁場は低下し
てゆき、8テスラ付近では最大シールド磁場の40%以
下まで低下する。
【0006】このように、シールドできる磁場は高磁場
側では著しく減少する。これは、特開平3−27370
0号公報や特開平9−121095号公報に記載の超電
導多層板における臨界電流密度Jcの磁場依存性が、印
加磁場が増加するに従い大きく低下する傾向があること
に起因する。Jcの磁場依存性は、量子化磁束のピン止
め点(Ti析出物)の大きさや形態に依る。
【0007】また、上記特開2001−251090号
公報に記載された発明の超電導多層板からなる円筒で
は、高磁場側でのJcが高いため、深絞り加工して円筒
形状にした磁気シールド体は高磁場側において比較的大
きな磁場をシールドできるが、円筒内部に侵入し始める
磁場の大きさが小さいという問題がある。図1の曲線2
はこの様子を示したものである。曲線2は曲線1に比べ
て完全シールドライン(図1の直線3)から離れるとき
のBが小さい。即ち完全シールドできる磁場が小さいこ
とを意味している。
【0008】そこで本発明は、完全シールドできる磁場
が大きく、かつ低磁場から上部臨界磁場に近い高磁場に
おいて、シールドできる磁場が大きい超電導磁気シール
ド体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の第1の発明は、Nb層またはTa層を介して
NbTi合金層と電気伝導度80% IACS以上の高
導電性金属材料からなる常電導金属層が交互に2層以上
積層した構造を有するNbTi超電導多層板からなる第
一の多層管と、Nb層またはTa層を介してNbTi合
金層と常電導金属層が交互に2 層以上積層した構造を有
するNbTi超電導多層板であって、該常電導金属層
が、電気伝導度80% IACS以上の高導電性金属材
料からなる層と、ビッカース硬度が120以上240以
下の高硬度金属材料からなる層からなり、かつ、前記高
導電性金属材料からなる層の合計体積が、前記NbTi
合金層の合計体積よりも大きいNbTi超電導多層板か
らなる第二の多層管とが軸を同一にして嵌合した複合多
層管からなる超伝導磁気シールド体であって、磁場Bを
複合多層管の軸と平行になるように印加する場合に、シ
ールドできる磁場の大きさをΔBs (B)、シールドで
きる磁場の最大値をΔBs max (Bm)、このときの印
加磁場をBm 、また、ΔBs (B0 )=0.9・B0
なる時の印加磁場をB0 とするとき、 B0 ≧0.65・Bm であり、かつ、8テスラにおけるシールド磁場をΔBs
(8)とするとき、 {ΔBs (8)}/{ΔBs max (Bm )}≧0.7 であることを特徴とする超電導磁気シールド体である。
第2の発明は、電導金属層の内、高導電性金属材料から
なる層が純度99%以上の銅であり、高硬度金属材料か
らなる層が固溶強化型銅合金及び/または時効硬化型銅
合金であることを特徴とする前記第1発明に記載の超電
導磁気シールド体である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、発明の詳細を超電導磁気
シールド体が円筒である場合を例に説明する。図3に示
すように、超電導磁気シールド円筒4を、円筒軸に平行
な磁場5の中に置くと、超電導円筒にはその磁場を打ち
消す向きに自発的に電流6が流れる。これをシールド電
流または遮蔽電流という。シールド電流は、その磁場に
おける超電導材料の臨界電流密度に相当する。磁束密度
Bの磁場下の臨界電流密度がJc、超電導体の厚さがd
であるとき、シールド可能な磁場の大きさは、おおよそ
μ0 ・Jc・dで表せる。したがってJcが大きいほ
ど、また超電導体の厚さdが大きいほど、大きな磁場を
シールドすることが出来る。
【0011】しかし、Jcは、Jc=C/(B+B1
(ここでC,B1 は定数)で近似されるような磁場依存
性を持つため、印加磁場が高くなるとJcが低下し、高
磁場において磁気シールド性能は一般に低下する。この
Jcの磁場依存性は、量子化磁束をピン止めする常電導
物質(NbTiの場合はTi析出物)の大きさや形態に
依存する。超電導磁気シールド円筒軸上中心部の磁場B
inは、印加磁場Bに対して、図4のような値をとる。B
=0〜B′まで超電導磁気シールド円筒内部の磁場はゼ
ロで完全シールドしているが、BがB′を超えると磁場
は円筒内部へ入り始め、印加磁場が大きくなるに従いシ
ールドできる磁場の大きさは変化する。同じ結果を印加
磁場Bに対するシールド磁場ΔBs (B)の変化として
プロットすると、図5のような曲線となる。図1も図5
と同様、印加磁場Bに対するシールド磁場ΔBs (B)
の変化を示したプロットした例である。
【0012】超電導体中に分散して量子化磁束をピン止
めする常電導物質の量や形態がJcの磁場依存性に及ぼ
す影響を調査する中で、次に示す2種類のNbTi超電
導材料から作製した周方向に接合部分の無い管を、軸を
同一にして嵌合すると、完全シールドできる磁場が大き
く、かつ低磁場から高磁場までシールドできる磁場の大
きさの変化が小さい磁気シールド体を得ることができる
ことを見出した。
【0013】2つの超電導多層板の内、1つは、Nb層
またはTa層を介してNbTi合金層と電気伝導度80
% IACS以上の高導電性金属材料からなる常電導金
属層が交互に2層以上積層した構造を有するNbTi超
電導多層板(これを超電導多層板「A」と呼ぶ)であ
り、もう一つはNb層またはTa層を介してNbTi合
金層と常電導金属層が交互に2層以上積層した構造を有
するNbTi超電導多層板であって、該常電導金属層
が、電気伝導度80% IACS以上の高導電性金属材
料からなる層とビッカース硬度が120以上240以下
の高硬度金属材料からなる層の2種類の層からなり、か
つ、前記高導電性金属材料からなる層の合計体積が、前
記NbTi合金層の合計体積よりも大きいことを特徴と
するNbTi超電導多層板(これを超電導多層板「B」
と呼ぶ)である。
【0014】これら2種類のNbTi超電導材料から作
製した周方向に接合部分の無い管を、軸を同一にして嵌
合して用いると、低磁場から高磁場までシールドできる
磁場の大きさの変化が小さくなる理由を以下に説明す
る。超電導多層板「A」から作製した深絞り円筒に円筒
軸に平行な磁場を印加していく時、円筒内部へ磁場が入
り込む際の磁場の大きさは、同じ厚さの超電導多層板
「B」から作製した深絞り円筒に比較して大きい特徴を
持っており、一方、3テスラ以上を印加した場合のシー
ルド磁場は、超電導多層板「B」から作製した円筒の方
が大きいという特徴を持っている。これは、それぞれの
超電導多層板における臨界電流密度Jcの磁場依存性の
特徴に依っている。
【0015】超電導多層板「A」と、超電導多層板
「B」のJcの磁場依存性を図2に示した。超電導多層
板「A」は、磁場が板に平行に印加された場合、圧延方
向(図中記号:RD方向)に流せる電流が幅方向(図中
記号:TD方向)に流せる電流の約60%〜75%であ
るため、円筒のシールド電流は圧延方向のJcで決ま
り、シールド磁場はやや小さいが、磁場が板に垂直に印
加された場合(図中記号:⊥H)は、特に2テスラ以下
の低磁場において比較的高いJcを有する。
【0016】一方、超電導多層板「B」は、磁場が板に
平行に印加された場合(図中記号://H)、圧延方向の
Jcは幅方向のJcにほぼ等しく、磁場が板に垂直に印
加された場合、2テスラ以上の高磁場では超電導多層板
「A」のJcよりも高く、1テスラ程度の低磁場では、
Jcが超電導多層板「A」より小さいという特徴を持っ
ている。印加磁場を増加してゆく際、円筒開口端部にお
いては磁場が若干の角度を持っているため、円筒端部で
は、印加磁場が板に垂直な方向(または、角度を持った
方向)を持つ場合のJcが重要になる。低磁場において
は、この点で超電導多層板「A」の方が有利である。
【0017】すなわち、超電導多層板「A」は低磁場側
で垂直磁場に対して有効な大きさのピン止め点(Ti析
出物)が存在し、超電導多層板「B」では高磁場側で垂
直磁場に対して有効な大きさのピン止め点が存在する。
超電導多層板「A」,「B」両者を組み合わせることに
より円筒解放端において角度を持った磁場を効率良くピ
ン止めし、大きなシールド電流を流すことによって、低
磁場から高磁場までの磁場において、シールド可能な磁
場の大きさが大きく、かつ変化が小さい磁気シールド体
を得ることができるのである。
【0018】以下に本発明の要件につき詳細に説明す
る。本発明による複合超電導磁気シールド体は、超電導
多層板からなる多層管を半径方向に複数個嵌合して配置
した複合多層管であり、シールドできる磁場の大きさを
ΔBs (B)、シールドできる磁場の最大値をΔB
s max (Bm )、このときの印加磁場をBm 、また、Δ
s (B0 )=0.9・B0 となる時の印加磁場をB0
とするとき、 B0 ≧0.65・Bm であり、かつ、8テスラにおけるシールド磁場をΔBs
(8)とするとき {ΔBs (8)}/{ΔBs max (Bm )}≧0.7 であることを特徴とする。図5に上記記号の示す値を記
した。
【0019】完全シールドを厳密に定義することは難し
いため、代わりにΔBs (B0 )=0.9・B0 とし、
90%シールドできる磁場B0 を指標として用いた。9
0%シールドできる磁場が大きいことは、完全シールド
できる磁場も大きいことを意味している。本発明者ら
は、B0 がBm に近いほど、90%シールドできる磁場
が大きくなることを見出した。B0 をBm の0.65倍
以上としたのは、0.65倍未満では90%シールドで
きる磁場が小さすぎ、低磁場側で使用する際に磁気シー
ルドが不十分であるためである。
【0020】{ΔBs (8)}/{ΔB
s max (Bm )}≧0.7において、0.7以上とした
のは、0.7未満では高磁場側での磁気シールドが不十
分であり、低磁場から高磁場までをカバーする磁気シー
ルド体として不適であるためである。
【0021】このような特性をもつ複合多層管を構成す
る超電導多層板は、Nb層またはTa層を介してNbT
i合金層と電気伝導度80% IACS以上の高導電性
金属材料からなる常電導金属層が交互に2層以上積層し
た構造を有するNbTi超電導多層板(上述の多層板
「A」)から構成された多層管と、Nb層またはTa層
を介してNbTi合金層と常電導金属層が交互に2層以
上積層した構造を有するNbTi超電導多層板であっ
て、該常電導金属層が、電気伝導度80% IACS以
上の高導電性金属材料からなる層と、ビッカース硬度が
120以上240以下の高硬度金属材料からなる層の2
種類の層からなり、かつ、前記高導電性金属材料からな
る層の合計体積が、前記NbTi合金層の合計体積より
も大きいことを特徴とするNbTi超電導多層板(上述
の多層板「B」)から構成された多層管が軸を同一にし
て嵌合した複合多層管であることを特徴とする。
【0022】Nb層またはTa層を介してNbTi合金
層と電気伝導度80% IACS以上の高導電性金属材
料からなる常電導金属層が交互に2層以上積層した構造
を有するNbTi超電導多層板から構成された円筒を用
いるのは、本多層板が板に角度を持って印加された磁場
に対して、特に低磁場側でJcが高く、円筒端部に角度
を持って印加される磁場のシールド性能が高いためであ
る。多層板の中に高硬度金属層が導入されていないの
は、層形状や層厚をやや乱雑にし、Ti析出物の大きさ
をやや大きめにして、板に角度を持って印加される磁場
を効率よくピン止めさせ、低磁場側での垂直磁場に対す
る磁気シールドを大きくするためである。
【0023】NbTi層にくびれ、即ち加工が不十分な
箇所があると、時効熱処理を行った際に、厚さ及び幅お
よそ100ナノメーター、長さ数百ナノメーターのやや
大きめのTiが析出する。このTi析出物は、板に角度
を持って印加される磁場に対して比較的有効なピン止め
点となり、垂直磁場に対するJc値が特に低磁場におい
て高くなる。
【0024】一方、もう一つの超電導多層板として、N
b層またはTa層を介してNbTi合金層と常電導金属
層が交互に2層以上積層した構造を有するNbTi超電
導多層板であって、該常電導金属層が、電気伝導度80
% IACS以上の高導電性金属材料からなる層と、ビ
ッカース硬度が120以上240以下の高硬度金属材料
からなる層の2種類の層からなり、かつ、前記高導電性
金属材料からなる層の合計体積が、前記NbTi合金層
の合計体積よりも大きいことを特徴とするNbTi超電
導多層板から構成された円筒を用いるのは、本多層板が
高磁場側において高いJcを有し、Jcの圧延方向異方
性を持たないため、高磁場側において優れた磁気シール
ド効果をもたらすためである。
【0025】ビッカース硬度が120以上240以下の
高硬度金属材料層は、NbTi層が圧延により乱れるの
を抑制するために使用する。一般に高導電金属層はビッ
カース硬度が100以下と低いため、NbTi層と高導
電金属層を含む多層板を圧延すると、NbTi層が十分
圧延されない箇所が所々に出来、NbTi層に多くのく
びれが生じる。このようなNbTi層の圧延方向のくび
れが圧延方向のJc値を低下させる。ここで、高硬度金
属材料層を導入すると、NbTi層と高硬度金属層の硬
度差が小さくなり、NbTi層のくびれが抑制され、圧
延方向のJcの低減が抑制される。但し、高硬度金属層
は電気伝導度が低く、超電導安定性に問題が生じるた
め、NbTi層の合計体積よりも大きい高導電金属層の
導入が必要となる。高導電性金属とはIACS80%以
上の導電性を持つ金属のことである。
【0026】上記の高導電性金属層の材料として、タフ
ピッチ銅、脱酸銅、無酸素銅などの純度99%以上の銅
が、超電導安定性を高めるために適している。純度99
%以上としたのは、99%未満では、液体ヘリウム温度
における電気抵抗が十分小さくならず、液体ヘリウム温
度において、電気や熱の高伝導体としての役割を果たせ
ないからである。高硬度金属層の材料としては、Cu−
10〜30%Niなどの固溶強化型銅合金やCu−3N
i−0.6Si−0.2Zn合金やCu−0.7Cr−
0.2Zrのような時効硬化型銅合金が適している。
【0027】嵌合する順番としては、多層板「A」から
なる多層管を外側に置いても、内側に置いても効果は得
られる。また、シールドしたい磁場の大きさに合わせ
て、嵌合する多層管の個数を増加することができる。
【0028】本発明では、印加磁場が複合多層管の軸に
平行な場合を例にあげているが、角度を持っている場合
でも同様のシールド効果が得られる。また、複合円筒を
例にあげて説明したが、管の形をしているものであれば
同様のシールド効果が得られる。
【0029】
【実施例】[実施例1]厚さ50μmのNb2枚を最外
層に配し、同Nb8枚を介して厚さ0.8mmのNbTi
5枚と厚さ0.8mmのCu−30Ni合金(数字は質量
%,固溶強化型銅合金,通称キュプロニッケル)4枚を
積層した多層部を6組準備した。次に、側面厚さ20mm
の銅箱の中にこの多層部6組を厚さ4mmの無酸素銅5枚
と交互に積層して入れ、厚さ10mmの無酸素銅で蓋をし
て真空中で電子ビーム溶接して封止した。ここで用いた
無酸素銅の電気伝導度は111%IACS、一方、Cu
−30Ni合金のビッカース硬度は200であった。ま
た無酸素銅とNbTiの総体積比(Cu/NbTi)は
1.67であった。封止した銅の箱を850℃で1時間
加熱した直後に34mmの厚さまで圧延した。
【0030】次に本材料を370℃6時間で窒素ガス雰
囲気中において熱処理を行った後、厚さ17mmまで冷間
圧延した。次に本材を厚さ8.5mm、4.3mmと冷間圧
延して行く途中で370℃6時間の熱処理を施した。厚
さ4.3mmから1mmまで冷間圧延した後、340℃で5
00時間の熱処理を施した。ここで便宜上、本多層板を
多層板Cと呼ぶ。多層板Cを深絞り加工し、内径25m
m、高さ50mmの円筒C cy1 を作製した。
【0031】また、厚さ10mmの無酸素銅で作製した箱
の中に、厚さ1mmのNbTi30枚と厚さ1mmの無酸素
銅29枚を、間に厚さ50μmのNb60枚を介して交
互に積層し、厚さ10mmの無酸素銅で真空中において電
子ビーム溶接により封止した。ここで用いたのは111
%IACSである。封止した銅の箱を850℃で1時間
加熱した直後に34mmの厚さまで圧延した。
【0032】次に本材料を370℃6時間で窒素ガス雰
囲気中において熱処理を行った後、厚さ17mmまで冷間
圧延した。次に本材を厚さ8.5mm、4.3mmと冷間圧
延して行く途中で370℃6時間の熱処理を施した。厚
さ4.3mmから1mmまで冷間圧延した後、340℃で5
00時間の熱処理を施した。ここで便宜上、本多層板を
多層板Dと呼ぶ。多層板Dを深絞り加工し、内径22.
8mm、高さ50mmの円筒Dcyl を作製した。
【0033】多層円筒Ccyl の中に多層円筒Dcyl を挿
入し、テーパーのついた最大径23.5mmの円筒形状の
マンドレルを多層円筒Dcyl の中に挿入し、円筒Ccyl
とD cyl を押し広げ両者を一体化し、外径約27.5m
m、高さ約50mmの超電導複合円筒(本発明円筒1)を
得た。
【0034】比較例1として、多層板Cから内径22.
8mm、高さ50mmの円筒Ccyl ′を作製し、多層円筒C
cyl の中に多層円筒Ccyl ′を挿入し、テーパーのつい
た最大径23.5mmの円筒形状のマンドレルを多層円筒
cyl ′の中に挿入し、円筒Ccyl とCcyl ′を押し広
げ両者を一体化し、外径約27.5mm、高さ約50mmの
超電導複合円筒(比較例円筒1)を得た。
【0035】また、比較例2として、多層板Dから内径
25mm、高さ50mmの円筒Dcyl ′を作製し、多層円筒
cyl ′の中に多層円筒Dcyl を挿入し、テーパーのつ
いた最大径23.5mmの円筒形状のマンドレルを多層円
筒Dcyl の中に挿入し、円筒Dcyl とDcyl ′を押し広
げ両者を一体化し、外径約27.5mm、高さ約50mmの
超電導複合円筒(比較例円筒2)を得た。
【0036】さらに、別の比較例3として、円筒Ccyl
で、無酸素銅の代りに電気伝導度が70%IACSのC
u−12Znを用いた円筒Ccyl ″を作製し、円筒C
cyl ″の中に円筒Dcyl を挿入し、本発明円筒1を作製
する場合と同様にして、両者を一体化し、外径約27.
5mm、高さ約50mmの超電導複合円筒(比較例円筒3)
を作製した。
【0037】これら本発明円筒1、比較例円筒1、2、
3の超電導複合円筒をそれぞれ一組ずつ液体ヘリウムに
浸漬し、超電導複合円筒軸上中心部にホール素子を置い
て、円筒軸に平行な磁場を印加し、円筒内部に侵入した
磁場を計測した。その結果、本発明円筒1では、B0
0.72・Bm 、かつ、B0 =1.7テスラとなって、
90%シールドできる磁場が大きく、さらに、{ΔBs
(8)]/{ΔBsmax(Bm )}=0.71となって、高
磁場においてもシールドできる磁場が大きい磁気シール
ド円筒が得られた。
【0038】一方、比較例円筒1では、{ΔBs (8)]
/{ΔBsmax(Bm )}=0.78と高いが、B0
0.35・Bm 、B0 =1.25テスラとなって、90
%シールドできる磁場が小さかった。また、比較例円筒
2では、B0 =0.75・Bmかつ、B0 =1.8テス
ラとなって、90%シールドできる磁場は大きいが、
{ΔBs (8)]/{ΔBsmax(Bm )}=0.47とな
って、高磁場においてシールドできる磁場の大きさの低
下が大きかった。また比較例円筒3では、1〜8テスラ
の磁場を印加する間、超電導状態が一時的に破れる現象
(フラックスジャンプ)が数回にわたって起こり、磁気
シールド体として不適当であった。
【0039】[実施例2]側面厚さ20mmの銅箱の中に
厚さ1.0mmのNbTi30枚と厚さ1mmの常電導金属
を厚さ50μmのNb60枚を介して積層した。このと
き常電導金属はCu−3Ni−0.6Si−0.2Zn
合金(数字は質量%,時効硬化型銅合金,通称コルソン
合金)と無酸素銅を交互に使用した。これを厚さ10mm
の無酸素銅で蓋をして真空中で電子ビーム溶接して封止
した。ここで用いた無酸素銅の電気伝導度は111%I
ACS、一方、Cu−3Ni−0.6Si−0.2Zn
合金のビッカース硬度は180であった。また無酸素銅
とNbTiの総体積比は1.13であった。
【0040】封止した銅の箱を850℃で1時間加熱し
た直後に34mmの厚さまで圧延した。次に本材料を39
0℃3時間で窒素ガス雰囲気中において熱処理を行った
後、厚さ17mmまで冷間圧延した。次に本材を厚さ8.
5mm、4.3mmと冷間圧延して行く途中で390℃3時
間の熱処理を施した。厚さ4.3mmから1mmまで冷間圧
延した後、340℃で700時間の熱処理を施した。こ
こで便宜上、本多層板を多層板Eと呼ぶ。多層板Eを深
絞り加工し、内径20.6mm、高さ50mmの円筒Ecyl
と内径22.8、高さ50mmの円筒Ecyl ´を作製し
た。また、実施例1で使用した多層板Dを深絞り加工
し、内径25mm、高さ50mmの円筒Dcyl ′を作製し
た。
【0041】多層円筒Dcyl ′の中に多層円筒Ecyl
cyl ′を挿入し、テーパーのついた最大径21.2mm
の円筒形状のマンドレルを多層円筒Dcyl ′の中に挿入
し、円筒Ecyl ′とEcyl 、Dcyl ′を押し広げ3者を
一体化し、外径約27.5mm、高さ約50mmの超電導複
合円筒(本発明円筒2)を得た。
【0042】比較例4として、多層板Eから内径25m
m、で高さ約50mmの円筒Ecyl ″を作製し、多層円筒
cyl ″の中に多層円筒Ecyl とEcyl ′を挿入し、テ
ーパーのついた最大径21.2mmの円筒形状のマンドレ
ルを多層円筒Ecyl ′の中に挿入し、円筒Ecyl とE
cyl ′、Ecyl ″を押し広げ3者を一体化し、外径約2
7.5mm、高さ約50mmの超電導複合円筒(比較例
円筒4)を作製した。
【0043】また、比較例5として、多層板Dから内径
20.6mm、高さ50mmの円筒Dcy l ″を作製し、多層
円筒Dcyl の中に多層円筒Dcyl ′とDcyl ″を挿入
し、テーパーのついた最大径21.2mmの円筒形状のマ
ンドレルを多層円筒Dcyl の中に挿入し、円筒Dcyl
とDcyl ″を押し広げ3者を一体化し、外径約27.5
mm、高さ約50mmの超電導複合円筒(比較例円筒5)を
得た。
【0044】さらに、別の比較例6として、円筒Ecy1
と円筒Ecy1 ′をのCu−3Ni−0.6Si−0.2
Zn合金の代りに、ビッカース硬度80のCu−0.2
Zrを用いて作製した円筒Fcyl と円筒Fcyl ′を作製
し、本発明円筒2を作製するのと同様にして円筒
cyl ′と円筒Fcyl と円筒Fcyl ′の3者を一体化さ
せ、外径約27.5mm、高さ約50mmの超電導複合円筒
(比較例円筒6)を作製した。
【0045】これら本発明円筒2、比較例円筒4、5、
6の超電導複合円筒をそれぞれ一組ずつ液体ヘリウムに
浸漬し、超電導複合円筒軸上中心部にホール素子を置い
て、円筒軸に平行な磁場を印加し、円筒内部に侵入した
磁場を計測した。その結果、本発明円筒2では、B0
0.68・Bm 、かつ、B0 =3.4テスラと大きく、
さらに、{ΔBs (8)]/{ΔBsmax(Bm )}=0.
75となって、90%シールドできる磁場が大きく、か
つ高磁場においてもシールドできる磁場が大きい磁気シ
ールド円筒が得られた。
【0046】一方、比較例円筒4では、{ΔBs (8)]
/{ΔBsmax(Bm )}=0.82と高いが、B0
0.34・Bm 、B0 =2.9テスラとなって、90%
シールドできる磁場が小さい磁気シールド円筒であっ
た。また、比較例5では、B0 =0.75・Bm 、か
つ、B0 =3.7テスラとなって、90%シールドでき
る磁場が大きいが、{ΔBs (8)]/{ΔB
smax(Bm )}=0.44となって、高磁場においてシ
ールドできる磁場の大きさの低下が大きかった。比較例
6では、B0 =0.68・Bm 、かつ、B0 =3.4テ
スラとなって、90%シールドできる磁場が大きいが、
{ΔBs (8)]/{ΔBsmax(Bm )}=0.51とな
って、高磁場においてシールドできる磁場の大きさの低
下が大きかった。
【0047】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によって、完
全シールドできる磁場が大きく、かつ、高磁場において
もシールドできる磁場が大きい超電導磁気シールド体を
提供することが可能となった。本磁気シールド体は、低
磁場から高磁場までの磁気シールドが必要な超電導機器
の磁気シールド体として有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】超電導多層円筒Aと超電導多層円筒Bがシール
ドできる磁場の大きさの印加磁場依存性を示す図。
【図2】超電導多層板Aと超電導多層板Bの臨界電流密
度Jcの印加磁場依存性示す図。
【図3】超電導円筒による磁気シールドを示す模式図。
【図4】円筒内部の磁場のプロット例を示す図。
【図5】シールド磁場のプロット例を示す図。
【符号の説明】
1:多層板Aからなる複合円筒がシールドできる磁場の
印加磁場依存性 2:多層板Bからなる複合円筒がシールドできる磁場の
印加磁場依存性 3:完全シールドライン 4:超電導円筒 5:印加磁場 6:シールド電流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 9/00 ZAA G01N 24/02 540A Fターム(参考) 4C096 AB48 AD08 CA02 CA42 4F100 AB01A AB01B AB01C AB01D AB01E AB12A AB12D AB17E AB31A AB31D AB31E BA05 BA06 BA07 BA08 BA10A BA10C BA10E DA11 GB31 GB66 JD08 JG01C JG01E JK12E YY00C YY00E 4M113 BA02 BA29 BA30 CA12 CA13 CA17 5E321 AA01 BB25 BB53 GG07

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Nb層またはTa層を介してNbTi合
    金層と電気伝導度80% IACS以上の高導電性金属
    材料からなる常電導金属層が交互に2層以上積層した構
    造を有するNbTi超電導多層板からなる第一の多層管
    と、 Nb層またはTa層を介してNbTi合金層と常電導金
    属層が交互に2層以上積層した構造を有するNbTi超
    電導多層板であって、該常電導金属層が、電気伝導度8
    0% IACS以上の高導電性金属材料からなる層と、
    ビッカース硬度が120以上240以下の高硬度金属材
    料からなる層からなり、かつ、前記高導電性金属材料か
    らなる層の合計体積が、前記NbTi合金層の合計体積
    よりも大きいNbTi超電導多層板からなる第二の多層
    管とが軸を同一にして嵌合した複合多層管からなる超伝
    導磁気シールド体であって、 磁場Bを複合多層管の軸と平行になるように印加する場
    合に、シールドできる磁場の大きさをΔBs (B)、シ
    ールドできる磁場の最大値をΔBs max (Bm)、この
    ときの印加磁場をBm 、また、ΔBs (B0 )=0.9
    ・B0 となる時の印加磁場をB0 とするとき、 B0 ≧0.65・Bm であり、かつ、8テスラにおけるシールド磁場をΔBs
    (8)とするとき、 {ΔBs (8)}/{ΔBs max (Bm )}≧0.7 であることを特徴とする超電導磁気シールド体。
  2. 【請求項2】 前記常電導金属層の内、高導電性金属材
    料からなる層が純度99%以上の銅であり、高硬度金属
    材料からなる層が固溶強化型銅合金または時効硬化型銅
    合金のいずれかまたは両方であることを特徴とする、請
    求項1に記載の超電導磁気シールド体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2454675C2 (ru) * 2008-12-30 2012-06-27 Федеральное государственное бюджетное учреждение "Федеральный центр сердца, крови и эндокринологии имени В.А. Алмазова" Министерства здравоохранения и социального развития Российской Федерации Устройство для исследования влияния электромагнитных полей на биологические объекты
CN104730477A (zh) * 2015-03-10 2015-06-24 中国科学院电工研究所 一种基于磁共振技术的动电成像方法

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