JP2003308424A - 業務情報管理方法及び処理プログラム - Google Patents

業務情報管理方法及び処理プログラム

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JP2003308424A
JP2003308424A JP2002112889A JP2002112889A JP2003308424A JP 2003308424 A JP2003308424 A JP 2003308424A JP 2002112889 A JP2002112889 A JP 2002112889A JP 2002112889 A JP2002112889 A JP 2002112889A JP 2003308424 A JP2003308424 A JP 2003308424A
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紀幸 ▲浅▼地
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Abstract

(57)【要約】 【課題】業務全般の情報を、作業個々や作業グループ個
々の作業・進捗情報や会計情報とともに連係して、正確
且つ確実に把握して管理できるようにする。 【解決手段】入力された受注プロジェクトの件名と受注
金額を含む見積りデータと作業の種別や優先順位などの
業務内容データからなるマスタファイルとをサーバの記
憶装置に記憶させておき、通信ネットワークを介してサ
ーバと接続した各作業者の入力端末から当該作業者・作
業グループが行った作業時間データの入力を受け付け、
前記マスタファイルと見積りデータを参照して特定され
る業務内容データ及び受注件名データとともに作業デー
タとして記憶装置に格納させ、格納された作業データを
通信ネットワークを介して各入力端末の表示装置に表示
出力させて各作業者・作業グループの作業実績データを
把握できるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製品の企画や開
発、情報の加工或いはソフトウエアの開発など種々の業
種の業務において、その業務にかかわる個人やグループ
の作業の内容や進捗の情報などの業務情報を、受発注処
理にともなう会計情報などなどとともに連携して管理す
る方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】製品の
設計やソフトウエアの開発プロジェクトの管理を行うに
は、作業の進捗状況やプロジェクトの経理など種々の管
理情報を整合性を保って同時に管理する必要がある。こ
れらの管理情報は、進捗管理システムや経理管理システ
ムなどコンピュータを利用したシステムによって管理さ
れているが、既存の管理システムは各々独立して運用さ
れるようになっており、システム同士で連携をとって管
理していないため、全体として適切な管理が行えていな
いのが実状である。
【0003】また、一般にプロジェクトの管理者は、作
業工程で発生する問題に有効な対策を施してプロジェク
トの円滑な進行を図るため、定期的に作業担当者から進
捗状況をヒアリングしたり申告させたりしているが、こ
の進捗情報の取得に手間がかかって面倒であり、担当者
の作業内容の実態を正確に且つリアルタイムで把握する
ことも困難であった。すなわち、日数を開けた定期的な
報告では、担当する工程の作業を完成させるまで作業者
がどれ程の時間や工数を費やしたのかなどの作業の実態
が十分に反映されないため、作業者が抱える負荷の程度
や、作業内容に対する生産性などを的確に把握して管理
することができず、次のプロジェクトを受注する際の見
積りの見直しなどの会計情報に反映させることもできな
かった。
【0004】本発明は従来技術の有するこのような問題
点に鑑み、その目的とするところは、業務全般の情報を
作業者個々や作業グループの作業・進捗情報やプロジェ
クトにおける会計情報とともに連係して正確且つ確実に
把握して管理できるようにした業務情報の管理方法と処
理プログラムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の業務情報の管理方法と処理プログラムは、
コンピュータを利用して業務情報の管理を行う方法であ
って、作業の種別や優先順位などの業務内容データから
なるマスタファイルを記憶装置に記憶させておき、作業
者や作業グループが行った作業時間データの入力を受け
付けるとともに前記マスタファイルを参照して特定され
る業務内容データとともに作業データとして記憶装置に
格納するステップと、当該格納された作業データを出力
装置を介して出力するステップを有することを特徴とす
る。
【0006】また、各作業者や作業グループの時間給単
価を含む作業者データや受注プロジェクトの見積りデー
タなどからなる管理データファイルを記憶装置に格納
し、この管理データファイルのデータと、前記作業デー
タに基づき、作業者やグループ、プロジェクトなどの管
理項目別に作業データを集積して得られる業績分析デー
タを生成し、出力装置を介して出力するステップを有す
ることを特徴とする。また、業績分析データとしては、
例えば作業内容別や種類別、或いは作業者別に作業デー
タを集計して得られるデータや、プロジェクト毎の作業
を行った作業者名と作業時間、人件費などからなるプロ
ジェクト分析データなどがある。
【0007】また、前記各ステップのデータの入力が通
信ネットワークを介して接続された端末の入力装置から
行われ、前記各ステップのデータの出力が通信ネットワ
ークを介して接続された端末の表示装置に対して行われ
ることを特徴とする。通信ネットワークとしては、LA
Nや公衆回線を利用してインターネットにアクセス可能
な環境のネットワークが使用され、本発明の処理プログ
ラムはWebアプリケーションとして構成される。
【0008】本発明では、記憶装置としてデータベース
を用い、このデータベースに各作業者が行った作業種別
や作業時間などの作業データなどを蓄積する。また、各
作業者の時間給単価を含む作業者データや、受注プロジ
ェクトの見積りデータなどからなる管理データファイル
をデータベースに記録して、前記全作業者の作業データ
とともにデータの共有を図る。そして、蓄積した作業デ
ータを、日又は週単位で、CRTなどの表示装置に出力
することで、作業者の作業実績や進捗状況を一目で把握
することができるようになっている。また、作業の種別
など業務を管理する上で必要な業務内容データを登録し
たマスタファイルを備え、このファイルを参照して作業
の種別などが入力されるので、作業者が入力する作業時
間データと作業管理項目データの対応が全作業者間で統
一される。従って、データベースに共有された任意のデ
ータに対して、任意のデータ項目を集計して、業績分析
に有用なデータの集計・生成が可能となる。例えばデー
タベースに蓄積された各作業者の作業データと、人件費
などが登録された作業者データとにより、その会社や部
門における作業種別や内容毎、或いは作業者毎の人件費
の割合を求めた業績分析データを生成したり、各作業者
や各部門、組織毎、或いは全作業者や部門などの作業内
容と時間を集計したデータを生成したりすることができ
る。
【0009】また、その会社や部門が受注したプロジェ
クトの件名や受注金額を含む見積りデータをデータベー
スに登録し、作業者が入力する作業したプロジェクトや
作業時間を受注プロジェクトと関連付けてデータベース
に蓄積することにより、各作業者におけるプロジェクト
との進捗状況の把握が容易となり、作業者と管理者双方
の手間と工数を削減することができる。例えば、表示出
力された作業データを管理者が確認し、作業者の負荷が
大きいため、或いは何らかの理由により作業の処理が中
断されると判断した場合には、該当の作業者が抱えるプ
ロジェクトを他の作業者に振り分けるなど作業者にとっ
て無理のない作業項目を指示するなどして、プロジェク
トの円滑な進行と完成したプロジェクトの品質の安定
化、向上を図ることが可能となる。また、プロジェクト
完成までに要した作業者毎の作業時間などからなるプロ
ジェクト分析データを生成し、これを表示装置に出力す
ることで、当該プロジェクトの見積りと実際に要した費
用との対比により作業効率を把握することができる。ま
た、プロジェクトに携わった作業者別の作業工数や作業
の完成に必要な時間のバラツキなども把握することがで
き、作業者の能力を考慮することによって、プロジェク
トの工数の見積り精度を向上させることが可能となる。
さらに、作業者が携わった各プロジェクトの作業時間な
どからなる作業者毎の個人分析データを生成し、これを
表示装置に出力することで、作業者個々の作業効率やプ
ロジェクトに対する実績、寄与度を把握することができ
る。
【0010】なお、業務内容マスタファイルは、会社や
その部門、組織で業務を管理するための種々のパラメー
タにより構成され、また、管理データファイルは、作業
者個人や部門別、組織別の特有の諸元データ、或いはプ
ロジェクト受注に応じて生成される見積りデータや受注
データ、請求データなどにより構成され、これらデータ
も作業者が入力する作業データとともにデータベースを
共有して登録される。
【0011】また、本発明において、作業管理を作業者
単位ではなく、部門や組織などの作業グループを一単位
として行うときには、前記各ステップの作業者毎のデー
タに代えて、部門や組織などグループ毎のデータが取り
扱われる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の好適な一実施形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の方法を実行するた
めの業務情報管理処理システムの構成例を示すブロック
図であり、図2は業務情報管処理システムを構成するコ
ンピュータのシステム構成を例示し、このシステムはイ
ンターネットに接続した通信ネットワーク1に、Web
サーバ2と、管理者又は各作業者の入力端末3、3、・
・・を接続して構成される。
【0013】図3はサーバ2のハードウエア構成例を示
している。同図において、21はCRTやLCDなどか
らなる表示装置、22はキーボードやマウスなどからな
る入力装置、23はHDDなどからなる外部記憶装置、
24はCPU24aや主メモル24bなどを具備して演
算処理を行う情報処理装置、25は本発明に係る処理プ
ログラムやデータなどを記録したCDROMなどからな
る光ディスク、26は光ディスク25に記録されたプロ
グラム及びデータを読み出すための駆動装置、27はL
ANカードなどからなる通信装置、28は処理データを
印字出力するプリンタである。入力端末3も、サーバ2
と同様に表示装置、入力装置、通信装置などを具備して
構成される。携帯が可能なモバイル端末を利用してもよ
い。
【0014】光ディスク25に格納された処理プログラ
ムを情報処理装置24により駆動装置26を介して外部
記憶装置23内にインストールした後、外部記憶装置2
3から主メモリ24bに読み込み、CPU24aで処理
することにより、情報処理装置24内に図1に示す業務
情報管理処理システム4が構成される。
【0015】各入力端末3からは、通信ネットワーク1
を介して、ユーザパスワードなどの識別手段を経てサー
バ2にアクセスして接続される。このアクセスに応じて
サーバ2はファイルやデータを入力端末3に伝送し、業
務情報管理処理システムのアプリケーション画面を入力
端末3の表示装置に表示させ、管理者又は作業者は自己
の入力端末3に表示されたアプリケーション画面を基に
してデータの入力を行うとともに、アプリケーション画
面に表示された処理メニューを適宜選択して、後述する
各データ処理項目を実行させるように構成されている。
【0016】図1における本例の業務情報管理処理シス
テム4は、プロジェクトに関わる業務情報を管理するも
のであり、データ入力・生成処理部5と、プロジェクト
会計処理部6と、作業データ処理部7と、作業データ分
析部8とを具備している。このうち、プロジェクト会計
処理部6、作業データ処理部7及び作業データ分析部8
は、サーバ2又は入力端末3の表示装置に表示されたア
プリケーションのメニュー画面を選択することによって
起動し、処理が実行されるようになっている。
【0017】データ入力・生成処理部5は、入力端末3
の入力装置を介して入力される、プロジェクトの会計に
関するデータとプロジェクトが完成するまでの作業に関
するデータを所定のファイルに生成して、データベース
9に格納する機能を有している。
【0018】プロジェクト会計処理部6では、見積り処
理61、請求処理62及び発注処理63を通じて、プロ
ジェクトの会計情報を入力端末3の入力装置から入力さ
せて、見積り台帳ファイル、請求台帳ファイル、発注台
帳ファイル又は補助台帳ファイルとしてデータベース9
に格納するとともに、処理データを見積り書、請求書、
発注書その他の帳票形式に加工して入力端末3の表示装
置に表示したりプリンタから印字出力したりする処理が
行われる。各処理は、作業者が入力端末3をサーバ2に
接続して行い、アプリケーション画面に表示された処理
メニューをマウスでクリックし、キーボードから処理に
必要なデータを入力することによって行われる。
【0019】詳しくは、見積り処理61は、プロジェク
トの発注に関連する、見積り書の作成と発行、受注入
力、受注照会、見積り一覧表の作成、受注一覧表の作成
などの各種処理を行い、同処理によってデータベース9
に格納される見積り台帳ファイルは、見積り書作成日、
取引先名、プロジェクト件名、見積り番号、作業コー
ド、作業内訳、仕様、作業単価、作業金額などの各種デ
ータにより構成される。請求処理62は、プロジェクト
の代金回収に関連する、請求書の作成と発行、納品書の
発行、請求照会、売り上げ一覧表の作成、入金一覧表の
作成、売り掛け残高一覧表の作成などの各種処理を行
い、同処理によってデータベース9に格納される見積り
台帳ファイルは、見積り処理61で受注入力されたデー
タを複写するとともに請求書番号、請求金額、入金デー
タなどの各種データにより構成される。発注処理63
は、プロジェクトの作業を外注に委託した場合に行わ
れ、発注書の作成や発行、発注一覧表の作成、支払い一
覧表の作成などの各種処理を行う。発注台帳は発注番
号、発注内訳、発注金額などの各種データにより構成さ
れる。また、データベース9に格納される補助台帳ファ
イルは、上記各処理を行うために予め入力されるデータ
であり、取引先の情報に関するデータファイルや、作業
単価や作業内容などの作業情報に関するデータファイル
などによって構成される。
【0020】図4は見積り処理61によって見積り書を
作成する際の表示画面の一例を示している。同図に記載
のように、見積り書は、作成日、取引先名、プロジェク
ト名、作業コード、作業内容、金額などの見積り台帳フ
ァイルに格納されるデータを各データ入力欄に入力し、
登録処理を行うことによって作成される。登録処理によ
って、見積り書の番号と管理コードが自動的に付され、
見積り台帳ファイルに格納される。以降の請求処理62
や発注処理63では、見積り台帳ファイルに記録された
管理コードによって関連付けがなされ、データの管理を
行うようになっている。図5は見積り処理61によって
発行した見積り書の一例を示している。
【0021】作業データ処理部7では、プロジェクトの
作業を担当する作業者の作業情報を入力端末3の入力装
置から入力させ、作業データファイルとしてデータベー
ス9に格納するとともに、入力された作業データを作業
者毎に受注件名とともに入力端末3の表示装置に表示す
る処理が行われる。
【0022】詳しくは、作業データ処理部7の処理プロ
グラムを起動すると、入力端末3の表示装置には、図6
に示される、作業者のスケジュール表示欄71とスケジ
ュール記入パネル72とメッセージパネル73とを配置
したレイアウトの画面が表示される。
【0023】スケジュール表示欄71は、その会社或い
は部門の作業者全員の一週間(7日分)の作業スケジュ
ールが、作業者毎に1日単位で仕切って表示される領域
である。表示されるスケジュールは、作業の種類が例え
ば資料作成などの事務処理であれば「事」、制作作業で
あれば「制」のように記号で特定され、また、プロジェ
クトに関する作業であれば「○○様」というように携わ
っているプロジェクトが特定されて、作業の開始と終了
の時刻とともに表示するようになっている。また、プロ
ジェクトを進めるにあたって優先順位を表す「A」、
「B」、「C」の記号が前記「○○様」の表示とともに
表示される。作業内容の簡単な説明や作業状況の説明も
表示できるようになっている。これら作業の種類、内
容、優先順位など業務内容に関するデータは、データベ
ース9の業務内容マスタファイルに登録されている。
【0024】スケジュール記入パネル72は、スケジュ
ール表示欄71に表示させるデータを入力するときに作
業者が操作する領域である。このパネルは、表示させる
日と作業の開始から終了までの時刻とを設定する作業時
間入力部72aと、作業の簡単な内容を入力する内容入
力部72bと、作業の優先順位があるときにそれを選択
する順位選択部72cと、作業種類を記号を選択して特
定するタスク選択部72dと、プロジェクトの案件名を
選択して表示する案件参照部72eと、作業状況の説明
を入力する状況入力部72fとの、各データ入力欄を配
置した構成となっている。
【0025】案件参照部72eは、同部の操作バーをマ
ウスでクリックすると、データベース9に格納された見
積り台帳ファイルの受注データを検索して得られる受注
プロジェクトの案件名一欄を表示し、該当のプロジェク
トの案件名を選択することにより同部表示欄に案件名が
表示され、これにより作業を行ったプロジェクトを特定
できるようになっている。プロジェクトが未だ見積り台
帳ファイルに登録されていないときは、作業者が手入力
で案件名を同部に入力する。
【0026】メッセージパネル73は、社内或いは部門
内の他の作業者にメッセージを伝達したいときにメーセ
ージを入力する領域であるとともに、他の作業者から伝
達されたメッセージを表示する領域である。
【0027】作業データの入力は、作業の区切り都度或
いは1日の作業終了後に、作業者が入力端末3をサーバ
2に接続して行い、図6に示されたアプリケーション画
面が表示装置に表示された状態で作業データの入力が可
能となり、作業者はスケジュール記入パネル72の各入
力欄を操作して自己の作業データを入力する。そして、
作業者が前記パネルの各データ入力欄に入力し又は選択
したデータは、サーバ2への送信処理を行うことによっ
て、データベース9の作業データファイルに格納され
る。このとき、作業時間入力部72aによって指定され
た作業時間データとともに、順位選択部72cとタスク
選択部72dで選択した優先順位と作業種類のデータも
格納される。また、案件参照部72eで選択した受注プ
ロジェクトの、前記見積り台帳ファイルに記録された管
理コードも格納され、これにより該当のプロジェクトと
の対応付けが行われる。作業データファイルへの格納に
より、スケジュール表示欄71の表示データも更新さ
れ、スケジュール表示欄71の当該作業者の表示欄には
入力されたスケジュールが表示される。なお、スケジュ
ール表示欄71に表示するデータは、作業者がスケジュ
ール記入パネル72を操作して入力し、データベース9
に格納されたデータのうちの一部であってもよく、例え
ばスケジュール表示欄71に表示はされないが、作業実
績の管理に必要なデータの入力欄をスケジュール記入パ
ネル72に設けておき、作業データの入力時に入力させ
るようにしてもよい。また、スケジュール表示欄71に
は、前記と同様の操作で入力された作業の予定データを
表示させておくこともできる。
【0028】作業データ分析部8は、データベースに蓄
積された作業データファイルから、その会社や部門の業
績を分析データを生成する処理を行い、本形態ではデー
タベース9に格納された作業者マスタファイルのデー
タ、前記作業データファイルのデータに基づき、プロジ
ェクト分析データを生成するプロジェクト分析81と、
作業者毎の個人分析データを生成する個人分析82を行
い、処理データを入力端末3の表示装置に表示し、或い
はプリンタから印字出力する処理が行われるようになっ
ている。作業者マスタファイルには、作業者の氏名など
の作業者を特定する情報の他、その会社や部門の基本人
件費や各作業者に設定される人件費補正乗率などの、プ
ロジェクトに要した費用の分析を行うためのデータなど
により構成される。作業データ分析部8における、デー
タの分析処理及び処理データの表示又は印字出力は、作
業者が入力端末3をサーバ2に接続して行い、アプリケ
ーション画面に表示された処理メニューをマウスでクリ
ックし、キーボードから処理に必要なデータを入力する
ことによって行われる。
【0029】プロジェクト分析81は、プロジェクト完
成業務に携わった全作業者の作業工数と、それにより発
生する人件費及びプロジェクトの受注費用に対する割合
の各データをプロジェクト毎に算出し生成する処理であ
る。処理はプロジェクト毎に付与された管理コードを基
に、見積りデータファイルと作業データファイルから抽
出されたデータと、作業者マスタファイルのデータとを
演算して行われる。詳しくは、基本人件費と作業者毎に
設定された人件費補正乗率を積算して、各作業者の人件
費時間単価を設定し、これに前記作業データファイルに
記録された各作業者の労働時間を各々積算して目標人件
費を算出する。目標人権費の総額は、プロジェクト完成
に要した人件費の実績であり、この額と外注費などを除
いた純売り上げ金額とを比べればプロジェクトの効率の
良否を判断できる。また、目標人件費の総額と各作業者
の目標人件費との対比から各作業者の人件費の割合が得
られ、この割合に純売り上げ金額を積算することによ
り、各作業者の売り上げ配分金額を算出することができ
る。
【0030】例えば、ある会社がプロジェクトを請け負
い、そのプロジェクトの納品先への請求額が350万円
であったとする。このプロジェクトで発生した外注費総
額が45万円であったとすると、プロジェクトの純売り
上げ高は305万円となる。このプロジェクトには、A
氏、B氏、C氏の3名の作業者が関わり、A氏はプロジ
ェクトマネージャーであった。プロジェクト完成までの
作業時間は、A氏が6時間、B氏が28時間、C氏が9
時間であったとする。一方、この会社は、基準人件費を
1時間当たり5万円と設定し、また、プロジェクトマネ
ージャーは他の作業者よりも3倍の密度の仕事をこなす
ことを要求して、プロジェクトマネージャーには基準人
件費に目標人件費補正乗率〔3〕を積算して人件費を設
定していたとする。この場合、プロジェクトマネージャ
ーであったA氏の目標人件費は、 (基準人件費5万円)×(目標人件費補正乗率3)×
(6時間)=90万円 となり、また、B氏、C氏はそれぞれ、 (基準人件費5万円)×(目標人件費補正乗率1)×
(28時間)=140万円 (基準人件費5万円)×(目標人件費補正乗率1)×
(19時間)=95万円 となる。目標人件費の3人の総計は325万円となり、
プロジェクトの純売り上げ高である305万円よりもオ
ーバーしていたことになる。従って、このプロジェクト
は売り上げに見合わない案件であったと判断することが
できる。次に、純売り上げ高を作業者に配分する場合の
計算する。先ず、作業者A氏、B氏、C氏への配分率を
それぞれ求めると、 (目標人件費90万円)÷(目標人件費総額325万
円)=27.69% (目標人件費140万円)÷(目標人件費総額325万
円)=43.07% (目標人件費95万円)÷(目標人件費総額325万
円)=29.23% となる。従って、各氏に配分される売り上げ高は、それ
ぞれ、 (純売り上げ高305万円)×(配分率27.69%)
=844,545円 (純売り上げ高305万円)×(配分率43.07%)
=1,313,635円 (純売り上げ高305万円)×(配分率29.23%)
=891,515円 と計算することができる。図7は、完成したプロジェク
トについて、プロジェクト分析81で処理した処理結果
の表示出力例を示している。
【0031】また、個人分析82は、作業者が関わった
全プロジェクトの労働時間、目標人件費、割合、売り上
げの配分金額を、所定の期間を指定して算出し生成する
処理であり、プロジェクト分析81と同様にプロジェク
ト毎に付与された管理コードを基に作業データファイル
から抽出されたデータと作業者マスタファイルのデータ
とを演算して行われる。図8は、個人分析82で処理し
た処理結果の表示出力例を示しており、これにより、ど
のプロジェクトにどの作業者がどれだけのコストをかけ
て携わっていたことなどを容易に把握可能となる。プロ
ジェクト分析81、個人分析82で処理されたデータは
分析データファイルとしてデータベース9に格納され
る。
【0032】なお、プロジェクト会計処理部6及び作業
データ分析部8において処理・表示出力される情報は、
その会社や部門にとって極めて重要な情報である。その
ため、必要以上にデータを操作したり情報を閲覧したり
することのないよう、一部の処理機能については、認証
により許可された者のみ操作を行えるようになってい
る。
【0033】以上の実施形態では、作業の種類と優先順
位が、業務内容マスタファイルを参照しデータを選択し
て入力されるように構成したが、作業者が行う業務に関
する他の情報を前記マスタファイルに登録し、入力でき
るようにしてもよい。登録される情報は業種によって種
々異なるが、予め登録された業務内容マスタファイルの
データと作業時間とを関連付けておくことで、作業者全
員の業務実績の統計的処理に資することが可能となる。
【0034】なお、図示した形態は本発明の一例であ
り、本発明はさまざまな業種や規模の会社や部門、組織
において適用可能なものである。また、図示した形態で
は、各作業者がデータを入力して作業者個々又は全体の
作業実績を管理する構成を示したが、部門や組織などの
グループで作業や事業の実績を管理する場合は、各部門
や各組織からデータの入力が行われ、そのデータが本部
にあるサーバに格納されて処理される構成となる。前記
プロジェクト分析と個人分析は、業績を分析する手法の
一例であり、本発明によれば、データベースに共有され
た任意のデータに対して、任意のデータ項目を集計し
て、業績を分析するのに有用なデータの生成が可能であ
る。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、作業者が操作する端末
において、作業者全員の所定期間の作業スケジュールを
確認することができるから、各作業者及びその会社や部
門のの作業実績や進捗状況を容易に把握することができ
る。また、スケジュール表示欄に入力された作業実績デ
ータを作業の種別やプロジェクトの経理データと対応を
持たせてデータファイルに管理することにより、作業者
個々や作業種毎、プロジェクト毎の人件費統計データな
どが容易に得られ、作業者個々の作業効率などを容易に
把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の方法を実行するための業務情報
管理処理システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】図2は業務情報管処理システムを構成するコン
ピュータのシステム構成例を示した図である。
【図3】サーバのハードウエア構成例を示す図である。
【図4】見積り処理によって見積り書を作成する際の表
示画面の一例を示す図である。
【図5】見積り処理によって発行した見積り書の一例を
示す図である。
【図6】作業データを入力する際に表示装置に表示され
る画面の一例を示す図である。
【図7】完成したプロジェクトについてプロジェクト分
析で処理した処理結果の一例を示す図である。
【図8】個人分析で処理した処理結果の一例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 通信ネットワーク 2 サーバ 3 入力端末 4 業務情報管理システム 5 データ入力・生成処理部 6 プロジェクト会計処理部 7 作業データ処理部 8 作業データ分析部 9 データベース

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータを利用して業務情報の管理
    を行う方法であって、作業の種別や優先順位などの業務
    内容データからなるマスタファイルを記憶装置に記憶さ
    せておき、作業者や作業グループが行った作業時間デー
    タの入力を受け付けるとともに前記マスタファイルを参
    照して特定される業務内容データとともに作業データと
    して記憶装置に格納するステップと、当該格納された作
    業データを出力装置を介して出力するステップを有する
    ことを特徴とする業務情報管理方法。
  2. 【請求項2】 各作業者や作業グループの時間給単価を
    含む作業者データや受注プロジェクトの見積りデータな
    どからなる管理データファイルを記憶装置に格納し、こ
    の管理データファイルのデータと、前記作業データに基
    づき、作業者やグループ、プロジェクトなどの管理項目
    別に作業データを集積して得られる業績分析データを生
    成し、出力装置を介して出力するステップを有すること
    を特徴とする請求項1に記載の業務情報管理方法。
  3. 【請求項3】 前記各ステップのデータの入力が通信ネ
    ットワークを介して接続された端末の入力装置から行わ
    れ、前記各ステップのデータの出力が通信ネットワーク
    を介して接続された端末の表示装置に対して行われる請
    求項1又は2に記載の業務情報管理方法。
  4. 【請求項4】 コンピュータを利用して業務情報の管理
    を行うシステムにおける業務情報管理方法の処理手順を
    記述したコンピュータ読み取り実行可能なプログラムで
    あって、請求項1〜3の何れかに記載の業務情報管理方
    法における各ステップを有することを特徴とする業務情
    報管理処理プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005276195A (ja) * 2004-03-15 2005-10-06 Microsoft Corp プロジェクト時間および経費
JP2021174274A (ja) * 2020-04-25 2021-11-01 あをに工房合同会社 組合せ選定システム

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