JP2017074546A - 循環型乾式粉砕装置 - Google Patents

循環型乾式粉砕装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017074546A
JP2017074546A JP2015202588A JP2015202588A JP2017074546A JP 2017074546 A JP2017074546 A JP 2017074546A JP 2015202588 A JP2015202588 A JP 2015202588A JP 2015202588 A JP2015202588 A JP 2015202588A JP 2017074546 A JP2017074546 A JP 2017074546A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
mixer
raw material
type dry
circulation type
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015202588A
Other languages
English (en)
Inventor
石川 剛
Takeshi Ishikawa
剛 石川
直樹 萩原
Naoki Hagiwara
直樹 萩原
敏宏 山田
Toshihiro Yamada
敏宏 山田
崇弘 田村
Takahiro Tamura
崇弘 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ashizawa Finetech Ltd
Original Assignee
Ashizawa Finetech Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ashizawa Finetech Ltd filed Critical Ashizawa Finetech Ltd
Priority to JP2015202588A priority Critical patent/JP2017074546A/ja
Publication of JP2017074546A publication Critical patent/JP2017074546A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Crushing And Grinding (AREA)
  • Disintegrating Or Milling (AREA)

Abstract

【課題】分級機を使用せず粒度コントロールを可能にし、しかも任意の粒度を得ることができる循環型乾式粉砕装置を提供する。【解決手段】循環型乾式粉砕装置10は、原料粉体を粉砕するメディア撹拌型の乾式粉砕機12、該乾式粉砕機から送られて来た粉砕粉体を混合する混合機40、および該混合機から前記乾式粉砕機へ混合粉体を輸送する輸送手段50を備え、原料粉体を前記メディア撹拌型の乾式粉砕機および混合機に循環させることにより、微細な製品粉体とすることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、循環型乾式粉砕装置に関する。本発明の循環型乾式粉砕装置は、アルミナ、チッカ珪素、炭化珪素、誘電材、磁性材、酸化鉄、シリカ、電池材料、カーボン、酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、セラミックス一般、無機物類等の原料粉体を微細粒子に粉砕するための使用に特に適しているが、これに限定されるものではない。
乾式ミルはメディア撹拌型が開発されていろいろな分野で使用されている。パス式では粒度がブロードに分布し、粗粒が含まれ製品特性を落とすために分級機で粗粒をカットし使用する。これを自動的に行うためにメディア撹拌機型粉砕機と分級機を組み合わせ、微粉を外部に捕集しながら粗粉を粉砕機に戻し再粉砕する閉回路粉砕が試みられている(特許文献1参照)。
小規模生産の場合はメディア撹拌型粉砕機の内部に分級機を組み込み同様の運転をする。この場合、粒度コントロールは粉砕機と分級機の性能によって決まるが微粉サイドでのコントロールは困難になる。また、分級機は一般的に機械的に発生させた遠心力と気流流れでの粒子の抗力によって分級するので戻り粗粉に空気が混入し、かさ密度が小さくなり、粉砕機内部での摩擦抵抗の低下や、粉砕メディアとの接触確率を低下させ、粉砕効率を減少させる。
特許第2908399号公報
本発明は、分級機を使用せず粒度コントロールを可能にし、しかも任意の粒度を得ることができる循環型乾式粉砕装置を提供することを目的とする。
上記課題は、下記(1)〜(7)の構成の本発明の循環型乾式粉砕装置により達成される。
(1)
原料粉体を粉砕するメディア撹拌型の乾式粉砕機、該乾式粉砕機から送られて来た粉砕粉体を混合する混合機、および該混合機から前記乾式粉砕機へ混合粉体を輸送する輸送手段を備え、原料粉体を前記メディア撹拌型の乾式粉砕機および混合機に循環させることにより、微細な製品粉体とすることを特徴とする循環型乾式粉砕装置。
(2)
メディア撹拌型の前記乾式粉砕機および/または前記混合機に、前記原料粉体または製品粉体を処理するための処理用粉体または液体を添加する装置を設けたことを特徴とする前記(1)に記載の循環型乾式粉砕装置。
(3)
前記粉体輸送手段が空気輸送であることを特徴とする前記(1)または(2)に記載の循環型乾式粉砕装置。
(4)
前記メディア撹拌型の乾式粉砕機はパス方式であることを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれかに記載の循環型乾式粉砕装置。
(5)
前記粉体混合機は混合羽根を有し、その回転周速が15m/s以上であることを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれかに記載の循環型乾式粉砕装置。
(6)
原料投入部を備え、該原料投入部にサイクロンと定量フィーダを設けたことを特徴とする前記(1)〜(5)のいずれかに記載の循環型乾式粉砕装置。
(7)
前記混合機は排出口に流量調節弁が設けられていることを特徴とする前記(1)〜(6)のいずれかに記載の循環型乾式粉砕装置。
本発明においては、メディア撹拌型の乾式粉砕機(パス式)の下流側に混合機を設置し輸送手段を付加して粉体の循環系をつくり、粉砕循環を繰り返すことで粒度コントロールを達成した。
また、混合機内の粉体に水などの溶媒を添加し、粉体中の空気(気体)を追い出し、および微細な造粒物をつくる。これにより、粉体の拘束されにくさを解消し、粉砕機内の粉砕メディアが粒子とのコンタクトする確率を向上させるとともにメディアからの粉砕力を分散させることなく有効に粒子に作用させ、粉砕効率を向上させる。
更に、上記のような構成にしたことにより、従来のものに比べて、分級機、関連機器等が不要となり、低コストのものとなった。
本発明の実施の形態による循環型乾式粉砕装置の概略図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態による循環型乾式粉砕装置10を説明する。
本循環型乾式粉砕装置10は、原料粉体を粉砕するメディア撹拌型の乾式粉砕機(以下、単に粉砕機と称す)12、該粉砕機12から送られて来た粉砕粉体を混合する混合機40、および該混合機40から前記粉砕機12へ混合粉体を輸送する輸送手段50を備えている。本循環型乾式粉砕装置10は、以上の構成により、原料粉体を前記メディア撹拌型の乾式粉砕機および混合機に循環させることにより、微細な製品粉体とする。本循環型乾式粉砕装置10においては、前記粉砕循環の回数を調整することにより、製品粉体の粒度をコントロールすることができる。
前記粉砕機12は、パス式であることが好ましく、粉砕室14およびこの粉砕室14に同心状で連続し、該粉砕室14に原料を供給するための円筒状の原料供給部16を有する横置き円筒形の粉砕ベッセル18を有している。この粉砕ベッセル18は、耐摩耗材料であるアルミナ、アルミナジルコニアおよび窒化珪素等のセラミック製であることが好ましい。前記粉砕室14内には、粉砕メディアMが充填されている。粉砕メディアMは、直径0.5mm〜5mm、好ましくは1mm〜3mm程度の粒状のものであって、粉砕室14に粉砕室14の容量の30〜90%、好ましくは50〜75%程度充填されていることが好ましい。
前記粉砕ベッセル18の原料の流れで下流側端部には、メディア分離部材(セパレーター)20、粉砕された製品を排出する排出通路22がそれぞれ取り付けられている。メディア分離部材(セパレーター)20の構造は特に限定されるものでなく、例えばスクリーン、板状の部材に複数のスリットや孔を設けたものとすることができる。
また、上記粉砕ベッセル18の原料供給部16には、図示したように、原料粉体の集合体から空気を抜くためのサイクロン24が設けられている。このサイクロン24の出口と前記原料供給部16を連通する通路26には、原料粉体の供給量を調節するための定量フィーダ28が設けられている。
上記粉砕ベッセル18内部には、外部から原料供給部16を介して粉砕室14内に水平に延びる回転駆動軸30が延伸している。この回転駆動軸30には、撹拌部材32が取り付けられている。この撹拌部材32の回転周速は、1m/s〜15m/s、特に3m/s〜8m/sが好ましい。
粉砕用ベッセル18の周囲には、ジャケット34が設けられており、その中に加熱水または冷却水を通すことにより、加熱、冷却ができるようになっている。
前記混合機40は、混合タンク42、この混合タンク42の内部に配置された混合羽根44を備えている。前記混合タンク42の高さL/直径Dは、0.8〜1.2が好ましく、またこの混合タンク32の容積は、粉砕室14の容積の10〜100倍、特に20〜50倍が好ましい。前記混合羽根34の回転周速は、15〜60m/s、特に30〜40m/sが好ましい。
混合タンク42の周囲には、ジャケット46が設けられており、その中に加熱水または冷却水を通すことにより、加熱、冷却ができるようになっている。また、混合タンク42の内部には、図示したように、デフレクタ48が設けられていることが好ましい。このデフレクタ48は、混合羽根44の回転による遠心力により外方に付勢された原料粉体を内方に戻す作用を行う。
前記輸送手段50は、空気輸送式であることが好ましく、原料粉体を混合機40から前記サイクロン24へ空気流により輸送するための輸送通路52を備えている。この輸送通路52には、輸送空気流を形成するためのコアンダノズル54、および混合機40からの原料粉体の輸送量を調節するための輸送量調節弁56が設けられている。
本粉砕装置10は、原料粉体または製品粉体を処理するための処理用添加物を粉砕室14および/または混合タンク42内に供給するための処理用添加物供給装置60を備えている。この処理用添加物供給装置60は、処理用添加物タンク62、この処理用添加物タンク62から粉砕機12および混合機40へ処理用添加物を供給するための供給通路64、供給ポンプ66、および前記供給通路64の分岐部に設けられた切替弁68を備えている。
前記処理用添加物としては、液体と粉体があり、液体のものとしては、水、アルコール、溶剤等があげられ、粉体のものとしては、原料または製品粉体の表面処理剤、複合化剤等が挙げられる。例えば水である処理用添加物は、原料粉体の集合物から空気を抜き、かさ密度を大きくし、粉砕メディアとの接触確率を大きくし、粉砕確率を大きくする作用を果たす。また、炭酸カルシウムを処理用添加物として用いる場合には、親水性の原料粉体の表面に付着することにより、疎水性に変化させる作用をなす。
以上説明した循環型乾式粉砕装置においては、メディア撹拌型の乾式粉砕機(パス式)の下流側に混合機を設置し輸送手段を付加して粉体の循環系をつくり、徐々に原料粉体を微細化する。粉砕循環の回数を調整することにより粒度コントロールを行うことができる。
10 循環型乾式粉砕装置
12 乾式粉砕機
14 粉砕室
16 原料供給部
18 粉砕ベッセル
20 メディア分離部材
22 排出通路
24 サイクロン
26 通路
28 定量フィーダ
30 回転駆動軸
32 撹拌部材
34 ジャケット
M 粉砕メディア
40 混合機
42 混合タンク
44 混合羽根
46 ジャケット
48 デフレクタ
50 輸送手段
52 輸送通路
54 コアンダノズル
56 輸送量調節弁
60 処理用添加物供給装置
62 処理用添加物タンク
64 供給通路
66 供給ポンプ
68 切替弁

Claims (7)

  1. 原料粉体を粉砕するメディア撹拌型の乾式粉砕機、該乾式粉砕機から送られて来た粉砕粉体を混合する混合機、および該混合機から前記乾式粉砕機へ混合粉体を輸送する輸送手段を備え、原料粉体を前記メディア撹拌型の乾式粉砕機および混合機に循環させることにより、微細な製品粉体とすることを特徴とする循環型乾式粉砕装置。
  2. メディア撹拌型の前記乾式粉砕機および/または前記混合機に、前記原料粉体または製品粉体を処理するための処理用粉体または液体を添加する装置を設けたことを特徴とする請求項1に記載の循環型乾式粉砕装置。
  3. 前記粉体輸送手段が空気輸送であることを特徴とする請求項1または2に記載の循環型乾式粉砕装置。
  4. 前記メディア撹拌型の乾式粉砕機はパス方式であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の循環型乾式粉砕装置。
  5. 前記粉体混合機は混合羽根を有し、その回転周速が15m/s以上であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の循環型乾式粉砕装置。
  6. 原料投入部を備え、該原料投入部にサイクロンと定量フィーダを設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の循環型乾式粉砕装置。
  7. 前記混合機は排出口に流量調節弁が設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の循環型乾式粉砕装置。
JP2015202588A 2015-10-14 2015-10-14 循環型乾式粉砕装置 Pending JP2017074546A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015202588A JP2017074546A (ja) 2015-10-14 2015-10-14 循環型乾式粉砕装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015202588A JP2017074546A (ja) 2015-10-14 2015-10-14 循環型乾式粉砕装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017074546A true JP2017074546A (ja) 2017-04-20

Family

ID=58550472

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015202588A Pending JP2017074546A (ja) 2015-10-14 2015-10-14 循環型乾式粉砕装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017074546A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107138261A (zh) * 2017-06-13 2017-09-08 成都赋阳技术开发有限公司 一种高效药材粉碎机
CN107890936A (zh) * 2017-11-11 2018-04-10 共同科技开发有限公司 一种中药房用高效筒式研磨筛分装置
CN110152857A (zh) * 2019-05-20 2019-08-23 日照职业技术学院 一种特殊医学用食品食材粉碎设备

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107138261A (zh) * 2017-06-13 2017-09-08 成都赋阳技术开发有限公司 一种高效药材粉碎机
CN107890936A (zh) * 2017-11-11 2018-04-10 共同科技开发有限公司 一种中药房用高效筒式研磨筛分装置
CN107890936B (zh) * 2017-11-11 2019-07-05 甘肃省和顺元中药饮片有限公司 一种中药房用高效筒式研磨筛分装置
CN110152857A (zh) * 2019-05-20 2019-08-23 日照职业技术学院 一种特殊医学用食品食材粉碎设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5144086B2 (ja) 分散または粉砕装置及び分散または粉砕方法
JP5451006B2 (ja) 媒体攪拌型粉体処理装置
JP5859665B2 (ja) 攪拌型ボールミルの作動方法及び攪拌型ボールミル
TWI592215B (zh) Horizontal dry mill
JP2010517915A (ja) 霞石閃長岩粉末を処理して超微細粒径生成物を生成する方法
JP2006212488A (ja) 媒体攪拌型粉砕装置
JP2010253339A (ja) メディア攪拌式粉砕機
JP2006212489A (ja) 媒体攪拌型粉砕装置を用いる粉砕方法
JP2017074546A (ja) 循環型乾式粉砕装置
JP2009240887A (ja) メディア混合式ミル
JP4886993B2 (ja) メディア攪拌型湿式分散機
JP2013039568A (ja) 分散または粉砕装置及び分散または粉砕方法
JP4956095B2 (ja) メディア攪拌型湿式分散機
JP4953805B2 (ja) 媒体攪拌型粉砕装置
KR101245869B1 (ko) 미디어 교반형 습식 분산기
KR101789027B1 (ko) 식자재 분쇄용 기류식 분쇄기 시스템
JP5173238B2 (ja) 粉砕処理方法
JP6689657B2 (ja) 粉砕処理システム
CN107735182B (zh) 介质循环式粉碎机
US3698647A (en) Process for grinding particulate solids
JP2918679B2 (ja) 乾式媒体ミル
JP2016135460A (ja) 竪形解砕装置
JP2006035167A (ja) 湿式媒体攪拌ミル及び微小粉砕媒体とスラリーの分離機構
JP2005246316A (ja) メディア攪拌型湿式粉砕機
JP2019063775A (ja) 横型乾式粉砕機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180618

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190510

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190521

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190719

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20191203