JP2003302158A - 乾燥装置 - Google Patents

乾燥装置

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JP2003302158A
JP2003302158A JP2002145451A JP2002145451A JP2003302158A JP 2003302158 A JP2003302158 A JP 2003302158A JP 2002145451 A JP2002145451 A JP 2002145451A JP 2002145451 A JP2002145451 A JP 2002145451A JP 2003302158 A JP2003302158 A JP 2003302158A
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Japan
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processing container
cylindrical processing
fine particles
cylindrical
crusher
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JP2002145451A
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English (en)
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Hideaki Kiyokawa
英明 清川
Shinkichi Ito
新吉 伊藤
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CHUO KAKOKI
Chuo Kakohki Coltd
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CHUO KAKOKI
Chuo Kakohki Coltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の振動式真空乾燥機で、スラリーから粉
体への乾燥において、乾燥する途中で凝集し、塊状にな
ったり付着して粉体の中心部付近が未乾燥状態になるこ
と無く処理する装置を提供すること。 【課題を解決するための手段】 粉体の中心部付近が未
乾燥状態になることを解決する方法として、該円筒処理
容器の内部に解砕機を備え、乾燥途中の粉体の凝集が生
ずる前に、解砕機で解砕する。また内壁面に付着するこ
とを防ぐための手段として、ボール、又は表面が滑らか
でないボール状の物体、或いはコイル状の物体を該円筒
処理容器の内部に固定することなく自由な状態で置き、
該円筒処理容器の振動により自由運動より付着を防ぐ、
また、該円筒処理容器の内部に補助加熱板を設置し、伝
熱面積を増して処理時間を短縮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスラリー及び粉粒体
用振動処理装置に関する。特にスラリー用振動乾燥装置
として好適な発明である。
【0002】ここでは、スラリー用振動加熱乾燥装置
を,主として説明するが、これらに限られる物ではな
く、減圧振動乾燥装置、凍結振動乾燥装置、振動造粒装
置、振動反応装置、等にも本発明は摘要可能である。
【0003】また、スラリーとはセラミック微紛紛粒体
を主として説明するが、ファインケミカル、食品その
他、乾燥後粉体と成る工業原料に有効である。
【0004】
【従来の技術】ファインケミカルの分野における粉状材
料の最終工程に使用する粉体処理装置として、従来の振
動式真空乾燥機(特願平10−48124)がある。振
動式真空乾燥機は、内部に複雑な装置がなく、洗浄性に
優れ、不純物の混入(コンタミ)が無くファインケミカ
ルの処理に最適な機械である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の振動式真空乾燥
機(特願平10−48124)による、スラリーから粉
体への乾燥において、これらの被処理物の中に乾燥する
途中で凝集し、塊状になったり付着して処理が出来ない
ものがある。また振動式真空乾燥機は、容器内に複雑な
装置が無い事が特徴だが、乾燥する途中で凝集するよう
な被処理物の処理で、粉体の中心部付近が未乾燥状態に
なることがある。さらにジャケットからの伝熱のみで処
理時間が長くなることや、排出が出来ない等の欠点があ
った。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題で、粉体の中心
部付近が未乾燥状態になることを解決する方法として、
粉体が凝集する前に解砕しこれを防ぐ必要がある。ファ
インケミカルの分野における粉体は、高純度が要求さ
れ、即ち粉体の不純物混入を極端に嫌うために、従来の
振動式真空乾燥機(特願平10−48124)において
該処理容器の中には、不純物が混入しやすいような回転
部材を備えることは考えられなかった。
【0007】しかし、凝集した粉体を解砕せずに乾燥し
た場合は、そのような粉体の中心部近くは未乾燥状態と
なることが多いため、初期の目的の乾燥が出来ない。粉
体の凝集を解決する手段として、該円筒処理容器の内部
に解砕機を備え、乾燥途中の粉体の凝集が生ずる前に、
この解砕機を駆動させ、解砕機の回転により、これを防
ぐことが出来る。
【0008】また、前記課題の粉体が該円筒容器の内壁
面に付着することを防ぐための手段として、ボール、又
は表面が滑らかでないボール状の物体、或いはコイル状
の物体、を該円筒処理容器の内部に固定することなく自
由な状態で置き、該円筒処理容器の振動により運動する
ことにより、付着を防ぐことができる。
【0009】また、前記課題の処理時間を短縮する手段
として、該円筒処理容器の内部に補助加熱板を設置し、
処理容器の外側壁に取り付けたジャケットだけでなく、
伝熱面積を増すことで処理時間を短縮することができ
る。
【0010】
【発明の作用・効果】本発明の図1に示す、解砕機付振
動式真空乾燥機の形式VU−95型の該円筒処理容器1
に、含水率50%のセラミックスラリー材料(粒度3〜
10μの粉体)を120kg投入し、該円筒処理容器1
のジャケット2より加熱。このときの加熱源約130℃
の蒸気を減圧することにより、80℃の蒸気にする減圧
スチーム装置を使用。
【0011】該円筒処理容器1の内部に設置したバッグ
フィルター3を介して、真空ポンプで4kPa〜0.1
kPa(abs)に減圧し、下部に取り付けられた2台
の振動モーター(0.85kw×2台)4により両振幅
3mmの振動を加え、解砕機(0.4kw)5aを運転
し、3時間で含水率0.2%以下にすることができ、塊
も無く良好な粉末の製品がえられた。
【0012】同様の条件で従来の振動式真空乾燥機出の
実績では、3時間後20〜30mmの塊を形成し、さら
に5時間後塊は15〜20mmと小さくなったが、この
ときの含水率は1.2%で希望の含水率がえられなかっ
た。
【0013】一方、従来の振動式真空乾燥機、VU−4
5型を使用して、該円筒処理容器1に、含水率50%の
セラミックスラリー材料(粒度3〜10μの粉体)を2
0kg投入し、該円筒処理容器1のジャケット2より加
熱。このときの加熱源約120℃の蒸気を使用、真空度
を4kPa〜0.1kPa(abs)で運転。2時間後
10〜15mm程度の塊と壁への付着を形成し、含水率
は1.4%で排出も50%程度と、良い結果がえられな
かった。
【0014】しかし同様のセラミック材料を、底部に解
砕機5を付けなく、VU−45型の該円筒処理容器内1
に直径約3mmの鉄製コイルに約1mmのシリコンゴム
を被覆し、コイル径約70mmでピッチ約12mmのコ
イル11を入れ、真空度を4kPa〜0.1kPa(a
bs)で運転し、2時間で含水率0.2%以下にするこ
とができ、塊も無く壁に付着も無く良好な粉末の製品が
えられ、ほぼ100%排出できた。
【0015】他方、従来の振動式真空乾燥機、VU−4
5型を使用して、該円筒処理容器1に、含水率50%の
セラミックスラリー材料(粒度3〜10μの粉体)を2
0kg投入し、この中に解砕媒体12として、直径15
mmの鉄心入りナイロンボールを12kg挿入し、該円
筒処理容器1のジャケット2より加熱。このときの加熱
源約120℃の蒸気を使用、真空度を4kPa〜0.1
kPa(abs)で運転。2時間30分後含水率0.2
%以下にすることができ、塊も無く壁に付着も無く良好
な粉末の製品がえられ、ほぼ100%排出でき良好な結
果がえられた。
【0016】上記の結果よりさらに処理時間を短縮する
目的で、VU−45型の該円筒処理容器内1の内部に伝
熱板13aを材料がジャケットに接触する伝熱面積と同
じ伝熱面積になるよう取り付け、含水率50%のセラミ
ックスラリー材料(粒度3〜10μの粉体)を20kg
投入し、この中に解砕媒体12として、直径15mmの
鉄心入りナイロンボールを12kg挿入し、該円筒処理
容器1のジャケット2より加熱源約120℃の蒸気を使
用、真空度を4kPa〜0.1kPa(abs)で運
転。1時間30分後含水率0.2%以下にすることがで
き、良好な結果がえられた。
【0017】以上のテスト結果より、本発明は、スラリ
ーの乾燥処理において、該円筒処理容器内で被処理物の
粉体が凝集、又は付着することなく、短時間で乾燥処理
できる優れた効果がある。
【0018】
【発明の実施の形態】図1〜3は、本発明の一実施形態
をしめす縦型(VU型)振動式真空乾燥装置の一例を示
し、該円筒処理容器1に廻りを取り囲むジャケット2を
備え、振動を与える振動モーター4と振動を該円筒処理
容器1に伝える振動台8が組み込まれている。該円筒処
理容器1は真空吸引口9、内蔵バッグフィルター3、排
出バルブ10、及び排出缶14を備えている。上記、該
円筒処理容器1と振動台8が一体として、架台7aに置
かれた弾性体6a上に配されている。
【0019】図1に、本発明の解砕を目的とした、解砕
機5a,5bを、該円筒処理容器1取付けずを示す。解
砕機5aは本体に直接取付けた場合を示し、解砕機5b
はフレキシブルチューブを介して取り付けたもので、解
砕機の駆動部は外側の架台で固定する。なお解砕機5b
は解砕羽根部分が上下することが可能で、スラリー原料
と接触と被接触が可能である。又、図6に示す解砕機5
Cは駆動モーター19のみ固定しユニバーサルジョイン
ト16で接続した事例を示す。
【0020】図2は、該円筒処理容器1内にコイル11
を配した図を示す。コイル11は、心材の直径は3〜9
mmで、コイル径50〜120mm程度が使用範囲だ
が、20%前後の増減は使用可能。
【0021】図3に、該円筒処理容器1内に解砕媒体1
2及び加熱板13aを配した図を示す。解砕媒体12
は、表面が滑らかでないボール状の物体を使用し、加熱
板13aは三日月状の形を示すが、コイル状の物も含ま
れる。又、図4,5に示す、半月状ディスク型加熱板1
3bは横型(VH型)の振動式真空乾燥機に取付けたと
ころを示す。
【0022】図4〜6は、本発明の一実施形態をしめす
横型(VH型)振動式真空乾燥装置の一例を示し、該円
筒処理容器1に廻りを取り囲むジャケット2を備え、振
動を与える振動源17と振動を該円筒処理容器1に伝え
るヨーク18が組み込まれている。該円筒処理容器1は
真空吸引口9、内蔵バッグフィルター3、排出バルブ1
0、及び排出缶14を備えている。上記、該円筒処理容
器1と振動源17が一体として、架台7bに置かれた弾
性体6b上に配されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】縦型(VU型)振動式真空乾燥機に解砕機を配
した概略図を示す。
【図2】縦型(VU型)振動式真空乾燥機にコイルを配
した概略図を示す。
【図3】縦型(VU型)振動式真空乾燥機に加熱板を配
した概略図を示す。
【図4】横型(VH型)振動式真空乾燥機に解砕機と加
熱板を配した概略図を示す。
【図5】横型(VH型)振動式真空乾燥機に解砕機と加
熱板を配した側面断面を示す。
【図6】横型(VH型)振動式真空乾燥機に分離型解砕
機を配した概略図を示す。
【符号の説明】
1、該円筒処理容器 2、ジャケット 3、内蔵フィルター 4、振動モーター 5、解砕機 6、弾性体(コイ
ルバネ) 7、架台 8、振動台 9、真空吸引管 10、排出バルブ 11、コイル(解砕媒体) 12、解砕媒体
(ボール状) 13、加熱板 14、排出管 15、フレキシブルホース 16、ユニバーサ
ルジョイント 17、振動源 18、ヨーク 19、駆動用モーター

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも被処理物の投入口及び排出口
    と排気口を備え、弾性体上に配され、外側壁に熱媒を供
    給するジャケットを有した円筒処理容器を振動させる振
    動源を取り付け、該円筒処理容器で減圧可能な横型、又
    は竪型の該円筒処理容器の内部に回転する解砕機を1個
    以上備え、これを回転させる駆動部を、該円筒処理容器
    の外側に取り付けた乾燥装置。
  2. 【請求項2】 前記の解砕機の代わりにコイル状、又は
    表面が滑らかでないボール状の物体が、該円筒処理容器
    の内部に固定することなく、自由な状態で存在している
    乾燥機。
  3. 【請求項3】 請求項1の発明の該円筒処理容器の内部
    に、数個の伝熱板を備えた乾燥装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009068740A (ja) * 2007-09-12 2009-04-02 Nagoya Institute Of Technology 固液分散系の乾燥処理方法
JP2009264697A (ja) * 2008-04-28 2009-11-12 Mitsubishi Materials Techno Corp 振動型乾燥機
JP5952981B1 (ja) * 2016-03-09 2016-07-13 マイクロ波化学株式会社 粒子群の乾燥方法、及び乾燥装置
CN114471307A (zh) * 2020-10-27 2022-05-13 中国石油化工股份有限公司 一种粉体处理设备及方法

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