JP2003299995A - バンパーの塗装方法並びにその方法を実施するための塗装装置及びワーク供給装置 - Google Patents
バンパーの塗装方法並びにその方法を実施するための塗装装置及びワーク供給装置Info
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
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Abstract
層の短縮化を図るとともに、塗装ブースの大型化を防止
することを可能にするバンパーの塗装方法及びそれを実
施するための塗装装置を提供すること。 【解決手段】 2本のバンパー(6)をそれぞれの両端
部が近接して対向するようにあるいはそれぞれの両端部
が対向して当接するようにワーク供給装置(2)に装着
し、ワーク供給装置(2)を介して2本のバンパー
(6)を任意の角度だけ回転させた後にスプレーガン
(3)によってバンパー(6)の所望する箇所に向けて
塗料を噴射し、その後、バンパー(6)の任意の角度の
回転と塗料の噴射を複数回繰り返すとともに、バンパー
(6)の回転に合わせて、スプレーガン(3)を、少な
くともワーク供給装置(2)方向への前進及び後退を繰
り返してバンパー(6)とスプレーガン(3)との距離
を一定に保つ。
Description
並びにそれを実施するための塗装装置及びワーク供給装
置に係り、より詳しくは、2本のバンパーを、それぞれ
の両端部が近接して対向するように、あるいはそれぞれ
の両端部が対向して当接するようにしてワーク供給装置
に装着した後に、ワーク供給装置を回転させながら、あ
るいは任意の角度だけワークを回転させた後に、ワーク
に向けて塗料を噴射するとともに、スプレーガンのワー
ク方向への前進及び後退を繰り返すことによりバンパー
とスプレーガンとの距離を一定に保つことを可能にした
バンパーの塗装方法並びにそれを実施するための塗装装
置及びワーク供給装置に関する。
ームの両端部にバンパーを固定し、まず一方のバンパー
に対して塗装を行い、その塗装が終了した後にアームを
180度回転させ、その後に他方のバンパーの塗装を行
う方法が採用されていた。
ら行われているバンパー塗装に際して用いられているワ
ーク供給装置であり、このワーク供給装置31は、塗装
ブース内に回動自在に備えられる主軸32の上端部近傍
に長尺状のアーム33を連結し、このアーム33の両端
部近傍にバンパー35を固定するためのワーク固定部材
34A、34Bを装着し、アーム33の両端部にバンパ
ー35を固定可能としている。
ク供給装置31を用いてバンパー35の塗装を行なう場
合には、一方のワーク固定部材34Aにバンパー35の
一方を固定した後にアームを約180度回転して前記バ
ンパー35の一方を塗装ブース内に供給し、塗装ブース
内に備えたスプレーガンによりこの供給したバンパー3
5の一方の塗装を行なう。
への塗装を行なっている間に、他方のワーク固定部材3
4Bに他のバンパー35を固定しておき、前記塗装ブー
ス内に供給したバンパー35の塗装が完了した後に、ア
ーム33を約180度回転し、これにより、塗装が完了
したバンパー35を塗装ブース内から取り出すととも
に、塗装前のバンパー35を塗装ブース内に供給する。
ク供給装置では、アームの両端部にバンパーを固定可能
にするとともにアームを180度回動自在としているた
め、これを用いることにより、塗装済のバンパーの取り
出しと塗装前のバンパーの供給とを同時に行なうことが
でき、塗装完了後に塗装済のバンパーを取り外し、その
後に塗装前のバンパーをアームに装着しなければならな
い方法と異なり、大量のバンパーを塗装する場合には、
塗装時間全体を短縮することが可能である。
うなワーク供給装置では、アームを約180度回転しな
ければならないために、塗装ブースを大型化する必要が
生じてしまい、具体的には、塗装ブースの左右幅をアー
ムの全長以上にしなければならず、それにより塗装シス
テム全体が大型化せざるを得ないという問題点が考えら
れる。そして、塗装ブースが大型化した場合には、塗装
システムを装備した塗装ルームの雰囲気を維持するため
の消費エネルギーも膨大になるという問題点が考えられ
る。即ち、ワークの塗装の際には、塗料のミストが多量
に発生する一方、このミストは人体に有害であるため、
塗装をしながらこのミストを室外に排出しなければなら
ないが、そのために一般的には、ファン等を用いて室内
の空気を排気手段に吸い込むことにより、空気とともに
ミストを排出している。そしてこのとき、塗装システム
が大型の場合にはこの吸い込む空気の量も大量になるた
め、例えば塗装ルームの温度を一定にして塗装ルームの
雰囲気を維持するためには、そのためのエアコンディシ
ョナー等の稼動率を上げる必要があり、その結果、消費
エネルギーが膨大になってしまうという問題が発生す
る。
のバンパーの取り出しと塗装前のバンパーの供給とを同
時に行なうことができるために塗装完了後に塗装済のバ
ンパーを取り外しその後に塗装前のバンパーをアームに
装着しなければならない方法と比較すると塗装時間全体
を短縮することが可能であるが、最近になり、更に塗装
時間を短縮可能な方法の提供が望まれている。
て、塗装時間のより一層の短縮化を図るとともに、塗装
ブースの大型化を防止することにより塗装ルームの雰囲
気を維持するための使用エネルギーを最小限度にするこ
とを可能にするバンパーの塗装方法並びにその方法を実
施するための塗装装置及びワーク供給装置を提供するこ
とを課題としている。
ーは、自動車等の車体に合わせてその両端部が同一方向
に向けて湾曲されている一方、その塗装は表面のみであ
り内側への塗装は行われない。そこで本発明者は、この
バンパー塗装の特殊性に着目し、前記課題を達成可能な
バンパーの塗装方法並びにその方法を実施するための塗
装装置及びワーク供給装置を発明した。
の塗装方法は、2本のバンパーをそれぞれの両端部が近
接して対向するように、あるいはそれぞれの両端部が対
向して当接するようにワーク供給装置に装着し、前記ワ
ーク供給装置を介して前記2本のバンパーを任意の角度
だけ回転させた後にスプレーガンによって前記バンパー
における所望する箇所に向けて塗料を噴射し、その後、
前記バンパーの任意の角度の回転と塗料の噴射を複数回
繰り返すとともに、前記バンパーの回転に合わせて、前
記スプレーガンを、少なくともワーク供給装置方向への
前進及び後退を繰り返すことにより、バンパーとスプレ
ーガンとの距離を一定に保つことを特徴としている。ま
た、請求項2に記載の本発明のバンパーの塗装方法は、
2本のバンパーをそれぞれの両端部が近接して対向する
ように、あるいはそれぞれの両端部が対向して当接する
ようにワーク供給装置に装着し、前記ワーク供給装置を
介して前記2本のバンパーを回転させながらスプレーガ
ンによって前記バンパーに向けて塗料を噴射するととも
に、前記バンパーの回転に合わせて、前記スプレーガン
を、少なくともワーク供給装置方向への前進及び後退を
繰り返すことにより、バンパーとスプレーガンとの距離
を一定に保つことを特徴としている。更に、請求項3に
記載の本発明のバンパーの塗装方法は、2本のバンパー
をそれぞれの両端部が近接して対向するように、あるい
はそれぞれの両端部が対向して当接するようにワーク供
給装置に装着し、前記ワーク供給装置を介して前記2本
のバンパーを回転させながらスプレーガンによって前記
バンパーに向けて塗料を噴射し、及び前記バンパーの回
転を任意の位置で停止した後に前記バンパーの所望する
箇所に向けて塗料を噴射するとともにこのバンパーの任
意の角度の回転と塗料の噴射を複数回繰り返し、それと
ともに、前記バンパーの回転に合わせて、前記スプレー
ガンを、少なくともワーク供給装置方向への前進及び後
退を繰り返すことにより、バンパーとスプレーガンとの
距離を一定に保つことを特徴としている。そして、これ
らの方法を実施するための本発明の塗装装置は、塗装ブ
ース内に備えられた、2本のバンパーを、それぞれの両
端部が近接して対向するように、あるいはそれぞれの両
端部が対向して当接するように装着可能であるととも
に、これに装着した2本のバンパーを回動可能としたワ
ーク供給装置と、該ワーク供給装置に装着された前記2
本のバンパーに向けて塗料を噴射するためのスプレーガ
ンと、該スプレーガンを、少なくとも前記ワーク供給装
置方向への前進及び後退を可能にするための移動手段
と、少なくとも、前記移動手段を制御して前記バンパー
の回動に合わせて前記スプレーガンを前記ワーク供給装
置方向への前進及び後退を可能とするための移動制御手
段と、を備えることを特徴としている。また、本発明の
ワーク供給装置は、バンパーの塗装に際して、2本のバ
ンパーをそれぞれの両端部が近接して対向するように、
あるいはそれぞれの両端部が対向して当接するように装
着可能としたワーク供給装置であって、主軸と、該主軸
の上端部近傍に連結された、装着部と該装着部から略放
射状に延長された複数本のアームとを具備した固定部材
と、前記主軸が回動自在に連結された支持アームと、該
支持アーム内において前記主軸に連結された駆動用ベル
トと、を具備し、駆動手段を介して前記駆動用ベルトを
駆動させることにより前記主軸を回転させるとともに前
記固定部材を回転させて、これにより前記固定部材に固
定した2本のバンパーを回動可能としたことを特徴とし
ている。
両端部が対向するようにしてワーク供給装置に固定し、
その後にワーク供給装置を回転させながら、あるいはワ
ーク供給装置を任意の角度だけ回転した後に、バンパー
に向けてスプレーガンを用いて塗料を噴射することを特
徴としており、これにより、一連の動作で2本のバンパ
ーを塗装できるため、塗装時間を大幅に短縮することが
可能である。
スプレーガンをバンパー方向へ前進させあるいは後退さ
せて、バンパーとスプレーガンとの距離を一定に保つ方
法を採用しているために、長尺状のバンパーを回転させ
ながら塗装を行う場合であっても、塗装むらを有効に防
止することが可能であるとともに、バンパーの近傍にス
プレーガンを配置した場合でもバンパーとスプレーガン
とが接触することを防止可能である。
が近接して対向するように、あるいはそれぞれの両端部
が対向して当接するようにワーク供給装置に装着してい
るため、ワーク供給装置の回転に際して必要とする空間
を小さくすることができ、これにより塗装システム全体
を小型化可能であるとともに、塗装ブースを小型化する
ことにより、塗装ルームの雰囲気を維持するための使用
エネルギーを最小限度にすることも可能である。
を実施するための塗装装置及びワーク供給装置の実施例
について図面を参照して説明すると、図1は、本実施例
の塗装装置を説明するための斜視図であり、図において
1は塗装ブースの一部を示しており、本実施例の塗装装
置は、この塗装ブース1内に備えられる。
あり、本実施例においてこのワーク供給装置2は主軸2
01を備えており、この主軸201の上端部には、2本
のバンパー6を、それぞれの両端部が近接して対向配置
可能にし、あるいはそれぞれの両端部が対向して当接可
能にして固定するための固定部材5を備えている。
204が支持アーム202に連結されているとともに支
持アーム202内においてはベルト等203に連結さ
れ、モーター等の駆動手段を駆動させることで180度
回動可能とされている。
造を説明するための図であり、図において、主軸201
は、その下端部近傍204が前記支持アーム202内に
挿入されているとともに、図示しない軸受け等によって
前記支持アーム202内に支持されている。また、前記
下端部近傍204は、前記支持アーム202内において
駆動ベルト203に連結されるとともに、この駆動ベル
ト203は図示しないモーター等の駆動手段に連結さ
れ、これによって、モーター等の駆動手段を駆動するこ
とにより、前記主軸202を回転させるとともに主軸2
01の上端部近傍に備えられた固定部材5を回転させ、
これによってバンパー6を回転可能としている。
は、主軸201に装着される装着部501とこの装着部
501から略放射線状に延長されたアーム部502とを
備えて、アーム部502の先端部近傍にバンパー6を固
定する構成としているが、必ずしもこのような構成を採
用する必要は無く、2本のバンパー6を、それぞれの両
端部が近接して対向配置可能にし、あるいはそれぞれの
両端部が対向して当接して固定可能であればいずれの方
法を採用してもよい。
も、固定部材5を介して装着された2本のバンパー6を
360度回動可能であればいずれの構成を採用してもよ
い。
り、本実施例においてこのスプレーガン3は、塗装一般
に用いられるスプレーガンを用いており、図示しない塗
料供給手段に連結され、この塗料供給手段から塗料の供
給を受けながら、前記回転しているバンパー6に向けて
塗料を噴射するために用いられる。
ン3は、前記バンパー6方向への前進、及び後退を可能
にするとともに、前記ワーク供給装置2の回転に合わせ
て前進及び後退を繰り返し、これにより、バンパー6と
の距離を一定に保つことを可能としている。
めに、これを回転させた場合にはスプレーガンとの距離
が変化してしまい、それによって塗装むらができてしま
う虞が考えられる。また、バンパー6の近傍にスプレー
ガン3を配置した場合にはバンパー6の回転によってス
プレーガン3とバンパー6とが接触してしまう虞も考え
られる。そこで、本実施例では前述のように、前記ワー
ク供給装置2の回転に合わせてスプレーガン3を前進あ
るいは後退させ、これによりスプレーガン3とバンパー
6との距離を一定に保ち、塗装むらが生じることを防止
している。
するための機構について説明すると、図において7は、
スプレーガン3を移動させるためのロボットアームであ
り、このロボットアーム7は、レール706に移動自在
に連結される連結部701を備えており、この連結部7
01には、軸702によって第一の駆動アーム703が
屈曲自在に軸支されている。また、この第一の駆動アー
ム703には、軸704によって第二の駆動アーム70
5が屈曲自在に軸支されており、第二の駆動アーム70
5の先端部にスプレーガン3を装着している。
駆動アーム703は、ギア等の動力伝達手段によって前
記連結部701に対して屈曲可能とされるとともに、第
二の駆動アーム705は、同じくギア等の動力伝達手段
によって前記第一の駆動アーム703に対して屈曲可能
とされている。
03、及び第二のアーム705を屈曲させることでスプ
レーガン3を前進及び後退させ、これによってスプレー
ガン3とバンパー6との距離を一定に保つことを可能と
している。
ン3を移動させる方法としてはいずれの方法を採用して
もよく、必ずしも前述のような、可動式のロボットアー
ムを採用する必要はなく、据置き式の塗装ロボットを用
いてもよく、またスプレーガン3を複数個備えてもよ
い。
るための他の方法を説明するための図であり、図におい
て、スプレーガン3にはシャフト801が連結されてお
り、このシャフト801の後方任意の箇所には可動板8
02が備えられている。また、この可動板802には、
前記シャフト801と並行するような配置でスクリュー
ネジ803が貫通されるとともに、このスクリューネジ
803はモーター等の駆動手段805における駆動軸8
04に同心円状に連結されている。そしてこの構成でモ
ーター等の駆動手段805を正転あるいは反転させる
と、駆動軸804の回転に伴ってスクリューネジ803
が回転する。そうすると、可動板802がスクリューネ
ジ803上を移動するとともにシャフト801が前進あ
るいは後退し、これによりスプレーガン3を移動させる
ことができる。
いて説明すると、図4は本実施例の制御系を示すブロッ
ク図であり、本実施例の塗装装置1では処理部を備えて
いるとともに、この処理部には、少なくとも、前記ワー
ク供給装置2を回転させるためのモーターと、ロボット
アームと、スプレーガンと、操作パネル、電源、及びス
プレーガンに塗料を供給するための塗料供給手段が接続
されており、スイッチの投入により、ワーク供給装置2
を用いてバンパー6を回転させるとともにスプレーガン
3よりバンパー6に向けて塗料を噴射し、更に、バンパ
ーの回転に合わせてロボットアーム7を制御しつつスプ
レーガン3のバンパー6方向への前進及び後退を行い、
これによってバンパー6とスプレーガン3との距離を一
定に保つことを可能としている。
装装置を用いた本発明のバンパーの塗装方法の第一実施
例について説明すると、まず、固定部材5を用いて、2
本のバンパー6を、それぞれの両端部が近接して対向配
置可能にし、あるいはそれぞれの両端部が対向して当接
可能にしてワーク供給装置2に装着する。
ワーク供給装置2を回転させるとともに、この回転を任
意の時点で停止し、その後、停止しているバンパー6に
おける所望す箇所に向けてスプレーガン3により塗料を
噴射し、以後、ワーク供給装置の回転、停止、及び塗料
噴射の動作を繰り返すことを特徴としている。
った端面がスプレーガン3と対向する位置に達した時点
で回転を停止し、その後、スプレーガン3を、塗料の噴
射を行いながらバンパー6の長手方向に沿って往復さ
せ、これによりバンパー6の端面を塗装する。そしてそ
の後は、ワーク供給装置を約180度回転させて、他方
のバンパー6の長手方向に沿った端面がスプレーガン3
と対向する位置に達した時点で回転を停止し、前記の場
合と同様に、スプレーガン3を、塗料の噴射を行いなが
らバンパー6の長手方向に沿って往復させ、これにより
他方のバンパー6の端面を塗装する。そしてこのとき、
ロボットアーム7の駆動を制御し、前記ワーク供給装置
2の回転に合わせて、前記スプレーガン3を、少なくと
もワーク供給装置2方向への前進及び後退を繰り返すこ
とによって、バンパー6とスプレーガン3との距離を一
定に保つ。
のバンパーの塗装方法の第二実施例について説明する
と、第二実施例では、前述の第一実施例と同様にして2
本のバンパー6を、それぞれの両端部が近接して対向配
置可能にし、あるいはそれぞれの両端部が対向して当接
可能にしてワーク供給装置2に装着した後に、ワーク供
給装置2を用いて2本のバンパー6を回転させながら、
この回転しているバンパー6に向けて塗料を噴射すると
ともに、ロボットアーム7の駆動を制御し、前記ワーク
供給装置2の回転に合わせて、前記スプレーガン3を、
少なくともワーク供給装置2方向への前進及び後退を繰
り返すことによって、バンパー6とスプレーガン3との
距離を一定に保つことを特徴としている。
のバンパーの塗装方法の第三実施例について説明する
と、第三実施例では、前記第一実施例及び第二実施例の
塗装方法を組み合わせた塗装方法としている。
ンパー6をそれぞれの両端部が近接して対向配置可能に
し、あるいはそれぞれの両端部が対向して当接可能にし
てワーク供給装置2に装着した後に、まずバンパー6を
回転させながらこの回転しているバンパー6に向けて塗
料を噴射し、その後に、このバンパー6の回転を任意の
時点で停止して、この停止しているバンパー6における
所望する箇所の塗装を行う。あるいは、まずバンパーの
回転を任意の時点で停止した後に停止しているバンパー
における所望する箇所の塗装を行い、その後にバンパー
6を回転させつつ回転しているバンパー6に塗料の噴射
を行う。そしてそれとともに、ロボットアーム7の駆動
を制御し、前記ワーク供給装置2の回転に合わせて、前
記スプレーガン3を、少なくともワーク供給装置2方向
への前進及び後退を繰り返すことによって、バンパー6
とスプレーガン3との距離を一定に保つ。
ーを一連の動作で塗装するため、これにより塗装時間を
大幅に短縮することが可能となる。
わせてスプレーガンを前進及び後退させてスプレーガン
とバンパーとの距離を一定に保つことを可能としている
ために、長尺状のバンパーを回転させながら塗装を行う
場合であっても塗装むらを有効に防止することが可能で
あるとともに、バンパーの近傍にスプレーガンを配置し
た場合でもバンパーとスプレーガンとが接触することを
防止可能である。
が近接して対向するようにあるいはそれぞれの両端部が
対向して当接するようにワーク供給装置に装着している
ために、ワーク供給装置の回転に際して必要とする空間
を小さくすることができ、これにより塗装システム全体
を小型化可能であるとともに、塗装ブースを小型化する
ことにより、塗装ルームの雰囲気を維持するための使用
エネルギーを最小限度にすることも可能である。
ーを回転させながら塗料の噴射を行う方法を採用するこ
とで、薄い塗装を繰り返し行うことができ、美感の優れ
た仕上がりにすることが可能となる。
と停止塗装を組み合わせることにより、美感の優れた仕
上がりにすることができるとともに、フォグランプ等の
取りつけ孔等のように、回転塗装のみでは不十分となり
がちな箇所の塗装をも十分に行うことができる。
方法を実施するための塗装装置及びワーク供給装置は以
上説明した形態で実施され、以下に記載するような効果
を奏する。
両端部が対向するようにしてワーク供給装置に固定し、
その後にワーク供給装置を回転させながら、あるいはワ
ーク供給装置を任意の角度だけ回転した後に、バンパー
に向けてスプレーガンを用いて塗料を噴射することを可
能としており、2本のバンパーを一連の動作で塗装でき
るため、塗装時間を大幅に短縮することが可能である。
スプレーガンをバンパー方向へ前進させあるいは後退さ
せて、バンパーとスプレーガンとの距離を一定に保つ方
法を採用しているために、長尺状のバンパーを回転させ
ながら塗装を行う場合であっても、塗装むらを有効に防
止することが可能であるとともに、バンパーの近傍にス
プレーガンを配置した場合でもバンパーとスプレーガン
とが接触することを防止可能である。
が近接して対向するように、あるいはそれぞれの両端部
が対向して当接するようにワーク供給装置に装着してい
るため、ワーク供給装置の回転に際して必要とする空間
を小さくすることができ、これにより塗装システム全体
を小型化可能であるとともに、塗装ブースを小型化する
ことにより、塗装ルームの雰囲気を維持するための使用
エネルギーを最小限度にすることも可能である。
視図である。
装置の構造を説明するための図である。
めの図である。
明するためのブロック図である。
Claims (5)
- 【請求項1】2本のバンパー(6)をそれぞれの両端部
が近接して対向するように、あるいはそれぞれの両端部
が対向して当接するようにワーク供給装置(2)に装着
し、前記ワーク供給装置(2)を介して前記2本のバン
パー(6)を任意の角度だけ回転させた後にスプレーガ
ン(3)によって前記バンパー(6)の所望する箇所に
向けて塗料を噴射し、その後、前記バンパー(6)の任
意の角度の回転と塗料の噴射を複数回繰り返すととも
に、前記バンパー(6)の回転に合わせて、前記スプレ
ーガン(3)を、少なくともワーク供給装置(2)方向
への前進及び後退を繰り返すことにより、バンパー
(6)とスプレーガン(3)との距離を一定に保つこと
を特徴とするバンパーの塗装方法。 - 【請求項2】2本のバンパー(6)をそれぞれの両端部
が近接して対向するように、あるいはそれぞれの両端部
が対向して当接するようにワーク供給装置(2)に装着
し、前記ワーク供給装置(2)を介して前記2本のバン
パー(6)を回転させながらスプレーガン(3)によっ
て前記バンパー(6)に向けて塗料を噴射するととも
に、前記バンパー(6)の回転に合わせて、前記スプレ
ーガン(3)を、少なくともワーク供給装置(2)方向
への前進及び後退を繰り返すことにより、バンパー
(6)とスプレーガン(3)との距離を一定に保つこと
を特徴とするバンパーの塗装方法。 - 【請求項3】2本のバンパー(6)をそれぞれの両端部
が近接して対向するように、あるいはそれぞれの両端部
が対向して当接するようにワーク供給装置(2)に装着
し、前記ワーク供給装置(2)を介して前記2本のバン
パー(6)を回転させながらスプレーガン(3)によっ
て前記バンパー(6)に向けて塗料を噴射し、及び前記
バンパー(6)の回転を任意の位置で停止した後に前記
バンパー(6)の所望する箇所に向けて塗料を噴射する
とともにこのバンパー(6)の任意の角度の回転と塗料
の噴射を複数回繰り返し、それとともに、前記バンパー
(6)の回転に合わせて、前記スプレーガン(3)を、
少なくともワーク供給装置(2)方向への前進及び後退
を繰り返すことにより、バンパー(6)とスプレーガン
(3)との距離を一定に保つことを特徴とするバンパー
の塗装方法。 - 【請求項4】塗装ブース(1)内に備えられた、2本の
バンパー(6)をそれぞれの両端部が近接して対向する
ようにあるいはそれぞれの両端部が対向して当接するよ
うに装着可能であるとともに、それに装着した2本のバ
ンパー(6)を回動可能としたワーク供給装置(2)
と、 該ワーク供給装置(2)に装着された前記2本のバンパ
ーに向けて塗料を噴射するためのスプレーガン(3)
と、 該スプレーガン(3)を、少なくとも前記ワーク供給装
置(2)方向への前進及び後退を可能にするための移動
手段(7、8)と、 少なくとも、前記移動手段(7、8)を制御して前記バ
ンパー(6)の回動に合わせて前記スプレーガン(3)
を前記ワーク供給装置(2)方向への前進及び後退を可
能とするための移動制御手段と、を備えることを特徴と
する塗装装置。 - 【請求項5】バンパーの塗装に際して、2本のバンパー
(6)をそれぞれの両端部が近接して対向するように、
あるいはそれぞれの両端部が対向して当接するように装
着可能としたワーク供給装置であって、主軸(201)
と、該主軸(201)の上端部近傍に連結された、装着
部(501)と該装着部(501)から略放射状に延長
された複数本のアーム(502)とを具備した固定部材
(5)と、前記主軸(201)が回動自在に連結された
支持アーム(202)と、該支持アーム(202)内に
おいて前記主軸(201)に連結された駆動用ベルト
(203)と、を具備し、駆動手段を介して前記駆動用
ベルト(203)を駆動させることにより前記主軸(2
01)を回転させるとともに前記固定部材(5)を回転
させて、これにより前記固定部材(5)に固定した2本
のバンパー(6)を回動可能としたことを特徴とするワ
ーク供給装置。
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JP2002104070A JP4176371B2 (ja) | 2002-04-05 | 2002-04-05 | バンパーの塗装方法並びにその方法を実施するための塗装装置及びワーク供給装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104069975A (zh) * | 2014-07-09 | 2014-10-01 | 济南拓展输送设备有限公司 | 一种90度自动旋转装置 |
JP2016187776A (ja) * | 2015-03-30 | 2016-11-04 | ダイハツ工業株式会社 | バンパの塗装方法 |
CN106733385A (zh) * | 2017-03-15 | 2017-05-31 | 郑桂株 | 一种塑料件表面自动化喷漆设备 |
CN107020212A (zh) * | 2016-02-01 | 2017-08-08 | 易发精机股份有限公司 | 五轴喷涂机 |
CN110833942A (zh) * | 2019-12-09 | 2020-02-25 | 苏州圣典企业管理咨询有限公司 | 一种汽车保险杠智能制造过程中的喷漆系统 |
-
2002
- 2002-04-05 JP JP2002104070A patent/JP4176371B2/ja not_active Expired - Fee Related
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