JP2003304917A - 携帯電話用通信遮蔽バッグ - Google Patents

携帯電話用通信遮蔽バッグ

Info

Publication number
JP2003304917A
JP2003304917A JP2002111994A JP2002111994A JP2003304917A JP 2003304917 A JP2003304917 A JP 2003304917A JP 2002111994 A JP2002111994 A JP 2002111994A JP 2002111994 A JP2002111994 A JP 2002111994A JP 2003304917 A JP2003304917 A JP 2003304917A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bag
mobile phone
communication
shielding
bag body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002111994A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Satani
勲 佐谷
Norikazu Yamagishi
令和 山岸
Takaaki Habara
貴明 羽原
Mutsuharu Takesada
睦治 武貞
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Electronics Services Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Electronics Services Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Electronics Services Co Ltd filed Critical Hitachi Electronics Services Co Ltd
Priority to JP2002111994A priority Critical patent/JP2003304917A/ja
Publication of JP2003304917A publication Critical patent/JP2003304917A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に、携帯電話機を収納し、携帯電話機と基
地局との間の電波による通信を遮蔽するのに最適な携帯
電話用通信遮蔽バッグの提供。 【解決手段】 携帯電話用通信遮蔽バッグ1は、携帯電
話機2と基地局との間の通信のための電波を遮蔽する導
電性素材を入れた生地を袋状に形成したバッグ本体10
を有する。バッグ本体10に一端11aの開口部12を
閉鎖する導電性スライドファスナー3を装着する。携帯
電話機2の使用が規制若しくは禁止されている場所にお
いて、携帯電話機2をバッグ本体10の開放した一端1
1aの開口部12から内部に収納する。携帯電話機2と
基地局との間の電波による通信をバッグ本体10の導電
性素材により完全に遮蔽する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に、携帯電話機
を収納し、携帯電話機と基地局との間の電波による通信
を遮蔽するのに最適な携帯電話用通信遮蔽バッグに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年の日本国内においては、無線で携帯
しながら通信するための携帯電話,PHS(Perso
nal Handyphone System)等の携
帯電話機が社会に広く普及してきており、低年令から高
年令までの広範囲の年令層の人が手軽に使える携帯電話
機を所持している。
【0003】従来、携帯電話機を利用して電波による通
信を行うに際し、電磁ノイズ等の電磁波が携帯電話機か
ら発生することが知られており、例えば、補聴器、心臓
のペースメーカー、その他の各種医療用電気機器、自動
ドア、火災報知器、高精度な制御や微弱な信号を取り扱
う各種電子機器等が携帯電話機の周辺にある場合に、携
帯電話機から発生する電磁ノイズ等の電磁波が各種医療
用電気機器や各種電子機器に悪影響を及ぼし、補聴器、
心臓のペースメーカー、その他の各種医療用電気機器、
自動ドア、火災報知器、高精度な制御や微弱な信号を取
り扱う各種電子機器等が携帯電話機から発生する電磁波
により誤動作を起こすおそれがあることが社会的な問題
となっている。
【0004】そして、特に、大勢の人々が利用して混雑
する電車,新幹線,飛行機等の乗物、病院等の医療施
設、映画館,劇場,コンサートホール,美術館等の公共
施設、或いは料亭,会席茶屋,レストラン等の高級料理
店においては、携帯電話機の着信音が鳴ったり、或いは
携帯電話機を使用して通話を行ったりすると、携帯電話
機の周辺にいる乗客,患者,観客,顧客等の多数の人に
不快感を与えてトラブルの原因となり、しかも、携帯電
話機から発生する電磁波が各種医療用電気機器や各種電
子機器に悪影響を及ぼすおそれがあるので、携帯電話機
の周辺にいる多数の人に迷惑がかからないように、不測
の事態以外での携帯電話機の使用が規制若しくは禁止さ
れている。
【0005】さらに、携帯電話機の着信音が鳴らないよ
うにするために、携帯電話機所持者が、あらかじめ携帯
電話機の電源を切ったり、或いは携帯電話機をバイブレ
ータ着信とするマナーモードに設定したりする必要があ
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、現状では、
携帯電話機の使用が規制若しくは禁止されている場所で
あるにも係わらず、携帯電話機の電源を切らなかった
り、或いは携帯電話機をマナーモードに設定しない携帯
電話機所持者も比較的多くおり、携帯電話機所持者のマ
ナーの悪さも問題になっている。
【0007】本発明の目的は、上述する問題点に対処し
て、携帯電話機の使用が規制若しくは禁止されている場
所において、携帯電話機所持者がバッグ本体の一端開口
部の閉鎖具による閉鎖の開放を行い、携帯電話機をバッ
グ本体の開放した一端開口部から内部に収納すると共
に、携帯電話機を収納したバッグ本体の一端開口部を閉
鎖具により閉鎖し、携帯電話機と基地局との間の電波に
よる通信をバッグ本体の導電性素材により遮蔽し、携帯
電話機を使用した電波による通信が行えない状態とな
り、携帯電話機の着信音が鳴らず、従来のようにあらか
じめ携帯電話機の電源を切ったり、或いは携帯電話機を
マナーモードに設定したりする手間が省け、しかも、各
種医療用電気機器や各種電子機器に携帯電話機から発生
する電磁波による悪影響を及ぼすおそれがなく、携帯電
話機の周辺にいる多数の人に迷惑をかけることもない携
帯電話用通信遮蔽バッグを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の携帯電話用通信
遮蔽バッグは、携帯電話機を収納すると共に、携帯電話
機と基地局との間の電波による通信を遮蔽する携帯電話
用通信遮蔽バッグであって、通信のための電波を遮蔽す
る導電性素材を入れた生地を袋状に形成したバッグ本体
を有し、バッグ本体に一端開口部を閉鎖する開閉自在な
閉鎖具を装着したことを特徴とする構成を有するもので
ある。
【0009】本発明の携帯電話用通信遮蔽バッグは、バ
ッグ本体に装着された一端開口部を閉鎖する開閉自在な
閉鎖具が、通信のための電波を遮蔽する導電性スライド
ファスナーである。
【0010】本発明の携帯電話用通信遮蔽バッグは、バ
ッグ本体に装着された一端開口部を閉鎖する開閉自在な
閉鎖具が、通信のための電波を遮蔽する導電性素材を入
れたベルベットクロスファスナーである。
【0011】本発明の携帯電話用通信遮蔽バッグは、バ
ッグ本体の胴部に通信のための電波を遮蔽する導電性素
材を入れたバッグ用取付体が装着され、バッグ用取付体
に吊下用孔が設けられている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施
の形態に係わる携帯電話用通信遮蔽バッグの構成を示す
説明図であり、(a)は携帯電話用通信遮蔽バッグの正
面図、(b)は携帯電話用通信遮蔽バッグの側面図、
(c)は携帯電話用通信遮蔽バッグの背面図である。本
発明の携帯電話用通信遮蔽バッグ1は、図1(a),
(b),(c)に示すように、携帯電話機2を収納する
と共に、携帯電話機2と基地局(図示せず)との間の電
波による通信を遮蔽するものである。
【0013】本発明の携帯電話用通信遮蔽バッグ1は、
図1(a),(b)に示すように、通信のための電波を
遮蔽する導電性素材を入れた生地を袋状に形成したバッ
グ本体10を有し、携帯電話用通信遮蔽バッグ1のバッ
グ本体10には、図1(c)に示すように、一端11a
の開口部12を閉鎖する開閉自在な閉鎖具として通信の
ための電波を遮蔽する導電性スライドファスナー3が装
着されている。
【0014】本発明の携帯電話用通信遮蔽バッグ1は、
図1(b)に示すように、バッグ本体10の胴部13に
通信のための電波を遮蔽する導電性素材を入れたバッグ
用取付体として掛止舌片4が装着され、掛止舌片4に
は、図1(c)に示すように、吊下用孔4aが設けられ
ている。
【0015】携帯電話用通信遮蔽バッグ1のバッグ本体
10の一端11aには、図1(a),(b)に示すよう
に、開口部12が形成され、携帯電話用通信遮蔽バッグ
1のバッグ本体10の他端11bには、図1(c)に示
すように、開口を閉鎖した底部14が形成されている。
【0016】携帯電話用通信遮蔽バッグ1のバッグ本体
10の一端部には、図1(a),(b),(c)に示す
ように、開口部12を閉鎖する導電性スライドファスナ
ー3が開閉自在に設けられている。
【0017】導電性スライドファスナー3は、ファスナ
ーテープ(図示せず)と、ファスナーテープに止着され
た連続した複数個の咬合子(図示せず)と、ファスナー
テープに沿ってスライドし、分離(結合)している咬合
子を結合(分離)するためのスライダ(図示せず)とを
有し、携帯電話用通信遮蔽バッグ1のバッグ本体10の
一端11aの開口部12の開閉を行うものである。
【0018】携帯電話用通信遮蔽バッグ1のバッグ本体
10の表側バッグ地15の一端部の内側及び裏側バッグ
地16の一端部の内側には開口部12を閉鎖する導電性
スライドファスナー3のファスナーテープ(図示せず)
が取付けられている。
【0019】携帯電話用通信遮蔽バッグ1のバッグ本体
10の裏側バッグ地16の外側には、図1(b)に示す
ように、適当な箇所に掛止舌片4が配置され、掛止舌片
4の上端寄りの中央には、図1(c)に示すように、吊
下用孔4aが設けられ、掛止舌片4の下端部が携帯電話
用通信遮蔽バッグ1のバッグ本体10の裏側バッグ地1
6に固着されている。
【0020】図2は本発明の携帯電話用通信遮蔽バッグ
を吊下げるための公共施設に設置された座席を示す側面
図である。映画館,劇場,コンサートホール等の公共施
設の建物の内部には、図2に示すように、座席20が設
置されており、座席20のバックレスト(背もたれ)2
1には適当な箇所に導電性素材を入れたフック22が固
設され、フック22はアース導線23を介して大地24
にアース接地されている。
【0021】次に、本発明の第1の実施の形態の携帯電
話用通信遮蔽バッグの使用方法について説明する。図3
は本発明の第1の実施の形態に係わる携帯電話用通信遮
蔽バッグの座席に対する吊下げ状態を示す側面図であ
る。まず、携帯電話機2の使用が規制若しくは禁止され
ている場所において、携帯電話機所持者は、導電性スラ
イドファスナー3のスライダを指で摘みながらファスナ
ーテープに沿ってスライドさせることにより、導電性ス
ライドファスナー3の互いに結合している咬合子を分離
させ、携帯電話用通信遮蔽バッグ1のバッグ本体10の
一端11aの開口部12の導電性スライドファスナー3
による閉鎖を開放した後、携帯電話機2を携帯電話用通
信遮蔽バッグ1のバッグ本体10の一端11aの開放し
た開口部12から内部に収納する。
【0022】その後、携帯電話機所持者は、導電性スラ
イドファスナー3のスライダを指で摘みながらファスナ
ーテープに沿ってスライドさせることにより、導電性ス
ライドファスナー3の互いに分離している咬合子を結合
させ、携帯電話用通信遮蔽バッグ1のバッグ本体10の
一端11aの開口部12を導電性スライドファスナー3
により閉鎖する。
【0023】そして、携帯電話用通信遮蔽バッグ1のバ
ッグ本体10の導電性素材が携帯電話機2と基地局との
間の電波による通信を遮蔽するので、携帯電話機2を使
用した電波による通信が行えない状態となり、携帯電話
機2の着信音が鳴らないので、あらかじめ携帯電話機2
の電源を切ったり、或いは携帯電話機2をマナーモード
に設定したりする必要もなく、しかも、各種医療用電気
機器や各種電子機器に携帯電話機2から発生する電磁波
による悪影響を及ぼすおそれがなく、携帯電話機2の周
辺にいる多数の人に迷惑をかけることもない。
【0024】さらに、携帯電話用通信遮蔽バッグ1のバ
ッグ本体10の胴部13に装着した掛止舌片4に設けた
吊下用孔4aを座席20のバックレスト(背もたれ)2
1に固設されたフック22に引掛けるのみで、図3に示
すように、携帯電話機2を収納した携帯電話用通信遮蔽
バッグ1のバッグ本体10を掛止舌片4を介して座席2
0のバックレスト(背もたれ)21に固設されたフック
22により吊下げておくことができる。
【0025】しかも、図3に示すように、携帯電話用通
信遮蔽バッグ1のバッグ本体10が掛止舌片4,フック
22,アース導線23を介して大地24に接続されるの
で、携帯電話機2と大地24とを同電位に保ち、電波が
携帯電話用通信遮蔽バッグ1のバッグ本体10の内部に
収納した携帯電話機2に侵入するのを確実に防止するこ
とができる。
【0026】図4は本発明の第2の実施の形態に係わる
携帯電話用通信遮蔽バッグの構成を示す説明図であり、
(a)は携帯電話用通信遮蔽バッグの正面図、(b)は
携帯電話用通信遮蔽バッグの側面図、(c)は携帯電話
用通信遮蔽バッグの背面図である。本発明の携帯電話用
通信遮蔽バッグ1は、図4(a),(b)に示すよう
に、通信のための電波を遮蔽する導電性素材を入れた生
地を袋状に形成したバッグ本体10を有し、携帯電話用
通信遮蔽バッグ1のバッグ本体10には、図4(c)に
示すように、一端11aの開口部12を閉鎖する開閉自
在な閉鎖具として通信のための電波を遮蔽する導電性素
材を入れたベルベットクロスファスナー5が装着されて
いる。
【0027】本発明の携帯電話用通信遮蔽バッグ1は、
図4(b)に示すように、バッグ本体10の胴部13に
通信のための電波を遮蔽する導電性素材を入れたバッグ
用取付体としてベルト通し6が装着され、ベルト通し6
には、図4(c)に示すように、吊下用孔6aが設けら
れている。
【0028】携帯電話用通信遮蔽バッグ1のバッグ本体
10の一端11aには、図4(a),(b)に示すよう
に、開口部12が形成され、携帯電話用通信遮蔽バッグ
1のバッグ本体10の他端11bには、図4(c)に示
すように、開口を閉鎖した底部14が形成されている。
【0029】携帯電話用通信遮蔽バッグ1のバッグ本体
10の一端部には、図4(a),(b),(c)に示す
ように、開口部12を閉鎖するベルベットクロスファス
ナー5が開閉自在に設けられている。
【0030】ベルベットクロスファスナー5は、複数の
ループ(図示せず)を植設したファスナーテープ(図示
せず)と、ループに係合する複数の係止鉤(図示せず)
を植設したファスナーテープ(図示せず)とを有し、携
帯電話用通信遮蔽バッグ1のバッグ本体10の一端11
aの開口部12の開閉を行うものである。
【0031】携帯電話用通信遮蔽バッグ1のバッグ本体
10の裏側バッグ地16の一端縁には、図4(a),
(b)に示すように、表側バッグ地15の一端部の外側
を覆って開口部12を閉鎖するフラップ17が一体に形
成されており、携帯電話用通信遮蔽バッグ1のバッグ本
体10の表側バッグ地15の一端部の外側にはベルベッ
トクロスファスナー5の一方のファスナーテープ(図示
せず)が取付けられ、携帯電話用通信遮蔽バッグ1のバ
ッグ本体10の裏側バッグ地16のフラップ17の内側
にはベルベットクロスファスナー5の他方のファスナー
テープ(図示せず)が取付けられている。
【0032】携帯電話用通信遮蔽バッグ1のバッグ本体
10の裏側バッグ地16の外側には、図4(b)に示す
ように、ベルト通し6が配置され、ベルト通し6には、
図4(c)に示すように、折り返した部分の適当な箇所
に吊下用孔6aが設けられ、ベルト通し6の重合する両
端部が携帯電話用通信遮蔽バッグ1のバッグ本体10の
裏側バッグ地16に固着されている。
【0033】次に、本発明の第2の実施の形態の携帯電
話用通信遮蔽バッグの使用方法について説明する。図5
は本発明の第2の実施の形態に係わる携帯電話用通信遮
蔽バッグの座席に対する吊下げ状態を示す側面図であ
る。まず、携帯電話機2の使用が規制若しくは禁止され
ている場所において、携帯電話機所持者は、携帯電話用
通信遮蔽バッグ1のバッグ本体10の裏側バッグ地16
のフラップ17を指で掴みながら表側バッグ地15の一
端部から引き剥がすことにより、ベルベットクロスファ
スナー5の互いに係合しているループと係止鉤とを分離
させ、携帯電話用通信遮蔽バッグ1のバッグ本体10の
一端11aの開口部12のベルベットクロスファスナー
5による閉鎖を開放した後、携帯電話機2を携帯電話用
通信遮蔽バッグ1のバッグ本体10の一端11aの開放
した開口部12から内部に収納する。
【0034】その後、携帯電話機所持者は、携帯電話用
通信遮蔽バッグ1のバッグ本体10の裏側バッグ地16
のフラップ17を指で掴みながら表側バッグ地15の一
端部の外側に押し当てることにより、ベルベットクロス
ファスナー5の互いに分離しているループと係止鉤とを
係合させ、携帯電話用通信遮蔽バッグ1のバッグ本体1
0の一端11aの開口部12をベルベットクロスファス
ナー5により閉鎖する。
【0035】そして、携帯電話用通信遮蔽バッグ1のバ
ッグ本体10の導電性素材が携帯電話機2と基地局との
間の電波による通信を遮蔽するので、携帯電話機2を使
用した電波による通信が行えない状態となり、携帯電話
機2の着信音が鳴らないので、あらかじめ携帯電話機2
の電源を切ったり、或いは携帯電話機2をマナーモード
に設定したりする必要もなく、しかも、各種医療用電気
機器や各種電子機器に携帯電話機2から発生する電磁波
による悪影響を及ぼすおそれがなく、携帯電話機2の周
辺にいる多数の人に迷惑をかけることもない。
【0036】また、携帯電話用通信遮蔽バッグ1のバッ
グ本体10の胴部13に装着したベルト通し6にズボン
(図示せず)のベルト(図示せず)を挿通すれば、携帯
電話機2を収納した携帯電話用通信遮蔽バッグ1のバッ
グ本体10をベルト通し6を介してズボンのベルトに吊
下げて携帯することができる。
【0037】さらに、携帯電話用通信遮蔽バッグ1のバ
ッグ本体10の胴部13に装着したベルト通し6に設け
た吊下用孔6aを座席20のバックレスト(背もたれ)
21に固設されたフック22に引掛けるのみで、図5に
示すように、携帯電話機2を収納した携帯電話用通信遮
蔽バッグ1のバッグ本体10をベルト通し6を介して座
席20のバックレスト(背もたれ)21に固設されたフ
ック22により吊下げておくことができる。
【0038】しかも、図5に示すように、携帯電話用通
信遮蔽バッグ1のバッグ本体10がベルト通し6,フッ
ク22,アース導線23を介して大地24に接続される
ので、携帯電話機2と大地24とを同電位に保ち、電波
が携帯電話用通信遮蔽バッグ1のバッグ本体10の内部
に収納した携帯電話機2に侵入するのを確実に防止する
ことができる。
【0039】なお、上述した実施の形態では、携帯電話
用通信遮蔽バッグのバッグ本体に装着された一端開口部
を閉鎖する閉鎖具として、導電性スライドファスナーや
導電性素材を入れたベルベットクロスファスナーを使用
したが、閉鎖具は導電性スライドファスナーや導電性素
材を入れたベルベットクロスファスナー以外のものも使
用することが可能である。
【0040】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の携帯電話
用通信遮蔽バッグによれば、携帯電話機の使用が規制若
しくは禁止されている場所において、携帯電話機所持者
がバッグ本体の一端開口部の閉鎖具による閉鎖を開放す
るのみで、携帯電話機をバッグ本体の開放した一端開口
部から内部に収納することができ、閉鎖具が携帯電話機
を収納したバッグ本体の一端開口部を完全に閉鎖するの
で、携帯電話機と基地局との間の電波による通信をバッ
グ本体の導電性素材により遮蔽することができ、携帯電
話機を使用した電波による通信が行えない状態となり、
携帯電話機の着信音が鳴らないので、従来のようにあら
かじめ携帯電話機の電源を切ったり、或いは携帯電話機
をマナーモードに設定したりする手間が省け、しかも、
各種医療用電気機器や各種電子機器に携帯電話機から発
生する電磁波による悪影響を及ぼすおそれがなく、携帯
電話機の周辺にいる多数の人に迷惑をかけることもな
い。
【0041】本発明の携帯電話用通信遮蔽バッグによれ
ば、バッグ本体に装着された一端開口部を閉鎖する閉鎖
具が導電性スライドファスナーであるので、バッグ本体
の一端開口部の導電性スライドファスナーによる開閉が
簡単に行え、携帯電話機と基地局との間の電波による通
信を導電性スライドファスナーにより完全に遮蔽するこ
とができる。
【0042】本発明の携帯電話用通信遮蔽バッグによれ
ば、バッグ本体に装着された一端開口部を閉鎖する閉鎖
具が導電性素材を入れたベルベットクロスファスナーで
あるので、バッグ本体の一端開口部のベルベットクロス
ファスナーによる開閉が容易に行え、携帯電話機と基地
局との間の電波による通信をベルベットクロスファスナ
ーの導電性素材により完全に遮蔽することができる。
【0043】本発明の携帯電話用通信遮蔽バッグによれ
ば、携帯電話機の使用が規制若しくは禁止されている映
画館,劇場,コンサートホール等の公共施設において、
公共施設の建物の内部に設置されている座席に固設され
た導電性素材を入れたフックをあらかじめアース接地し
ておけば、バッグ本体の胴部に装着した導電性素材を入
れたバッグ用取付体に設けた吊下用孔を座席のフックに
引掛けるのみで、携帯電話機を収納したバッグ本体がバ
ッグ用取付体を介して座席に固設したフックにより吊下
げられ、しかも、バッグ本体がバッグ用取付体,フック
等を介して大地に接続されるので、携帯電話機と大地と
を同電位に保ち、電波がバッグ本体の内部に収納した携
帯電話機に侵入するのを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わる携帯電話用
通信遮蔽バッグの構成を示す説明図。
【図2】本発明の携帯電話用通信遮蔽バッグを吊下げる
ための公共施設に設置された座席を示す側面図。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係わる携帯電話用
通信遮蔽バッグの座席に対する吊下げ状態を示す側面
図。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係わる携帯電話用
通信遮蔽バッグの構成を示す説明図。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係わる携帯電話用
通信遮蔽バッグの座席に対する吊下げ状態を示す側面
図。
【符号の説明】
1 携帯電話用通信遮蔽バッグ 2 携帯電話機 3 導電性スライドファスナー(閉鎖具) 4 掛止舌片(バッグ用取付体) 4a 吊下用孔 5 ベルベットクロスファスナー(閉鎖具) 6 ベルト通し(バッグ用取付体) 6a 吊下用孔 10 バッグ本体 11a 一端 11b 他端 12 開口部 13 胴部 14 底部 15 表側バッグ地 16 裏側バッグ地 17 フラップ 20 座席 21 バックレスト(背もたれ) 22 フック 23 アース導線 24 大地
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 羽原 貴明 神奈川県横浜市戸塚区品濃町504番地2 日立電子サービス株式会社内 (72)発明者 武貞 睦治 神奈川県横浜市戸塚区品濃町504番地2 日立電子サービス株式会社内 Fターム(参考) 5K023 AA07 BB28 KK00 MM03 QQ03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯電話機を収納すると共に、携帯電話
    機と基地局との間の電波による通信を遮蔽する携帯電話
    用通信遮蔽バッグであって、 通信のための電波を遮蔽する導電性素材を入れた生地を
    袋状に形成したバッグ本体を有し、バッグ本体に一端開
    口部を閉鎖する開閉自在な閉鎖具を装着したことを特徴
    とする携帯電話用通信遮蔽バッグ。
  2. 【請求項2】 バッグ本体に装着された一端開口部を閉
    鎖する開閉自在な閉鎖具は、通信のための電波を遮蔽す
    る導電性スライドファスナーである請求項1に記載の携
    帯電話用通信遮蔽バッグ。
  3. 【請求項3】 バッグ本体に装着された一端開口部を閉
    鎖する開閉自在な閉鎖具は、通信のための電波を遮蔽す
    る導電性素材を入れたベルベットクロスファスナーであ
    る請求項1に記載の携帯電話用通信遮蔽バッグ。
  4. 【請求項4】 バッグ本体の胴部に通信のための電波を
    遮蔽する導電性素材を入れたバッグ用取付体が装着さ
    れ、バッグ用取付体に吊下用孔が設けられている請求項
    1乃至3に記載の携帯電話用通信遮蔽バッグ。
JP2002111994A 2002-04-15 2002-04-15 携帯電話用通信遮蔽バッグ Pending JP2003304917A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002111994A JP2003304917A (ja) 2002-04-15 2002-04-15 携帯電話用通信遮蔽バッグ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002111994A JP2003304917A (ja) 2002-04-15 2002-04-15 携帯電話用通信遮蔽バッグ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003304917A true JP2003304917A (ja) 2003-10-28

Family

ID=29394628

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002111994A Pending JP2003304917A (ja) 2002-04-15 2002-04-15 携帯電話用通信遮蔽バッグ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003304917A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100783110B1 (ko) 2007-06-25 2007-12-07 신효균 전파 차단용 휴대폰 보관 봉투
KR100828133B1 (ko) * 2005-10-14 2008-05-14 신효균 전파 차단용 휴대폰 보관 봉투
GB2446568A (en) * 2007-02-16 2008-08-20 Nicholas Rose Device to protect the user of a mobile telephone handset from radiological radiation
JP2013118926A (ja) * 2011-12-07 2013-06-17 Nissei Ltd 携帯電話機用収納袋
WO2021125542A1 (ko) * 2019-12-19 2021-06-24 손기명 전자파 차폐용 파우치

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100828133B1 (ko) * 2005-10-14 2008-05-14 신효균 전파 차단용 휴대폰 보관 봉투
GB2446568A (en) * 2007-02-16 2008-08-20 Nicholas Rose Device to protect the user of a mobile telephone handset from radiological radiation
KR100783110B1 (ko) 2007-06-25 2007-12-07 신효균 전파 차단용 휴대폰 보관 봉투
JP2013118926A (ja) * 2011-12-07 2013-06-17 Nissei Ltd 携帯電話機用収納袋
WO2021125542A1 (ko) * 2019-12-19 2021-06-24 손기명 전자파 차폐용 파우치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5887777A (en) Computer carrying bag
US5887723A (en) Computer jacket
CN107914884B (zh) 隐私间隔物及用于飞机的隐私间隔物系统
US5844996A (en) Active electronic noise suppression system and method for reducing snoring noise
US20040154076A1 (en) Garment and detachable garment liner having a secure and integrated pocket system
JP2006527934A (ja) ヘッドセットワイヤ
US7515708B1 (en) Privacy case for telephones
JP2003304917A (ja) 携帯電話用通信遮蔽バッグ
JPH11513867A (ja) シールド装置
JP2003524460A (ja) 携帯型端末の携行装置
EP0915572A1 (en) Shielding system for mobile and radio telephones
CN213818781U (zh) 一种手机信号屏蔽袋
JP3139340U (ja) 電磁波遮断携帯電話収納袋
JP2969214B2 (ja) 携帯無線通信機用ポケットを備えた上衣
JPH11121964A (ja) 携帯用電話器用電磁波遮断袋
JP3211160B2 (ja) 電磁波抑制型携帯電話機ケース
CN216904889U (zh) 一种具有降噪防尘装置的通讯设备
JP3484529B2 (ja) 通話装置およびイヤホン
JP2004011368A (ja) 通信用電波遮蔽部屋
JP3075767U (ja) 携帯電話用イヤホーン
KR200148822Y1 (ko) 유해전자파의 차폐용 금속박판을 가진 휴대폰 케이스
GB2330726A (en) Radiation shielding case for mobile and radio telephones.
JP2004011367A (ja) 電波遮蔽用壁紙
JP3042055U (ja) 通信用高周波被曝防止型携帯電話機
JP2000236931A (ja) 携帯電話用紛失防止リールストラップ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041214

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050204

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051206