JP2003303435A - I/v変換回路、光ヘッドおよび記録再生装置 - Google Patents

I/v変換回路、光ヘッドおよび記録再生装置

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JP2003303435A JP2002103326A JP2002103326A JP2003303435A JP 2003303435 A JP2003303435 A JP 2003303435A JP 2002103326 A JP2002103326 A JP 2002103326A JP 2002103326 A JP2002103326 A JP 2002103326A JP 2003303435 A JP2003303435 A JP 2003303435A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録時および再生時の双方においてノイズの
影響を受けることなくI/V変換回路から出力される検
出信号のレベルを最適化することができるI/V変換回
路、光ヘッドおよび記録再生装置を提供する。 【解決手段】 I/V変換回路20は、8つの増幅手段
22A乃至22Hと、1つの加算増幅手段24とを備え
て構成されている。スイッチ手段2208によって帰還
抵抗2204が選択されると、増幅手段22Aの増幅率
は記録時用増幅率Awとなり、帰還抵抗2206が選択
されると、増幅手段22Aの増幅率は再生時用の高い増
幅率Arとなる。スイッチ手段2408によって帰還抵
抗2404が選択されると、加算増幅手段24の増幅率
は記録時用増幅率Aswとなり、帰還抵抗2406が選
択されると、増幅手段24の増幅率は再生時用の高い増
幅率Asrとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光記録媒体に対し
て各種情報の記録再生を行なう記録再生装置、この記録
再生装置等の各種光学機器に設けられる光ヘッドおよび
この光ヘッドに設けられるI/V変換回路に関する。
【0002】
【従来の技術】CDプレーヤー、CD−ROMプレーヤ
ーに組み込まれている光ヘッドは、光記録媒体としての
CDやCD−ROMに対して光源から光ビームを照射し
て前記光記録媒体で反射される反射ビームを受光素子で
検出することにより検出信号を出力するように構成され
ている。前記CDプレーヤー、CD−ROMプレーヤー
が再生機能のみを有する場合には、前記光記録媒体に出
射される光ビームの出射パワーを一定に制御することに
より、前記光ヘッドで検出される検出信号のレベルは、
前記光源を含む光ヘッドの特性のばらつきや光記録媒体
の反射率のばらつきの影響を受ける程度である。その影
響は例えば、検出信号のレベル変動として±3乃至±6
dB程度である。
【0003】これに対して、CD−RやCD−RWのド
ライブ装置に組み込まれている光ヘッドで検出される信
号としては以下のものがある。すなわち、RF信号、フ
ォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号、ATI
P信号である。前記RF信号としては、再生時に光記録
媒体のデータを検出するために用いる再生時用のRF信
号(RRF信号という)と、記録時に光記録媒体に対す
る記録状態を検出して光源から出射される光ビームの出
射パワーを制御するために用いる記録時用のRF信号
(WRF信号という)との2種類がある。図8はWRF
信号の波形図、図12(A)は光ビームの出射パワーの
波形図、図12(B)は(A)に対応するWRF信号の
波形図である。図8、図12に示すように、WRF信号
は、前記光ビームがピット(データ1に相当)を記録す
るための出射パワーになったときにピークレベル(図1
2(B)のBに相当)となり、時間経過とともにピット
部分の色素の変化により反射率が低下することで平坦な
ピットレベル(図12(B)のCに相当)となる。そし
て、ピットとピットの間のピットを形成しない部分(デ
ータ0に相当)については、光ビームの出射パワーがR
RF信号のときと同じリードレベル(図12(B)のA
に相当)に低下される。記録時の光ビームの出射パワー
の制御は、前記ピットレベルをサンプリングしてモニタ
信号を検出し、このモニタ信号基づいて行なわれる。こ
の制御をRunning OPC処理という。
【0004】ところで、CD−RやCD−RWのドライ
ブ装置の高速化に伴い、再生時の光ビームの出射パワー
に対して記録時の光ビームの出射パワーが上昇するた
め、記録時と再生時とで検出信号のレベルの差が拡大し
ている。再生時の光ビームは回転数によらず一定であ
る。例えば、図9に示すように、CD−Rの回転数の倍
数(横軸)に対して光ビームの出射パワー(縦軸)が増
大していることがわかる。
【0005】光ヘッドの受光素子で検出される検出信号
は、I/V変換回路によって電流信号から電圧信号に変
換されるとともに増幅されるが、この増幅率が再生時に
おいて最適に設定されていると、記録時には増幅された
電圧信号が飽和してしまう。したがって、前記I/V変
換回路は、前記電圧信号の飽和を回避するため、再生時
と記録時とで増幅率を切り替えるように構成されてい
る。図10は従来のI/V変換回路の一例を示す回路図
である。図10に示すように、I/V変換回路10は、
前記光検出手段を構成する受光素子1002A乃至10
02Hからの検出信号(電流信号)のそれぞれをI/V
変換して増幅して検出信号A乃至Gとして出力する複数
の増幅手段1004と、前記受光素子1002A乃至1
002Dの増幅手段1004から出力される電圧信号を
加算し増幅することにより、RF信号として出力する加
算増幅手段1010とを備えて構成されている。前記各
増幅手段1004は、制御信号SWに応じて再生時用の
高い増幅率と、記録時用の低い増幅率とに切り替えられ
るように構成されている。このような構成によれば、ト
ラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号、ATI
P信号などのサーボ制御を行なう目的で使用されるサー
ボ制御用信号を生成するための検出信号A乃至GとRF
信号の増幅率の設定の自由度を高めることができる。
【0006】また、図11に示すように、前記加算増幅
手段を記録時用加算増幅手段1010Aと再生時用加算
増幅手段1010Bとに独立して構成することにより、
記録時のWRF信号と、再生時のRRF信号とを独立し
て設定できるようにすることにより、WRF信号とRR
F信号の増幅率の設定の自由度をさらに高めたI/V変
換回路10Aもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のI/
V変換回路10、10Aにおいては、記録時におけるピ
ットレベルおよびリードレベルが飽和しない範囲でなる
べく高い信号レベルを得られるように高い増幅率を設定
することにより、各検出信号の信号品質の向上を図って
いる。したがって、図13(A)、(B)に示すよう
に、ピークレベルにおいては各検出信号A乃至Dが飽和
した状態となる場合が多く、このため、ピットレベルに
おけるサンプリング点までの整定時間が重要である。し
かしながら、それぞれの受光素子に対応する増幅回路に
おける飽和復帰のみならず、加算増幅回路が飽和するこ
とにより、その復帰が遅れることにより発生するノイズ
がI/V変換回路の各検出信号に混入して悪影響を及ぼ
すおそれがある。前記ノイズの各検出信号への混入は、
I/V変換回路内部、あるいは、前記I/V変換回路か
ら後段の回路へ信号を伝達するためのフレキシブル基板
などを含む配線部分で生じる。
【0008】図11の構成においても、図13(C)、
(D)に示すように、記録時においてWRF信号が非飽
和状態であっても、前記再生時用加算増幅手段1010
Bの増幅率が高い値に設定されているので、RRF信号
が飽和してしまい、これにより発生するノイズがI/V
変換回路の各検出信号に悪影響を及ぼすおそれがある。
これらのノイズは、ピットと非ピットの間の境界(デー
タ1とデータ0との境界)で発生するため、前記各検出
信号のサンプリング点に混入し、これにより、サーボ制
御に必要な信号品質の劣化を招くことになる。本発明
は、このような実状に鑑みてなされたものであり、記録
時および再生時の双方においてノイズの影響を受けるこ
となくI/V変換回路から出力される検出信号のレベル
を最適化することができるI/V変換回路、光ヘッドお
よび記録再生装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のI/V変換回路
は上記目的を達成するため、光ビームを出射する光源
と、前記光源から出射された光ビームを集光して光記録
媒体に照射する対物レンズと、前記照射された光ビーム
の前記光記録媒体での反射光ビームを前記対物レンズを
介して受光する複数の受光素子を含んでなる光検出手段
とを備えた光ヘッドに設けられるI/V変換回路におい
て、前記複数の受光素子のそれぞれから入力される複数
の電流信号毎に設けられ、前記複数の電流信号のそれぞ
れを電圧信号に変換して出力する増幅手段と、前記複数
の増幅手段から出力される電圧信号の中から選択された
2つ以上の電圧信号を加算して出力する単一の加算増幅
手段とを備え、前記増幅手段のそれぞれは、該増幅手段
の増幅率が再生用増幅率と記録用増幅率とに切り替え可
能に構成され、前記加算増幅手段は、該加算増幅手段の
増幅率が再生用増幅率と記録用増幅率に切り替え可能に
構成されていることを特徴とする。
【0010】また、本発明の光ヘッドは、光ビームを出
射する光源と、前記光源から出射された光ビームを集光
して光記録媒体に照射する対物レンズと、前記照射され
た光ビームの前記光記録媒体での反射光ビームを前記対
物レンズを介して受光する複数の受光素子を含んでなる
光検出手段と、前記複数の受光素子から入力される電流
信号を電圧信号に変換するI/V変換回路とを備えた光
ヘッドであって、前記I/V変換回路は、前記複数の受
光素子のそれぞれから入力される複数の電流信号毎に設
けられ、前記複数の電流信号のそれぞれを電圧信号に変
換して出力する増幅手段と、前記複数の増幅手段から出
力される電圧信号の中から選択された2つ以上の電圧信
号を加算して出力する単一の加算増幅手段とを備え、前
記増幅手段のそれぞれは、該増幅手段の増幅率が再生用
増幅率と記録用増幅率とに切り替え可能に構成され、前
記加算増幅手段は、該加算増幅手段の増幅率が再生用増
幅率と記録用増幅率に切り替え可能に構成されているこ
とを特徴とする。
【0011】また、本発明の記録再生装置は、光記録媒
体を保持して回転駆動する駆動手段と、前記駆動手段に
よって回転駆動する光記録媒体に対し、光を照射し、前
記光記録媒体からの反射光を検出する光ヘッドとを有
し、前記光ヘッドは、光ビームを出射する光源と、前記
光源から出射された光ビームを集光して光記録媒体に照
射する対物レンズと、前記照射された光ビームの前記光
記録媒体での反射光ビームを前記対物レンズを介して受
光する複数の受光素子を含んでなる光検出手段と、前記
複数の受光素子から入力される電流信号を電圧信号に変
換するI/V変換回路とを備え、前記I/V変換回路変
換回路は、前記複数の受光素子のそれぞれから入力され
る複数の電流信号毎に設けられ、前記複数の電流信号の
それぞれを電圧信号に変換して出力する増幅手段と、前
記複数の増幅手段から出力される電圧信号の中から選択
された2つ以上の電圧信号を加算して出力する単一の加
算増幅手段とを備え、前記増幅手段のそれぞれは、該増
幅手段の増幅率が再生用増幅率と記録用増幅率とに切り
替え可能に構成され、前記加算増幅手段は、該加算増幅
手段による増幅動作がなされる動作状態と前記増幅動作
が停止される非動作状態とに切り替え可能に構成されて
いることを特徴とする。
【0012】そのため、本発明によれば、前記光ディス
クに対する記録時および再生時のいずれの状態において
も、前記各増幅手段から出力される電圧信号、および、
前記加算増幅手段から出力される電圧信号が飽和しない
ように、前記記録時用増幅率、再生時用増幅率、記録時
用増幅率、再生時用増幅率を最適化することができる。
また、前記加算増幅手段から記録時および再生時に出力
される電圧信号のいずれも飽和状態に至らないようにす
ることにより、前記飽和状態により発生するノイズを抑
制できる。
【0013】また、本発明のI/V変換回路は、光ビー
ムを出射する光源と、前記光源から出射された光ビーム
を集光して光記録媒体に照射する対物レンズと、前記照
射された光ビームの前記光記録媒体での反射光ビームを
前記対物レンズを介して受光する複数の受光素子を含ん
でなる光検出手段とを備えた光ヘッドに設けられるI/
V変換回路において、前記複数の受光素子のそれぞれか
ら入力される複数の電流信号毎に設けられ、前記複数の
電流信号のそれぞれを電圧信号に変換して出力する増幅
手段と、前記複数の増幅手段から出力される電圧信号の
中から選択された2つ以上の電圧信号を加算して出力す
る単一の加算増幅手段とを備え、前記増幅手段のそれぞ
れは、該増幅手段の増幅率が再生用増幅率と記録用増幅
率とに切り替え可能に構成され、前記加算増幅手段は、
該加算増幅手段の増幅率が固定されており、前記加算増
幅手段は、該加算増幅手段による増幅動作がなされる動
作状態と前記増幅動作が停止される非動作状態とに切り
替え可能に構成されていることを特徴とする。
【0014】また、本発明の光ヘッドは、光ビームを出
射する光源と、前記光源から出射された光ビームを集光
して光記録媒体に照射する対物レンズと、前記照射され
た光ビームの前記光記録媒体での反射光ビームを前記対
物レンズを介して受光する複数の受光素子を含んでなる
光検出手段と、前記複数の受光素子から入力される電流
信号を電圧信号に変換するI/V変換回路とを備えた光
ヘッドであって、前記I/V変換回路は、前記複数の受
光素子のそれぞれから入力される複数の電流信号毎に設
けられ、前記複数の電流信号のそれぞれを電圧信号に変
換して出力する増幅手段と、前記複数の増幅手段から出
力される電圧信号の中から選択された2つ以上の電圧信
号を加算して出力する単一の加算増幅手段とを備え、前
記増幅手段のそれぞれは、該増幅手段の増幅率が再生用
増幅率と記録用増幅率とに切り替え可能に構成され、前
記加算増幅手段は、該加算増幅手段の増幅率が固定され
ており、前記加算増幅手段は、該加算増幅手段による増
幅動作がなされる動作状態と前記増幅動作が停止される
非動作状態とに切り替え可能に構成されていることを特
徴とする。
【0015】また、本発明の記録再生装置は、光記録媒
体を保持して回転駆動する駆動手段と、前記駆動手段に
よって回転駆動する光記録媒体に対し、光を照射し、前
記光記録媒体からの反射光を検出する光ヘッドとを有
し、前記光ヘッドは、光ビームを出射する光源と、前記
光源から出射された光ビームを集光して光記録媒体に照
射する対物レンズと、前記照射された光ビームの前記光
記録媒体での反射光ビームを前記対物レンズを介して受
光する複数の受光素子を含んでなる光検出手段と、前記
複数の受光素子から入力される電流信号を電圧信号に変
換するI/V変換回路とを備え、前記I/V変換回路変
換回路は、前記複数の受光素子のそれぞれから入力され
る複数の電流信号毎に設けられ、前記複数の電流信号の
それぞれを電圧信号に変換して出力する増幅手段と、前
記複数の増幅手段から出力される電圧信号の中から選択
された2つ以上の電圧信号を加算して出力する単一の加
算増幅手段とを備え、前記増幅手段のそれぞれは、該増
幅手段の増幅率が再生用増幅率と記録用増幅率とに切り
替え可能に構成され、前記加算増幅手段は、該加算増幅
手段の増幅率が固定されており、前記加算増幅手段は、
該加算増幅手段による増幅動作がなされる動作状態と前
記増幅動作が停止される非動作状態とに切り替え可能に
構成されていることを特徴とする。
【0016】そのため、本発明によれば、前記光ディス
クに対する記録時および再生時のいずれの状態において
も、前記各増幅手段から出力される電圧信号、および、
前記加算増幅手段から出力される電圧信号が飽和しない
ように、前記記録時用増幅率、再生時用増幅率、記録時
用増幅率、再生時用増幅率を最適化することができる。
また、前記加算増幅手段から記録時および再生時に出力
される電圧信号のいずれも飽和状態に至らないようにす
ることにより、前記飽和状態により発生するノイズを抑
制できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるI/V変換回
路、光ヘッド及び記録再生装置の実施の形態を図面に基
づいて詳細に説明する。図2は、本発明の第1の実施の
形態におけるI/V変換回路および光ヘッドを組み込ん
だ光ディスク記録再生装置の構成を示すブロック図であ
る。なお、図2に示す光ディスク記録再生装置は、以下
に説明する光ヘッドを搭載することが可能な記録再生装
置の一例である。
【0018】図2において、この記録再生装置101
は、光記録媒体としての光ディスク102を回転駆動す
る駆動手段としてのスピンドルモータ103と、光ヘッ
ド104と、その駆動手段としての送りモータ105と
を備えている。ここで、スピンドルモータ103は、シ
ステムコントローラ107及びサーボ制御部109によ
り駆動制御され、所定の回転数で回転される。
【0019】信号変復調部及びECCブロック108
は、信号の変調、復調及びECC(エラー訂正符号)の
付加を行う。光ヘッド104は、信号変調およびECC
ブロック108の指令に従って、回転する光ディスク1
02の信号記録面に対して、それぞれ光照射を行う。こ
のような光照射により光ディスク102に対する記録、
再生が行われる。また、光ヘッド104は、光ディスク
102の信号記録面からの反射光ビームに基づいて、後
述するような各種の光ビームを検出し、各光ビームに対
応する信号をプリアンプ部120に供給する。
【0020】プリアンプ部120は、各光ビームに対応
する検出信号に基づいてサーボ制御用信号、すなわち、
フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号、RF
信号、前記Running OPC処理に必要な前記モ
ニタ信号(以下R−OPC信号という)、記録時におけ
る光ディスクの回転制御を行なうために必要なATIP
信号などを生成できるように構成されている。これら各
信号の処理については後述する。再生対象とされる記録
媒体の種類に応じて、サーボ制御部109、信号変調及
びECCブロック108等により、これらの信号に基づ
く復調及び誤り訂正処理等の所定の処理が行われる。こ
れにより、復調された記録信号は、例えばコンピュータ
のデータストレージ用であれば、インタフェース111
を介して外部コンピュータ130等に送出される。これ
により、外部コンピュータ130等は光ディスク102
に記録された信号を再生信号として受け取ることができ
るようになっている。また、前記プリアンプ部120
は、光ディスク102に対する情報の記録を行なう記録
モードにあること、および、光ディスク102に記録さ
れている情報を再生する再生モードにあることのそれぞ
れを示す制御信号SW(図1)をI/V変換回路20
(図1)に出力するように構成されている。
【0021】また、オーディオ・ビジュアル用であれ
ば、D/A,A/D変換器112のD/A変換部でデジ
タル/アナログ変換され、オーディオ・ビジュアル処理
部113に供給される。そして、このオーディオ・ビジ
ュアル処理部113でオーディオ・ビデオ信号処理が行
われ、オーディオ・ビジュアル信号入出力部114を介
して外部の撮像・映写機器に伝送される。上記光ヘッド
104には、例えば光ディスク102上の所定の記録ト
ラックまで、移動させるための送りモータ105が接続
されている。スピンドルモータ103の制御と、送りモ
ータ105の制御と、光ヘッド104の対物レンズを保
持する二軸アクチュエータのフォーカシング方向及びト
ラッキング方向の制御は、それぞれサーボ制御部109
により行われる。すなわち、サーボ制御部109は、A
TIP信号に基づいてスピンドルモータ103の制御を
行ない、フォーカスエラー信号およびトラッキングエラ
ー信号に基づいて二軸アクチュエータの制御を行なう。
また、レーザ制御部121は、光ヘッド104における
レーザ光源を制御するものであり、特に本例ではレーザ
光源の出射パワーを記録時と再生時とで制御する動作を
行なう。また、記録時においては、WRF信号から生成
されるR−OPC信号に基づいてレーザ光源の出射パワ
ーを制御するように構成されている。
【0022】図3は本発明の第1の実施の形態による光
ヘッドの光学系を示す構成図である。図3において、光
ヘッド104は、レーザ光源1、グレーティング素子
2、コリメータレンズ3、ビームスプリッタ4、対物レ
ンズ5、光検出手段6、後述するI/V変換回路20を
備えており、これらの各部品が不図示のホルダにマウン
トされて構成されている。なお、トラッキングエラーの
検出やフォーカスエラーの検出については従来公知の様
々な方法を用いることができるが、本例においては、ト
ラッキングエラー信号をDPP(Differenti
al Push−Pull)法で検出し、フォーカスエ
ラー信号を非点収差(Astigma)法で検出するも
のとして説明する。
【0023】光ヘッド104において、前記レーザ光源
1から出射された光ビームは前記グレーティング素子2
を通過することで1つのメインビームと2つのサイドビ
ームに分離されコリメータレンズ3およびビームスプリ
ッタ4を通過し、対物レンズ5を介して光ディスク10
2に照射され、光ディスク102で反射された反射光ビ
ームは対物レンズ5を介してビームスプリッタ4で分離
され、前記光検出手段6に導かれるように構成されてい
る。
【0024】図4は光検出手段の構成を示す平面図であ
る。図4に示すように、前記光検出手段6は、1枚の基
板62と、該基板62の一方の面に直線状に間隔をおい
て配設された3つの検出部6402、6404、640
6とを備えている。中央の検出部6402は、前記メイ
ンビームを受光するものであって、田の字状に4分割さ
れた矩形状に形成され、4つの受光素子64A乃至64
Dから構成されている。前記検出部6402の一方の側
部に隣接する検出部6404は、前記2つのサイドビー
ムの一方を受光するものであって、2分割された矩形状
を呈し、検出部6402に近い側の受光素子64Fと検
出部6402から遠い側の受光素子64Eとから構成さ
れている。前記検出部6402の他方の側部に隣接する
検出部6406は、前記2つのサイドビームの他方を受
光するものであって、2分割された矩形状を呈し、検出
部6402に近い受光素子64Gと検出部6402に遠
い受光素子64Hとから構成されている。前記受光素子
64A乃至64Hは、受光した光量に応じた電流信号を
検出信号として出力するように構成されており、前記受
光素子64A乃至64Hのそれぞれから出力される電流
信号を電流信号A乃至Hとする。
【0025】図1は第1の実施の形態のI/V変換回路
の構成を示す回路図である。図1に示すように、I/V
変換回路20は、8つの増幅手段22A乃至22Hと、
1つの加算増幅手段24とを備えて構成されている。な
お、前記光検出手段6とI/V変換回路20とは、これ
らが一体的に設けらたいわゆるPDIC(フォト・ディ
テクタIC)を構成していてもよいし、互いに分離して
構成されていてもよい。前記増幅手段22A乃至22H
のそれぞれは、前記受光素子64A乃至64Hから出力
される検出信号A乃至Hのそれぞれを電流電圧変換する
とともに、増幅するように構成されている。
【0026】前記各増幅手段22A乃至22Hは同一構
成であるため、増幅手段22Aについて説明する。増幅
手段22Aは、増幅器2202と、増幅率を決定する2
つの帰還抵抗2204、2206と、これら2つの帰還
抵抗2204、2206を選択的に前記増幅器2202
に接続するスイッチ手段2208とを備えて構成されて
いる。前記スイッチ手段2208は、前記プリアンプ1
20から入力される前記制御信号SWの状態、すなわち
記録モードか再生モードかに連動して切り替え動作する
ように構成されている。前記スイッチ手段2208によ
って帰還抵抗2204が選択されると、前記増幅手段2
2Aの増幅率は記録時用増幅率Awとなり、帰還抵抗2
206が選択されると、前記増幅手段22Aの増幅率は
再生時用の高い増幅率Arとなるように構成されてい
る。これにより、前記増幅手段22A乃至22Hのそれ
ぞれは、前記受光素子64A乃至64Hから出力される
検出信号A乃至Hのそれぞれを電流電圧変換して増幅す
る。前記各増幅手段によって増幅された検出信号A乃至
Hは前記プリアンプ120に入力されることにより後述
する処理がなされる。
【0027】加算増幅手段24は、増幅器2402と、
増幅率を決定する2つの帰還抵抗22404、2406
と、これら2つの帰還抵抗2404、2406を選択的
に前記増幅器2402に接続するスイッチ手段2408
と、前記検出信号A乃至Dのそれぞれを入力する4つの
入力抵抗2410とを備えて構成されている。前記スイ
ッチ手段2408は、前記プリアンプ120から入力さ
れる前記制御信号SWの状態、すなわち記録モードか再
生モードかに連動して切り替え動作するように構成され
ている。前記スイッチ手段2408によって帰還抵抗2
404が選択されると、前記加算増幅手段24の増幅率
は記録時用増幅率Aswとなり、帰還抵抗2406が選
択されると、前記増幅手段24の増幅率は再生時用の高
い増幅率Asrとなるように構成されている。これによ
り、加算増幅手段24は、前記増幅手段22A乃至22
Dから出力される4つの検出信号A乃至Dを加算して増
幅し、これをRF信号として前記プリアンプ120に入
力する。
【0028】図5は第1の実施の形態におけるI/V変
換回路20から出力された各検出信号およびRF信号に
対してプリアンプ部120によってなされる信号処理の
流れの概略を示す説明図である。再生時に、前記加算増
幅手段24から出力されたRF信号(A+B+C+D)
は、RRF信号として等化器120Aによってイコライ
ジングされ、コンパレータ120Bによって2値化さ
れ、復調信号として出力される。記録時に、前記加算増
幅手段24から出力されたRF信号(A+B+C+D)
は、WRF信号として、ピークホールドおよびボトムホ
ールド回路120Cに入力されることにより、ピットレ
ベルにおけるレベルがサンプリングされることによりR
−OPC信号が生成されこれがレーザ制御部121に出
力される。これにより、記録時におけるレーザ光源1の
出射パワーの制御がなされる。
【0029】記録時に、前記検出信号A、Dの和信号
(A+D)と、検出信号B、Cの和信号(B+C)とが
それぞれAGC回路120D、120Eによってゲイン
コントロールされ、これら2つの和信号の差分がとら
れ、ATIP信号として出力される。前記ATIP信号
は、未記録状態のCD−Rにおいて形成されているプリ
グルーブによって形成されている一定周期のウォブリン
グの検出信号であり、前記サーボ制御部109に入力さ
れる。サーボ制御部109は前記ATIP信号が所定周
期となるように前記スピンドルモータ103の回転制御
を行なう。前記記録時および再生時において、前記検出
信号A、Cの和信号と、検出信号B、Dの和信号との差
信号(A+C)−(B+D)はフォーカスエラー信号と
してサーボ制御部109に入力される。これは非点収差
法によるものである。前記記録時および再生時におい
て、「前記検出信号A、Dの和信号と、検出信号B、C
の和信号との差信号(メインプッシュプル信号)」を
(A+D)−(B+C)とし、「前記検出信号E、Gの
和信号と、検出信号F、Hの和信号との差信号(サイド
プッシュプル信号)」を(E+G)−(F+H)とした
ときに、(A+D)−(B+C)−K((E+G)−
(F+H))はトラッキングエラー信号としてサーボ制
御部109に入力される。これはDPP法によるもので
ある。
【0030】以上のように構成された第1の実施の形態
によれば、前記増幅手段22Aは、記録時用増幅率Aw
と、再生時用増幅率Arとに切り替えられるように構成
され、かつ、加算増幅手段24は、記録時用増幅率As
wと、再生時用増幅率Asrとに切り替えられるように
構成されている。したがって、前記光ディスクに対する
記録時および再生時のいずれの状態においても、前記各
検出信号A乃至H、および、RF信号(A+B+C+
D)が飽和しないように、前記記録時用増幅率Aw、再
生時用増幅率Ar、記録時用増幅率Asw、再生時用増
幅率Asrを最適化することができる。また、前記加算
増幅手段24から記録時に出力されるWRF信号および
再生時に出力されるRRF信号のいずれも飽和状態に至
らないので、前記飽和状態により発生するノイズがI/
V変換回路の各検出信号に悪影響を及ぼすことがなく、
したがって、サーボ制御に必要な信号品質の向上を図る
上で有利である。また、図11に示した従来のI/V変
換回路10Aが記録用加算増幅手段1010Aと再生用
加算増幅手段1010Bの2つの加算増幅手段を有して
構成されていたのに対して、1つの加算増幅手段24で
済むため、部品点数と配線パターン数を低減することが
でき、これによりI/V変換回路の簡素化、小型化、コ
スト削減、消費電力の削減を図る上で有利となる。ま
た、本発明のI/V変換回路を光検出手段の受光素子と
共に一体的に組み込んだPDICとして構成する場合に
は、PDICの小型化、コスト削減、消費電力の削減を
図る上で有利となる。
【0031】ここで、前記各増幅手段および加算増幅手
段の増幅率について具体例を挙げて説明する。前記光デ
ィスクとしてはCD−Rのディスクを用いるものとす
る。CD−Rディスクには、案内溝が予め成型されてい
る。溝でない部分、すなわちランドに対してラジアルコ
ントラストだけ回折により戻り光レベルが低下すする溝
の部分、すなわちグルーブにデータが記録される。ラン
ド出力をILAND、グルーブ出力をIGROOVE
すると、ラジアルコントラストRCは、式(1)で示さ
れる。なお、*は乗算の演算記号とする。 RC=(ILAND−IGROOVE)/(2*(ILAND+IGROOV )) (1) ただし、RC>0.2と規定されている。また、記録さ
れた信号のうち、最大出力である11Tの上側をI
TOPといい、(1)式のILANDと同一値を示す。
また、11Tと3TのそれぞれのピークトゥピークをI
11、Iと呼び、 I/ITOP=0.3〜0.7 I11/ITOP≧0.6 と規定されている。
【0032】ここで、再生時増幅率をGH、再生時のレ
ーザ光源の出射パワーをPr、記録時増幅率をGL、記
録時のレーザ光源の出射パワーをPwとして各検出信号
の出力を決定すると、それぞれ次のようになる。再生時
においては、フォーカスおよびトラッキングの各サーボ
がかかっていない状態からかかっている状態まで必要な
レベルを有する検出信号を得る必要がある。したがっ
て、フォーカスエラー信号が飽和しない条件として、 GH*2*ITOP*Pr<Vmax (2) 記録時においては、R−OPC信号を得るために、前記
ピットレベル(図12(B)のC)において各検出信号
が飽和しないことが必要である。したがって、各検出信
号が飽和しない条件として、 GL*K*(ITOP−I11)*Pw<Vmax (3) Kは受光素子の出力レベル差を見込んだマージンであ
り、例えば1.5など。仮にI11/ITOP=0.7
とすると、式(3)がGL*1.5*0.3I TOP
Pwに書き替えられ、24倍速での記録時の出射パワー
をPw=43mW、再生時の出射パワーPr=1mWと
すると、GH:GL=1:(1/9.7)となる。加算
増幅手段で出力される検出信号RFを例えばRF=(A
+B+C+D)/4とすると、飽和条件は同様に考察で
きて、やはり記録時、再生時ともに同程度の検出信号を
得るためには、GH:GL=1:(1/9.7)が好ま
しい。
【0033】ただし、別考として8倍速記録時点では、
記録再生のレベルに矛盾をきたさないように、前記I/
V変換回路の後段におけるRF信号の増幅回路の設計が
なされていたことから、そのときのGH:GL=1:1
として問題ないような設計になっている。したがって、
ここからさらなる高速化に対してI/V変換回路側にお
いてGLを下げていけばよい。例えば、24倍速でG
H:GL=1:(1/2.2)、32倍速でGH:GL
=1:(1/2.9)とすればよい。したがって、各検
出信号の増幅率を上述のように記録時と再生時とで切り
替えると、32倍速でGH:GL=1:(1/2.9)
となるから、GH:GL=1:(1/9.7)と比較す
ると、RF信号の記録時のレベルに対する再生時のレベ
ルの比が9.7/2.9=3.3と3倍以上になってし
まう。すなわち、加算増幅手段の再生時の増幅率に対し
て記録時の増幅率を3倍以上に設定する必要がある。
【0034】次に第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態が第1の実施の形態と異なるのは、I
/V変換回路においてWRF信号の生成のみを行ない、
RRF信号はI/V変換回路の後段で行なうようにし、
前記WRF信号を生成する加算増幅手段を再生時におい
ては非動作とするように構成した点である。図6は第2
の実施の形態のI/V変換回路の構成を示す回路図、図
7は第2の実施の形態におけるI/V変換回路から出力
された各検出信号およびRF信号に対してプリアンプ部
によってなされる信号処理の流れの概略を示す説明図で
ある。なお、図6、図7において第1の実施の形態を示
す図1、図5と同様の部分には同一の符号を付して説明
する。図6に示すように、I/V変換回路20Aは、8
つの増幅手段22A乃至22Hと、1つの加算増幅手段
26とを備えて構成されている。なお、前記光検出手段
6とI/V変換回路20Aとは、PDICとして構成さ
れても、互いに分離して構成されていてもよいことは第
1の実施の形態と同様である。また、前記増幅手段22
A乃至22Hの構成は第1の実施の形態と同一であるた
め説明を省略する。
【0035】前記加算増幅手段26は、増幅率が記録時
用増幅率Aswに固定された増幅器2602と、前記検
出信号A乃至Dのそれぞれを入力する4つの入力抵抗2
604とを備えている。また、前記プリアンプ120か
ら入力される前記制御信号SWの状態、すなわち記録モ
ードか再生モードかに連動して動作、非動作を切り替え
るように構成されている。したがって、前記制御信号S
Wが記録状態を示すと、加算増幅手段26は、動作状態
となることにより、前記増幅手段22A乃至22Dから
出力される4つの検出信号A乃至Dを加算して前記記録
時用増幅率Aswで増幅し、これをWRF信号として前
記プリアンプ120に入力する。一方、前記制御信号S
Wが再生状態を示すと、加算増幅手段26は、非動作状
態となることにより、前記増幅手段22A乃至22Dか
ら出力される4つの検出信号A乃至Dの加算、増幅動作
を行なわないため、出力を行なわない状態となる。
【0036】図7に示すように、再生時に、前記I/V
変換回路20Aから出力される検出信号A乃至Dは、前
記プリアンプ部120に設けられた不図示の加算増幅回
路によって加算され再生時増幅率Asrで増幅されるこ
とによりRRF信号(A+B+C+D)として等化器1
20Aによってイコライジングされ、コンパレータ12
0Bによって2値化され、復調信号として出力される。
記録時に、前記加算増幅手段26から出力されたRF信
号(A+B+C+D)は、WRF信号として、ピークホ
ールドおよびボトムホールド回路120Cに入力される
ことにより、ピットレベルにおけるレベルがサンプリン
グされることによりR−OPC信号が生成されこれがレ
ーザ制御部121に出力される。これにより、記録時に
おけるレーザ光源1の出射パワーの制御がなされる。記
録時および再生時におけるサーボ制御は第1の実施の形
態と同様に行なわれる。
【0037】以上のように構成された第2の実施の形態
によれば、前記増幅手段22Aは、記録時用増幅率Aw
と、再生時用増幅率Arとに切り替えられるように構成
され、かつ、前記加算増幅手段26は、該加算増幅手段
26の増幅率が記録時増幅率Aswに固定されており、
前記制御信号SWによって動作状態と前記増幅動作が停
止される非動作状態とに切り替え可能に構成されてい
る。したがって、第1の実施の形態と同様に、前記光デ
ィスクに対する記録時および再生時のいずれの状態にお
いても、前記各検出信号A乃至H、および、RF信号
(A+B+C+D)が飽和しないように、前記記録時用
増幅率Aw、再生時用増幅率Ar、記録時用増幅率As
w、再生時用増幅率Asrを最適化することができる。
また、前記加算増幅手段24から記録時に出力されるW
RF信号が飽和状態に至らないので、前記飽和状態によ
り発生するノイズがI/V変換回路の各検出信号に悪影
響を及ぼすことがなく、したがって、サーボ制御に必要
な信号品質の向上を図る上で有利である。また、図11
に示した従来のI/V変換回路10Aが記録用加算増幅
手段1010Aと再生用加算増幅手段1010Bの2つ
の加算増幅手段を有して構成されていたのに対して、1
つの加算増幅手段26で済むため、部品点数と配線パタ
ーン数を低減することができ、これによりI/V変換回
路の簡素化、小型化、コスト削減、消費電力の削減を図
る上で有利となる。また、本発明のI/V変換回路を光
検出手段の受光素子と共に一体的に組み込んだPDIC
として構成する場合には、PDICの小型化、コスト削
減、消費電力の削減を図る上で有利となる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、記
録時および再生時の双方においてノイズの影響を受ける
ことなくI/V変換回路から出力される検出信号のレベ
ルを最適化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態のI/V変換回路の構成を示
す回路図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるI/V変換
回路および光ヘッドを組み込んだ光ディスク記録再生装
置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態による光ヘッドの光
学系を示す構成図である。
【図4】光検出手段の構成を示す平面図である。
【図5】第1の実施の形態におけるI/V変換回路から
出力された各検出信号およびRF信号に対してプリアン
プ部によってなされる信号処理の流れの概略を示す説明
図である。
【図6】第2の実施の形態のI/V変換回路の構成を示
す回路図である。
【図7】第2の実施の形態におけるI/V変換回路から
出力された各検出信号およびRF信号に対してプリアン
プ部によってなされる信号処理の流れの概略を示す説明
図である。
【図8】WRF信号の波形図である。
【図9】CD−Rの回転数の倍数に対する光ビームの出
射パワー(記録時)の関係を示す線図である。
【図10】従来のI/V変換回路の一例を示す回路図で
ある。
【図11】従来のI/V変換回路の他の例を示す回路図
である。
【図12】(A)は出射パワーの波形図、(B)はWR
F信号の波形図であるである。
【図13】(A)は出射パワーの波形図、(B)は各検
出信号の波形図、(C)はWRF信号の波形図、(D)
はRRF信号の波形図である。
【符号の説明】
1……レーザ光源、5……対物レンズ、6……光検出手
段、104……光ヘッド、64A乃至64H……受光素
子、20……I/V変換回路、22A乃至22H……増
幅手段、24、26……加算増幅手段、A乃至H……検
出信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D090 CC01 CC04 CC16 EE01 EE12 EE13 EE18 HH01 KK03 LL08 5D118 AA14 BA01 BF02 BF03 CA11 CA13 CB03 CC12 CF06 5D119 AA12 AA23 AA28 DA01 DA05 EC09 HA02 HA16 HA37 HA68 KA43 5D789 AA12 AA23 AA28 DA01 DA05 EC09 HA02 HA16 HA37 HA68 KA43

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビームを出射する光源と、前記光源か
    ら出射された光ビームを集光して光記録媒体に照射する
    対物レンズと、前記照射された光ビームの前記光記録媒
    体での反射光ビームを前記対物レンズを介して受光する
    複数の受光素子を含んでなる光検出手段とを備えた光ヘ
    ッドに設けられるI/V変換回路において、 前記複数の受光素子のそれぞれから入力される複数の電
    流信号毎に設けられ、前記複数の電流信号のそれぞれを
    電圧信号に変換して出力する増幅手段と、 前記複数の増幅手段から出力される電圧信号の中から選
    択された2つ以上の電圧信号を加算して出力する単一の
    加算増幅手段とを備え、 前記増幅手段のそれぞれは、該増幅手段の増幅率が再生
    用増幅率と記録用増幅率とに切り替え可能に構成され、 前記加算増幅手段は、該加算増幅手段の増幅率が再生用
    増幅率と記録用増幅率に切り替え可能に構成されてい
    る、 ことを特徴とするI/V変換回路。
  2. 【請求項2】 前記増幅手段および前記加算増幅手段の
    増幅手段の切り替えは、前記記録媒体に対する情報の記
    録および再生に連動して行なわれることを特徴とする請
    求項1記載のI/V変換回路。
  3. 【請求項3】 前記加算増幅手段から出力される電圧信
    号はRF信号であることを特徴とする請求項1記載のI
    /V変換回路。
  4. 【請求項4】 前記複数の増幅手段のそれぞれから出力
    される電圧信号に基づいてサーボ制御用信号が生成され
    ることを特徴とする請求項1記載のI/V変換回路。
  5. 【請求項5】 前記サーボ制御用信号は、トラッキング
    エラー信号、フォーカスエラー信号、ATIP信号およ
    び前記光源の出射パワーを制御するためのモニタ信号の
    少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項4記載の
    I/V変換回路。
  6. 【請求項6】 前記増幅手段の再生用増幅率および記録
    用増幅率と、前記加算増幅手段の再生用増幅率および記
    録用増幅率とは、前記光記録媒体に対して記録用パワー
    のレーザビームが照射される記録時と、再生用パワーの
    レーザビームが照射される再生時のいずれにおいても、
    前記増幅手段および前記加算増幅手段から出力される前
    記電圧信号が飽和状態に至らないように設定されている
    ことを特徴とする請求項1記載のI/V変換回路。
  7. 【請求項7】 前記光検出手段は、第1の受光部と、第
    1の受光部を挟む箇所に設けられた第2、第3の受光部
    とを有し、前記第1の受光部は田の字型に配列された4
    つの前記受光素子からなり、第2、第3の受光部のそれ
    ぞれは前記第1の受光部に近い側と遠い側に配置された
    2つの前記受光素子からなり、前記加算増幅手段によっ
    て加算される複数の電圧信号は、前記第1の受光部を構
    成する4つの受光素子のそれぞれから出力される電流信
    号に対応することを特徴とする請求項1記載のI/V変
    換回路。
  8. 【請求項8】 前記光ヘッドは、前記光源から出射され
    る光ビームの出射パワーが記録用パワーに設定されるこ
    とにより前記光記録媒体に情報の記録を行なうととも
    に、前記光源から出射される光ビームの出射パワーが前
    記記録用パワーよりも小さな再生用パワーに設定される
    ことにより前記光記録媒体に記録されている情報の再生
    を行なうように構成されていることを特徴とする特徴と
    する請求項1記載のI/V変換回路。
  9. 【請求項9】 光ビームを出射する光源と、前記光源か
    ら出射された光ビームを集光して光記録媒体に照射する
    対物レンズと、前記照射された光ビームの前記光記録媒
    体での反射光ビームを前記対物レンズを介して受光する
    複数の受光素子を含んでなる光検出手段とを備えた光ヘ
    ッドに設けられるI/V変換回路において、 前記複数の受光素子のそれぞれから入力される複数の電
    流信号毎に設けられ、前記複数の電流信号のそれぞれを
    電圧信号に変換して出力する増幅手段と、 前記複数の増幅手段から出力される電圧信号の中から選
    択された2つ以上の電圧信号を加算して出力する単一の
    加算増幅手段とを備え、 前記増幅手段のそれぞれは、該増幅手段の増幅率が再生
    用増幅率と記録用増幅率とに切り替え可能に構成され、 前記加算増幅手段は、該加算増幅手段の増幅率が固定さ
    れており、 前記加算増幅手段は、該加算増幅手段による増幅動作が
    なされる動作状態と前記増幅動作が停止される非動作状
    態とに切り替え可能に構成されている、 ことを特徴とするI/V変換回路。
  10. 【請求項10】 前記加算増幅手段の増幅手段の切り替
    えは、前記記録媒体に対する情報の記録および再生に連
    動して行なわれることを特徴とする請求項9記載のI/
    V変換回路。
  11. 【請求項11】 前記加算増幅手段から出力される電圧
    信号はRF信号であることを特徴とする請求項9記載の
    I/V変換回路。
  12. 【請求項12】 前記複数の増幅手段のそれぞれから出
    力される電圧信号に基づいてサーボ制御用信号が生成さ
    れることを特徴とする請求項9記載のI/V変換回路。
  13. 【請求項13】 前記サーボ制御用信号は、トラッキン
    グエラー信号、フォーカスエラー信号、ATIP信号お
    よび前記光源の出射パワーを制御するためのモニタ信号
    の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項12記
    載のI/V変換回路。
  14. 【請求項14】 前記増幅手段の再生用増幅率および記
    録用増幅率と、前記加算増幅手段の記録用増幅率とは、
    前記光記録媒体に対して記録用パワーのレーザビームが
    照射される記録時と、再生用パワーのレーザビームが照
    射される再生時のいずれにおいても、前記増幅手段およ
    び前記加算増幅手段から出力される前記電圧信号が飽和
    状態に至らないように設定されていることを特徴とする
    請求項9記載のI/V変換回路。
  15. 【請求項15】 前記光検出手段は、第1の受光部と、
    第1の受光部を挟む箇所に設けられた第2、第3の受光
    部とを有し、前記第1の受光部は田の字型に配列された
    4つの前記受光素子からなり、第2、第3の受光部のそ
    れぞれは前記第1の受光部に近い側と遠い側に配置され
    た2つの前記受光素子からなり、前記加算増幅手段によ
    って加算される複数の電圧信号は、前記第1の受光部を
    構成する4つの受光素子のそれぞれから出力される電流
    信号に対応することを特徴とする請求項9記載のI/V
    変換回路。
  16. 【請求項16】 前記光ヘッドは、前記光源から出射さ
    れる光ビームの出射パワーが記録用パワーに設定される
    ことにより前記光記録媒体に情報の記録を行なうととも
    に、前記光源から出射される光ビームの出射パワーが前
    記記録用パワーよりも小さな再生用パワーに設定される
    ことにより前記光記録媒体に記録されている情報の再生
    を行なうように構成されていることを特徴とする特徴と
    する請求項9記載のI/V変換回路。
  17. 【請求項17】 光ビームを出射する光源と、前記光源
    から出射された光ビームを集光して光記録媒体に照射す
    る対物レンズと、前記照射された光ビームの前記光記録
    媒体での反射光ビームを前記対物レンズを介して受光す
    る複数の受光素子を含んでなる光検出手段と、前記複数
    の受光素子から入力される電流信号を電圧信号に変換す
    るI/V変換回路とを備えた光ヘッドであって、 前記I/V変換回路は、 前記複数の受光素子のそれぞれから入力される複数の電
    流信号毎に設けられ、前記複数の電流信号のそれぞれを
    電圧信号に変換して出力する増幅手段と、 前記複数の増幅手段から出力される電圧信号の中から選
    択された2つ以上の電圧信号を加算して出力する単一の
    加算増幅手段とを備え、 前記増幅手段のそれぞれは、該増幅手段の増幅率が再生
    用増幅率と記録用増幅率とに切り替え可能に構成され、 前記加算増幅手段は、該加算増幅手段の増幅率が再生用
    増幅率と記録用増幅率に切り替え可能に構成されてい
    る、 ことを特徴とする光ヘッド。
  18. 【請求項18】 前記増幅手段および前記加算増幅手段
    の増幅手段の切り替えは、前記記録媒体に対する情報の
    記録および再生に連動して行なわれることを特徴とする
    請求項17記載の光ヘッド。
  19. 【請求項19】 前記加算増幅手段から出力される電圧
    信号はRF信号であることを特徴とする請求項17記載
    の光ヘッド。
  20. 【請求項20】 前記複数の増幅手段のそれぞれから出
    力される電圧信号に基づいてサーボ制御用信号が生成さ
    れることを特徴とする請求項17記載の光ヘッド。
  21. 【請求項21】 前記サーボ制御用信号は、トラッキン
    グエラー信号、フォーカスエラー信号、ATIP信号お
    よび前記光源の出射パワーを制御するためのモニタ信号
    の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項20記
    載の光ヘッドのI/V変換回路。
  22. 【請求項22】 前記増幅手段の再生用増幅率および記
    録用増幅率と、前記加算増幅手段の再生用増幅率および
    記録用増幅率とは、前記光記録媒体に対して記録用パワ
    ーのレーザビームが照射される記録時と、再生用パワー
    のレーザビームが照射される再生時のいずれにおいて
    も、前記増幅手段および前記加算増幅手段から出力され
    る前記電圧信号が飽和状態に至らないように設定されて
    いることを特徴とする請求項17記載の光ヘッド。
  23. 【請求項23】 前記光検出手段は、第1の受光部と、
    第1の受光部を挟む箇所に設けられた第2、第3の受光
    部とを有し、前記第1の受光部は田の字型に配列された
    4つの前記受光素子からなり、第2、第3の受光部のそ
    れぞれは前記第1の受光部に近い側と遠い側に配置され
    た2つの前記受光素子からなり、前記加算増幅手段によ
    って加算される複数の電圧信号は、前記第1の受光部を
    構成する4つの受光素子のそれぞれから出力される電流
    信号に対応することを特徴とする請求項17記載の光ヘ
    ッド。
  24. 【請求項24】 前記光ヘッドは、前記光源から出射さ
    れる光ビームの出射パワーが記録用パワーに設定される
    ことにより前記光記録媒体に情報の記録を行なうととも
    に、前記光源から出射される光ビームの出射パワーが前
    記記録用パワーよりも小さな再生用パワーに設定される
    ことにより前記光記録媒体に記録されている情報の再生
    を行なうように構成されていることを特徴とする特徴と
    する請求項17記載の光ヘッド。
  25. 【請求項25】 光ビームを出射する光源と、前記光源
    から出射された光ビームを集光して光記録媒体に照射す
    る対物レンズと、前記照射された光ビームの前記光記録
    媒体での反射光ビームを前記対物レンズを介して受光す
    る複数の受光素子を含んでなる光検出手段と、前記複数
    の受光素子から入力される電流信号を電圧信号に変換す
    るI/V変換回路とを備えた光ヘッドであって、 前記I/V変換回路は、 前記複数の受光素子のそれぞれから入力される複数の電
    流信号毎に設けられ、前記複数の電流信号のそれぞれを
    電圧信号に変換して出力する増幅手段と、 前記複数の増幅手段から出力される電圧信号の中から選
    択された2つ以上の電圧信号を加算して出力する単一の
    加算増幅手段とを備え、 前記増幅手段のそれぞれは、該増幅手段の増幅率が再生
    用増幅率と記録用増幅率とに切り替え可能に構成され、 前記加算増幅手段は、該加算増幅手段の増幅率が固定さ
    れており、 前記加算増幅手段は、該加算増幅手段による増幅動作が
    なされる動作状態と前記増幅動作が停止される非動作状
    態とに切り替え可能に構成されている、 ことを特徴とする光ヘッド。
  26. 【請求項26】 前記加算増幅手段の増幅手段の切り替
    えは、前記記録媒体に対する情報の記録および再生に連
    動して行なわれることを特徴とする請求項25記載の光
    ヘッド。
  27. 【請求項27】 前記加算増幅手段から出力される電圧
    信号はRF信号であることを特徴とする請求項25記載
    の光ヘッド。
  28. 【請求項28】 前記複数の増幅手段のそれぞれから出
    力される電圧信号に基づいてサーボ制御用信号が生成さ
    れることを特徴とする請求項25記載の光ヘッド。
  29. 【請求項29】 前記サーボ制御用信号は、トラッキン
    グエラー信号、フォーカスエラー信号、ATIP信号お
    よび前記光源の出射パワーを制御するためのモニタ信号
    の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項28記
    載の光ヘッド。
  30. 【請求項30】 前記増幅手段の再生用増幅率および記
    録用増幅率と、前記加算増幅手段の記録用増幅率とは、
    前記光記録媒体に対して記録用パワーのレーザビームが
    照射される記録時と、再生用パワーのレーザビームが照
    射される再生時のいずれにおいても、前記増幅手段およ
    び前記加算増幅手段から出力される前記電圧信号が飽和
    状態に至らないように設定されていることを特徴とする
    請求項25記載の光ヘッド。
  31. 【請求項31】 前記光検出手段は、第1の受光部と、
    第1の受光部を挟む箇所に設けられた第2、第3の受光
    部とを有し、前記第1の受光部は田の字型に配列された
    4つの前記受光素子からなり、第2、第3の受光部のそ
    れぞれは前記第1の受光部に近い側と遠い側に配置され
    た2つの前記受光素子からなり、前記加算増幅手段によ
    って加算される複数の電圧信号は、前記第1の受光部を
    構成する4つの受光素子のそれぞれから出力される電流
    信号に対応することを特徴とする請求項25記載の光ヘ
    ッド。
  32. 【請求項32】 前記光ヘッドは、前記光源から出射さ
    れる光ビームの出射パワーが記録用パワーに設定される
    ことにより前記光記録媒体に情報の記録を行なうととも
    に、前記光源から出射される光ビームの出射パワーが前
    記記録用パワーよりも小さな再生用パワーに設定される
    ことにより前記光記録媒体に記録されている情報の再生
    を行なうように構成されていることを特徴とする特徴と
    する請求項25記載の光ヘッド。
  33. 【請求項33】 光記録媒体を保持して回転駆動する駆
    動手段と、 前記駆動手段によって回転駆動する光記録媒体に対し、
    光を照射し、前記光記録媒体からの反射光を検出する光
    ヘッドとを有し、 前記光ヘッドは、 光ビームを出射する光源と、 前記光源から出射された光ビームを集光して光記録媒体
    に照射する対物レンズと、 前記照射された光ビームの前記光記録媒体での反射光ビ
    ームを前記対物レンズを介して受光する複数の受光素子
    を含んでなる光検出手段と、 前記複数の受光素子から入力される電流信号を電圧信号
    に変換するI/V変換回路とを備え、 前記I/V変換回路変換回路は、 前記複数の受光素子のそれぞれから入力される複数の電
    流信号毎に設けられ、前記複数の電流信号のそれぞれを
    電圧信号に変換して出力する増幅手段と、 前記複数の増幅手段から出力される電圧信号の中から選
    択された2つ以上の電圧信号を加算して出力する単一の
    加算増幅手段とを備え、 前記増幅手段のそれぞれは、該増幅手段の増幅率が再生
    用増幅率と記録用増幅率とに切り替え可能に構成され、 前記加算増幅手段は、該加算増幅手段による増幅動作が
    なされる動作状態と前記増幅動作が停止される非動作状
    態とに切り替え可能に構成されている、 ことを特徴とする記録再生装置。
  34. 【請求項34】 前記増幅手段および前記加算増幅手段
    の増幅手段の切り替えは、前記記録媒体に対する情報の
    記録および再生に連動して行なわれることを特徴とする
    請求項33記載の記録再生装置。
  35. 【請求項35】 前記加算増幅手段から出力される電圧
    信号はRF信号であることを特徴とする請求項33記載
    の記録再生装置。
  36. 【請求項36】 前記複数の増幅手段のそれぞれから出
    力される電圧信号に基づいてサーボ制御用信号が生成さ
    れることを特徴とする請求項33記載の記録再生装置。
  37. 【請求項37】 前記サーボ制御用信号は、トラッキン
    グエラー信号、フォーカスエラー信号、ATIP信号お
    よび前記光源の出射パワーを制御するためのモニタ信号
    の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項36記
    載のI/V変換回路。
  38. 【請求項38】 前記増幅手段の再生用増幅率および記
    録用増幅率と、前記加算増幅手段の再生用増幅率および
    記録用増幅率とは、前記光記録媒体に対して記録用パワ
    ーのレーザビームが照射される記録時と、再生用パワー
    のレーザビームが照射される再生時のいずれにおいて
    も、前記増幅手段および前記加算増幅手段から出力され
    る前記電圧信号が飽和状態に至らないように設定されて
    いることを特徴とする請求項33記載の記録再生装置。
  39. 【請求項39】 前記光検出手段は、第1の受光部と、
    第1の受光部を挟む箇所に設けられた第2、第3の受光
    部とを有し、前記第1の受光部は田の字型に配列された
    4つの前記受光素子からなり、第2、第3の受光部のそ
    れぞれは前記第1の受光部に近い側と遠い側に配置され
    た2つの前記受光素子からなり、前記加算増幅手段によ
    って加算される複数の電圧信号は、前記第1の受光部を
    構成する4つの受光素子のそれぞれから出力される電流
    信号に対応することを特徴とする請求項33記載の記録
    再生装置。
  40. 【請求項40】 前記光ヘッドは、前記光源から出射さ
    れる光ビームの出射パワーが記録用パワーに設定される
    ことにより前記光記録媒体に情報の記録を行なうととも
    に、前記光源から出射される光ビームの出射パワーが前
    記記録用パワーよりも小さな再生用パワーに設定される
    ことにより前記光記録媒体に記録されている情報の再生
    を行なうように構成されていることを特徴とする特徴と
    する請求項33記載の記録再生装置。
  41. 【請求項41】 光記録媒体を保持して回転駆動する駆
    動手段と、 前記駆動手段によって回転駆動する光記録媒体に対し、
    光を照射し、前記光記録媒体からの反射光を検出する光
    ヘッドとを有し、 前記光ヘッドは、 光ビームを出射する光源と、 前記光源から出射された光ビームを集光して光記録媒体
    に照射する対物レンズと、 前記照射された光ビームの前記光記録媒体での反射光ビ
    ームを前記対物レンズを介して受光する複数の受光素子
    を含んでなる光検出手段と、 前記複数の受光素子から入力される電流信号を電圧信号
    に変換するI/V変換回路とを備え、 前記I/V変換回路変換回路は、 前記複数の受光素子のそれぞれから入力される複数の電
    流信号毎に設けられ、前記複数の電流信号のそれぞれを
    電圧信号に変換して出力する増幅手段と、 前記複数の増幅手段から出力される電圧信号の中から選
    択された2つ以上の電圧信号を加算して出力する単一の
    加算増幅手段とを備え、 前記増幅手段のそれぞれは、該増幅手段の増幅率が再生
    用増幅率と記録用増幅率とに切り替え可能に構成され、 前記加算増幅手段は、該加算増幅手段の増幅率が固定さ
    れており、 前記加算増幅手段は、該加算増幅手段による増幅動作が
    なされる動作状態と前記増幅動作が停止される非動作状
    態とに切り替え可能に構成されている、 ことを特徴とする記録再生装置。
  42. 【請求項42】 前記加算増幅手段の増幅手段の切り替
    えは、前記記録媒体に対する情報の記録および再生に連
    動して行なわれることを特徴とする請求項41記載の記
    録再生装置。
  43. 【請求項43】 前記加算増幅手段から出力される電圧
    信号はRF信号であることを特徴とする請求項41記載
    の記録再生装置。
  44. 【請求項44】 前記複数の増幅手段のそれぞれから出
    力される電圧信号に基づいてサーボ制御用信号が生成さ
    れることを特徴とする請求項41記載の記録再生装置。
  45. 【請求項45】 前記サーボ制御用信号は、トラッキン
    グエラー信号、フォーカスエラー信号、ATIP信号お
    よび前記光源の出射パワーを制御するためのモニタ信号
    の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項44記
    載の記録再生装置。
  46. 【請求項46】 前記増幅手段の再生用増幅率および記
    録用増幅率と、前記加算増幅手段の記録用増幅率とは、
    前記光記録媒体に対して記録用パワーのレーザビームが
    照射される記録時と、再生用パワーのレーザビームが照
    射される再生時のいずれにおいても、前記増幅手段およ
    び前記加算増幅手段から出力される前記電圧信号が飽和
    状態に至らないように設定されていることを特徴とする
    請求項41記載の記録再生装置。
  47. 【請求項47】 前記光検出手段は、第1の受光部と、
    第1の受光部を挟む箇所に設けられた第2、第3の受光
    部とを有し、前記第1の受光部は田の字型に配列された
    4つの前記受光素子からなり、第2、第3の受光部のそ
    れぞれは前記第1の受光部に近い側と遠い側に配置され
    た2つの前記受光素子からなり、前記加算増幅手段によ
    って加算される複数の電圧信号は、前記第1の受光部を
    構成する4つの受光素子のそれぞれから出力される電流
    信号に対応することを特徴とする請求項41記載の記録
    再生装置。
  48. 【請求項48】 前記光ヘッドは、前記光源から出射さ
    れる光ビームの出射パワーが記録用パワーに設定される
    ことにより前記光記録媒体に情報の記録を行なうととも
    に、前記光源から出射される光ビームの出射パワーが前
    記記録用パワーよりも小さな再生用パワーに設定される
    ことにより前記光記録媒体に記録されている情報の再生
    を行なうように構成されていることを特徴とする特徴と
    する請求項41記載の記録再生装置。
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