JP2003299370A - 摩擦駆動およびたわみヒンジを用いた低コストで高速移動するコンパクトなナノメートル精密移動ステージのための方法および装置 - Google Patents

摩擦駆動およびたわみヒンジを用いた低コストで高速移動するコンパクトなナノメートル精密移動ステージのための方法および装置

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JP2003299370A JP2003007431A JP2003007431A JP2003299370A JP 2003299370 A JP2003299370 A JP 2003299370A JP 2003007431 A JP2003007431 A JP 2003007431A JP 2003007431 A JP2003007431 A JP 2003007431A JP 2003299370 A JP2003299370 A JP 2003299370A
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Tetsuo Ohara
オハラ テツオ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価かつコンパクトで、ナノメートル範囲の
移動の分解能を有しながら高速で動作することができる
精密移動システムを提供する。 【解決手段】 本発明は、摩擦接触によるスラストを伝
達するための接触領域を有する回転移動する駆動軸と、
スラストを受け、そしてスラストに応じて移動を与える
ための接触領域で駆動軸と摩擦接触する従動子と、駆動
軸を従動子に一定の力で接続し、同時にスラストの方向
において接触領域の移動を制限するためのたわみヒンジ
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に精密移動シ
ステムに関する。より詳細には、本発明は、低コストで
高速移動するコンパクトなナノメートル精密移動ステー
ジを提供する方法および装置に関する。このナノメート
ル精密移動ステージは、たわみヒンジと共に摩擦駆動を
使用し、ナノメートル範囲の分解能を有する。
【0002】
【従来の技術】図面を参照する場合、図面を通して同じ
参照符号は同じ構成要素を示す。図1は、従来技術によ
る摩擦駆動システムを示す。モータ30は、回転方向1
4に駆動軸10を回転させるために用いられる。従動子
20は摩擦表面22を有し、その一部は軸10の接触領
域11と接している。バックアップローラ40は、摩擦
表面22を軸10の方に付勢して、前負荷力46を従動
子20に付与する。駆動軸10は、例えばベアリング
(図示せず)により、従動子20に対して固定位置に拘
束される。従って、駆動軸10は伝達部材として機能す
る。この伝達部材は、摩擦表面22に対抗する駆動軸1
0の回転により、摩擦力すなわちスラスト26を生成す
る。スラスト26は従動子20の摩擦表面22上で作用
し、従動子20に移動を起こす。スラスト26は前負荷
力46に比例し、従動子20の移動は軸10の角変位に
比例する。リニアガイド70は従動子20の移動を制御
し、従動子20のリニアな変位を維持する。リニアガイ
ド70は、例えば、ハイドロリックベアリングであって
もよいし、あるいはエアベアリングであってもよい。
【0003】上記の従来技術の摩擦駆動システムは、精
密位置合わせデバイスで用いる場合に問題がある。リニ
アガイド70およびバックアップローラ40は、摩擦駆
動システムにとって嵩張り、かつ重量増につながる。精
密位置合わせデバイスに関する多くの適用(例えば、光
学部品の製造)では、スペースが非常に高価である。な
ぜなら、これらの適用は、クリーンルーム環境で実施す
る必要があるからである。さらに、精密位置合わせデバ
イスのサイズが大きくなると、構成要素の部品および完
成したアセンブリを精密位置合わせデバイスから、また
は精密位置合わせデバイスまで輸送する距離に好ましく
ない影響を与え、これは製造に適用した場合、コストお
よび複雑性が増すことになる。また、この精密位置合わ
せデバイスは、異なる軸上での調整のために第2の位置
合わせデバイス上に取り付けられ得るが、この場合重量
が増すため、この第2の位置合わせシステムに要求され
るスラストに好ましくない影響を与える。さらに、リニ
アガイド70およびバックアップローラ40は、このシ
ステムのコストアップにつながり、また部品数が増える
ので、システムの信頼性が低下し得る。
【0004】さらに、いくつかのリニアガイドは、その
移動距離にわたって理想的な直線に対してある量の移動
誤差を引き起こす。従って、バックアップローラは、固
定軸に対する従動子の調整が駆動軸100の接触領域に
維持されない場合に接触力を提供しないか、調整を維持
するために従動子20に応力を生じさせるかのいずれか
である。この両方の状況において、従動子20のスムー
ズな移動が妨げられ、その結果、位置分解能が低下する
ことになる。さらに、空間の接触領域101の任意の移
動は、リニア移動の再現性の誤差に変換する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】10ナノメートル未満
の範囲の分解能を有する精密移動システムが、多くの製
造に関する用途(光学伝達機器および光学処理機器の構
築および調整を含む)に必要とされている。典型的に
は、精密移動は、DCまたはACサーボモータ、高精度
フィードバックエンコーダ、および高精度リニアベアリ
ングまたはガイドの組み合わせで提供される。しかし、
これらのサブシステムを組み込んだ6軸移動制御ステー
ジは、非常に高価になり得る。さらに、これらのサブシ
ステムは複雑であり、部品の数が多いゆえに、信頼性の
問題を生じ得る。これらのシステムに関するさらに別の
問題は、これらのシステムは通常、減速デバイス(例え
ば、多くの精密移動の用途について十分なトルクを発生
するためのギアセットまたは親ねじ)を必要とすること
である。このような減速デバイスは、噛み合わせにおけ
る遊びまたは緩みを設けるが、これは移動システムのバ
ックラッシュおよびデッドスポットの原因となり、さら
に、ステージ移動の精度を悪化させる横方向の力の原因
となり得る。
【0006】これらの複雑な精密システムの一つの代替
例は、摩擦駆動を用いた移動システムである。典型的に
は、摩擦駆動は、パワーソース(例えば、モータ)によ
り回転される駆動軸、およびリニアな方向に移動するス
テージを含む。この摩擦駆動は、軸の回転により付与さ
れた摩擦力(スラスト)によるものである。エアベアリ
ングまたはハイドロリックベアリングのような分離型の
高精度ガイドは、典型的にはステージのリニア移動を維
持する。従って、摩擦駆動モータおよび移動ガイドは、
ステージのリニア移動の範囲よりも長いバーまたはロッ
ドを介して接続される。このために、システムの剛性が
低下し、その結果ステージ移動の分解能が低下する。さ
らに、このガイドのため、コストおよび精密移動システ
ムの複雑性が増すことになる。
【0007】精密移動システムについて摩擦駆動を用い
ることに関するさらに別の問題は、一貫した前負荷力を
与えておく必要があることである。通常、摩擦モータは
固定されており、前負荷力はバックアップローラを介し
てリニア移動ステージに付与されている。しかし、バッ
クアップローラは、精密移動システムに重量増加、コス
トアップ、サイズ増加、および複雑性の増加をもたら
す。さらに、精密移動システムの速度は、摩擦駆動に一
貫した前負荷力を維持するように制限され得る。
【0008】従って、本発明は、安価かつコンパクト
で、ナノメートル範囲の移動の分解能を有しながら高速
で動作することができる精密移動システムを提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の摩擦駆動装置
は、摩擦接触によるスラストを伝達するための上記接触
領域を有する回転移動する駆動軸と、上記スラストを受
け、そして上記スラストに応じて移動を与えるための上
記接触領域で上記駆動軸と摩擦接触する従動子と、上記
駆動軸を上記従動子に一定の力で接続し、同時に上記ス
ラストの方向において上記接触領域の移動を制限するた
めのたわみヒンジとを備え、これにより上記目的が達成
される。
【0010】上記駆動軸に回転インパルスを与えるため
のロータリー超音波モータをさらに備える。
【0011】上記接触領域で上記駆動軸に均一な前負荷
力を与えるための手段をさらに備える。
【0012】上記接触領域で駆動軸に均一な前負荷力を
与えるための手段は、上記たわみヒンジに接続されたバ
ネである。
【0013】本発明の精密移動ステージは、接触領域で
摩擦接触によってリニア移動ステージに回転力を伝達す
るための駆動軸と、上記リニア移動ステージと一体化し
たクロスローラ通路を有し、上記駆動軸との摩擦接触に
応じて上記リニア移動ステージにリニア移動を与えるた
めの上記接触領域で上記駆動軸と摩擦接触する表面を有
するリニアベアリングと、上記駆動軸を上記クロスロー
ラ通路に一定の力で接続し、同時に上記リニア移動の方
向において上記接触領域の移動を制限するためのたわみ
ヒンジとを備え、これにより上記目的が達成される。
【0014】ロータリー超音波モータをさらに備え、上
記回転力が上記ロータリー超音波モータにより上記駆動
軸に与えられる。
【0015】上記ロータリー超音波モータを支持する支
持構造をさらに備え、上記たわみヒンジは上記支持構造
に形成される。
【0016】モータ軸をさらに備え、上記駆動軸は上記
モータ軸に直接接続される。
【0017】モータ軸をさらに備え、上記駆動軸は上記
モータ軸と一体化される。
【0018】上記リニア移動ステージの上記リニア移動
は、開ループモードで制御される。
【0019】上記接触領域で均一な前負荷力を上記駆動
軸に付与するための手段をさらに備える。
【0020】上記接触領域で均一な前負荷力を駆動軸に
付与するための手段は、上記たわみヒンジに接続された
バネである。
【0021】固定枠をさらに備え、上記たわみヒンジは
少なくとも1つのボルトで上記固定枠に締め付けられて
おり、上記接触領域で均一な前負荷力を駆動軸に付与す
るための手段は、上記少なくとも1つのボルトと上記支
持構造との間に配置されたバネワッシャである。
【0022】支持構造に配置されたロータリーベアリン
グをさらに備え、上記ロータリーベアリングは上記駆動
軸を支持し、上記たわみヒンジは上記支持構造に形成さ
れたスロットを含む。
【0023】上記前負荷力は上記スロットに垂直に付与
される。
【0024】上記前負荷力は上記スロットに平行に付与
される。
【0025】上記たわみヒンジにより上部および下部に
て接続された等しい長さのパラレルリンクをさらに備
え、上記前負荷力は、上記接触領域が上記駆動軸と摩擦
接触する表面に平行なままであるように上記パラレルリ
ンクに付与される。
【0026】本発明の摩擦駆動装置は、摩擦接触によっ
てスラストを伝達するための上記接触領域を有する第1
の回転軸の周りで回転移動する駆動軸と、上記スラスト
を受け、そして上記スラストに応じて第2の回転軸の周
りに回転移動を与えるための上記接触領域で上記駆動軸
と摩擦接触する表面を有する従動子と、上記駆動軸を上
記従動子に一定の力で接続し、同時に上記トラストの方
向において上記接触領域の移動を制限するためのたわみ
ヒンジとを備え、これにより上記目的が達成される。
【0027】上記従動子と上記駆動軸との直径比は、角
誤差の低減を提供するように1より大きい。
【0028】上記駆動軸の上記接触領域は、鋭角で上記
第1の回転軸からオフセットされており、上記接触領域
と摩擦接触する上記従動子の表面は、鋭角で上記第2の
回転軸からオフセットされている。
【0029】上記接触領域のオフセット角と上記従動子
の表面のオフセット角とは相補的な角である。
【0030】本発明は、精密移動を与えるための摩擦駆
動を提供する。例示の実施形態では、摩擦駆動は、摩擦
接触する駆動軸と従動子とを含む。駆動軸は、スラスト
を従動子に付与するコンタクトエリアで摩擦接触する。
従動子は、スラストに応じて移動を起こす。駆動軸およ
び従動子は、たわみヒンジで接続される。このたわみヒ
ンジは、駆動軸と従動子との間に一定の力を維持し、同
時にコンタクト領域のスラスト方向の移動を制限する。
【0031】上記の一般的な説明および下記の詳細な説
明はいずれも例示であり、本発明を限定するものではな
い。
【0032】本発明は、図面と共に以下の詳細な説明か
ら最も良く理解される。実施形態を通して、図面の種々
の特徴は、その縮尺に関係しない。それどころか、種々
の特徴の寸法は、明確にするために、任意に拡大または
縮小されている。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明の例示する実施形態では、
図2に示すように、駆動軸100は、モータ30により
回転方向140に回転される。駆動軸100は、従動子
201の摩擦表面220と接触する接触領域101を有
する。従動子201は、リニアベアリング200のクロ
スローラ通路である。従動子201は、リニア移動ステ
ージ(図示せず)または精密移動を与える他のデバイス
と一体化されてもよいし、このようなデバイスに固定ま
たは取り付けられてもよい。駆動軸100は、駆動軸1
00を介して付与された前負荷力103により摩擦表面
220の方に付勢される。前負荷力103により、接触
領域101の駆動軸100と摩擦表面220との間に接
触力が発生する。駆動軸100の回転およびこの接触力
により、摩擦力すなわち従動子201に作用するスラス
ト260が発生する。スラスト260は、従動子221
の移動を起こす。この移動は、リニアベアリング200
により直線状に制約される。
【0034】図2に示すように、駆動軸100は、たわ
みヒンジ301により接触領域101の摩擦表面220
に接続される。たわみヒンジ301は、支持構造300
にスロット306を作ることにより形成された細長薄壁
部を含む。ヒンジ301は、従動子201の移動距離に
わたる理想的な直線に対する移動誤差を補償するに足り
る接触領域101の駆動軸100の移動範囲を提供する
には十分に小さい幅を有する。しかし、スロット306
は、たわみヒンジ301の薄壁部の曲げを可能にし、か
つ座屈を回避するに十分小さい幅を有する。本発明の例
示する実施形態では、移動誤差は10μm未満であり、
スロット306は、回転点が移動することがないように
最小化された幅を有し、ヒンジの剛性を最大化し、そし
て移動範囲がリニアベアリングに付与された力の顕著な
変動なしにリニアベアリングの移動誤差を受け入れるこ
とを可能にする一方で、たわみヒンジ材料の疲労応力を
超える応力を防止する。スロット306は、応力集中を
低減するために丸められた開口部で終結し得る。本発明
の例示する実施形態では、ワイヤ放電加工を用いて0.
1mm未満のスロット幅が形成され得る。ヒンジの厚さ
(すなわち、たわみヒンジ301の残りの薄壁部の厚
さ)は、ヒンジに作用する力(例えば、モータ30の重
量および前負荷力103)に依存するサイズを有し得る
が、理想的には前負荷力が付与された場合の曲げ移動の
範囲を可能にするに十分なサイズである。本発明の例示
する実施形態では、その厚さは、約0.6mm〜1.2
5mmであり得る。支持構造300は、低熱膨張係数、
高疲労応力、および特定のシステムにおける移動誤差に
関して十分に弾性のある範囲を有する種々の材料を含み
得る。本発明の例示する実施形態では、ステンレス鋼が
支持構造300に使用される。
【0035】たわみヒンジ301は、前負荷力103の
方向の駆動軸100の接触領域101の移動を可能にす
る。しかし、駆動軸100の接触領域101の移動は、
たわみヒンジ301によってスラスト260の方向にお
いて制約される。これは、たわみヒンジ301の形状
(細長薄壁部)が、たわみヒンジ301の長さに沿った
軸の周りのモーメント(例えば、前負荷力103の方向
の軸の移動)に対してよりも、たわみヒンジ301の長
さに直交する軸の周りのモーメント(例えば、スラスト
260の方向の軸の移動)に対してずっと大きな耐久性
を提供するからである。
【0036】図2の例示する実施形態では、たわみヒン
ジ301は、支持構造300に形成される。支持構造3
00は、モータ30のマウントである。モータ30およ
び駆動軸100は、支持構造300に配置されたベアリ
ング324により支持される。前負荷力103は、たわ
みヒンジ301に作用する力モーメントが、付与される
力と、たわみヒンジ301の薄壁部と前負荷力103と
の間のオフセット距離との積に等しくなるように、支持
構造300に付与される。力モーメントは、たわみヒン
ジ301を閉じた状態になるように付勢し(すなわち、
スロット幅が減少する)、駆動軸100の接触領域10
1は、従動子201の表面220の方へ付勢される。
【0037】前負荷力103は、接触領域101の移動
範囲にわたって均一な力を提供するように、バネ326
を介して支持構造300に付与されてもよい。この接触
領域101の移動範囲は、理想的な直線からの従動子2
01の移動誤差に従うのに十分であることが理想的であ
る。上記のように、この移動範囲は、表面220および
接触領域101の両方に垂直な方向に制限される。本発
明の例示する実施形態では、バネ326は、例えば支持
構造300を固定するボルトの頭(図示せず)と支持構
造300との間に配置された皿ワッシャであり得る。
【0038】本発明の例示する実施形態では、モータ3
0は、駆動軸100に回転インパルスを与えるロータリ
ー超音波モータである。回転力は、ロータリー超音波モ
ータ以外の手段(例えば、ロータリー空圧アクチュエー
タ、ロータリー液圧アクチュエータなど)によって提供
されてもよい。しかし、ロータリー超音波モータは、信
頼性の高い角変位を提供する。特に、Shinsei
Corp(東京、日本)のロータリー超音波モータ(型
番USR30)は、同じくShinsei Corpの
ドライバ(型番D6030)により駆動される場合、信
頼性が高い。この信頼性の高い角変位により、例示する
精密移動ステージの従動子201の位置分解能が向上す
る。
【0039】駆動軸100の直径は、位置分解能を維持
するように最小化される。位置分解能は、ロータリー超
音波モータ30における角度の不確実性のために低下す
る。従って、直径が小さくなるにつれて、角度の不確実
性は従動子201のより小さな位置の不確実性に変換
し、そして位置の分解能が向上する。例示する精密移動
ステージでは、駆動軸100の直径は約5.25mm未
満であり、10nm未満の段階分解能を達成する。さら
に、駆動軸100の直径が小さくなると、スラスト26
0が大きくなり、駆動軸100の直径が大きくなると、
従動子201の移動速度が大きくなる。
【0040】駆動軸100は、所望のスラストを達成す
るために必要なねじれ荷重および前荷重に対して十分に
強度のある材料を含む。この材料はまた、モータ30の
ねじり負荷および前負荷103のもとでの変形を防止す
るに十分な剛性を有することが望ましい。例示する精密
移動ステージでは、駆動軸100は、熱処理したステン
レス鋼を含む。
【0041】リニアベアリング200は、移動部材を本
質的にリニア移動に制約するように構成される任意のベ
アリングであり得る。例示する精密移動ステージでは、
リニアベアリングは、IKO Nippon Thom
pson Co.,Ltd.(東京、日本)製のCRW
シリーズベアリングである。
【0042】図3および図4は、上記の本発明の実施形
態によるたわみヒンジと結合した摩擦駆動を用いる精密
移動ステージのテスト結果を示す。図3において、リニ
アオフセットすなわち位置が、精密移動ステージについ
て経時的にプロットされる。これは、位置曲線98とし
て示される。精密移動ステージの位置は、レーザ干渉計
(Hewlett−Packard(Palo Alt
a、カナダ)のモデルHP5517B、HP1070
F)を用いて測定される。位置98Aに示されるよう
に、精密運動ステージは25nm毎に移動する。位置9
8Bにおいて、精密移動ステージの移動方向が変化す
る。テスト時に、トグルスイッチは、駆動軸に回転を与
える超音波モータを駆動するために付与される正弦電圧
の位相を変更することにより移動方向を手作業で変更す
るために用いられた。この位置曲線は、位置98Aでい
かなる障害も受けることなく、移動コマンドに応答す
る。これは、精密移動ステージが、バックラッシュ、デ
ッドスポット、バネの戻りなどを受けないことを示して
いる。バックラッシュまたはデッドスポットは、反対方
向にステップする前に曲線の遅延として位置曲線98上
に現れる。ねじれバネの戻りは、移動方向が切り換わる
と加速された移動として位置曲線98上に現れる。
【0043】図4において、リニアオフセットすなわち
位置が、最小段階曲線99として最小段階テストについ
て経時的にプロットされる。段階移動コマンドは、90
0msec.の間隔でモータドライバに送信される。レ
ーザ干渉計からの5〜15nmのオーダーのバックグラ
ウンドノイズが、最小段階曲線99上に現れる。しか
し、このシステムは、最小段階曲線99上の位置99A
で示される段階位置と位置99Bで示される位置との間
の位置において、10nmの段階で示される場合、10
nmより良好に安定的に分解することができる。
【0044】上記のテストで用いられる精密移動ステー
ジは、デッドスポットまたはバックラッシュなしに10
nmより良好な分解能を与える。従って、本発明は、精
密移動ステージに開ループモードで制御されるリニア移
動を与えることが可能である。開ループリニア移動ステ
ージは、一般に、コストおよびリニア移動ステージの光
学フィードバック制御システムに関する複雑性を低減す
る。
【0045】ここで、図5を参照し、たわみヒンジを用
いる摩擦駆動システムが、本発明の代替の実施形態に従
って示される。図5の摩擦駆動システムは、図2の摩擦
駆動システムと同様であり、リニアベアリング200A
の一部である従動子201Aと摩擦接触する駆動軸10
0Aを含んでいる。駆動軸100Aは、支持構造300
Aに形成されるたわみヒンジ301Aにより、ベアリン
グ200Aの摩擦表面220Aに接続される。しかし、
図2の摩擦駆動とは異なり、支持構造300Aは、従動
子201Aにほぼ平行に伸びる。
【0046】前負荷力103Aは、モーメントがたわみ
ヒンジ301Aに生成するように支持構造300Aに付
与される。支持構造300Aは従動子201Aにほぼ平
行であるので、支持構造300Aの長さはモーメントの
アームを与える。このモーメントのアームは、図2の摩
擦駆動で生成されるモーメントのアームよりも長い。従
って、図5の摩擦駆動により、駆動軸100Aと従動子
201Aとの間の接触力の制御を向上させることができ
る。
【0047】本発明の代替の実施形態では、図6に示す
ように、たわみヒンジ301Bを用いた摩擦駆動システ
ムは、第1の軸177の周りの回転移動を第1の軸17
7に垂直な第2の軸277の周りの回転移動に変換す
る。モータ30(例えば、図2に示されかつ本明細書中
に記載されるロータリー超音波モータ)は、支持構造3
00Bに搭載される。モータ30は、支持構造300B
に配置されたロータリーベアリング324Bにより、そ
の軸において支持される。駆動軸100Bは、回転方向
14Bで、モータ30により回転される。駆動軸100
Bは、モータ30の軸に取り付けられてもよいが、理想
的にはモータ30の軸と一体化され得る。
【0048】駆動軸100Bは、接触領域101Bを含
む。この接触領域101Bは、従動子201Bの摩擦表
面220Bと摩擦接触している。接触領域101Bは、
内側に先細形状になっており、これにより、第1の軸1
77と鋭角178を形成する。この角度は、すべりそし
てそのための摩耗を避けるために、同じ速度に駆動軸1
00Bおよび従動子201Bを維持するような大きさに
される。駆動軸100Bは、駆動軸100Bを介して付
与される前負荷力103Bによって、摩擦表面220B
の方に付勢される。前負荷力103Bは、接触領域10
1Bの駆動軸100Bと摩擦表面220Bとの間に接触
力を発生させる。この接触力は、角178の正接に前負
荷力103Bを乗じたものに比例する。駆動軸100B
の回転およびこの接触力により、従動子201Bに作用
する摩擦力すなわちスラスト(図示せず)が発生し、第
2の軸277の周りの回転方向261で、従動子201
Bを回転させる。
【0049】図6に示されるように、駆動軸100B
は、たわみヒンジ301Bにより接触領域101Bにお
いて摩擦表面220Bと接続する。たわみヒンジ301
Bは、支持構造300Bにスロット306Bを作ること
により形成される細長薄壁部を含む。スロット306B
は、従動子201Bの理想的に均一な回転の移動誤差か
らの外れたものを補償するに足りる接触領域101Bに
おける軸100Bの回転範囲を与えるに十分大きい幅を
有する。しかし、スロット306Bは、たわみヒンジ3
01Bの薄壁部の曲げを可能にし、かつ座屈を回避する
に十分小さい幅を有する。本発明の例示する実施形態で
は、スロット306Bは、ヒンジの回転点が移動するこ
とがないような大きさにされた幅を有し、ヒンジの材料
の疲労応力を超えるヒンジの応力を回避し、外部のノイ
ズを制御するためにヒンジの剛性を最大化し、同時に駆
動軸100Bと従動子201Bとの間の接触領域に付与
された力の顕著な変動なしに従動子201Bの移動誤差
を補償するに十分な移動範囲を提供する。スロット30
6Bは、応力集中を低減するために丸められた開口部で
終結し得る。たわみヒンジ301Bの残りの薄壁部の厚
さは、たわみヒンジ301Bに作用する力(例えば、モ
ータ30の重量および前負荷力103B)に依存して変
動し得るが、理想的には前負荷力103Bが付与された
場合の曲げ移動の範囲を可能にするに十分な厚さであ
る。
【0050】たわみヒンジ301Bにより、前負荷力1
03Bの方向に、駆動軸100Bの接触領域101Bに
おける移動が可能になる。この移動により、駆動軸10
0Bと従動子201Bとの間の接触力が変化する。しか
し、駆動軸100Bの接触領域101Bの移動は、たわ
みヒンジ301によって駆動軸100Bから及ぼされた
スラストの方向において制約される。これは、たわみヒ
ンジ301Bの形状(細長薄壁部)が、たわみヒンジ3
01Bの長さに沿った軸の周りのモーメント(例えば、
前負荷力103Bの方向の軸の移動)に対してよりも、
たわみヒンジ301Bの長さに直交する軸の周りのモー
メント(例えば、スラストの方向の軸の移動)に対して
ずっと大きな耐久性を提供するからである。
【0051】従動子201Bの摩擦表面220Bは、一
般に切頭円錐部の形状を有する。例示する実施形態で
は、この円錐部は、角178と相補的な先細り形状の角
を有する。従動子軸240は従動子201Bに結合し、
それにより従動子201Bが回転して、従動子軸240
を回転方向261に回転させる。従動子軸240は、従
動子201Bに固定されていてもよいし、従動子201
Bと一体化されていてもよい。従動子201Bおよび従
動子軸240は、スラストベアリング330を用いて取
り付けられる。従動子軸240は、例えば、ゴニオメー
ターステージ(図示せず)の精密角移動を与えるように
用いられ得る。ゴニオメーターステージは、従動子軸2
40と一体化されていてもよいし、従動子軸240と摩
擦接触していてもよい。
【0052】駆動軸100Bおよび従動子201Bは、
従動子と軸との直径比が1より大きくなるような大きさ
にされる。従動子201Bの直径が駆動軸100Bの直
径に対して大きくなると、従動子軸240の角誤差は低
減される。例示する実施形態では、従動子201Bと駆
動軸100Bとの直径比は、約4である。この直径比そ
してこれによる角誤差の低減は、光学調整要素に使用す
るゴニオメーターステージなどの用途に有用である。
【0053】本発明の別の代替の実施形態では、図7に
摩擦駆動システムが示され、このシステムでは、駆動軸
100Cは、4つのたわみヒンジ301Cを含むパラレ
ルリンク350により従動子201Cに接続される。モ
ータ30は、ロータリーベアリング324によって支持
構造300Cの搭載部307に搭載される。搭載部30
7は、2つのパラレルリンク350により支持される。
搭載部307は、たわみヒンジ301Cによりそれぞれ
のパラレルリンクに接続される。パラレルリンク350
は、たわみヒンジ301Cにより支持構造300Cのベ
ース部308にそれぞれ接続される。
【0054】図7に示すように、モータ30により回転
される駆動軸100Cは、リニアベアリング200Cの
クロスローラ通路であり得る従動子201Cと摩擦接触
している。前負荷力103Cは、駆動軸100Cを従動
子201Cの方に付勢するように支持構造300Cに付
与される。前負荷力103Cは、搭載部307および駆
動軸100Cを動かすためにたわみヒンジ301Cを開
閉することにより、従動子201Cの移動中の移動誤差
による駆動軸100と従動子201Cとの間の均一な接
触力を維持する。パラレルリンク350は基本的に長さ
が等しいので、それらは搭載部307および駆動軸10
0Cが動いても平行を維持する。従って、駆動軸100
Cと従動子201Cとの間の接触角は、均一性を維持す
る。
【0055】特定の実施形態を参照して例示および記載
してきたが、本発明は示した説明に限定されることは意
図されない。種々の変更が、本発明から逸脱することな
く、特許請求の範囲およびその等価な範囲において実施
することができる。回転移動し、かつ接触領域にて従動
子と摩擦接触する駆動軸を含む摩擦駆動が提供される。
駆動軸は、接触領域にてスラストを伝達する。従動子は
スラストを受け、そしてそのスラストに応じて移動を与
える。たわみヒンジは、駆動軸を従動子に一定の力で接
続し、同時にスラストの方向において接触領域の移動を
制限する。
【0056】
【発明の効果】従って、本発明は、安価かつコンパクト
で、ナノメートル範囲の移動の分解能を有しながら高速
で動作することができる精密移動システムを提供するこ
とを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、従来技術の摩擦駆動システムの図であ
【図2】図2は、本発明の例示する実施形態による摩擦
駆動システムの図である。
【図3】図3は、開ループ段階移動分解能テストについ
て、図2の摩擦駆動システムのテスト結果を示す図であ
る。
【図4】図4は、最小段階移動テストについて、図2の
摩擦駆動システムのテスト結果を示す図である。
【図5】図5は、本発明の別の例示する実施形態による
摩擦駆動システムの図である。
【図6】図6は、本発明の別の例示する実施形態による
摩擦駆動システムの図である。
【図7】図7は、本発明の別の例示する実施形態による
摩擦駆動システムの図である。
【符号の説明】
30 モータ 100 駆動軸 101 接触領域 200 リニアベアリング 201 従動子 300 支持構造 301 たわみヒンジ
フロントページの続き Fターム(参考) 2H052 AD05 AD18 5H680 AA00 AA04 AA08 BB01 BB07 BB13 BC10 DD01 DD59 DD67 DD72 DD74 DD83 DD93 EE03 EE04 EE10

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 摩擦接触によるスラストを伝達するため
    の該接触領域を有する回転移動する駆動軸と、 該スラストを受け、そして該スラストに応じて移動を与
    えるための該接触領域で該駆動軸と摩擦接触する従動子
    と、 該駆動軸を該従動子に一定の力で接続し、同時に該スラ
    ストの方向において該接触領域の移動を制限するための
    たわみヒンジとを備える、摩擦駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動軸に回転インパルスを与えるた
    めのロータリー超音波モータをさらに備える、請求項1
    に記載の摩擦駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記接触領域で前記駆動軸に均一な前負
    荷力を与えるための手段をさらに備える、請求項1に記
    載の摩擦駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記接触領域で駆動軸に均一な前負荷力
    を与えるための手段は、前記たわみヒンジに接続された
    バネである、請求項3に記載の摩擦駆動装置。
  5. 【請求項5】 接触領域で摩擦接触によってリニア移動
    ステージに回転力を伝達するための駆動軸と、 該リニア移動ステージと一体化したクロスローラ通路を
    有し、該駆動軸との摩擦接触に応じて該リニア移動ステ
    ージにリニア移動を与えるための該接触領域で該駆動軸
    と摩擦接触する表面を有するリニアベアリングと、 該駆動軸を該クロスローラ通路に一定の力で接続し、同
    時に該リニア移動の方向において該接触領域の移動を制
    限するためのたわみヒンジとを備える、精密移動ステー
    ジ。
  6. 【請求項6】 ロータリー超音波モータをさらに備え、
    前記回転力が該ロータリー超音波モータにより前記駆動
    軸に与えられる、請求項5に記載の精密移動ステージ。
  7. 【請求項7】 前記ロータリー超音波モータを支持する
    支持構造をさらに備え、前記たわみヒンジは該支持構造
    に形成される、請求項6に記載の精密移動ステージ。
  8. 【請求項8】 モータ軸をさらに備え、前記駆動軸は該
    モータ軸に直接接続される、請求項7に記載の精密移動
    ステージ。
  9. 【請求項9】 モータ軸をさらに備え、前記駆動軸は該
    モータ軸と一体化される、請求項7に記載の精密移動ス
    テージ。
  10. 【請求項10】 前記リニア移動ステージの前記リニア
    移動は、開ループモードで制御される、請求項5に記載
    の精密移動ステージ。
  11. 【請求項11】 前記接触領域で均一な前負荷力を前記
    駆動軸に付与するための手段をさらに備える、請求項7
    に記載の精密移動ステージ。
  12. 【請求項12】 前記接触領域で均一な前負荷力を駆動
    軸に付与するための手段は、前記たわみヒンジに接続さ
    れたバネである、請求項11に記載の精密移動ステー
    ジ。
  13. 【請求項13】 固定枠をさらに備え、前記たわみヒン
    ジは少なくとも1つのボルトで該固定枠に締め付けられ
    ており、前記接触領域で均一な前負荷力を駆動軸に付与
    するための手段は、該少なくとも1つのボルトと前記支
    持構造との間に配置されたバネワッシャである、請求項
    11に記載の精密移動ステージ。
  14. 【請求項14】 支持構造に配置されたロータリーベア
    リングをさらに備え、該ロータリーベアリングは前記駆
    動軸を支持し、前記たわみヒンジは該支持構造に形成さ
    れたスロットを含む、請求項5に記載の精密移動ステー
    ジ。
  15. 【請求項15】 前記前負荷力は前記スロットに垂直に
    付与される、請求項14に記載の精密移動ステージ。
  16. 【請求項16】 前記前負荷力は前記スロットに平行に
    付与される、請求項14に記載の精密移動ステージ。
  17. 【請求項17】 前記たわみヒンジにより上部および下
    部にて接続された等しい長さのパラレルリンクをさらに
    備え、前記前負荷力は、前記接触領域が前記駆動軸と摩
    擦接触する表面に平行なままであるように該パラレルリ
    ンクに付与される、請求項5に記載の精密移動ステー
    ジ。
  18. 【請求項18】 摩擦接触によってスラストを伝達する
    ための該接触領域を有する第1の回転軸の周りで回転移
    動する駆動軸と、 該スラストを受け、そして該スラストに応じて第2の回
    転軸の周りに回転移動を与えるための該接触領域で該駆
    動軸と摩擦接触する表面を有する従動子と、 該駆動軸を該従動子に一定の力で接続し、同時に該トラ
    ストの方向において該接触領域の移動を制限するための
    たわみヒンジとを備える、摩擦駆動装置。
  19. 【請求項19】 前記従動子と前記駆動軸との直径比
    は、角誤差の低減を提供するように1より大きい、請求
    項18に記載の摩擦駆動装置。
  20. 【請求項20】 前記駆動軸の前記接触領域は、鋭角で
    前記第1の回転軸からオフセットされており、該接触領
    域と摩擦接触する前記従動子の表面は、鋭角で前記第2
    の回転軸からオフセットされている、請求項18に記載
    の摩擦駆動装置。
  21. 【請求項21】 前記接触領域のオフセット角と前記従
    動子の表面のオフセット角とは相補的な角である、請求
    項20に記載の摩擦駆動装置。
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