JP2003298642A - Atmセル伝送システム、及び信号帯域の制御方法 - Google Patents

Atmセル伝送システム、及び信号帯域の制御方法

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JP2003298642A
JP2003298642A JP2002100129A JP2002100129A JP2003298642A JP 2003298642 A JP2003298642 A JP 2003298642A JP 2002100129 A JP2002100129 A JP 2002100129A JP 2002100129 A JP2002100129 A JP 2002100129A JP 2003298642 A JP2003298642 A JP 2003298642A
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光弘 杉野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 xDSL区間のリンクスピードを収集し、リ
ンクスピードを超えない範囲で、トラヒックに見合った
音声符号化則を選択するATMセル伝送システムを提供
する。 【解決手段】 ATMセル伝送システムは、複数の電話
機101を収容しxDSLに接続する複数のIAD10
2と、複数のxDSLからのATM化された音声信号を
ATM網に接続するDSLAM105と、ATM網10
6を公衆回線網に接続するMG107とを備える。MG
107は、IAD(102)より受信したリンクスピー
ドと、使用中の通信帯域幅とに基づいて、電話機101
のATM網を経由する信号帯域を定める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はATMセル伝送シス
テム、及び信号帯域の制御方法に関し、更に詳しくは、
音声データ等の通信データをATMセル化してATM網
に送出するATMセル伝送システム、及び信号帯域の制
御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ATM(Asynchronous Transfer Mode:
非同期転送モード)網の発展と共に、例えば電話機によ
る音声通信では、電話回線のみを使用した通信だけでな
く、通信経路の一部にATM網を使用した通信が広く行
われている。このような通信では、音声データは複数の
ATMセルに分割され、ATM網を伝播する。
【0003】図4は、従来のボイス・オーバ・ATM
(VoATM:Voice over Asynchronous Transfer Mod
e)を用いたATMセル伝送システムを示している。A
TMセル伝送システムは、複数の電話機201を収容す
るIAD(Integrated AccessDevice)202と、IA
D(202)を含む複数の発呼装置203を収容するマ
ルチプレクサDSLAM(Digital Subscriber Line Ac
cess Multiplexer)205と、異種のプロトコルを接続
するための変換を行うメディアゲートウェイ(MG:Me
dia Gateway)207とを備える。ATMセル伝送シス
テムは、発呼装置203内に配置された電話機201
を、ATM網206及び交換機208を介して図示しな
い公衆回線網に接続する。
【0004】発呼装置203は、電話機201とIAD
(202)とを備える。IAD(202)は、LES
(Loop Emulation Service)で規定されるCP−IWF
(Customer Premises InterWorking Function)の機能
を備え、収容する電話機201の通信データを含む呼処
理信号を、LES規定により変換する。電話機201か
ら送信された音声通話の通信データは、IAD(20
2)によってATMセル化及び多重化される。ATMセ
ル化された通信データは、xDSL(Any varietyof Di
gital Subscriber Line, 例えばADSL or SDS
L)を介してDSLAM(205)に送信される。ここ
で、xDSLは、ツイストペアケーブルを用いて高速通
信を実現する技術の総称であり、下り方向の転送速度を
高速化したADSL(Asymmetric Digital Subscriber
Line)がよく知られている。
【0005】DSLAM(205)は、発呼装置203
から送信される、ATMセル化された通信データを入力
する。DSLAM(205)は、複数本のxDSLを束
ね、ルータなどの通信機器と接続して高速・大容量の基
幹回線(バックボーン)への橋渡しを行う。DSLAM
(205)に入力された通信データは、ATM網206
を介して、異種のプロトコルを接続するための変換を行
うMG207に入力される。
【0006】MG207は、ATMフォーラムで規定さ
れるLES(Loop Emulation Service Using AAL
2)のCO−IWF(Central Office Interworking Fu
nction)に準拠した機能を備え、LESで規定される呼
処理信号を変換する。MG(207)では、各発呼側装
置203からATMセル化したデータとして送り出され
た通信データが、電話機201から送出された元の通信
データに変換され、交換機208を介して公衆回線網に
送出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したATMセル伝
送システム200では、発呼装置203とDSLAM
(205)とを接続するxDSLの帯域を予め所定の値
に設定し、設定された帯域幅に応じて、同じ発呼装置2
03内で同時に通話可能な電話機201の数、及び、音
声通話品質(音声符号化則)が設定される。
【0008】しかし、xDSLの帯域幅は、一定ではな
く、ノイズ等の影響によって変動する。このため、実際
のxDSLの帯域幅が設定した値よりも狭い場合には、
そのxDSLを使用する発呼装置203での回線品質が
十分確保されないという問題がある。また、実際のxD
SLの帯域幅が設定した値よりも広い場合には、通話可
能な回線数が予め設定した帯域幅によって制限され、帯
域使用率、つまり音声通話品質が必要以上に低くなると
いう問題がある。
【0009】上記した問題点を解消する技術として、特
願2001−349362には、MG(207)がxD
SLの帯域幅を取得し、この帯域幅と、発呼装置203
に配置された電話機201の数との関係に基づいて、通
話可能な回線数を設定するATMセル伝送システムが記
載されている。
【0010】上記先願に記載のATMセル伝送システム
は、xDSLの帯域を監視して、xDSLの帯域が広い
場合には、高いビットレートの音声符号化則を使用し、
帯域が狭い場合には、低いビットレートの音声符号化則
を使用する。また、低いビットレートの音声符号化則を
選択するときには、xDSLの帯域をオーバーしないよ
うに、同時接続可能な回線数を制限する。xDSLの帯
域幅の変化を的確に捉え、同時に通話が可能な回線数と
音声符号化則とをダイナミックに決定するため、通信品
質の確保と、帯域使用率の向上とを同時に実現できる。
【0011】しかし、上記先願では、トラヒック(使用
帯域幅)に関係なく、通話可能な回線数が設定される。
例えば、同時接続可能な回線数が多数ある場合に、その
うち少数の回線のみが実際に使用中であっても、同時接
続数を優先させるため、新たに呼を生起した電話機に低
いビットレートの音声符号化則を選択することがあっ
た。つまり、トラヒックが低く、従ってxDSLの帯域
に余裕がある場合であっても、低いビットレートの音声
符号化則が選択されるため、帯域の使用率が低くなると
いう問題が生じた。
【0012】本発明は、上記問題を解消し、xDSLの
帯域幅、及び、トラヒックに応じて、回線品質の保証さ
れた回線を最大限設定することができるATMセル伝送
システム、及び信号帯域の制御方法を提供することを目
的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のATMセル伝送システムは、夫々が複数の
通信端末を収容し、該複数の通信端末からの音声信号を
ATMセルに変換して通信回線に接続する複数のIAD
装置と、複数の前記通信回線からのATMセル化された
音声信号をATM網に接続するマルチプレクサ装置と、
前記ATM網を公衆回線網に接続すると共に前記通信端
末のATM網を経由する信号帯域を制御するメディアゲ
ートウェイとを備えるATMセル伝送システムにおい
て、前記通信回線のリンクスピードを測定するリンクス
ピード測定手段と、前記通信端末によって占有される前
記通信回線の通信帯域幅を監視する帯域監視手段とを備
え、前記メディアゲートウェイは、前記リンクスピード
測定手段で測定されたリンクスピードと、前記帯域監視
手段で検出された通信帯域幅とに基づいて、前記通信端
末のATM網を経由する信号帯域を定めることを特徴と
する。
【0014】本発明の信号帯域の制御方法は、夫々が複
数の通信端末を収容し、該複数の通信端末からの音声信
号をATMセルに変換して通信回線に接続する複数のI
AD装置と、複数の前記通信回線からのATMセル化さ
れた音声信号をATM網に接続するマルチプレクサ装置
と、前記ATM網を公衆回線網に接続するメディアゲー
トウェイとを備えるATMセル伝送システムにおける前
記ATM網の信号帯域の制御方法において、前記通信回
線のリンクスピードと、通信端末が占有している通信帯
域幅とを測定し、前記測定されたリンクスピードと通信
帯域幅とに基づいて、前記通信端末のATM網を経由す
る信号帯域を定めることを特徴とする。
【0015】本発明のATMセル伝送システム、及び、
信号帯域の制御方法では、検出された、通信回線の帯域
幅であるリンクスピードと、通信回線の使用状況(トラ
ヒック)との関係にもとづいて、呼を生起した通信端末
が使用する信号帯域を定める。このため、リンクスピー
ドが低い場合であっても、トラヒックが低い場合には、
呼を生起した通信端末の音声通話品質を必要以上に低く
することがない。
【0016】本発明のATMセル伝送システムでは、前
記メディアゲートウェイは、新たに発呼した通信端末か
らの音声信号と、既に通信が確立されている通信端末か
らの音声信号とを共に制御することが好ましい。リンク
スピードに余裕がなくなった場合には、トラヒックが低
いときに広い占有帯域で接続を確立した通信端末が占有
する帯域を狭くすることで、新たに呼を生起した通信端
末の通信が可能になる。
【0017】また、本発明のATMセル伝送システム
は、前記通信回線がDSL回線であってもよく、無線回
線であってもよい。このような通信回線は、リンクスピ
ードが一定ではなく、周囲の環境等によって変動する。
【0018】本発明のATMセル伝送システムでは、前
記メディアゲートウェイは、高いビットレートの音声符
号化則と低いビットレートの音声符号化則の何れかを選
択することによって、前記信号帯域を定めることが好ま
しい。例えば、高いビットレートの音声符号化則にはP
CM方式があり、低いビットレートの音声符号化則には
ADPCM方式がある。
【0019】本発明のATMセル伝送システムでは、前
記メディアゲートウェイは、高いビットレートで符号化
する音声符号化装置と低いビットレートで符号化する音
声符号化装置の何れかを選択することが好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の実
施形態例に基づいて、本発明を更に詳細に説明する。図
1は、本発明の一実施形態例のATMセル伝送システム
の構成を示している。ATMセル伝送システムは、それ
ぞれが複数の電話機101を収容するIAD(Integrat
ed Access Device)102から成る発呼装置103と、
発呼装置103を収容するマルチプレクサDSLAM
(Digital Subscriber Line Access Multiplexer)10
5と、異種のプロトコルを接続するための変換を行うメ
ディアゲートウェイ(MG:Media Gateway)107と
を備える。ATMセル伝送システムは、発呼装置103
内に配置された電話機101を、ATM網106及び交
換機108を介して図示しない公衆回線網に接続する。
【0021】IAD(102)は、加入者回路終端機能
を有するラインカード(LC:LineCard)120、時分
割スイッチ機能を有するスイッチSW121、TDM
(Time Division Multiplex)信号とATM信号の間で
相互に信号を変換するATMCNV(ATM CoNVerte
r)122、xDSLインタフェース機能を有するDS
LIF(DSL InterFace)123、及び、IAD(1
02)内の各部を制御するIADC(IAD Controlle
r)124を備える。IAD(102)は、ATMFo
rumで規定されるLES(Loop Emulation Service U
sing AAL2)上のCP−IWF(Customer Premises
Interworking Function)に準拠した機能を備え、電話
機101が送信する通信データを含む呼処理信号をAT
Mセル化してDSLAM(105)に送信する。
【0022】LC(120)は、IAD(102)が収
容する各電話機101に対応して配置され、加入者回路
終端機能を有する。SW(121)は、時分割スイッチ
機能により、使用中の電話機101に対応するLC(1
20)を時系列的に選択してATMCNV(122)に
接続する。ATMCNV(122)は、MG(107)
から送信される音声符号化則情報に従って、LESで規
定される変換則に沿ってTDM信号とATM信号の間で
相互に信号を変換する。音声符号化則は、少なくとも2
つの音声符号化則を含み、高いビットレートを有するも
のと、低いビットレートを有するものとがある。DSL
IF(123)は、xDSLインタフェース終端機能を
有し、xDSLを介してDSLAM(105)と接続す
る。
【0023】IADC(124)は、LC(120)か
らの呼処理信号を受信して、呼処理信号をLESで規定
されるPSTN(公衆交換電話網)プロトコル、又はI
SDN(総合デジタル通信網)プロトコルに変換し、A
TMCNV(122)を介してMGC(Media Gateway
Controller)174と通信する呼処理機能を有する。ま
た、DSLIF(123)からxDSL区間で保証され
る最大帯域幅(以下、リンクスピードと言う)を収集す
る機能と、LES上のCCS(Common ChannelSignalin
g)を用いてMGC(174)にリンクスピード情報を
伝える機能とを有する。
【0024】MG(107)は、ATM網106のイン
タフェースを有するATMIF(ATM InterFace)1
70、ATM信号とTDM信号とを変換するTDMCN
V(TDM CoNVerter)171、時分割スイッチ機能を
有するSW(172)、交換機インタフェースを有する
EXIF(EXternal InterFace)173、及び、MG
(107)の各部を制御するMGC(174)を備え
る。MG(107)は、LES上のCO−IWF(Cent
ral Office Interworking Function)に準拠した機能を
備え、IAD(102)に対してxDSL及びATM網
106を介して呼制御を行う。
【0025】ATMIF(170)は、ATMインタフ
ェース終端機能を有し、ATM網106を介してDSL
AM(105)と接続する。TDMCNV(171)
は、MGC(174)によって指定された音声符号化則
に対応する、LESで規定される変換則に沿ってATM
信号とTDM信号の間で相互に信号を変換する。SW
(172)は、時分割スイッチ機能により、通信データ
を送信すべき交換機108を、EXIF(173)を介
して時系列的に選択する。MGC(174)は、ATM
IF(170)から受信する、IAD(104)からの
LESで規定されるアナログ呼処理信号とISDN呼処
理信号とを、交換機インタフェースの呼処理信号に変換
する機能を有する。
【0026】MGC(174)とIADC(124)の
間では、呼処理信号を運ぶためにLES規定のCCSが
用いられる。MGC(174)は、IADC(124)
との間でCCSレイヤ2リンクが確立すると、IADC
(124)が収集したxDSLのリンクスピード情報を
読み込む。MGC(174)は、リンクスピードが、予
めMGC(174)に入力されたIAD(102)に収
容する電話機101の全てに低いビットレートの音声符
号化則を適用したときの帯域占有幅に満たないときに
は、リンクスピードを超える分の回線を閉塞、つまり、
同時使用可能な回線数を制限する。IADC(124)
から読み込んだリンクスピード情報は、MGC(17
4)内に配置された図示しないメモリなどの記憶装置に
保存される。
【0027】MGC(174)は、何れかの発呼装置1
03内の電話機101に対して呼が生起した場合には、
その発呼装置103とDSLAM(105)とを接続す
るxDSLのリンクスピード情報を参照して適切な音声
符号化則を選択し、選択した音声符号化則をTDMCN
V(172)に設定する。音声符号化則は、高いビット
レートの音声符号化則としてPCM(Pulse Code Modul
ation)があり、低いビットレートの音声符号化則とし
てADPCM(Adaptive Differential PCM)があ
る。例えば、音声符号化則としてPCMを設定した際の
xDSL区間の占有帯域が、リンクスピードに満たない
場合は、PCMを選択し、PCMを設定すると、リンク
スピードを越える帯域が必要になると判断した場合に
は、ADPCMを選択する。
【0028】図2は、本実施形態例のATMセル伝送シ
ステムにおける接続の確立の手順を示している。なお、
同図ではISDN回線を例に挙げて説明する。IADC
(124)は、IAD(102)の立ち上がり時にリセ
ット信号を発生し、DSLIF(123)に対して、D
SLAM(104)との間でDSLレイヤ1リンクの確
立動作を指示する(ステップS101)。IADC(1
24)は、IAD(102)とDSLAM(104)の
間でDSLレイヤ1リンクが確立すると、DSLIF
(123)を介してxDSL区間のリンクスピードを収
集する(ステップS102)。
【0029】IADC(102)は、DSLレイヤ1リ
ンクが確立した後に、Data Link Sublayer of LAPV
5(LAPV5−DL)メッセージを編集し、xDSL
及びATM網106を介して、MGC(174)との間
でCCSレイヤ2リンク確立動作を行う(ステップS1
03)。MGC(174)は、CCSレイヤ2リンクが
確立すると、リンクスピード要求メッセージを編集して
IADC(124)に送信する(ステップS104)。
このリンクスピード要求メッセージとしては、ITU−
TG964で規定されるCOMMON CTLプロトコ
ルのRequest variant and interface IDメッセージが
ある。
【0030】IADC(124)は、リンクスピード要
求メッセージを受信すると、ステップS102で収集し
たリンクスピードを、適当なvariant値にマッピングし
てvariant and interface IDメッセージを編集し、M
GC(174)へ送信する(ステップS105)。ま
た、IADC(124)が、IAD(102)の立ち上
げ後にリンクスピードの変化を検出した場合には、変化
したリンクスピードを随時MGC(174)へ送信す
る。MGC(174)は、IADC(124)から送信
されたvariant値からリンクスピードを算出し、その値
をメモリなどの記憶装置に保存する(ステップS10
6)。
【0031】リンクスピードは、各発呼装置103とD
SLAM(104)とを接続する各xDSL毎に保存さ
れる。MGC(174)は、ステップS105で保存し
たリンクスピードと、その発呼装置103内で現在使用
中の電話機101の数との関係に基づいて、IAD(1
02)に設定すべき音声符号化則を決定する。
【0032】図3は、MG(107)がIAD(10
2)に設定する音声符号化則の選択の手順をフローチャ
ートとして示している。MGC(174)は、何れかの
電話機101から呼が生起すると、リンクスピード
(L)を記憶装置から読み込み(ステップS201)、
その電話機101が属する発呼装置103が現在使用し
ているxDSLの帯域幅に、高い方のビットレートを有
するPCMが占有すべき帯域を足した値(N1)を算出
する(ステップS202)。
【0033】MGC(174)は、ステップS201で
読み出したリンクスピード(L)と、ステップS202
で算出された値(N1)とを比較し、呼を生起した電話
機101をPCMの音声符号化則によって接続すると、
xDSLのリンクスピードを超えるか否かを判定する
(ステップS203)。リンクスピードを超えない(L
>N1)と判定されたときには、TDMCNV(17
1)にPCMの音声符号化則を設定し(ステップS20
3)、呼を生起した電話機101の通信をPCMによっ
て実現する(ステップS206)。
【0034】ステップS203で、リンクスピードを超
える(L<N1)と判定されたときには、発呼装置10
3が現在使用しているxDSLの帯域幅に、低い方のビ
ットレートを有するADPCMが占有する帯域を足した
値(N2)を算出する(ステップS205)。MGC
(174)は、このN2と、リンクスピード(L)とを
比較し、電話機101をADPCMの音声符号化則によ
って接続すると、リンクスピードを超えるか否かを判定
する。(ステップS205)。
【0035】N2がリンクスピードを超えないとき(L
>N2)には、TDMCNV(171)にADPCMの
音声符号化則を設定し(ステップS206)、その電話
機101の通信をADPCMによって実現する。ステッ
プS205でリンクスピードを超える(L<N2)と判
断されたときには、現在接続中の電話機101の音声符
号化則を、必要なだけPCMからADPCMに変更し
(ステップS205)、呼を生起した電話機101をA
DPCMによって接続する(ステップS206)。
【0036】図2に戻り、MGC(174)は、上記の
ように選択された音声符号化則をTDMCNV(17
4)に設定し、LESで規定されているBCC(Bearer
Channel Connection)プロトコルのアロケーション(a
llocation)メッセージをIADC(124)に送信
し、ISDNのDチャネルを確保する(ステップS10
7)。電話機101の通話パスは、電話機101と交換
機108との間で送受信されるITU−T Q931に
基づく呼設定手順、及び、IADC(124)とMGC
(174)の間で送受信されるBCCプロトコルによる
音声チャネルの確保手順により確立する。(ステップS
108)。
【0037】交換機108から送信される音声データ
は、EXIF(173)及びSW(172)を介して、
TDMCNV(171)において設定された音声符号化
則に基づいてAAL2フレームに変換されて、ATM網
106を介してIAD(102)に送信される(ステッ
プS109)。IAD(102)内のATMCNV(1
22)は、MG(107)においてAAL2フレームに
変換された音声データを、TDM信号に変換する。TD
M信号に変換された音声は、SW(121)及びLC
(120)を介して、電話機101に送信される。
【0038】電話機101から、交換機108へ送信さ
れる音声データは、交換機108から電話機101へ送
信された経路の逆の経路をたどる(ステップS11
0)。電話機101から送信された音声データが、AT
MCNV(122)においてTDM信号からAAL2フ
レームへ変換される際には、MG(107)からIAD
(102)へ送られたAAL2フレームのフォーマット
を参照して、同じ音声符号化則によって変換される。
【0039】本実施形態例では、ノイズ等によって変化
しやすいxDSL区間のリンクスピードを随時収集し、
これと現在占有しているxDSLの帯域との関係から、
設定する音声符号化則を選択する。このため、発呼装置
103が収容する電話機101の数に比べて、リンクス
ピードが低い場合であっても、電話機101の使用状況
が低い場合には、高いビットレートの音声符号化則を選
択し、xDSLの帯域の使用率が必要以上に低くなるこ
とがなく、xDSL区間を有効に使用できる。
【0040】また、トラヒックが低いときに、通話品質
を確保するために高いビットレートで電話機101を接
続した後に、トラヒックが増えるなどでリンクスピード
に余裕がなくなった場合には、現在使用中の音声符号化
則を低いビットレートのものに再設定し、回線品質を確
保する。このため、リンクスピードの範囲内で、同時接
続ユーザ数を確保することができる。
【0041】なお、発呼装置とこれを収容する装置との
間の通信は、xDSL回線による通信に限られず、帯域
(品質)が変化する媒体、例えば無線であってもよい。
また、適用する音声符号化則は、ビットレートが異なる
PCMとADPCMとを例に挙げて説明したが、占有す
る帯域が異なるものであれば、ビットレートだけでな
く、符号化の種類が異なるものを選択してもよい。上記
実施形態例では、呼が生起したときに現在使用中の音声
符号化則を変更したが、通信回線の状況が変化したこと
などによりリンクスピードが低くなった場合などには、
リンクスピードの変化を検知したタイミングで、音声符
号化則を変更してもよい。
【0042】以上、本発明をその好適な実施形態例に基
づいて説明したが、本発明のATMセル伝送システム、
及び信号帯域の制御方法は、上記実施形態例にのみ限定
されるものでなく、上記実施形態例の構成から種々の修
正及び変更を施したATM伝送システム、及び信号帯域
の制御方法も、本発明の範囲に含まれる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のATMセ
ル伝送システム、及び信号帯域の制御方法は、環境等の
変化によって変動する通信回線のリンクスピードと、現
在使用中の通信回線の帯域との関係から設定すべき音声
符号化則を選択し、呼を生起した電話機の音声通話を実
現する。このため、リンクスピードに比してトラヒック
が低いときには、高いビットレートの音声符号化則を選
択して通話品質を向上することができる。また、トラヒ
ックが高いときには、低いビットレートの音声符号化則
を選択して、接続ユーザ数、及び、xDSL区間の回線
品質を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例のATMセル伝送システ
ムの構成を示すブロック図。
【図2】図1のATMセル伝送システムの接続確立の手
順を示すフローチャート。
【図3】図1のMG(107)がTDMCNV(17
1)に設定する音声符号化則の選択の手順を示すフロー
チャート。
【図4】従来のATMセル伝送システムの構成を示すブ
ロック図。
【符号の説明】
101、201:電話機 102、202:IAD(Integrated Access Device) 103、203:発呼装置 105、205:DSLAM(DSL Access Multiple
xer) 106、206:ATM網 107、207:MG(Media Gateway) 108、208:交換機 120:LC(Line Card) 121:スイッチ(SW) 122:ATMCNV(ATM Converter) 123:インタフェース(DSLIF) 124:IADC(IAD Controller) 170:インタフェース(ATMIF) 171:TDMCNV(TDM Converter) 172:スイッチ(SW) 173:インタフェース(EXIF) 174:MGC(MG Controller)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安倍 孝実 東京都港区三田一丁目4番28号 日本電気 通信システム株式会社内 Fターム(参考) 5K030 GA08 HA10 HB01 HD03 JA02 JL01 JL08 JT01 LC09 5K051 AA02 AA05 BB01 BB02 CC00 DD07 DD11 EE04 FF02 FF03 FF12 HH01 HH17 HH26 JJ05 JJ12 JJ13 JJ14

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 夫々が複数の通信端末を収容し、該複数
    の通信端末からの音声信号をATMセルに変換して通信
    回線に接続する複数のIAD装置と、複数の前記通信回
    線からのATMセル化された音声信号をATM網に接続
    するマルチプレクサ装置と、前記ATM網を公衆回線網
    に接続すると共に前記通信端末のATM網を経由する信
    号帯域を制御するメディアゲートウェイとを備えるAT
    Mセル伝送システムにおいて、 前記通信回線のリンクスピードを測定するリンクスピー
    ド測定手段と、 前記通信端末によって占有される前記通信回線の通信帯
    域幅を監視する帯域監視手段とを備え、 前記メディアゲートウェイは、前記リンクスピード測定
    手段で測定されたリンクスピードと、前記帯域監視手段
    で検出された通信帯域幅とに基づいて、前記通信端末の
    ATM網を経由する信号帯域を定めることを特徴とする
    ATMセル伝送システム。
  2. 【請求項2】 前記メディアゲートウェイは、新たに発
    呼した通信端末からの音声信号と、既に通信が確立され
    ている通信端末からの音声信号とを共に制御する、請求
    項1に記載のATMセル伝送システム。
  3. 【請求項3】 前記通信回線がDSL回線又は無線回線
    である、請求項1又は2に記載のATMセル伝送システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記メディアゲートウェイは、高いビッ
    トレートの音声符号化則と低いビットレートの音声符号
    化則の何れかを選択することによって、前記信号帯域を
    定める、請求項1〜3の何れかに記載のATMセル伝送
    システム。
  5. 【請求項5】 前記メディアゲートウェイは、高いビッ
    トレートで符号化する音声符号化装置と低いビットレー
    トで符号化する音声符号化装置の何れかを選択する、請
    求項4に記載のATMセル伝送システム。
  6. 【請求項6】 夫々が複数の通信端末を収容し、該複数
    の通信端末からの音声信号をATMセルに変換して通信
    回線に接続する複数のIAD装置と、複数の前記通信回
    線からのATMセル化された音声信号をATM網に接続
    するマルチプレクサ装置と、前記ATM網を公衆回線網
    に接続するメディアゲートウェイとを備えるATMセル
    伝送システムにおける前記ATM網の信号帯域の制御方
    法において、 前記通信回線のリンクスピードと、通信端末が占有して
    いる通信帯域幅とを測定し、 前記測定されたリンクスピードと通信帯域幅とに基づい
    て、前記通信端末のATM網を経由する信号帯域を定め
    ることを特徴とする信号帯域の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007026374A (ja) * 2005-07-21 2007-02-01 Toshiba Corp プログラム配信方法
CN100393049C (zh) * 2005-05-11 2008-06-04 中兴通讯股份有限公司 一种跨atm设备的连接性能测试装置及其测试方法

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