JP2003303695A - 帯電物体の帯電量自動制御方法及び装置 - Google Patents

帯電物体の帯電量自動制御方法及び装置

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JP2003303695A
JP2003303695A JP2002107033A JP2002107033A JP2003303695A JP 2003303695 A JP2003303695 A JP 2003303695A JP 2002107033 A JP2002107033 A JP 2002107033A JP 2002107033 A JP2002107033 A JP 2002107033A JP 2003303695 A JP2003303695 A JP 2003303695A
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Satoru Watano
哲 綿野
Norifumi Suzuki
憲史 鈴木
Teruo Suzuki
輝夫 鈴木
Tomohito Mogami
智史 最上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯電量とその極性が時々刻々に大きく変動す
るような帯電物体について、その帯電量を極性を含めて
目標値に自動制御できるようにする。 【解決手段】 輸送管1中を空気輸送される粉体等の帯
電物体の帯電極性と帯電量を、帯電量・極性測定部5に
おいて静電気センサで同時に測定しながら、帯電物体の
帯電量が目標値になるように、除電部5の除電電極によ
る除電量を静電気センサの測定極性及び測定帯電量に基
づいて実時間でフィードバック制御する。静電気センサ
の検出部にエアー等の気体を送って検出部をパージする
とともに、除電電極の周囲にもエアー等の気体を送っ
て、除電電極をパージしながら発生したイオンを帯電物
体に向かって吹き付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉体等の帯電物体
の帯電量が目標値(0を含む)になるように制御する帯
電物体の帯電量自動制御方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例として、粉体を取り扱う粉体プロセス
について見た場合、近年、静電気による災害や障害がと
みに問題となっている。粉体プロセスで取り扱われる粉
体は石油製品やセラミック材料など電気抵抗の高いもの
が多く、これらの物質は電荷の緩和時間が長いため、単
純に接地しても電荷が漏洩されにくい。従って、静電気
による災害や障害が潜在的に生じやすい。また、粉体の
帯電による流動性の低下及び装置への付着がプロセスの
連続性、生産性の向上及び製品品質の安定化の障害とな
っている。このため、粉体プロセスにおいて静電気によ
る災害や障害の防止は非常に重要な課題である。
【0003】特に、粉体の空気輸送プロセスでは、輸送
管内を通過する粉体が管壁との衝突・摩擦により著しく
帯電する。粉体の帯電量が大きい場合には、空気の絶縁
破壊によって生じる放電現象により、火災・粉塵爆発を
誘発する危険性がある。従って、粉体の空気輸送プロセ
スにおける帯電現象を把握することは非常に重要である
が、管内で流動する粉体の帯電量の測定には種々の障害
が伴い、正確な測定は容易ではない。また、その測定が
できたとしても、管壁との衝突・摩擦を繰り返しながら
流動する粉体の帯電量とその極性は時々刻々に大きく変
動しており、また粉体プロセスでは、流動する粉体を完
全に除電しなくとも、帯電量をある目標値に維持してお
いた方が好都合な場合もあり、粉体プロセスで連続使用
できる有効な帯電量制御技術が実用化されなければ、静
電気対策のために運転条件の変更や、帯電防止剤の使
用、加湿などの予防措置を余儀なくされ、生産効率及び
経済性の低下を免れない。
【0004】一方、走行する長尺なフィルムや紙などを
単に除電することは広く行われているが、単純に除電す
るという一方的な行為に留まっており、却って逆極性に
帯電させてしまうことが多々あり、帯電量を極性も含め
て目標値に制御するという細かな制御は不可能である。
また、フィルムや紙などは帯電量の変動が比較的少な
く、しかも完全に露呈した環境での除電となるため、そ
もそも除電しやすく、このような除電対象物で行われて
いる除電技術は、変動要素や周囲環境などから過酷な条
件となる粉体プロセス等の帯電量制御には不向きであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の第1
の目的は、上記のような現状に鑑み、また帯電量とその
極性が時々刻々に大きく変動するような帯電物体に対し
ては、帯電量を極性をも含めて任意に制御できることが
静電気対策上重要であることに鑑み、帯電量を極性を含
めて目標値に自動制御できる方法及び装置を提供するこ
とにある。
【0006】本発明の第2の目的は、そのような制御
を、粉体プロセス等の流動物を取り扱う分野において適
切に行える方法及び装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の帯電量自動制御
方法は、帯電物体の帯電極性と帯電量を静電気センサで
同時に測定しながら、帯電物体の帯電量が目標値になる
ように、除電電極による除電量を静電気センサの測定極
性及び測定帯電量に基づいて実時間でフィードバック制
御することを特徴とする。
【0008】本発明の帯電量自動制御装置は、帯電物体
の帯電極性と帯電量を同時に測定する静電気センサと、
帯電物体の帯電量を除電により制御するための除電電極
と、帯電物体の帯電量が目標値(0を含む)になるよう
に、除電電極による除電量を静電気センサの測定極性及
び測定帯電量に基づいて実時間でフィードバック制御す
るフィードバック制御系とを備えてなることを特徴とす
る。
【0009】帯電物体が粉体等の流動物である場合、静
電気センサの検出精度を安定させるため、検出部にエア
ー等の気体を送って検出部をパージしながら測定する。
更に、除電性能を安定させるため、除電電極の周囲にも
エアー等の気体を送って、除電電極をパージしながら発
生したイオンを帯電物体に向かって吹き付けると良い。
なお、本発明で言う流動物には、粉体や粉じんや粉じん
雲の他、粒状物やチップ状物なども含まれる。
【0010】除電電極による除電後の粉体等の流動物を
ファラデーケージに入れて電位を測定すれば、除電効果
を確認できる。
【0011】静電気センサは、帯電物体の帯電量を電位
又は静電界強度として測定する。
【0012】除電電極による除電量は、除電電極へ直流
又は交流の高電圧を印加する高電圧発生回路にて制御で
きるが、直流の場合、次のようにすると良い。
【0013】直流高電圧発生回路を、その放電電流又は
放電電圧を検出しながら制御すれば、適切なフィードバ
ック制御ができる。
【0014】除電電極を正負共通の単極性電極とし、そ
れに直流高電圧を印加する直流高電圧発生回路の出力と
極性を制御する。
【0015】除電電極として正負それぞれの除電電極を
用い、これらに直流高電圧を印加する直流高電圧発生回
路の出力を制御する。
【0016】一方、交流の場合には、交流高電圧発生回
路に、静電気センサが検出した帯電量及び極性に応じた
直流バイアスをかけて交流高電圧発生回路の出力を制御
すると良い。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0018】図1に、粉体の空気輸送プロセスに適用し
た本発明の一実施例を示す。同図において、輸送管1に
は、ブロワー2からの空気がヒータ3にて加熱されて温
風として送入されている。粉体供給漏斗4から輸送管1
に投入された粉体は、温風により輸送管1中を輸送さ
れ、途中の除電部5による除電作用にて帯電量を制御さ
れながら、その制御をフィードバックとするために上流
の帯電量・極性測定部6で帯電量及び極性を測定され、
ファラデーケージ7に入ってここで帯電量制御効果確認
のために電位を測定される。
【0019】帯電量・極性測定部6は、輸送管1の一部
を構成する短管1aに静電気センサ8を設けたもので、
輸送管1内を流動する粉体の帯電量とその極性を静電気
センサ8にて同時に検出する。静電気センサ8は、その
検出を短管1aに設けられた検出窓(開口)を通じて行
うことから、静電気センサ8の検出部に粉体が入り込ま
ないように、その検出部に外部からエアーパージ用のエ
アー(圧縮空気)が送入される。短管1aは外部で電気
的に接地されている。
【0020】図2に、エアーパージ構造とした静電気セ
ンサ8の一具体例を示す。この静電気センサ8は、静電
気を非接触検出するセンサ素子50を露出状態で内蔵し
たセンサケース51と、その前半部を収容する外ケース
52と、この外ケース52の先端部外周に着脱可能に取
り付けた外付けリング53とからなる。外ケース52
は、センサケース51と互いの雌雄のねじ部を螺合させ
ることにより、センサケース51の外周に固定され、外
付けリング53は、止めねじ53aにより外ケース52
の外周に固定されている。
【0021】センサ素子50は、帯板状の回路基板54
に実装され、センサケース51の後端から導出するセン
サケーブル55に接続されている。
【0022】センサケース51は、前胴部となるキャッ
プ56と中間接続筒57と後胴部となる後筒58とから
なり、センサ素子50を回路基板54と共に余裕をもっ
て収容している。図3の拡大図に示すように、キャップ
56の先端部56aは胴部56bよりも肉薄で、これら
先端部56aと胴部56bとの角部56cは、胴部56
bから先端部56aへと円弧を描きながら徐々に薄くな
っている。キャップ56の先端部56aの中央には小さ
い円形の検出孔59が設けられ、センサ素子50の先端
はこの検出孔59の至近位置に臨んでいる。
【0023】外ケース52は、センサケース51及び中
間接続筒57の全体と後筒58の一部分を覆うキャップ
状で、センサケース51との間にエアー通路60を形成
している。外ケース52の先端部52aは、胴部52b
よりもはるかに肉薄(キャップ56の先端部56aより
は僅かに厚い)で、これら先端部52aと胴部52bと
の角部52cの内面は、円弧を描きながらセンサケース
51のキャップ56の角部56cの外面に接近してい
る。外ケース52の先端部52aの中央には、センサケ
ース51の検出孔59よりもはるかに大きい円形の中央
排気口61が設けられ、これら検出孔59と中央排気口
61とは僅かな隙間をもって対向している。
【0024】センサケース51と外ケース52の間のエ
アー通路60は、センサケース51の胴部外面と外ケー
ス52の胴部内面との間におけるエアー通路60aと、
センサケース51の先端外面と外ケース52の先端内面
との間におけるエアー通路60bとからなり、これらエ
アー通路60aと60bとは、センサケース51の先端
角部と外ケース52の先端角部とが上記のようになって
いるので、この角部で円弧を描きながら前者のエアー通
路60aから後者のエアー通路60bへと狭くなり、こ
の薄い隙間であるエアー通路60bから中央排気口61
へと開口している。中央排気口61の口縁には、排出さ
れるエアーの乱流を防止するため、内側から外側へ向か
って丸みを付けてある。また、エアー通路60aの中途
には、センサケース51のキャップ56を断面台形に部
分的に厚くすることにより、エアー通路60aの全周に
わたる絞り部60cが形成されている。
【0025】外ケース52の胴部52bの後端には、エ
アー通路60aへ通じる複数のエアー供給口62が円周
方向に等間隔に設けられ、これらエアー供給口62に外
部からエアー(圧縮空気)を供給することにより、エア
ー通路60a・60bを通じて中央排気口61からエア
ーが排気される。
【0026】このとき、エアー通路60aの途中には全
周に絞り部60cが形成されているので、複数のエアー
供給口62から供給されたエアーはこの絞り部60cに
より流れを安定化(整流)され、エアー通路60aと6
0bとの角部が円弧を描いて徐々に狭くなっていること
により、乱流を生ずることなく狭いエアー通路60bへ
スムーズに流れ、センサケース51の検出孔59の開口
面でエアーカーテンを形成しながら、中央排気口61か
らの排出直後に一旦すぼまるようなエアー流れを形成し
て外部へ放流される。
【0027】一方、外付けリング53には、その前面に
リング状の凹部63が形成されている。そして、この凹
部63をエアーチャンバとするため、外付けリング53
の前面に固定したリング状のカバー64で凹部63を前
側から覆い、このカバー64の内周縁部と外付けリング
53の前面との間に僅かな隙間を形成して、この隙間を
凹部63に通ずるリング状のエアーカーテン排気口65
としている。このエアーカーテン排気口65から外ケー
ス52の中央排気口61へ至る外ケース52の先端面
は、中央排気口61へ向かって傾斜しながら僅かに前方
へ突出している。
【0028】外付けリング53には、凹部63へ通じる
複数のエアー供給口66が円周方向に等間隔に設けら
れ、これらエアー供給口66に外部からエアー(圧縮空
気)を供給することにより、凹部63を通じてエアーカ
ーテン排気口65からエアーが排出される。
【0029】このとき、エアーカーテン排気口65から
排出されたエアーは、上記のように傾斜している外ケー
ス52の先端面に沿って中央排気口61へ向かって流
れ、外ケース52の先端面に沿ったエアーカーテンを形
成する。
【0030】このように構成された静電気センサ8は、
輸送管1の一部を構成する短管1aの検出窓68に前面
を臨ませ、取付金具69で輸送管1(短管1a)に取り
付けて使用される。その使用状態において、中央排気口
61から排出されるエアーは、センサケース51の先端
中央の検出孔59の前面でエアーカーテンを形成しなが
ら、一旦すぼまるようなエアー流れを形成して外部(輸
送管1内部)へ放流されるので、輸送管1内を流動する
粉体が中央排気口61を通じて外ケース52内に入り込
むことはなく、更に超えて検出口59からセンサケース
51内に入り込むことはない。また、外ケース52の先
端面に沿ってエアーカーテンが形成され、そのエアーの
流れも中央に向かって流れるので、中央排気口61から
上記のように排出されるエアーの流れを阻害することは
なく、中央排気口61の外部周辺でも乱流は生じない。
【0031】この静電気センサ8では、センサ素子50
及び回路基板54とこれらを内蔵したセンサケース51
とが検出部となり、その周囲がこれをエアーパージする
構造となっている。
【0032】図4に、センサ素子50及び回路基板54
とこれらを内蔵したセンサケース51とによる検出部の
一例の模式図を示す。この例では、センサ素子50とし
て音叉型のセンサ素子を用いたもので、検出孔59を有
するセンサケース51内に、一対の圧電素子70を付設
した音叉型振動子71と検出電極72とプリアンプ73
を内蔵している。この場合、検出孔59を通じて検出電
極72へ向かう帯電物体からの電気力線が音叉型振動子
71の振動によりチョッピングされ、プリアンプ73に
より交流電圧として外部出力される。音叉型振動子71
を振動させる振動子駆動回路や、プリアンプ73の出力
を処理する回路は、外部に設けられている。図1では、
これらの外部回路を検出処理回路9としてまとめて示し
ている。図5はそのブロック図である。
【0033】図5において、振動子駆動回路75は、一
対の圧電素子70に給電して音叉型振動子71を振動さ
せる。プリアンプ73の出力は、交流増幅回路76にて
増幅された後、同期検波整流回路77にて整流され、そ
のとき極性判別回路78にて極性が判別されるととも
に、同期検波整流回路77の出力が直流増幅回路79に
て増幅されて、直流電圧として取り出される。
【0034】従って、静電気センサ8は、センサ素子5
0の周囲を上記のようにエアーパージしながら、輸送管
1中を流れる粉体の帯電量を直流電圧として検出すると
同時に、その極性も検出する。この場合、静電気センサ
8から出力される直流電圧を、表面電位として検出する
ことができるのは勿論であるが(この場合、静電気セン
サ8は表面電位センサとして機能する)、次のような手
法を用いれば電界強度として検出することができる(こ
の場合、静電気センサ8は静電界センサとして機能す
る)。
【0035】いま、音叉型振動子71によるチョッピン
グ周期をω、時間t=0において帯電物体から発生する
電界をE0、振動により周期的に変化する電極面積をS1
とすると、検出電極72と接地間の抵抗Rsに発生する
電圧Vsは次式で表すことができる。
【0036】Vs=Rss=Rs0ε0ωS1cosωt
【0037】従って、抵抗Rsに発生する電圧Vsを測定
することにより、帯電物体の電界強度E0(kV/c
m)を検出することができる。
【0038】なお、静電気センサとしては、アメリシウ
ム等の放射性物質で空気を電離させて静電界を極性と共
に検出する電離型のものでもよい。
【0039】図1において、検出処理回路9は、粉体の
帯電量を電位又は電界強度として極性と同時に検出する
ことになり、その出力はインターフェース10を介して
コンピュータ11に入力され、除電部5に高電圧を印加
する高電圧発生回路12がコンピュータ11にてPID
(比例・積分・微分)演算により実時間でフィードバッ
ク制御される。すなわち、粉体の帯電量が目標値になる
ように、除電部6による除電量が、検出処理回路9によ
る検出極性及び検出帯電量(電位又は静電界強度)に基
づいて実時間でフィードバック制御される。
【0040】除電部6も、輸送管1の一部を構成する接
地された短管1bに設けられている。図6に除電部6の
一具体例を示す。この除電部6は、その除電電極での放
電が粉体への着火源とならないようにするとともに、除
電電極への粉体の付着を防止するため、静電気センサ8
と同じエアー供給源からエアー(圧縮空気)を送入され
て、イオンと共にエアーを噴射するエアー噴射型となっ
ている。なお、空気に代えて例えば窒素ガスを用いれ
ば、着火防止の面でより効果的である。
【0041】図6において、絶縁材による電極ホルダ2
0の先端に針状の除電電極21が植設され、その周囲
は、電極ホルダ20の先端部に被せた金属製の先端キャ
ップ22にて覆われている。除電電極21は、放電電流
制限用抵抗23及びケーブル24を介して高電圧発生回
路12に接続され、この高電圧発生回路12からの直流
又は交流の高電圧を印加されることにより、除電電極2
1と接地された先端キャップ22との間でコロナ放電が
生ずる。先端キャップ22の円錐形先端部の中央にはノ
ズル25が設けられ、また電極ホルダ20の後端部に被
せた絶縁材の後端キャップ26には、エアー入口27が
設けられている。このエアー入口27は、後端キャップ
26により形成されるエアーチャンバ28及び電極ホル
ダ20に設けられたエアー通路29を通じて先端キャッ
プ22内と連通しており、エアー入口27より送入され
たエアーは、除電電極21の周りを通ってこれをエアー
パージしながらイオンと共にノズル25から噴射され
る。
【0042】除電部6の除電電極21は、高電圧発生回
路12からの印加電圧が交流の場合には単極でよい。ま
た、直流の場合には、正負それぞれの除電電極を用意し
て、正負別々に制御するのが好ましいが、帯電の極性が
正負いずれかに片寄っている場合には、単極としても構
わない。なお、図6に示すような除電部6を輸送管1の
途中に設置する場合、輸送管1の円周方向に間隔をおい
て複数設置するとよい。
【0043】図7に、正負それぞれの除電電極21A・
21Bを用意して、正負それぞれの直流高電圧回路から
正負の直流高電圧を別々に印加するとともに、正負それ
ぞれについて目標値になるようにフィードバック制御す
る場合の回路例を示す。
【0044】図7において、正負の高電圧発生回路12
A・12Bは、いずれも発振回路30、昇圧トランス3
1、コンデンサとダイオードを多段に積み重ねた倍電圧
整流回路32で構成され、その段数は正負同じになって
いる。これら正負の高電圧発生回路12A・12Bは、
それぞれ放電電流制限用抵抗23A・23Bを介して正
負の除電電極21A・21Bに接続される。
【0045】正負それぞれの高電圧発生回路12A・1
2Bは、昇圧トランス31の二次側と倍電圧整流回路3
2との間で接地する放電電流検出用抵抗33にて放電電
流を検出され、その検出された放電電流は、高周波分除
去用コンデンサ34を介して電流制御回路35にフィー
ドバックされる。この電流制御回路35は、フィードバ
ックされた放電電流をコンピュータ11からの目標値と
比較して一次電圧制御回路36を制御し、その一次電圧
が制御されることにより、正負それぞれの高電圧発生回
路12A・12Bにおいて出力される直流高電圧が、コ
ンピュータ11によるPID制御にて実時間で制御され
る。正負いずれの高電圧発生回路12A・12Bを制御
するか、又はその双方を制御するかは、静電気センサ8
による検出極性に従って決定される。
【0046】なお、図7では、放電電流を検出してフィ
ードバック制御を行ったが、放電電圧を検出してフィー
ドバック制御を行ってもよい。除電電極21を単極とし
て交流高電圧を印加する場合にも同様である。交流高電
圧を印加する場合、正又は負の一方が除電に有効である
ので、単極の除電電極で除電できるが、正負両方の除電
精度をともに良くするには、交流高電圧発生回路に、静
電気センサが検出した帯電量及び極性に応じた直流バイ
アスをかけて交流高電圧発生回路の出力を制御するとよ
い。
【0047】上記のようなフィードバック制御により帯
電量(及び極性)を目標値に制御された粉体は、ファラ
デーケージ7に入る。ファラデーケージ7は、内筒7A
と外筒7Bによる二重円筒構造で、外筒7Bは電気的に
接地され、内筒7A内に収容された粉体の電位(残留電
位)を、内筒7Aに接続された電位計13で測定するこ
とができるようになっており、その測定を行うことで除
電効果の確認ができる。ファラデーケージ7には、粉体
は内筒7A内に残留させて排気のみを行う微細な排気孔
(図示せず)が設けられている。
【0048】以上、輸送管1で粉体を空気輸送する輸送
プロセスでの適用例について詳述したが、本発明は、粉
体を投入する投入プロセスや撹拌する撹拌プロセスや分
級する篩い分けプロセス等の他の粉体プロセスに適用で
きることは言うまでもない。粉体篩い分けプロセスに適
用すれば、篩い分け効率を向上させることができる。図
8は粉体篩い分け機40に適用した実施例を示す。
【0049】図8において、目の粗い篩い網41と目の
細かい篩い網42とが、容器43内に上下2段に配置さ
れ、これらはモータ44の回転により振動する。原料供
給口45から容器43内に投入された原料である粉体
は、先ず上段の篩い網41で篩い分けられた後、下段の
篩い網42にて篩い分けられ、それぞれに対応する製品
排出口46・47から排出される。48はスプリングで
ある。
【0050】このような粉体篩い分け機40において、
容器43内に投入された粉体の帯電極性と帯電量を静電
気センサ8で同時に測定しながら、帯電量が目標値にな
るように、除電部6による除電量を、上記と同様に、静
電気センサ8の測定極性及び測定帯電量に基づいて実時
間でフィードバック制御する。この場合、除電部6は、
容器43内の天井部に設け、そのノズルがエアー噴射に
伴い自動的に回転する構造にすれば、除電範囲を広くで
きる。
【0051】また、本発明は、粉体に限らず粉体以外の
他の流動物に対しても適用でき、更に、流動物以外にフ
ィルムや紙などの帯電して移動する帯電物体全般につい
て適用できる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、帯
電物体の帯電極性と帯電量を静電気センサで同時に測定
しながら、帯電物体の帯電量が目標値になるように、除
電電極による除電量を静電気センサの測定極性及び測定
帯電量に基づいて実時間でフィードバック制御するの
で、帯電量とその極性が時々刻々に大きく変動するよう
な帯電物体について、その帯電量を極性を含めて目標値
に自動制御できる。
【0053】静電気センサの検出部にエアー等の気体を
送って検出部をパージすることにより、帯電物体が粉体
等の流動物であっても、帯電量とその極性を安定して精
度良く測定できる。
【0054】また、除電電極の周囲にもエアー等の気体
を送って、除電電極をパージしながら発生したイオンを
帯電物体に向かって吹き付けることにより、帯電物体が
粉体等の流動物であっても、除電による帯電量制御を安
定して行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】粉体の空気輸送プロセスに適用した本発明の一
実施例を示すシステム構成図である。
【図2】静電気センサの一具体例を示す断面図である。
【図3】同上の部分拡大図である。
【図4】同静電気センサの検出部の模式図である。
【図5】同じくブロック図である。
【図6】除電部の一具体例を示す断面図である。
【図7】正負それぞれの除電電極を用意して、正負それ
ぞれの直流高電圧回路から正負の直流高電圧を別々に印
加する場合の回路例である。
【図8】本発明を粉体篩い分け機に適用した実施例の構
成図である。
【符号の説明】
1 輸送管 1a・1b 短管 2 ブロワー 3 ヒータ 4 粉体供給漏斗 5 除電部 6 帯電量・極性測定部 7 ファラデーケージ 8 静電気センサ 9 検出処理回路 10 インターフェース 11 コンピュータ 12 高電圧発生回路 12A・12B 正負の高電圧発生回路 13 電位計 21 除電電極 33 放電電流検出用抵抗
フロントページの続き (72)発明者 最上 智史 東京都清瀬市松山1−4−17 山加マンシ ョン501 Fターム(参考) 5G067 AA33 DA18 DA19 DA21 DA22

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯電物体の帯電極性と帯電量を静電気セン
    サで同時に測定しながら、帯電物体の帯電量が目標値に
    なるように、除電電極による除電量を静電気センサの測
    定極性及び測定帯電量に基づいて実時間でフィードバッ
    ク制御することを特徴とする帯電物体の帯電量自動制御
    方法。
  2. 【請求項2】帯電物体が粉体等の流動物であることを特
    徴とする請求項1に記載の帯電物体の帯電量自動制御方
    法。
  3. 【請求項3】静電気センサの検出部にエアー等の気体を
    送って検出部をパージしながら測定することを特徴とす
    る請求項2に記載の帯電物体の帯電量自動制御方法。
  4. 【請求項4】除電電極の周囲にもエアー等の気体を送っ
    て、除電電極をパージしながら発生したイオンを帯電物
    体に向かって吹き付けることを特徴とする請求項3に記
    載の帯電物体の帯電量自動制御方法。
  5. 【請求項5】除電電極による除電後の粉体等の流動物を
    ファラデーケージに入れて電位を測定し、除電効果を確
    認することを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載
    の帯電物体の帯電量自動制御方法。
  6. 【請求項6】帯電物体の帯電量を静電気センサにより電
    位又は静電界強度として測定することを特徴とする請求
    項1〜5のいずれかに記載の帯電物体の帯電量自動制御
    方法。
  7. 【請求項7】除電電極による除電量を、除電電極へ直流
    高電圧を印加する直流高電圧発生回路にて制御すること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の帯電物体
    の帯電量自動制御方法。
  8. 【請求項8】直流高電圧発生回路を、その放電電流又は
    放電電圧を検出しながら制御することを特徴とする請求
    項7に記載の帯電物体の帯電量自動制御方法。
  9. 【請求項9】除電電極を正負共通の単極性電極とし、そ
    れに直流高電圧を印加する直流高電圧発生回路の出力と
    極性を制御することを特徴とする請求項7又は8に記載
    の帯電物体の帯電量自動制御方法。
  10. 【請求項10】除電電極として正負それぞれの除電電極
    を用い、これらに直流高電圧を印加する直流高電圧発生
    回路の出力を制御することを特徴とする請求項7又は8
    に記載の帯電物体の帯電量自動制御方法。
  11. 【請求項11】除電電極による除電量を、除電電極へ交
    流高電圧を印加する交流高電圧発生回路にて制御する特
    徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の帯電物体の帯
    電量自動制御方法。
  12. 【請求項12】交流高電圧発生回路に、静電気センサが
    検出した帯電量及び極性に応じた直流バイアスをかけて
    交流高電圧発生回路の出力を制御することを特徴とする
    請求項11に記載の帯電物体の帯電量自動制御方法。
  13. 【請求項13】帯電物体の帯電極性と帯電量を同時に測
    定する静電気センサと、帯電物体の帯電量を除電により
    制御するための除電電極と、帯電物体の帯電量が目標値
    になるように、除電電極による除電量を静電気センサの
    測定極性及び測定帯電量に基づいて実時間でフィードバ
    ック制御するフィードバック制御系とを備えてなること
    を特徴とする帯電物体の帯電量自動制御装置。
  14. 【請求項14】帯電物体が粉体等の流動物であることを
    特徴とする請求項13に記載の帯電物体の帯電量自動制
    御装置。
  15. 【請求項15】静電気センサの検出部にエアー等の気体
    を送って検出部をパージする検出部パージ手段を備えた
    ことを特徴とする請求項14に記載の帯電物体の帯電量
    自動制御装置。
  16. 【請求項16】除電電極の周囲にエアー等の気体を送っ
    て、除電電極をパージしながら発生したイオンを帯電物
    体に向かって吹き付ける送風手段を備えたことを特徴と
    する請求項15に記載の帯電物体の帯電量自動制御装
    置。
  17. 【請求項17】静電気センサが帯電物体の電位と極性を
    同時に測定する表面電位センサ又は静電界センサである
    ことを特徴とする請求項13〜16のいずれかに記載の
    帯電物体の帯電量自動制御装置。
  18. 【請求項18】フィードバック制御系が、除電電極へ直
    流高電圧を印加する直流高電圧発生回路と、その出力を
    制御する制御回路とを含むことを特徴とする請求項13
    〜17のいずれかに記載の帯電物体の帯電量自動制御装
    置。
  19. 【請求項19】制御回路が、直流高電圧発生回路の放電
    電流又は放電電圧を検出しながら制御することを特徴と
    する請求項18に記載の帯電物体の帯電量自動制御装
    置。
  20. 【請求項20】除電電極を正負共通の単極性電極とし、
    制御回路が、直流高電圧発生回路の出力と極性を制御す
    ることを特徴とする請求項18又は19に記載の帯電物
    体の帯電量自動制御装置。
  21. 【請求項21】除電電極として正負それぞれの除電電極
    を用い、制御回路が、正負の直流高電圧を印加する直流
    高電圧発生回路の出力を制御することを特徴とする請求
    項18又は19に記載の帯電物体の帯電量自動制御装
    置。
  22. 【請求項22】フィードバック制御系が、除電電極へ交
    流高電圧を印加する交流高電圧発生回路と、その出力を
    制御する制御回路とを含むことを特徴とする請求項13
    〜17のいずれかに記載の帯電物体の帯電量自動制御装
    置。
  23. 【請求項23】フィードバック制御系が、交流高電圧発
    生回路に、静電気センサが検出した帯電量及び極性に応
    じた直流バイアスをかけて交流高電圧発生回路の出力を
    制御することを特徴とする請求項22に記載の帯電物体
    の帯電量自動制御装置。
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