JP2003303931A - ヒートシンクの製造方法及びヒートシンク - Google Patents

ヒートシンクの製造方法及びヒートシンク

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JP2003303931A JP2002109068A JP2002109068A JP2003303931A JP 2003303931 A JP2003303931 A JP 2003303931A JP 2002109068 A JP2002109068 A JP 2002109068A JP 2002109068 A JP2002109068 A JP 2002109068A JP 2003303931 A JP2003303931 A JP 2003303931A
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pressing plate
base plate
heat sink
corrugated fin
corrugated
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Makoto Shukutani
誠 宿谷
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MARUSAN DENKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コルゲートフィンを使用して加締め方式で組み
立てることができ、ベース板との接合性に優れ、幅方向
には制限がなく組み立てることができ、フィンは薄肉、
狭ピッチに設定可能であり、短時間で加締め固定するこ
とができて製造コストを低減できるヒートシンクの製造
方法とヒートシンクを提供すること。 【解決手段】山部と谷部が連続的に形成されると共に少
なくとも谷部の底面に平坦面を有するコルゲートフィン
をベース板上に接合するに際し、ベース板の上面を中央
が盛り上がる湾曲面に形成して、前記コルゲートフィン
の谷部を前記湾曲面に沿わせるように強制的に歪ませて
結合固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベース板とフィン
部材とを組み立てるヒートシンクの製造方法と、この製
造方法によって組み立てられたヒートシンクに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】各種の電子機器等に使用される強制空冷
式ヒートシンクは、発熱素子が装着されるべきベース板
に多数のフィンが立設した構造であり、ベース板とフィ
ンが一体のアルミ押出し式のもの、前記ベース板に形成
された凹状又は凸状の嵌合部にフィン板材に形成された
突状又は凹状の嵌合部を嵌合して加締める加締め式のも
の、あるいはベース板にフィン部材をロー付けするブレ
ージング式のもの、等がある。また、このブレージング
式のものにおいては、山部と谷部を連続して形成したコ
ルゲートフィンを使用するものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のヒートシンクに
あってはそれぞれ一長一短があり、押出し式及び加締め
式では長さ方向には制限がないが幅方向の自由度がな
く、例えば、最大幅450mm程度であるのに対し、ブ
レージング式では長さ方向及び幅方向に制限がない利点
がある。また、性能面(フィンの肉厚、フィンピッチ)
においては、押出し式では薄肉、狭ピッチとすることは
不可能であるが、加締め式やブレージング式では比較的
薄肉で狭ピッチとすることが可能である。
【0004】次に、接合設備等についてみると、加締め
式ではフィンを1本づゝ溝に入れるため時間がかかり、
プレス機も大型のもの(例えば、80t以上)が必要と
なる。また、ブレージング式では真空炉を必要とするた
め設備費がかかり、製造コストが高くなるばかりでな
く、外観的にはロー付けされていても接合面にボイドが
形成されたりして接合が不十分な場合がある。
【0005】コルゲートフィンを使用する場合には幅方
向の制約を受けないが、コルゲートフィンの場合にはベ
ース板との接合性が課題であり、従来は前記のようにブ
レージング方式で行われるため真空炉を必要とし、製造
コストが高くなる。
【0006】本発明の目的は、コルゲートフィンを使用
して加締め方式で組み立てることができ、しかもベース
板との接合性に優れており、コルゲートフィンの利点を
活かして、幅方向には制限がなく組み立てることがで
き、フィンは薄肉、狭ピッチに設定可能であり、大型の
プレス機を必要とせず短時間で加締め固定することがで
きて製造コストを低減できるヒートシンクの製造方法
と、ベース板とコルゲートフィンとの結合性に優れた低
廉なヒートシンクを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るヒートシン
クの製造方法は、ベース板上に複数のフィンをベース板
と結合状態になるように組み立てるヒートシンクの製造
方法において、山部と谷部が連続的に形成されると共に
少なくとも谷部の底面に平坦面を有するコルゲートフィ
ンをベース板上に接合するに際し、ベース板の前記コル
ゲートフィンとの接合面を中央が盛り上がる湾曲面に形
成して、前記コルゲートフィンの谷部底面を前記湾曲面
に沿わせるように強制的に歪ませて結合固定することを
特徴とする。
【0008】コルゲートフィンをベース板の上面に接合
するには、請求項2に記載のように、コルゲートフィン
の各山部が挿入される挿入孔を有する押圧板を使用し、
ベース板は前記谷部との接合面を湾曲面に形成すると共
に前記押圧板の両端縁を加締めるための嵌合溝を一体形
成して、前記コルゲートフィンの各山部を押圧板の各挿
入孔に挿入した状態で該押圧板の両端縁を前記嵌合溝に
挿入して加締めることにより、前記谷部を歪ませて前記
湾曲面に結合固定させる。
【0009】この場合、請求項3に記載のように、押圧
板の両端部にはベース板に設けた嵌合溝と係合する係合
突部を形成しておいて、押圧板の両端部が仮締められる
ことにより該押圧板を両端方向に引き締めてコルゲート
フィンの谷部の底面をベース板に圧接させる方法も有効
である。この場合、前記押圧板の下面も湾曲面に形成し
ておくこともできる。
【0010】本発明に係るヒートシンクは、請求項4に
記載したように、ベース板上に複数のフィンがベース板
と結合状態で組み立てられているヒートシンクにおい
て、山部と谷部が連続的に形成されると共に少なくとも
谷部の底面に平坦面を有するコルゲートフィンと、該コ
ルゲートフィンの各山部を挿入する挿入孔を有する押圧
板と、該押圧板の両端縁を加締めるための嵌合溝が一体
形成されているベース板とからなり、該ベース板の前記
谷部底面との接合面又は前記押圧板の下面の少なくとも
いずれか一方は中央が盛り上がる湾曲面に形成されてい
て、前記コルゲートフィンの各山部を押圧板の各挿入孔
に挿入した状態で該押圧板の両端縁を前記嵌合溝に挿入
して加締められ、前記谷部が歪んで前記ベース板に接合
固定されていることを特徴とする。
【0011】請求項5に記載のものにおいては、押圧板
の両端部にはベース板に設けた嵌合溝と係合する係合突
部が形成されていて、押圧板の両端部が仮締められるこ
とにより該押圧板が両端方向に引き締められるようにな
っていることを特徴とする。この場合、請求項6に記載
されたように、前記ベース板の前記谷部底面との接合面
及び押圧板の下面の両方を中央が盛り上がる湾曲面に形
成しておいて、前記ベース板の接合面の湾曲面と押圧板
の前記湾曲面とでコルゲートフィンの谷部を強制的に歪
ませるようにしてもよい。また、前記押圧板の下面に波
形の凹凸条を形成してもよい。
【0012】本発明のヒートシンクの製造方法では、ベ
ース板のコルゲートフィンの谷部との接合面は中央が盛
り上がる湾曲面に形成されていて、コルゲートフィンの
谷部を前記接合面の湾曲面に沿うように強制的に歪ませ
てベース板とコルゲートフィンとを結合させる方法であ
るから、前記谷部の歪みに伴う内部応力により、コルゲ
ートフィンとベース板との結合がより強固なものとな
り、平坦面なもの同士を接合する場合に比して、結合性
を著しく高めることができる。従って、ブレージング法
によることなく所定の特性を備えたヒートシンクを容易
に製造することができる。
【0013】コルゲートフィンをベース板の上面に接合
するに際しては、コルゲートフィンの各山部が挿入され
る挿入孔を有する押圧板を使用し、前記コルゲートフィ
ンの各山部を押圧板の各挿入孔に挿入した状態で該押圧
板の両端縁をベース板に設けた嵌合溝に挿入して加締め
る方法であるから、加締め工程が容易であり、コストダ
ウンが可能となる。
【0014】ベース板には嵌合溝を押出し時の長手方向
(ヒートシンクの幅方向)に一体形成するものであるか
らベース板自体は長尺に押出し成形することができ、ま
た、前記コルゲートフィンの山部を押圧板の挿入孔に挿
入して該押圧板の両端縁をベース板の嵌合溝に挿入した
状態で前記嵌合溝と押圧板の両端縁とを加締めるもので
あるから、コルゲートフィン及び押圧板を連結状態で順
次配置することにより、幅方向に制約のないヒートシン
クを容易に製造することができる。
【0015】本発明に係るヒートシンクによれば、ベー
ス板の前記谷部との接合面又は(及び)押圧板の下面は
中央が盛り上がるように湾曲面に形成されていて、前記
コルゲートフィンの各山部を押圧板の各挿入孔に挿入し
た状態で該押圧板の両端縁を前記嵌合溝に挿入して加締
められたものであるから、前記谷部の歪みに伴う内部応
力により、コルゲートフィンとベース板との結合がより
強固なものとなっていて、熱伝特性に優れたヒートシン
クとなる。また、押圧板はベース板に加締められること
によりベース板の一部を構成するように強固に連結され
る。
【0016】請求項5に記載のものにおいては、押圧板
の両端部にはベース板に設けた嵌合溝と係合する係合突
部が形成されていて、押圧板の両端部が仮締められるこ
とにより該押圧板が両端方向に引き締められるようにな
っているから、コルゲートフィンの谷部をベース板の接
合面により強固に接合させることができる。
【0017】この場合、押圧板の下面も中央が盛り上が
る湾曲面に形成しておけば、前記コルゲートフィンの谷
部をより確実に歪ませることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明に係るヒートシンクの製造
方法及びヒートシンクの実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は、ベース板とコルゲートフィンを押圧板を使
用して組み立てたヒートシンクの概略を示す一部除去し
た斜視図、図2は同上一部除去した分解斜視図、図3は
ベース板の断面図、図4はコルゲートフィンの正面図、
図5はコルゲートフィンの側面図、図6は押圧板の平面
図、図7は押圧板の側面図である。図8はベース板の他
の構成例を示す断面図、図9は押圧板の他の構成例を示
す断面図、図10は押圧板の更に他の構成例を示す一部
除去した要部の拡大断面図である。
【0019】本発明のヒートシンクの製造方法は、山部
12と谷部13が連続的に形成されると共に少なくとも
谷部13の底面に平坦面14を有するコルゲートフィン
11をベース板1上に接合するに際し、ベース板1の上
面の前記谷部13との接合面2を中央が盛り上がる湾曲
面2Rに形成して、前記コルゲートフィン11の谷部1
2を前記湾曲面2Rに沿わせるように強制的に歪ませて
結合固定する方法である。
【0020】コルゲートフィン11の谷部13の底面を
ベース板1の前記接合面2に圧接する手段としては、コ
ルゲートフィン11の各山部12が挿入される挿入孔6
を有する押圧板5を使用し、ベース板1には前記谷部1
3との接合面2を湾曲面2Rに形成し、ベース板1の端
部には立ち上がり部3を一体形成してその内側に前記押
圧板5の両端縁5aを加締めるための加締め片3aを有
する嵌合溝4を形成し、前記コルゲートフィン11の各
山部12を押圧板5の各挿入孔6に挿入した状態で該押
圧板5の両端縁5aを前記嵌合溝4に挿入して加締め
る。前記嵌合溝4の奥部には加締めが確実に行われるよ
うにR部4aが設けられている。
【0021】前記ベース板1は、図3に示す例では、押
出し幅(ヒートシンクの長さ)1Lが140mm、底面
から立ち上がり部3の上端までの高さ1hが16.02
mm、両端部の肉厚1tが9.6mm、接合面2の中央
における肉厚2tが10.1mmである。
【0022】図1及び図2においては、コルゲートフィ
ン11及び押圧板5はイメージ図で描かれているが、実
施例ではコルゲートフィン11は、図4及び図5に示す
ように、フィンの厚さftが0.4mm、フィンの高さ
fhが68mm、フィンの奥行き幅fwが121mm、
山幅12s及び谷幅13sが3.4mm、山ピッチfp
が6mm、フィンの山数fnが31、コルゲートフィン
11の全体の横幅11Lが192mmである。
【0023】押圧板5は、図6及び図7に示す実施例に
おいては、板厚5tが2mm、全体の横幅5Lが197
mm、奥行き幅5wが131mm、挿入孔6の溝幅6w
が3.6mm、挿入孔6の長さ6Lは124mm、溝ピ
ッチ6pが2.4mmである。
【0024】両端縁5aが前記嵌合溝4で仮締められた
押圧板5はコルゲートフィン11の谷部13の底面をベ
ース板1の接合面2側に強く押圧するから、該谷部13
は前記接合面2の湾曲面2Rに沿うように歪み、この歪
みに伴う内部応力により、コルゲートフィン11の谷部
13の底面はベース板1の接合面2に強固に結合固定す
る。
【0025】前記のように、ベース板1の接合面2に湾
曲面2Rを形成してこの湾曲面2Rにコルゲートフィン
11の谷部13の底面を圧接するものであるから、平坦
面なもの同士を接合する場合に比して、結合性を著しく
高めることができる。従って、ブレージング法によるこ
となく所定の特性を備えたヒートシンクを容易に製造す
ることができる。
【0026】コルゲートフィン11をベース板1の接合
面2に接合するに際しては、コルゲートフィン11の各
山部12が挿入される挿入孔6を有する押圧板5を使用
し、前記コルゲートフィン11の各山部12を押圧板の
各挿入孔6に挿入した状態で該押圧板5の両端縁5aを
前記嵌合溝4に挿入して加締める方法であるから、加締
め工程が容易で迅速に行うことができ、フィン1枚づゝ
を仮締める従来の加締め方式に比して著しくコストダウ
ンが可能となる。
【0027】ベース板1には嵌合溝4を押出し時の長手
方向(ヒートシンクの幅方向)に一体形成するものであ
るから、ベース板1自体は長尺に押出し成形することが
でき、前記コルゲートフィン11の山部12を押圧板5
の挿入孔6に挿入して該押圧板5の両端縁5aをベース
板1の嵌合溝4に挿入し、これを繰り返すことによりコ
ルゲートフィン11及び押圧板5を連結状態で順次配置
することができ、幅方向に制約のないヒートシンクを容
易に製造することができる。
【0028】図8はベース板1の他の構成例であり、図
9に示す押圧板5を使用して図4に示すコルゲートフィ
ン11を組み付ける場合に使用される。この構成例では
ベース板1の両端部の嵌合溝4は下部が内向きに湾曲し
て形成され、一方、図9に示すように、押圧板5はスプ
リングバックを考慮して下面中央が盛り上がる湾曲面5
Rに形成されると共にその両端部の下部には前記嵌合溝
4に係合する係合突部5bが内向きに湾曲して形成さ
れ、また、両端部の上面側には上向きに傾斜する傾斜部
5cが形成されている。
【0029】図8に示すベース板1は、押出し幅(ヒー
トシンクの長さ)1Lが140mm、底面から立ち上が
り部3の上端までの高さ1hが13mm、両端部の肉厚
1tが9.6mm、接合面2の中央における肉厚2tが
10mmである。また、図9に示す押圧板5は、両端部
の肉厚5tが2mm、中央の肉厚5Rtが2.5mm、
全体の横幅5Lが132.4mmであり、挿入孔6の構
成は図6に示す構成と同様である。
【0030】図8及び図9に示すベース板1及び押圧板
5を使用してコルゲートフィン11を組み込む場合、コ
ルゲートフィン11の山部12を押圧板5の各挿入孔6
に挿入した状態で、該押圧板5の両端部の係合突部5b
をベース板1の嵌合溝4に係合させ、押圧板5の両端縁
5aを前記傾斜部5cが水平になるように仮締めると係
合突部5bが嵌合溝4に挿入されると共に押圧板5が両
端方向に引き締められ、コルゲートフィン11の谷部1
3の底面をベース板1の接合面2に強力に押し付けるこ
ととなる。接合面2には湾曲面2Rが形成されているか
ら、前記谷部13は該湾曲面2Rに沿うように強制的に
歪まされ、コルゲートフィン11とベース板1とが強固
に接合する。
【0031】図10は押圧板5の更に他の構成例を示
し、図9に示す押圧板5の下面側に波形の凹凸条5dが
形成されている。この場合には前記凹凸条5dはコルゲ
ートフィン11の谷部13の上面側に点接触することと
なる。
【0032】図9及び図10に示すように、押圧板5の
下面を湾曲面5Rに形成したものにおいては、ベース板
1の前記谷部底面との接触面2がフラットなものであっ
てもコルゲートフィン11の谷部13を歪ませることが
できる。
【0033】
【発明の効果】本発明に係るヒートシンクの製造方法に
よれば、ベース板のコルゲートフィンとの接合面は中央
が盛り上がる湾曲面に形成されていて、コルゲートフィ
ンの谷部を接合面の湾曲面に沿うように強制的に歪ませ
てベース板とコルゲートフィンとを結合させる方法であ
るから、前記谷部の歪みに伴う内部応力により、コルゲ
ートフィンとベース板との結合がより強固なものとな
り、結合性を著しく高めることができる。従って、ブレ
ージング法によることなく所定の特性を備えたヒートシ
ンクを容易に製造することができる。
【0034】コルゲートフィンをベース板の上面に接合
するに際しては、請求項2に記載のように、コルゲート
フィンの各山部が挿入される挿入孔を有する押圧板を使
用し、前記コルゲートフィンの各山部を押圧板の各挿入
孔に挿入した状態で該押圧板の両端縁を前記嵌合溝に挿
入して加締める方法であるから、加締め工程が容易であ
り、コストダウンが可能となる。
【0035】また、ベース板自体は長尺に押出し成形す
ることができ、前記コルゲートフィンの山部を押圧板の
挿入孔に挿入して該押圧板の両端縁をベース板の嵌合溝
に挿入した状態で前記嵌合溝と押圧板の両端縁とを加締
めるものであるから、コルゲートフィン及び押圧板を連
結状態で順次配置することにより、幅方向に制約のない
ヒートシンクを容易に製造することができる。
【0036】本発明に係るヒートシンクによれば、幅方
向に制約のないヒートシンクを容易に得ることができ、
また、コルゲートフィンの谷部をベース板の接合面に沿
うように強制的に歪ませてベース板とコルゲートフィン
とを結合させたものであるから、前記谷部の歪みに伴う
内部応力により、コルゲートフィンとベース板との結合
がより強固なものとなっていて、熱伝特性に優れたヒー
トシンクとなる。
【0037】この場合、請求項5に記載のものにおいて
は、押圧板の両端部にはベース板に設けた嵌合溝と係合
する係合突部が形成されていて、押圧板の両端部が仮締
められることにより該押圧板が両端方向に引き締められ
るようになっているから、コルゲートフィンの谷部底面
をベース板の接合面により強固に接合させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るヒートシンクの概略を示す一部除
去した斜視図である。
【図2】ヒートシンクの概略を示す一部除去した分解斜
視図である。
【図3】ベース板の断面図である。
【図4】コルゲートフィンの正面図である。
【図5】コルゲートフィンの側面図である。
【図6】押圧板の平面図である。
【図7】押圧板の側面図である。
【図8】ベース板の他の構成例を示す断面図である。
【図9】押圧板の他の構成例を示す断面図である。
【図10】押圧板の更に他の構成例を示す一部除去した
要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ベース板 2 接合面 2R 湾曲面 3 立ち上がり部 3a 加締め片 4 嵌合溝 5 押圧板 5a 両端縁 5b 係合突部 5c 傾斜部 5d 凹凸条 6 挿入孔 11 コルゲートフィン 12 山部 13 谷部 14 平坦面

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース板上に複数のフィンをベース板と
    結合状態になるように組み立てるヒートシンクの製造方
    法において、山部と谷部が連続的に形成されると共に少
    なくとも谷部の底面に平坦面を有するコルゲートフィン
    をベース板上に接合するに際し、ベース板の前記コルゲ
    ートフィンとの接合面を中央が盛り上がる湾曲面に形成
    して、前記コルゲートフィンの谷部底面を前記湾曲面に
    沿わせるように強制的に歪ませて結合固定することを特
    徴とするヒートシンクの製造方法。
  2. 【請求項2】 コルゲートフィンの各山部が挿入される
    挿入孔を有する押圧板を使用し、ベース板の前記谷部と
    の接合面を湾曲面に形成すると共に前記押圧板の両端縁
    を加締めるための嵌合溝を一体形成して、前記コルゲー
    トフィンの各山部を押圧板の各挿入孔に挿入した状態で
    該押圧板の両端縁を前記嵌合溝に挿入して加締めること
    により、前記谷部を歪ませて前記湾曲面に結合固定させ
    ることを特徴とする請求項1に記載のヒートシンクの製
    造方法。
  3. 【請求項3】 押圧板の両端部にはベース板に設けた嵌
    合溝と係合する係合突部が形成されていて、押圧板の両
    端部が仮締められることにより該押圧板を両端方向に引
    き締めてコルゲートフィンの谷部の底面をベース板に圧
    接させることを特徴とする請求項2に記載のヒートシン
    クの製造方法。
  4. 【請求項4】 ベース板上に複数のフィンがベース板と
    結合状態で組み立てられているヒートシンクにおいて、
    山部と谷部が連続的に形成されると共に少なくとも谷部
    の底面に平坦面を有するコルゲートフィンと、該コルゲ
    ートフィンの各山部を挿入する挿入孔を有する押圧板
    と、該押圧板の両端縁を加締めるための嵌合溝が一体形
    成されているベース板とからなり、該ベース板の前記谷
    部底面との接合面又は前記押圧板の下面の少なくともい
    ずれか一方は中央が盛り上がる湾曲面に形成されてい
    て、前記コルゲートフィンの各山部を押圧板の各挿入孔
    に挿入した状態で該押圧板の両端縁を前記嵌合溝に挿入
    して加締められ、前記谷部が歪んで前記ベース板に接合
    固定されていることを特徴とするヒートシンク。
  5. 【請求項5】 押圧板の両端部にはベース板に設けた嵌
    合溝と係合する係合突部が形成されていて、押圧板の両
    端部が仮締められることにより該押圧板が両端方向に引
    き締められるようになっていることを特徴とする請求項
    4に記載のヒートシンク。
  6. 【請求項6】 ベース板の接合面及び押圧板の下面は中
    央が盛り上がる湾曲面に形成されていることを特徴とす
    る請求項4又は5に記載のヒートシンク。
  7. 【請求項7】 押圧板の下面に波形の凹凸条が形成され
    ていることを特徴とする請求項4,5又は6のいずれか
    1項に記載のヒートシンク。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007134471A (ja) * 2005-11-10 2007-05-31 Fuji Electric Systems Co Ltd 鉄道車両用電力変換装置
CN1322959C (zh) * 2003-11-28 2007-06-27 东莞东城柏洲边赐得利五金厂 电脑散热器鳍片的制造方法
JP2009218396A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Mitsubishi Electric Corp 放熱器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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