JP2003304502A - 特殊再生装置及び特殊再生方法 - Google Patents

特殊再生装置及び特殊再生方法

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JP2003304502A
JP2003304502A JP2002104847A JP2002104847A JP2003304502A JP 2003304502 A JP2003304502 A JP 2003304502A JP 2002104847 A JP2002104847 A JP 2002104847A JP 2002104847 A JP2002104847 A JP 2002104847A JP 2003304502 A JP2003304502 A JP 2003304502A
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video
frame
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timing
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JP2002104847A
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Tomoyuki Morikawa
智之 森川
Nobukazu Kurauchi
伸和 倉内
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の映像再生配信装置を使って高速再生を
行うには、コンテンツ記憶部942、送信データ作成部
926、データ送信部924、通信制御部922、外部
ネットワーク104、端末装置、全てが、2倍の高速映
像情報を処理する能力が必要であった。 【解決手段】 コンテンツ記憶部142に縮減版映像コ
ンテンツを記憶し、この縮減版映像コンテンツの各フレ
ームに記録するタイムスタンプを、通常映像コンテンツ
の同一フレームに記録したタイムスタンプの半分にす
る。或いは又は、縮減版映像コンテンツ送信時のフレー
ム送信用タイミングクロックの周波数を2倍にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像情報を記憶
し、記憶している映像情報を再生し、ネットワークを経
由して配信することのできる、映像情報の再生装置に関
するものである。
【0002】特に、記憶している映像情報を実際の時間
通りに再生する通常再生に加え、実際の時間よりも高速
に、いわゆる特殊再生を行い、この特殊再生した映像情
報を、ネットワークを経由して配信することのできる、
映像情報の特殊再生装置に関するものである。
【0003】
【従来の技術】従来の映像情報再生装置、特にいわゆる
高速再生することのできる映像情報特殊再生装置には、
例えば、特開2001−346142号公報に記載のも
のがあった。
【0004】従来の映像情報特殊再生装置の一実施の形
態である、映像再生配信装置のブロック構成を図4に示
す。この映像再生配信装置902は、外部ネットワーク
104に接続された端末装置(図示していない)から、
映像の再生送信要求指示を受信する。
【0005】通常、この再生送信要求指示は、この映像
再生配信装置902を運営しているものと、何らかの映
像配信サービス提供に関する契約を行っている者から、
端末装置を経由して送られて来る。しかしながら、必ず
しもそれに限るものではなく、特別の契約関係を有さな
い、一般不特定者からの要求指示を受け付けるものであ
っても良い。
【0006】通常、この再生送信要求指示は、この映像
再生配信装置902のコンテンツ記憶部942に記憶し
ている映像コンテンツを指定し、その映像コンテンツを
読み出して再生し、外部ネットワーク104を経由し
て、要求元である端末装置へ配信するよう、要求するも
のである。
【0007】映像再生配信装置902は、この再生送信
要求指示を、外部ネットワーク104、通信制御部92
2、指示情報受信部908を経由して受信し、制御部9
06へ送る。
【0008】制御部906では、受信した再生送信要求
指示を解読し、指示されたコンテンツをコンテンツ記憶
部942から読み出して送信データ作成部926へ送
り、送信データ作成部で配信用のデータに加工し、デー
タ送信部で送信タイミングを決定しながら通信制御部9
22を経て、外部ネットワーク104に出力する。
【0009】送信データ作成部926とデータ送信部9
24が行う、送信時のタイミングチャートを図5に示
す。図5は、再生された映像の第0フレームから第2フ
レームまでと、第nフレームが送信される時のタイミン
グを示している。
【0010】再生された映像の第0フレームから第2フ
レームまでと、第nフレームには、図5に示すように、
タイムスタンプが記録されており、その値は、それぞれ
000、030、060、30xnである。このタイム
スタンプは各フレームが送信されるべき時間(タイミン
グ)を示している。
【0011】この映像再生配信装置902は、別に各フ
レームを送信するタイミングを決定するためのフレーム
送信用タイミングクロックを有している。この映像再生
配信装置902では、例えばこのクロックの1波長は1
msecである。
【0012】送信データ作成部926とデータ送信部9
24は、フレーム送信用タイミングクロックのクロック
数を数え、その先頭からの数が、各フレームに記録され
たタイムスタンプの値と一致したタイミングで、或い
は、完全に一致するタイミングから所定の時間前後した
タイミングで、その映像フレームを通信制御部922へ
送り、通信制御部922から外部ネットワーク104に
出力する。
【0013】以上の処理によって、この映像再生配信装
置902が配信する映像情報は、正確に1フレーム当り
30msecのレートが保障される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の映像再生配信装置902を使って、高速再生しよう
とすると、次のような方法を取らなければならなかっ
た。
【0015】第1の方法として、上記従来の映像再生配
信装置は上記通常再生の通り、1フレーム当り30ms
ecのレートで送信し、この送信された映像情報を受信
した端末装置側で高速再生する方法がある。しかしなが
ら、この方法では、受信する端末装置側で、送信された
映像情報を一旦蓄積することが必要であり、更にこの蓄
積された映像情報を高速で再生するための手段も必要に
なる。
【0016】第2の方法として、上記従来の映像再生配
信装置902が、コンテンツ記憶部942に記憶してい
る通常映像コンテンツ944を、例えば通常の2倍の速
度で読み出し、これをそのまま、送信データ作成部92
6、データ送信部924、通信制御部922を経由して
外部ネットワーク104に送信し、この配信された映像
情報を受信した端末装置側でも、そのまま2倍の速度で
再生する方法がある。しかしながら、この方法では、コ
ンテンツ記憶部942、送信データ作成部926、デー
タ送信部924、通信制御部922、外部ネットワーク
104、端末装置、全てが、2倍の高速映像情報を処理
する能力が必要となる。
【0017】例えば、コンテンツ記憶部942は、通常
映像コンテンツ944を2倍の速さで読み出すことが必
要になり、外部ネットワーク104も2倍の容量の映像
データを送信することが必要になる。従って、外部ネッ
トワーク104は2倍の帯域を持つことが必要であり、
多くの端末装置からこのような高速再生の要求がある
と、帯域を確保することが困難になる。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の第1の特殊再生装置では、第1の映像情報
と、この映像情報から映像フレームを削減した第2の映
像情報と、を有する。
【0019】本発明の第2の特殊再生装置では、前記第
2の映像情報として、削減率の異なる複数の映像情報を
有する。
【0020】本発明の第3の特殊再生装置では、前記第
2の映像情報は、前記第1の映像情報の映像フレームを
等間隔で間引いた映像情報である。
【0021】本発明の第4の特殊再生装置では、前記第
1の映像情報と前記第2の映像情報は、各フレーム単位
で送出するタイミングを決定するためのタイムスタンプ
情報を有し、前記第2の映像情報の各フレームを送出す
るタイミングを決定するためのクロック情報の周波数
は、前記第1の映像情報の各フレームを送出するタイミ
ングを決定するためのクロック情報の周波数に比べて、
フレーム数の削減率に比例して増加する。
【0022】本発明の第5の特殊再生装置では、前記第
1の映像情報と前記第2の映像情報は、各フレーム単位
で送出するタイミングを決定するためのタイムスタンプ
情報を有し、前記第2の映像情報の各フレームのタイム
スタンプ情報の値は、前記第1の映像情報の各フレーム
のタイムスタンプ情報の値に比べて、フレーム数の削減
率に比例して低下する。
【0023】本発明の第1の特殊再生方法では、第1の
映像情報と、この映像情報から映像フレームを削減した
第2の映像情報と、を使用する。
【0024】本発明の第2の特殊再生方法では、前記第
2の映像情報として、削減率の異なる複数の映像情報を
使用する。
【0025】本発明の第3の特殊再生方法では、前記第
2の映像情報は、前記第1の映像情報の映像フレームを
等間隔で間引いた映像情報である。
【0026】本発明の第4の特殊再生方法では、前記第
1の映像情報と前記第2の映像情報は、各フレーム単位
で送出するタイミングを決定するためのタイムスタンプ
情報を有し、前記第2の映像情報の各フレームを送出す
るタイミングを決定するためのクロック情報の周波数
は、前記第1の映像情報の各フレームを送出するタイミ
ングを決定するためのクロック情報の周波数に比べて、
フレーム数の削減率に比例して増加する。
【0027】本発明の第5の特殊再生方法では、前記第
1の映像情報と前記第2の映像情報は、各フレーム単位
で送出するタイミングを決定するためのタイムスタンプ
情報を有し、前記第2の映像情報の各フレームのタイム
スタンプ情報の値は、前記第1の映像情報の各フレーム
のタイムスタンプ情報の値に比べて、フレーム数の削減
率に比例して低下する。
【0028】本発明の第1の特殊再生プログラムは、コ
ンピュータによって実行される特殊再生用コンピュータ
プログラムであって、第1の映像情報と、この映像情報
から映像フレームを削減した第2の映像情報と、を使用
する。
【0029】本発明の第2の特殊再生プログラムでは、
前記第2の映像情報として、削減率の異なる複数の映像
情報を使用する。
【0030】本発明の第3の特殊再生プログラムでは、
前記第2の映像情報は、前記第1の映像情報の映像フレ
ームを等間隔で間引いた映像情報である。
【0031】本発明の第4の特殊再生プログラムでは、
前記第1の映像情報と前記第2の映像情報は、各フレー
ム単位で送出するタイミングを決定するためのタイムス
タンプ情報を有し、前記第2の映像情報の各フレームを
送出するタイミングを決定するためのクロック情報の周
波数は、前記第1の映像情報の各フレームを送出するタ
イミングを決定するためのクロック情報の周波数に比べ
て、フレーム数の削減率に比例して増加する。
【0032】本発明の第5の特殊再生プログラムでは、
前記第1の映像情報と前記第2の映像情報は、各フレー
ム単位で送出するタイミングを決定するためのタイムス
タンプ情報を有し、前記第2の映像情報の各フレームの
タイムスタンプ情報の値は、前記第1の映像情報の各フ
レームのタイムスタンプ情報の値に比べて、フレーム数
の削減率に比例して低下する。
【0033】本発明の第1の特殊再生プログラムを記録
した媒体では、前記いずれかの特殊再生用コンピュータ
プログラムを記録する。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
しながら説明する。
【0035】(実施の形態1)本発明の、実施の形態1
である特殊再生映像配信装置のブロック構成を図1に示
す。この特殊再生映像配信装置102は、外部ネットワ
ーク104に接続された端末装置(図示していない)か
ら、映像の通常再生送信要求指示、或いは又は、特殊再
生送信要求指示(両者を併せて、再生送信要求指示と言
う)を受信する。
【0036】この再生送信要求指示は、この特殊再生映
像配信装置102を運営しているものと、何らかの映像
配信サービス提供に関する契約を行っている者から、端
末装置を経由して送られて来る。しかしながら、必ずし
もそれに限るものではなく、特別の契約関係を有さな
い、一般不特定者からの要求指示を受け付けるものであ
っても良い。
【0037】この再生送信要求指示は、この特殊再生映
像配信装置102のコンテンツ記憶部142に記憶して
いる映像コンテンツを指定し、その映像コンテンツを読
み出して再生し、外部ネットワーク104を経由して、
要求元である端末装置へ配信するよう、要求するもので
ある。
【0038】この再生送信要求指示が、通常再生送信要
求指示であるならば、実際の時間と同じ時間で、いわゆ
る通常再生を行い、その再生映像情報を外部ネットワー
ク104を経由して送信する。
【0039】この再生送信要求指示が、特殊再生送信要
求指示であるならば、例えば、本実施の形態の特殊再生
映像配信装置102では、実際の時間の2倍の速さで、
いわゆる高速再生を行い、その再生映像情報を外部ネッ
トワーク104を経由して送信する。
【0040】この特殊再生映像配信装置102は、この
再生送信要求指示を、外部ネットワーク104、通信制
御部122、指示情報受信部108を経由して受信し、
制御部106へ送る。
【0041】制御部106では、受信した再生送信要求
指示を解読する。
【0042】受信した再生送信要求指示が、通常再生送
信要求指示であるならば、指示されたコンテンツをコン
テンツ記憶部142に記憶している通常映像コンテンツ
144の中から読み出し、送信データ作成部126へ送
り、送信データ作成部126で配信用のデータに加工
し、データ送信部124で送信タイミングを決定しなが
ら通信制御部122を経て、外部ネットワーク104に
出力する。
【0043】この時に、送信データ作成部126とデー
タ送信部124が行う、送信のタイミングチャートは、
図5に示す、従来の映像再生配信装置902と同一であ
るから、説明を省略する。
【0044】受信した再生送信要求指示が、特殊再生送
信要求指示であるならば、指示されたコンテンツをコン
テンツ記憶部142に記憶している縮減版映像コンテン
ツ146の中から読み出し、送信データ作成部126へ
送り、送信データ作成部126で配信用のデータに加工
し、データ送信部124で送信タイミングを決定しなが
ら通信制御部122を経て、外部ネットワーク104に
出力する。
【0045】例えば本実施の形態の特殊再生映像配信装
置102では、この縮減版映像コンテンツ146は、通
常映像コンテンツ144のフレームを、一つ置きに間引
いたものである。
【0046】このようにすることで、この縮減版映像コ
ンテンツ146の全フレーム数は、通常映像コンテンツ
144のフレーム数の半分になっている。
【0047】この縮減版映像コンテンツ146を送信
し、再生することによって、通常映像コンテンツ144
と同一のコンテンツを、2倍の速さで、高速再生するこ
とができる。
【0048】この時に、送信データ作成部126とデー
タ送信部124が行う、送信時のタイミングチャート
を、図2に示す。図2は、再生された映像の第0フレー
ム、第2フレーム、第4フレームと、第2nフレームが
送信される時のタイミングを示している。
【0049】本実施の形態の特殊再生映像配信装置で
は、縮減版映像コンテンツ146は、通常映像コンテン
ツ144のフレームが、一つ置きに間引かれているの
で、偶数番号のフレームしか存在していない。
【0050】各偶数番号のフレームには、従来の映像再
生配信装置と同様、タイムスタンプが記録されており、
このタイムスタンプとフレーム送信用タイミングクロッ
クによって、送信するタイミングを決定する。
【0051】本実施の形態の特殊再生映像配信装置で
は、各偶数番号のフレームに記録されるタイムスタンプ
の値は、従来の映像再生配信装置の各同一番号のフレー
ムに記録されていたタイムスタンプと同じ値が、記録さ
れている。その値は、第0フレーム、000、第2フレ
ーム、060、第4フレーム、0120、第2nフレー
ム、30x2nである。
【0052】上記の通り、本実施の形態の特殊再生映像
配信装置は、別に、各フレームを送信するタイミングを
決定するためのフレーム送信用タイミングクロックを有
している。
【0053】本実施の形態の特殊再生映像配信装置で
は、例えばこのクロックの1波長は0.5msecであ
る。
【0054】送信データ作成部126とデータ送信部1
24は、フレーム送信用タイミングクロックのクロック
数を数え、その先頭からの数が、各フレームに記録され
たタイムスタンプの値と一致したタイミングで、或い
は、完全に一致するタイミングから所定の時間前後した
タイミングで、その映像フレームを通信制御部122へ
送り、通信制御部122から外部ネットワーク104に
出力する。
【0055】即ち、フレーム送信用タイミングクロック
を先頭から60数えた時に、第2フレームを送信し、フ
レーム送信用タイミングクロックを先頭から120数え
た時に、第4フレームを送信し、フレーム送信用タイミ
ングクロックを先頭から30x2n数えた時に、第2n
フレームを送信する。
【0056】以上の処理によって、この特殊再生映像配
信装置が配信する映像情報は、従来の映像再生配信装置
が配信する映像情報と全く同一の、正確に1フレーム当
りの送出レートを30msecで保障することができ
る。
【0057】この縮減版映像コンテンツ146は、通常
映像コンテンツ144のフレームを、一つ置きに間引い
たものであるから、それを従来の映像再生配信装置が配
信する映像情報と全く同一の、正確に1フレーム当り3
0msecのレートで再生することによって、2倍の高
速再生を実現することができる。
【0058】このような構成によって、コンテンツ記憶
部142、送信データ作成部126、データ送信部12
4、通信制御部122、外部ネットワーク104、端末
装置、全て、従来の、映像再生配信装置と全く同一処理
能力のままでありながら、単に、フレーム送信用タイミ
ングクロックの周波数を2倍にするだけで、2倍の高速
再生を実現することができる。
【0059】尚、本実施の形態では、この縮減版映像コ
ンテンツ146は、通常映像コンテンツ144のフレー
ムを、一つ置きに間引き、元の映像コンテンツを1/2
に縮減したものであったが、他の実施の形態では、2つ
置きに1つを間引き、元の映像コンテンツを1/3に縮
減したものであっても良く、3つ置きに1つを間引き、
元の映像コンテンツを1/4に縮減したものであっても
良い。
【0060】一般的に、元の映像コンテンツのフレーム
を、(n−1)置きに1つを間引き、元の映像コンテン
ツを1/nに縮減したものであっても良い。
【0061】又、これら縮減率の異なる映像コンテンツ
を複数予め準備して有し、異なる速度の特殊再生映像配
信要求に対応するものであっても良い。
【0062】この実施の形態では、例えば一般的に、元
の映像コンテンツを1/nに縮減した映像コンテンツを
送信する時の、フレーム送信用タイミングクロックの周
波数は、元の映像コンテンツを送信する時のフレーム送
信用タイミングクロックの周波数の、n倍でなければな
らない。
【0063】これによって、通常再生のn倍の高速再生
を実現することができる。
【0064】(実施の形態2)本発明の、実施の形態2
である特殊再生映像配信装置のブロック構成は、図1に
示す本発明の実施の形態1である特殊再生映像配信装置
のブロック構成と同一であるから、説明を省略する。本
実施の形態の特殊再生映像配信装置が受信した再生送信
要求指示が、通常再生送信要求指示で有った時の作用
も、本発明の実施の形態1である特殊再生映像配信装置
と同一であるから、説明を省略する。
【0065】受信した再生送信要求指示が、特殊再生送
信要求指示であるならば、指示されたコンテンツをコン
テンツ記憶部142に記憶している縮減版映像コンテン
ツ146の中から読み出し、送信データ作成部126へ
送り、送信データ作成部126で配信用のデータに加工
し、データ送信部124で送信タイミングを決定しなが
ら通信制御部122を経て、外部ネットワーク104に
出力する。
【0066】例えば本実施の形態では、この縮減版映像
コンテンツ146は、通常映像コンテンツ144のフレ
ームを、一つ置きに間引いたものである。
【0067】このようにすることで、この縮減版映像コ
ンテンツ146の全フレーム数は、通常映像コンテンツ
144のフレームの半分になっている。
【0068】この縮減版映像コンテンツ146を送信
し、再生することによって、通常映像コンテンツ144
と同一のコンテンツを2倍の速さで、高速再生すること
ができる。
【0069】この時に、送信データ作成部126とデー
タ送信部124が行う、送信のタイミングチャートを、
図3に示す。図3は、再生された映像の第0フレーム、
第2フレーム、第4フレームと、第2nフレームが送信
される時のタイミングを示している。
【0070】本実施の形態の特殊再生映像配信装置で
は、縮減版映像コンテンツ146は、通常映像コンテン
ツ144のフレームが、一つ置きに間引かれているの
で、偶数番号のフレームしか存在していない。
【0071】各偶数番号のフレームには、従来の映像再
生配信装置と同様、タイムスタンプが記録されており、
このタイムスタンプとフレーム送信用タイミングクロッ
クによって、送信するタイミングを決定する。
【0072】本実施の形態の特殊再生映像配信装置で
は、各偶数番号のフレームに記録されるタイムスタンプ
の値としては、従来の映像再生配信装置の各同一番号の
フレームに記録されていたタイムスタンプの値の、半分
の値が記録されている。
【0073】その値とは、第0フレーム、000、第2
フレーム、030、第4フレーム、060、第2nフレ
ーム、30xnである。
【0074】上記の通り、本実施の形態の特殊再生映像
配信装置は、別に各フレームを送信するタイミングを決
定するためのフレーム送信用タイミングクロックを有し
ている。
【0075】この特殊再生映像配信装置では、このクロ
ックの1波長は、従来の映像再生配信装置の同クロック
の1波長と同一で、1msecである。
【0076】送信データ作成部126とデータ送信部1
24は、フレーム送信用タイミングクロックのクロック
数を数え、その先頭からの数が、各フレームに記録され
たタイムスタンプの値と一致したタイミングで、或い
は、完全に一致するタイミングから所定の時間前後した
タイミングで、その映像フレームを通信制御部122へ
送り、通信制御部122から外部ネットワーク104に
出力する。
【0077】即ち、フレーム送信用タイミングクロック
を先頭から30数えた時に、第2フレームを送信し、フ
レーム送信用タイミングクロックを先頭から060数え
た時に、第4フレームを送信し、フレーム送信用タイミ
ングクロックを先頭から30xn数えた時に、第2nフ
レームを送信する。
【0078】以上の処理によって、この特殊再生映像配
信装置が配信する映像情報は、従来の映像再生配信装置
が配信する映像情報と全く同一、正確に1フレーム当り
送出レートを30msecで保障することができる。
【0079】この縮減版映像コンテンツ146は、通常
映像コンテンツ144のフレームを、一つ置きに間引い
たものであるから、それを従来の映像再生配信装置が配
信する映像情報と全く同一の、正確に1フレーム当り3
0msecのレートで再生することによって、2倍の高
速再生を実現することができる。
【0080】このような構成によって、コンテンツ記憶
部142、送信データ作成部126、データ送信部12
4、通信制御部122、外部ネットワーク104、端末
装置、全て、従来の、映像再生配信装置と全く同一処理
能力のままでありながら、単に、コンテンツ記憶部14
2に記憶する、縮減版映像コンテンツの各フレームに記
録するタイムスタンプの値を、通常映像コンテンツ14
4の同一フレームに記録したタイムスタンプの値の半分
の値にするだけで、2倍の高速再生を実現することがで
きる。
【0081】尚、本実施の形態では、この縮減版映像コ
ンテンツ146は、通常映像コンテンツ144のフレー
ムを、一つ置きに間引き、元の映像コンテンツを1/2
に縮減したものであったが、他の実施の形態では、2つ
置きに1つを間引き、元の映像コンテンツを1/3に縮
減したものであっても良く、3つ置きに1つを間引き、
元の映像コンテンツを1/4に縮減したものであっても
良い。
【0082】一般的に、元の映像コンテンツのフレーム
を、(n−1)置きに1つを間引き、元の映像コンテン
ツを1/nに縮減したものであっても良い。
【0083】又、これら縮減率の異なる映像コンテンツ
を複数予め準備して有し、異なる速度の特殊再生映像配
信要求に対応するものであっても良い。
【0084】この実施の形態では、例えば一般的に、1
/nに縮減された映像コンテンツに含まれる各フレーム
に記録されるタイムスタンプの値は、元の映像コンテン
ツに含まれている同一フレームに記録されているタイム
スタンプの値の、1/nでなければならない。
【0085】これによって、通常再生のn倍の高速再生
を実現することができる。
【0086】尚、本特許出願に係る発明は、コンピュー
タとプログラムで実施されることがあり、そのプログラ
ムは記録媒体に記録されることがある。
【0087】
【発明の効果】本発明の特殊再生装置では、コンテンツ
記憶部142、送信データ作成部126、データ送信部
124、通信制御部122、外部ネットワーク104、
端末装置、全て、従来の、映像再生配信装置と全く同一
処理能力のままでありながら、単に、フレーム送信用タ
イミングクロックの周波数を2倍にするだけで、或いは
又は、単に、コンテンツ記憶部142に記憶する、縮減
版映像コンテンツの各フレームに記録するタイムスタン
プの値を、通常映像コンテンツ144の同一フレームに
記録したタイムスタンプの値の半分にするだけで、2倍
の高速再生を実現することが可能となり、その実用的価
値は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の特殊再生映像配信装置
のブロック構成図
【図2】本発明の実施の形態1の特殊再生映像配信装置
の倍速再生実行時の送信タイミングを示す図
【図3】本発明の実施の形態2の特殊再生映像配信装置
の倍速再生実行時の送信タイミングを示す図
【図4】従来の映像再生配信装置のブロック構成図
【図5】従来の映像再生配信装置の通常再生実行時の送
信タイミングを示す図
【符号の説明】
102 特殊再生映像配信装置 104 外部ネットワーク 106 制御部 108 指示情報受信部 122 通信制御部 124 データ送信部 126 送信データ作成部 142 コンテンツ記憶部 144 通常映像コンテンツ 146 縮減版映像コンテンツ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 倉内 伸和 愛知県名古屋市中区栄2丁目6番1号白川 ビル別館5階 株式会社松下電器情報シス テム名古屋研究所内 Fターム(参考) 5C053 FA14 GB04 GB06 GB21 HA24 JA22 LA14 5C064 BA07 BB05 BC16 BD08

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の映像情報と、 この映像情報から映像フレームを削減した第2の映像情
    報と、 を有する、 特殊再生装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の映像情報として、削減率の異
    なる複数の映像情報を有する、 請求項1に記載の特殊再生装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の映像情報は、前記第1の映像
    情報の映像フレームを等間隔で間引いた映像情報であ
    る、 請求項1又は請求項2に記載の特殊再生装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の映像情報と前記第2の映像情
    報は、各フレーム単位で送出するタイミングを決定する
    ためのタイムスタンプ情報を有し、 前記第2の映像情報の各フレームを送出するタイミング
    を決定するためのクロック情報の周波数は、前記第1の
    映像情報の各フレームを送出するタイミングを決定する
    ためのクロック情報の周波数に比べて、フレーム数の削
    減率に比例して増加する、 請求項3に記載の特殊再生装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の映像情報と前記第2の映像情
    報は、各フレーム単位で送出するタイミングを決定する
    ためのタイムスタンプ情報を有し、 前記第2の映像情報の各フレームのタイムスタンプ情報
    の値は、前記第1の映像情報の各フレームのタイムスタ
    ンプ情報の値に比べて、フレーム数の削減率に比例して
    低下する、 請求項3に記載の特殊再生装置。
  6. 【請求項6】 第1の映像情報と、 この映像情報から映像フレームを削減した第2の映像情
    報と、 を使用する、 特殊再生方法。
  7. 【請求項7】 前記第2の映像情報として、削減率の異
    なる複数の映像情報を使用する、 請求項6に記載の特殊再生方法。
  8. 【請求項8】 前記第2の映像情報は、前記第1の映像
    情報の映像フレームを等間隔で間引いた映像情報であ
    る、 請求項6又は請求項7に記載の特殊再生方法。
  9. 【請求項9】 前記第1の映像情報と前記第2の映像情
    報は、各フレーム単位で送出するタイミングを決定する
    ためのタイムスタンプ情報を有し、 前記第2の映像情報の各フレームを送出するタイミング
    を決定するためのクロック情報の周波数は、前記第1の
    映像情報の各フレームを送出するタイミングを決定する
    ためのクロック情報の周波数に比べて、フレーム数の削
    減率に比例して増加する、 請求項8に記載の特殊再生方法。
  10. 【請求項10】 前記第1の映像情報と前記第2の映像
    情報は、各フレーム単位で送出するタイミングを決定す
    るためのタイムスタンプ情報を有し、 前記第2の映像情報の各フレームのタイムスタンプ情報
    の値は、前記第1の映像情報の各フレームのタイムスタ
    ンプ情報の値に比べて、フレーム数の削減率に比例して
    低下する、 請求項8に記載の特殊再生方法。
  11. 【請求項11】 コンピュータによって実行される特殊
    再生用コンピュータプログラムであって、 第1の映像情報と、 この映像情報から映像フレームを削減した第2の映像情
    報と、 を使用する、 特殊再生用コンピュータプログラム。
  12. 【請求項12】 前記第2の映像情報として、削減率の
    異なる複数の映像情報を使用する、 請求項11に記載の特殊再生用コンピュータプログラ
    ム。
  13. 【請求項13】 前記第2の映像情報は、前記第1の映
    像情報の映像フレームを等間隔で間引いた映像情報であ
    る、 請求項11又は請求項12に記載の特殊再生用コンピュ
    ータプログラム。
  14. 【請求項14】 前記第1の映像情報と前記第2の映像
    情報は、各フレーム単位で送出するタイミングを決定す
    るためのタイムスタンプ情報を有し、 前記第2の映像情報の各フレームを送出するタイミング
    を決定するためのクロック情報の周波数は、前記第1の
    映像情報の各フレームを送出するタイミングを決定する
    ためのクロック情報の周波数に比べて、フレーム数の削
    減率に比例して増加する、 請求項13に記載の特殊再生用コンピュータプログラ
    ム。
  15. 【請求項15】 前記第1の映像情報と前記第2の映像
    情報は、各フレーム単位で送出するタイミングを決定す
    るためのタイムスタンプ情報を有し、 前記第2の映像情報の各フレームのタイムスタンプ情報
    の値は、前記第1の映像情報の各フレームのタイムスタ
    ンプ情報の値に比べて、フレーム数の削減率に比例して
    低下する、 請求項13に記載の特殊再生用コンピュータプログラ
    ム。
  16. 【請求項16】 請求項11から請求項15のいずれか
    1項に記載のコンピュータプログラムを記録した記録媒
    体。
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