JP2003299045A - トランスポートストリーム分離装置及びそれに用いるメモリトラフィック削除処理方法並びにそのプログラム - Google Patents

トランスポートストリーム分離装置及びそれに用いるメモリトラフィック削除処理方法並びにそのプログラム

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JP2003299045A
JP2003299045A JP2002100700A JP2002100700A JP2003299045A JP 2003299045 A JP2003299045 A JP 2003299045A JP 2002100700 A JP2002100700 A JP 2002100700A JP 2002100700 A JP2002100700 A JP 2002100700A JP 2003299045 A JP2003299045 A JP 2003299045A
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Katsuya Misu
勝哉 三栖
Masaya Kanazawa
正哉 金沢
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Renesas Micro Systems Co Ltd
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/43Processing of content or additional data, e.g. demultiplexing additional data from a digital video stream; Elementary client operations, e.g. monitoring of home network or synchronising decoder's clock; Client middleware
    • H04N21/434Disassembling of a multiplex stream, e.g. demultiplexing audio and video streams, extraction of additional data from a video stream; Remultiplexing of multiplex streams; Extraction or processing of SI; Disassembling of packetised elementary stream

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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヌルパケットに対するメモリトラフィックを
削減可能なトランスポートストリーム分離装置を提供す
る。 【解決手段】 受信ブロック12は受信したTSパケッ
トをヌルパケットと判断すると、受信したTSパケット
の先頭4バイトのみを、ヌルパケットであることを示す
ステータス情報を付加して内蔵メモリ16に書込む。内
蔵CPU13はステータス情報を参照し、ヌルパケット
と判断すると、HSDに出力を要する場合、DMA制御
部15にTSパケットの先頭4バイトをHSD出力10
2へ転送する指示と、ヌルパケットであることをも示す
情報を出し、内蔵メモリ16のバッファを解放する。D
MA制御部15は内蔵メモリ16のバッファに配置され
ているTSパケットの先頭4バイト及び引き続きTSパ
ケット・サイズ分残りである184バイト分の“0”を
読込み、HSD出力102へ出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトランスポートスト
リーム分離装置及びそれに用いるメモリトラフィック削
除処理方法並びにそのプログラムに関し、特にディジタ
ルテレビのTSDemux(Transport St
ream Demultiplex:トランスポートス
トリーム分離装置)のヌル(NULL)パケットのメモ
リトラフィック削除処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のTS Demuxにおい
ては、衛星ディジタルテレビ・チップにおけるデータ受
付け、及びデータ内容毎に外部メモリやHSD(Hig
h Speed Data:IEEE1394等)への
出力処理を行っている。このTS Demuxでは、W
orld Wideな市場展開において、異なる地域及
び放送プロバイダで使用されるため、様々なTSパケッ
ト・フォーマットや処理方式に対応する必要が出てきて
おり、ソフトウェア化が主流となっている。
【0003】その際、通常、ビデオやオーディオの圧縮
データのリアルタイム再生を保証するためのビット・レ
ートを保つのに、必要でないデータであるヌルパケット
が用いられており、入力TSパケット全体のうちのヌル
パケットが含まれる比率は、図6に示す通りである。
【0004】図6において、No.1のデータはヌルパ
ケット数が50,117で、総パケット数147,05
8に対する占有率が34.1(%)、No.2のデータ
はヌルパケット数が51,182で、総パケット数14
7,057に対する占有率が34.8(%)、No.3
のデータはヌルパケット数が49,216で、総パケッ
ト数147,057に対する占有率が33.5(%)、
No.4のデータはヌルパケット数が458,690
で、総パケット数1,286,764に対する占有率が
35.6(%)、No.5のデータはヌルパケット数が
196,331で、総パケット数551,469に対す
る占有率が35.6(%)、No.6のデータはヌルパ
ケット数が52,360で、総パケット数147,05
7に対する占有率が35.6(%)となっており、その
平均は34.9(%)である。これによって、衛星ディ
ジタルテレビのTSパケットデータのうち、ヌルパケッ
トは約35%を占めていることがわかる。
【0005】つまり、通常、全てのデータをHSD出力
する場合には、ローカルメモリのリードライト・トラフ
ィックの35%がヌルパケットのデータのために使われ
ていることになる。また、TSパケット・データのバッ
ファ(内蔵メモリ内のTSパケットを貯める領域)に関
しても同様で、35%がヌルパケットのために使われて
いることになる。
【0006】次に、従来のTS Demuxにおける全
体動作について図7〜図9を参照して説明する。図7は
従来のTS Demuxの構成を示すブロック図、図8
は従来の動作処理を示すフローチャート、図9は従来の
TS Demuxの内蔵メモリで管理されるTSパケッ
トのバッファ構造を示す図である。
【0007】TSパケット受信ブロック(TMUX)
(以下、受信ブロックとする)31は内蔵メモリ(Lo
cal Memory)16(図9の400)のバッフ
ァ410にTSパケットを書込み、1TSパケットを書
込んだらTS Demux内蔵CPU(中央処理装置)
(TCPU)(以下、内蔵CPUとする)13に割込み
を出す(図8ステップS11)。
【0008】内蔵CPU13では受信ブロック31から
の割込みを受け、書込まれたTSパケットに対して処理
を行い、HSDに出力を要する場合、DMA(Dire
ctMemory Access)制御部(TDMA
C)32を起動してTSパケットをHSD出力102へ
転送する指示を出す(図8ステップS12)。
【0009】DMA制御部32は内蔵CPU13からの
指示にしたがって、内蔵メモリ16(図9の400)の
バッファ410に配置されているTSパケット411を
読込み、HSD出力102へ出力し、出力が終了する
と、内蔵CPU13に対して転送完了の割込みを出す
(図8ステップS13)。
【0010】内蔵CPU13ではDMA制御部32から
TSパケット転送完了の割込みを受取ると、それまで使
用していた内蔵メモリ16のバッファ410を解放する
(図8ステップS14)。以上の処理を1TSパケット
の入力毎に繰り返す。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のTS Demuxでは、その仕様において、全
てのデータをメモリにストアし、必要に応じて、外部メ
モリやHSDへの出力を行っている。ディジタルテレビ
のデータ転送では、転送レートを一定にするため、必要
でないデータであるヌルパケットを送ることで補完して
いる。
【0012】実際の使われ方として、外部メモリにヌル
パケットを転送する必要は全くない。しかしながら、H
SD(IEEE1394)ポートの出力に関しては、入
力されてきたデータと同じタイミングで、データを出力
しなければいけないというような場合がある。
【0013】また、この動作を詳細に考えると、(1)
TSパケット受信時に受信ブロックが内蔵メモリに全て
のTSパケットを書込む、(2)HSD出力時に入力さ
れたTSパケット分をDMAが読込み、HSDポートに
出力するというような手順になる。つまり、全てのパケ
ットが入出力されることで、メモリバスのトラフィック
も増加し、システムを不安定な状態を引き起こす可能性
がある。
【0014】具体的に、例えば、(1)内蔵CPUのベ
ースクロックが108MHz、(2)内蔵CPUが3ク
ロック(clock)で1命令を行う(つまり、3クロ
ックのうちの1クロックをCPUが命令フェッチのため
にメモリバスを33%使用する)、(3)内蔵CPUの
命令がメモリアクセス・IO(入出力)アクセスの場合
も同様に、メモリバスを占有するというアーキテクチャ
を持ったTS Demuxの場合を想定する。
【0015】この場合、ワーストケースを考え、常にメ
モリアクセス命令と考えると、33%使用する。つま
り、ワーストケースにおいて、CPUは66%使用する
ため、残りの33%を各ブロックがアクセスできること
になる。
【0016】入力ストリームが100Mbpsのビット
レートの場合、各ブロックのメモリバスの占有率は、図
10に示す通りである。つまり、受信ブロックのメモリ
バス占有率は10%、DMA(HSD)のメモリバス占
有率は10%、DMAのメモリバス占有率は6.5%、
内蔵CPUのメモリバス占有率は66%で、Total
が92.5%、すなわち残り7.5%のメモリバスの余
裕がある。
【0017】しかしながら、図10においては、このメ
インCPUからTS−Demuxへのアクセスが入って
おらず、残りの7.5%に対して、CPUのアクセスが
入るため、実際のメモリバス占有率は100%近くな
り、システムとして不安定な状態を招く可能性がある。
【0018】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、ヌルパケットに対するメモリトラフィックを削減
することができるトランスポートストリーム分離装置及
びそれに用いるメモリトラフィック削除処理方法並びに
そのプログラムを提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明によるトランスポ
ートストリーム分離装置は、トランスポートストリーム
パケットを受信し、そのデータ内容毎に外部メモリやH
SD(High Speed Data)への出力処理
を行うトランスポートストリーム分離装置であって、前
記トランスポートストリームパケットの受信時に当該ト
ランスポートストリームパケットが転送レートを一定に
するために送出されるヌルパケットか否かを判定する手
段を備え、前記ヌルパケットと判定された時にそのデー
タの内部への書込みを抑止している。
【0020】本発明によるメモリトラフィック削除処理
方法は、トランスポートストリームパケットを受信し、
そのデータ内容毎に外部メモリやHSD(High S
peed Data)への出力処理を行うトランスポー
トストリーム分離装置のメモリトラフィック削除処理方
法であって、前記トランスポートストリームパケットの
受信時に当該トランスポートストリームパケットが転送
レートを一定にするために送出されるヌルパケットか否
かを判定するステップを備え、前記ヌルパケットと判定
された時にそのデータの内部への書込みを抑止してい
る。
【0021】本発明によるメモリトラフィック削除処理
方法のプログラムは、トランスポートストリームパケッ
トを受信し、そのデータ内容毎に外部メモリやHSD
(High Speed Data)への出力処理を行
うトランスポートストリーム分離装置のメモリトラフィ
ック削除処理方法のプログラムであって、コンピュータ
に、前記トランスポートストリームパケットの受信時に
当該トランスポートストリームパケットが転送レートを
一定にするために送出されるヌルパケットか否かを判定
する処理と、前記ヌルパケットと判定された時にそのデ
ータの内部への書込みを抑止する処理とを実行させてい
る。
【0022】すなわち、本発明のトランスポートストリ
ーム分離装置は、ディジタルテレビのTranspor
t Stream(以下、TSとする)の分離(以下、
Demuxとする)を行う上で、従来技術の課題であっ
たTS−Demux内部のヌル(NULL)パケットの
トラフィックに対して、実際にはヌルパケットのデータ
を取込まずに入力記録を管理し、HSDポート(IEE
E1394)に出力する時に入力記録からヌルパケット
を再生成している。
【0023】ビットレートによるが、通常、ヌルパケッ
トは受信TSパケットの30%以上を占めているので、
その分を内部に採り込まず、HSDポート出力時に再生
成を行うことで、内部バスのトラフィック軽減とメモリ
リソースの削減とを行うことが可能となり、システムを
安定化させる効果がある。
【0024】より具体的に説明すると、本発明のトラン
スポートストリーム分離装置では、TSパケットが受信
ブロックによってTS Demux内蔵メモリへ書込ま
れ、内蔵CPU(中央処理装置)で動作するソフトウェ
アが外部ホストからホスト・インターフェースを介して
発行されたコマンドにしたがって、内蔵メモリに置かれ
たTSパケットをフィルタリングし、HSDポートや外
部メモリへ出力する。また、スクランブルが掛かってい
るTSパケットに関しては、内蔵CPUがTSパケット
をデスクランブル・ブロックへ引渡し、スクランブル解
除を行う。
【0025】本発明のトランスポートストリーム分離装
置では、TSパケット受信ブロックと、HSD(Hig
h Speed Data:IEEE1394等)ポー
ト出力を行うDMA(Direct Memory A
ccess)ブロックと、内蔵CPUで動作するソフト
ウェアとの連携で、ヌルパケットと通常のTSパケット
との処理内容を切り分けることで、メモリトラフィック
の削減を図っている。
【0026】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例による
TS Demux(Transport Stream
Demultiplex:トランスポートストリーム
分離装置)の構成を示すブロック図である。図1におい
て、TS Demux1は主にコンピュータからなり、
衛星ディジタルテレビ・チップにおけるデータ受付け、
及びデータ内容毎に外部メモリやHSD(High S
peed Data:IEEE1394等)への出力処
理を行っている。
【0027】ここで、TS Demux1はホスト・イ
ンタフェース(THIF)11と、TSパケット受信ブ
ロック(TMUX)(以下、受信ブロックとする)12
と、TS Demux内蔵CPU(以下、内蔵CPUと
する)13と、デスクランブラ(スクランブル解除ブロ
ック)(TDESC)14と、DMA(DirectM
emory Access)制御部(TDMAC)15
と、内蔵メモリ(local memory)16とか
ら構成され、これら各ブロックが内蔵バス101に接続
されている。
【0028】ホスト・インタフェース11はホストバス
110を介して図示せぬ外部ホストに接続されている。
デスクランブラ14はデータのスクランブルを解除す
る。DMA制御部15はメモリバス120を介して外部
メモリ(SDRAM:Synchronous Dyn
amic Random Access Memor
y)2に接続され、HSD(High Speed D
ata)出力102に接続されている。
【0029】尚、TS Demux1の受信ブロック1
2、内蔵CPU13、デスクランブラ14、DMA制御
部15の動作は、コンピュータが内蔵メモリ16に記録
されているプログラムを実行することで実現される。
【0030】図2は図1の内蔵メモリ16で管理される
TSパケットのバッファ構造を示す図である。図2にお
いて、内蔵メモリ16は複数のTSパケット・バッファ
161で構成され、TSパケット・バッファ161はス
テータス情報201とTSパケット202とで構成され
ている。
【0031】図3は本発明の一実施例における処理の対
象となるTSパケットの構成を示す図である。図3にお
いて、処理の対象となるTSパケットは1バイト(by
te)の同期バイト301と、3ビット(bit)の各
種フラグ302と、TSパケットで転送されるデータの
種類を決定するPID(パケット識別子)303と、1
バイトの各種フラグ304と、184バイトのデータ3
05との計188バイトで構成されている。
【0032】図4は図1のTS Demux1の内部動
作処理を示すフローチャートである。これら図1〜図4
を参照して本発明の一実施例によるTS Demux1
の内部動作について説明する。尚、本実施例は、主に欧
州で採用されているDVB(Digital Vide
o Broadcasting)方式のTSパケット・
フォーマットへの適用例としての動作を示している。
尚、図4に示す処理はコンピュータが内蔵メモリ16の
プログラムを実行することで実現される。
【0033】先ず、受信ブロック12は受信したTSパ
ケットが通常のパケットか、ヌルパケットかをPID3
03を参照して判別する(図4ステップS1)。ここ
で、通常のパケットとはPID303の値が「0x1f
ff」、すなわちヌルパケット以外のパケットのことで
ある。ヌルパケットは転送レートを一定にするために送
出される不要なデータである。
【0034】受信ブロック12は受信したTSパケット
を通常のTSパケットと判断すると、受信したTSパケ
ットに通常パケットであることを示すステータス情報2
01を付加し、内蔵メモリ16のバッファ161へ書込
み、ステータス情報201及び1TSパケット202を
バッファ161に書込んだら内蔵CPU13に割込みを
出す(図4ステップS2)。
【0035】内蔵CPU13は受信ブロック12からの
割込みを受け、書込まれたTSパケット202に対して
処理を行い、HSDに出力を要する場合、DMA制御部
15を起動してTSパケット202をHSD出力102
へ転送する指示を出す(図4ステップS3)。
【0036】DMA制御部15は内蔵CPU13からの
指示にしたがって、内蔵メモリ16のバッファ161に
配置されているTSパケット202を読込み、HSD出
力102へ出力し、出力が終了すると、内蔵CPU13
に対して転送完了の割込みを出す(図4ステップS
4)。
【0037】内蔵CPU13はDMA制御部15からT
Sパケット転送完了の割込みを受取ると、それまで使用
していた内蔵メモリ16のバッファ161を解放する
(図4ステップS5)。
【0038】受信ブロック12は受信したTSパケット
をヌルパケットと判断すると、受信したTSパケットの
先頭4バイト301〜304のみを、ヌルパケットであ
ることを示すステータス情報201を付加して内蔵メモ
リ16のバッファ161へ書込み、ステータス情報及び
先頭4バイト301〜304を書込んだら内蔵CPU1
3に割込みを出す(図4ステップS6)。
【0039】内蔵CPU13は受信ブロック12からの
割込みを受け、書込まれたステータス情報201を参照
し、ヌルパケットと判断すると、HSDに出力を要する
場合、DMA制御部15を起動してTSパケットの先頭
4バイト301〜304をHSD出力102へ転送する
指示と、ヌルパケットであることをも示す情報を出し、
これと同時に、バッファ161を解放する(図4ステッ
プS7)。
【0040】DMA制御部15は内蔵CPU13からの
指示にしたがって、内蔵メモリ16のバッファ161に
配置されているTSパケットの先頭4バイト301〜3
04及び引き続きTSパケット・サイズ分残りである1
84バイト分の“0”を読込み、HSD出力102へ出
力し、出力が終了すると、内蔵CPU13に対して転送
完了の割込みを出す(図4ステップS8)。TS De
mux1は上述した処理を1TSパケットの入力毎に繰
り返し行う。
【0041】このように、本実施例では、入力ストリー
ム全体の35%を占めているヌルパケットに対してのメ
モリトラフィックを削減することができ、受信ブロック
12及びDMA制御部15のメモリアクセスを65%ま
で削減することができる。
【0042】この結果は図5に示す通りである。すなわ
ち、受信ブロック12の従来のメモリバス占有率が10
%に対して今回のメモリバス占有率が6.5%となり、
DMA制御部15のHSD出力の従来のメモリバス占有
率が10%に対して今回のメモリバス占有率が6.5%
となり、DMA制御部15の外部メモリ出力の従来のメ
モリバス占有率が6.5%に対して今回のメモリバス占
有率が6.5%となり、内蔵CPU13の従来のメモリ
バス占有率が66%に対して今回のメモリバス占有率が
66%となり、Totalで従来92.5%あったもの
が、今回85.5%となる。
【0043】ワーストケースの場合、従来の方法では、
92.5%に対して、本実施例では85.5%までメモ
リバス120の占有率を下げることで、メインCPUも
TSDemux1に対してアクセスを行うことができ、
システムの保障マージンを取り戻すことができる。
【0044】また、本実施例では、ヌルパケットを保存
するための内蔵メモリ16のバッファ161を早い時期
に解放することができるので、メモリリソースの削減に
もつながる。
【0045】TSパケット・フォーマットでは、欧州で
主流のDVB方式を例にとったが、米国のDirec
TVのTSパケット・フォーマットについても、本実施
例が可能である。Direc TVのTSパケット・フ
ォーマットは、3バイトのヘッダ中の12ビットがSC
ID即ちDVB方式のPIDに相当するフィールドを持
ち、SCIDの値が0の時、ヌルパケットを意味する。
ヘッダの後に130バイトのデータ領域を持ち、合計1
33バイトのTSパケット構成をとる。この場合、ヌル
パケットならば、上記のステップS6において、TSパ
ケットのヘッダである先頭3バイトだけを、ステータス
情報を付加して内蔵メモリ16に取込んで処理を行う。
【0046】本実施例では、ヌルパケットの場合、何れ
もTSパケットのヘッダのみを保存してHSD出力を行
うものであるが、将来、放送プロバイダがヌルパケット
に対して、独自情報をデータ部分に埋め込むといった拡
張があった場合、ステップS6,S7において、受信ブ
ロック12でヘッダに加えて独自情報データ・サイズ分
を保存し、HSD出力することが可能である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、トランス
ポートストリームパケットを受信し、そのデータ内容毎
に外部メモリやHSDへの出力処理を行うトランスポー
トストリーム分離装置において、トランスポートストリ
ームパケットの受信時に当該トランスポートストリーム
パケットが転送レートを一定にするために送出されるヌ
ルパケットか否かを判定し、ヌルパケットと判定された
時にそのデータの内部への書込みを抑止することによっ
て、ヌルパケットに対するメモリトラフィックを削減す
ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるTS Demuxの構
成を示すブロック図である。
【図2】図1の内蔵メモリで管理されるTSパケットの
バッファ構造を示す図である。
【図3】本発明の一実施例における処理の対象となるT
Sパケットの構成を示す図である。
【図4】図1のTS Demuxの内部動作処理を示す
フローチャートである。
【図5】本発明の一実施例によるメモリバス占有率を示
す図である。
【図6】従来のヌルパケットが含まれる比率を示す図で
ある。
【図7】従来のTS Demuxの構成を示すブロック
図である。
【図8】従来のTS Demuxの内部動作処理を示す
フローチャートである。
【図9】図7の内蔵メモリで管理されるTSパケットの
バッファ構造を示す図である。
【図10】従来のメモリバス占有率を示す図である。
【符号の説明】
1 TS Demux 2 外部メモリ 11 ホスト・インタフェース 12 TSパケット受信ブロック 13 TS Demux内蔵CPU 14 デスクランブラ 15 DMA制御部 16 内蔵メモリ 101 内蔵バス 102 HSD出力 110 ホストバス 120 メモリバス 161 TSパケット・バッファ 201 ステータス情報 202 TSパケット 301 同期バイト 302 各種フラグ 303 PID 304 各種フラグ 305 データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金沢 正哉 神奈川県川崎市中原区小杉町一丁目403番 53 エヌイーシーマイクロシステム株式会 社内 Fターム(参考) 5C025 BA25 BA27 DA01 5C063 AA01 AB03 AB07 AC01 CA11 CA12 CA23 5K028 AA06 AA14 EE03 KK03 KK32 MM08 SS24

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスポートストリームパケットを受
    信し、そのデータ内容毎に外部メモリやHSD(Hig
    h Speed Data)への出力処理を行うトラン
    スポートストリーム分離装置であって、前記トランスポ
    ートストリームパケットの受信時に当該トランスポート
    ストリームパケットが転送レートを一定にするために送
    出されるヌルパケットか否かを判定する手段を有し、前
    記ヌルパケットと判定された時にそのデータの内部への
    書込みを抑止することを特徴とするトランスポートスト
    リーム分離装置。
  2. 【請求項2】 前記ヌルパケットと判定された時にステ
    ータス情報として前記ヌルパケットであることを示すフ
    ラグを付加する手段を含むことを特徴とする請求項1記
    載のトランスポートストリーム分離装置。
  3. 【請求項3】 前記ヌルパケットと判定された時に当該
    ヌルパケットの先頭部分を前記HSDに出力しかつその
    先頭部分に続くデータとしてダミーデータを生成して前
    記HSDに出力する手段を含むことを特徴とする請求項
    1または請求項2記載のトランスポートストリーム分離
    装置。
  4. 【請求項4】 トランスポートストリームパケットを受
    信し、そのデータ内容毎に外部メモリやHSD(Hig
    h Speed Data)への出力処理を行うトラン
    スポートストリーム分離装置のメモリトラフィック削除
    処理方法であって、前記トランスポートストリームパケ
    ットの受信時に当該トランスポートストリームパケット
    が転送レートを一定にするために送出されるヌルパケッ
    トか否かを判定するステップを有し、前記ヌルパケット
    と判定された時にそのデータの内部への書込みを抑止す
    ることを特徴とするメモリトラフィック削除処理方法。
  5. 【請求項5】 前記ヌルパケットと判定された時にステ
    ータス情報として前記ヌルパケットであることを示すフ
    ラグを付加するステップを含むことを特徴とする請求項
    4記載のメモリトラフィック削除処理方法。
  6. 【請求項6】 前記ヌルパケットと判定された時に当該
    ヌルパケットの先頭部分を前記HSDに出力しかつその
    先頭部分に続くデータとしてダミーデータを生成して前
    記HSDに出力するステップを含むことを特徴とする請
    求項4または請求項5記載のメモリトラフィック削除処
    理方法。
  7. 【請求項7】 トランスポートストリームパケットを受
    信し、そのデータ内容毎に外部メモリやHSD(Hig
    h Speed Data)への出力処理を行うトラン
    スポートストリーム分離装置のメモリトラフィック削除
    処理方法のプログラムであって、コンピュータに、前記
    トランスポートストリームパケットの受信時に当該トラ
    ンスポートストリームパケットが転送レートを一定にす
    るために送出されるヌルパケットか否かを判定する処理
    と、前記ヌルパケットと判定された時にそのデータの内
    部への書込みを抑止する処理とを実行させるためのプロ
    グラム。
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