JP2003298797A - 通信システム及び通信装置 - Google Patents

通信システム及び通信装置

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JP2003298797A
JP2003298797A JP2002093796A JP2002093796A JP2003298797A JP 2003298797 A JP2003298797 A JP 2003298797A JP 2002093796 A JP2002093796 A JP 2002093796A JP 2002093796 A JP2002093796 A JP 2002093796A JP 2003298797 A JP2003298797 A JP 2003298797A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1通信機器と第2通信機器との間における
ソフトウエアの互換性を確保するために、当該ソフトウ
エアの効率的な書換処理を可能にすること。 【解決手段】 親機302と子機303との間に互換性
を実現させる選択部304は、親機302と子機303
との間に互換性がない場合に、親機302の更新ソフト
記憶部305から子機303のソフト記憶部315に更
新用ソフトウエア307,308,309,310を転
送させる際は、親機302の更新ソフト記憶部305に
記憶された更新用ソフトウエア307,308,30
9,310のうち、親機302と子機303との間にお
ける機能情報が細分化された属性で互換性を妨げるもの
と判断した非互換属性に関するものを選択して、転送制
御部312を介して、親機302の更新ソフト記憶部3
05から子機303のソフト記憶部315に転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、協調した動作を行
う複数の機器間におけるソフトウエアの互換性を確保す
るための通信システム及び通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、コードレス子機を伴う電
話機などのように、複数の機器が協調して動作を行うシ
ステムにおいて、相互のソフトウエアの組み合わせは重
要である。なぜなら、通信プロトコルや、データのコー
ド・デコードの方式、親機又は子機に備えられているハ
ードウエア的条件(例えば、表示できる文字種など)な
どの仕様は、通信信頼性の向上や処理速度の向上などの
技術の進歩に伴って、性能アップのために変更されるこ
とが多く、そのため、それらの仕様を認知したり互いに
合わせたりしておかないと、当該システムの機能が実現
できないからである。
【0003】また、この種の商品は、一般に、親機側の
機能を基準にして製品ラインアップが組まれるため、子
機側の機能(例えば、子機の表示機能として漢字表示の
有無など)を親機側に合わせ込む必要がある。この点、
親機と子機とを一体で提供できれば、製造工程の段階
で、互いに適合したソフトウエアを組み合わせることが
できる。しかし、この種の商品は、通常、親機とは別売
りの子機を、製造工程以外の段階で、増設することが可
能となっている。従って、市場には、その当時の様々な
仕様を持った親機が既に複数種類も存在しており、それ
らの全て或いは多くの親機に対して、同一機種の別売り
子機をもって適応させることは、事実上不可能であっ
た。
【0004】そこで、その不便さを解消するために、ソ
フトウエアの記憶装置として、フラッシュROMなどの
書換可能なデバイスを利用することにより、ソフトウエ
アを必要に応じて書き換える通信技術が実用化されてい
る。さらに、詳細に言えば、例えば、特開平11−18
4702号公報で開示されているように、新たなプログ
ラムとして起動させるために書換対象の機器に単にプロ
グラムを送信するものや、また、特開平8−16686
9号公報で開示されているように、子機のプログラムの
バージョンと親機に保存されているプログラムのバージ
ョンとを比較して、バージョンが違っていればアップロ
ードするものや、また、特開2001−216167号
公報で開示されているように、複数種類の装置(スキャ
ナ、メールボックス、ステープラなど)が接続可能な機
器(プリンタ)が、接続された機器が自分と組み合わせ
て動作可能なものであるか否かを判断し、可能と判断し
た場合に、接続可能な装置用のプログラムの中から適合
したもの(メールボックスが接続されていれば、メール
ボックスのソフトウエア)を選択し、接続された機器に
送信するというものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た通信技術では、接続された同一種類の機器(親機に接
続される子機)に対して、例えば、(1)機能的な互換
性の有無を判断して適切なソフトウエアを送るもの、
(2)細分化された機能群毎に互換性を判断してその機
能のソフトウエアを送るもの、(3)ハードウエア的な
条件を判断して複数ある同一の機能を実現するソフトウ
エアから子機のハードウエアに最適なものを送るものな
ど、効率的な書換処理が行われていなかった。
【0006】そこで、本発明は、上述した問題点を解決
するためになされた通信システム及び通信装置であっ
て、第1通信機器と第2通信機器との間におけるソフト
ウエアの互換性を確保するために、当該ソフトウエアの
効率的な書換処理を可能にすることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に成された請求項1に係る発明は、転送対象の更新用ソ
フトウエアが記憶された送信側更新ソフト記憶手段を設
けた第1通信装置と、前記更新用ソフトウエアを記憶す
るための受信側更新ソフト記憶手段を設けた第2通信装
置と、前記第1通信装置と前記第2通信装置との間に互
換性がない場合に前記更新用ソフトウエアを前記送信側
更新ソフト記憶手段から前記受信側更新ソフト記憶手段
に転送させることにより、前記第1通信装置と前記第2
通信装置との間に互換性を実現させる互換性実現手段
と、を有する通信システムにおいて、前記互換性実現手
段は、前記第1通信装置と前記第2通信装置との間で互
いの機能情報を比較して、前記機能情報が細分化された
属性で互換性を妨げるものとして判断した非互換属性が
ある場合には、前記更新用ソフトウエアのうち前記非互
換属性に関するものを前記送信側更新ソフト記憶手段か
ら前記受信側更新ソフト記憶手段に転送させることを特
徴としている。
【0008】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
記載する通信システムであって、前記更新用ソフトウエ
アは、前記機能情報の属性又は属性群毎に個別化されて
いることを特徴としている。
【0009】また、請求項3に係る発明は、請求項1又
は請求項2に記載する通信システムであって、前記機能
情報は、ハードウェア的に互換可能な属性を含むことを
特徴とする通信システム。また、請求項4に係る発明
は、請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載する通
信システムであって、前記機能情報は、ソフトウェアに
関する属性を含むことを特徴としている。
【0010】また、請求項5に係る発明は、請求項1乃
至請求項4のいずれか一つに記載する通信システムであ
って、前記第1通信装置と前記第2通信装置とを接続す
る際に、前記更新用ソフトウエアのうち前記非互換属性
に関するものが前記送信側更新ソフト記憶手段から前記
受信側更新ソフト記憶手段に転送されることを特徴とし
ている。
【0011】また、請求項6に係る発明は、請求項1乃
至請求項5のいずれか一つに記載する通信システムであ
って、前記送信側更新ソフト記憶手段は、前記第1通信
装置に代えて、少なくとも、前記第1通信装置が接続さ
れたネットワーク上のサーバに設けられていることを特
徴としている。
【0012】また、請求項7に係る発明は、請求項1乃
至請求項6のいずれか一つに記載する通信システムであ
って、前記互換性実現手段は、少なくとも、前記第1通
信装置と前記第2通信装置のいずれか一方が接続された
ネットワーク上のサーバに設けられていることを特徴と
している。
【0013】また、請求項8に係る発明は、請求項1乃
至請求項7のいずれか一つに記載する通信システムであ
って、前記第1通信装置と前記第2通信装置とが親子電
話の関係にあることを特徴としている。また、請求項9
に係る発明は、請求項8に記載する通信システムであっ
て、前記親子電話の親機に前記親子電話の子機を登録す
る際に、前記互換性実現手段を実行することを特徴とし
ている。
【0014】また、請求項10に係る発明は、通信装置
であって、請求項1乃至請求項9のいずれか一つに記載
する通信システムで前記第1通信装置として使用される
ことを特徴としている。また、請求項11に係る発明
は、通信装置であって、請求項1乃至請求項9のいずれ
か一つに記載する通信システムで前記第2通信装置とし
て使用されることを特徴としている。また、請求項12
に係る発明は、通信装置であって、請求項6又は請求項
7に記載する通信システムで前記サーバとして使用され
ることを特徴としている。
【0015】すなわち、本発明の通信システム及び通信
装置では、第1通信装置と第2通信装置との間に互換性
を実現させる互換性実現手段は、第1通信装置と第2通
信装置との間に互換性がない場合に第1装置の送信側更
新ソフト記憶手段から第2装置の受信側更新ソフト記憶
手段に更新用ソフトウエアを転送させる際に、第1通信
装置と第2通信装置との間で互いの機能情報を比較し
て、機能情報が細分化された属性で互換性を妨げるもの
として判断した非互換属性がある場合には、第1装置の
送信側更新ソフト記憶手段に記憶された更新用ソフトウ
エアのうち、第1通信装置と第2通信装置との間におけ
る機能情報が細分化された属性で互換性を妨げるものと
判断した非互換属性に関するものを選択して、第1通信
装置の送信側更新ソフト記憶手段から第2通信装置の受
信側更新ソフト記憶手段に転送しており、これにより、
第1通信機器と第2通信機器との間におけるソフトウエ
アの互換性を確保し、当該ソフトウエアの効率的な書換
処理を可能にしている。
【0016】さらに、本発明の通信システム及び通信装
置において、更新用ソフトウエアを、第1通信機器と第
2通信機器との間における機能情報の属性又は属性群毎
に個別化すれば、第1通信装置と第2通信装置との間に
互換性を実現させる互換性実現手段が、第1装置の送信
側更新ソフト記憶手段に記憶された更新用ソフトウエア
のうち、第1通信装置と第2通信装置との間における機
能情報が細分化された属性で互換性を妨げるものと判断
した非互換属性に関するものを選択する際に、第1通信
機器と第2通信機器との間における機能情報の属性又は
属性群毎に選択できるので、第1通信機器と第2通信機
器との間におけるソフトウエアの互換性を確保するため
の、当該ソフトウエアの書換処理がより効率的となる。
【0017】また、本発明の通信システム及び通信装置
において、機能情報が、ハードウェア的に互換可能な属
性を含むように構成されていれば、第1通信装置と第2
通信装置との間に互換性を実現させる互換性実現手段
が、第1装置の送信側更新ソフト記憶手段に記憶された
更新用ソフトウエアのうち、第1通信装置と第2通信装
置との間における機能情報が細分化された属性で互換性
を妨げるものと判断した非互換属性に関するものを選択
する際に、第1通信装置と第2通信装置との間における
ハードウエア的な互換性を実現させる更新用ソフトウエ
アを選択するので、第1通信機器と第2通信機器との間
におけるソフトウエアの互換性を確保するための、当該
ソフトウエアの書換処理がより効率的となる。尚、ハー
ドウェア的に互換可能な属性とは、更新用ソフトウエア
が問題なく動作できるハードウエアかどうかに関わる属
性をいう。但し、機能情報には、ソフトウェアに関する
属性を含んでいてもよい。
【0018】また、本発明の通信システム及び通信装置
において、第1通信装置と第2通信装置との間に互換性
を実現させる互換性実現手段が、第1通信装置の送信側
更新ソフト記憶手段から第2通信装置の受信側更新ソフ
ト記憶手段に転送するタイミングを、第1通信装置と第
2通信装置とを接続するときとすれば、第1通信機器と
第2通信機器との間におけるソフトウエアの互換性を確
保するための、当該ソフトウエアの書換処理に関する作
業が能率的となる。
【0019】また、本発明の通信システム及び通信装置
において、転送対象の更新用ソフトウエアが記憶された
送信側更新ソフト記憶手段は、第1通信装置に代えて、
少なくとも、第1通信装置が接続されたネットワーク上
のサーバに設けられていてもよい。
【0020】また、本発明の通信システム及び通信装置
において、第1通信装置と第2通信装置との間に互換性
を実現させる互換性実現手段は、少なくとも、第1通信
装置と第2通信装置のいずれか一方が接続されたネット
ワーク上のサーバに設けられていてもよい。
【0021】また、本発明の通信システム及び通信装置
において、第1通信装置と前記第2通信装置とが親子電
話の関係にあってもよく、このとき、親子電話の親機に
前記親子電話の子機を登録する際に、親子電話における
ソフトウエアの互換性を実現させるために、互換性実現
手段を実行すれば、当該ソフトウエアの書換処理に関す
る作業が能率的となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て、図面とともに説明する。図1は、本発明が適用され
たファクシミリ装置1の使用形態を表す説明図であり、
図2は、ファクシミリ装置1の外部構成を表す概略斜視
図、図3は、ファクシミリ装置1の内部構成を表す説明
図である。
【0023】図1に示すように、ファクシミリ装置1
は、回線制御部3と、通信モジュール5と、を備えてい
る。回線制御部3は、外部接続ポート4(図4参照)を
備えており、この外部接続ポート4には、建造物内(家
庭内、オフィス内等)に設置されたスプリッタ8の電話
機用の接続ポートに繋がるアナログ線L1(2芯線、4
芯線からなる所謂電話線)が接続されている。
【0024】一方、通信モジュール5は、WAN側接続
ポート6及びLAN側接続ポート7(図3参照)を備え
ており、WAN側接続ポート6は、スプリッタ8のAD
SLモデム用の接続ポートにLANケープルL2を介し
て接続されたADSLモデム9に繋がるLANケーブル
L3に接続され、LAN側接続ポート7は、ハブ(HU
B)11に接続されている。
【0025】また、このハブ(HUB)11には、双方
向通信可能な複数のPC13、14や、プリンタ16
(ネットワーク接続可能なインクジェットプリンタ、レ
ーザプリンタなど)、IP(インターネット・プロトコ
ル)方式で音声信号を送受信可能なIP電話機15、イ
ンターネット接続可能なインターネットファクシミリ装
置17などの各LAN端末13〜17が接続されてい
る。即ち、ハブ(HUB)11は、各LAN端末13〜
17から構成される建造物内のローカルエリアネットワ
ーク(LAN)に接続されている。
【0026】一方、上記スプリッタ8は、ADSLを利
用する際に使用される周知のスプリッタであり、基地局
側に設定されたスプリッタ19から送信されてくる概ね
4kHz以下の第一信号とそれより高周波のADSL用
の第二信号とが重畳された伝送信号を、その第一信号
と、第二信号に分離し、第一信号を、電話機用の上記接
続ポートに出力すると共に第二信号をADSLモデム用
の接続ポートに出力する一方で、各接続ポートから入力
されてきた信号を重畳して、基地局側のスプリッタ19
に送信する構成になっている。
【0027】即ち、本実施の形態のファクシミリ装置1
は、回線制御部3を用いて、公衆回線網(即ち、公衆交
換電話綱:PSTN)内の加入者電話機に接続可能な構
成にされ、更に、通信モジュール5及びADSLモデム
9を介して広域ネットワーク(WAN)としてのインタ
ーネットに接続可能な構成になっている。
【0028】更に、このファクシミリ装置1は、通信モ
ジュール5の後述するルータ制御部101の動作によ
り、インターネット内の通信装置(WWWサーバ21
等)とLAN内の各LAN端末13〜17との間で送受
信されるデータ(IPパケット)をルーティングするル
ータとして機能する構成になっている。
【0029】また、本実施の形態のファクシミリ装置1
は、原稿から光学的に画像を読み取り、その画像を表す
イメージデータをファクシミリデータにして、上記アナ
ログ繰L1を介して公衆回線網に接続された外部のファ
クシミリ装置23に送信すると共に、外部のファクシミ
リ装置23から公衆回線網及びアナログ線L1を介して
送信されてきたファクシミリデータを受信して、記録紙
にそのファクシミリデータに基づく画像を形成する通常
の機能(ファクシミリ機能)の他、プリンタ機能、コピ
ー機能を有している。
【0030】このプリンタ機能とは、PC13、14や
ワードプロセッサ等から送信されてきたコードデータに
基づく画像を記録紙に形成する機能のことを意味し、当
該ファクシミリ装置1は、PCインタフェース(PC
I/F)24を介して外部のPCからコードデータを受
信したり、通信モジュール5を介してLAN内のPC1
3,14等からコードデータを受信すると、そのデータ
に基づく画像を記録紙に形成する構成になっている。ま
た、コピー機能とは、後述するスキャナ部35及び記録
部37を用いて、原稿から画像を読み取り、そのイメー
ジデータに基づいて、記録紙に画像を形成する複写機能
を意味する。
【0031】このような機能を有するファクシミリ装置
1には、図2に示すように、その本体ケース25の側部
に、ハンドセット(H/S)26が取り付けられ、上面
の前部に、操作パネル27が設けられている。尚、この
操作パネル27には、相手側の電話番号(FAX番号)
を入力するための数字キー271や、スタートキー27
2、選択キー273などの各種操作キー270と、各種
機能に関連する情報を表示するための液晶ディスプレイ
(LCD)274と、が備えられている。
【0032】この他、本体の上部後部には、装置内に供
給する記録紙を収容するための第一給紙トレイ29が設
けられ、その上には記録紙を載置するためのものであっ
て利用者による手差しで記録紙を供給するための第二給
紙トレイ31が設けられている。更に、その上には、読
取用の原稿用紙を載置するための原稿用給紙トレイ33
が設けられている。
【0033】また、本体には、図3に示すように、原稿
から画像を読み取るためのスキャナ部35、記録紙に多
色カラーの画像を形成するための記録部37、及び、こ
れらの各部の駆動を制御するCPU39(図4参照)を
搭載する基板(図示せず)、などが内蔵されている。
【0034】スキャナ部35では、原稿用給紙トレイ3
3に載置された原稿が、原稿センサ(図示せず)により
検出され、図3の矢印Aにて示すように、給紙ローラ4
1及び分離パッド43等からなる給紙機能によって一枚
ずつ取り込まれ、この後に、搬送ローラ45により読取
装置47まで搬送される。そして、読取装置47では、
原稿上に形成されている画像が読み取られる。また、読
取装置47による画像読取後の原稿は、排紙ローラ49
を介して前方に設けられた第一排紙トレイ51に排出さ
れる。
【0035】尚、このスキャナ部35には、原稿センサ
の他に、原稿の先頭を検出する原稿フロントセンサ53
と、原稿の後端を検出する原稿リアセンサ55とが設け
られており、CPU39は、これらのセンサからの検出
結果に基づき、スキャナ部35内の各部を制御して紙送
りを調整し、上記スキャナ部35の動作を実現する。
【0036】一方、記録部37では、第一給紙トレイ2
9あるいは第二給紙トレイ31に載置された記録紙が、
図3の矢印Bにて示すように、給紙ローラ57及び分離
パッド59等からなる給紙機構によって一枚ずつ取り込
まれる。そして、記録紙は、搬送ローラ61を介して画
像形成装置63に送られる。画像形成装置63では、記
録紙上に複数色(本実施の形態ではシアン、マゼンタ、
イエロー及びブラック)のトナーの組合せによる多色カ
ラーの画像が形成される。また、画像形成装置通過後の
記録紙は、下流側の定着装置65に送られる。そして、
この定着装置65では、トナーによる画像が記録紙上に
定着される。更に定着装置通過後の記録紙は、排紙ロー
ラ67を介して、本体の全面こ設けられた第二排紙トレ
イ69に排出される。
【0037】尚、上記画像形成装置63は、レーザ光走
査装置71を動作させて感光ドラムにレーザ光を照射
し、その表面に静電潜像を形成する構成になっている。
このレーザ光走査装置71は、CPU39からの指令に
従って、イメージデータに基づくレーザ光を発射するレ
ーザ発光部77と、レーザ光反射用のレンズ78、及び
レンズ78に反射されたレーザ光を感光ドラムに導く反
射ミラー79等を備えている。この他、画像形成差置6
3は、トナーを貯留するトナータンク73を備えてお
り、静電潜像形成後の感光ドラムにトナータンク73か
ら供給されたトナーを付着させ、転写ローラ75によ
り、記録紙に電荷を付与して感光ドラムに付着したトナ
ーを記録紙に転写する構成になっている。
【0038】次に、ファクシミリ装置1の電気的構成に
ついて説明する。尚、図4は、本実施の形態のファクシ
ミリ装置1の電気的構成を表すフロック図である。ま
た、図5は、RAM83のデータ構成を表す説明図(図
5(a))、ROM81内のデータ構成を表す説明図
(図5(b))及び、後述する宛先情報記憶部83c内
のデータ構成を表す説明図(図5(c))である。
【0039】ファクシミリ装置1は、主に、CPU3
9、ROM81、RAM83、スキャナ部35、符号器
85、記録部37、復号器87、操作キー270、LC
D274、モデム89、回線制御部3、PCインタフェ
ース(PC I/F)24、メール制御部91、機能拡
張用インタフエース(I/F)93を備えており、夫々
はパス95を介して接続されている。また、この機能拡
張用インタフェース93には、通信モジュール5が接続
されている。
【0040】CPU39は、本装置の制御の中枢を担っ
ており、装置全体を統括制御する構成にされている。つ
まり例えば、CPU39は、ROM81内に予め記録さ
れた制御処理用のプログラムを読み出し、そのプログラ
ムに従って、ファクシミリデータの送受信や、宛先登録
等の処理を実行する。
【0041】尚、ROM81内には、当該装置をファク
シミリ装置として動作させるために必要なファクシミリ
機能用プログラム群81a(図5(b)参照)が記憶さ
れている。具体的には例えば、回線制御部3が外部のフ
ァクシミリ装置23から受信したファクシミリデータに
基づく画像を記録部37に形成させるための受信用プロ
グラム等が上記ファクシミリ機能用プログラムとしてR
OM81に納められている。
【0042】また、ROM81内には、当該装置をPC
等から送信されてきたデータを印刷するプリンタとして
動作させるために必要なプリンタ機能用プログラム群8
1bが記憶されている。具体的には例えば、通信モジュ
ール5がLAN内のPC13,14から受信したデータ
に基づく画像を記録部37に形成させるためのPC印刷
用プログラムが上記プリンタ機能用プログラムとしてR
OM81に納められている。
【0043】この他、ROM81内には、上記プログラ
ム等で呼び出される記録部制御用プログラム81cや、
その他の図示しない各種プログラム、そのプログラム実
行時に必要な各種データが予め記憶されている。
【0044】一方、RAM83は、各種制御を行う際に
必要なワークメモリ83a(図5(a)参照)や、ファ
クシミリデータ等を記憶する送受信データ記憶部83
b、ファクシミリデータの送信先に閑する宛先情報を記
憶する宛先情報記録部83c、として機能するように構
成されている。
【0045】また、宛先情報記憶部83cは、図5
(c)に示すように、ファクシミリデータの送信先に関
する宛先情報として電話番号を記録可能な構成であり、
更に、この電話番号に関連づけて、メールアドレスを記
憶可能な構成になっている。即ち、当該ファクシミリ装
置1は、相手先装置(外部のファクシミリ装置23)が
公衆回線網経由のファクシミリデータの送受信の他に、
インターネット経由の電子メールの送受信を行うことが
可能な構成になっている場合に備えて、一つの宛名に対
して、電話番号とメールアドレスの両方を併記した形で
宛先情報を登録できるように構成されている。
【0046】スキャナ部35は、ファクシミリデータの
送信やコピー(原稿の複写)等の際に、原稿を読み取る
ためのものである。本実施の形態のスキャナ部35は、
上述したように、原稿を原稿用給紙トレイ33から取得
し、読取装置47にて画像を読み取り、読取結果として
のイメージデータを符号器85などに出力する構成にな
っている。
【0047】また、符号器85は、スキャナ部35によ
って読み取られたイメージデータをファックスフォーマ
ットであるG3圧縮形式のイメージデータにするため
に、符号化処理を実行し、その処理後のイメージデータ
を出力する構成になっている。一方、復号器87は、フ
ァックスフォーマットのイメージデータを復号化して、
記録部37にて処理可能なイメージデータに変換する構
成になっている。
【0048】また、記録部37は、上述したように、カ
ラー画像を形成可能な所謂カラーレーザプリンタとして
機能する構成になっており、記録部制御用プログラム8
1cを実行するCPU39からの指令に従い、復号器8
7によって復号化されたイメージデータに基づくカラー
画像を、画像形成装置63を用いて記録紙に印刷し、印
例後の記録紙を出力する構成になっている。
【0049】尚、本実施の形態の記録部37は、通常印
刷モードの他に、通常より静かな音で画像を形成するこ
とが可能な静音印刷モードを備えており、これらの印刷
モードをCPU39からの指令に従って切り換えて動作
する構成になっている。また、記録部37は、単色印刷
も可能な構成になっており、CPU39からの指令にし
たがって、指定色のトナーのみを用いて画像を形成する
ことが可能な構成になっている。
【0050】この他、操作キー270は、上述したよう
に操作パネル27上に設けられており、利用者の操作に
従って、宛先情報の登録、宛先の指定、メモ情報の入力
や選択等といった各種処理操作を行うための指令信号を
装置内(CPU39など)に入力する構成になってい
る。
【0051】同じく操作パネル27に設けられたLCD
274は、利用者に操作手順を案内するメッセージやエ
ラーメッセージ等の各種メッセージ等を表示するための
表示手段として設けられている。また、本実施の形態の
LCD274は、タッチパネルとしての機能を備えてお
り、ファクシミリデータの宛先指定や宛先情報の登録の
際に、ワンタッチキーの表示を行うと共に、利用者の操
件情報を取得し装置内に入力する構成になっている。
【0052】モデム89は、回線制御部3を介してスプ
リッタ8経由で公衆回線網に接続された外部のファクシ
ミリ装置23との間でファクシミリデータの送受信を行
うためのものである。回線制御部3は、公衆回線網に対
するダイヤル信号の送出や、公衆回線網からの呼出信号
に対する応答等の動作を行うものであり、例えば、公衆
回線網を介して自身を外部のファクシミリ装置23に通
信可能に接続する。一方、PCインタフェース24は、
PCと当該ファクシミリ装置1とをパラレルインタフェ
ース等を介して接続するときに用いられるものであり、
PC13,14からのコードデータ等を受信したりす
る。
【0053】また、メール制御部91は、インターネッ
トに接続された外部の通信装置との間で電子メールの送
受信を行うことによって、電子メールによるファクシミ
リデータの送受信を実現するものである。つまり、メー
ル制御部91は、符号器85にて符号化されたファクス
フォーマットのバイナリイメージデータを、テキストコ
ードのイメージデータに変換すると共に、送信先のメー
ルアドレス等を含むヘッダ情報をそのデータに付加する
ことにより、ファックスフォーマットのイメージデータ
を、電子メールとして送信可能な電子メールフォーマッ
トのイメージデータにフォーマット変換したり、逆にイ
ンターネット経由で通信モジュール5を介して受信した
電子メールフォーマットのイメージデータを、ファック
スフォーマットのイメージデータに逆フォーマット変換
する処理を行う。尚、このメール制御部91によってフ
ァックスフォーマットのイメージデータに逆フォーマッ
ト変換されたデータは、復号器87によつて記録部37
で出力可能なイメージデータに復号化されてから記録紙
に印刷される。
【0054】機能拡張用インタフェース(I/F)93
は、別体で構成されたルータ制御部101を備える通信
モジュール5を着脱自在に接続することができるように
構成されたAIO(アナログ入出力)やRS232C等
のシリアルインタフェースである。尚、図3に示すよう
に、通信モジュール5は、装置の本体ケース25内に収
容される。
【0055】また、通信モジュール5は、ルータ制御部
101、ハブ(HUB)103、IP電話部105、無
線処理部107、ウェブプリント部110や、ルータ制
御部101に繋がるインタフェース接続端子109など
を備えている。尚、通信モジュール5は、このインタフ
ェース接続端子109を介してインタフェース93に接
続される。
【0056】ルータ制御部101は、ADSLモデム9
を介してインターネット内の通信装置との間でIPパケ
ットの送受信を行うためのものであり、周知のIPマス
カレード機能やルーテイング機能を備えるブロードバン
ドルータとして機能する。即ち、このルータ制御部10
1は、IPマスカレード機能により、LAN内で用いら
れるプライベートIPアドレスと、WAN(本実施の形
態ではインターネット内)で用いられるグローバルIP
アドレスとを相互変換し、ルーティング機能により、L
AN側の端末と、WAN側の通信装置(WWWサーバ2
1)と、を双方向通信可能に接続する。例えば、ルータ
制御部101は、ハブ(HUB)103を介してIP電
話部105、無線処理部107、ウェブプリント部11
0との間でのデータの送受信を行うことにより、IP電
話部105、無線処理部107及びウェブプリント部1
10をADSLモデム9を介してインターネットに双方
向通信可能に接続する。
【0057】また更に、ルータ制御部101は、ハブ
(HUB)103を介してLAN側接続ポート7に接続
されるLAN内のLAN端末13〜17との間で通信を
行うことにより、LAN内のLAN端末13〜17をイ
ンターネットに双方向通信可能に接続する。つまり例え
ば、ルータ制御部101は、経路制御して、インターネ
ット内のWWWサーバ21から受信したデータを、宛先
のLAN端末13〜17に送信する。
【0058】この他、ルータ制御部101は、装置本体
側のCPU39とインタフェース93を介して通信を行
うことができるように構成されている。即ち、LAN端
末13〜17やIP電話部105、無線処理部107、
ウェブプリント部110は、ルータ制御部101及びイ
ンタフェース93を介して装置本体側のCPU39と双
方向通信を行うことができ、例えば、当該ファクシミリ
装置1のCPU39は、ルータ制御部101を介してL
AN内のPC13,14から印刷用のコードデータを取
得すると、CPU39にて、プリンタ機能用プログラム
を実行し、そのプログラム内で記録部制御用プログラム
81cを呼び出して記録部37を制御し、そのデータに
基づく画像を形成する。
【0059】一方、このルータ制御部101にハブ10
3を介して接続されたIP電話部105は、音声信号を
IPパケットに格納し、インターネット経由で、外部の
IP電話機と、音声通信(通話)を行うことが可能な構
成になっている。
【0060】また、無線処理部107は、外部の無線通
信装置と該当ファクシミリ装置1との間で無線通信を行
うためのものであり、ブルートゥース規格(近距離無線
通信の規格)やIrDA規格(赤外線通信の規格)によ
る無線接続方式にて、外部の無線通信装置をファクシミ
リ装置1内の各部に双方向通信可能に接続する構成にな
っている。即ち、当該ファクシミリ装置1においては、
ハブ103に接続された接続ポート7を用いることによ
り、有線接続方式にて各LAN端末13〜17をファク
シミリ装置1に接続することができる他、この無線処理
部107を用いることにより、無線接続方式にてLAN
端末13〜17をファクシミリ装置1に接続することが
できる。
【0061】この他、ウェブプリント部110は、CP
U111、ROM113、RAM115、ネットワーク
インタフェース117などを備えており、ネットワーク
インタフエース117を介してルータ制御部101との
間で通信を行うことにより、自身をインターネットに接
続したり、装置本体側のCPU39と通信を行う構成に
なっている。
【0062】ここで、図6は、ウェブプリント部110
のRAM115内のデータ構成を表す説明図(図6
(a))、ROM113内のデータ構成を表す説明図
(図6(b))である。このウェブプリント部110に
おけるRAM115は、図6(a)に示すように、ワー
クメモリ115aや、WWWサーバ21から取得したダ
ウンロードデータ等を記憶する送受信データ記憶部11
5b、WWWサーバ21のアドレス(URL:Unif
orm Resource Locator)情報を記
憶するURL情報記憶部115c、後述する転送機能を
使用する際のデータ転送先に関する転送先情報を記憶す
る転送先情報記憶部115d、アクセス禁止データベー
ス115e、キーワードデータベース115f、履歴情
報記憶部115g、ログ記憶部115hなどとして機能
する構成になっている。
【0063】URL情報記憶部115cは、図6(c)
に示すように、データ取得先を表すURLに関連付け
て、メモ情報、スケジューラ用設定データを複数個記録
可能な構成になっている。即ち、通信モジュール5は、
利用者による操作パネル27の操作等によって外部入力
されたメモ情報を、対応するURLに対して関連付けて
URL情報記憶部115cに登録できるように構成され
ている。尚、周知のようにURLは、サーバアドレス、
ディレクトリ情報、ファイル名などから構成されるアド
レス情報である。また、図7は、ウェブプリント部11
0のCPU111が実行するURL・メモ情報登録処理
を表すフロ一チャートである。
【0064】処理を実行すると、CPU111は、S1
01にてURL及びメモ情報の入力を求める入力指示メ
ッセージをインタフェース93を介して装置本体側に送
信することにより、装置本体側のLCD274にその入
力指示メッセージを表示させる。この後、CPU111
は、S103にて、URL及びメモ情報の登録指令が操
作パネル27からインタフェース93を介して送信され
てくるまで待機し、登録指令を受信すると、S105に
て、その操作パネル27から入力されたURL及びメモ
情報を装置本体側から取得し、更にS107にて、その
URL及びメモ情報を互いに関連付けてURL情報記憶
部115cに記録させる。尚、メモ情報は、現状におい
てURLがローマ字で標記され、その表示だけではどの
ホームページヘアクセスするかがわかりにくく、更に
は、LCD274の表示領域も限られているため、目的
のURLを探すのが容易ではないことから、利用者が瞬
時にそのURLを判別できるようにするために設けたも
のである。
【0065】この他、転送先情報記憶部115dは、後
述するプリンタ転送用のアドレス情報と、PC転送用の
アドレス情報とを記憶する構成になっている。尚、この
転送先情報記憶部115dは、プリンタ転送用及びPC
転送用のアドレス情報として、LAN内のプライベート
IPアドレスに加え、ポート番号を記憶する構成になっ
ている。
【0066】一方、ウェブプリント部110におけるR
OM113内には、図6(b)に示すように、WWWサ
ーバ21からデータを取得したり、当該装置の記録部3
7にWWWサーバ21から取得したダウンロードデータ
を印刷させるための後述する各処理を表すウェブプリン
ト機能用プログラム群113aや、ウェブプリント機能
動作時における動作条件を表すフラグ情報113b、な
どが記憶されている。
【0067】詳述すると、このウェブプリント部110
は、ルータ制御部101経由でWWWサーバ21から取
得したダウンロードデータに基づく画像を記録部37に
印刷させる印刷機能、RAM115内にデータを一時保
存する保存機能、ダウンロードデータをLAN側接続ポ
ート7を介してLANに接続された転送先のプリンタ
(転送先情報記憶部115dに記憶されているプリンタ
転送先のアドレス情報で特定されるプリンタ)16に転
送するプリンタ転送機能、ダウンロードデータをLAN
側接続ポート7を介してLANに接続されたPC13,
14に転送するPC転送機能、ダウンロードデータに基
づく画像を記録部37に単色で印刷させる単色印刷機
能、印刷時の機械音が抑えられた上記静音印刷モードで
記録部37を動作させてダウンロードデータに基づく画
像を印刷させる静音印刷機能、ウェブプリント部110
で実行した各処理に関するログ情報を保存するログ保存
機能、エラーメッセージをLCD274に表示させるエ
ラー情報表示機能等を備えており、これらの機能をRO
M113内が記憶するウェブプリント機能用プログラム
群113aで実現するように構成にされ、図8に示すフ
ラグ情報113bに基づいて、各機能を動作させるかど
うか(即ち、機能のON/OFF)を切り換える構成に
なっいる。尚、図8は、フラグ情報113bとしてRO
M113内に記憶されているデータの構成を表す説明図
である。
【0068】ウェブプリント部110は、所定条件で、
図8に示す『正常』動作モード、『URLアクセス不許
可』動作モード、『印刷キャンセル』動作モード・『パ
スワードエラー』動作モード、『キーワードエラー』動
作モード、『同一コンテンツ検出』動作モード、『夜間
印刷』動作モード、『留守番』動作モード、『大量モノ
クロ印刷』動作モード、『紙なしエラー』動作モード、
『トナーなしエラー』動作モードのいずれかを選択し、
各機能の値(以下、「フラグ値」と表現する。)をフラ
グセット情報としてRAM115内に書き込むことによ
ってフラグをセットするように構成されている。また、
ウェブプリント部110は、フラグ値”1”以上で、そ
の機能を動作(ON)させ、フラグ値”0”で、その機
能の動作を禁止(OFF)する構成になっている。ま
た、図8において表す記号*は、その動作モードが選択
される前にフラグセット情報として記憶されているフラ
グ値を書き換えないようすることを示している。
【0069】次に、本実施の形態の通信システムと通信
装置について説明する。図9は、本実施の形態の通信シ
ステム301の全体構成図である。図9に示すように、
本実施の形態の通信システム301は、親機302と子
機303とを備えており、個別の図1のファクシミリ装
置1にそれぞれ相当するものである。この点、親機30
2は、選択部304や、更新ソフト記憶部305、通信
部311、転送制御部312などを備えている。また、
子機303は、通信部313、更新部314、ソフト記
憶部315、機能情報提供部316などを備えている。
【0070】そして、親機302の通信部311及び子
機303の通信部313は、所定の通信プロトコルをも
って、機能情報や更新用ソフトウエアの通信を行うもの
であって、図4の通信モジュール5などが相当する。ま
た、親機302の選択部304は、機能情報及びソフト
属性情報により、更新すべき更新用ソフトウエアを選択
するものであって、図4のCPU39や図4のROM8
1に記憶されたプログラムなどが相当する。
【0071】また、親機302の転送制御部312は、
選択部304で選択された一又は複数の更新用ソフトウ
エアを、通信部311を利用して子機303に送信する
ものであって、図4のCPU39や図4のROM81に
記憶されたプログラムなどが相当する。また、子機30
3の機能情報提供部316は、機能情報(子機303が
備えている機能に関する情報)が記憶されたものであっ
て、図4のROM81などが相当する。尚、子機303
の機能情報提供部316は、図4のROM81のよう
に、子機303に内蔵されたものであるが、外部接続さ
れた記憶媒体であってもよい。また、子機303の各機
能をスキャンして、その都度、機能情報を作成し記憶し
てもよい。
【0072】また、子機303の更新部314は、親機
302から受信した更新用ソフトウエアをソフト記憶部
315に記憶するとともに、その更新用ソフトウエアを
新しいソフトウエアとして起動させるものである。ま
た、親機302の更新ソフト記憶部305は、ソフトA
や、ソフトB、ソフトC、ソフトDの4つの更新用ソフ
トウエア307,308,309,310と、ソフト属
性情報306などが記憶されているものであって、図4
のROM81などが相当する。尚、図4のROM81
は、書換可能な不揮発性のフラッシュメモリが望まし
い。
【0073】一方、図10は、子機303の機能情報提
供部316に記憶された機能情報321(子機303が
備えている機能に関する情報)の内容を示した図であ
る。具体的には、子機303の機能としては、例えば、
通信プロトコルが「Z型」、エラー検出・訂正が「C
型」、データ符号化が「I型」、電話帳ソフトがバージ
ョン「2.01」、メールソフトがバージョン「2.0
0」、表示桁数が「2行」、表示文字が「カナ」、国が
「日本」などとなっており、ソフトウエア的機能とハー
ドウエア的機能とがともに定義されている。
【0074】また、図11は、親機302の更新ソフト
記憶部305に記憶されたソフト属性情報306の内容
を示した図である。ここで、「ソフト種」とは、ソフト
Aや、ソフトB、ソフトC、ソフトDの4つの更新用ソ
フトウエア307,308,309,310の種別を表
すものである。従って、図11のソフト属性情報306
は、4つの更新用ソフトウエア307,308,30
9,310について、それぞれ作成される。
【0075】また、「機能」及び「情報」とは、各更新
用ソフトウエア307,308,309,310の属性
を図10の機能情報321と同じ内容で示したものであ
って、親機302に備えられたソフトウエア的機能が定
義されている。この点、「機能」には、通信プロトコル
や、エラー検出・訂正などの項目があるが、これらは、
親機302と子機303との整合性が必要となる機能で
ある。
【0076】また、「メールソフト」には、子機303
の表示装置(図4のLCD274に相当するもの)の仕
様によりソフトウエアが異なるため、「機能」及び「情
報」には、ハードウエア的な適合条件を示すものが定義
されている。
【0077】また、「条件」には、子機303のソフト
ウエアを更新する際の条件が記載されている。この点、
「上位」とは、「ソフト種」が示すソフトウエアの方が
上位版であれば「真」とするものである。また、「相
違」とは、「情報」が異なれば「真」とするものであ
る。また、「一致」とは、「情報」が同じであれば
「真」とするものである。また、「and」と「or」
とは、論理演算式を表している。そして、「真」となっ
た場合に、子機303のソフトウエアが更新される。
【0078】また、図12は、本実施の形態の通信シス
テム301のソフト更新処理のフローチャートを示した
図である。尚、このソフト更新処理に入る前に、親機3
02において、子機増設モードとすることにより、子機
303の登録を済ませておく。そして、S11におい
て、親機302から子機303に対して、更新モードへ
の移行を指示する。その後、S12では、子機303に
おいて、ソフトウエアを更新するためのプログラムを図
4のROM81から図4のRAM83にロードして起動
させる。
【0079】さらに、子機303では、S13におい
て、図10の機能情報321を機能情報提供部316か
ら読み出し、親機302に送信する。尚、機能情報提供
部316に、図10の機能情報321が存在していない
場合には、子機303の機能をスキャンして図10の機
能情報321を作成した、親機302に送信する。
【0080】その後、親機302では、S14におい
て、親機302から子機303に送信するソフトウエア
を、図13のフローチャートにより、更新ソフト記憶部
305に記憶された更新用ソフトウエア307,30
8,309,310から選択する。そして、親機302
では、S15において、親機302から子機303に送
信するソフトウエアがあるか否かを判断する。ここで、
親機302から子機303に送信するソフトウエアがな
いと判断した場合(S15:No)には、S21に進ん
で、親機302から子機303に対して、更新モードの
終了を通知し、終了する。
【0081】一方、親機302から子機303に送信す
るソフトウエアがあると判断する場合(S15:Ye
s)には、S16に進んで、親機302から子機303
に対して、更新用ソフトウエア307,308,30
9,310のうち、S14で選択されたものを送信す
る。そして、S17では、子機303において、親機3
02から受信したものをソフト記憶部315に上書き
し、S18において、子機303から親機302に対し
て、ソフト記憶部315の更新が終了したことを通知す
る。
【0082】さらに、S19において、親機302から
子機303に対して、更新モードの終了を通知する。そ
の後、S20では、子機303において、ソフト記憶部
315に上書きされたものを起動させる。
【0083】また、図13は、本実施の形態の通信シス
テム301のソフト選択処理のフローチャートを示した
図であって、図12のS14の処理に相当するものであ
る。すなわち、親機302においては、以下の処理を行
う。先ず、S31において、更新ソフト記憶部305に
記憶された更新用ソフトウエア307,308,30
9,310の全てについて比較がなされた否かを判断す
る。ここで、更新ソフト記憶部305に記憶された更新
用ソフトウエア307,308,309,310の全て
について比較がなされたと判断する場合(S31:Ye
s)には、このソフト選択処理を終了し、図12のS1
5に進む。
【0084】一方、更新ソフト記憶部305に記憶され
た更新用ソフトウエア307,308,309,310
の全てについて比較がなされなかったと判断した場合
(S31:No)には、S32に進み、新ソフト記憶部
305に記憶された更新用ソフトウエア307,30
8,309,310の中から未だ本処理の対象になって
いないものを一つピックアップし、後述する図14のフ
ローチャートにより、更新ソフト記憶部305に記憶さ
れたソフト属性情報306(図11参照)の機能情報
と、子機303から受信した機能情報321(図10参
照)を比較する。
【0085】そして、S33において、更新条件を満足
するか否かを判断し、このとき、更新条件を満足すると
判断する場合(S33:Yes)には、S34に進ん
で、子機303に転送する更新用ソフトウエアとして、
S32でピックアップしたものを登録した後、S31に
戻って、上述した処理を繰り返す。一方、更新条件を満
足していないと判断した場合(S33:No)には、何
もすることなく、S31に戻って、上述した処理を繰り
返す。
【0086】また、図14は、本実施の形態の通信シス
テム301の判断処理のフローチャートを示した図であ
って、図13のS32の処理に相当するものである。す
なわち、親機302においては、以下の処理を行う。先
ず、S41において、ソフト属性情報306(図11参
照)の全条件について処理が行われたか否かを判断し、
このとき、全条件について処理が行われたと判断する場
合(S41:Yes)には、S53において、後述する
演算結果を出力し、図13のS33に進む。
【0087】一方、全条件について処理が行われたと判
断しない場合(S41:No)には、S42において、
当該条件について判定を「偽」とする初期化を行った
後、S43に進む。尚、ここでは、以下の判定が行われ
ていない条件のうち一つをピックアップして、判定の対
象とする。
【0088】S43では、当該条件が「上位」(図11
参照)であるか否かを判断する。ここで、当該条件が
「上位」(図11参照)でないと判断した場合(S4
3:No)には、S46に進む一方、当該条件が「上
位」(図11参照)であると判断する場合(S43:Y
es)には、S44に進んで、子機303よりも上位版
であるか否かを判断する。ここで、子機303よりも上
位版であると判断する場合(S44:Yes)には、S
45に進んで、当該条件について判定を「真」とした
後、S46に進む。一方、子機303よりも上位版でな
いと判断した場合(S44:No)には、何もすること
なく、S46に進む。
【0089】S46では、当該条件が「相違」(図11
参照)であるか否かを判断する。ここで、当該条件が
「相違」(図11参照)でないと判断した場合(S4
3:No)には、S49に進む一方、当該条件が「相
違」(図11参照)であると判断する場合(S46:Y
es)には、S47に進んで、子機303と異なるもの
であるか否かを判断する。ここで、子機303と異なる
ものであると判断する場合(S47:Yes)には、S
48に進んで、当該条件について判定を「真」とした
後、S49に進む。一方、子機303と同じものである
と判断した場合(S47:No)には、何もすることな
く、S49に進む。
【0090】S49では、当該条件が「一致」(図11
参照)であるか否かを判断する。ここで、当該条件が
「一致」(図11参照)でないと判断した場合(S4
9:No)には、S52に進む一方、当該条件が「一
致」(図11参照)であると判断する場合(S49:Y
es)には、S50に進んで、子機303と同じもので
あるか否かを判断する。ここで、子機303と同じもの
であると判断する場合(S50:Yes)には、S51
に進んで、当該条件について判定を「真」とした後、S
52に進む。一方、子機303と同じものでないと判断
した場合(S50:No)には、何もすることなく、S
52に進む。
【0091】そして、S52では、上記演算結果を図4
のRAM83に蓄積した後、S41に戻って、上述した
処理を繰り返す。
【0092】以上詳細に説明したように、本実施の形態
の通信システム301及び、親機302、子機303で
は、親機302と子機303との間に互換性を実現させ
る選択部304は、親機302と子機303との間に互
換性がない場合に、親機302の更新ソフト記憶部30
5から子機303のソフト記憶部315に更新用ソフト
ウエア307,308,309,310を転送させる際
に(図12のS16)、親機302のソフト属性情報3
06と子機303の機能情報321との間で互いの機能
情報を比較して、機能情報が細分化された属性(図11
の「機能」の各項目)で互換性を妨げるものとして判断
した非互換属性がある場合には(図14のS44,S4
7,S50:Yes)、親機302の更新ソフト記憶部
305に記憶された更新用ソフトウエア307,30
8,309,310のうち、親機302と子機303と
の間における機能情報が細分化された属性(図11の
「機能」の各項目)で互換性を妨げるものと判断した非
互換属性に関するものを選択して(図12のS14、図
13のS31〜S34)、転送制御部312を介して、
親機302の更新ソフト記憶部305から子機303の
ソフト記憶部315に転送しており、これにより、親機
302と子機303との間におけるソフトウエアの互換
性を確保し、当該ソフトウエアの効率的な書換処理を可
能にしている。
【0093】さらに、本実施の形態の通信システム30
1及び、親機302、子機303において、更新用ソフ
トウエア307,308,309,310について、図
10や図11に示しように、親機302と子機303と
の間における機能情報の属性又は属性群毎に個別化して
おり、親機302と子機303との間に互換性を実現さ
せる選択部304が、親機302の更新ソフト記憶部3
05に記憶された更新用ソフトウエア307,308,
309,310のうち、親機302と子機303との間
における機能情報が細分化された属性(図11の「機
能」の各項目)で互換性を妨げるものと判断した非互換
属性に関するものを選択する際に(図12のS14、図
13のS31〜S34)、親機302と子機303との
間における機能情報の属性又は属性群毎に選択できるの
で(図14のS41〜S53)、親機302と子機30
3との間におけるソフトウエアの互換性を確保するため
の、当該ソフトウエアの書換処理がより効率的となる。
【0094】また、本実施の形態の通信システム301
及び、親機302、子機303において、親機302の
ソフト属性情報306と子機303の機能情報321と
が、図10や図11に示すように、ハードウェア的に互
換可能な属性(例えば、図4のLCD274の仕様な
ど)を含んで構成されており、親機302と子機303
との間に互換性を実現させる選択部304が、親機30
2の更新ソフト記憶部305に記憶された更新用ソフト
ウエア307,308,309,310のうち、親機3
02と子機303との間における機能情報が細分化され
た属性(図11の「機能」の各項目)で互換性を妨げる
ものと判断した非互換属性に関するものを選択する際に
(図12のS14、図13のS31〜S34)、親機3
02と子機303との間におけるハードウエア的な互換
性を実現させる更新用ソフトウエア(親機302の更新
ソフト記憶部305に記憶された更新用ソフトウエア3
07,308,309,310のいずれか)が必ず存在
することになるので、親機302と子機303との間に
おけるソフトウエアの互換性を確保するための当該ソフ
トウエアの書換処理がより効率的となる。
【0095】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が
可能である。例えば、本実施の形態の通信システム30
1において、親機302と子機303との間に互換性を
実現させる選択部304や、転送対象の更新用ソフトウ
エア307,308,309,310をした記憶更新ソ
フト記憶部305は、親機302に内蔵されたもの(図
4のCPU39やROM81、RAM83)であるが、
この点、親機302や子機303が接続されたネットワ
ーク上のサーバに設けられていてもよい。そして、この
場合には、親機302のメモリ容量の削減に貢献すると
ともに、上記サーバにおいて、きめ細やかな「機能」の
項目(図10、図11参照)に基づいて更新用ソフトウ
エアの転送を行うことが可能となり、それに加えて、更
新条件のアルゴリズムの修正も可能となる。
【0096】また、本発明の通信システム及び通信装置
では、本実施の形態の通信システム301及び、親機3
02、子機303では、親機302と子機303との間
に互換性を実現させる選択部304は、転送制御部31
2を介して、親機302の更新ソフト記憶部305から
子機303のソフト記憶部315に転送するタイミング
を、親機302のおける子機303の登録が済んだ後に
行っているが、この点、親機302と子機303とを接
続する直後に行えば、親機302と子機303との間に
おけるソフトウエアの互換性を確保するための、当該ソ
フトウエアの書換処理に関する作業が能率的となる。即
ち、互換性を合わせるために必要なときだけにソフトウ
エアの書換えを行えるという点で効率的である。
【0097】特に、本実施の形態の通信システム301
において、親機302と子機303とが親子電話の関係
にある場合には、親子電話の親機302に親子電話の子
機303を登録する際に、親子電話におけるソフトウエ
アの互換性を実現させるために、選択部304を実行す
れば、当該ソフトウエアの書換処理に関する作業が能率
的となる。
【0098】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に係る通
信システムでは、第1通信装置と第2通信装置との間に
互換性を実現させる互換性実現手段は、第1通信装置と
第2通信装置との間に互換性がない場合に第1装置の送
信側更新ソフト記憶手段から第2装置の受信側更新ソフ
ト記憶手段に更新用ソフトウエアを転送させる際に、第
1通信装置と第2通信装置との間で互いの機能情報を比
較して、機能情報が細分化された属性で互換性を妨げる
ものとして判断した非互換属性がある場合には、第1装
置の送信側更新ソフト記憶手段に記憶された更新用ソフ
トウエアのうち、第1通信装置と第2通信装置との間に
おける機能情報が細分化された属性で互換性を妨げるも
のと判断した非互換属性に関するものを選択して、第1
通信装置の送信側更新ソフト記憶手段から第2通信装置
の受信側更新ソフト記憶手段に転送しており、これによ
り、第1通信機器と第2通信機器との間におけるソフト
ウエアの互換性を確保するので、互換性を合わせるため
に必要なときだけソフトウエアの書き換えを行えるとい
う点で効率的な当該ソフトウエアの書換処理を可能にし
ている。
【0099】また、請求項2に係る通信システムでは、
更新用ソフトウエアを、第1通信機器と第2通信機器と
の間における機能情報の属性又は属性群毎に個別化され
ており、第1通信装置と第2通信装置との間に互換性を
実現させる互換性実現手段が、第1装置の送信側更新ソ
フト記憶手段に記憶された更新用ソフトウエアのうち、
第1通信装置と第2通信装置との間における機能情報が
細分化された属性で互換性を妨げるものと判断した非互
換属性に関するものを選択する際に、第1通信機器と第
2通信機器との間における機能情報の属性又は属性群毎
に選択できるので、第1通信機器と第2通信機器との間
におけるソフトウエアの互換性を確保するための、当該
ソフトウエアの書換処理がより効率的となる。
【0100】また、請求項3に係る通信システムでは、
機能情報が、ハードウェア的に互換可能な属性を含んで
おり、第1通信装置と第2通信装置との間に互換性を実
現させる互換性実現手段が、第1装置の送信側更新ソフ
ト記憶手段に記憶された更新用ソフトウエアのうち、第
1通信装置と第2通信装置との間における機能情報が細
分化された属性で互換性を妨げるものと判断した非互換
属性に関するものを選択する際に、第1通信装置と第2
通信装置との間におけるハードウエア的な互換性を実現
させる更新用ソフトウエアを選択するので、第1通信機
器と第2通信機器との間におけるソフトウエアの互換性
を確保するための、当該ソフトウエアの書換処理が、例
えば、第2通信装置に適合するまで、各種ハードウエア
用のソフトウエアを転送する、あるいは、各種ハードウ
エアに対応した(それに伴って肥大化した)ソフトウエ
アを転送しなくて済むという点で、効率的となる。
【0101】また、請求項4に係る通信システムでは、
機能情報が、ソフトウェアに関する属性を含んでいるの
で、ソフトウエアの互換性を判断することができる。
【0102】また、請求項5に係る通信システムでは、
第1通信装置と第2通信装置との間に互換性を実現させ
る互換性実現手段が、第1通信装置の送信側更新ソフト
記憶手段から第2通信装置の受信側更新ソフト記憶手段
に転送するタイミングを、第1通信装置と第2通信装置
とを接続するときとするので、接続処理と互換性確保の
処理が一時にできるため、第1通信機器と第2通信機器
との間におけるソフトウエアの互換性を確保するため
の、当該ソフトウエアの書換処理に関する作業が能率的
かつ確実となる。
【0103】また、請求項6に係る通信システムでは、
転送対象の更新用ソフトウエアが記憶された送信側更新
ソフト記憶手段は、第1通信装置に代えて、少なくと
も、第1通信装置が接続されたネットワーク上のサーバ
に設けられているので、第1通信装置の構成を簡略化で
きるとともに、サーバならば、「機能」項目、更新条件
のアルゴリズムの変更をかけることが容易にできるた
め、必要に応じた互換性の確保ができるようになる。
【0104】また、請求項7に係る通信システムでは、
第1通信装置と第2通信装置との間に互換性を実現させ
る互換性実現手段は、少なくとも、第1通信装置と第2
通信装置のいずれか一方が接続されたネットワーク上の
サーバに設けられているので、第1通信装置の構成を簡
略化できるとともに、サーバならば、「機能」項目、更
新条件のアルゴリズムの変更をかけることが容易にでき
るため、必要に応じた互換性の確保ができるようにな
る。
【0105】また、請求項8に係る通信システムでは、
第1通信装置と前記第2通信装置とが親子電話の関係に
あるので、親子電話の互換性確保を実現できる。
【0106】また、請求項9に係る通信システムでは、
親子電話の親機に前記親子電話の子機を登録する際に、
親子電話におけるソフトウエアの互換性を実現させるた
めに、互換性実現手段を実行しており、子機登録処理と
互換性確保の処理が一時にできるため、当該ソフトウエ
アの書換処理に関する作業が能率的かつ確実となる。
【0107】また、請求項10、及び、請求項11、請
求項12に係る通信装置においても、上述した効果を発
揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のファクシミリ装置1の使用形態
を表す説明図である。
【図2】ファクシミリ装置1の外部構成を表す概略斜視
図である。
【図3】ファクシミリ装置1の内部構成を表す説明図で
ある。
【図4】ファクシミリ装置1の電気的構成を表すブロッ
ク図である。
【図5】ROM81及びRAM83内のデータ構成を表
す説明図である。
【図6】ウェブプリント部110のROM113及びR
AM115内のデータ構成を表す説明図である。
【図7】ウェブプリント部110のCPU111が実行
するURL・メモ情報登録処理を表すフローチャートで
ある。
【図8】ROM113内に記憶されているフラグ情報1
13bに関する説明図である。
【図9】本発明の一実施の形態による通信システムの全
体構成図である。
【図10】本発明の一実施の形態による通信システムに
おいて、子機の機能情報提供部に記憶された機能情報
(子機が備えている機能に関する情報)の内容を示した
図である。
【図11】本発明の一実施の形態による通信システムに
おいて、親機の更新ソフト記憶部に記憶されたソフト属
性情報の内容を示した図である。
【図12】本発明の一実施の形態による通信システムの
ソフト更新処理のフローチャートを示した図である。
【図13】本発明の一実施の形態による通信システムの
ソフト選択処理のフローチャートを示した図である。
【図14】本発明の一実施の形態による通信システムの
判断処理のフローチャートを示した図である。
【符号の説明】
301 通信システム 302 親機 303 子機 304 選択部 305 更新ソフト記憶部 306 ソフト属性情報 307,308,309,310 更新用ソフトウエア 311,313 通信部 312 転送制御部 314 更新部 315 ソフト記憶部 316 機能情報提供部 322 ソフト属性情報

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転送対象の更新用ソフトウエアが記憶さ
    れた送信側更新ソフト記憶手段を設けた第1通信装置
    と、前記更新用ソフトウエアを記憶するための受信側更
    新ソフト記憶手段を設けた第2通信装置と、前記第1通
    信装置と前記第2通信装置との間に互換性がない場合に
    前記更新用ソフトウエアを前記送信側更新ソフト記憶手
    段から前記受信側更新ソフト記憶手段に転送させること
    により、前記第1通信装置と前記第2通信装置との間に
    互換性を実現させる互換性実現手段と、を有する通信シ
    ステムにおいて、 前記互換性実現手段は、前記第1通信装置と前記第2通
    信装置との間で互いの機能情報を比較して、前記機能情
    報が細分化された属性で互換性を妨げるものとして判断
    した非互換属性がある場合には、前記更新用ソフトウエ
    アのうち前記非互換属性に関するものを前記送信側更新
    ソフト記憶手段から前記受信側更新ソフト記憶手段に転
    送させることを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載する通信システムであっ
    て、前記更新用ソフトウエアは、前記機能情報の属性又
    は属性群毎に個別化されていることを特徴とする通信シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載する通信シ
    ステムであって、前記機能情報は、ハードウェア的に互
    換可能な属性を含むことを特徴とする通信システム。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか一つに
    記載する通信システムであって、前記機能情報は、ソフ
    トウェアに関する属性を含むことを特徴とする通信シス
    テム。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか一つに
    記載する通信システムであって、前記第1通信装置と前
    記第2通信装置とを接続する際に、前記更新用ソフトウ
    エアのうち前記非互換属性に関するものが前記送信側更
    新ソフト記憶手段から前記受信側更新ソフト記憶手段に
    転送されることを特徴とする通信システム。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれか一つに
    記載する通信システムであって、前記送信側更新ソフト
    記憶手段は、前記第1通信装置に代えて、少なくとも、
    前記第1通信装置が接続されたネットワーク上のサーバ
    に設けられていることを特徴とする通信システム。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれか一つに
    記載する通信システムであって、前記互換性実現手段
    は、少なくとも、前記第1通信装置と前記第2通信装置
    のいずれか一方が接続されたネットワーク上のサーバに
    設けられていることを特徴とする通信システム。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項7のいずれか一つに
    記載する通信システムであって、前記第1通信装置と前
    記第2通信装置とが親子電話の関係にあることを特徴と
    する通信システム。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載する通信システムであっ
    て、前記親子電話の親機に前記親子電話の子機を登録す
    る際に、前記互換性実現手段を実行することを特徴とす
    る通信システム。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至請求項9のいずれか一つ
    に記載する通信システムで前記第1通信装置として使用
    されることを特徴とする通信装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至請求項9のいずれか一つ
    に記載する通信システムで前記第2通信装置として使用
    されることを特徴とする通信装置。
  12. 【請求項12】 請求項6又は請求項7に記載する通信
    システムで前記サーバとして使用されることを特徴とす
    る通信装置。
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