JP2003307396A - フィンチューブ - Google Patents
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F13/00—Arrangements for modifying heat-transfer, e.g. increasing, decreasing
- F28F13/06—Arrangements for modifying heat-transfer, e.g. increasing, decreasing by affecting the pattern of flow of the heat-exchange media
- F28F13/12—Arrangements for modifying heat-transfer, e.g. increasing, decreasing by affecting the pattern of flow of the heat-exchange media by creating turbulence, e.g. by stirring, by increasing the force of circulation
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F1/00—Tubular elements; Assemblies of tubular elements
- F28F1/10—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses
- F28F1/12—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element
- F28F1/34—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element and extending obliquely
- F28F1/36—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element and extending obliquely the means being helically wound fins or wire spirals
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- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Geometry (AREA)
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 対向する２片によってフィン部材の表面積を
増大し放熱による熱交換機能を向上する事ができる。ま
た、フィン部材に形成した凹凸部により、流体の渦巻状
の乱流を発生させ、境界層の剥離による放熱効果により
熱交換機能を更に向上する事ができる。 【解決手段】 金属管１の外周に金属材製のフィン部材
２を螺旋状に巻き付けてなるフィンチューブに於いて、
フィン部材２を対向する２片３、４により形成する。こ
の２片３、４は、平板部材をコ字型に折曲して対向形成
している。また、２片３、４は、平板部材をＶ字型に折
曲して対向形成したものでも良い。
増大し放熱による熱交換機能を向上する事ができる。ま
た、フィン部材に形成した凹凸部により、流体の渦巻状
の乱流を発生させ、境界層の剥離による放熱効果により
熱交換機能を更に向上する事ができる。 【解決手段】 金属管１の外周に金属材製のフィン部材
２を螺旋状に巻き付けてなるフィンチューブに於いて、
フィン部材２を対向する２片３、４により形成する。こ
の２片３、４は、平板部材をコ字型に折曲して対向形成
している。また、２片３、４は、平板部材をＶ字型に折
曲して対向形成したものでも良い。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車や建設機械の油
冷却管、居住用空間の温湿度を調整する空調機、食品の
鮮度を保って保存する冷凍冷蔵庫、化学設備の反応塔等
に広く使用されるフィンチューブに係るものである。
冷却管、居住用空間の温湿度を調整する空調機、食品の
鮮度を保って保存する冷凍冷蔵庫、化学設備の反応塔等
に広く使用されるフィンチューブに係るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、上述のごときフィンチューブとし
ては、特開平９−４２５７３号公報記載の発明の如く、
金属管の外周面に、一定幅で両側面ともに平滑で長尺な
１片の金属板を、螺旋状に巻き付けてフィン部材を形成
したものが存在する。
ては、特開平９−４２５７３号公報記載の発明の如く、
金属管の外周面に、一定幅で両側面ともに平滑で長尺な
１片の金属板を、螺旋状に巻き付けてフィン部材を形成
したものが存在する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ごとき従来技術では、フィン部材を１片の金属板により
形成している。そのため、フィン部材での放熱性を高め
るために十分な表面積が得られないと共に螺旋状に巻き
付けたフィン部材の、フィン間の流体の流速が遅く、境
界層が厚いため、放熱による熱交換機能を十分に発揮し
得ない欠点を有している。また、フィン部材を両側面と
もに平滑なものとしているから、この点からも上記欠点
と同様に十分な表面積が得られないと共にフィン間の流
体の流速が遅く、境界層が厚くなり、放熱による熱交換
機能を十分に発揮し得ないものとなる。
ごとき従来技術では、フィン部材を１片の金属板により
形成している。そのため、フィン部材での放熱性を高め
るために十分な表面積が得られないと共に螺旋状に巻き
付けたフィン部材の、フィン間の流体の流速が遅く、境
界層が厚いため、放熱による熱交換機能を十分に発揮し
得ない欠点を有している。また、フィン部材を両側面と
もに平滑なものとしているから、この点からも上記欠点
と同様に十分な表面積が得られないと共にフィン間の流
体の流速が遅く、境界層が厚くなり、放熱による熱交換
機能を十分に発揮し得ないものとなる。
【０００４】本発明は上述の如き課題を解決しようとす
るもので、フィン部材の放熱性を高めるために十分な表
面積を得ると共に、フィン部材の表面の凹凸によって、
流体の流れに渦巻き流を生じさせ、この渦巻き流によっ
て境界層の剥離を行い、フィンチューブとしての放熱に
よる熱交換機能を高めることを可能にしようとするもの
である。
るもので、フィン部材の放熱性を高めるために十分な表
面積を得ると共に、フィン部材の表面の凹凸によって、
流体の流れに渦巻き流を生じさせ、この渦巻き流によっ
て境界層の剥離を行い、フィンチューブとしての放熱に
よる熱交換機能を高めることを可能にしようとするもの
である。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の如き課
題を解決するため、金属管の外周に金属材製のフィン部
材を螺旋状に巻き付けてなるフィンチューブに於いて、
フィン部材を対向する２片により形成して成るものであ
る。
題を解決するため、金属管の外周に金属材製のフィン部
材を螺旋状に巻き付けてなるフィンチューブに於いて、
フィン部材を対向する２片により形成して成るものであ
る。
【０００６】また、対向する２片から成るフィン部材
は、平板部材をコ字型に折曲して対向形成し且つ該２片
を結する連結片を金属管に固定したものであっても良
い。
は、平板部材をコ字型に折曲して対向形成し且つ該２片
を結する連結片を金属管に固定したものであっても良
い。
【０００７】また、対向する２片から成るフィン部材
は、平板部材をＶ字型に折曲して対向形成し且つ該２片
から成るフィン部材は、折曲部とは反対側の開放部側を
金属管に固定したものであっても良い。
は、平板部材をＶ字型に折曲して対向形成し且つ該２片
から成るフィン部材は、折曲部とは反対側の開放部側を
金属管に固定したものであっても良い。
【０００８】また、対向する２片から成るフィン部材
は、平板部材をＶ字型に折曲して対向形成し且つ該２片
から成るフィン部材は、折曲部を金属管に固定したもの
であっても良い。
は、平板部材をＶ字型に折曲して対向形成し且つ該２片
から成るフィン部材は、折曲部を金属管に固定したもの
であっても良い。
【０００９】また、対向する２片から成るフイン部材に
は、表面に、平面形状が円形の凹凸部を設けて形成した
ものであっても良い。
は、表面に、平面形状が円形の凹凸部を設けて形成した
ものであっても良い。
【００１０】また、凹凸部は、平面形状が円形の凹部
を、一方の面から他方の面側に円錐状に湾曲して突設し
たものであっても良い。
を、一方の面から他方の面側に円錐状に湾曲して突設し
たものであっても良い。
【００１１】また、凹凸部は、平面形状が円形の凹部を
一方の面から他方の面側に円錐状に湾曲して突出すると
共に中央部に、一方の面から他方の面に貫通する貫通孔
を設けて形成したものであっても良い。
一方の面から他方の面側に円錐状に湾曲して突出すると
共に中央部に、一方の面から他方の面に貫通する貫通孔
を設けて形成したものであっても良い。
【００１２】
【作用】本発明は、上述の如く構成したものであるか
ら、フィン部材の表面積を増大し放熱による熱交換機能
を向上する事ができる。また、対向する２片のフイン部
材及びフィン部材に形成した凹凸部により、流体に渦巻
状の乱流を発生させ、境界層の剥離による放熱効果によ
り熱交換機能を更に向上する事ができる。
ら、フィン部材の表面積を増大し放熱による熱交換機能
を向上する事ができる。また、対向する２片のフイン部
材及びフィン部材に形成した凹凸部により、流体に渦巻
状の乱流を発生させ、境界層の剥離による放熱効果によ
り熱交換機能を更に向上する事ができる。
【００１３】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に於て説明す
れば、（１）は金属管で、鉄、ステンレス、銅、真鍮、
アルミニュウム等により、管径３０ｍｍ以下の比較的細
径に形成している。この金属管（１）の外周には、金属
材よりなるフィン部材（２）を螺旋状に巻き付けて形成
している。このフィン部材（２）は、鉄、ステンレス、
銅、真鍮、アルミニュウム等の金属材により形成すると
共に、対向する２片（３）（４）により形成し、この対
向する２片（３）（４）は、平板部材をコ字型に折曲し
て対向形成している。この、コ字型に折曲した２片
（３）（４）から成るフィン部材（２）は、図２〜図７
に示す如く、２片（３）（４）を連結する連結片（５）
を金属管（１）にろう付け、溶接等により固定してい
る。また、コ字型に折曲した２片（３）（４）から成る
フィン部材（２）は、図１〜図３に示す如く、対向する
２片（３）（４）を対向方向に傾斜して間隔を狭めるよ
うに形成している。
れば、（１）は金属管で、鉄、ステンレス、銅、真鍮、
アルミニュウム等により、管径３０ｍｍ以下の比較的細
径に形成している。この金属管（１）の外周には、金属
材よりなるフィン部材（２）を螺旋状に巻き付けて形成
している。このフィン部材（２）は、鉄、ステンレス、
銅、真鍮、アルミニュウム等の金属材により形成すると
共に、対向する２片（３）（４）により形成し、この対
向する２片（３）（４）は、平板部材をコ字型に折曲し
て対向形成している。この、コ字型に折曲した２片
（３）（４）から成るフィン部材（２）は、図２〜図７
に示す如く、２片（３）（４）を連結する連結片（５）
を金属管（１）にろう付け、溶接等により固定してい
る。また、コ字型に折曲した２片（３）（４）から成る
フィン部材（２）は、図１〜図３に示す如く、対向する
２片（３）（４）を対向方向に傾斜して間隔を狭めるよ
うに形成している。
【００１４】このように２片（３）（４）を連結する連
結片（５）を金属管（１）にろう付け、溶接等により固
定することにより、フィン部材（２）と金属管（１）と
の接触面積が大きくなり、フィン部材（２）と金属管
（１）の熱伝導を良好とし、放熱効果を高めると共に、
フィン部材（２）と金属管（１）との連結が強固なもの
となり、フィンチューブとしての信頼性を高める事が可
能となる。また、対向する２片（３）（４）を対向方向
に傾斜して間隔を狭めるように形成することにより、伝
熱面積を確保しながらフィンチューブ外径を細くする事
が出来る。
結片（５）を金属管（１）にろう付け、溶接等により固
定することにより、フィン部材（２）と金属管（１）と
の接触面積が大きくなり、フィン部材（２）と金属管
（１）の熱伝導を良好とし、放熱効果を高めると共に、
フィン部材（２）と金属管（１）との連結が強固なもの
となり、フィンチューブとしての信頼性を高める事が可
能となる。また、対向する２片（３）（４）を対向方向
に傾斜して間隔を狭めるように形成することにより、伝
熱面積を確保しながらフィンチューブ外径を細くする事
が出来る。
【００１５】また、上記の実施例ではフィン部材（２）
の対向する２片（３）（４）を対向方向に傾斜して形成
したが、他の異なる第２実施例では、図４に示す如く、
対向する２片（３）（４）を、対向方向とは反対側に傾
斜して間隔を広げるように形成している。このように２
片（３）（４）の対向間隔を広げるように形成すること
により、伝熱面積を確保しながらフィンチューブ外径を
細くする事が出来るとともに２片（３）（４）間の流体
の流れがスムーズとなる。
の対向する２片（３）（４）を対向方向に傾斜して形成
したが、他の異なる第２実施例では、図４に示す如く、
対向する２片（３）（４）を、対向方向とは反対側に傾
斜して間隔を広げるように形成している。このように２
片（３）（４）の対向間隔を広げるように形成すること
により、伝熱面積を確保しながらフィンチューブ外径を
細くする事が出来るとともに２片（３）（４）間の流体
の流れがスムーズとなる。
【００１６】また、フィン部材（２）の対向する２片
（３）（４）は、異なる第３実施例では、図５に示す如
く、一方の２片（３）を、対向方向とは反対側の外方に
傾斜して形成し、一方の２片（４）を、金属管（１）の
軸方向と直角に形成している。このように、一方の２片
（３）を、対向方向とは反対側の外方に傾斜して形成す
ることにより、伝熱面積を広くする事が出来る。
（３）（４）は、異なる第３実施例では、図５に示す如
く、一方の２片（３）を、対向方向とは反対側の外方に
傾斜して形成し、一方の２片（４）を、金属管（１）の
軸方向と直角に形成している。このように、一方の２片
（３）を、対向方向とは反対側の外方に傾斜して形成す
ることにより、伝熱面積を広くする事が出来る。
【００１７】また、フィン部材（２）の対向する２片
（３）（４）は、異なる第４実施例では、図６、図７に
示す如く、フィン部材（２）の対向する２片（３）
（４）を平行で同一高さに形成している。このようにフ
ィン部材（２）の対向する２片（３）（４）を平行で同
一高さに形成することにより、金属管（１）への接続時
に安定すると共に成形も容易となる。
（３）（４）は、異なる第４実施例では、図６、図７に
示す如く、フィン部材（２）の対向する２片（３）
（４）を平行で同一高さに形成している。このようにフ
ィン部材（２）の対向する２片（３）（４）を平行で同
一高さに形成することにより、金属管（１）への接続時
に安定すると共に成形も容易となる。
【００１８】また、上記の第１〜第４実施例では、フィ
ン部材（２）の対向する２片（３）（４）は、平板部材
をコ字型に折曲して対向形成しているが、他の異なる実
施例では、対向する２片（３）（４）から成るフィン部
材（２）は、図８〜図１０に示す如く、平板部材をＶ字
型に折曲して対向形成している。そして、Ｖ字型に折曲
した２片（３）（４）から成るフィン部材（２）は、図
８，図９に示す如く、折曲部（６）とは反対側の開放部
（７）側を金属管（１）に固定している。そして、この
Ｖ字型に折曲した２片（３）（４）から成るフィン部材
（２）は、第５実施例に於いて、図９に示す如く、一方
の２片（３）を他方の２片（４）よりも長く形成してい
る。このようにフィン部材（２）の対向する２片（３）
（４）をＶ字型に折曲して開放部（７）側を金属管
（１）に固定し、一方の２片（３）を他方の２片（４）
よりも長く形成することにより、伝熱面積を増大する事
が出来る。
ン部材（２）の対向する２片（３）（４）は、平板部材
をコ字型に折曲して対向形成しているが、他の異なる実
施例では、対向する２片（３）（４）から成るフィン部
材（２）は、図８〜図１０に示す如く、平板部材をＶ字
型に折曲して対向形成している。そして、Ｖ字型に折曲
した２片（３）（４）から成るフィン部材（２）は、図
８，図９に示す如く、折曲部（６）とは反対側の開放部
（７）側を金属管（１）に固定している。そして、この
Ｖ字型に折曲した２片（３）（４）から成るフィン部材
（２）は、第５実施例に於いて、図９に示す如く、一方
の２片（３）を他方の２片（４）よりも長く形成してい
る。このようにフィン部材（２）の対向する２片（３）
（４）をＶ字型に折曲して開放部（７）側を金属管
（１）に固定し、一方の２片（３）を他方の２片（４）
よりも長く形成することにより、伝熱面積を増大する事
が出来る。
【００１９】また、対向する２片（３）（４）をＶ字型
に折曲して開放部（７）側を金属管（１）に固定するフ
ィン部材（２）は、第６実施例に於いて図８に示す如
く、２片（３）（４）を同一長さで形成している。この
ように、２片（３）（４）を同一長さで形成形成するこ
とにより、平板状の素材を成形するのが容易となると共
にフィン部材（２）の金属管（１）への巻き付けが容易
となる。
に折曲して開放部（７）側を金属管（１）に固定するフ
ィン部材（２）は、第６実施例に於いて図８に示す如
く、２片（３）（４）を同一長さで形成している。この
ように、２片（３）（４）を同一長さで形成形成するこ
とにより、平板状の素材を成形するのが容易となると共
にフィン部材（２）の金属管（１）への巻き付けが容易
となる。
【００２０】また、上記の第５，第６実施例では、Ｖ字
型に折曲したフィン部材（２）を、開放部（７）側から
金属管（１）に固定しているが、異なる第７実施例で
は、図１０に示す如く、Ｖ字型に折曲した２片（３）
（４）から成るフィン部材（２）を、折曲部（６）側で
金属管（１）に固定している。このように、Ｖ字型に折
曲した２片（３）（４）から成るフィン部材（２）を、
折曲部（６）側で金属管（１）に固定することにより、
開放部（７）側を金属管（１）に固定する場合に比較し
固定部が１カ所となり、フィン部材（２）を金属管
（１）に固定する場合、ろう付け等の固定作業が容易と
なる。
型に折曲したフィン部材（２）を、開放部（７）側から
金属管（１）に固定しているが、異なる第７実施例で
は、図１０に示す如く、Ｖ字型に折曲した２片（３）
（４）から成るフィン部材（２）を、折曲部（６）側で
金属管（１）に固定している。このように、Ｖ字型に折
曲した２片（３）（４）から成るフィン部材（２）を、
折曲部（６）側で金属管（１）に固定することにより、
開放部（７）側を金属管（１）に固定する場合に比較し
固定部が１カ所となり、フィン部材（２）を金属管
（１）に固定する場合、ろう付け等の固定作業が容易と
なる。
【００２１】また、上記のフィン部材（２）は、表面
に、フィン部材（２）の表面とは垂直方向に凹凸部
（８）を形成している。この凹凸部（８）は、図２、図
６、図９、図１０に示す如く、フィン部材（２）の２片
（３）（４）の表面に、平面形状がほぼ円形となる凹部
（１０）を設けて形成し、この平面形状が円形の凹部
（１０）を、２片（３）（４）の一方の面から他方の面
側にほぼ円錐状に湾曲して突設している。この凹凸部
（８）は、金属管（１）の外周面に固定する前のフィン
部材（２）に予め形成し、この凹凸部（８）を設けたフ
ィン部材（２）を金属管（１）の表面に巻き付け固定す
るもので、図１は、この巻き付け過程を示す側面図であ
る。
に、フィン部材（２）の表面とは垂直方向に凹凸部
（８）を形成している。この凹凸部（８）は、図２、図
６、図９、図１０に示す如く、フィン部材（２）の２片
（３）（４）の表面に、平面形状がほぼ円形となる凹部
（１０）を設けて形成し、この平面形状が円形の凹部
（１０）を、２片（３）（４）の一方の面から他方の面
側にほぼ円錐状に湾曲して突設している。この凹凸部
（８）は、金属管（１）の外周面に固定する前のフィン
部材（２）に予め形成し、この凹凸部（８）を設けたフ
ィン部材（２）を金属管（１）の表面に巻き付け固定す
るもので、図１は、この巻き付け過程を示す側面図であ
る。
【００２２】このように、平面形状が円形の凹部（１
０）を、フィン部材（２）の対向する２片（３）（４）
の各々に、一方の面から他方の面側にほぼ円錐状に湾曲
して凹凸部（８）を形成することにより、一方の面と他
方の面に凹部（１０）または凸部（１１）が形成され、
フィン部材（２）の表面積を増大し放熱による熱交換機
能を向上する事ができる。また、フィン部材（２）の両
面に凹部（１０）または凸部（１１）が形成される事に
より、凹凸部（８）により、フィン部材（２）の両面に
流体の渦巻状の乱流を発生させ、境界層の剥離による放
熱効果により熱交換機能を更に向上する事ができるもの
である。
０）を、フィン部材（２）の対向する２片（３）（４）
の各々に、一方の面から他方の面側にほぼ円錐状に湾曲
して凹凸部（８）を形成することにより、一方の面と他
方の面に凹部（１０）または凸部（１１）が形成され、
フィン部材（２）の表面積を増大し放熱による熱交換機
能を向上する事ができる。また、フィン部材（２）の両
面に凹部（１０）または凸部（１１）が形成される事に
より、凹凸部（８）により、フィン部材（２）の両面に
流体の渦巻状の乱流を発生させ、境界層の剥離による放
熱効果により熱交換機能を更に向上する事ができるもの
である。
【００２３】また、異なる他の実施例では、凹凸部
（８）は、図３、図５、図７、図８、に示す如く、平面
形状が円形の凹部（１０）を、一方の面から他方の面側
にほぼ円錐状に湾曲して突出すると共に中央部に、一方
の面から他方の面に貫通する貫通孔（１２）を設けて形
成している。この実施例では凹凸部（８）に貫通孔（１
２）を設けた結果、対向する２片（３）（４）から成る
螺旋状に巻き回されたフィン部材（２）の、一方の面か
ら他方の面側に、また他方の面から一方の面側に流体が
貫通し、境界層の剥離が確実に行われ、優れた熱交換機
能を得ることが可能となる。
（８）は、図３、図５、図７、図８、に示す如く、平面
形状が円形の凹部（１０）を、一方の面から他方の面側
にほぼ円錐状に湾曲して突出すると共に中央部に、一方
の面から他方の面に貫通する貫通孔（１２）を設けて形
成している。この実施例では凹凸部（８）に貫通孔（１
２）を設けた結果、対向する２片（３）（４）から成る
螺旋状に巻き回されたフィン部材（２）の、一方の面か
ら他方の面側に、また他方の面から一方の面側に流体が
貫通し、境界層の剥離が確実に行われ、優れた熱交換機
能を得ることが可能となる。
【００２４】また、更に異なる他の実施例では、図４に
示す如く、対向する２片（３）（４）の一方の２片
（３）には、一方の面から他方の面側にほぼ円錐状に湾
曲して凹凸部（８）を形成して、一方の面と他方の面に
凹部（１０）または凸部（１１）を形成する。そして、
対向する２片（３）（４）の他方の２片（４）には、平
面形状が円形の凹部（１０）を、一方の面から他方の面
側にほぼ円錐状に湾曲して突出すると共に中央部に、一
方の面から他方の面に貫通する貫通孔（１２）を設けて
形成している。
示す如く、対向する２片（３）（４）の一方の２片
（３）には、一方の面から他方の面側にほぼ円錐状に湾
曲して凹凸部（８）を形成して、一方の面と他方の面に
凹部（１０）または凸部（１１）を形成する。そして、
対向する２片（３）（４）の他方の２片（４）には、平
面形状が円形の凹部（１０）を、一方の面から他方の面
側にほぼ円錐状に湾曲して突出すると共に中央部に、一
方の面から他方の面に貫通する貫通孔（１２）を設けて
形成している。
【００２５】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成したものである
から、対向する２片によってフィン部材の表面積を増大
し放熱による熱交換機能を向上する事ができる。また、
フィン部材に形成した凹凸部により、流体の渦巻状の乱
流を発生させ、境界層の剥離による放熱効果により熱交
換機能を更に向上する事ができる。
から、対向する２片によってフィン部材の表面積を増大
し放熱による熱交換機能を向上する事ができる。また、
フィン部材に形成した凹凸部により、流体の渦巻状の乱
流を発生させ、境界層の剥離による放熱効果により熱交
換機能を更に向上する事ができる。
【図１】フィン部材の巻き付け固定過程を示す金属管の
側面図。
側面図。
【図２】フイン部材の２片に凹凸部を形成した第１実施
例の部分拡大断面図。
例の部分拡大断面図。
【図３】フイン部材の２片に貫通孔を形成した第１実施
例の部分拡大断面図。
例の部分拡大断面図。
【図４】フイン部材の２片を外方に傾斜させた第２実施
例の部分拡大断面図。
例の部分拡大断面図。
【図５】フイン部材の２片の一方を外方に傾斜させた第
３実施例の部分拡大断面図。
３実施例の部分拡大断面図。
【図６】フイン部材の２片を平行で同一長さに形成した
第４実施例の部分拡大断面図。
第４実施例の部分拡大断面図。
【図７】平行で同一長さに形成したフイン部材の２片に
貫通孔を形成した第４実施例の部分拡大断面図。
貫通孔を形成した第４実施例の部分拡大断面図。
【図８】フイン部材の２片をＶ字型に形成した第６実施
例の部分拡大断面図。
例の部分拡大断面図。
【図９】Ｖ字型に形成したフイン部材の２片の一方を長
く形成した第５実施例の部分拡大断面図。
く形成した第５実施例の部分拡大断面図。
【図１０】Ｖ字型に形成したフイン部材の折曲部を金属
管に固定した第７実施例の部分拡大断面図。
管に固定した第７実施例の部分拡大断面図。
１ 金属管
２ フィン部材
３ ２片
４ ２片
５ 連結片
６ 折曲部
７ 開放部
８ 凹凸部
９ 凹部
１２ 貫通孔
Claims (7)
- 【請求項１】 金属管の外周に金属材製のフィン部材を
螺旋状に巻き付けてなるフィンチューブに於いて、フィ
ン部材を対向する２片により形成したことを特徴とする
フィンチューブ。 - 【請求項２】 対向する２片から成るフィン部材は、平
板部材をコ字型に折曲して対向形成し且つ該２片を結す
る連結片を金属管に固定したことを特徴とする請求項１
のフィンチューブ。 - 【請求項３】 対向する２片から成るフィン部材は、平
板部材をＶ字型に折曲して対向形成し且つ該２片から成
るフィン部材は、折曲部とは反対側の開放部側を金属管
に固定したものであることを特徴とする請求項１のフィ
ンチューブ。 - 【請求項４】 対向する２片から成るフィン部材は、平
板部材をＶ字型に折曲して対向形成し且つ該２片から成
るフィン部材は、折曲部を金属管に固定したものである
ことを特徴とする請求項１のフィンチューブ。 - 【請求項５】 対向する２片から成るフイン部材には、
表面に、平面形状が円形の凹凸部を設けて形成したもの
であることを特徴とする請求項１、２、３、又は４のフ
ィンチューブ。 - 【請求項６】 凹凸部は、平面形状が円形の凹部を、一
方の面から他方の面側に円錐状に湾曲して突設したこと
を特徴とする請求項５のフィンチューブ。 - 【請求項７】 凹凸部は、平面形状が円形の凹部を一方
の面から他方の面側に円錐状に湾曲して突出すると共に
中央部に、一方の面から他方の面に貫通する貫通孔を設
けて形成したことを特徴とする請求項５のフィンチュー
ブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002113734A JP2003307396A (ja) | 2002-04-16 | 2002-04-16 | フィンチューブ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002113734A JP2003307396A (ja) | 2002-04-16 | 2002-04-16 | フィンチューブ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003307396A true JP2003307396A (ja) | 2003-10-31 |
| JP2003307396A5 JP2003307396A5 (ja) | 2005-09-15 |
Family
ID=29395834
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002113734A Withdrawn JP2003307396A (ja) | 2002-04-16 | 2002-04-16 | フィンチューブ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003307396A (ja) |
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-
2002
- 2002-04-16 JP JP2002113734A patent/JP2003307396A/ja not_active Withdrawn
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