JP2003299484A - 熱サイクルを併用する超臨界二酸化炭素利用型の遺伝子増幅装置 - Google Patents

熱サイクルを併用する超臨界二酸化炭素利用型の遺伝子増幅装置

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JP2003299484A
JP2003299484A JP2001341271A JP2001341271A JP2003299484A JP 2003299484 A JP2003299484 A JP 2003299484A JP 2001341271 A JP2001341271 A JP 2001341271A JP 2001341271 A JP2001341271 A JP 2001341271A JP 2003299484 A JP2003299484 A JP 2003299484A
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Kenji Mishima
健司 三島
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SAGAKEN CHIIKI SANGYO SHIEN CT
Saga Prefectural Regional Industry Support Center
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Abstract

(57)【要約】 【課題】核酸を含む化合物を複数の温度サイクルによっ
て遺伝子増幅反応を行う装置についての方法に関する。 【解決手段】二酸化炭素等の超臨界流体、亜臨界流体、
高圧ガス、液体ならびにそれらと他の溶媒、ガスなどの
化学種の混合流体中での遺伝子増幅反応において、装置
自体を耐圧構造にし、超臨界流体中での遺伝子増幅反応
を図ると共に流体を用いた遺伝子増幅すべての系におい
て増幅容量も調節可能にできるようにした遺伝子増幅装
置を提供することにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばDNA、酵素等
の反応混合物からなる試料を耐圧性遺伝子増幅セルに収
容し、このセルを加熱冷却する工程を繰り返すことによ
り、超臨界流体中でDNA等の核酸配列を増幅する遺伝
子増幅装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、DNA等の核酸配列を増幅する遺
伝子増幅装置としては種々のものが知られている。例え
ばDNA断片をPCR(PolymeraseChai
n Reaction)法によって増幅する方法が提案
されている(例えばLudecke et al,Na
ture、338、348、1989、特開平7−25
5482)。PCR法を用いて遺伝子を増幅するには、
反応温度を操作することでアニーリング、伸長、変性の
サイクルを繰り返す必要がある。このため、PCR法を
用いて遺伝子増幅を行うには、温度制御可能な反応装置
が必要である。この種々の遺伝子増幅装置は加熱冷却を
制御する温度勾配が極めて大きく、例えば1分間で50
℃程度から90℃程度まで、急速に温度上昇させる必要
があるとともに、反応時間に応じて変温パターンを高精
度にする必要がある。
【0003】このため遺伝子増幅装置には、短時間での
試料の高速な加熱冷却能力、加熱冷却繰返し使用に耐え
得る装置の耐久性、各試料間の高い温度分布精度の維持
並びに装置の小型化などが要求されている。これまでの
遺伝子増幅装置のうち、機構的な信頼性を重視した遺伝
子増幅装置としては、冷却手段としてコンプレッサを使
用したものが知られている。また、小型化を重視した遺
伝子増幅装置としてはペルチェ素子で加熱冷却せしめる
ものが知られている(特願平6−137843)。
【0004】しかしながら、PCR法ではポリメラーゼ
を用いた酵素反応を利用しているため、十分な反応速度
を得るためには、ポリメラーゼに応じた最適な温度サイ
クル等を達成する必要があった。一方、酵素反応を高速
に進行させる方法として超臨界流体を反応媒体として用
いる手法が検討されているが(例えば特開平09−00
0283)、温度サイクルの制御や装置の小型化が困難
なことから遺伝子増幅反応への適用は困難なようであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の遺伝子
増幅装置のうち、多くが水溶液用のプラスチック製の試
料容器を用いており、超臨界流体などに耐えうるステン
レス製等の高温高圧流体用の耐圧試料容器を用いること
ができないという問題がある。
【0006】また、超臨界流体中で遺伝子増幅を行う場
合、上述の遺伝子増幅装置と同程度の10−6リットル
オーダーの量で増幅しようとしても、超臨界流体などの
高温高圧に耐えうる耐圧性の10−6リットルオーダー
の容器が無いという問題点がある。
【0007】さらに、前記の遺伝子増幅装置では反応制
御に関して、いずれの装置も加熱冷却を行って、温度サ
イクルをかけることによって遺伝子増幅を行っており、
温度以外の因子により遺伝子増幅の高速化等を図ること
が困難であるという問題点がある。
【0008】そこで、この発明の目的は、装置自体を超
臨界流体中でも使用可能にし、耐圧性試料容器を用いて
も十分な熱伝導を可能にするとともに、DNA等の核酸
配列を従来の遺伝子増幅装置と同程度微小な量、さらに
は大量に増幅することも可能である遺伝子増幅装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、独立し
た2個またはそれ以上の温度制御機能をもつ温度制御装
置より、温度制御装置内の熱媒体を任意の時間に装置内
の耐圧性遺伝子増幅セルの周囲を循環させることでセル
に温度サイクルをかけ、DNA等の核酸配列の増幅を行
う遺伝子増幅装置を用いることで、遺伝子増幅部の反応
媒体に高温高圧流体を使用可能とした。さらに、本発明
では反応媒体に超臨界流体を用いることで、その超臨界
流体の圧力を操作することによっても遺伝子増幅速度を
制御することが可能になった。
【0010】また、本発明の要旨は、上記方法におい
て、DNA等を大量増幅使用する場合にも、試料容器の
プレート部を交換するだけで、従来法より数万倍以上の
大容量の試料容器を採用でき、増幅目的に合わせた増幅
量の調節が可能になるところにもある。
【0011】本発明に使用する独立した温度制御装置内
を循環させる際に用いる素材としては、特に限定され
ず、例えば、シリコンオイル、ヒーターブルオイル等の
オイルまたは水等の流体状のもの、温度制御の可能な循
環オイルとして実用性を有することが知られている化合
物をチャンバー内に循環させることで用いることができ
る。
【0012】さらに、これらの温度制御に用いる流体は
循環させることのみに使用し、基本的に消耗されないの
で、耐用年数ごとに交換または修理等のメンテナンスを
行うことで長期間の使用に耐えうる。
【0013】本発明に使用するDNA等の遺伝子は、特
に限定されず一般に使用されている遺伝子を挙げること
ができる。このようなものとして、例えば、ナイロンデ
オキシリボ核酸及びリボ核酸の構成成分であるプリン塩
基、ピリミジン塩基、ヌクレオシド及びヌクレオチドを
少なくとも1種以上含む化合物を挙げることができる。
【0014】本発明で適用できる耐熱性の核酸合成酵素
は特に限定されず一般に使用されている耐熱性の核酸合
成酵素を挙げることができる。このようなものとして、
例えば、PFUポリメラーゼ(ピロコカス フリオサス
由来)、タックポリメラーゼ(サーマス アクアティカ
ス由来)、Tthポリメラーゼ(サーマス サーモフィ
リウスHBB由来)またはKODポリメラーゼ(ピロコ
カス コダカラエンシス由来)を挙げることができる。
【0015】本発明において、二酸化炭素などの超臨界
流体、高圧ガス、液体ならびにそれらと他の溶媒、ガス
などの化学種の混合流体中にて遺伝子を増幅するときに
も使用でき、遺伝子増幅部での流体の圧力制御を可能に
し、また、独立した温度制御装置から循環させる流体を
遺伝子増幅部に接触させることで遺伝子増幅を行う装置
である。
【0016】本発明で使用する増幅装置としては、例え
ば図1に示すような熱サイクルを用いた超臨界流体遺伝
子増幅装置を使用することが出来る。上記増幅装置は、
ボンベ1から逆止弁9までの遺伝子昇圧部、ストップバ
ルブV5から耐圧性遺伝子増幅セル12までの遺伝子増
幅部、およびその下流の2槽の異なる温度制御を行うオ
イルバス17A、17Bを有する温度制御部からなる。
【0017】図1においては独立した温度制御装置を2
槽のオイルバスとして例を示しているが、槽の数は1個
以上であれば特に限定されない。また独立した温度制御
装置の種類または手段においても特に限定されない。
【0018】昇圧部はバルブV5、V6を介して遺伝子
増幅部に接続している。昇圧部は、二酸化炭素用と溶液
用の2つの昇圧用ポンプ4A、送液ポンプ4Bを有す
る。ボンベ1は、液体二酸化炭素を昇圧用ポンプ4Aへ
送るためサイフォン式を用いた。ボンベ1から送られる
液体二酸化炭素中の水分を除去するために、ボンベ1と
昇圧用ポンプ4Aの間に乾燥管2を置いた。乾燥管2の
仕様は、材質SUS316、最高使用圧力20MPa、
内径35.5mm、長さ310mmである。また、乾燥
剤には、ジーエルサイエンス(株)製のモレキュラーシ
ーブ(1/16インチ ペレット)を使用した。乾燥管
2により水分を除去された液体二酸化炭素は、冷却ユニ
ット6(ヤマト科学製BL−22)によって約−5℃に
保たれたエチレングリコールにより冷却され、昇圧用ポ
ンプ4Aに送られる。
【0019】昇圧用ポンプ4Aは、ジーエルサイエンス
(株)製の高圧用シングルプランジャーポンプAPS−
5L(最大圧力58.8MPa、常用圧力49.0MP
a、流量0.5〜5.2ml・min−1)を使用し
た。昇圧用ポンプ4Aのヘッド部分には、液体二酸化炭
素の気化を防ぐために冷却ユニット6を装着している。
脱保護剤または縮合剤を試料瓶7に入れ、送液ポンプ4
Bの上流に設置した。送液ポンプ4Bにより昇圧された
溶離液はストップバルブV2を通り、ストップバルブV
4の前で、二酸化炭素と混合され、耐圧性遺伝子増幅セ
ル12へ供給される。さらに、溶離液の排出用として、
ストップバルブV3を設置した。ストップバルブV2〜
V7には、ホワイティー製のボンネット一体型流量調節
ストップバルブSS−OKS2BKBを用いた。また、
乾燥管2と冷却ユニット6の間に、ゴミなどの不純物が
混入することを防ぐためにフィルター3Aとして、ジー
エルサイエンス(株)製FT4−10型を使用した。フ
ィルタの細孔平均径は約10μmである。
【0020】系内の圧力は、圧力調整弁V1により任意
の圧力に設定される。圧力調整弁V1はテスコム製の2
6−1722−24を使用した。このバルブは±0.1
MPaで系内の圧力を制御でき、最大使用圧力は41.
5MPa(415bar)である。系内の圧力は、ブル
ドン式の圧力計5(ジーエルサイエンス(株)製LCG
−350;最大使用圧力34.3Mpa)で測定した。
この圧力計5には、上限接点出力端子が付いており、指
定圧力で昇圧用ポンプ4Aの電源を切るように設定し
た。また、この圧力計5の検定に司測研(株)製エコノ
ミー圧力計PE−33−A(歪ゲージ式、精度±0.3
%)を使用した。
【0021】昇圧部の圧力を制御するために、昇圧部と
遺伝子増幅部の間にストップバルブV4を設置した。ス
トップバルブV4には、ジーエルサイエンス(株)製の
2ウェイ バルブ02−0120(最大使用圧力98.
0MPa)を用いた。また、昇圧部には、安全性を確保
するために、安全弁8を設置した。安全弁8は、ヌプロ
製のスプリング式のもので、系内の圧力が34.3MP
aで作動するように調整・検定してある。なお、昇圧部
のボンベ1からフィルター3Aまでの区間以外の配管に
は、1/16インチのステンレス管(材質SUS31
6、外径1.588mm、内径0.8mm)を用い、他
の部分はすべて1/8インチのステンレス管(材質SU
S316、外径3.175mm、内径2.17mm)を
用いた。
【0022】昇圧部から供給される液体二酸化炭素と溶
離液は、予熱カラム10へ送られる。予熱カラム10
は、溶媒(二酸化炭素等)を平衡温度まで加熱し超臨界
流体にするためのものであり、1/8インチステンレス
管(材質SUS316,外径3.175mm,内径2.
17mm,長さは約4m)を直径55mm、長さ140
mmのスパイラル状に変形して、恒温槽内に設置した。
予熱カラム10により超臨界流体とした二酸化炭素は反
応溶液と共に、流体の逆流を防止する逆止弁9(ヌプロ
製SS−CHS4−10:最大使用圧力41.2MP
a)を通過し、遺伝子増幅部の耐圧性遺伝子増幅セル1
2に導入される。
【0023】遺伝子増幅部は、チャンバー11、耐圧性
遺伝子増幅セル12からなり、チャンバーには独立に温
度制御されたオイルバス17A、17Bが接続してお
り、それぞれ目的とする温度に調節されて循環してい
る。載置プレート13は、温度制御手段として独立した
温度制御装置から流体が循環ポンプ14により供給され
ていると共に温度センサー15が埋設されている。循環
ポンプ14並びに温度センサー15は時間温度切り替え
制御装置16に接続されている。循環ポンプ14によっ
て供給される流体によってチャンバー11が加熱される
と共に温度センサー15で温度が検出されるものであ
る。チャンバー11とオイルバス17A、17Bの間に
は電磁弁E1、E2が接続している。時間温度切り替え
装置16において目的サイクル時間を設定し、設定時間
に合わせて電磁弁制御信号を送ることにより電磁弁E1
〜E4と循環ポンプ14を制御し、チャンバー11内の
温度切り替えを行う。
【0024】上記構成により、耐圧性遺伝子増幅用セル
12に予め試料を収容し、複数装着して準備する。次い
でカバーを開放して複数の耐圧性遺伝子増幅セル12を
装着し載置プレート13上に載せる。
【0025】温度制御部は、チャンバー11内のオイル
循環を切り替える制御時間の設定を温度切り替え制御部
から送られる制御信号により切り替え、チャンバー11
内に組み込まれた白金測温抵抗体(チノー製SUS31
6 K Class2:常用限度850℃)が接続され
た小型デジタル指示調節計(チノー製GK100:測定
レンジ0〜999℃)を用いてチャンバー11内温度監
視を行いながら、温度サイクルをかけることで耐圧性遺
伝子増幅セル12内で遺伝子増幅反応を行う。
【0026】
【実施例】以下に本発明の実施例に揚げて更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。
【0027】実施例1増幅反応部にある耐圧性遺伝子増
幅セル12内に増幅を目的とする遺伝子断片ブルース
クリプトSK+(270塩基対)を50ng、プライマ
ーM13(lacZ)5’−GCCAGGGTTTTC
CCAGTCACGA−3’,ReversemM13
(lacZ)Primer5’−GAGCGGATAA
CAATTTCACAGG−3’を各30pmol、d
NTPmixを0.2mM、界面活性剤であるイソオク
チルソディウムサルファサクシネートで被覆した耐熱性
の核酸合成酵素タックポリメラーゼを2.5μl分取
し、耐圧性遺伝子増幅セル12に仕込んだ。
【0028】ストップバルブV5、V6を開けてセル内
に二酸化炭素を導入し、セル内圧力を8MPaとした。
このとき、上限圧力は、ストップバルブV4で調整し
た。また、二酸化炭素の温度制御器を35℃に、ストッ
プバルブV4を80℃に温度調整した。
【0029】系内の温度を制御するために、独立したそ
れぞれのオイルバス17A、17Bは例えば、94℃、
64℃に常時保たれている。
【0030】したがって、94℃から64℃にする際に
は、電磁弁制御信号を電磁弁E1〜E4に送り、64℃
の温度制御装置中の流体を循環ポンプ14によりチャン
バー11内に循環させる。また、同様に64℃から94
℃に加熱する際には94℃の温度制御装置中の流体をチ
ャンバー11内に循環させる。いずれも電磁弁E1〜E
4の開閉によって電子信号によって循環させ、循環時間
温度切り替え装置16において設定するものとする。
【0031】94℃と64℃のサイクルを25回以上繰
り返した後、増幅を目的とする遺伝子断片ブルースク
リプトSK+を含む化合物を回収した。
【0032】本装置と比較するために、市販されている
一般的な遺伝子増幅装置(パーキンエルマー社製:ジー
ンAmpPCRシステム2400)を用いて同条件で遺
伝子増幅反応を行った。
【0033】超臨界二酸化炭素中で増幅させた遺伝子を
用いて、アガロースゲル電気泳動をした。得られたアガ
ロースゲル電気泳動図を図2に示した。図2より、一般
的な遺伝子増幅装置である常圧で増幅させた遺伝子断片
ブルースクリプトSK+(A)と同等のラインに、図
1に示している本発明装置を用いて常圧で増幅させた遺
伝子断片ブルースクリプトSK+(B)本装置での高
圧状態の超臨界二酸化炭素中で増幅させた遺伝子断片
ブルースクリプトSK+(C)のバンドを確認できたこ
とから、本発明による装置で遺伝子断片が増幅できたこ
とが示された。
【0034】
【発明の効果】本研究によれば、二酸化炭素などの超臨
界流体、亜臨界流体、高圧ガス、液体ならびにそれらと
他の溶媒、ガスなどの化学種の混合流体を反応媒体とし
て使用可能な遺伝子増幅反応であり、独立した温度制御
器で一定に保たれている流体を遺伝子増幅部に循環させ
ることで、温度サイクルをかけて遺伝子を増幅させるこ
とができる。また、安定した温度制御が可能になり、従
来法より大容量の遺伝子増幅に使用可能で、かつ、遺伝
子増幅を使用圧力、温度及び組成の操作により制御する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】2個の温度制御装置を備えたい熱サイクルを利
用した遺伝子増幅装置
【図2】アガロースゲル電気泳動図(A)通常増幅、
(B)本装置での増幅
【図3】上記装置において温度制御サイクルを示すグラ
【符号の説明】
1 ボンベ 2 乾燥管 3 フィルター 4A 昇圧用ポンプ 4B 送液ポンプ 5 圧力計 6 冷却ユニット(冷却器) 7 試料瓶 8 安全弁 9 逆止弁 10 予熱カラム 11 チャンバー 12 耐圧性遺伝子増幅セル 13 載置プレート 14 循環ポンプ 15 温度センサー 16 時間温度制御切り替え装置 17A高温オイルバス 17B低温オイルバス 18 冷却水 V1 圧力調整弁 V2〜V6 ストップバルブ E1〜E4 電磁弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】DNA等の核酸配列の増幅を超臨界流体中
    でおこなう遺伝子増幅装置であって、二酸化炭素中でD
    NAを増幅する耐圧反応容器を内部に載置し、その周囲
    を温度制御する熱媒体を循環させることで耐圧反応容器
    全体を温度制御する。遺伝子増殖用酵素反応を行う温度
    域とDNAの対を解離する温度域に耐圧反応容器全体を
    温度制御できる装置であり、耐圧反応容器の外部に設け
    られた熱媒体溜めを複数設置しており、それらからの温
    度の異なる熱媒体を交互に切り替えて耐圧反応容器部に
    循環させることを特徴とする遺伝子増幅反応装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の熱媒体として、シリコンオ
    イル、ヒーターブルオイル等の潤滑オイルまたは水等を
    用いて温度制御する装置であることを特徴とする請求項
    1記載の超臨界流体使用可能な遺伝子増幅装置。
JP2001341271A 2001-10-01 2001-10-01 熱サイクルを併用する超臨界二酸化炭素利用型の遺伝子増幅装置 Pending JP2003299484A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019505228A (ja) * 2016-06-10 2019-02-28 スター・アレイ・ピーティーイー・リミテッド 試料分析及び処理のための急速熱サイクル

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CN109562385A (zh) * 2016-06-10 2019-04-02 星阵私人有限公司 用于样品分析与处理的快速热循环
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