JP2003303469A - データ記憶装置、ディスク・ドライブ装置、電子機器、ディスク・ドライブ装置の制御方法、電子機器の制御方法およびデータの読み書き方法 - Google Patents

データ記憶装置、ディスク・ドライブ装置、電子機器、ディスク・ドライブ装置の制御方法、電子機器の制御方法およびデータの読み書き方法

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JP2003303469A
JP2003303469A JP2002101894A JP2002101894A JP2003303469A JP 2003303469 A JP2003303469 A JP 2003303469A JP 2002101894 A JP2002101894 A JP 2002101894A JP 2002101894 A JP2002101894 A JP 2002101894A JP 2003303469 A JP2003303469 A JP 2003303469A
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秀夫 浅野
Takashi Yamazaki
隆 山崎
Akira Mihashi
朗 三橋
Rakesh Laroia
ラロイア パケシュ
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    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータ装置を含む電子機器に対して着
脱が自在なディスク・ドライブ装置を提供する。 【解決手段】 電子機器20に対して着脱自在でかつ電
子機器20からの要求によってデータの読み書きを行な
うHDD1を電子機器20に接続した際に、電子機器2
0とHDD1との読み書きデータの処理速度を比較す
る。この比較結果が所定条件を満足する場合に、HDD
1において、セクタ・バッファ9を用いて読み書きデー
タのバッファリングを行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はハード・ディスク・
ドライブ(以下、HDD)等のディスク・ドライブ装置
に関し、特に電子機器に対して着脱自在なディスク・ド
ライブ装置およびそのようなディスク・ドライブ装置を
動作可能な電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】HDDは、最も普及しているコンピュー
タの外部記憶装置の1つである。HDDは、磁気ディス
クに記憶されているデータを読み出し、または磁気ディ
スクにデータを書き込むための磁気ヘッドを備えてい
る。この磁気ヘッドは、VCM(Voice Coil Motor)に
よって揺動するアクチュエータ機構に接続されている。
磁気ヘッドがデータの読み出しまたはデータの書き込み
を行う場合、アクチュエータ機構を駆動することによ
り、磁気ヘッドを所定のトラックに移動かつ位置決めす
る。磁気ヘッドは、磁気ディスク上に記憶されたサーボ
情報を手がかりに所定の位置への移動制御がなされる。
【0003】図5は、従来のHDD31の主要構成を示
すブロック図である。HDD31は、スピンドル・モー
タ33によって回転駆動される磁気ディスク32上を磁
気ヘッド34がシークしかつ所定のトラック(位置)に
留まって磁気ディスク32に対してデータを書き込み、
または磁気ディスク32に書き込まれたデータを読み出
すデータ記憶再生装置である。
【0004】磁気ディスク32は、HDD31が動作し
ているとき、スピンドル・ドライバ39により制御され
るスピンドル・モータ33のスピンドル軸を中心にして
回転駆動され、HDD31が非動作のとき、回転停止
(静止)する。磁気ディスク32の表面には、磁気ディ
スク32の半径方向に沿って複数の位置情報(サーボ情
報)記憶領域が放射状に形成されており、他の領域には
データ記憶領域が形成されている。このサーボ情報を磁
気ヘッド34が読み取ることにより磁気ヘッド34の位
置を知ることができる。磁気ヘッド34は、アクチュエ
ータ35の先端部に磁気ディスク32の表裏面に対応し
て2つ保持されている。磁気ヘッド34は、磁気ディス
ク32に対してデータの書き込みおよび読み出しを実行
する。また、磁気ディスク32に記憶されているサーボ
情報を読み取る。磁気ヘッド34は、アクチュエータ3
5と一体となって磁気ディスク32の半径方向に移動す
る。磁気ヘッド34が駆動しない場合に退避するための
ランプ(図示せず)が、磁気ディスク32よりも外方に
配置されている。
【0005】リード/ライト・チャネル41は、データ
の読み/書き処理を実行する。つまり、HDC(ハード
・ディスク・コントローラ)43を介してホスト・コン
ピュータ50から転送された書き込みデータを書き込み
信号(電流)に変換してプリアンプ46内のライト・ド
ライバを介して磁気ヘッド34に供給する。磁気ヘッド
34は、この書き込み電流に基づいて磁気ディスク32
に対してデータの書き込みを実行する。一方、磁気ディ
スク32から読み出した読み出し信号(電流)をプリア
ンプ46で増幅した後にリード/ライト・チャネル41
がデジタル・データに変換してHDC43を介してホス
ト・コンピュータ50に出力する。サーボ・コントロー
ラ44は、リード/ライト・チャネル41から出力され
る読み出しデータの中からサーボ情報を抽出する。サー
ボ・コントローラ44は、抽出されたサーボ情報をMP
U(Micro Processing Unit)42に転送する。
【0006】アクチュエータ35は、VCM(ボイス・
コイル・モータ)36によって駆動される。VCM36
は、コイルを要素とする可動子と永久磁石を要素とする
固定子とから構成されており、このコイルに所定の電流
をVCMドライバ38から供給することにより、可動子
を駆動させ、磁気ヘッド34を磁気ディスク32上の所
定位置に移動あるいは停止させる。HDC(ハード・デ
ィスク・コントローラ)43は、HDD31のインター
フェースとしての機能を有している。その機能の1つ
は、ホスト・コンピュータ50から転送された書き込み
データを受けるとともに、受けた書き込みデータをバッ
ファ45に転送する機能である。バッファ45に一時的
に記憶された書き込みデータは、MPU42の指示に基
づきHDC43が読み出して、リード/ライト・チャネ
ル41に転送する。また、HDC43はリード/ライト
・チャネル41から転送される読み出しデータをホスト
・コンピュータ50に転送する。
【0007】MPU42とHDC43は連動して、HD
D31の制御を担う。MPU42は、図示しないメモリ
に記憶されたプログラムを解釈、実行する。 MPU4
2は、サーボ・コントローラ44から転送されたサーボ
情報に基づいて磁気ヘッド34の位置を判断し、判断し
た磁気ヘッド34の位置とターゲット位置との距離に基
づいて磁気ヘッド34への位置決め制御電流をデジタル
/アナログ変換器(DAC)37に出力する。DAC3
7は、MPU42から出力された位置決め制御電流をア
ナログ信号(電圧信号)に変換するとともに、VCMド
ライバ38に出力する。VCMドライバ38は、DAC
37から受けた電圧信号を駆動電流に変換してVCM3
6に供給する。以上の構成要素は、筐体内に配設されて
おり、その筐体ごとコンピュータ装置に接続される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】通常、コンピュータ装
置に接続されたHDDは、特別な事情、例えば、それま
で使用していたHDDに不具合が生じたときに、他のH
DDに交換するといった場合に、着脱がなされていた。
コンピュータ装置について言えば、大容量のHDDを着
脱自在に取り扱う要求が大きくなかったためである。
【0009】コンピュータ装置に着脱自在な記憶媒体は
現状でも存在している。ところが、HDDのような大容
量でかつコンピュータ装置に対して着脱自在なデータ記
憶装置は、現状ではあまり普及していない。ところが、
例えばオーディオ・ビジュアル(AV)機器を考える
と、ユーザが着脱自在に取り扱うことのできるHDDは
有益である。もちろん、記憶容量の大きなHDDを、A
V機器以外のコンピュータ装置に対して着脱自在に使用
することができれば、ユーザは複数のコンピュータ装置
に対して1つのHDDを所有するだけで足りることも考
えられる。
【0010】そこで、本発明はコンピュータ装置を含む
電子機器に対して着脱が自在なディスク・ドライブ装
置、例えばHDDの提供を課題とする。また本発明は、
そのようなディスク・ドライブ装置を使用することので
きる電子機器の提供を課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】着脱自在なHDDを検討
する上で、世代間にわたる互換性と、でき得る限り部品
数を減らすことによるコスト的な面を配慮する必要があ
る。ユーザによる利用を容易にするためである。HDD
において、MPU/HDCは比較的高価な要素である。
一方で、MPU/HDCは、磁気ディスク、磁気ヘッド
のように、HDDに配設されることが必要不可欠とはい
えない。つまり、MPU/HDCを、HDDが着脱され
るコンピュータ装置等の電子機器側に配設することもで
きる。そして、着脱自在なHDDが電子機器に装着ある
いは接続されたならば、電子機器側に配設したMPU/
HDCでHDDを制御することが可能となる。
【0012】しかし、以上のようにMPU/HDCを配
設した電子機器に対してHDDを着脱自在にするために
考慮すべき事項がいくつかある。MPUには、HDDの
動作を司るプログラムを記憶するバッファが付随してい
る。このプログラムは、HDDの機種毎に相違する。一
方で、MPU/HDCを配設した電子機器には、多種多
様なHDDを接続できることが望ましい。このような使
い方を考慮すると、電子機器側に配設されたMPU/H
DCが種々のHDDについてのプログラムを持つ必要が
あるが、当該電子機器を基準として将来のHDDについ
てのプログラムを持つことはできない。
【0013】また、HDDを着脱自在にするために考慮
すべき事項には、HDDにおけるデータ処理速度があ
る。コンピュータ装置側のCPU(Central Processing
Unit)の動作速度の上昇に伴って、HDDにおけるデ
ータ処理速度は向上している。したがって、HDDは、
それが製造された世代によってデータ処理速度が相違し
ていることがある。 データ処理速度は、これまでHD
Cが管理していたが、HDD自体にMPU/HDCが配
設されていたため、データ処理速度の相違といった問題
が生ずることはなかった。ところが、MPU/HDCを
備えた電子機器に対して着脱されるHDDは異なる世代
のものであることがある。電子機器に備えられたMPU
/HDCが複数の世代に対応するデータ処理速度を取り
扱うことができればよい。しかし、一般的に、過去の世
代に対応することはまだしも、将来の世代に対応するこ
とは容易ではない。
【0014】以上のように、HDDを着脱自在に構成す
るためには、着脱される電子機器との間で、互換性、特
に世代間に亘る互換性を持つことが重要である。より具
体的に言えば、電子機器を基準として、それよりも過去
の世代のHDDに対する互換性(Backward Compatibili
ty)、それよりも将来の世代のHDDに対する互換性
(Forward Compatibility)を備えることによって、ユ
ーザの利便性を向上できる。以上の2つの互換性を実現
するためには、着脱されるHDD側に、MPU/HDC
を動作するためのプログラム、あるいはHDDの動作を
制御するためのパラメータ等の制御データを持たせるこ
とが有効である。そして、HDDが電子機器に接続され
た際に、この制御データをHDDから、HDDが接続さ
れた電子機器に対して転送する。電子機器側のMPU/
HDCは、転送された制御データに基づいて、接続され
たHDDの動作を制御すればよい。
【0015】本発明は、以上の知見に基づくものであ
り、外部から転送される読み出し要求または書き込み要
求に基づいて、読み出し処理または書き込み処理を行な
う読み書きヘッドと、読み出し処理によって読み出しデ
ータが読み出され、かつ読み書きヘッドの書き込み処理
によって書き込みデータが記憶されるディスクと、読み
出し処理または書き込み処理を実行するための制御デー
タを記憶するメモリと、メモリに記憶された制御データ
を読み出すとともに外部に対して転送するコントローラ
と、を備えるデータ記憶装置を提供する。本発明のデー
タ記憶装置によれば、読み出し処理または書き込み処理
を実行するための制御データを外部に対して転送するこ
とができる。したがって、データ記憶装置と電子機器と
が異なる世代に製造されたものであっても、接続された
電子機器がこの制御データを受信し、電子機器は受信し
た制御データに基づいてデータ記憶装置の動作を制御す
ることができる。
【0016】本発明のデータ記憶装置において、メモリ
は、制御データとして、書き込みデータまたは読み出し
データのデータ記憶装置内における処理速度に関するデ
ータまたは記憶媒体であるディスクにおけるデータの記
憶単位に関するデータを記憶することができる。データ
記憶装置の動作を的確に制御するためには、これらデー
タが必要だからである。本発明のデータ記憶装置は、コ
ントローラを介して転送された書き込みデータを受け取
りかつ一時的に記憶するバッファを備えることが望まれ
る。データ記憶装置と電子機器とに、データの処理速度
に相違がある場合に、その速度差を緩和するためであ
る。この場合、コントローラは、所定の条件に基づい
て、書き込みデータをバッファに一時的に記憶させた後
に読み書きヘッドに向けて転送するか、または、書き込
みデータをバッファに一時的に記憶させることなく読み
書きヘッドに向けて転送するか制御する。例えば、デー
タ記憶装置と電子機器のデータ処理速度が一致している
場合には、バッファを用いなくても、読み出しデータは
スムーズにデータ記憶装置と電子機器との間を転送する
ことができるからである。
【0017】以上のように、本発明のデータ記憶装置
は、電子機器との間のデータ処理速度の相違を緩和する
ための仕組みを設けることを新規に提案する。その提案
に基づくデータ記憶装置の1つは、記憶ディスクの所定
のアクセス位置においてデータの書き込み処理を行なう
ヘッドと、ヘッドにより書き込み処理がなされるべき書
き込みデータを一時的に蓄積した後にヘッドに向けて転
送する第1のモード、およびヘッドにより書き込み処理
がなされるべき書き込みデータを一時的に蓄積すること
なくヘッドに向けて転送する第2のモードを実現するデ
ータ転送ラインとを備えることを特徴とする。このデー
タ記憶装置は、接続される電子機器との関係に応じて第
1のモードおよび第2のモードを選択的に使用すること
ができる。なお、データ転送ラインは、以上の機能を発
揮する限り、その構成は問われない。
【0018】以上は書き込みデータについて述べたが、
読み出しデータについても同様に本発明を適用すること
ができる。したがって本発明は、記憶ディスクの所定の
アクセス位置においてデータの読み出し処理を行なうヘ
ッドと、ヘッドにより読み出された読み出しデータを一
時的に蓄積した後に外部に向けて転送する第1のモー
ド、および読み出された読み出しデータを一時的に蓄積
することなく外部に向けて転送する第2のモードを実現
するデータ転送ラインとを備えるデータ記憶装置を提供
する。
【0019】本発明のデータ記憶装置は、電子機器に対
して着脱自在でかつ電子機器からの要求によってデータ
の読み書きを行なうディスク・ドライブ装置に適用する
ことができる。このディスク・ドライブ装置は、ディス
ク・ドライブ装置における読み書きデータの処理速度を
特定する処理速度データを記憶するメモリを備える。そ
して、電子機器に接続された際に、メモリに記憶された
処理速度データを読み出すとともに、電子機器に向けて
転送するコントローラを備える。電子機器は、本発明の
ディスク・ドライブ装置が接続されると仕様データを受
信するから、ディスク・ドライブ装置が自身と異なる世
代のものであっても、処理速度データに基づいてその動
作を制御することができる。ディスク・ドライブ装置に
おける読み書きデータの処理速度と電子機器における読
み書きデータの処理速度が相違する場合があるため、デ
ィスク・ドライブ装置と電子機器との読み書きデータの
処理速度の相違を緩和するバッファを設けることが、デ
ィスク・ドライブ装置の動作の円滑な制御にとって望ま
しい。このとき、コントローラは、ディスク・ドライブ
装置における読み書きデータの処理速度と電子機器にお
ける読み書きデータの処理速度の相違に基づいてバッフ
ァの使用可否を制御することがより望ましい。
【0020】以上の説明から明らかなように、本発明は
ディスク・ドライブ装置単独で成立するが、電子機器側
にも新規な構成を持つことが要求される。したがって本
発明は、データの読み書きを行なうディスク・ドライブ
装置が着脱自在に接続される電子機器であって、ディス
ク・ドライブ装置から転送される、ディスク・ドライブ
装置における読み書きデータの処理速度に関する処理速
度データを記憶するメモリと、処理速度データに基づい
てディスク・ドライブ装置の動作を制御するコントロー
ラと、を備えることを特徴とする電子機器をも提供す
る。本発明の電子機器は、処理速度データを受け取るこ
とができるため、世代の異なるディスク・ドライブ装置
が接続されても、その動作を円滑に制御することができ
る。
【0021】本発明の電子機器において、コントローラ
は、処理速度データに基づいて、ディスク・ドライブ装
置における読み書きデータの処理速度と自己の読み書き
データの処理速度とを比較し、その比較結果に基づいて
自己の読み書きデータの処理速度を調整することができ
る。しかし、自己の読み書きデータの処理速度の調整に
も限界がある場合には、前述したディスク・ドライブ装
置のバッファを使用する、つまりディスク・ドライブ装
置における読み書きデータの転送形態を特定することが
できる。この特定は、電子機器のコントローラが、処理
速度データに基づいて、ディスク・ドライブ装置におけ
る読み書きデータの処理速度と自己の読み書きデータの
処理速度とを比較し、その比較結果に基づいて行うこと
ができる。読み書きデータの処理速度の他に、コントロ
ーラは、処理速度データに基づいて、ディスク・ドライ
ブ装置に転送する読み書きデータの転送単位を特定する
ことも重要である。現行のHDDは、磁気ディスクにお
けるデータの記憶単位は512バイトに設定されてお
り、読み書きデータの転送も512バイトをその単位と
している。この記憶または転送単位は今後変更される可
能性もあるから、電子機器におけるコントローラがこの
単位を把握、特定することが、読み書きデータの適切な
転送にとって必要となる。
【0022】本発明は電子機器に対して着脱自在でかつ
電子機器からの要求によってデータの読み書きを行なう
ディスク・ドライブ装置の制御方法も提供する。この制
御方法は、まず、ディスク・ドライブ装置が電子機器に
接続されると、自己の動作を制御する制御データを前記
電子機器に向けて転送する。次いで、制御データに基づ
く電子機器からの指示により、電子機器から転送される
書き込みデータまたは電子機器へ転送する読み出しデー
タのバッファリングを行なうかを特定する。
【0023】本発明において、ディスク・ドライブ装置
側のコストを低減するためには、例えばディスク・ドラ
イブ装置側に設けるメモリの容量を必要最小限にするこ
とが望ましい。一方で、ディスク・ドライブ装置には、
ディスク状の記憶媒体を備えているから、このディスク
状記憶媒体に電子機器側で必要となる制御データを記憶
させ、ディスク・ドライブ装置の接続後にこの制御デー
タを電子機器が入手するようにしてもよい。本発明は以
上の処理を実現するための、電子機器の制御方法をも提
供する。この制御方法は、はじめに、ディスク・ドライ
ブ装置から転送されるディスク・ドライブ装置の動作を
制御するための第1の制御データを受け取る。この第1
の制御データは、前述したメモリに記憶させることがで
きる。次いで、第1の制御データに基づいて、ディスク
・ドライブ装置の動作を制御するための、ディスク状記
憶媒体に記憶された第2の制御データの転送をディスク
・ドライブ装置に要求する。例えば、第2の制御データ
を、ディスク・ドライブ装置が電子機器に接続された際
に必要となるデータ転送用のプログラムとし、第1の制
御データを第2の制御データをディスク状記憶媒体から
読み出すためのプログラムとする、というように使い分
けることができる。この場合、第2の制御データに比べ
て第1の制御データの容量は小さいであろうから、ディ
スク・ドライブ装置に設けるメモリの容量を小さくする
ことができる。電子機器は、第2の制御データを受け取
ると、この第2の制御データに基づいて、ディスク・ド
ライブ装置の動作を制御することができる。
【0024】本発明は、電子機器に対して着脱自在でか
つ電子機器からの要求によってデータの読み書きを行な
うディスク・ドライブ装置を電子機器に接続した際のデ
ータの読み書き方法として把握することもできる。この
方法は、電子機器とディスク・ドライブ装置との読み書
きデータの処理速度を比較し、比較の結果が所定条件を
満足する場合に、ディスク・ドライブ装置において読み
書きデータのバッファリングを行なうことを特徴とす
る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下本発明を、図面を参照しつつ
その実施の形態に基づいて説明する。図1は、本実施の
形態によるHDD(ハード・ディスク・ドライブ)1及
び電子機器20の主要構成を示すブロック図である。図
1に示すHDD1は、図示しないコネクタにより電子機
器20に対して着脱自在に構成されているものである。
電子機器20は、PCなどのコンピュータ装置、AV機
器、その他HDD1に記憶されている情報を使用するこ
とのできる電子機器であれば具体的な用途は問われな
い。
【0026】HDD1は、図5に示した従来のHDD3
1が有していた構成の一部を電子機器20側に持たせる
ことにより、HDD1自体のコスト低減を計っている。
ただし、単純にその構成の一部を電子機器20側に持た
せただけでは、世代間に亘る互換性を担保することがで
きない。そこで、詳しくは後述するように、HDD1側
が世代間に亘る互換性を担保するに足りる情報を所有す
る一方、電子機器20はこの情報にしたがってHDD1
の動作を制御するHDC26を設けた。さらに、世代間
に亘る互換性を確保できたとしても、電子機器20側に
おけるデータ処理速度とHDD1側におけるデータ処理
速度とを完全に一致させることができないことも想定さ
れることから、データ処理速度の調整を行うためのセク
タ・バッファ9をHDD1側に設けた。以上が本実施の
形態によるHDD1および電子機器20の特徴的な構成
である。以下、HDD1、次いで電子機器20のより具
体的な構成を図1に基づいて説明する。なお、HDD1
の基本的な動作は、図5に示した従来のHDD31と同
様であるため、以下の説明では基本的な動作についての
言及は必要な場合にのみ行う。
【0027】図1に示すように、HDD1は、スピンド
ル・ドライバ29に制御されるスピンドル・モータ3に
よって回転駆動される磁気ディスク2を備えている。こ
の磁気ディスク2の表裏面には、磁気ディスク2に対し
てデータを書き込みまたは読み出す磁気ヘッド4が対向
して配置されている。磁気ヘッド4は、VCM(ボイス
・コイル・モータ)6と一体的に駆動されるアクチュエ
ータ5の先端部に保持されている。磁気ディスク2のコ
ントロール領域には、HDD1をユーザ・データの読み
出しまたは書き込みを行えるようにするためのプログラ
ムが記憶されている。磁気ヘッド4に読み出されたこの
プログラムは、後述するように、電子機器20側に転送
される。
【0028】リード/ライト・チャネル7は、データの
読み出し/書き込み処理を実行する。つまり、転送され
た書き込みデータを書き込み信号(電流)に変換してプ
リアンプ12内のライト・ドライバを介して磁気ヘッド
4に供給する。磁気ヘッド4は、この書き込み電流に基
づいて磁気ディスク2に対してデータの書き込みを実行
する。一方、磁気ディスク2から読み出した読み出し信
号(電流)をプリアンプ12で増幅した後にリード/ラ
イト・チャネル7がデジタル・データに変換してコント
ローラ10に向けて出力する。
【0029】HDD1は、リード/ライト・チャネル7
に接続されているバス上に、不揮発性メモリ(例えば、
EEPROM)8およびセクタ・バッファ9が接続され
たコントローラ10を配置している。この構成は本実施
の形態における特徴部分の1つである。不揮発性メモリ
8には、図2に示すa〜iの9種類のデータが記憶され
ている。これらは、電子機器20に設けられたHDC2
6がHDD1の動作を制御するために必要なデータ(以
下、制御データ)である。この制御データは、HDD1
が電子機器20に接続されたときに、コントローラ10
によって読み出され、かつHDC26内あるいはバッフ
ァ24の所定領域に転送される。
【0030】図2に示すa〜iのデータのうち、a〜c
は本実施の形態で特徴的なデータであり、d〜iは従来
のHDD31にも存在するデータである。ただし、これ
らデータの記憶部分が従来と異なっている。図2におい
て、aの「buffer transfer clock capability」は、セ
クタ・バッファ9における読み出しデータまたは書き込
みデータ(読み書きデータ)の処理速度を定義するデー
タである。このデータに基づいて、HDC26が、セク
タ・バッファ9を用いてデータ転送を行うか否か、また
そのデータ転送速度を具体的に決定する。bの「genera
tion ID」は、HDD1の世代を定義するデータであ
る。例えば、第1世代、第2世代というように、HDD
1が製造された世代を特定するデータであり、電子機器
20のHDC26がこのデータに基づいてHDD1の世
代を認識することができる。
【0031】cの「date sector size」は、HDD1に
おける読み書きデータの記憶単位を定義している。従来
(現行)のHDD1は、512バイトを記憶単位として
おり、512バイトの読み書きデータが揃ったところ
で、読み書きデータの転送が実行されている。ところ
が、将来に向かってこの記憶単位が普遍であるとは限ら
ない。そこで、512バイトから記憶単位が変更された
場合にでも電子機器20側が対応できるようにするため
に、不揮発性メモリ8に「date sector size」を記憶す
る。dの「Micro code」は、磁気ディスク2に記憶され
ているHDD1の所定のプログラムを読み出すためのプ
ログラム(以下、プログラムA)である。所定のプログ
ラム(以下、プログラムB)とは、電子機器20からの
指示に従ってHDD1が磁気ディスク2にユーザ・デー
タの読み出しまたは書き込みが行えるようにするための
プログラムである。電子機器20のHDC26は、HD
D1が接続されると、この「Micro code」に基づいてプ
ログラムBを磁気ディスク2から読み込む。
【0032】以上が本実施の形態に特徴的なデータにつ
いて説明したが、図2に示すように、不揮発性メモリ8
には、以下のe〜iのデータも記憶されている。ただ
し、これらデータは、前述のように、従来から存在する
データであることから、その説明は最小限に留める。e
の「#of physical cylinder」は、磁気ディスク2に存
在するシリンダの数を意味している。fの「# of data
sectors in boot zone」は、前述した所定のプログラ
ムが記憶されている領域にあるデータ・セクタの数を意
味している。gの「TPI」は、磁気ディスク2の1イ
ンチあたりのトラック数を意味している。また、hの
「servo information for boot up」は、例えば磁気デ
ィスク2に対するユーザ・データの読み出しまたは書き
込みを可能にする処理を実行する際に必要なサーボの利
得、サーボのサンプリング・レート等のサーボの制御情
報を含んでいる。iの「channel information」は、リ
ード/ライト・チャネル7におけるデータ処理速度、そ
の他のリード/ライト・チャネル7の制御に必要な情報
を含んでいる。
【0033】次に、セクタ・バッファ9について説明す
る。セクタ・バッファ9は、リード/ライト・チャネル
7における読み書きデータの処理速度と、電子機器20
側のHDC26のデータ処理速度とに差異があるとき
に、その速度調整を行うために導入されている。本実施
の形態は、以上説明したいくつかのデータを不揮発性メ
モリ8に記憶し、かつ電子機器20側のHDC26がそ
のデータに基づいてHDD1の動作を制御するため、両
者は世代を越えた互換性を備えることになる。しかし、
HDD1と電子機器20の世代が異なると、各々におけ
る読み書きデータの処理速度が異なる場合がある。その
場合のデータ転送の不都合を解消するために設けられた
のが、セクタ・バッファ9である。電子機器20のHD
C26は、自己のデータ処理速度を遅くするように調整
可能ではあるが、それにも限界がある。例えば、電子機
器20がHDD1よりも新しい世代のためにデータ処理
速度が速いものと仮定する。そして、電子機器20から
HDD1のリード/ライト・チャネル7に対して直接書
き込みデータが転送されるものとすると、HDD1側で
はリード/ライト・チャネル7における書き込みデータ
の処理が間に合わなくなり、電子機器20側で書き込み
データの転送待ちが生ずる。逆に、HDD1が電子機器
20よりも新しい世代のためにデータ処理速度が速いも
のと仮定する。そうすると、磁気ディスク2からの読み
出しデータは、HDC26での処理が間に合わなくな
り、HDD1側で読み出しデータの転送待ちが生じてし
まう。
【0034】セクタ・バッファ9は、読み書きデータを
セクタ単位で記憶する。HDD1が、読み書きデータの
転送をこのセクタ単位で行うのに対応するためである。
セクタ・バッファ9において読み書きデータを記憶する
セクタ数は、HDD1側または電子機器20側における
読み書き処理をスムーズに行うことができることに加え
てコスト的な観点から適宜定めればよい。
【0035】次に、コントローラ10は、不揮発性メモ
リ8に記憶されている前述の制御データを読み出すとと
もに、電子機器20側のHDC26に転送する。また、
コントローラ10は、必要に応じて、リード/ライト・
チャネル7から転送される読み出しデータをセクタ・バ
ッファ9にてバッファリングさせ、または、電子機器2
0側のHDC26から転送される書き込みデータをセク
タ・バッファ9にてバッファリングさせる。ここで、必
要に応じてとしたのは、典型的には、HDD1と電子機
器20とが同世代に製造されたとき等、HDD1と電子
機器20のデータ処理速度が一致している場合には、セ
クタ・バッファ9を用いたバッファリングが必要ないか
らである。この場合には、コントローラ10は、リード
/ライト・チャネル7から転送される読み出しデータ
を、セクタ・バッファ9に一時的に記憶させることなく
電子機器20側のHDC26に向けて直接転送する。ま
た、電子機器20側のHDC26から転送される書き込
みデータを、セクタ・バッファ9に一時的に記憶させる
ことなくリード/ライト・チャネル7に転送する。この
ように、セクタ・バッファ9を介さない読み書きデータ
のやり取りを、パス・スルーと呼ぶことにする。
【0036】以上、本実施の形態によるHDD1につい
て説明したが、次に電子機器20について図1を参照し
つつ説明する。電子機器20は、従来のHDD31が有
していた一部の構成を備えており、HDD31と同様の
構成部分は、基本的にHDD31と同様の機能を果た
す。したがって、以下では本実施の形態に固有の機能を
中心に説明することにする。なお、前述のように、図1
には電子機器20のうちHDD1を駆動するために必要
な構成のみを記載しており、他の構成が付加されること
を排除するものではない。
【0037】電子機器20には、HDC26が設けてあ
る。このHDC26がMPU23とともにHDD1の制
御を担うことは、図5に示した従来のHDD31と同様
である。HDC26にはインターフェース28が接続さ
れており、このインターフェース28を介してHDD1
への書き込みデータがHDC26に転送され、またはH
DD1からの読み出しデータがHDC26から転送され
る。なお、インターフェース28の終端は、読み出しデ
ータがおよび/または書き込みデータを使用すべき機器
部分が接続されている。HDC26に接続されるバッフ
ァ24には、インターフェース28を介して転送される
書き込みデータが一時的に記憶される。一時的に記憶さ
れた書き込みデータは、MPU23からの指示に基づい
てHDC26が読み出されてHDD1のコントローラ1
0に転送される。このとき、HDC26は、所定のセク
タ・サイズ分だけ書き込みデータが揃ったときに、デー
タ転送を実行する。また、バッファ24は、HDD1の
不揮発性メモリ8に記憶されたデータを記憶する領域を
備えている。さらに、バッファ24は、磁気ディスク2
へのユーザ・データの読み出しまたは書き込みを可能と
するための前記所定のプログラムを記憶する領域を備え
ている。このプログラムは、HDD1が電子機器20に
接続された際にHDD1側で読み出され、コントローラ
10を介して電子機器20側のHDC26に転送された
後に、バッファ24の所定領域に記憶される。
【0038】サーボ・コントローラ27は、リード/ラ
イト・チャネル7から出力される読み出しデータの中か
らサーボ情報を抽出する。なお、このサーボ情報は、コ
ントローラ10を介することなくサーボ・コントローラ
27に提供される。抽出されたサーボ情報は、MPU2
3に転送する。MPU23は、サーボ・コントローラ2
7から転送されたサーボ情報に基づいて、HDD1の磁
気ヘッド4の位置を判断し、判断した磁気ヘッド4の位
置とターゲット位置との距離に基づいて磁気ヘッド4へ
の位置決め制御電流を生成し、かつデジタル/アナログ
変換器(DAC)22に出力する。DAC22は、MP
U23から出力された位置決め制御電流をアナログ信号
(電圧信号)に変換するとともに、VCMドライバ21
に出力する。VCMドライバ21は、DAC22から受
けた電圧信号を駆動電流に変換してVCM6に供給す
る。
【0039】次に、HDD1が電子機器20に接続され
た際の、HDD1および電子機器20における動作手順
を、図3および図4を参照しつつ説明する。HDD1が
電子機器20に接続された際の動作は、データ転送モー
ドの決定と、それ以後の処理に大別することができる。
データ転送モードの決定処理の手順を図3に、それ以後
の処理を図4に示している。ここで、データ転送モード
の決定とは、HDD1のコントローラ10において、前
述のパス・スルーを適用するか、またはセクタ・バッフ
ァ9を用いるかを決定する処理である。なお、以下で
は、パス・スルーを適用してデータ転送を行う場合をパ
ス・スルー・モードと、また、セクタ・バッファ9を用
いてデータ転送を行う場合をセクタ・バッファ・モード
と呼ぶことにする。データ転送モードの決定における具
体的な処理手順は、図3に示されている。
【0040】図3に基づいてデータ転送モードの決定処
理の詳細を説明する。なお、図3のS101以降のステ
ップは、左側が電子機器20(主にHDC26)の動作
を、また右側がHDD1(主にコントローラ10)の動
作を示している。HDD1を電子機器20に接続すると
ともに電源をONすると(図3 S101)、電子機器
20のHDC26は、HDD1のコントローラ10に対
して不揮発性メモリ8内に記憶されている制御データの
読み出し、転送を要求する(図3S103)。
【0041】HDD1のコントローラ10は、不揮発性
メモリ8内の制御データを読み出すとともに、コントロ
ーラ10に向けて転送する(図3 S105)。HDC
26は、受信した制御データをバッファ24に格納する
(図3 S107)。HDC26はバッファ24に格納
している制御データ中の「generation ID」(以下、H
DD1のgeneration IDという)と自己が所有する「ge
neration ID」(以下、HDC26のgeneration ID
という)とを比較することにより、電子機器20のHD
C26におけるデータ処理速度が、HDD1のリード/
ライト・チャネル7におけるデータ処理速度と一致する
か否かの判定を行う(図3 S109)。
【0042】ここで、前述のように、「generation I
D」が古いものほどデータ処理速度が遅いことを前提と
している。したがって、HDC26のgeneration ID
がHDD1のgeneration IDよりも古いものであれ
ば、HDC26におけるデータ処理速度は、HDD1の
リード/ライト・チャネル7におけるデータ処理速度よ
り遅いことになる。電子機器20のHDC26における
データ処理速度が、HDD1のリード/ライト・チャネ
ル7におけるデータ処理速度と一致する場合には、セク
タ・バッファ9を使用する必要がないため、パス・スル
ー・モードを指示する(図3 S115)。次に、電子機
器20のHDC26におけるデータ処理速度が、HDD
1のリード/ライト・チャネル7におけるデータ処理速
度より速いか否かの判断を行なう(図3 S111)。
電子機器20のHDC26におけるデータ処理速度が、
HDD1のリード/ライト・チャネル7におけるデータ
処理速度より速い場合には、ステップS113に進む。
そうでない、つまり電子機器20のHDC26における
データ処理速度が、HDD1のリード/ライト・チャネ
ル7におけるデータ処理速度より遅い場合には、セクタ
・バッファ・モードを指示する(図3 S117)。S
113では、S111で電子機器20のHDC26にお
けるデータ処理速度が、HDD1のリード/ライト・チ
ャネル7におけるデータ処理速度より速いと判断された
場合に、HDC26のデータ処理速度をHDD1のリー
ド/ライト・チャネル7におけるデータ処理速度へ制御
可能か否かの判断を行う。制御可能であれば、パス・ス
ルー・モードを指示する(図3 S115)。一方、制
御不可の場合には、セクタ・バッファ・モードを指示す
る(図3 S117)。パス・スルー・モードまたはセク
タ・バッファ・モードが指示されたHDD1は、パス・
スルー・モードまたはセクタ・バッファ・モードを敷く
(図3 S119、S121)。なお、ここでは、gener
ation IDによって処理速度の比較を行っているが、処
理速度の比較ができるのであれば、他のデータを用いる
こともできる。例えば、図2におけるaの「buffer tra
nsfer clock capability」を用いることもできる。
【0043】以上で、データ転送モードの決定処理が終
了し、次に、図4に示す処理が実行される。HDC26
は、バッファ24に記憶したプログラムA(図2 d)
と制御データを使ってHDD1制御して、磁気ディスク
2に対してデータの読み書きができるようにする(図4
S201)。次いで、HDD1のコントローラ10
は、磁気ディスク2のコントロール領域からプログラム
Bを読み出し、かつ電子機器20のHDC26に転送す
る。HDC26は、プログラムBをバッファ24に格納
する。HDC26は、プログラムA、制御データおよび
プログラムBとを合わせて完全なプログラムを用意する
ことになる(図4 S205)。MPU23は、この完
全なプログラムを使って、HDC26、リード/ライト
・チャネル7およびコントローラ10を制御することに
より、インターフェース28を介して磁気ディスク2と
のユーザ・データの読み出しおよび書き込みが行えるよ
うにする(図4 S207)。
【0044】以上の一連の動作により、HDD1は、磁
気ディスク2へのデータの書き込み、または磁気ディス
ク2からのデータの読み出しを実行することが可能とな
る。例えば、セクタ・バッファ・モードの時にインター
フェース28から書き込みデータがHDC26に転送さ
れてくると、HDC26はその書き込みデータを一旦バ
ッファ24に記憶する。その後、HDC26は、MPU
23の指示に応じてバッファ24から書き込みデータを
読み出す。読み出された書き込みデータは、所定のセク
タ・サイズごとにHDD1のコントローラ10に転送さ
れる。コントローラ10は、受け取った書き込みデータ
を順次セクタ・バッファ9に記憶する。セクタ・バッフ
ァ9に一時的に記憶された書き込みデータは、記憶され
た順番でセクタ・バッファ9から送出される。送出され
た書き込みデータは、コントローラ10、リード/ライ
ト・チャネル7を介して磁気ヘッド4により磁気ディス
ク2に書き込まれる。
【0045】また、セクタ・バッファ・モードの時にイ
ンターフェース28から読み出し要求がHDC26に転
送されてくると、HDC26はその読み出し要求を、コ
ントローラ10を介してリード/ライト・チャネル7に
転送する。リード/ライト・チャネル7は、その読み出
し要求に応じて、磁気ディスク2から磁気ヘッド4によ
り所望するデータを読み出す。リード/ライト・チャネ
ル7は、取得した読み出しデータをコントローラ10に
転送する。コントローラ10は、受け取った読み出しデ
ータを順次セクタ・バッファ9に記憶する。セクタ・バ
ッファ9に一時的に記憶された読み出しデータは、記憶
された順番でセクタ・バッファ9から送出される。送出
された書き込みデータは、コントローラ10を介してH
DC26に転送される。なお、読み出し処理、書き込み
処理は、図2に示した各種制御データも用いることによ
って実行される。
【0046】以上の例では、HDC26のデータ処理速
度が固定されたものとして説明した。しかし、前述のよ
うに、HDC26のデータ処理速度を可変とすることも
できる。この場合には、HDC26のデータ処理速度が
HDD1におけるデータ処理速度より早くても、HDC
26側のデータ処理速度を遅くすることにより、HDD
1内の読み書きデータをパス・スルー・モードで取り扱
うこともできる。また、以上の例では、データ処理速度
が「速い」または「遅い」という単純な比較によってパ
ス・スルー・モードかセクタ・バッファ・モードかの決
定を行った。他の方法として、パス・スルー・モードを
許容する処理速度の差を設けて決定を行ってもよい。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コンピュータ装置を含む電子機器に対して着脱が自在な
ディスク・ドライブ装置を提供することができる。また
本発明は、そのようなディスク・ドライブ装置を使用す
ることのできる電子機器も提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態によるHDDおよび電子機器の
主要構成を示すブロック図である。
【図2】 本実施の形態によるHDDに設けた不揮発性
メモリに記憶されている制御情報を示す図である。
【図3】 本実施の形態によるデータ転送モードの決定
の処理手順を示すフローチャートである。
【図4】 本実施の形態によるデータ転送モードの決定
以降の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】 従来のHDDの主要構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1…HDD(ハード・ディスク・ドライブ)、2…磁気
ディスク、3…スピンドル・モータ、4…磁気ヘッド、
5…アクチュエータ、6…VCM(ボイス・コイル・モ
ータ)、7…リード/ライト・チャネル、8…不揮発性
メモリ、9…セクタ・バッファ、10…コントローラ、
12…プリアンプ、20…電子機器、21…VCMドラ
イバ、22…DAC(デジタル/アナログ変換器)、2
3…MPU、24…バッファ、26…HDC、27…サ
ーボ・コントローラ、28…インターフェース、29…
スピンドル・ドライバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅野 秀夫 神奈川県藤沢市桐原町1番地 日本アイ・ ビー・エム株式会社 藤沢事業所内 (72)発明者 山崎 隆 東京都港区日本橋箱崎町19−21 日本ア イ・ビー・エム株式会社 箱崎事業所内 (72)発明者 三橋 朗 東京都港区六本木三丁目2番12号 日本ア イ・ビー・エム株式会社内 (72)発明者 パケシュ ラロイア アメリカ合衆国 95030 カリフォル二ア 州 ロスガトス オールドジャパニーズロ ード 15727 Fターム(参考) 5D044 BC01 CC05 HL02

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から転送される読み出し要求または
    書き込み要求に基づいて、読み出し処理または書き込み
    処理を行なう読み書きヘッドと、 前記読み出し処理によって読み出しデータが読み出さ
    れ、かつ前記読み書きヘッドの前記書き込み処理によっ
    て書き込みデータが記憶されるディスクと、 前記読み出し処理または書き込み処理を実行するための
    制御データを記憶するメモリと、 前記メモリに記憶された前記制御データを読み出すとと
    もに外部に対して転送するコントローラと、を備えるこ
    とを特徴とするデータ記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記メモリは、 前記制御データとして、前記データ記憶装置内における
    前記書き込みデータまたは前記読み出しデータの処理速
    度に関するデータまたは前記ディスクにおけるデータの
    記憶単位に関するデータを記憶することを特徴とする請
    求項1に記載のデータ記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記コントローラを介して転送された前
    記書き込みデータを受け取りかつ一時的に記憶するバッ
    ファを備えることを特徴とする請求項1に記載のデータ
    記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記コントローラは、 所定の条件に基づいて、 前記書き込みデータを前記バッファに一時的に記憶させ
    た後に前記ディスクに向けて転送するか、 または、前記書き込みデータを前記バッファに一時的に
    記憶させることなく前記ディスクに向けて転送するかを
    制御することを特徴とする請求項1に記載のデータ記憶
    装置。
  5. 【請求項5】 記憶ディスクの所定のアクセス位置にお
    いてデータの書き込み処理を行なうヘッドと、 前記ヘッドにより書き込み処理がなされるべき書き込み
    データを一時的に蓄積した後に前記ヘッドに向けて転送
    する第1のモード、および前記ヘッドにより書き込み処
    理がなされるべき書き込みデータを一時的に蓄積するこ
    となく前記ヘッドに向けて転送する第2のモードを実現
    するデータ転送ラインと、を備えることを特徴とするデ
    ータ記憶装置。
  6. 【請求項6】 記憶ディスクの所定のアクセス位置にお
    いてデータの読み出し処理を行なうヘッドと、 前記ヘッドにより読み出された読み出しデータを一時的
    に蓄積した後に外部に向けて転送する第1のモード、お
    よび読み出された読み出しデータを一時的に蓄積するこ
    となく外部に向けて転送する第2のモードを実現するデ
    ータ転送ラインと、を備えることを特徴とするデータ記
    憶装置。
  7. 【請求項7】 電子機器に対して着脱自在でかつ前記電
    子機器からの要求によってデータの読み書きを行なうデ
    ィスク・ドライブ装置であって、 前記ディスク・ドライブ装置における読み書きデータの
    処理速度を特定する仕様データを記憶するメモリと、 前記電子機器に接続された際に、前記メモリに記憶され
    た前記仕様データを読み出すとともに、前記電子機器に
    向けて転送するコントローラと、を備えることを特徴と
    するディスク・ドライブ装置。
  8. 【請求項8】 前記ディスク・ドライブ装置における読
    み書きデータの処理速度と前記電子機器における読み書
    きデータの処理速度が相違する場合に、前記ディスク・
    ドライブ装置と前記電子機器との前記読み書きデータの
    処理速度の相違を緩和するバッファを備えることを特徴
    とする請求項7に記載のディスク・ドライブ装置。
  9. 【請求項9】 前記コントローラは、 前記ディスク・ドライブ装置が前記電子機器に接続され
    た際に、前記ディスク・ドライブ装置における読み書き
    データの処理速度と前記電子機器における読み書きデー
    タの処理速度の相違に基づいて前記バッファの使用可否
    を制御することを特徴とする請求項8に記載のディスク
    ・ドライブ装置。
  10. 【請求項10】 データの読み書きを行なうディスク・
    ドライブ装置が着脱自在に接続される電子機器であっ
    て、 前記ディスク・ドライブ装置から転送される、前記ディ
    スク・ドライブ装置における読み書きデータの処理速度
    に関する処理速度データを記憶するメモリと、 前記処理速度データに基づいて前記ディスク・ドライブ
    装置の動作を制御するコントローラと、を備えることを
    特徴とする電子機器。
  11. 【請求項11】 前記コントローラは、 前記処理速度データに基づいて、前記ディスク・ドライ
    ブ装置における読み書きデータの処理速度と自己の読み
    書きデータの処理速度とを比較し、その比較結果に基づ
    いて前記自己の読み書きデータの処理速度を調整するこ
    とを特徴とする請求項10に記載の電子機器。
  12. 【請求項12】 前記コントローラは、 前記処理速度データに基づいて、前記ディスク・ドライ
    ブ装置における読み書きデータの処理速度と自己の読み
    書きデータの処理速度とを比較し、その比較結果に基づ
    いて前記ディスク・ドライブ装置における読み書きデー
    タの転送形態を特定することを特徴とする請求項10に
    記載の電子機器。
  13. 【請求項13】 前記コントローラは、 前記処理速度データに基づいて、前記ディスク・ドライ
    ブ装置に転送する前記読み書きデータの転送単位を特定
    することを特徴とする請求項10に記載の電子機器。
  14. 【請求項14】 電子機器に対して着脱自在でかつ前記
    電子機器からの要求によってデータの読み書きを行なう
    ディスク・ドライブ装置の制御方法であって、 前記ディスク・ドライブ装置が前記電子機器に接続され
    ると、前記ディスク・ドライブ装置の動作を制御する制
    御データを前記電子機器に向けて転送するステップと、 前記制御データに基づく前記電子機器からの指示によ
    り、前記電子機器から転送される書き込みデータまたは
    前記電子機器へ転送する読み出しデータのバッファリン
    グを行なうかを特定するステップと、を含むことを特徴
    とするディスク・ドライブ装置の制御方法。
  15. 【請求項15】 ディスク状記憶媒体にデータの読み書
    きを行なうディスク・ドライブ装置が着脱自在に接続さ
    れる電子機器の制御方法であって、前記ディスク・ドラ
    イブ装置から転送される前記ディスク・ドライブ装置の
    動作を制御するための第1の制御データを受け取るステ
    ップと、 前記第1の制御データに基づいて、前記ディスク・ドラ
    イブ装置の動作を制御するための前記ディスク状記憶媒
    体に記憶された第2の制御データの転送を前記ディスク
    ・ドライブ装置に要求するステップと、を備えることを
    特徴とする電子機器の制御方法。
  16. 【請求項16】 前記ディスク・ドライブ装置から転送
    される前記第2の制御データに基づいて、前記ディスク
    ・ドライブ装置の動作を制御するステップを備えること
    を特徴とする請求項15に記載の電子機器の制御方法。
  17. 【請求項17】 電子機器に対して着脱自在でかつ前記
    電子機器からの要求によってデータの読み書きを行なう
    ディスク・ドライブ装置を前記電子機器に接続した際の
    データの読み書き方法であって、 前記電子機器と前記ディスク・ドライブ装置との読み書
    きデータの処理速度を比較し、 前記比較の結果が所定条件を満足する場合に、前記ディ
    スク・ドライブ装置において前記読み書きデータのバッ
    ファリングを行なうことを特徴とするデータの読み書き
    方法。
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