JP2002374310A - パケット処理装置およびパケット処理方法 - Google Patents

パケット処理装置およびパケット処理方法

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JP2002374310A JP2001181868A JP2001181868A JP2002374310A JP 2002374310 A JP2002374310 A JP 2002374310A JP 2001181868 A JP2001181868 A JP 2001181868A JP 2001181868 A JP2001181868 A JP 2001181868A JP 2002374310 A JP2002374310 A JP 2002374310A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パケット取捨選択装置内に設けるパケット蓄
積用のメモリの容量を少なくする。 【解決手段】 パケットを改変する必要があるか否かを
判断するパケット取捨選択装置101と、パケットを蓄
積するライトバッファ103と、パケットを改変するパ
ケット改変装置111とを備える。ライトバッファ10
3は、パケット取捨選択装置101からパケットを受け
取って蓄積し、かつパケット書き込みアドレスをパケッ
ト取捨選択装置101へ送り返す。パケット取捨選択装
置101は、ライトバッファ103からパケット書き込
みアドレスを受け取り、パケット改変装置111へパケ
ットとパケット書き込みアドレスを送り出す。パケット
改変装置111は、パケットを改変し、改変したパケッ
トをパケット書き込みアドレスに従ってライトバッファ
103に書き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パケット処理装置
およびパケット処理方法に関し、特にディジタル放送を
受信して得たパケットをハードディスクなどの記憶媒体
に記録させる場合に、改変が必要なパケットを選択し
て、選択されたパケットに所定の改変をした上で記録媒
体に記録させる装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】衛星放送やケーブルテレビ等から得られ
るデジタルストリームをハードディスク(HD)、CD
−R、DVD−RAM等の記録媒体に記録する際に、映
像信号と音声信号との同期をとる等のためにデジタルス
トリームの一部(例えば、セクション情報)を改変して
から、HD等に記録したい場合がある。
【0003】従来は、パケット取捨選択装置が受信した
パケット毎に改変の要否を判断し、(1−1)改変が必
要ないと判断した場合は、(1−2)その受信パケット
をそのまま記録媒体のライトバッファに書き込み、一
方、(2−1)改変が必要である判断した場合は、(2
−2)その受信パケットをCPU(Central Processing
Unit)用メモリに書き込み、(2−3)CPUが受信パ
ケットを改変した後に、(2−4)パケット取捨選択装
置が改変済みパケットをCPU用メモリから読み出し、
記録媒体用ライトバッファに書き込む、としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では、CPUがパケットの一部を改変している間、
後続のパケットを溜めておくことができるバッファをパ
ケット取捨選択装置中に設けることが必要となる。つま
り、パケット取捨選択装置用バッファが大容量とならざ
るを得ないために、パケット取捨選択装置の規模が増大
してしまうという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、パケッ
トを改変する必要があるか否かを判断し、前記パケット
を送り出すパケット取捨選択装置と、前記パケットを蓄
積するバッファと、前記パケットを改変するパケット改
変装置と、を備え、前記バッファは、前記パケット取捨
選択装置から前記パケットを受け取って蓄積し、かつ前
記パケットが書き込まれるアドレス(パケット書き込み
アドレス)を前記パケット取捨選択装置へ送り返し、前
記パケット取捨選択装置は、前記バッファから前記パケ
ット書き込みアドレスを受け取り、前記パケット改変装
置へ前記パケットと前記パケット書き込みアドレスを送
り出し、前記パケット改変装置は、前記パケット取捨選
択装置から受け取った前記パケットを改変し、改変した
パケットを前記パケット書き込みアドレスに従って前記
バッファに書き込む、ことにある。
【0006】かかる本発明の特徴により、(1)Nul
lパケットをとりあえずバッファに蓄積し、(2)後続
のパケットもバッファに順次蓄積している間に、(3)
パケット改変装置がパケットを改変して、(4)改変が
済んだらパケット改変装置がバッファ内のNullパケ
ットを改変後パケットによって上書することが可能とな
る。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態に係る
パケット取捨選択装置101と、ライトバッファ103
と、記録媒体105と、CPU用メモリ107と、CP
U109との間でのパケットの流れを示す概念図であ
る。CPU用メモリ107とCPU109とが、パケッ
トを改変するパケット改変装置111として機能する。
【0008】まず、図1に基づいて、本実施形態におい
て要改変パケットを受信した際のパケットの流れを概説
する。
【0009】図1に示すように、パケット取捨選択装置
101はパケットを受信すると、その受信パケットの改
変の要否を判断する。パケット取捨選択装置101は、
改変が「必要」と判断すると、Nullパケットをライ
トバッファ103に出力する。ライトバッファ103
は、Nullパケットをライトバッファ内メモリに書き
込み、Nullパケットが書き込まれたアドレス(Nu
llパケット書き込みアドレス)をパケット取捨選択装
置101へ出力する。ここで、「Nullパケット」と
は、受信したパケットの再生に使用されない「無効なパ
ケット」という意味である。
【0010】また、パケット取捨選択装置101は、改
変が必要と判断されたパケット(要改変パケット)をC
PU用メモリ107へ転送するとともに、転送が終了し
たらCPU用メモリ107への転送が終了した旨をCP
U109へ通知する。さらに、パケット取捨選択装置1
01は、ライトバッファ103から受け取ったNull
パケット書き込みアドレスもCPU109へ通知する。
【0011】CPU109は、要改変パケットがCPU
用メモリ107へ転送された旨の通知を受け取った後
に、要改変パケットの改変を開始する。
【0012】さらに、CPU109は、改変終了後にN
ullパケット書き込みアドレスに従って改変後パケッ
トをライトバッファ103内のメモリに書き込む。Nu
llパケットは、改変後パケットによって上書きされ
る。
【0013】そして、改変後パケットは、パケット取捨
選択装置101が改変「不要」と判断したパケットとと
もに、ライトバッファ103からHD等の記録媒体10
5へ転送され、記録媒体105に記録される。
【0014】図2は、図1に示すパケット取捨選択装置
101の構成を示すブロック図である。
【0015】図2に示すように、パケット取捨選択装置
101は、第1のDMAC(ダイレクトメモリアクセス
コントローラ)201と、ARBITER(アービタ
ー)203と、DATARAM(データラム)205
と、第2のDMAC(ダイレクトメモリアクセスコント
ローラ)207と、第3のDMAC(ダイレクトメモリ
アクセスコントローラ)209と、CONTROLLE
R(コントローラ)211と、HOST I/F(ホス
トインターフェース)213とから構成される。
【0016】DMAC201は、入力されたパケットデ
ータをデータラム205に書き込む。
【0017】ARBITER203は、DATARAM
205に対するアクセス権の制御を行う。
【0018】DATARAM205は、入力されたパケ
ットデータを一時的に蓄える。
【0019】DMAC207は、DATARAM205
に書かれたパケットデータをライトバッファ103へ転
送する。
【0020】DMAC209は、DATARAM205
に書かれたパケットデータをCPU用メモリ107へ転
送する。
【0021】CONTROLLER211は、各DMA
Cに対して転送開始の指示を出したり、各DMACから
転送終了通知を受けたりする。
【0022】HOST I/F213は、CPU109
に対して割り込みを発生したり、Nullパケットが書
き込まれた位置を示すアドレスなどのパラメータの受け
渡しを行う。
【0023】図3は、図1に示すライトバッファ103
の構成を示すブロック図である。
【0024】FIFO311は、DMAC207からデ
ータを受け取り、最初に受け取ったデータから順次、M
UX(マルチプレクサ)321へ送る。MUX321へ
送られたデータは、さらにDRAM(ダイレクトランダ
ムアクセスメモリ)331へ送られ、ライトポインタ
(write pointer)312が示すアドレスに書き込まれ
る。
【0025】CPU109は、「アドレス初期値」、
「所定値」および「アドレス最終値」をライトポインタ
312内のレジスタ(図示せず)にセットする。「アド
レス初期値」とはDRAM331内のバッファメモリ領
域の先頭アドレスを、「アドレス最終値」とはDRAM
331内のバッファメモリ領域の最終アドレスを意味す
る。「所定値」は「パケットサイズ」以上の値とする。
【0026】ライトポインタ312は、「アドレス初期
値」に「所定値」を順次加算して、パケットが書き込ま
れるべきアドレスを順次生成する。具体的には、「アド
レス初期値」、「アドレス初期値+所定値」、「アドレ
ス初期値+所定値*2」...というアドレスが順次生
成される。「アドレス初期値+所定値*n(n:整
数)」が「アドレス最終値」に達したら、パケットが書
き込まれるべきアドレスを「アドレス初期値」へ戻す。
なお、後述のように本実施形態においては、パケットは
固定長である。したがって、「アドレス初期値+所定値
*n(n:整数)」を計算することによってパケット書
き込みアドレスを順次生成することができる。パケット
が可変長である場合は、「アドレス初期値」と「これま
でに受け取ったパケットのパケット長の総和」とを加算
することによってパケット書き込みアドレスを順次生成
する。
【0027】FF(フリップフロップ)341は、
(1)パケット書き込みアドレスをライトポインタ31
2から受け取り、(2)パケット書き込みアドレス保持
し、(3)DMAC207からスタート信号を受け取る
と、パケット書き込みアドレスを出力する。DMAC2
07は、Nullパケットの最初の1バイトを送出する
際に、スタート信号を出力する。このスタート信号がト
リガーとなって、Nullパケット書き込みアドレスが
FF341からパケット取捨選択装置101内のDMA
C207へ出力される。
【0028】ライトポインタ352は、FF341から
パケット取捨選択装置101を介してCPU109へ出
力されたNullパケット書き込みアドレスを受け取
り、FIFO351へ出力する。
【0029】FIFO351は、CPU109から改変
後パケットを受け取り、最初に受け取ったパケットから
順次、MUX321へ送る。MUX321へ送られたデ
ータは、さらにDRAM331へ送られ、ライトポイン
タ352が示すNullパケット書き込みアドレスに書
き込まれる。このようにして「Nullパケット」が
「改変後パケット」によって上書きされる。
【0030】図4は、パケット内の各フィールドを説明
するための図である。パケットは188バイトの固定長
であり、4バイトのヘッダー部分とadaptation_field4
17とdata_byte419とから構成される。daptation_f
ield417とdata_byte419とはそれぞれ可変長であ
り、daptation_fieldとdata_byteとの合計は常に184
バイトである。
【0031】sync_byte401は、常に0x47に固定され
る。transport_error_indicator403は、このビット
が「1」の時はそのパケットにエラーが含まれているこ
とを示す。payload_unit_start_indicator405は、こ
のビットが「1」の時はそのパケットのdata_byte41
9にPES(Packetized Elementary Stream)またはセ
クションの先頭バイトが含まれていることを示す。tran
sport_priority407が「1」のパケットは、同じPI
D(パケット識別番号)を持つパケットであって、tran
sport_priority407が「0」であるパケットよりも優
先度が高いことを示す。
【0032】PID409は、data_byte419に含ま
れるデータの種類を示す。また、PID=0x1FFFはNu
llパケットを示すものとする。
【0033】transport_scrambling_control411は、
そのパケットにスクランブルがかかっているか否かを示
す。00:スクランブルなし、01,10,11:ユーザー定義(シ
ステムにより異なる)とする。
【0034】adaptation_field_control413は、アダ
プテーションフィールド417とdata_byte419の長
さを示す。 00:reserved 01:adaptation_fieldなし、data_byteのみ(すなわち、d
ata_byteが184byte) 10:adaptation_fieldなし、data_byteのみ(すなわち、a
daputation_fieldが184byte) 11:adaptation_field、data_byteともにありとする。
【0035】continuity_counter415は、同一PIDを
有するパケットが来る毎に1ずつ増加する。adaptation_
field417は、そのパケットに関する付加的な情報を
表し、前記のように、adaptation_field_control413
が10または11の場合のみ存在する。
【0036】data_byte419には、実際のデータが置
かれる。映像や音声やセクションのデータが含まれる。
セクションには多数のパケットからなるストリームをデ
コードするために必要な情報が含まれる。デコードに必
要なデータとは、例えば番組情報やデスクランブルに必
要なデータなどである。ストリームを録画してから再生
する場合、セクションのデータの一部を改変しないと、
ストリームを再生することはできない。
【0037】パケット取捨選択装置101によって改変
「必要」と判断された場合に、CPU109によって改
変されるのは、data_byte419部分である。
【0038】図5(A)〜(C)は、パケット取捨選択
装置101が要改変パケットを検出してから、Null
パケットが改変後パケットによって上書きされるまでの
処理の流れを示す図である。
【0039】図5(A)に示すように、パケット取捨選
択装置101は、要改変パケットを検出すると、要改変
パケットをCPU用メモリ107へ転送するとともに、
Nullパケットをライトバッファ103に送出する。
ライトバッファ103が受け取ったNullパケット
は、DRAM331に蓄積される。Nullパケットが
書き込まれるアドレス(Nullパケット書き込みアド
レス)を「n」とし、NullパケットがDRAM33
1に書き込まれる以前に、DRAM331に書き込まれ
たパケットのアドレスを「n−1」、「n−2」とす
る。
【0040】パケット取捨選択装置101は、Null
パケット書き込みアドレス「n」をライトバッファ10
3から受け取り、CPU用メモリ107へ転送する。
【0041】次に、図5(B)に示すように、パケット
取捨選択装置101は、新たなパケットを受け取り、改
変不要であると判断したら、それらパケットをライトバ
ッファ103へ送出する。改変不要と判断されたパケッ
トもDRAM331に書き込まれる。新たなパケットが
書き込まれるアドレスを「n+1」、「n+2」とす
る。
【0042】新たなパケットがライトバッファ103内
のDRAM331に書き込まれている間に、CPU10
9は要改変パケットに対して所定の改変処理を行うとと
もに、Nullパケット書き込みアドレス「n」を受け
取る。所定の改変処理とは例えば、記録するプログラム
番号にしたがって、トランスポートパケットのdata_byt
e419に含まれるセクション情報を改変することであ
る。
【0043】さらに、図5(C)に示すように、CPU
109は、改変後パケットをDRAM331内のNul
lパケット書き込みアドレス「n」に書き込む。これに
よって、ライトバッファ103内のDRAM331に蓄
積されているNullパケットが改変後パケットによっ
て上書きされる。
【0044】図6は、パケット取捨選択装置101が、
パケット改変の要否を判断し、CPU109にNull
パケット書き込みアドレスを通知する処理の流れを示す
フローチャートである。
【0045】図6に示すように、ステップS601にお
いて、DMAC201がパケットを受け取ると、CON
TROLLER211が受け取ったパケットのPID4
19(パケット識別番号)を調べて、ライトバッファ1
03に送出すべきか否かを判断する。ここで行うパケッ
ト送出の要否判断と、この後に行うパケット改変の要否
判断とは相違する。ライトバッファ103への送出が必
要なパケットの中に、改変が必要なパケットと改変が不
要なパケットとが存在する。例えば、映像、音声、セク
ションに関するパケットはライトバッファ103への送
出が必要なパケットであり、これらのパケットのうちセ
クションに関するパケットは改変が必要なパケットであ
る。
【0046】ライトバッファ103への送出不要と判断
された場合、処理を終了する。ライトバッファ103へ
の送出必要と判断された場合、ステップS603へ進
む。
【0047】ステップS603において、DMAC20
7は、(1)FIFO311にパケットを送出するとと
もに、(2)FF341からパケットが書き込まれるア
ドレスを受け取る。
【0048】ステップS605において、パケット改変
の要否が判断される。改変の要否判断もCONTROL
LER211がPID419を調べることによって行
う。
【0049】改変不要と判断された場合、処理を終了す
る。改変必要と判断された場合、ステップS607へ進
む。
【0050】ステップS607において、DMAC20
9は、(1)CPU用メモリ107へパケットを送出す
るとともに、(2)CPU109へNullパケット書
き込みアドレスを通知する。
【0051】ステップS609において、CONTRO
LLER211は、パケット取捨選択装置101からC
PU109へのパケットおよびパケット書き込みアドレ
スの転送が終了したか否かを定期的に調べる。
【0052】具体的には、CONTROLLER211
は、DMAC209に対して、「転送先のアドレス」、
「転送元のアドレス」および「転送バイト数」をセット
する。DMAC209は、セットされた「転送バイト
数」の転送を終了したら、CONTROLLER211
へパケットおよびパケット書き込みアドレスの転送終了
を通知する。
【0053】ステップS611において、CONTRO
LLER211は、HOST I/F213を経由して
CPU109へパケットおよびパケット書き込みアドレ
スの転送終了を通知する。
【0054】要改変パケットの転送終了がCPU109
へ通知されると、CPU109はパケットの改変を開始
する。
【0055】図7は、CPU109によるパケット改変
処理の流れを示すフローチャートである。
【0056】図7に示すように、CPU109は要改変
パケットの転送終了通知を認識したら(ステップS70
1でYES)、CPU用メモリ107に置かれた要改変
パケットのPID409を調べ(ステップS703)、
記録中のProgramNo.に基づいてパケットをどのように改
変するかを判断する(ステップS705)。例えば、Pr
ogramNo.A,B,Cを含むストリームのうち、ProgramNo.Aに
関する情報だけを記録する場合、ProgramNo.A,B,Cの情
報を含んでいるセクションデータをProgramNo.Aだけの
情報を含むように改変する。
【0057】その後、改変後パケットを、パケット取捨
選択装置101から受け取ったNullパケット書き込
みアドレスに書き込む(ステップS709)。
【0058】上記の如く、本発明の実施形態によれば、
パケット取捨選択装置101はパケットの改変が必要と
判断したら、(1−1)Nullパケットをライトバッ
ファ103へ送り出し、(1−2)ライトバッファ10
3からNullパケット書き込みアドレスを受け取り、
(1−3)要改変パケットをCPU用メモリ107に送
り出し、(1−4)Nullパケット書き込みアドレス
をCPU109へ通知する。
【0059】そして、CPU109は要改変パケットの
転送終了通知を認識すると、(2−1)CPU用メモリ
107に置かれたパケットのPIDを調べ、(2−2)
記録中のProgramNo.に応じて実行すべき改変の内容を判
断し、(2−3)パケットのdata_byte部分を改変し、
(2−4)改変後パケットをNullパケット書き込み
アドレスに書き込む。
【0060】これら一連の処理によって、図5に示すよ
うに、パケット取捨選択装置101が要改変パケットを
受け取った場合、パケット取捨選択装置101はとりあ
えずNullパケットをライトバッファ103へ送り出
し、またその後にパケット取捨選択装置101が受け取
ったパケットもライトバッファ103へ順次送り出すこ
とができるため、パケット取捨選択装置101内に設け
るDATARAM205は小容量のメモリで済む。
【0061】メモリ容量をどの程度、節約することがで
きるかについて具体的に説明する。要改変パケットをC
PU用メモリ107に転送するために約1200サイク
ル、CPU用メモリ107に書かれた要改変パケットを
CPU109が改変するために約100サイクル、改変
後のパケットをCPU用メモリ107からパケット取捨
選択装置101内のDATARAM205に転送するた
めに約1200サイクルが必要であるとすると、これら
の合計は2500サイクルになる。
【0062】DATARAM205の周波数を133M
Hz、入力ストリームが8ビット幅でかつ10MHzの
レートで入力されたとすると、2500(サイクル)÷
133M(サイクル/秒)*10M(サイクル/秒)*
1(バイト/サイクル)=約200バイトとなる。
【0063】つまり、本実施形態によれば、要改変パケ
ットをCPU用メモリ107へ転送し、CPU109が
パケットを改変し、改変後パケットをDATARAM2
05へ転送するまでの間にパケット取捨選択装置101
が受け取ったパケット(200バイト)をDATARA
M205に蓄積しておく必要がないので、DATARA
M205の容量を200バイト分節約することができ
る。入力ビットレートが2倍、4倍、つまり20MH
z、40MHzに増加すれば、節約することができる容
量も2倍、4倍つまり約400バイト、800バイトに
増加する。なお、本実施形態では、パケットは固定長と
したので、パケット取捨選択装置101はCPU109
へ、ライトバッファ内DRAM331に書き込まれた要
改変パケットの先頭アドレス、つまり改変後パケットの
書き込み開始アドレスだけを通知すれば良い。しかし、
パケットを可変長とする場合には、パケット取捨選択装
置101はCPU109へ、改変後パケットの書き込み
開始アドレスだけでなく、書き込まれる改変後パケット
の長さ(パケット長)も通知する必要がある。
【0064】また、説明の都合上、パケット取捨選択装
置101がパケットの改変が必要と判断した際に、パケ
ット取捨選択装置101からライトバッファ103へ送
り出されるパケットに「Nullパケット」という名前
を付け、パケット取捨選択装置101からCPU用メモ
リ107へ送り出されるパケットに「要改変パケット」
という名前を付けた。しかし、これらパケットは実質的
には同一内容のパケットであっても良い。つまり、パケ
ット取捨選択装置101が改変必要と判断したパケット
をそのままライトバッファ103へ送り出すとしてもな
んら問題はない。
【0065】さらに、説明の都合上、CPU用メモリ1
09とDRAM331とを別々のメモリのように図示し
ているが、物理的に一体であるメモリ上の別々の領域を
CPU用とライトバッファ用に割り当てるとしても良
い。
【0066】
【発明の効果】上記の如く、本発明のパケット記憶装置
およびパケット記憶方法を用いることにより、改変がさ
れていないパケット(Nullパケット)をライトバッ
ファ内にとりあえず蓄積しておいて、パケットの改変終
了後に、Nullパケットを改変後パケットによって上
書きすることが可能となる。これにより、パケット取捨
選択装置内に設けるメモリを小容量化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るパケット取捨選択装置
と、ライトバッファと、記録媒体と、CPU用メモリ
と、CPUとの間でのパケットの流れを示す概念図であ
る。
【図2】図1に示すパケット取捨選択装置101の構成
を示すブロック図である。
【図3】図1に示すライトバッファ103の構成を示す
ブロック図である。
【図4】パケット内の各フィールドを説明するための図
である。
【図5】図1に示すパケット取捨選択装置101が要改
変パケットを検出してから、Nullパケットが改変後
パケットによって上書きされるまでの処理の流れを示す
図である。
【図6】図1に示すパケット取捨選択装置101が、パ
ケット改変の要否を判断し、CPU109にパケット書
き込みアドレスを通知する処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【図7】図1に示すCPU109によるパケット改変処
理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
101 パケット取捨選択装置 103 ライトバッファ 105 記録媒体 107 CPU用メモリ 109 CPU 111 パケット改変装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 冨澤 研二 東京都青梅市新町3丁目3番地の1 東芝 デジタルメディアエンジニアリング株式会 社内 Fターム(参考) 5D044 AB05 AB07 CC04 DE03 DE38 EF03 5K030 GA06 HA08 HB02 HB09 HB21 JA05 JT04 KA03 KA06 LA15 LD07 LE11 MA13 5K034 AA11 DD02 EE03 FF01 HH42

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パケットを改変する必要があるか否かを
    判断し、前記パケットを送り出すパケット取捨選択装置
    と、 前記パケットを蓄積するバッファと、 前記パケットを改変するパケット改変装置と、を備え、 前記バッファは、前記パケット取捨選択装置から前記パ
    ケットを受け取って蓄積し、かつ前記パケットが書き込
    まれるアドレス(パケット書き込みアドレス)を前記パ
    ケット取捨選択装置へ送り返し、 前記パケット取捨選択装置は、前記バッファから前記パ
    ケット書き込みアドレスを受け取り、前記パケット改変
    装置へ前記パケットと前記パケット書き込みアドレスを
    送り出し、 前記パケット改変装置は、前記パケット取捨選択装置か
    ら受け取った前記パケットを改変し、改変済みパケット
    を前記パケット書き込みアドレスに従って前記バッファ
    に書き込む、ことを特徴とするパケット処理装置。
  2. 【請求項2】 前記パケット取捨選択装置は、 前記パケットを改変する必要があるかを判断する判断部
    と、 前記パケットを前記バッファに送り出し、かつ前記バッ
    ファから前記パケット書き込みアドレスを受け取る第1
    の送受信部と、 前記パケットと前記パケット書き込みアドレスとを、前
    記パケット改変装置へ送り出す第2の送受信部と、 前記パケットと前記パケット書き込みアドレスとを前記
    パケット改変装置へ送り出し終わったことを示す割り込
    み信号を、前記パケット改変装置へ送り出す割り込み信
    号送信部と、を備えることを特徴とする請求項1記載の
    パケット処理装置。
  3. 【請求項3】 前記バッファは、 前記パケット取捨選択装置から受け取ったパケットと前
    記パケット改変装置から受け取ったパケットとが書き込
    まれるメモリと、 前記パケット取捨選択装置から受け取ったパケットが書
    き込まれる位置を示す前記パケット書き込みアドレスを
    生成するパケット書き込みアドレス生成部と、 前記パケット書き込みアドレスを保持し、前記パケット
    取捨選択装置からのスタート信号に同期して前記パケッ
    ト書き込みアドレスを送り出すラッチ回路と、 前記パケット改変装置から受け取った前記改変済みパケ
    ットが書き込まれる位置を示す前記パケット書き込みア
    ドレスを保持するパケット書き込みアドレス保持部と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至2記載のパケッ
    ト処理装置。
  4. 【請求項4】 パケット取捨選択装置が、順次入力する
    パケットをパケット蓄積用のバッファに送り出し、前記
    バッファからパケットが書き込まれるアドレス(パケッ
    ト書き込みアドレス)を受け取り、パケット識別番号に
    よってパケット改変の要否を判断し、改変が必要である
    と判断したらパケット改変装置に前記パケットと前記パ
    ケット書き込みアドレスを送り出し、前記パケットと前
    記パケット書き込みアドレスとの送り出しが終了した
    ら、パケット・アドレス送り出し終了通知を前記パケッ
    ト改変装置に送り出すことを特徴とするパケット処理方
    法。
  5. 【請求項5】 さらに、前記パケット改変装置が、前記
    パケット・アドレス送り出し終了通知を受け取ったら、
    受け取ったパケットのパケット識別番号に従ってパケッ
    ト内データを改変し、改変したパケットを前記パケット
    書き込みアドレスに従って、未改変パケットを改変済み
    パケットによって上書きすることを特徴とする請求項4
    記載のパケット処理方法。
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