JP2003306904A - 融雪および/または凍結防止設備の制御方法、ならびに路面温度推定方法 - Google Patents

融雪および/または凍結防止設備の制御方法、ならびに路面温度推定方法

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JP2003306904A
JP2003306904A JP2002113256A JP2002113256A JP2003306904A JP 2003306904 A JP2003306904 A JP 2003306904A JP 2002113256 A JP2002113256 A JP 2002113256A JP 2002113256 A JP2002113256 A JP 2002113256A JP 2003306904 A JP2003306904 A JP 2003306904A
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road
temperature sensor
road surface
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temperature
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Makoto Miyatsu
信 宮津
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 きめ細かな制御が可能であり、かつ従来より
も低コストで実現できる、融雪および/または凍結防止
設備の制御方法を提供する。 【解決手段】 任意の単位領域を区切って、各々互いに
独立して制御可能な加熱装置を有する2以上の単位区画
を設定し、当該単位区画のうちいずれか1つを路面温度
センサおよび路中温度センサを設けた主単位区画とし、
主単位区画以外の区画を路中温度センサを設けた補助単
位区画としてなる融雪および/または凍結防止のための
設備を制御する方法であって、主単位区画の路面温度セ
ンサにて測定された路面温度から、当該主単位区画にお
ける加熱装置の作動または停止の選択を判定する主単位
区画判定工程と、主単位区画の路中温度センサで測定さ
れた路中温度と補助単位区画の路中温度センサで測定さ
れた路中温度とをもとに、補助単位区画における加熱装
置の作動または停止の選択を判定する補助単位区画判定
工程とを含有することを特徴とする融雪および/または
凍結防止設備の制御、ならびに同様の構成の設備を利用
した路面温度推定方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、融雪および/また
は凍結防止のための設備を制御する方法、ならびに路面
温度の推定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に道路表面(路面)が凍結したり路
面に積雪したりすると、車両の通行や歩行者の歩行に支
障が生じたり、交通事故が発生し易くなる。このため凍
結や積雪している路面を加熱して、融雪や凍結防止を行
うための様々な設備が、従来より知られている。
【0003】図5は、従来の典型的な一例の融雪および
/または凍結防止設備31(以下、「融雪設備31」と
いう)を模式的に示す図である。図5に示す例の融雪設
備31においては、路面の融雪および/または凍結防止
の対象とする任意の領域32(通常、長手の領域であっ
て、その長さが数m〜数km程度である。)に、1台の
路面温度センサ33と、当該領域32の全体にわたって
加熱を施し得る1台の加熱装置34とを備える。上記路
面温度センサ33としては、たとえば、白金測温抵抗体
やサーミスタなどが用いられる。また当該路面温度セン
サ33は、路面水分センサや外気温センサなど、他種の
センサと組み合わせて使用される場合もある。また上記
加熱装置34としては、電気式ヒータや温水パイプな
ど、様々な熱源、方式によるものが適宜使用できる。当
該融雪設備31においては、加熱装置34がたとえば電
気式ヒータである場合には、路面温度センサ33の検知
結果に基づいて通電を制御されるなど、路面温度センサ
33にて検知された路面温度に基づいて、その作動また
は停止の選択が制御されるように実現される。
【0004】また図6は、従来の典型的な他の例の融雪
および/または凍結防止設備41(以下、「融雪設備4
1」という)を模式的に示す図である。図6に示す例の
融雪設備41においては、路面の融雪および/または凍
結防止の対象とする任意の領域42を、複数個の単位区
画43a〜43f(以下、単に「単位区画43」とい
う。)に区切り、単位区画43ごとに、1台ずつの路面
温度センサ44a〜44f(以下、単に「路面温度セン
サ44」という。)と、1台ずつの加熱装置45a〜4
5f(以下、単に「加熱装置45」という。)とをそれ
ぞれ備える。上記路面温度センサ44、加熱装置45と
しては、上述した図5に示した構成の場合と同様のもの
を使用することができる。なおこの場合、路面温度セン
サ44は、上述した他種のセンサと組み合わせて用いら
れてもよく、その組合せは必ずしも1対1でなくともよ
い(たとえば、外気温センサなどは、複数の単位区画に
対して共通して1台設けられることが一般的であ
る。)。かかる融雪設備41においては、単位区画43
ごとに、各路面温度センサ44により測定された温度に
基づき、同一の単位区画の加熱装置45の作動または停
止の選択が制御されるように実現される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示した構成の融雪設備31では、融雪および/または凍
結防止の対象とする領域の全範囲について、1個の路面
温度センサ33からの検知結果に基づく同一の制御によ
り加熱装置34の作動または停止が選択される。このた
め、同じ領域内で路面温度センサ33の設置された位置
から離反した場所では加熱する必要がないにもかかわら
ず領域全体にわたって一律に加熱されてしまったり、あ
るいは逆に、路面温度センサ33の設置された位置から
離反した場所で加熱を施す必要があるにもかかわらず領
域全体にわたって一律に加熱されなかったりなど、きめ
の細かい制御を行うことができない。このような融雪設
備31では、融雪および/または凍結防止のための通電
が必要でない範囲においてもヒータに通電されてしまい
結果としてランニングコストが高くなってしまったり、
また上記通電が必要な範囲において通電されなかったり
してしまい路面の積雪や凍結を確実に防止することがで
きずに充分に安全を確保できない場合がある。
【0006】また図6に示した構成の融雪設備41で
は、領域内を区切る単位区画43ごとに、当該単位区画
に設置された路面温度センサ44に基づき同一の単位区
画43内の加熱装置45が制御されて、各加熱装置45
の作動または停止が選択される。かかる融雪設備41に
おいては、上記の図5に示した構成の融雪設備31とは
異なり、領域全体にわたってきめの細かな制御を行うこ
とができ、上記ランニングコストを低減でき、また充分
に安全を確保することができる。しかしながら、このよ
うな融雪設備41では、一般に高価であるとされる路面
温度センサ44を単位区画43ごとに設置する必要があ
るため、イニシャルコスト(設置に要するコスト)が高
くなってしまう問題があった。
【0007】本発明の目的は、きめ細かな制御が可能で
あり、かつ従来よりも低コストで実現できる、融雪およ
び/または凍結防止設備の制御方法を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するため鋭意研究を行った結果、本発明を完成する
に至った。即ち、本発明は以下のとおりである。 (1)任意の単位領域を区切って、各々互いに独立して
制御可能な加熱装置を有する2以上の単位区画を設定
し、当該単位区画のうちいずれか1つを路面温度センサ
および路中温度センサを設けた主単位区画とし、主単位
区画以外の区画を路中温度センサを設けた補助単位区画
としてなる融雪および/または凍結防止のための設備を
制御する方法であって、主単位区画の路面温度センサに
て測定された路面温度から、当該主単位区画における加
熱装置の作動または停止の選択を判定する主単位区画判
定工程と、主単位区画の路中温度センサで測定された路
中温度と補助単位区画の路中温度センサで測定された路
中温度とをもとに、補助単位区画における加熱装置の作
動または停止の選択を判定する補助単位区画判定工程と
を含有することを特徴とする融雪および/または凍結防
止設備の制御方法。 (2)融雪および/または凍結防止の対象が道路であっ
て、上記単位領域が、道路の長手方向に沿って連続的ま
たは断続的に複数形成されたものである上記(1)に記
載の制御方法。 (3)路面温度センサが温度検出素子であり、路中温度
センサが光ファイバ温度センサである、上記(1)また
は(2)に記載の制御方法。 (4)路面温度センサおよび路中温度センサが共に光フ
ァイバ温度センサである、上記(1)または(2)に記
載の制御方法。 (5)任意の単位領域を区切って2以上の単位区画を設
定し、当該単位区画のうちいずれか1つを路面温度セン
サおよび路中温度センサを設けた主単位区画とし、主単
位区画以外の区画を路中温度センサを設けた補助単位区
画としてなる設備により補助単位区画の路面温度を推定
する方法であって、主単位区画の路面温度センサにて測
定された路面温度と主単位区画の路中温度センサにて測
定された路中温度とから、同一区画内の路面と路中との
温度関係Xを算出し、当該温度関係Xと補助単位区画の
路中温度センサで測定された路中温度とから補助単位区
画における路面温度を推定することを特徴とする路面温
度推定方法。
【0009】
【発明の実施の形態】まず、本発明の制御方法に使用さ
れる融雪および/または凍結防止設備(以下、単に「融
雪設備」ということがある。)について説明する。本発
明における融雪設備は、任意の単位領域を区切って、2
以上の単位区画を設定してなる。単位領域を設定する対
象は、融雪および/または凍結防止の対象となるもので
あるならば特に制限はなく、たとえば、道路、駐車場、
屋根、玄関、出入口、線路、トンネル上部、防音壁、鉄
塔、笠木(パラペット)、冷凍倉庫の扉レールなどが例
示される。単位領域は、このような融雪および/または
凍結防止の対象において、任意に設定される。この単位
領域を区切って単位区画が設定されるが、この単位領域
の区切り方も、2以上の単位区画が設定され得るもので
あるならば、特に制限されるものではない。
【0010】本発明において各単位区画は、各々互いに
独立して制御可能な加熱装置を有する。ここで「互いに
独立して制御可能」とは、各単位区画ごとに、それぞれ
の加熱装置が、作動または停止を選択され得ることを指
す。上記加熱装置としては、特に制限はなく、ロードヒ
ーティング用の加熱装置として当分野にて従来より使用
されている、ロードヒーティング用ケーブル、面状発熱
体などを適宜使用することができる。また、独立して制
御可能ならば、温水パイプやブライン循環パイプ、ヒー
トパイプなど、他の熱源、方式によるものを加熱装置と
して使用してもよい。中でも、制御性および施工性に優
れる観点からは、ロードヒーティング用ケーブルを加熱
装置として使用するのが好ましい。また各加熱装置に換
えて、各単位区画が各々互いに独立して制御可能な散水
装置(スプリンクラー)や凍結防止剤散布装置を有する
ように実現されてもよい。
【0011】また本発明における融雪設備では、上記各
単位区画のうち、いずれか1つに路面温度センサおよび
路中温度センサを設けて主単位区画とし、当該主単位区
画以外の残りの区画に路中温度センサのみを設けて補助
単位区画とする。上記単位区画のいずれを主単位区画と
するかについては、特に制限はないが、路面温度センサ
および路中温度センサを用いた検知結果を、融雪設備の
制御により精密に利用し得る観点からは、より条件の厳
しい(たとえば、日陰になりやすい)区画、あるいは平
均的な条件の区画に配置された区画を主単位区画として
選択するのが好ましい。なお本明細書中において「路
面」は、道路表面および道路内部(路中)の路面から1
5mm深い領域までを指し、「路中」は、路面から15
mmを超えて深い領域を指す。
【0012】本発明において用いる「路面温度センサ」
は、路面近傍の温度を検知するためのセンサであって、
たとえば、光ファイバ温度センサ、白金測温抵抗体、サ
ーミスタ、熱電対など、従来公知の種々のものを特に制
限なく使用することができる。路面温度センサは、路面
あるいは当該路面より15mm以下の範囲内の深さの路
中に埋設され、路面に露出していても露出していなくと
もよい。また本発明において用いる「路中温度センサ」
は、路中に埋設されて当該路中の温度を検知するための
センサであって、たとえば、白金測温抵抗体やサーミス
タ、熱電対などの温度検出素子や、光ファイバ温度セン
サなど、従来公知の種々のものを特に制限なく使用する
ことができる。
【0013】図1は、本発明の方法に使用される好まし
い一例の融雪および/または凍結防止設備1を模式的に
示す図である。融雪および/または凍結防止の対象が道
路である場合、単位領域が道路の長手方向に延びる領域
として選ばれ、かかる単位領域をその長手方向に区切っ
て2以上の単位区画を設定するのが好ましい。単位区画
の大きさに特に制限はないが、各単位区画が設定される
路面の面積が、10m 〜200m程度とすればよ
い。また単位領域を道路の長手方向に延びる領域として
設定する場合、道路において上記長手方向に沿って延び
る領域であるならば、その幅に制限はなく、道路の幅全
体にわたっていてもいなくともよいが、道路の幅全体に
わたっているものであることが好ましい。
【0014】図1には、道路2の長手方向Aに延びる任
意の単位領域3をその長手方向Aに区切って、3個の単
位区画4a,4b,4cの順で設定され、各単位区画4
a,4b,4cに、互いに独立して制御可能な加熱装置
5a,5b,5cがそれぞれ設けられてなる融雪設備1
を示している。また図1においては、中央に配置される
単位区画4bが主単位区画Mに選ばれ、その上面が路面
に露出するように路面温度センサ6が路中に埋設される
とともに、路中温度センサ7bが路中に埋設される。さ
らに残る2つの単位区画4a,4cが補助単位区画Sに
選ばれ、主単位区画Mにおける路中温度センサ7bと同
程度の深さ位置に路中温度センサ7a,7cが埋設され
る。
【0015】図2は、本発明の制御方法の好ましい一例
を示すフローチャートである。本発明の制御方法におい
て重要なことは、上述したような構成の融雪設備を、
〔1〕主単位区画判定工程と、〔2〕補助単位区画判定
工程とを少なくとも経ることによって制御することであ
る。以下、これらの各工程について、図2を参照しなが
ら詳述する。
【0016】〔1〕主単位区画判定工程 本発明の制御方法では、まず、主単位区画判定工程に
て、主単位区画M(単位区画4b)の路面温度センサ6
にて測定された路面温度から、当該主単位区画Mにおけ
る加熱装置5bの作動または停止の選択が判定される。
具体的には、主単位区画Mの路面温度センサ6にて測定
された路面温度の値(主路面温度値Tm)と、予め設定
される温度の値(停止設定値SV、作動設定値SV
(通常、SV>SV))とを比較し、たとえば、主
路面温度値Tmが停止設定値SV以上(Tm≧S
)であれば加熱装置5bの停止(Off)が選択さ
れ、また主路面温度値Tmが作動設定値SV未満(T
m<SV)であれば加熱装置5bの作動(On)が選
択される。上記「予め設定される温度」は、融雪および
/または凍結防止設備1が設置される環境や目的等に応
じて適宜選択される。たとえば、融雪を目的としてかか
る設備1を使用する場合であれば、0℃〜6℃の範囲内
から選択されるのが好適であり、また、凍結防止を目的
としてかかる設備1を使用する場合であれば、0℃〜4
℃の範囲内から選択されるのが好適である。上記例で
は、加熱装置の作動の場合と停止の場合とで互いに異な
る値(停止設定値SV、作動設定値SV)を設定し
たが、これらは同じ値であってもよい。
【0017】〔2〕補助単位区画判定工程 続く〔2〕補助単位区画判定工程では、主単位区画Mに
おける路中温度センサ7bにて測定された路中温度と、
各補助単位区画S(単位区画4a,4c)における路中
温度センサ7a,7cにてそれぞれ測定された路中温度
とをもとに、補助単位区画Sにおける加熱装置5a,5
cの作動または停止の選択を判定する。まず、たとえ
ば、主単位区画Mの路中温度センサ7bで測定された路
中温度の値(主路中温度値Tsm)と、補助単位区画S
の各路中温度センサで測定された路中温度の値(補助路
中温度値Tsi)とを比較演算する。比較演算は、主路
中温度値Tsmと補助路中温度値Tsiとの単純な比較
によってもよいが、補助単位区画Sにおける加熱装置5
a,5cが安全に作動および/または停止し得るべく、
主単位区画の路中温度に対する補助制御の路中温度のバ
イアスとして、状況に応じ適宜設定される制御ディファ
レンシャルを加味して行うよう実現されるのが好まし
い。
【0018】具体的には、制御ディファレンシャルは、
(1)上記主路面温度値Tmが停止設定値SV以上で
ある場合(図3(a)中の領域R1)には「制御ディフ
ァレンシャルdThi」、(2)作動設定値SV以上
停止設定値SV未満である場合(図3(a)中の領域
R2)には「制御ディファレンシャルdTmi」、
(3)作動設定値SV未満である場合(図3(a)中
の領域R3)には「制御ディファレンシャルdTl
i」、というように場合分けして設定する(図3(b)
を参照)。上記(1)の場合(Tm≧SV)、路面温
度が高く、加熱を施す必要性が低い状態であるため、制
御ディファレンシャルdThiは小さな値に設定される
(例えば、0℃)。上記(3)の場合(Tm<S
)、路面温度が低く、加熱を施す必要性が高い状態
であるため、制御ディファレンシャルdTliは大きな
値に設定される(例えば、2℃)。また上記(2)の場
合(SV≦Tm<SV)には、制御ディファレンシ
ャルdTmiは上記(1)、(3)の中間位の標準的な
値に設定される(例えば、1℃)。これらの各場合の制
御ディファレンシャルdThi,dTmi,dTliを
加味し、上記〔1〕の工程における主路面温度値Tmと
停止設定値SVおよび作動設定値SVとの関係に基
づいて場合分けして、主路中温度値Tsmと補助路中温
度値Tsiとを比較演算して、以下のように加熱装置5
a,5cの作動(On)または停止(Off)の選択を
判定する。 (1)Tm≧SVの場合(主単位区画Mの加熱装置
は、Off) Tsi≧Tsm+dThi 補助単位区画Sの加熱装置は、Off Tsi<Tsm+dThi 補助単位区画Sの加熱装置は、On (2)SV≦Tm<SVの場合 Tsi≧Tsm+dTmi 補助単位区画Sの加熱装置は、Off Tsi<Tsm+dTmi 補助単位区画Sの加熱装置は、On (3)Tm<SVの場合(主単位区画Mの加熱装置
は、On) Tsi≧Tsm+dTli 補助単位区画Sの加熱装置は、Off Tsi<Tsm+dTli 補助単位区画Sの加熱装置は、On ここで、図1に示した例のように単位領域内3に補助単
位区画Sが2個以上設定される場合には、各補助単位区
画Sによって、補助路中温度値Tsiは異なる値とな
り、各補助単位区画Sごとに個々に加熱装置の作動また
は停止が選択される。
【0019】上述してきた本発明の制御方法によれば、
各単位区画についてきめ細かく加熱装置の作動または停
止を選択することができる。これにより、路面温度セン
サの設置場所が日陰になりやすい箇所や、坂道下部など
持ち込み雪が発生しやすい箇所であったとしても、主単
位区画における加熱装置が作動していても、不要な補助
単位区画における加熱装置については停止を選択でき
る、というようなきめ細かな融雪設備の制御を実現でき
る。したがって、図5に示した任意の領域に1台の路面
温度センサと加熱装置とを設けた従来とは異なり、ラン
ニングコストを低減することができる。また本発明にお
いては、図6に示した単位区画ごとに路面温度センサを
設けた従来とは異なり、路面温度センサの大半に換えて
比較的安価な路中温度センサを設置した設備を利用する
ため、イニシャルコストを低く抑えることが可能であ
る。
【0020】なお上述した例において、各加熱装置の判
定(〔1〕の工程における主路面温度値Tmと停止設定
値SVまたは作動設定値SVとの比較、ならびに
〔2〕の工程における主路中温度値Tsmと補助路中温
度値Tsiとの比較)において、判定の基準を比較対象
の値に対してそれ以上(≧)であるか未満(<)である
かを設定した例を示したが、比較対象の値に対して大き
い(>)か以下(≦)であるかを判定の基準を設定して
もよく、システム構築に適した条件を適宜採用すればよ
い。
【0021】また上述した例において、主路面温度値T
mと停止設定値SVおよび作動設定値SVとの関係
をもとに、制御ディファレンシャルdThi,dTm
i,dTliを設定したが、これらは上記のように個別
に設定された値であってもよく、またいずれも同じ値で
あってもよい。さらに、制御ディファレンシャルdTh
i,dTmi,dTli、中でも特に制御ディファレン
シャルdTmiは、温度範囲によってさらに細かい段階
に分けて設定されてもよいし、図4(c)に示すように
連続的に設定されてもよい。またさらに、制御ディファ
レンシャルは、補助単位区画Sごとに個別に設定された
値であっても、いずれの補助単位区画Sも同じ値であっ
てもよく、加熱装置への通電状態、外気温、降雪状況、
降雪確率などの気象予測情報などの各種因子を、融雪設
備1が設置される目的や環境などに応じて適宜変更され
てもよく、また後述する温度関係Xに安全性の観点から
状況に応じた適宜の因子を加味して、決定されてもよ
い。
【0022】また上記補助単位区画における加熱装置の
制御のための比較演算は、補助路中温度値Tsiを、上
記〔1〕の工程と同様に予め定められた路中温度の値
(停止設定値SV、作動設定値SV)と比較し、補
助路中温度値Tsiが停止設定値SV以上(Tsi≧
SV)であれば加熱装置5a,5cの停止(Off)
が選択され、また補助路中温度値Tsiが停止設定値S
以上(Tsi<SV )であれば加熱装置5a,5
cの作動(On)が選択されるようにしてもよい。さら
に、この比較に上記制御ディファレンシャルを加味し
て、下記のように制御を行ってもよい。 ・Tsi+dThi(dTli)≧SV 補助単位区画Sの加熱装置は、Off ・Tsi+dThi(dTli)<SV 補助単位区画Sの加熱装置は、On
【0023】本発明においては、上述したような単位領
域を、道路の長手方向に沿って、連続的にまたは断続的
に複数形成し、融雪および/または凍結防止のための設
備が実現されるのが好ましい。これにより、道路の長手
方向に沿った、連続的または断続的な複数の単位領域に
おいて、融雪および/または凍結防止のための設備を用
いたきめ細かで低コストな制御を実現することができ
る。
【0024】上述してきた本発明における融雪設備にお
いて、路面温度センサと路中温度センサとの組合せとし
ては、上記で例示したものの中から適宜選択して組み合
わせればよい。たとえば、路面温度センサを白金測温抵
抗体やサーミスタである温度検出素子で実現し、路中温
度センサを光ファイバ温度センサで実現する場合が挙げ
られる。このような組合せによれば、路面温度センサが
温度検出素子で実現されることで、高精度かつ光ファイ
バと比較して安価という利点があるとともに、路中温度
センサが光ファイバ温度センサ(分布型光ファイバ温度
センサ)で実現されることで、1本の光ファイバ温度セ
ンサを敷設するのみで当該センサの長手方向に沿った温
度分布を検知することができるという利点がある。
【0025】図4は、本発明の方法に使用される好まし
い路面温度センサおよび路中温度センサの組合せの一例
を簡略化して示す図である。なお図4は、路中温度セン
サを分布型光ファイバ温度センサに換えた以外は図1と
同様であり、同様の構成を有する部分については同一の
参照符を付して、説明を省略する。本発明における融雪
設備16では、図4に示すように路面温度センサおよび
路中温度センサがともに光ファイバ温度センサで実現さ
れてもよい。図4には、光ファイバ温度センサ(分布型
光ファイバ温度センサ)が、道路の長手方向Aに概ね沿
って路中に埋設され、主単位区画Mにおいて一部路面近
傍まで浮上してスポット型光ファイバ温度センサとして
形成された例を示す。
【0026】図4に示す例において分布型光ファイバ温
度センサは、その長手方向に単位区画に配置される領域
ごとに、路中温度センサ17a,17b,17cとして
区切ればよい。このような構成をとる場合、主路中温度
値Tsmおよび補助路中温度値Tsiは、上記相当する
単位区画に配置される温度分布型光ファイバ温度センサ
の各領域にて測定される温度分布の平均値、最大値、最
小値などのいずれを選択してもよい。この他、中央値や
加重平均処理を行った後の値でもよい。
【0027】図4に示す構成においては、スポット型光
ファイバ温度センサと分布型光ファイバ温度センサと
は、光ファイバの接続によって、同じ光ファイバによっ
てそれぞれのセンサにて温度を測定し得るように実現さ
れるのが好ましい。これによって路面温度センサおよび
路中温度センサを連携性よく実現でき、また一本の光フ
ァイバ温度センサの敷設で路面温度センサおよび路中温
度センサを実現でき、施工性にすぐれるといった利点が
ある。またこの場合、スポット型光ファイバ温度センサ
は、筐体内にある一定以上の長さの光ファイバをループ
状に収納してなるような構造にて実現されると、高精度
に温度測定を行うことができ、さらに好ましい。
【0028】また本発明の制御方法では、単位領域に近
接して補助単位区画と同様の区画(孫単位区画)を設定
し、当該単位領域の主単位区画(親単位区画)における
加熱装置の作動または停止の選択の結果をもとに選択さ
れた補助単位区画(子単位区画)における作動または停
止の選択の結果にさらに基づいて、当該孫単位区画にお
ける加熱装置の作動または停止の選択が判定されるよう
な構成にて実現されてもよい。
【0029】また本発明は、上述した融雪および/また
は凍結防止設備と主たる部分が同様の構成をとる設備
(以下、単に「設備」という)を利用した、路面温度を
推定する方法をも提供するものである。この本発明の路
面温度推定方法における設備は、加熱装置を必須の構成
要素としない点を除いては、上述した融雪および/また
は凍結防止設備と基本的に同様の構成で実現される。す
なわち、任意の単位領域を区切って2以上の単位区画を
設定し、当該単位区画のうちいずれか1つを路面温度セ
ンサおよび路中温度センサを設けた主単位区画とし、主
単位区画以外の区画を路中温度センサを設けた補助単位
区画としてなる設備を利用する。当該方法は、路面温度
センサの設置されていない補助単位区画における路面温
度を、主単位区画で測定された路面温度および路中温度
をもとに推定する方法である。
【0030】この路面温度推定方法では、まず、主単位
区画の路面温度センサにて測定された路面温度と、主単
位区画の路中温度センサにて測定された路中温度とか
ら、同一区画内の路面と路中との温度関係Xを算出す
る。具体的には、主単位区画の路面温度センサで測定さ
れた路面温度の値(上記主路面温度値Tm)と、主単位
区画の路中温度センサで測定された路中温度の値(上記
主路中温度値Tsm)との差を求め、それに加熱装置へ
の通電状態、外気温、降雪状況、降雪確率などの気象予
測情報などの各種因子を、設備が設置される目的や環境
などに応じて適宜加味して、温度関係Xを決定する。続
いて、この温度関係Xと、補助単位区画における路中温
度センサにて測定された路中温度(具体的には、上記補
助路中温度値Tsi)をもとに、補助単位区画における
路面温度を推定する。この温度関係Xと補助路中温度値
Tsiとから補助単位区画における路面温度を推定する
方法としては、従来公知の各種の方法を用いることがで
きる。
【0031】このような本発明の路面温度推定方法によ
れば、予め設定した所望の箇所(より条件の厳しい(た
とえば、日陰になりやすい)箇所、あるいは平均的な条
件の箇所)においては主単位区画として路面温度センサ
を設置することで高精度な路面の温度を測定し、残余の
箇所については、路面温度センサを設けない補助単位区
画として上記高精度な路面温度と主単位区画における路
中温度との関係とを補助単位区画における路中温度に適
用して路面温度を推定する。これによって、路面への影
響をできるだけ少なくした構成にて、効率的に路面の温
度を測定、推定することが可能である。
【0032】上述した本発明の路面温度推定方法の効果
は、たとえば図4に示したような路中温度センサとして
光ファイバ温度センサ(分布型光ファイバ温度センサ)
を用いた場合に、特に顕著となる。すなわち、分布型光
ファイバ温度センサを道路などの表面温度測定に適用す
る場合、より正確な温度測定のためには、センサを測定
箇所もしくは近傍に設置することが、一般に好ましい。
しかしながら、センサの保護、道路の強度・耐久性の観
点からは、道路の内部深く(好ましくは舗装表層よりも
50mm以上深い場所)に埋設することが好ましい。こ
れら二つの条件が相反するものであるため、分布型光フ
ァイバ温度センサを現実の温度測定へ適用するにあたっ
ては、測定箇所から離れた路側帯などに埋設するか、車
線内の深い場所に設置する方法が採られている。そのた
め、従来、光ファイバ温度センサを利用して温度を測定
しようとすると、測定精度や応答性の点で不充分であ
り、また例えば車線内を除雪した場合、その排雪が路側
に堆積し、車線内とは全く条件の異なる場所を測定して
しまう危険性もあった。このような従来に対し、本発明
においては、たとえば図4に示すように、路面温度セン
サとしてスポット型光ファイバ温度センサを用い、かつ
路中温度センサとして分布型光ファイバ温度センサを用
いた設備に、上述したような路面温度推定方法を適用す
る。これによって、主単位区画においては最も路面温度
に近い温度を高精度に測定することができるとともに、
主単位区画で測定される路面温度と路中温度との温度関
係Xをもとにして補助単位区画の路面温度を推定するた
め、道路構造体への強度・耐久性などに関する影響を最
小限に留めた状態で路面温度の連続分布の推定に適用す
ることができる。
【0033】本発明の路面温度推定方法の用途に特に制
限はないが、上述してきた融雪および/または凍結防止
設備における制御に応用することも可能である。すなわ
ち、路面温度推定方法を、単位区画ごとに各々互いに独
立して制御可能な加熱装置を有する上記融雪設備に適用
し、主単位区画の加熱装置の作動または停止については
上述した本発明の制御方法と同様に行い、補助単位区画
における加熱装置の作動または停止について推定された
路面温度をもとに制御を行うようにしてもよい。
【0034】なお本発明の制御方法および路面温度推定
方法には、たとえば路面水分センサや外気温センサ、降
雪センサ、さらには日射計や風速計など、温度センサと
異なるセンサと組み合わせ、これらによる測定結果を制
御の条件や路面温度の推定に反映させるようにしてもよ
い。これによって、より実用的で効率的な制御や路面温
度の推定を実現することができる。たとえば、路面水分
センサをさらに設ける場合、路面水分センサを主単位区
画のみに設置するようにしても補助単位区画のみに設け
るようにしてもよい。
【0035】上述してきた本発明の制御方法および路面
温度推定方法は、道路に設置する場合について詳述して
きたが、設備を設ける対象(構造物)に特に制限はな
く、路面温度センサを構造物の表面近傍に設け、路中温
度センサを構造物中に設けるなどすれば、たとえばルー
フヒーティングや駐車場などに応用することも可能であ
る。
【0036】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、きめ細かな制御が可能であり、かつ従来よりも
低コストで実現できる、融雪および/または凍結防止設
備の制御方法を提供することができる。また、本発明の
路面温度推定方法によれば、路面への影響をできるだけ
少なくした構成にて、効率的に路面の温度を測定、推定
することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法に使用される好ましい一例の融雪
および/または凍結防止設備1を模式的に示す図であ
る。
【図2】本発明の制御方法の好ましい一例を示すフロー
チャートである。
【図3】本発明のおける制御ディファレンシャルの決定
の仕方の例を簡略化して示す図である。
【図4】本発明の方法に使用される好ましい路面温度セ
ンサおよび路中温度センサの組合せの一例を簡略化して
示す図である。
【図5】従来の典型的な一例の融雪および/または凍結
防止設備31を模式的に示す図である。
【図6】従来の典型的な他の例の融雪および/または凍
結防止設備41を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1 融雪および/または凍結防止設備 2 道路 3 単位領域 4 単位区画 5 加熱装置 6 路面温度センサ 7 路中温度センサ M 主単位区画 S 補助単位区画

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の単位領域を区切って、各々互いに
    独立して制御可能な加熱装置を有する2以上の単位区画
    を設定し、当該単位区画のうちいずれか1つを路面温度
    センサおよび路中温度センサを設けた主単位区画とし、
    主単位区画以外の区画を路中温度センサを設けた補助単
    位区画としてなる融雪および/または凍結防止のための
    設備を制御する方法であって、 主単位区画の路面温度センサにて測定された路面温度か
    ら、当該主単位区画における加熱装置の作動または停止
    の選択を判定する主単位区画判定工程と、 主単位区画の路中温度センサで測定された路中温度と補
    助単位区画の路中温度センサで測定された路中温度とを
    もとに、補助単位区画における加熱装置の作動または停
    止の選択を判定する補助単位区画判定工程とを含有する
    ことを特徴とする融雪および/または凍結防止設備の制
    御方法。
  2. 【請求項2】 融雪および/または凍結防止の対象が道
    路であって、上記単位領域が、道路の長手方向に沿って
    連続的または断続的に複数形成されたものである請求項
    1に記載の制御方法。
  3. 【請求項3】 路面温度センサが温度検出素子であり、
    路中温度センサが光ファイバ温度センサである、請求項
    1または2に記載の制御方法。
  4. 【請求項4】 路面温度センサおよび路中温度センサが
    共に光ファイバ温度センサである、請求項1または2に
    記載の制御方法。
  5. 【請求項5】 任意の単位領域を区切って2以上の単位
    区画を設定し、当該単位区画のうちいずれか1つを路面
    温度センサおよび路中温度センサを設けた主単位区画と
    し、主単位区画以外の区画を路中温度センサを設けた補
    助単位区画としてなる設備により補助単位区画の路面温
    度を推定する方法であって、 主単位区画の路面温度センサにて測定された路面温度と
    主単位区画の路中温度センサにて測定された路中温度と
    から、同一区画内の路面と路中との温度関係Xを算出
    し、当該温度関係Xと補助単位区画の路中温度センサで
    測定された路中温度とから補助単位区画における路面温
    度を推定することを特徴とする路面温度推定方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005265532A (ja) * 2004-03-17 2005-09-29 Narita International Airport Corp 路面凍結検出センサ、路面凍結検出センサの設置方法および路面凍結検出方法
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DE102014116312A1 (de) 2013-11-09 2015-05-13 Martina Lorenz Temperatursensoranordnung für die Oberflächentemperaturmessungen auf beheizbaren Verkehrswegen und Verfahren zur Temperaturregelung unter Verwendung der Temperatursensoranordnung

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