JP2003308574A - 監視装置 - Google Patents

監視装置

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JP2003308574A
JP2003308574A JP2002115148A JP2002115148A JP2003308574A JP 2003308574 A JP2003308574 A JP 2003308574A JP 2002115148 A JP2002115148 A JP 2002115148A JP 2002115148 A JP2002115148 A JP 2002115148A JP 2003308574 A JP2003308574 A JP 2003308574A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施設全体を監視でき、違法行為等の未然防
止に有効な監視装置を提供すること。 【解決手段】電気設備を備えた所定の施設1の近傍に、
電気設備で使用する電力を供給する電力線8を支持する
引込柱11と、この引込柱11に取り付けられ施設1を
監視する監視設備31とを備える監視装置10を設置す
ることで、監視設備31から施設1全体が監視され、施
設1の各所における違法行為等を事前に発見することが
できるほか、監視設備31の存在により違法行為等を未
然に防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の施設におけ
る違法行為等に対応するため監視装置に関する。
【0002】
【背景技術】近年、鉄道の駅周辺や街頭、自動車等の通
行が多い道路沿い等、都市部や郊外を問わず各地に、銀
行や消費者金融等の金融機関あるいは信販会社等の自動
現金払出施設が多数設置されている。また、都市部や住
宅密集地における駐車場不足を背景に、簡易に設置可能
なコイン式駐車場が多数設けられている。このような自
動現金払出施設やコイン式駐車場において、維持、管理
等にかかる人件費を最小限に抑えるために、自動現金払
出機(ATM)や駐車機械、料金清算機等を導入し機械
化することによって、店員や管理人を置かずにサービス
を提供する無人化が図られている。
【0003】このような自動現金払出施設やコイン式駐
車場では、防犯や防災を目的に、防犯ベルや非常ベル、
連絡用電話等の設備が設置されている場合があるが、多
くの施設は小規模であり、また、それらの施設をまとめ
て管理する管理施設から離れた場所にあるため、十分に
監視が行き届かない場合が多い。
【0004】一方、上述のような無人の施設を狙って、
違法に入手したキャッシュカードやクレジットカードを
使用して現金を詐取したり、自動現金払出機や料金清算
機等の機械を破壊して内部に納められた現金を奪った
り、駐車中の自動車やその車中の金品等を盗んだり、駐
車機械を不法に操作して駐車料金を支払わずに立ち去る
等の違法行為等が社会問題化している。さらに、そのよ
うな違法行為が組織的に行われ、また、車両や重機等を
使用して大がかりに行われるという事態も発生してい
る。
【0005】このような違法行為等に対応するために、
前述の自動現金払出施設やコイン式駐車場では、自動現
金払出機や料金清算機の機械本体や周辺に監視カメラを
設置したり、警報装置を設ける等の措置が施されてい
る。これらの監視カメラや警報装置を設けることで、違
法行為等が発生した際に、早急にその発生を察知し、事
後処理を迅速に行うことが可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、自動現金払出
機等に取り付けられた監視カメラや警報装置では、その
監視できる範囲が取り付けられた機械の周囲に限定さ
れ、施設全体や駐車中の自動車等を監視することができ
ないという問題がある。また、監視カメラや警報装置
は、違法行為等の発生を知らせることができるのみで、
それらの発生を未然に防止することや被害を軽度に抑え
ることが難しいという問題がある。
【0007】本発明の主な目的は、施設全体を監視で
き、違法行為等の未然防止に有効な監視装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の監視装置は、次の構成を採用する。本発明
の請求項1に記載の監視装置は、電気設備を備えた所定
の施設に付属し、当該施設の近傍に設置され、前記電気
設備で使用する電力を供給する電力線を支持する引込柱
と、この引込柱に取り付けられ、前記施設を監視する監
視設備とを備えることを特徴とする。このような本発明
では、引込柱に取り付けられた監視設備から施設全体が
監視され、施設の各所における違法行為等を事前に発見
することができるほか、監視装置の存在が違法行為等の
予防にも有効である。
【0009】ここで、電気設備を備えた所定の施設とし
ては、自動現金払出施設やコイン式駐車場、自動物品販
売所等の、自動現金払出機や駐車料金清算機、自動販売
機等の電力を使用する機械を設置してサービスや物品の
販売等を行い、通常、店員や管理人、販売員等が不在の
無人施設であって、警備員や管理人により監視すること
が困難なものが含まれる。さらに、有人であっても、ガ
ソリンスタンドやコンビニエンスストア、スーパーマー
ケット、ファミリーレストラン等の広い敷地や駐車場等
を備えた施設であって、監視が行き届かない範囲が広
く、店員や警備員の数が少ないため、監視が困難な施設
等も含まれる。
【0010】ここで、引込柱によって支持され、施設に
引き込まれる電力線としては、商用電力配線、専用電力
配線などが該当し、さらに公衆電話回線等の配線を含ん
でもよい。これらは街路等に沿って電柱で支持された幹
線を有し、各々から分岐されて各施設に引き込まれる。
引込柱には、街路配線から施設に引き込まれる配線を支
持するための配線設備が設置される。このような引込用
の配線設備としては既存の機器が利用できる。これらの
配線設備は、一般に電柱等との関係から引込柱の比較的
高所に設置されることになる。
【0011】また、引込柱には、配線付帯設備が併設さ
れていることが望ましい。配線付帯設備としては、商用
電線の利用電力量を積算する電力メータ、電力を分配す
るための配電盤、電源コンセント等が該当する。これら
は通常は内部に隠れるように設置することが望ましい。
電力メータ等は定期的な検査が必要であり、検査員が簡
単に見えるように引込柱の比較的低所に設けることが望
ましい。
【0012】また、監視設備としては、既存の監視カメ
ラや赤外線センサ等を適宜利用することができる。ま
た、監視設備にはサーチライト等の照明設備を併設して
もよく、施設周辺が暗い場合でも確実な監視が可能であ
る。サーチライトは常時点灯でもよいが、通常は消灯し
ていて必要に応じて点灯させるものであってもよい。監
視カメラ等が可動式の場合、サーチライトがカメラに連
動して可動するものであってもよく、独立してリモコン
操作できるものであってもよい。これらの監視設備は加
害の意志を持った者による破壊等を避けるため、引込柱
の中程度以上の高さ位置、具体的には地上に立った人の
手が届かない高さにあることが望ましい。
【0013】請求項2に記載の監視装置は、請求項1に
記載の監視装置において、前記監視設備は、前記施設の
様子を撮影する監視カメラを備え、前記監視カメラで捉
えた画像情報を蓄積する記憶装置を備えていることを特
徴とする。このようにすれば、監視カメラで施設を監視
し、違法行為等が発見された際に直ちに対応することが
できとともに、監視カメラで撮影した映像および画像を
含んだ画像情報を記憶装置に蓄積することで、事後に違
法行為等が発覚した際に、蓄積された画像情報を元にし
て捜査を行う等の対応をとることができる。
【0014】ここで、監視カメラとしては、広角レンズ
を有して施設全体を監視する固定式であってもよいし、
モータ等で監視方向を変えられる可動式であってもよ
い。可動式とする場合、赤外線センサー等により人等の
動きに連動して動くものでもよく、遠隔地の監視所の係
員がリモコン操作等してもよい。監視カメラで撮影する
画像情報としては、ビデオ等の動画像としての映像情
報、写真等の静止画像やコマ撮り画像としての画像情報
等を含む。
【0015】また、記憶装置は、引込柱の一部に取り付
けられてもよく、引込柱の設置位置とは異なる他の場所
に設置されてもよい。また、記憶装置での画像情報の蓄
積方法としては、ビデオテープやフィルム等のアナログ
方式の記憶媒体に記録する方法や、半導体メモリ、磁気
テープ、磁気ディスクや光学方式の記憶ディスク等のデ
ィジタル方式の記憶媒体に記録する方法等が適用でき
る。蓄積した画像情報は、随時バックアップを図りなが
ら半永久的に保存しておくこともできるし、所定の期間
だけ保存し、その期間が過ぎれば逐次消去することもで
きる。
【0016】請求項3に記載の監視装置は、請求項1ま
たは請求項2に記載の監視装置において、前記監視設備
に連動し、前記施設の様子を所定の監視所に通報する警
報設備を備えることを特徴とする。このようにすれば、
監視設備によって施設における違法行為等が発見された
際に直ちに監視所に通報することで、適切な対応、例え
ば、最寄りの警察や警備会社等へ連絡することができ、
被害を未然に防ぐことができる。
【0017】ここで、警報設備としては、通信手段を用
いて監視所まで、通報を伝達するものを適用できる。通
信手段としては、一般公衆回線または専用回線等の電話
回線を用いてもよく、無線通信機器や携帯電話等に用い
られる無線部分を含んだ回線を用いてもよい。
【0018】請求項4に記載の監視装置は、請求項2ま
たは請求項3に記載の監視装置において、前記施設は自
動現金払出施設であり、前記監視カメラは、当該自動現
金払出施設の出入口を監視可能な位置に設置され、前記
出入口を出入りする人を監視することを特徴とする。こ
のようにすれば、通常、店員等が不在で無人の自動現金
払出施設において、その施設の出入口および施設全体を
監視することができ、また、引込柱に設けられた監視カ
メラの存在により違法行為等を未然に防止することがで
きる。
【0019】自動現金払出施設は、銀行や消費者金融等
の金融機関の自動現金預入支払機を備えたものでもよ
く、信販会社等の自動現金支払機を備えたものでもよ
い。また、自動現金払出施設は、他の建物等から独立し
て建てられた施設建物を備えたものでもよく、建物を備
えない電話ボックス状の形態のものや、他の建物に並設
されたものでもよい。
【0020】請求項5に記載の監視装置は、請求項2ま
たは請求項3に記載の監視装置において、前記施設はコ
イン式駐車場であり、前記監視カメラは、当該コイン式
駐車場の駐車料金清算機を含んで、当該コイン式駐車場
全域を監視可能な位置に設置されていることを特徴とす
る。このようにすれば、通常、管理人等が不在で無人の
コイン式駐車場において、料金清算機を含んで施設全体
を監視することができ、引込柱の監視カメラの存在によ
り違法行為等を未然に防止することができる。
【0021】コイン式駐車場は、平面型自走式駐車場や
立体型自走式駐車場、機械式駐車場のいずれでもよく、
また、料金清算方法は、車止めと連動した集中型の料金
清算機を備えたものでもよく、個別の駐車位置で車止め
等と連動した料金清算機を備えたものや駐車場出口でゲ
ート等と連動した料金清算機を備えたものでもよい。
【0022】請求項6に記載の監視装置は、請求項2ま
たは請求項3に記載の監視装置において、前記施設は自
動物品販売所であり、前記監視カメラは、当該自動物品
販売所の自動販売機を監視可能な位置に設置され、前記
自動販売機に近づく人を監視することを特徴とする。こ
のようにすれば、通常、販売員等が不在で無人の自動物
品販売所において、自動販売機および施設全体を監視す
ることができ、引込柱の監視カメラの存在により違法行
為等を未然に防止することができる。
【0023】自動物品販売所は、米や酒、たばこ等の自
動販売機が設置されたものを含み、他の物品等を販売す
る同様の自動販売機等が設置されたものでもよい。ま
た、自動物品販売所は、他の建物等から独立して設けら
れたものでもよく、他の建物に併設されたものでもよ
い。
【0024】本発明の請求項7に記載の監視装置は、所
定の街路の一角に設置され、前記街路の周辺施設で使用
する電力を供給する電力線を支持する引込柱と、この引
込柱に取り付けられ、前記街路の様子を撮影する監視カ
メラを備え、前記監視カメラで捉えた画像情報を蓄積す
る記憶装置を備えていることを特徴とする。
【0025】このような本発明では、引込柱に設けた監
視カメラから街路全体が監視され、街路における違法行
為や異常事態を事前に発見することができるほか、監視
カメラの存在が違法行為等の予防にも有効である。ま
た、監視カメラで街路を監視し、違法行為等が発見され
た際に直ちに対応することができるとともに、監視カメ
ラで捉えた画像情報を記憶装置に蓄積することによっ
て、事後に違法行為等が発覚した際に、蓄積された画像
情報を元にして捜査を行う等の対応をとることができ
る。
【0026】ここで、街路としては、商店街や繁華街、
住宅街、オフィス街等、不特定の人や自動車等が通行す
る道路や通路を含み、その道路に沿って、商店や住宅、
事務所ビル等の建物が建ち並び、街灯や街路名表示用の
電飾等の電力を使用する電気設備が設置された、所定の
広がりを有した区画が含まれる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る監視装置の好
適な実施形態を挙げ、図面に基づいて詳しく説明する。
なお、以下の説明にあたって、同一構成要件について
は、同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化す
る。図1ないし図4には、本発明の第1実施形態に係る
監視装置が示され、図5には第2実施形態、図6,7に
は第3実施形態、および図8,9には第4,5実施形態
のそれぞれに係る監視装置が示されている。
【0028】〔第1実施形態〕図1および図2は、第1
実施形態に係る監視装置10が適用された所定の施設と
しての自動現金払出施設1の全体を示す斜視図および平
面図である。自動現金払出施設1は、敷地内に建てられ
た施設建物2を備え、この施設建物2の内部に銀行や消
費者金融等の金融機関および信販会社等の図示しない自
動現金払出機(ATM)が設置された、店員等が常駐し
ない無人の施設である。施設建物2の正面には、出入口
としての自動ドア3が設けられており、この自動ドア3
および自動ドア3が設置された正面側の壁面の大半の部
分はガラス張りで、施設建物2の内部の様子が外から見
えるようになっている。
【0029】施設建物2の正面側の一角に近接して、監
視装置10が設置されている。この監視装置10は、電
気設備としての自動現金支払機の電源として使用される
電力を引き込む引込柱11を備えている。この引込柱1
1は、所定の深さだけ地中に埋設された図示しない基礎
部分によって支持されて、上方に向かって延び、図示し
ない電柱等に接続された電力線8を支持している。この
電力線8は図示しない地中に配設された配線を通じて施
設建物2まで接続される。
【0030】電力線8は、引込柱11の上部に設けられ
た電力線引込口23から引き込まれる。この電力線引込
口23より下方に、電話線引込口24が設けられ、電力
線8と同様に電話線9が引き込まれている。この電話線
引込口24の下方には、予備の配線引き込み用としての
配線引込口25が設けられ、そのさらに下方には、監視
カメラ取付部20、照明装置取付部21および監視セン
サー取付部22が上から順に設けられている。これらの
監視カメラ取付部20、照明装置取付部21および監視
センサー取付部22は、地上に立った人の手等が容易に
届かない高さに設けられている。
【0031】図3には、監視装置10の側面図が示され
ている。図3において、監視装置10を構成する引込柱
11は、断面略正方形の矩形状中空鋼管から形成され、
その高さ方向の略中間位置に接合部14を有し、この接
合部14で上柱体13および下柱体12の2部材を接合
することで一体に形成されている。電力引込口23、電
話線引込口24および配線引込口25は、上柱体13に
設けられ、監視カメラ取付部20、照明装置取付部21
および監視センサー取付部22は下柱体12に設けられ
ている。これらの各引込口23〜25および各取付部2
0〜22は、引込柱11の上柱体13および下柱体12
の断面矩形状の1つの角部分を切り欠いて形成され、そ
の内部には図示しない補強板や取付用板が設けられてい
る。
【0032】監視装置10の下部で地面から所定の高さ
の位置には、設備収納ケース30取り付けられている。
この設備収納ケース30は、金属製で一方の側面が開放
されたケース本体30Aと、ケース本体30Aの開放側
面を覆う開閉可能なカバー30Bとで形成され、ケース
本体30Aのカバー30Bと対向する側面が引込柱11
に固定されている。設備収納ケース30の内部には、配
線付帯設備35、監視付帯設備36および音響設備34
が内蔵されている。
【0033】電力線引込口23から引き込まれた電力線
8は、引込柱11の内部を通って下方へ延び、地中を通
って施設建物2へ接続される途中で、設備収納ケース3
0に導入され、配線付帯設備35に接続される。配線付
帯設備35には、図示しない電力メータや電力を分配す
るための配電盤、電源コンセント等が設けられている。
ここで、設備収納ケース30は、使用電力量の検針等の
際に係員等が検針しやすい高さ、すなわち、立った人が
操作しやすい高さに設置されていることが望ましい。ま
た、設備収納ケース30の一部には、カバー30Bを開
けなくとも電力メータを検針できる図示しない覗き窓が
設けられていることが望ましい。
【0034】監視カメラ取付部20には、監視設備とし
ての監視カメラ31が取り付けられている。この監視カ
メラ31は、監視カメラ取付部20の内部に図示しない
モーター等を備え、水平、垂直の両方向に監視方向を変
えられる可動式カメラである。すなわち、監視カメラ3
1の監視方向を垂直方向に動かすことで、図2で示す近
距離から遠距離までの各距離A1〜A3までの範囲を監
視可能となり、監視カメラ31の監視方向を水平方向に
動かすことで、図2中のB1〜B3の各方向を監視範囲
とすることができる。
【0035】また、監視カメラ31は、遠距離の物を拡
大して捉えることができるズーム機能や近距離の物を広
範囲に捉えることができる広角機能等を備えていること
が望ましい。さらに、夜間に照明を用いなくても監視す
ることができる赤外線暗視機能を備えたカメラを用いる
ことができる。監視カメラ31には、監視カメラ31捉
えた画像情報を伝達する図示しないケーブルが接続され
ており、このケーブルは引込柱11の内部を通って、設
備収納ケース30に導入され、監視付帯設備36に接続
される。さらに、このケーブルは、施設建物2内に設置
された記憶装置としての画像記録装置37に接続されて
いる。
【0036】照明装置取付部21には、サーチライト3
2が取り付けられている。このサーチライト32は、監
視付帯設備36に接続され、監視カメラ31と連動して
作動するようになっている。すなわち、通常は消灯して
いるが、必要に応じて点灯し、さらに、監視カメラ31
の監視範囲に従って照明範囲を移動させることができる
可動式のものである。また、サーチライト32は、フラ
ッシュライトの機能を有し、監視付帯設備36からの信
号により、強烈な光を断続的に発することができること
が望ましい。
【0037】監視センサー取付部22には、自動現金払
出施設1への人の出入りを感知し、異常を検出する監視
センサー33が取り付けられている。この監視センサー
33は、監視付帯設備36に接続され、監視センサー3
3で検出した信号を随時、監視付帯設備36に送信して
いる。監視付帯設備36には、監視センサー33からの
信号に基づいて、異常を検出する検出機能が備えられて
おり、異常の検知に当たっては、異常状態で監視センサ
ー33に現れる信号を予め計測記録しておき、パターン
マッチング等の方法を用いて異常検出が行われる。
【0038】また、監視カメラ31、サーチライト32
および監視センサー33を、各取付部20〜22に取り
付けることに限らず、引込柱11の中間部分から水平に
延びるブラケット等を取り付けて、このブラケット等に
監視カメラ31、サーチライト32および監視センサー
33を取り付けることもできる。設備収納ケース30の
内部に収納された音響設備34は、図示しないスピーカ
ーを備えて構成され、監視センサー33と連動して動作
し、監視センサー33で異常検出された際、監視付帯設
備36からの信号により予め録音された音声や警告音、
サイレン音等を発生することができる。
【0039】さらに、監視付帯設備36には、警報設備
としての図示しない通信設備が備えられている。この通
信設備は、電話線引込口24から引き込まれた電話線9
と接続され、当該自動現金払出施設1と離れた場所に設
置されている所定の監視所としての管理センターと、監
視付帯設備36との間で通信できるようになっている。
ここで、通信設備としては、電話線9が接続された一般
公衆回線または専用回線等の電話回線を用いたものであ
り、モデム等の変調−復調器機やターミナルアダプタ等
のディジタル回線用機器を備えたものである。さらに、
電話線9等の有線の通信設備以外に、無線通信機器や携
帯電話等に用いられる無線部分を含んだ通信、通話回線
を用いたものでもよい。
【0040】また、本実施形態に係る監視装置10を構
成する引込柱11は、断面略正方形の矩形状とされてい
るので、上柱体13と下柱体12とは、引込柱11の長
さ方向に沿った軸の回りに90°ごとに相対回転させて
取り付けることができる。すなわち、図4に示す引込柱
11Aは、電力線8や電話線9が接続される電柱等が図
4中左側にあり、監視対象としてのコイン式駐車場1が
図4中右側にある場合に、適用される監視装置10の変
形形態である。図4において、上柱体13に設けられた
電力線引込口23、電話線引込口24および配線引込口
25が図4中左に向かって開口し、下柱体12に設けら
れた監視カメラ取付部20、照明装置取付部21および
監視センサー取付部22が図4中右に向かって開口して
いる。
【0041】次に、本実施形態における警報システムに
ついての説明を行う。監視装置10に設置された監視カ
メラ31は、予め設定されたプログラムに従って、また
は、監視者の操作に応じて、動作するようになってい
る。監視カメラ31の動作の1つは、営業時間中に、監
視センサー33あるいは自動ドア3等に設けられた図示
しないセンサーが、施設建物2へ入ろうとする者を検知
した際、監視付帯設備36から監視カメラ31へ命令が
送られ、監視カメラ31がその者の画像情報を撮影し、
この画像情報を画像記録装置37へ送信する動作であ
る。
【0042】監視カメラ31の他の動作は、夜間や営業
時間外において、所定の時間間隔ごとに施設建物2およ
びその周辺の画像情報を捉え、この画像情報を画像記録
装置37へ送信する動作である。この際、監視カメラ3
1は、その監視方向を適宜、水平および垂直の方向に移
動しながら、施設建物2およびその周辺の監視を行う。
さらに他の動作は、管理センターからの遠隔操作であ
り、通信設備により管理センターの監視者からの操作命
令を受け、監視付帯設備36を通じて監視カメラを操作
し、必要に応じて画像情報を画像記録装置37へ送信す
る動作である。
【0043】以上の各動作によって、撮影された画像情
報は、画像記録装置37に記録され、その記録された時
間とともに記憶媒体に保存される。記憶媒体としては、
ビデオテープやフィルム等のアナログ方式の記憶媒体
や、半導体メモリ、磁気テープ、磁気ディスクや光学方
式の記憶ディスク等のディジタル方式の記憶媒体等が適
用できる。保存した画像情報は、随時バックアップを図
りながら半永久的に保存しておくこともできるし、所定
の期間(例えば、1週間)だけ保存し、その期間が過ぎ
れば逐次消去することもできる。
【0044】また、自動現金払出施設1における異常、
例えば、営業時間外に所定時間(例えば、5分)以上、
施設建物2の近傍に留まっている者がいる場合や、通
常、利用者や自動車が立ち入ることのない施設建物2の
裏側に人や自動車が侵入した際に、監視センサー33が
検知し、監視付帯設備36の通信設備から、管理センタ
ーへその異常が通報される。
【0045】通報と同時に、監視カメラ31が捉えた画
像情報が管理センターへ送信されるとともに、管理セン
ターから監視カメラ31を操作し、監視方向を変えたり
ズームにより拡大することで、異常のある場所の確認お
よび画像情報の画像記録装置37への記録等が行われ
る。夜間であれば、サーチライト32を点灯し、その照
明範囲を監視カメラ31の監視範囲と連動させて、照明
を行う。その際、必要に応じて、音響設備34のスピー
カーから警告音等を発することもできる。また、本発明
の監視システムは、施設建物2の内部に設置された図示
しない監視カメラや警報装置と連動して動作するもので
あってもよい。
【0046】従って、本実施形態によれば、次のような
効果が得られる。 (1)引込柱11に取り付けられた監視設備としての監
視カメラ31から自動現金払出施設1の全体を監視でき
るので、施設内における違法行為等を事前に発見するこ
とができる。
【0047】(2)監視カメラ31、サーチライト32
および監視センサー33が、自動現金払出施設1で使用
する電力を引き込む引込柱11に設けられているので、
別途監視用設備を構築しなくても、施設内を監視するこ
とができるので、低コストで監視システムを構築でき
る。
【0048】(3)監視カメラ31で捉えた画像情報を
画像記録装置37に保存することによって、事後に違法
行為等が発覚した際に、保存された画像情報を元にして
捜査を行う等の対応をとることができる。
【0049】(4)監視カメラ31が引込柱11の所定
の高さに取り付けられることによって、違法行為等を行
おうとする者に対して、監視カメラ31を通した監視者
の存在を意識させることができるので、違法行為等を有
効に予防することができる。
【0050】(5)監視カメラ31、サーチライト32
および監視センサー33が容易に人の手が届かない高さ
に取り付けられているため、加害の意識を持った者の破
壊等を防止できるので、確実に監視することができる。
【0051】(6)監視センサー33により異常を検知
した際に監視付帯設備36の通信設備により、その異常
が直ちに管理センターへ通報されるので、迅速な対応が
可能となり、違法行為や異常事態を未然に防止すること
ができる。
【0052】(7)管理センターへの通報は、監視付帯
設備36の通信設備に設置したモデム等を用いることに
よって、一般公衆回線等の電話回線を使用できるため、
回線敷設コストをかけずに安価な設備コストで、監視シ
ステムを構築できる。
【0053】(8)引込柱11の上柱体13と下柱体1
2とが、引込柱11の長さ方向に沿った軸の回りに相対
回転させて取り付けることができるため、敷地の形状や
設置場所、電柱等の位置等の状況に応じて、電力線等の
引き込み方向と監視方向とを互いに任意に設定し、設置
することができるので、それらの状況ごとに引込柱11
を設計、製作する必要がなく、部品の共通化と設置作業
の省力化を図ることができる。また、引込柱11は、上
柱体13と下柱体12とに分けて運搬できるので、設置
する場所までの運搬が容易になる。
【0054】〔第2実施形態〕図5には、本発明の第2
実施形態に係る監視装置50が示されている。監視装置
50は、前述の第1実施形態と同様に自動現金払出施設
に適用され、同様の電力引込口23、電話線引込口2
4、配線引込口25、監視カメラ取付部20、照明装置
取付部21および監視センサー取付部22を備えてい
る。監視装置50は、前述の第1実施形態に係る監視装
置と、その引込柱51の形状が相違する。すなわち、引
込柱51は上柱体53および下柱体52で構成され、下
柱体52の下部に大径部55を備えている。
【0055】大径部55は、下柱体52と一体に形成さ
れた断面矩形状の中空筒状で、その内部に、配線付帯設
備35、監視付帯設備36および音響設備34が内蔵さ
れている。そして、大径部55には、図示しない扉や覗
き窓が設けられ、内蔵された機器類の点検や交換、検針
を行うことができるようになっている。また、引込柱5
1は、前述の引込柱11と同様に、上柱体53と下柱体
52とが、引込柱51の長さ方向に沿った軸の回りに相
対回転させて取り付けられるようになっている。
【0056】従って、本実施形態によれば、前述の第1
実施形態の効果と合わせて、次のような効果が得られ
る。 (9)引込柱51の大径部55に電力付帯設備35と監
視付帯設備36とを内蔵することができるため、引込柱
51の途中部分に設備収納ケース等を取り付ける必要が
なく、大径部55よりも上部をすっきり見せることがで
き、必要な機能を満足しつつ外観の意匠性を向上でき
る。
【0057】(10)通常、大きな力の作用する基端側で
ある下柱体52の下部に径の大きな大径部55を設けた
ことによって、引込柱51の強度が増し、地震や風等の
荷重が作用しても引込柱51をより安定させることがで
きる。
【0058】〔第3実施形態〕図6および図7は、第3
実施形態に係る監視装置10が適用された所定の施設と
してのコイン式駐車場60の全体を示す斜視図および平
面図である。図6および図7において、コイン式駐車場
60は、略矩形状の敷地61の舗装等が施された地面上
に設置された平面駐車場であって、敷地61の片側が道
路62に接し、この道路62側から自動車および人の出
入りが行われる。また、コイン式駐車場60は、8台分
の駐車スペース63を備え、各駐車スペース63にはそ
れぞれ、可動式の車止め64が設置されている。
【0059】敷地61の道路62側の一角には、集中管
理式の駐車料金清算機65が設置され、この駐車料金清
算機65に画像記録装置37が内蔵されている。この駐
車料金清算機65は、各駐車スペース63に駐車した自
動車67の入出庫の時間および料金を計算し、料金の支
払いや領収書の発行などを自動で行えるものである。す
なわち、駐車スペース63に自動車67が駐車された
際、自動車67の駐車を感知して可動式の車止め64が
所定の時間(例えば、2分)経過後、車止め板を立ち上
げ、自動車67を出庫できなくする。それと同時に、車
止め64から駐車料金清算機65へ自動車67が駐車さ
れたことを知らせる信号が送られ、駐車料金清算機65
では、駐車スペース63の番号および駐車された時刻等
が記録される。
【0060】次に、出庫の際には、駐車料金清算機65
の操作パネル66で、出庫したい駐車スペース63の番
号を入力することで、その時刻と駐車された時刻とから
駐車時間を計算し、その時間に応じた駐車料金を計算
し、表示する。表示された料金を支払うことで、その駐
車スペース63の車止め64の車止め板が下がり、自動
車67を出庫できるようになる。なお、料金清算後、所
定の時間(例えば、5分)以内に駐車スペース63から
出庫しなければ、再度車止め板が立ち上がり、出庫でき
なくなるので、料金清算後速やかに出庫することとなっ
ている。
【0061】駐車料金清算機65および可動式の車止め
64の動力として使用される電力は、敷地61の一角で
駐車料金清算機65の近傍に設置された、前述の第1実
施形態と同様の引込柱11から、図示しない地中に配設
された配線を通じて供給される。引込柱11に取り付け
られた監視カメラ31は、その監視方向を垂直方向に動
かすことで、図7で示す近距離から遠距離までの各距離
C1〜C2までの範囲を監視可能となり、監視カメラ3
1の監視方向を水平方向に動かすことで、図7中のD1
〜D3の各方向を監視範囲とすることができる。
【0062】本実施形態における警報システムについて
は、前述の第1実施形態の警報システムと同様に画像記
録装置37に監視カメラ31で捉えた画像情報を記録す
るものであるが、監視センサー33が異常として検出す
る事象が異なる。すなわち、コイン式駐車場60内にお
ける異常としては、例えば、駐車料金清算機65、自動
車67および自動車67の車内の金品を盗もうとする者
が、所定時間(例えば、20秒)以上、自動車67の近
傍に留まっている場合や、駐車料金を払わずに可動式の
車止め64の車止め板を無理矢理押し下げて出庫しよう
とする場合等の違法行為等が含まれる。
【0063】従って、本実施形態によれば、前述の第1
実施形態の効果と合わせて、次のような効果が得られ
る。 (11)引込柱11に取り付けられた監視設備としての監
視カメラ31からコイン式駐車場60の駐車料金清算機
65を含めて施設全体を監視できるので、施設内におけ
る違法行為等を事前に発見することができる。
【0064】(12)監視カメラ31、サーチライト32
および監視センサー33が、コイン式駐車場60で使用
する電力を引き込む引込柱11に設けられているので、
別途監視用設備を構築しなくても、施設内を監視するこ
とができ、低コストで監視システムを構築できる。
【0065】〔第4実施形態〕図8には、本発明の第4
実施形態に係る監視装置10が適用された自動物品販売
所70が示されている。監視装置10は、前述の第1実
施形態と同様のものである。自動物品販売所70は、米
の自動販売機71が設置され、店員等を常駐させない無
人の販売所である。この自動物品販売所70において、
監視装置10は、前述の第1実施形態と同様に図示しな
い位置に設置された画像記録装置に監視カメラ31で捉
えた画像情報を記録する。また、監視装置10は、自動
販売機71に設置された図示しない警報装置等と連動し
て動作するものであってもよい。なお、自動物品販売所
70は、米の販売に限らず、酒やたばこ、その他の物品
等を販売する同様の自動販売機等が設置されたものでも
よい。また、自動物品販売所70は、他の建物等から独
立して設けられたものでもよく、他の建物に併設された
ものでもよい。
【0066】従って、本実施形態によれば、前述の第1
実施形態の効果と合わせて、次のような効果が得られ
る。 (13)引込柱11に取り付けられた監視設備としての監
視カメラ31から自動物品販売所70の自動販売機71
を含めて施設全体を監視できるので、施設内における違
法行為等を事前に発見することができる。
【0067】(14)監視カメラ31、サーチライト32
および監視センサー33が、自動物品販売所70で使用
する電力を引き込む引込柱11に設けられているので、
別途監視用設備を構築しなくても、施設内を監視するこ
とができ、低コストで監視システムを構築できる。
【0068】〔第5実施形態〕図9には、本発明の第5
実施形態に係る監視装置10が適用された街路80が示
されている。監視装置10は、前述の第1実施形態と同
様のものである。街路80は、複数の商店81が立ち並
んだ商店街であり、人や自転車、自動車の往来がある。
引込柱11で図示しない電柱等から引き込まれた電力
は、街路80の図示しない街灯や電飾等の電源として用
いられる。街路80において、監視装置10は、前述の
第1実施形態と同様に図示しない位置に設置された画像
記録装置に監視カメラ31で捉えた画像情報を記録す
る。さらに、街路における通常でない人や自動車の動
き、あるいは、夜間、商店81に侵入しようとする動き
や商店81に併設された自動販売機82等を破壊しよう
とする動きを監視カメラ31で監視し、また、監視セン
サー33で異常を検知することで、監視所としての管理
者や管理を委託された警備会社等に通報するようになっ
ている。
【0069】ここで、街路としては、商店街以外に、繁
華街や住宅街、オフィス街等、不特定の人や自動車等が
通行する道路や通路を含み、その道路に沿って、商店や
住宅、事務所ビル等の建物が建ち並ぶ所定の広がりを有
した区画等が含まれる。
【0070】従って、本実施形態によれば、前述の第1
実施形態の効果と合わせて、次のような効果が得られ
る。 (15)監視装置10の引込柱11に設けた監視カメラ3
1や監視センサー33から街路全体を監視できるので、
街路80における違法行為や異常事態を事前に発見する
ことができるほか、監視カメラ31等の存在が違法行為
の予防にも有効である。
【0071】(16)監視カメラ31、サーチライト32
および監視センサー33が、街路80の周辺施設で使用
する電力を引き込む引込柱11に設けられているので、
別途監視用設備を構築しなくても、施設内を監視するこ
とができ、低コストで監視システムを構築できる。
【0072】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変
形、改良等は本発明に含まれるものである。例えば、前
述の各実施形態では、引込柱11,11Aは、断面略正
方形の矩形状中空鋼管としたが、これに限らず、断面略
円形状の鋼管でもよく、断面多角形状でもよい。また、
前述の各実施形態では、監視カメラ取付部20、照明装
置取付部21および監視センサー取付部22は、引込柱
11の断面矩形状の1つの角部分を切り欠いて形成し、
監視カメラ31、サーチライト32および監視センサー
33を引込柱11に内蔵される形態としたが、これに限
らず、引込柱11の外側に直接、監視カメラやサーチラ
イト、監視センサー等を取り付けてもよい。
【0073】また、前述の各実施形態では、音響設備3
4を構成するスピーカーは、設備収納ケース30または
引込柱50の大径部55に内蔵することとしたが、これ
に限らず、柱体の上部に露出して取り付けてもよい。ま
た、前述の各実施形態では、設備収納ケース30または
引込柱50の大径部55に電力付帯設備35と監視付帯
設備36とを内蔵することとしたが、これに限らず、電
力付帯設備35と監視付帯設備36とを、それぞれ別の
ケースに収納してもよく、引込柱とは別の位置に設けて
もよい。また、前述の各実施形態では、画像記録装置3
7を引込柱11から離れた、施設建物2や駐車料金清算
機65等に設置したが、これに限らず、画像記録装置3
7を、設備収納ケース30や引込柱51の大径部55に
内蔵して設置してもよい。
【0074】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の監視装置
によれば、引込柱に取り付けた監視設備から施設全体が
監視され、当該施設における違法行為等を事前に発見す
ることができるとともに、監視装置の存在が違法行為の
予防にも有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る監視装置が適用さ
れた自動現金払出施設を示す斜視図である。
【図2】前記実施形態の配置を示す平面図である。
【図3】前記実施形態の監視装置を示す側面図である。
【図4】前記実施形態の監視装置の変形形態を示す側面
図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る監視装置を示す側
面図である。
【図6】本発明の第3実施形態に係る監視装置が適用さ
れたコイン式駐車場を示す斜視図である。
【図7】前記実施形態の配置を示す平面図である。
【図8】本発明の第4実施形態に係る監視装置が適用さ
れた自動物品販売所を示す斜視図である。
【図9】本発明の第5実施形態に係る監視装置が適用さ
れた街路を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 自動現金払出施設(施設) 3 自動ドア(出入口) 8 電力線 10,50 監視装置 11,11A,51 引込柱 31 監視カメラ 36 監視付帯設備(警報設備) 37 画像記録装置(記憶装置) 60 コイン式駐車場(施設) 64 車止め(電気設備) 65 駐車料金清算機(電気設備) 70 自動物品販売所(施設) 71 自動販売機(電気設備) 80 街路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気設備を備えた所定の施設に付属し、
    当該施設の近傍に設置され、前記電気設備で使用する電
    力を供給する電力線を支持する引込柱と、この引込柱に
    取り付けられ、前記施設を監視する監視設備とを備える
    ことを特徴とする監視装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の監視装置において、前
    記監視設備は、前記施設の様子を撮影する監視カメラを
    備え、前記監視カメラで捉えた画像情報を蓄積する記憶
    装置を備えていることを特徴とする監視装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の監視装
    置において、前記監視設備に連動し、前記施設の様子を
    所定の監視所に通報する警報設備を備えることを特徴と
    する監視装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3に記載の監視装
    置において、前記施設は自動現金払出施設であり、前記
    監視カメラは、当該自動現金払出施設の出入口を監視可
    能な位置に設置され、前記出入口を出入りする人を監視
    することを特徴とする監視装置。
  5. 【請求項5】 請求項2または請求項3に記載の監視装
    置において、前記施設はコイン式駐車場であり、前記監
    視カメラは、当該コイン式駐車場の駐車料金清算機を含
    んで、当該コイン式駐車場全域を監視可能な位置に設置
    されていることを特徴とする監視装置。
  6. 【請求項6】 請求項2または請求項3に記載の監視装
    置において、前記施設は自動物品販売所であり、前記監
    視カメラは、当該自動物品販売所の自動販売機を監視可
    能な位置に設置され、前記自動販売機に近づく人を監視
    することを特徴とする監視装置。
  7. 【請求項7】 所定の街路の一角に設置され、前記街路
    の周辺施設で使用する電力を供給する電力線を支持する
    引込柱と、この引込柱に取り付けられ、前記街路の様子
    を撮影する監視カメラを備え、前記監視カメラで捉えた
    画像情報を蓄積する記憶装置を備えていることを特徴と
    する監視装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005235083A (ja) * 2004-02-23 2005-09-02 Matsushita Electric Works Ltd 緊急警報システム
JP2005240402A (ja) * 2004-02-26 2005-09-08 Renias:Kk 屋外避難装置および防犯システム
JP2021014782A (ja) * 2020-10-28 2021-02-12 アマノ株式会社 精算機及び駐車場管理システム

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