JP2003298614A - 回線接続装置及び通信システム - Google Patents

回線接続装置及び通信システム

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JP2003298614A
JP2003298614A JP2002094992A JP2002094992A JP2003298614A JP 2003298614 A JP2003298614 A JP 2003298614A JP 2002094992 A JP2002094992 A JP 2002094992A JP 2002094992 A JP2002094992 A JP 2002094992A JP 2003298614 A JP2003298614 A JP 2003298614A
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connection device
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line
communication state
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JP2002094992A
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Junpei Rikitake
純平 力武
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Ando Electric Co Ltd
Kyushu Ando Electric Co Ltd
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Ando Electric Co Ltd
Kyushu Ando Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザ側に設けられた回線接続装置の通信状
態を通信事業者側が遠隔で再設定可能とすることによ
り、通信状態の再設定を迅速且つ簡便に行うことができ
る回線接続装置及び通信システムを提供する。 【解決手段】 通信事業者側に設けられた回線接続装置
20は、ユーザ側に設けられた回線接続装置10とルー
タ11との間におけるオートネゴシエーションの再実行
命令を示す制御パケットを専用回線Nを介して回線接続
装置10へ送信する。回線接続装置10は、専用回線N
を介して送信されてきた制御パケットに基づいて、オー
トネゴシエーションを再実行して回線接続装置10とル
ータ11との間における通信状態を再設定し、その結果
を専用回線Nを介して回線接続装置20へ送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LAN(Local Ar
ea Network)同士を接続するために用いられる回線接続
装置及び当該回線接続装置を用いた通信システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年においては、従来のLAN技術を発
展させて、LAN同士を相互に接続する通信システムの
開発が活発化している。かかる通信システムの一例とし
て、通信事業者側に設けられたLANとユーザ側に設け
られたLANとを光ファイバで接続した通信システムが
ある。この通信システムは、通信事業者側及びユーザ側
にメディアコンバータといわれる回線接続装置をそれぞ
れ設け、これらの回線接続装置間を光ファイバで接続す
るとともに、各々の回線接続装置をルータを介して各々
のLANに接続して構成される。
【0003】上記の回線接続装置は、主としてLAN側
で用いられる通信方式と光ファイバ側で用いられる通信
方式とを整合させるとともに、通信状態の保守及び監視
を行うものである。尚、ユーザ側のLANは、例えばパ
ーソナルコンピュータ等が接続されたネットワークであ
る。一方、通信事業者側のLANはバックボーンといわ
れるより高速な専用回線に接続されており、通信事業者
はユーザに対していわゆるFTTO(Fiber To The Offi
ce)又はFTTH(Fiber To The Home)といわれるネット
ワークサービスを提供している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した通
信システムにおいては、ユーザ側に設けられた回線接続
装置の通信状態と通信事業者側に設けられた回線接続装
置の通信状態とを一致させる必要がある。ここで、通信
状態とは、通信モード及びフロー制御の設定状態をい
う。尚、通信モードは全二重及び半二重の何れかに設定
され、フロー制御は有効及び無効の何れかに設定され
る。
【0005】ユーザ側及び通信事業者側に設けられる回
線接続装置並びに回線接続装置間に設けられる光ファイ
バは、通信事業者が管理しているため、回線接続装置間
及び通信事業者側に設けられた回線接続装置と通信事業
者側のLANに接続されたルータとの間は通信モードが
全二重に設定され、フロー制御は有効に設定される。
【0006】一方、ユーザ側に設けられる回線接続装置
は、ユーザ側のLANに接続されたルータとの間で通信
状態を自動的に設定するためのオートネゴシエーション
機能が設けられている。このため、ユーザ側に設けられ
た回線接続装置は、このオートネゴシエーション機能に
より、ユーザ側のLANに接続されたルータとの間の通
信モード及びフロー制御の有効・無効をそれぞれ自動的
に設定する。
【0007】しかしながら、オートネゴシエーション機
能による通信状態の自動設定は、しばしば失敗すること
があり、誤った状態に設定されることがある。通信状態
が一度誤った通信状態に設定されると、回線接続装置間
のデータ通信が正常に行われなくなる。通信状態を再設
定するためには、再度オートネゴシエーション機能を実
行する必要があるが、オートネゴシエーション機能を再
度実行させるには、通信事業者のサービスマンがユーザ
側における回線接続装置の設置場所まで出向いて電源の
再投入又はケーブルの抜挿を行う必要があり、時間及び
手間を要するという問題があった。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、ユーザ側に設けられた回線接続装置の通信状態
を通信事業者側が遠隔で再設定可能とすることにより、
通信状態の再設定を迅速且つ簡便に行うことができる回
線接続装置及び通信システムを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の通信システムは、第1のネットワーク(N
1、N11)と専用回線(N)の一端とを接続する第1
の回線接続装置(10)と、第2のネットワーク(N
2、N21)と前記専用回線の他端とを接続する第2の
回線接続装置(20)とを備える通信システムにおい
て、前記第1の回線接続装置は、前記第1のネットワー
クとの間における通信状態を示す制御パケットを前記専
用回線を介して送信し、前記第2の回線接続装置は、前
記専用回線を介して送信されてくる前記制御パケットの
内容を表示することを特徴としている。この発明によれ
ば、第1のネットワークと第1の回線接続装置との間に
おける通信状態が制御パケットにより専用回線を介して
第2の回線接続装置に通知されるため、ユーザ側に設け
られた回線接続装置(第1の回線接続装置)の通信状態
を通信事業者側で遠隔で監視することができる。また、
本発明の通信システムは、前記第2の回線接続装置が、
前記第1の回線接続装置と前記第1のネットワークとの
間における通信状態を設定せしめる通信状態設定命令を
示す命令パケットを前記専用回線を介して送信し、前記
第1の回線接続装置は、前記専用回線を介して送信され
てくる命令パケットに基づいて、前記第1の回線接続装
置と前記第1のネットワークとの間における通信状態を
制御することを特徴としている。この発明によれば、第
1の回線接続装置と第1のネットワークとの間における
通信状態を設定せしめる通信状態設定命令を示す命令パ
ケットを第2の回線接続装置から専用回線を介して第1
の回線接続装置に送信し、この命令パケットに基づいて
第1の回線接続装置は、第1の、ネットワークとの間に
おける通信状態を設定しているため、ユーザ側に設けら
れた回線接続装置(第1の回線接続装置)の通信状態の
再設定を迅速且つ簡便に行うことができる。本発明の回
線接続装置は、ネットワーク(N1、N11)と専用回
線(N)とを接続する回線接続装置(10)において、
前記ネットワークとの間における通信状態を設定し、当
該通信状態を記憶する通信状態設定部(31)と、前記
通信状態設定部に記憶された通信状態を監視するととも
に、前記通信状態設定部に設定される通信状態を制御す
る監視制御部(33)と、前記監視制御部の監視結果に
基づいて、当該監視結果を示す制御パケットを生成する
制御パケット生成部(32a)と、前記制御パケット生
成部で生成された制御パケットを前記専用回線を介して
送信する送信部(34、35)とを備えることを特徴と
している。また、本発明の回線接続装置は、前記専用回
線を介して送信されてくる、前記ネットワークとの間に
おける通信状態を設定せしめる通信状態設定命令を示す
命令パケットを検出する命令検出部(32c)を更に備
え、前記監視制御部は、前記命令検出部により検出され
た通信状態設定命令に基づいて前記通信状態設定部に設
定される通信状態を制御することを特徴としている。ま
た、本発明の回線接続装置は、前記通信状態が、通信モ
ード及びフロー制御の設定状態を含むことを特徴として
いる。上記課題を解決するために、本発明の他の通信シ
ステムは、第1のネットワーク(N1、N11)と専用
回線(N)の一端とを接続する第1の回線接続装置(1
0)と、第2のネットワーク(N2、N21)と前記専
用回線の他端とを接続する第2の回線接続装置(20)
とを備える通信システムにおいて、前記第1の回線接続
装置は、前記第1のネットワークとの間における通信状
態を設定し、当該通信状態を記憶する通信状態設定部
(31)と、前記通信状態設定部に記憶された通信状態
を監視するとともに、前記通信状態設定部に設定される
通信状態を制御する監視制御部(33)と、前記監視制
御部の監視結果に基づいて、当該監視結果を示す制御パ
ケットを生成する制御パケット生成部(32a)と、前
記制御パケット生成部で生成された制御パケットを前記
専用回線を介して送信する送信部(34、35)とを備
え、前記第2の回線接続装置は、前記専用回線を介して
送信されてきた制御パケットを検出する制御パケット検
出部(42a)と、前記制御パケット検出部の検出結果
を表示する表示部(46、47)とを備えることを特徴
としている。また、本発明の他の通信システムは、前記
第2の回線接続装置が、前記第1の回線接続装置と前記
第1のネットワークとの間における通信状態を設定せし
める通信状態設定命令を示す命令パケットを生成する命
令パケット生成部(42b)と、前記命令パケット生成
部で生成された制御パケットを前記専用回線を介して送
信する送信部(41、40)とを備え、前記第1の回線
接続装置は前記専用回線を介して送信されてくる命令パ
ケットを検出する命令検出部(32c)を更に備え、前
記監視制御部は、前記命令検出部の検出結果に基づいて
前記通信状態設定部に設定される通信状態を制御するこ
とを特徴としている。また、本発明の他の通信システム
は、前記第2の回線接続装置が、前記命令パケット生成
部に対して前記命令パケットを生成させる制御信号を出
力する制御部(43)を備えることを特徴としている。
更に、本発明の通信システムは、前記通信状態が、通信
モード及びフロー制御の設定状態を含むことを特徴とし
ている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態による回線接続装置及び通信システムについて
詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態による通
信システムを示す図である。図1において、Nは専用回
線であり、例えばIEEE802.3z規格に準拠した
1000BASE−LXの光ファイバを用いた専用回線
である。専用回線Nの両端には、本発明の一実施形態に
よる回線接続装置10,20がそれぞれ接続されて専用
回線Nを終端している。回線接続装置10,20は、い
わゆるメディアコンバータといわれる回線接続装置であ
り、主として接続されるネットワーク間の通信方式を整
合させるとともに、通信状態の保守及び監視を行うもの
である。
【0011】回線接続装置10はユーザ側ネットワーク
に設けられ、回線N1を介してルータ11に接続されて
いる。回線N1は、例えばIEEE802.3z規格に
準拠した1000BASE−SXの光ファイバを用いた
回線である。ルータ11はローカルエリアネットワーク
N11に接続されている。このローカルエリアネットワ
ークN11は、10BASE−T又は100BASE−
TXのネットワークであり、図示しないコンピュータ等
の端末装置が接続されている。
【0012】また、回線接続装置20は通信事業者側ネ
ットワークに設けられ、回線N2を介してルータ21に
接続されている。この回線N2も回線N1と同様に、例
えばIEEE802.3z規格に準拠した1000BA
SE−SXの光ファイバを用いた回線である。ルータ2
1は事業者側に設けられた広域ローカルエリアネットワ
ークN21に接続されている。この広域ローカルエリア
ネットワークN21は不図示のバックボーンに接続され
ている。
【0013】回線接続装置10は、ルータ11との間の
通信状態を自動的に設定するためのオートネゴシエーシ
ョン機能を備える、ここで、通信状態とは、通信モード
及びフロー制御の設定状態をいう。尚、通信モードは全
二重及び半二重の何れかに設定され、フロー制御は有効
及び無効の何れに設定される。一方、回線接続装置20
は、回線接続装置10との間の通信状態及びルータ21
との間の通信状態について、通信モードを全二重に設定
するとともに、フロー制御を有効に設定している。
【0014】次に、回線接続装置10,20の詳細につ
いて順に説明する。まず、回線接続装置10について説
明する。図2は、回線接続装置10の内部構成を示すブ
ロック図である。図2に示すように、回線接続装置10
は、O/E変換部30、物理層デバイス31、パケット
挿入検出部32、監視制御部33、物理層デバイス3
4、及びO/E変換部35を含んで構成される。
【0015】O/E変換部30は回線N1に接続されて
おり、回線N1を介して入力されるフレーム形式の光信
号を電気信号に変換して物理層デバイス31に出力する
とともに、物理層デバイス31から出力されるフレーム
形式の電気信号を光信号に変換して回線N1へ送出す
る。物理層デバイス31は、O/E変換部30から出力
されるフレームを終端してデータをパケット挿入検出部
32へ出力するとともに、パケット挿入検出部32から
出力されるデータをフレームに変換してO/E変換部3
0へ出力する。
【0016】また、物理層デバイス31は、オートネゴ
シエーション機能が有効に設定されている場合又は電源
投入時等に回線N1を介して接続されたルータ11とオ
ートネゴシエーションを行い、オートネゴシエーション
の成否及び通信状態(伝送モードの設定、フロー制御の
有効・無効等)を内部レジスタに格納する。
【0017】パケット挿入検出部32は、パケット生成
部32a、切替スイッチ部32b、及びパケット検出部
32cを含んで構成され、主としてルータ11との間で
オートネゴシエーションが成功したか否かを示す制御パ
ケットを生成し、専用回線Nを介して回線接続装置20
へ送信するとともに、回線接続装置20から専用回線N
を介して送信されてきたオートネゴシエーションの再実
行命令を示す制御パケットを検出し、検出結果を監視制
御部33へ出力する。
【0018】より具体的に説明すると、パケット生成部
32aは、監視制御部33からオートネゴシエーション
の成否を示す監視結果信号が出力されたときに、この監
視結果信号に基づいてオートネゴシエーションの成否を
回線接続装置20へ通知するための制御パケットを生成
するとともに、パケット検出部32cの検出結果に応じ
て専用回線Nを介して回線接続装置20へ送出すべき各
種制御パケットを生成する。
【0019】ここで、回線接続装置20へ送出すべき各
種制御パケットとは、オートネゴシエーションが成功し
たか否かを示す制御パケットを回線接続装置20へ送信
するときに、回線接続装置20から回線接続装置10へ
のデータ送信を停止させるための制御パケット(起動パ
ケット)、回線接続装置20へオートネゴシエーション
が成功したか否かを示す制御パケットを送信したとき
に、回線接続装置20が制御パケットを受信した旨を示
す完了パケットを検出した旨を回線接続装置20へ通知
するための制御パケット(完了ACKパケット)、回線
接続装置20から専用回線Nを介して送信されてきたオ
ートネゴシエーションの再実行命令を示す制御パケット
(起動パケット)を検出した旨を示す制御パケット(起
動ACKパケット)等がある。尚、これらの制御パケッ
トは、フレームの最短長(例えば、64バイトのフレー
ム長)よりも短く設定されている。
【0020】切替スイッチ部32bは、オートネゴシエ
ーションが成功したか否かを示す制御パケットをパケッ
ト生成部32aが生成した場合には、この制御パケット
を物理層デバイス34へ出力するように経路を切り替え
る。また、パケット検出部32cが回線接続装置20か
ら専用回線Nを介して送信されてくる各種制御パケット
(起動パケット、完了パケット等)を検出した場合に
は、これらのパケットに応答するためにパケット生成部
32aで生成される制御パケット(起動ACKパケッ
ト、完了ACKパケット等)を物理層デバイス34に出
力するように経路を切り替える。
【0021】パケット検出部32cは、物理層デバイス
34から出力されるデータに含まれる各種制御パケット
を検出する。オートネゴシエーション再実行命令を示す
制御パケットを検出した場合には、その旨を監視制御部
33に通知し、起動パケット、完了パケット等の制御パ
ケットを検出した場合には、その旨をパケット生成部3
2a及び切替スイッチ部32bに通知する。また、回線
接続装置20から送信されてくる各種制御パケットを検
出した場合には、これらの制御パケットがローカルエリ
アネットワークN11に伝送されないように破棄する。
【0022】監視制御部33は、タイマ部33a、MD
IO生成部33b、及びMDIO検出部33cを含んで
構成され、物理層デバイス31の内部レジスタの監視を
行い、オートネゴシエーションの成否を示す監視結果信
号をパケット挿入検出部32に出力する。また、パケッ
ト挿入検出部32からオートネゴシエーション再実行命
令を示すパケットを検出した旨の信号が出力された場合
には、物層層デバイス31を制御してオートネゴシエー
ション機能を実行させる。
【0023】より具体的に説明すると、タイマ部33a
は、オートネゴシエーション機能が有効である場合に、
MDIO生成部33bが物理層デバイス31に対して内
部レジスタ内のオートネゴシエーションの成否及び通信
状態を要求するMDIOフレームを出力するタイミング
を規定するサンプリング信号をMDIO生成部33bに
出力する。また、MDIO生成部33bがMDIOフレ
ームを物理層デバイス31へ出力した後で物理層デバイ
ス31から出力されるMDIOフレームの設定情報(オ
ートネゴシエーション動作の完了・未完了、オートネゴ
シエーションの成否、伝送モード又はフロー制御の有効
・無効等)を取り出すタイミングを規定するサンプリン
グ信号をMDIO検出部33cに出力する。
【0024】また、タイマ部33aはパケット検出部3
2cからオートネゴシエーション再実行命令が通知され
た場合には、MDIO生成部33b及びMDIO検出部
33cへのサンプリング信号の出力を一時停止し、MD
IO生成部33bが物理層デバイス31に対してオート
ネゴシエーションの再実行を要求するMDIOフレーム
を出力するタイミングを規定するサンプリング信号を一
度だけMDIO生成部33bに出力し、その後、再びM
DIO生成部33b及びMDIO検出部33cに対して
一定の間隔でサンプリング信号を出力する。
【0025】MDIO生成部33bは、タイマ部33a
から出力されるサンプリング信号に同期して、物理層デ
バイス31の内部レジスタのオートネゴシエーションの
成否及び通信状態等の設定情報の格納を要求するMDI
Oフレームを生成して物理層デバイス31に出力する。
また、タイマ部33aから出力されるサンプリング信号
に基づいて、オートネゴシエーションの再実行を要求す
るMDIOフレームを生成し、物理層デバイス31へ出
力する。
【0026】MDIO検出部33cは、タイマ部33a
から出力されるサンプリング信号に同期して、物理層デ
バイス31から出力されるMDIOフレームからオート
ネゴシエーションの完了・未完了状態及びオートネゴシ
エーションの成否に関する情報を抽出する。そして、オ
ートネゴシエーションの状態が未完了状態から完了状態
に変化するたびに、オートネゴシエーションの成否に関
する監視結果信号をパケット生成部32aへ出力する。
このとき、回線接続装置20へオートネゴシエーション
の成否に関する情報を通知するための制御パケットを生
成するように要求するパケット生成トリガパルスもパケ
ット生成部32aに出力する。
【0027】物理層デバイス34は、オートネゴシエー
ション機能が有効に設定されている場合又は電源投入時
等に回線N1を介して接続されたルータ11とオートネ
ゴシエーションを行い、オートネゴシエーションの成否
及び通信状態(伝送モードの設定、フロー制御の有効・
無効等)を内部レジスタに格納する。
【0028】物理層デバイス34は、O/E変換部35
から出力されるフレームを終端してデータをパケット挿
入検出部32へ出力するとともに、パケット挿入検出部
32から出力されるデータをフレームに変換してO/E
変換部35へ出力する。尚、物理層デバイス34も物理
層デバイス31と同様にオートネゴシエーション機能は
必須であるが、本実施形態では前述したように設定を変
更する必要がないので通信モードは全二重に、フロー制
御は有効に固定設定されている。O/E変換部35は専
用回線Nに接続されており、専用回線Nを介して入力さ
れるフレーム形式の光信号を電気信号に変換して物理層
デバイス34に出力するとともに、物理層デバイス34
から出力されるフレーム形式の電気信号を光信号に変換
して専用回線Nへ送出する。
【0029】次に、回線接続装置20について説明す
る。図3は、回線接続装置20の内部構成を示すブロッ
ク図である。図3に示すように、回線接続装置20は、
O/E変換部40、物理層デバイス41、パケット挿入
検出部42、CPU43、物理層デバイス44、O/E
変換部45、及びLED(Light Emitting Diode)46
を含んで構成される。
【0030】O/E変換部40は、専用回線Nに接続さ
れており、専用回線Nを介して入力されるフレーム形式
の光信号を電気信号に変換して物理層デバイス41に出
力するとともに、物理層デバイス41から出力されるフ
レーム形式の電気信号を光信号に変換して専用回線Nへ
送出する。物理層デバイス41は、O/E変換部40か
ら出力されるフレームを終端してデータをパケット挿入
検出部42へ出力するとともに、パケット挿入検出部4
2から出力されるデータをフレームに変換してO/E変
換部40へ出力する。尚、物理層デバイス41はオート
ネゴシエーション機能は必須であるが、回線接続装置1
0に設けられる物理層デバイス34と同様に、通信モー
ドは全二重に、フロー制御は有効に固定設定されてい
る。
【0031】パケット挿入検出部42はパケット検出部
42a、パケット生成部42b、及び切替スイッチ部4
2cから構成され、主として回線接続装置10に対し
て、オートネゴシエーション再実行命令を表す制御パケ
ットを送信するとともに、回線接続装置10から回線接
続装置10とルータ11との間でオートネゴシエーショ
ンが成功したか否かを示す制御パケットが送信されてき
たときに、その制御パケットを検出する。
【0032】より具体的に説明すると、パケット検出部
42aは、物理層デバイス41から出力されるデータに
含まれる各種制御パケットを検出する。回線接続装置1
0とルータ11との間のオートネゴシエーションの成否
を示す制御パケットを検出した場合には、その旨を示す
信号をCPU43及びLED46に出力する。また、回
線接続装置10へのデータ送信を停止させるための制御
パケット(起動パケット)等の制御パケットを検出した
場合には、その旨を示す信号を切替スイッチ部42c及
びパケット生成部42bへ出力する。また、回線接続装
置10から送信されてくる各種制御パケットを検出した
場合には、これらの制御パケットが広域ローカルエリア
ネットワークN21に伝送されないように破棄する。
【0033】パケット生成部42bは、CPU43から
回線接続装置10とルータ11との間のオートネゴシエ
ーションの再実行命令が出力された場合に、オートネゴ
シエーション再実行命令を回線接続装置10へ通知する
ための制御パケットを生成する。また、パケット検出部
42aの検出結果に応じて専用回線Nを介して回線接続
装置10へ送出すべき各種制御パケットを生成する。
【0034】ここで、回線接続装置10へ送出すべき各
種制御パケットとは、回線接続装置10から送信された
起動パケットを受信した旨を示す制御パケット(起動A
CKパケット)、オートネゴシエーションが成功したか
否かを示す制御パケットを受信した旨を示す制御パケッ
ト(完了パケット)、オートネゴシエーション再実行命
令を示す制御パケットを回線接続装置10へ送信すると
きに、回線接続装置10から回線接続装置20へのデー
タ送信を停止させるための制御パケット(起動パケッ
ト)等がある。尚、これらの制御パケットは、フレーム
の最短長(例えば、64バイトのフレーム長)よりも短
く設定されている。
【0035】切替スイッチ部42cは、パケット生成部
42bがオートネゴシエーション再実行命令を示す制御
パケットを生成した場合には、この制御パケットを物理
層デバイス41へ出力するように経路を切り替える。ま
た、パケット検出部42aが回線接続装置10から専用
回線Nを介して送信されてくる各種制御パケット(起動
パケット、オートネゴシエーションが成功したか否かを
示す制御パケット等)を検出した場合には、これらのパ
ケットに応答するためにパケット生成部42bで生成さ
れる制御パケット(起動ACKパケット、完了パケット
等)を物理層デバイス41に出力するように経路を切り
替える。
【0036】CPU43はパケット検出部42aから回
線接続装置10とルータ11との間のオートネゴシエー
ションの成否を示す信号が出力された場合には、外部に
接続された端末装置47にその内容を表示する。これに
より、通信事業者側のユーザが回線接続装置10の通信
状態を知ることができる。また、CPU43は、ユーザ
が端末装置47において特定の操作をした場合には、回
線接続装置10とルータ11とのオートネゴシエーショ
ンの再実行命令をパケット生成部42bに出力する。L
ED46はパケット検出部42aから出力される信号に
応じて点灯又は点滅し、回線接続装置10とルータ11
との間のオートネゴシエーションの成否をユーザに通知
するために設けられる。
【0037】物理層デバイス44は、パケット挿入検出
部42から出力されるデータをフレームに変換してO/
E変換部45へ出力するとともに、O/E変換部45か
ら出力されるフレームを終端してデータをパケット挿入
検出部42へ出力する。尚、物理層デバイス44はオー
トネゴシエーション機能は必須であるが、物理層デバイ
ス41と同様に、通信モードは全二重に、フロー制御は
有効に固定設定されている。O/E変換部45は回線N
2に接続されており、回線N2を介して入力されるフレ
ーム形式の光信号を電気信号に変換して物理層デバイス
44に出力するとともに、物理層デバイス44から出力
されるフレーム形式の電気信号を光信号に変換して回線
N2へ送出する。
【0038】以上、本発明の一実施形態による回線接続
装置の構成について説明した。次に、本発明の一実施形
態による通信システムにおいて、回線接続装置10とル
ータ11との間のオートネゴシエーションの成否を専用
回線Nを介して回線接続装置20に通知する動作につい
て説明する。図4は、回線接続装置10とルータ11と
の間のオートネゴシエーションの成否を専用回線Nを介
して回線接続装置20に通知する通信手順を示す図であ
る。
【0039】回線接続装置10又はルータ11の電源が
投入されると、ルータ11と物理層デバイス31との間
でオートネゴシエーションが実行され、物理層デバイス
31はそのオートネゴシエーションの完了・未完了状
態、オートネゴシエーションの成否、伝送モード、フロ
ー制御の設定等の結果を内部レジスタに格納する。MD
IO生成部33bはタイマ部33aから出力されるサン
プリング信号に同期して設定情報を要求するMDIOフ
レームを物理層デバイス31に出力する。物理層デバイ
ス31はMDIO生成部33bからMDIOフレームが
出力されてくると、内部レジスタに格納してある設定情
報をMDIOフレームに書き込んで、MDIO検出部3
3cに出力する。
【0040】MDIO検出部33cはタイマ部33aか
ら供給されるサンプリング信号に同期して、物理層デバ
イス31から出力されるMDIOフレームから物理層デ
バイス31のオートネゴシエーションの完了・未完了状
態及びオートネゴシエーションの成否に関する情報を抽
出する。そして、オートネゴシエーションの状態が未完
了状態から完了状態になったことを検出したときに、監
視結果信号をパケット生成トリガとともにパケット生成
部32aへ出力する。
【0041】パケット生成部32aはMDIO検出部3
3cから監視結果信号が出力されてくると、パケット生
成トリガパルスに同期して起動パケットを生成し、切替
スイッチ部32bへ出力する。この起動パケットはオー
トネゴシエーションの成否を示す制御パケットの送信開
始を表すとともに、回線接続装置20に対して回線接続
装置20から回線接続装置10へのデータ送信を停止さ
せるものである。切替スイッチ部32bはパケット生成
部32aからの起動パケットを受信すると、経路を切り
替えて物理層デバイス34へ出力する。この起動パケッ
トは物理層デバイス34及びO/E変換部35を介して
専用回線Nを介して回線接続装置20へ送出される(ス
テップS10)。
【0042】専用回線Nを介して送信されてきた起動パ
ケットを回線接続装置20が受信すると、この起動パケ
ットをパケット検出部42aが検出し、パケット生成部
42b及び切替スイッチ部42cへ起動パケットを受信
した旨を示す信号を出力する。パケット生成部42b
は、パケット検出部42aからの通知があると、起動パ
ケットに対する返信としての起動ACKパケットを生成
して切替スイッチ部42cへ出力する。また、切替スイ
ッチ部42cは経路を切り替え、パケット生成部42b
から出力された起動ACKパケットを物理層デバイス4
1へ出力する。この起動ACKパケットは、物理層デバ
イス41及びO/E変換部40を介して専用回線Nへ送
出される(ステップS11)。
【0043】専用回線Nを介して送信されてきた起動A
CKパケットを回線接続装置10が受信すると、この起
動ACKパケットをパケット検出部32cが検出し、パ
ケット生成部32aへ起動ACKパケットを受信した旨
を示す信号を出力する。この信号が入力されると、パケ
ット生成部32aはMDIO検出部33cから出力され
た監視結果信号に基づいて、オートネゴシエーションの
成否を示す制御パケットを生成して、切替スイッチ部3
2bに出力する。この制御パケットは、切替スイッチ部
32b、物理層デバイス34、及びO/E変換部35を
介して専用回線Nへ送出される(ステップS12)。
尚、このステップS12で送信される制御パケットが本
発明にいう制御パケットに相当する。
【0044】回線接続装置10からオートネゴシエーシ
ョンの成否を示す制御パケットが送信されると、この制
御パケットを回線接続装置20のパケット検出部42a
が検出し、回線接続装置10とルータ11とのオートネ
ゴシエーションの成否を示す信号をCPU43及びLE
D46に出力する。LED46はパケット検出部42a
から出力される信号によって点灯し、この点灯状況に応
じてオートネゴシエーションの成否がユーザに通知され
る。また、CPU43はパケット検出部42aから回線
接続装置10とルータ11とのオートネゴシエーション
の成否を示す信号が出力されると、この信号の内容を外
部に接続された端末装置47に表示する。表示装置47
の表示内容により、ユーザは、回線接続装置10とルー
タ11とのオートネゴシエーションの成否を知ることが
できる。
【0045】また、オートネゴシエーションの成否を示
す制御パケットをパケット検出部42aが検出すると、
この制御パケットを検出した旨を示す信号がパケット生
成部42bへ出力される。パケット生成部42bは、こ
の信号に基づいて上記の制御パケットを受信した旨を示
すとともに、一連の通知動作を終了させるための完了パ
ケットを生成する。完了パケットがパケット生成部42
bから出力されると、切替スイッチ部42c、物理層デ
バイス41、及びO/E変換部40を介して専用回線N
に送出される(ステップS13)。
【0046】専用回線Nを介して送信されてきた完了パ
ケットを回線接続装置10が受信すると、この完了パケ
ットをパケット検出部32cが検出し、パケット生成部
32a及び切替スイッチ部32bへ完了パケットを受信
した旨を示す信号を出力する。この信号が入力される
と、パケット生成部32aは完了パケットの返信として
の完了ACKパケットを生成して、切替スイッチ部32
bに出力する。切替スイッチ部32bは、この完了AC
Kパケットを物理層デバイス34へ出力した後、物理層
デバイス31から物理層デバイス34への経路を確立
し、回線接続装置10から回線接続装置20へのデータ
送信を可能とする。完了ACKパケットは、物理層デバ
イス34及びO/E変換部35を介して専用回線Nへ送
出される(ステップS14)。
【0047】最後に、回線接続装置20において、パケ
ット検出部42aが回線接続装置10から送信された完
了ACKパケットを検出し、切替スイッチ部42cへ完
了ACKパケットを検出した信号を出力する。この信号
に基づいて切替スイッチ部42cは物理層デバイス44
から物理層デバイス41への経路を確立し、回線接続装
置20から回線接続装置10へのデータ送信を可能とす
る。
【0048】以上の動作により、ユーザ側のローカルエ
リアネットワークN11に接続されたルータ11と回線
接続装置10との間のオートネゴシエーションの成否を
示す制御パケットが専用回線Nを介して通信事業者側に
設けられた回線接続装置20へ送信され、その内容がL
ED46及び端末装置47に表示されるため、通信事業
者側において、オートネゴシエーションの成否を遠隔で
監視することができる。
【0049】次に、本発明の一実施形態による通信シス
テムにおいて、回線接続装置10とルータ11との間の
オートネゴシエーションが失敗してデータ伝送が正常に
行われていない場合に、回線接続装置20から回線接続
装置10に対して遠隔でオートネゴシエーションの再実
行を行うときの動作について説明する。図5は、回線接
続装置20から回線接続装置10に対して遠隔でオート
ネゴシエーションの再実行を行わせる通信手順を示す図
である。
【0050】尚、オートネゴシエーションの再実行は、
通信事業者側のユーザが任意のタイミングで行うことが
できるが、予め回線接続装置10から回線接続装置20
に対してオートネゴシエーションが失敗した旨が通知さ
れ、LED46及び端末装置47にその内容が表示され
ており、この表示内容に基づいて通信事業者側のユーザ
がオートネゴシエーションの再実行の指令をするものと
する。
【0051】回線接続装置10に対してオートネゴシエ
ーションの再実行を行わしめる場合には、通信事業者側
のユーザが端末装置47を操作し、回線接続装置20に
対してオートネゴシエーションの再実行を指令する。こ
の指令の内容がCPU43に入力されると、CPU43
はオートネゴシエーションの再実行命令を示す信号をパ
ケット生成部42bへ出力する。この信号が入力される
と、パケット生成部42bは、起動パケットを生成して
切替スイッチ部42cに出力する。尚、この起動パケッ
トはオートネゴシエーションの再実行命令を開始させる
旨を示すパケットであるとともに、回線接続装置10に
対して回線接続装置10から回線接続装置20へのデー
タ送信を停止させるものである。
【0052】パケット生成部42bから切替スイッチ部
42cに起動パケットが出力されると、切替スイッチ部
42cは経路を切り替えて起動パケットを物理層デバイ
ス41へ出力する。起動パケットは、物理層デバイス4
1及びO/E変換部40を順に介して専用回線Nに送信
される(ステップS20)。
【0053】専用回線Nを介して送信されてきた起動パ
ケットを回線接続装置10が受信すると、この起動パケ
ットをパケット検出部32cが検出し、パケット生成部
32a及び切替スイッチ部32bへ起動パケットを受信
した旨を示す信号を出力する。パケット生成部32a
は、パケット検出部32cからの通知があると、起動パ
ケットに対する返信としての起動ACKパケットを生成
して切替スイッチ部32bへ出力する。また、切替スイ
ッチ部32bは経路を切り替え、パケット生成部32a
から出力された起動ACKパケットを物理層デバイス3
4へ出力する。この起動ACKパケットは、物理層デバ
イス34及びO/E変換部35を介して専用回線Nへ送
出される(ステップS21)。
【0054】専用回線Nを介して送信されてきた起動A
CKパケットを回線接続装置20が受信すると、この起
動ACKパケットをパケット検出部42aが検出し、パ
ケット生成部42bへ起動ACKパケットを受信した旨
を示す信号を出力する。この信号が入力されると、パケ
ット生成部42bはCPU43から出力された信号に基
づいてオートネゴシエーションの再実行命令を示す制御
パケットを生成して切替スイッチ部42cに出力する。
この制御パケットは、切替スイッチ部42c、物理層デ
バイス41、及びO/E変換部40を介して専用回線N
へ送出される(ステップS22)。尚、このステップS
22で送信されるパケットが本発明にいう命令パケット
に相当する。
【0055】回線接続装置20からオートネゴシエーシ
ョンの再実行命令を示す制御パケットが送信されると、
この制御パケットを回線接続装置10のパケット検出部
32cが検出し、オートネゴシエーションの再実行命令
を示す制御パケットを検出した旨を示す信号をタイマ部
33aに出力する。タイマ部33aはパケット検出部3
2cからの信号に基づいて、MDIO生成部33b及び
MDIO検出部33cに出力しているサンプリング信号
を停止し、物理層デバイス31にオートネゴシエーショ
ンを再実行させるためのMDIOフレームを送出するタ
イミングを規定するサンプリング信号をMDIO生成部
33bに対して一度だけ出力する。
【0056】MDIO生成部33bはタイマ部33aか
ら一度だけ出力されるサンプリング信号に基づいて、オ
ートネゴシエーションを再実行させるMDIOフレーム
を物理層デバイス31に出力する。物理層デバイス31
はMDIO生成部33bからオートネゴシエーションを
再実行させるMDIOフレームに基づいて、ルータ11
との間でオートネゴシエーションを行い、そのオートネ
ゴシエーションによる結果を内部レジスタに格納する。
【0057】タイマ部33aは、上記のサンプリング信
号を一度出力した後、再度停止したサンプリング信号を
MDIO生成部33b及びMDIO検出部33cにそれ
ぞれ出力する。そして、MDIO生成部33bはタイマ
部33aからのサンプリング信号の供給が再開される
と、このサンプリング信号に同期して、設定情報を要求
するMDIOフレームを物理層デバイス31に出力す
る。
【0058】MDIO検出部33cはタイマ部33aか
ら供給されるサンプリング信号に同期して、物理層デバ
イス31から出力されるMDIOフレームから物理層デ
バイス31のオートネゴシエーションの完了・未完了状
態及びオートネゴシエーションの成否に関する情報を抽
出する。そして、オートネゴシエーションの状態が未完
了状態から完了状態になったことを検出したときに、監
視結果信号をパケット生成トリガとともにパケット生成
部32aへ出力する。
【0059】パケット生成部32aはMDIO検出部3
3cから監視結果信号が出力されてくると、パケット生
成トリガパルスに同期してオートネゴシエーションの成
否を示す制御パケットを生成し、切替スイッチ部32b
に出力する。この制御パケットは、切替スイッチ部32
b、物理層デバイス34、及びO/E変換部35を介し
て専用回線Nに送出される(ステップS23)。
【0060】回線接続装置10からオートネゴシエーシ
ョンの成否を示す制御パケットが送信されると、この制
御パケットを回線接続装置20のパケット検出部42a
が検出し、回線接続装置10とルータ11とのオートネ
ゴシエーションの成否を示す信号をCPU43及びLE
D46に出力する。LED46はパケット検出部42a
から出力される信号によって点灯し、この点灯状況に応
じてオートネゴシエーションの成否がユーザに通知され
る。また、CPU43はパケット検出部42aから回線
接続装置10とルータ11とのオートネゴシエーション
の成否を示す信号が出力されると、この信号の内容を外
部に接続された端末装置47に表示する。表示装置47
の表示内容により、ユーザは、回線接続装置10とルー
タ11とのオートネゴシエーションの成否を知ることが
できる。
【0061】また、オートネゴシエーションの成否を示
す制御パケットをパケット検出部42aが検出すると、
この制御パケットを検出した旨を示す信号がパケット生
成部42bへ出力される。パケット生成部42bは、こ
の信号に基づいて上記の制御パケットを受信した旨を示
すとともに、一連の通知動作を終了させるための完了パ
ケットを生成する。完了パケットがパケット生成部42
bから出力されると、切替スイッチ部42c、物理層デ
バイス41、及びO/E変換部40を介して専用回線N
に送出される(ステップS24)。
【0062】専用回線Nを介して送信されてきた完了パ
ケットを回線接続装置10が受信すると、この完了パケ
ットをパケット検出部32cが検出し、パケット生成部
32a及び切替スイッチ部32bへ完了パケットを受信
した旨を示す信号を出力する。この信号が入力される
と、パケット生成部32aは完了パケットの返信として
の完了ACKパケットを生成して、切替スイッチ部32
bに出力する。切替スイッチ部32bは、この完了AC
Kパケットを物理層デバイス34へ出力した後、物理層
デバイス31から物理層デバイス34への経路を確立
し、回線接続装置10から回線接続装置20へのデータ
送信を可能とする。完了ACKパケットは、物理層デバ
イス34及びO/E変換部35を介して専用回線Nへ送
出される(ステップS25)。
【0063】最後に、回線接続装置20において、パケ
ット検出部42aが回線接続装置10から送信された完
了ACKパケットを検出し、切替スイッチ部42cへ完
了ACKパケットを検出した信号を出力する。この信号
に基づいて切替スイッチ部42cは物理層デバイス44
から物理層デバイス41への経路を確立し、回線接続装
置20から回線接続装置10へのデータ送信を可能とす
る。
【0064】以上の動作により、ユーザ側のローカルエ
リアネットワークN11に接続されたルータ11と回線
接続装置10との間におけるオートネゴシエーションの
再実行命令を示す制御パケットを事業者側に設けられた
回線接続装置20から専用回線Nを介してユーザ側に設
けられた回線接続装置10へ送信しているため、通信事
業者局内側において、回線接続装置10に対して遠隔で
オートネゴシエーションを再実行するように命令するこ
とができる。
【0065】以上、本発明の一実施形態による回線接続
装置及び通信システムについて説明したが、本発明は上
記実施形態に制限されず本発明の範囲内で自由に変更が
可能である。例えば、上記実施形態においては、専用回
線N、回線N1、及び回線N2が光ファイバを用いた伝
送路である場合を例に挙げて説明したが、これらは同軸
ケーブルを用いた電気伝送路及び光ファイバを用いた光
伝送路の何れであっても良い。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1のネットワークと第1の回線接続装置との間におけ
る通信状態が制御パケットにより専用回線を介して第2
の回線接続装置に通知されるため、ユーザ側に設けられ
た回線接続装置(第1の回線接続装置)の通信状態を通
信事業者側で遠隔で監視することができるという効果が
ある。また、本発明によれば、第1の回線接続装置と第
1のネットワークとの間における通信状態を設定せしめ
る通信状態設定命令を示す命令パケットを第2の回線接
続装置から専用回線を介して第1の回線接続装置に送信
し、この命令パケットに基づいて第1の回線接続装置
は、第1の、ネットワークとの間における通信状態を設
定しているため、ユーザ側に設けられた回線接続装置
(第1の回線接続装置)の通信状態の再設定を迅速且つ
簡便に行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による通信システムを示
す図である。
【図2】 回線接続装置10の内部構成を示すブロック
図である。
【図3】 回線接続装置20の内部構成を示すブロック
図である。
【図4】 回線接続装置10とルータ11との間のオー
トネゴシエーションの成否を専用回線Nを介して回線接
続装置20に通知する通信手順を示す図である。
【図5】 回線接続装置20から回線接続装置10に対
して遠隔でオートネゴシエーションの再実行を行わせる
通信手順を示す図である。
【符号の説明】
10 回線接続装置(第1の回線接続装置) 20 回線接続装置(第2の回線接続装置) 31 物理層デバイス(通信状態設定部) 32a パケット生成部(制御パケット生成部) 32c パケット検出部(命令検出部) 33 監視制御部 34 物理層デバイス(送信部) 35 O/E変換部(送信部) 40 O/E変換部(送信部) 41 物理層デバイス(送信部) 42a パケット検出部(制御パケット検出部) 42b パケット生成部(命令パケット生成部) 43 CPU(制御部) 46 LED(表示部) 47 端末装置(表示部) N 専用回線 N1 回線(ネットワーク、第1のネットワーク) N2 回線(ネットワーク、第2のネットワーク) N11 ローカルエリアネットワーク(ネットワー
ク、第1のネットワーク) N21 ローカルエリアネットワーク(ネットワー
ク、第2のネットワーク)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K033 CB02 CC01 DA05 DB19 DB22 EC01 5K034 AA16 FF04 MM39

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のネットワークと専用回線の一端と
    を接続する第1の回線接続装置と、第2のネットワーク
    と前記専用回線の他端とを接続する第2の回線接続装置
    とを備える通信システムにおいて、 前記第1の回線接続装置は、前記第1のネットワークと
    の間における通信状態を示す制御パケットを前記専用回
    線を介して送信し、 前記第2の回線接続装置は、前記専用回線を介して送信
    されてくる前記制御パケットの内容を表示することを特
    徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】 前記第2の回線接続装置は、前記第1の
    回線接続装置と前記第1のネットワークとの間における
    通信状態を設定せしめる通信状態設定命令を示す命令パ
    ケットを前記専用回線を介して送信し、 前記第1の回線接続装置は、前記専用回線を介して送信
    されてくる命令パケットに基づいて、前記第1の回線接
    続装置と前記第1のネットワークとの間における通信状
    態を制御することを特徴とする請求項1記載の通信シス
    テム。
  3. 【請求項3】 ネットワークと専用回線とを接続する回
    線接続装置において、 前記ネットワークとの間における通信状態を設定し、当
    該通信状態を記憶する通信状態設定部と、 前記通信状態設定部に記憶された通信状態を監視すると
    ともに、前記通信状態設定部に設定される通信状態を制
    御する監視制御部と、 前記監視制御部の監視結果に基づいて、当該監視結果を
    示す制御パケットを生成する制御パケット生成部と、 前記制御パケット生成部で生成された制御パケットを前
    記専用回線を介して送信する送信部とを備えることを特
    徴とする回線接続装置。
  4. 【請求項4】 前記専用回線を介して送信されてくる、
    前記ネットワークとの間における通信状態を設定せしめ
    る通信状態設定命令を示す命令パケットを検出する命令
    検出部を更に備え、 前記監視制御部は、前記命令検出部により検出された通
    信状態設定命令に基づいて前記通信状態設定部に設定さ
    れる通信状態を制御することを特徴とする請求項3記載
    の回線接続装置。
  5. 【請求項5】 前記通信状態は、通信モード及びフロー
    制御の設定状態を含むことを特徴とする請求項3又は請
    求項4記載の回線接続装置。
  6. 【請求項6】 第1のネットワークと専用回線の一端と
    を接続する第1の回線接続装置と、第2のネットワーク
    と前記専用回線の他端とを接続する第2の回線接続装置
    とを備える通信システムにおいて、 前記第1の回線接続装置は、前記第1のネットワークと
    の間における通信状態を設定し、当該通信状態を記憶す
    る通信状態設定部と、 前記通信状態設定部に記憶された通信状態を監視すると
    ともに、前記通信状態設定部に設定される通信状態を制
    御する監視制御部と、 前記監視制御部の監視結果に基づいて、当該監視結果を
    示す制御パケットを生成する制御パケット生成部と、 前記制御パケット生成部で生成された制御パケットを前
    記専用回線を介して送信する送信部とを備え、 前記第2の回線接続装置は、前記専用回線を介して送信
    されてきた制御パケットを検出する制御パケット検出部
    と、 前記制御パケット検出部の検出結果を表示する表示部と
    を備えることを特徴とする通信システム。
  7. 【請求項7】 前記第2の回線接続装置は、前記第1の
    回線接続装置と前記第1のネットワークとの間における
    通信状態を設定せしめる通信状態設定命令を示す命令パ
    ケットを生成する命令パケット生成部と、 前記命令パケット生成部で生成された制御パケットを前
    記専用回線を介して送信する送信部とを備え、 前記第1の回線接続装置は前記専用回線を介して送信さ
    れてくる命令パケットを検出する命令検出部を更に備
    え、 前記監視制御部は、前記命令検出部の検出結果に基づい
    て前記通信状態設定部に設定される通信状態を制御する
    ことを特徴とする請求項6記載の通信システム。
  8. 【請求項8】 前記第2の回線接続装置は、前記命令パ
    ケット生成部に対して前記命令パケットを生成させる制
    御信号を出力する制御部を備えることを特徴とする請求
    項7記載の通信システム。
  9. 【請求項9】 前記通信状態は、通信モード及びフロー
    制御の設定状態を含むことを特徴とする請求項6から請
    求項8の何れか一項に記載の通信システム。
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Cited By (2)

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