JP2003297989A - 集積回路用冷却装置及び集積回路装着用組立体 - Google Patents

集積回路用冷却装置及び集積回路装着用組立体

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JP2003297989A
JP2003297989A JP2002104277A JP2002104277A JP2003297989A JP 2003297989 A JP2003297989 A JP 2003297989A JP 2002104277 A JP2002104277 A JP 2002104277A JP 2002104277 A JP2002104277 A JP 2002104277A JP 2003297989 A JP2003297989 A JP 2003297989A
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Shinobu Takeuchi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】発熱量が増大した集積回路に対応して効率よく
放熱を行うことができる集積回路用の冷却装置及びコネ
クタを提供することを目的とする。 【解決手段】CPU2の回路部2aのみならず、端子部
2b及びピン2cを冷却する。本発明の集積回路装着用
組立体1は、CPU2を回路基板3に装着するコネクタ
4と、CPU2を冷却する冷却装置5とを備える。冷却
装置5の放熱部6に設けられた第1送風口9から送風フ
ァン7の空気を端子部2bの表面に送風し、端子部2b
の表面を冷却する。端子部2bの裏面とコネクタ4の外
部ケース13の表面との間に空気通路20が設けられて
いる。この空気通路20に放熱部6に設けられた第2送
風口10から連結パイプ23を介して空気を導入し、端
子部2bの裏面及びピン2cを冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、CPU等の集積
回路を放熱させる冷却装置と、集積回路を回路基板に着
脱自在に装着する集積回路用コネクタを含む集積回路装
着用組立体に関する。
【0002】
【従来の技術】CPU等の集積回路は作動時に発熱を伴
うため、通常ヒートシンクと呼ばれる冷却装置を用いて
放熱を行っている。例えば、板状の端子部とその上方に
突出する回路部を備えたCPUの放熱を行う場合、CP
Uの回路部に直接粘着部材等で冷却装置を取り付けてい
る。
【0003】この冷却装置は、底面が平面状に形成され
てCPUの回路部に取り付けられその上部に複数の放熱
フィンを備えた放熱部と、この放熱部に送風を行う送風
ファンとを備えている。そして、CPUの作動時に送風
ファンを回転させることにより回路部から放熱部に伝達
された熱を放熱し、CPUの冷却を行っている。
【0004】しかしながら、近年においてはCPUの作
動周波数が日々急激に上昇しており、それに伴ってCP
Uの発熱量も増大している。このため、CPUの発熱量
の増大に対応できる放熱方法が求められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、CPU等の
集積回路を放熱させる冷却装置と、集積回路を回路基板
に着脱自在に装着する集積回路用コネクタを含む集積回
路装着用組立体の改良を目的とする。さらに詳しくは前
記不都合を解消するために、近年において発熱量が増大
した集積回路に対応して効率よく放熱を行うことができ
る冷却装置及び集積回路用コネクタを提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の集積回路用冷却装置は、板状の端子部とそ
の上方から突出する回路部とを備えた集積回路を冷却す
る冷却装置であって、前記集積回路の回路部に接触する
と共に前記端子部に対面する放熱部と、前記放熱部に送
風して前記放熱部を冷却する送風手段とを備え、前記放
熱部は前記端子部に向けて開口する送風口を有し、前記
送風手段は前記送風口から前記端子部に向けて空気を吹
き出し、又は前記送風口を介して前記端子部近傍の空気
を吸引することを特徴とする。
【0007】本発明の集積回路用冷却装置によれば、従
来の冷却装置と同様に前記回路部の放熱を行うだけでな
く、前記送風口を介して前記端子部近傍の空気を流動さ
せている。このため、従来に比べて効率よく集積回路の
放熱を行うことができる。
【0008】また、前記送風口は、前記送風手段に向け
て拡径する拡径部を備えていることが好ましい。前記送
風手段から前記送風口に送風を行う場合は、前記送風口
に吹き付けられる風のみならず、その周囲に吹き付けら
れる風も前記拡径部によって前記送風口に送られるた
め、前記端子部に多くの送風を行うことができる。ま
た、前記送風手段により前記送風口から前記端子部近傍
の空気を吸引する場合も、前記拡径部により効率よく前
記端子部の空気を吸引することができる。
【0009】また、前記送風手段が前記送風口から前記
端子部に向けて空気を吹き出すときは、前記送風口の表
面は断熱材で被覆されていることが好ましい。前記放熱
部は、前記集積回路の回路部から直接熱を吸収するもの
であるため、温度が高くなっている。そこで、前記送風
口の表面を断熱材で覆い、前記送風口から吹き出される
空気が前記放熱部で加熱されないようにすることが好ま
しい。
【0010】本発明の第1の態様の集積回路装着用組立
体は、板状の端子部と前記端子部の上方から突出する回
路部と前記回路部の下方から突出する複数のピンとを備
えた集積回路と、前記集積回路を回路基板に着脱自在に
装着するコネクタと、前記集積回路を冷却する送風手段
とを備えた集積回路装着用組立体であって、以下の特徴
を有する。
【0011】まず、前記コネクタは、前記回路基板に固
定されその表裏を貫通する装着孔内に前記ピンと接触す
る端子が内装される内部ケースと、前記内部ケース上で
前後方向に摺動自在であり前記ピンを挿通させるピン挿
通孔が設けられた外部ケースとを有している。また、前
記集積回路のピンが前記ピン挿通孔及び前記装着孔内に
挿入され前記コネクタを介して前記回路基板に装着され
た際に、前記端子部の裏面と前記外部ケースの表面との
間に形成され空気を流通させる空気通路と、前記空気通
路の空気導入口と、前記空気通路の空気導出口とが設け
られている。
【0012】そして、前記送風手段は、前記導入口から
前記空気通路内に送風を行い前記導出口から前記空気通
路内の空気を排出し、又は前記導出口から前記空気通路
内の空気を吸引することにより前記導入口から前記空気
通路内に空気を導入して前記端子部の裏面から前記集積
回路を冷却する。
【0013】本発明の第1の態様の集積回路装着用組立
体によれば、前記空気通路内の空気の流動によって前記
集積回路の端子部の裏面側が冷却される。このとき、前
記端子部の裏面から突出する複数のピンも同時に冷却さ
れる。これにより、前記集積回路は、前記端子部の裏面
と前記回路部の裏面と前記ピンとが前記空気通路におい
て冷却されるため、従来のように前記回路部の表面側の
みを冷却する場合に比べて効率よく集積回路の冷却を行
うことができる。
【0014】また、前記外部ケースは前記端子部の外周
縁に向けて突出する突出部を備え、前記空気通路は前記
突出部と前記端子部の外周縁とに囲まれて形成され、前
記突出部に前記導入口及び前記導出口が設けられている
ことが好ましい。前記空気通路を前記外部ケースに設け
られた突出部によって形成することにより、前記集積回
路を前記外部ケースに載置するだけで前記空気通路を形
成することができる。
【0015】また、前記送風手段は、前記集積回路の回
路部に接触し前記回路部で発生する熱を放熱させる放熱
部に装着された送風ファンであり、前記放熱部は前記送
風ファンに向けて開口すると共に外部に向けて開口する
送風口を有し、前記送風口は前記送風ファンにより前記
空気通路内に空気を送風するときは前記導入口と連結パ
イプで連結され、前記送風ファンにより前記空気通路内
の空気を吸引するときは前記導出口と連結パイプで連結
されることが好ましい。
【0016】このように前記送風口を前記連結パイプを
介して前記空気通路に連結することにより、前記送風フ
ァンによって前記空気通路内の空気を流動させることが
できる。また、前記送風手段を前記冷却装置の送風ファ
ンとすることにより、通常集積回路を冷却するために用
いられる冷却装置の送風ファンを利用して前記空気通路
内の空気を流動させることができる。
【0017】また、前記送風手段は、前記導出口に装着
され前記集積回路の作動時に前記空気通路内の空気を前
記空気通路外の上方へ案内する空気上昇パイプであって
もよい。これによれば、前記空気通路内の空気が前記集
積回路の作動により加熱されると前記空気上昇パイプを
介して前記空気通路から外部に排出される。すると、さ
らにいわゆる煙突効果により前記空気通路内の空気が外
部に吸い出されるため、前記端子部の裏面側の空気が移
動して放熱が行われる。
【0018】また、本発明の第2の態様の集積回路装着
用組立体は、板状の端子部と前記端子部の上方から突出
する回路部と前記回路部の下方から突出する複数のピン
とを備えた集積回路と、前記集積回路を回路基板に着脱
自在に装着するコネクタと、前記集積回路を冷却する送
風手段とを備えた集積回路装着用組立体であって、以下
の特徴を備えている。
【0019】まず、前記コネクタは、前記回路基板に固
定されその表裏を貫通する装着孔内に前記ピンと接触す
る端子が内装される内部ケースと、前記内部ケース上で
前後方向に摺動自在であり前記ピンを挿通させるピン挿
通孔が設けられた外部ケースとを有し、前記集積回路は
前記端子部に表裏を貫通する貫通孔を有している。ま
た、前記送風手段は、前記集積回路の回路部に接触し前
記回路部で発生する熱を放熱させる放熱部に装着された
送風ファンであり、前記放熱部は前記端子部の貫通孔に
向けて開口する送風口を有している。
【0020】そして、前記集積回路のピンが前記ピン挿
通孔及び前記装着孔内に挿入され前記コネクタを介して
前記回路基板に装着された際に、前記端子部の裏面と前
記外部ケースの表面との間に空気を流通させる空気通路
が形成され、前記送風手段は、前記送風口から送風を行
い前記貫通孔を介して前記空気通路に空気を供給して前
記空気通路内の空気を外部に排出し、又は前記送風口か
ら空気を吸引することにより前記貫通孔を介して前記空
気通路内の空気を吸引して前記空気通路内に外部の空気
を導入し、前記端子部の裏面から前記集積回路を冷却す
る。
【0021】本発明の第2の態様の集積回路装着用組立
体によれば、前記集積回路の回路部に貫通孔が設けられ
ている。そして、この貫通孔を介して前記送風手段から
前記端子部の裏面に空気が供給され、或いは前記送風手
段により空気が吸引される。これにより、前記端子部の
裏面の空気が流動するため前記端子部の裏面側から冷却
される。また、前記回路部自体に前記貫通孔が設けられ
ているので、前記貫通孔を通過する空気により前記回路
部の熱を吸収することができるため、前記端子部の冷却
を行うことができる。
【0022】次に、本発明の第3の態様の集積回路装着
用組立体は、板状の端子部と前記端子部の上方から突出
する回路部と前記回路部の下方から突出する複数のピン
とを備えた集積回路と、前記集積回路を回路基板に着脱
自在に装着するコネクタと、前記集積回路を冷却する送
風手段とを備えた集積回路装着用組立体であって、以下
の特徴を備えている。
【0023】まず、前記コネクタは、前記回路基板に固
定されその表裏を貫通する装着孔内に前記ピンと接触す
る端子が内装される内部ケースと、前記内部ケース上で
前後方向に摺動自在であり前記ピンを挿通させるピン挿
通孔が設けられた外部ケースとを有し、前記内部ケース
の表面と前記外部ケースの裏面との間に空気を流通させ
るケース内通路が形成され、前記外部ケース又は前記内
部ケースに前記ケース内通路を外部に連通させる第1開
口部が設けられている。また、前記集積回路のピンが前
記ピン挿通孔及び前記装着孔内に挿入され前記コネクタ
を介して前記回路基板に装着された際に、前記端子部の
裏面と前記外部ケースの表面との間に形成され空気を流
通させる空気通路と、前記空気通路を外部に連通させる
第2開口部を有している。
【0024】そして、前記送風手段は、前記第1開口部
から前記ケース内通路に空気を導入して前記ピン挿通孔
を介して前記空気通路に空気を供給して前記第2開口部
から空気を排出し、又は前記第1開口部から空気を吸引
することにより前記ケース内通路内の空気を吸引して前
記ピン挿通孔を介して前記第2開口部から前記空気通路
内に空気を導入し、前記端子部の裏面から前記集積回路
を冷却する。
【0025】本発明の第3の態様の集積回路装着用組立
体によれば、前記ケース内通路に空気を供給し、或いは
前記ケース内通路から空気を吸引することにより、前記
空気通路内の空気を流動させることができる。これによ
り、前記端子部の裏面側及び前記ピンの冷却を行うこと
ができる。
【0026】この第3の態様においては、前記外部ケー
スは中央部にその表裏を貫通する第1中央開口を有し、
前記内部ケースは中央部にその表裏を貫通する第2中央
開口を有し、前記第2中央開口には前記集積回路が載置
された際に前記ケース内通路内を流れる空気を前記端子
部の裏面に案内する案内部材が設けられていることが好
ましい。
【0027】前記外部ケースに第1中央開口が設けられ
ており、前記内部ケースに第2中央開口が設けられてい
るときは、前記ケース内通路内に空気を供給し或いは前
記ケース内通路内から空気を吸引すると、前記第1中央
開口及び第2中央開口内において空気が流動する。この
とき、前記第2中央開口には前記案内部材が設けられて
いるので、前記第1中央開口及び前記第2中央開口内を
流動する空気が前記端子部の裏面側の中央部に案内され
る。また、前記第1中央開口及び前記第2中央開口は集
積回路の発熱が行われる回路部の裏面側にあるため、前
記案内部材によって前記回路部の裏面側の端子部の放熱
が促される。このように、前記端子部の裏面側において
温度の高い箇所に空気を案内することにより、集積回路
の放熱を効率よく行うことができる。
【0028】また、第3の態様においても、前記送風手
段を前記第1開口部又は第2開口部に装着され前記集積
回路の作動時に前記空気通路及び前記ケース内通路内の
空気を前記ケース内通路外の上方へ案内する空気上昇パ
イプとしてもよい。
【0029】次に、本発明の第4の態様の集積回路装着
用組立体は、板状の端子部と前記端子部の上方から突出
する回路部と前記回路部の下方から突出する複数のピン
とを備えた集積回路と、前記集積回路を回路基板に着脱
自在に装着するコネクタと、前記集積回路を冷却する送
風手段とを備えた集積回路装着用組立体であって、以下
の特徴を備えている。
【0030】まず、前記コネクタは、前記回路基板に固
定されその表裏を貫通する装着孔内に前記ピンと接触す
る端子が内装される内部ケースと、前記内部ケース上で
前後方向に摺動自在であり前記ピンを挿通させるピン挿
通孔が設けられた外部ケースとを有している。また、前
記集積回路のピンが前記ピン挿通孔及び前記装着孔内に
挿入され前記コネクタを介して前記回路基板に装着され
た際に、前記端子部の裏面と前記外部ケースの表面との
間に形成され空気を流通させる空気通路と、前記空気通
路を外部に連通させる第3開口部とが設けられている。
【0031】また、前記内部ケースが前記回路基板に固
定された際に前記内部ケースの裏面と前記回路基板の表
面との間に形成され空気を流通させる第2空気通路と、
前記第2空気通路を外部に連通させる第4開口部とが設
けられる。
【0032】そして、前記送風手段は、前記第3開口部
から前記空気通路内に送風を行い前記ピン挿通孔と前記
装着孔とを介して前記第2空気通路内に空気を供給して
前記第4開口部から外部に空気を排出し、又は前記第3
開口部から前記空気通路内の空気を吸引することにより
前記ピン挿通孔と前記装着孔とを介して前記第2空気通
路から空気を吸引して前記第4開口部から空気を吸入
し、前記端子部の裏面から前記集積回路を冷却する。
【0033】本発明の第4の態様の集積回路装着用組立
体によれば、前記台2空気通路に空気を供給し、或いは
前記第2空気通路から空気を吸引することによっても前
記空気通路内の空気を流動させることができる。これに
より、前記端子部の裏面側の冷却を行うことができる。
【0034】第4の態様の集積回路装着用組立体におい
ては、前記第3の態様と同様に、前記外部ケースは中央
部にその表裏を貫通する第1中央開口を有し、前記内部
ケースは中央部にその表裏を貫通する第2中央開口を有
し、前記第2中央開口には前記集積回路が載置された際
に前記第2空気通路内を流れる空気を前記端子部の裏面
に案内する案内部材が設けられていることが好ましい。
【0035】また、同様に、前記送風手段は、前記第3
開口部又は第4開口部に装着され前記集積回路の作動時
に前記空気通路及び前記第2空気通路内の空気を前記第
2空気通路外の上方へ案内する空気上昇パイプであって
もよい。
【0036】
【発明の実施の形態】次に、本発明の冷却装置及び集積
回路装着用組立体の実施形態の一例について、図1乃至
図7を参照して説明する。図1は第1の実施形態の集積
回路装着用組立体を示す説明的断面図、図2は第1の実
施形態におけるコネクタを示す説明図、図3は第2の実
施形態の集積回路装着用組立体を示す説明的断面図、図
4は第3の実施形態の集積回路装着用組立体を示す説明
的断面図、図5は第4の実施形態の集積回路装着用組立
体を示す説明的断面図、図6a及びbは第4の実施形態
におけるコネクタを示す説明的分解図、図7は第5の実
施形態の集積回路装着用組立体を示す説明的断面図であ
る。
【0037】図1に示す第1の実施形態の集積回路装着
用組立体1aは、CPU2を回路基板3に着脱自在に装
着するコネクタ4と、CPU2の回路部2aに装着され
る冷却装置5とを備えている。CPU2は、回路部2a
と、板状の端子部2bと、端子部2bの裏面から下方に
突出する複数のピン2cとを備えている。また、回路部
2aは端子部2bの表面から上方に突出している。
【0038】冷却装置5は、CPU2の回路部2aにシ
リコングリス等で固定される放熱部6と、放熱部6に向
けて取り付けられている送風ファン7とを備えている。
放熱部6は、アルミ合金により形成されており、回路部
2aから発生する熱を放熱するための放熱フィン8が設
けられている。放熱部6の下部には、CPU2の回路部
2aに装着された際に端子部2bの表面に向けて開口す
る第1送風口9が設けられている。また、放熱部6の下
部には、側面に向けて開口する第2送風口10が設けら
れている。第1送風口9及び第2送風口10は、図1に
示すように送風ファン7に向けて拡径されており、内周
面が合成樹脂製の断熱部材11により被覆されている。
【0039】コネクタ4は、図1及び図2に示すよう
に、CPU2を回路基板3に着脱自在に装着するCPU
ソケットであり、内部ケース12と、この内部ケース1
2に対して前後方向(図1において奥行き方向)に摺動
自在の外部ケース13と、外部ケース13を前後方向に
摺動させる操作レバー14とを備えている。内部ケース
12にはその表裏を貫通する装着孔15が設けられ、そ
の装着孔15の内部には回路基板3の表面に印刷された
回路16に半田付けされる端子17が装着されている。
この端子17は、CPU2がコネクタ4に装着された際
にそのピン2cと回路16とを電気的に接続するもので
ある。
【0040】外部ケース13は、図1及び図2に示すよ
うに、CPU2が載置される箇所の外周縁にCPU2の
端子部2bの外周縁に向けて突出する突出部18が設け
られている。また、外部ケース13の表面にはCPU2
が載置された際に端子部2bの裏面と外部ケース13の
表面との間に所定の距離を保つための間隔保持部19が
設けられている。この突出部18と間隔保持部19によ
って、CPU2が外部ケース13に載置された際に回路
部2aの裏面と外部ケース13の表面との間に間隔が生
じ、空気通路20が形成される。
【0041】また、外部ケース13に設けられた突出部
18には、空気を導入する導入口21と空気を導出する
導出口22とが設けられている。導入口21及び導出口
22は、突出部18の高さを低くして空気通路20を外
部に連通させるものである。また、本実施形態において
は、この導入口21に冷却装置5の第2送風口10から
延設される連結パイプ23を連結する連結部材24を固
定している。この連結部材24は図1に示すように内部
に空気が流通する通路が形成され、連結パイプ23から
送風される空気を空気通路20内に導くものである。
【0042】また、図2に示すように、本実施形態にお
いては導出口22は外部ケース13の前方と側方の2カ
所に設けられている。また、外部ケース13には、その
表裏を貫通しCPU2のピン2cが挿通されるピン挿通
孔25が設けられている。尚、本実施形態のコネクタ4
においては、従来のコネクタと同様に、外部ケース13
にはその中央部に第1中央開口26が設けられており、
内部ケース12には第2中央開口27が設けられてい
る。
【0043】上記構成の集積回路装着用組立体1aによ
れば、図1に示すように、CPU2をコネクタ4に装着
するときは、CPU2のピン2cを外部ケース13のピ
ン挿通孔25及び内部ケース12の装着孔15に挿入す
る。このとき、端子部2bの裏面に間隔保持部19が当
接するため、端子部2bの裏面と外部ケース13の表面
との間に間隔が生じ、端子部2bと外部ケース13と突
出部18とに囲まれる空気通路20が形成される。そし
て、CPU2の回路部2aの表面に冷却装置5の放熱部
6をシリコングリス等を用いて固定する。
【0044】この状態からCPU2を作動させると、同
時に送風ファン7の運転も開始される。CPU2が作動
すると、主に回路部2aから熱が発生するが、この回路
部2aから発生した熱は、まず放熱部6により吸収さ
れ、送風ファン7の作動によって放熱フィン8から外部
に放熱される。一方、回路部2aにより発生した熱は、
端子部2b及びピン2cにも伝達される。
【0045】ここで、冷却装置5においては送風ファン
7が作動しており、その作動によって第1送風口9から
端子部2bに向かって送風が行われている。これによ
り、端子部2bの表面の空気が流動するため、端子部2
bの表面からの放熱が促進される。同時に、第2送風口
10から連結パイプ23及び連結部材24を介して導入
口21に送風が行われる。導入口21から空気が導入さ
れると、空気通路20内を通って導出口22から外部に
空気が排出される。このように、端子部2bの裏面と外
部ケース13の表面との間に設けられた空気通路20内
に空気が流れると、端子部2bの裏面側における放熱が
促進され、導出口から外部に熱が排出される。このと
き、空気通路20内を流れる空気は、端子部2bの裏面
側のみならず端子部2bから下方に突出するピン2cの
側面に接触するため、このピン2cからの放熱も促進さ
れる。
【0046】第1の実施形態においては、上述のように
第1送風口9と第2送風口10は、その表面が合成樹脂
製の断熱部材11により被覆されているため、放熱部6
がCPU2の回路部2aによって加熱された場合でも、
第1送風口9及び第2送風口10から吹き出される空気
は放熱部6により加熱されない。従って、端子部2bの
表裏には温度の低い空気が供給されるため、端子部2b
を効率よく放熱させることができる。
【0047】尚、上記第1の実施形態においては、送風
ファン7は図1において下方に向けて送風するようにし
ているが、これに限らず、図1において上方に向けて送
風するようにしてもよい。このようにした場合、放熱フ
ィン8の側方から空気が導入されて放熱フィン8の放熱
を促すと共に、第1送風口9及び第2送風口10から空
気を吸引する。これにより、端子部2bの表面の空気が
吸引されると共に、端子部2bの裏面である空気通路2
0内の空気が吸引されるため、端子部2bの表裏で放熱
が促進される。また、このように空気を吸引する場合
は、放熱部6による空気の温度上昇は考えなくてもよい
ので第1送風口9及び第2送風口10には断熱部材11
は不要である。
【0048】また、突出部18は外部ケース13と一体
に形成されているが、これに限らず、従来と同様のコネ
クタに別個に設けられた突出部を装着することにより空
気通路20を形成してもよい。この場合、当該突出部に
導入口及び導出口を形成することで、従来のコネクタに
載置するだけで空気通路20を形成することができる。
【0049】また、上記第1の実施形態においては、冷
却装置5の送風ファン7を利用して端子部2bの表面及
び空気通路20に空気を供給しているが、これに限ら
ず、別個にCPUの冷却専用の送風ファンを設けてもよ
い。そして、当該送風ファンから連結パイプ23等を介
して空気通路20内に空気を供給してもよい。また、そ
の際、冷却手段によって送風される空気を冷却すること
により、さらに効率よくCPU2の冷却を行うことがで
きる。或いは、当該送風ファンにより連結パイプ23等
を介して空気通路20内の空気を吸引してもよい。
【0050】次に、本発明の第2の実施形態の集積回路
装着用組立体1bについて説明する。第2の実施形態の
集積回路装着用組立体1bは、図3に示すように、冷却
装置5とコネクタ4とを備えている。第2の実施形態に
おける冷却装置5は、従来から用いられている冷却装置
と同様の構成であり、上記第1の実施形態における冷却
装置5とは異なり、第1送風口9及び第2送風口10は
設けられていない。
【0051】また、第2の実施形態におけるコネクタ4
は、第1の実施形態と同様に、外部ケース13に突出部
18と間隔保持部19とが設けられており、CPU2が
外部ケース13に載置された際に回路部2aの裏面と外
部ケース13の表面との間に空気通路20が形成され
る。また、外部ケース13の突出部18には導入口21
と導出口22とが設けられており、図3において右側が
導入口21、左側が導出口22となっている。そして、
導出口22には上方に向けて突出する空気上昇パイプ2
8が連結部材24を介して取り付けられている。尚、他
の構成については上記第1の実施形態と同様であるの
で、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0052】第2の実施形態の集積回路装着用組立体1
bにおいては、CPU2が作動して回路部2aが発熱す
ると冷却装置5によって回路部2aから発生する熱が放
熱される。一方、空気通路20内においては、回路部2
aから発生し端子部2b及びピン2cに伝達された熱に
よって内部の空気が加熱される。このように空気通路2
0内の空気が加熱されると、その空気の一部が空気上昇
パイプ28内を上昇して外部に排出される。すると、い
わゆる煙突効果によって空気通路20内の空気が空気上
昇パイプ28によって外部に吸い出される。そして、導
入口21から空気通路20内に外部の空気が導入され
る。
【0053】このように、第2の実施形態においては、
空気通路20内の空気が空気上昇パイプ28によって外
部に吸い出されるため、冷却装置5によるCPU2の回
路部2aの放熱のみならず、端子部2bの裏面及びピン
2cからも放熱が行われる。
【0054】尚、上記第1及び第2の実施形態において
は、連結部材24に連結パイプ23及び空気上昇パイプ
28を取り付けているが、これに限らず、これらに連結
する部分を外部ケース13に一体に形成してもよい。
【0055】次に、本発明の第3の実施形態の集積回路
装着用組立体1cについて説明する。第3の実施形態の
集積回路装着用組立体1cにおいては、図4に示すよう
に、端子部2bにその表裏を貫通する貫通孔29を備え
たCPU2を装着するものである。また、冷却装置5の
放熱部6の下方には送風口9が設けられている。そし
て、外部ケース13の表面に間隔保持部19が設けられ
ており、回路部2aの裏面と外部ケース13の表面との
間に空気通路20が設けられている。その他の構成は、
上記第1の実施形態と同様の構成については同様の符号
を付して詳細な説明は省略する。
【0056】第3の実施形態の集積回路装着用組立体1
cにおいては、冷却装置5の放熱部6に送風口9が設け
られているほか、CPU2の端子部2bにも貫通孔29
が設けられているため、送風ファン7から送風される空
気は、まず送風口9を介して放熱部6と端子部2bの表
面との間に供給される。そして、その一部は端子部2b
に設けられた貫通孔29を介して空気通路20内に供給
される。空気通路20内に供給された空気は、端子部2
bの裏面と外部ケース13の表面との間を通って外部に
排出される。
【0057】一方、送風口9を介して放熱部6と端子部
2bの表面との間に供給された一部の空気は、放熱部6
の裏面と端子部2bの表面との間を通って外部に排出さ
れる。このように、第3の実施形態の集積回路装着用組
立体1cによれば、端子部2bの表面と裏面とが送風フ
ァン7からの空気によって冷却される。
【0058】次に、本発明の第4の実施形態の集積回路
装着用組立体1dについて図5及び図6を参照して説明
する。第4の実施形態の集積回路装着用組立体1dは、
図5に示すように、冷却装置5の放熱部6の下方に第1
送風口9と第2送風口10とが設けられている。また、
外部ケース13の表面に間隔保持部19が設けられてお
り、回路部2aの裏面と外部ケース13の表面との間に
空気通路20が設けられている。
【0059】また、第4の実施形態においては、外部ケ
ース13の裏面と内部ケース12の表面との間にケース
内通路30が設けられている。このケース内通路30
は、図6a及びbに示すように、外部ケース13の裏面
側と内部ケース12の表面側とにそれぞれ凹入する溝3
0a及び溝30bを設けることにより形成されている。
そして、ケース内通路30は、内部ケース12の後方に
設けられた導入口(第1開口部)21により連結パイプ
23に連結されている。
【0060】この導入口21は、図6bに示すように、
内部ケース12の表面に開口して溝30bに連結されて
おり、さらに図5に示すように内部ケース12の後方に
延設されて開口している。このように、第4の実施形態
においては、ケース内通路30は、導入口21と連結パ
イプ23とを介して第2送風口10に連結されている。
また、第4の実施形態においては、空気通路20は外部
ケース13の前方及び側方の壁部に設けられた導出口
(第2開口部)22によってコネクタ4の外部に連通し
ている。
【0061】さらに、外部ケース13にはその中央部に
第1中央開口26が設けられており、内部ケース12に
は第2中央開口27が設けられているが、本実施形態に
おいては、図5及び図6に示すように第2中央開口27
に案内部材31が設けられている。この案内部材31
は、図5において、右側から送風される空気を斜め上方
に案内するように傾斜している。また、図6に示すよう
に、その左右両端が第2中央開口27の左右壁と一体と
なるように形成されている。
【0062】第4の実施形態の集積回路装着用組立体1
dにおいては、CPU2が作動して回路部2aが発熱を
すると、冷却装置5の放熱部6によって放熱が行われ
る。同時に、第1送風口9を介して送風ファン7からの
空気が送られ、端子部2bの表面側の放熱を促進させ
る。また、第2送風口10、連結パイプ23、及び導入
口21を介してケース内通路30内に空気が供給され
る。すると、ケース内通路30内の空気の一部はピン挿
通孔25を介して空気通路20内に移動し、空気通路2
0において端子部2bの裏面及びピン2cの放熱を促し
て導出口22を介してコネクタ4の外部に排出される。
【0063】また、ケース内通路30内の空気の他の一
部は、ケース内通路30を通って第2中央開口27にま
で達する。すると、案内部材31により図5において上
方に案内され、端子部2bの裏面の放熱を促す。このと
き、端子部2bの中央部は、回路部2aの裏面の位置で
あるため、端子部2bの他の部分よりも温度が高くなっ
ている。本実施形態においては、この端子部2bの中央
部の裏面側に外部からの空気が多く案内されるため、効
率よくCPU2の放熱を行うことができる。
【0064】尚、第4の実施形態においては、導入口2
1に送風ファン7からの空気を導入しているが、これに
限らず、導出口22に上記第2の実施形態と同様の空気
上昇パイプ28を取り付けてもよい。また、送風ファン
7によってケース内通路30内の空気を吸引するように
してもよい。
【0065】次に、本発明の第5の実施形態の集積回路
装着用組立体1eについて説明する。第5の実施形態の
集積回路装着用組立体1eは、図7に示すように、内部
ケース12の裏面側から突出する突出部32によって内
部ケース12の裏面と回路基板3の表面との間に間隙を
設け、第2空気通路33を形成している。また、外部ケ
ース13の表面に間隔保持部19が設けられており、回
路部2aの裏面と外部ケース13の表面との間に空気通
路20が設けられ、その一部が開口して導出口(第4開
口部)22となっている。また、第4の実施形態と同様
に、内部ケース12の第2中央開口27には案内部材3
1が設けられている。また、図7において外部ケース1
3及び内部ケース12の回路基板3に対面する箇所の左
側に、第2空気通路33とコネクタ4の外部とを連通す
る導入口(第3開口部)21が設けられている。
【0066】第5の実施形態の集積回路装着用組立体1
eにおいては、図7に示すように、送風ファン7を第1
乃至第4の実施形態とは逆方向に回転させ、空気を上方
に抜くことで放熱部6の放熱を行っている。そして、C
PU2の作動により回路部2aが発熱した場合は、ま
ず、冷却装置5の放熱部6から回路部2aの熱が放熱さ
れる。また、放熱部6の下方に設けられた第1送風口9
から冷却装置5の内部に空気が吸い込まれる。これによ
り、放熱部6の裏面と端子部2bの表面との間の空気が
第1送風口9から吸い込まれるため、端子部2bの表面
側の放熱が促される。
【0067】また、放熱部6の下方に設けられた第2送
風口10からも空気が吸い込まれる。すると、第2送風
口10から連結パイプ23及び導出口22を介して空気
通路20内の空気が吸い込まれる。これに伴い、第2空
気通路33内の空気も吸い込まれ、導入口21からコネ
クタ4の外部の空気が第2空気通路33内に導入され
る。このとき、第1中央開口26及び第2中央開口27
を通過する空気は、案内部材31により端子部2bの裏
面の略中央部分に案内されるため、端子部2bの裏面側
からの放熱が効率よく行われる。
【0068】尚、上記第5の実施形態においては、送風
ファン7により第1送風口9及び第2送風口10から空
気を吸引しているが、上記第1の実施形態と同様に第1
送風口9及び第2送風口10に空気を吹き込むようにし
てもよい。また、導出口22に第2の実施形態のような
空気上昇パイプ28を取り付けてもよい。また、送風フ
ァン7により第1送風口9から空気を吸引する場合は、
第1送風口9の端子部2b側の開口部を端子部2bに向
けて拡径してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の集積回路装着用組立体を示す
説明的断面図。
【図2】第1の実施形態におけるコネクタを示す説明
図。
【図3】第1の実施形態におけるコネクタを示す説明
図。
【図4】第3の実施形態の集積回路装着用組立体を示す
説明的断面図。
【図5】第4の実施形態の集積回路装着用組立体を示す
説明的断面図。
【図6】第4の実施形態におけるコネクタを示す説明的
分解図。
【図7】第5の実施形態の集積回路装着用組立体を示す
説明的断面図。
【符号の説明】
2…CPU(集積回路)、2a…回路部、2b…端子
部、5…冷却装置、6…放熱部、7…送風ファン(送風
手段)、9…第1送風口。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状の端子部とその上方から突出する回路
    部とを備えた集積回路を冷却する冷却装置であって、 前記集積回路の回路部に接触すると共に前記端子部に対
    面する放熱部と、前記放熱部に送風して前記放熱部を冷
    却する送風手段とを備え、 前記放熱部は前記端子部に向けて開口する送風口を有
    し、 前記送風手段は前記送風口から前記端子部に向けて空気
    を吹き出し、又は前記送風口を介して前記端子部近傍の
    空気を吸引することを特徴とする集積回路用冷却装置。
  2. 【請求項2】前記送風口は、前記送風手段に向けて拡径
    する拡径部を備えていることを特徴とする請求項1に記
    載の集積回路用冷却装置。
  3. 【請求項3】前記送風手段が前記送風口から前記端子部
    に向けて空気を吹き出すときは、前記送風口の表面が断
    熱材で被覆されていることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の集積回路用冷却装置。
  4. 【請求項4】板状の端子部と前記端子部の上方から突出
    する回路部と前記回路部の下方から突出する複数のピン
    とを備えた集積回路と、前記集積回路を回路基板に着脱
    自在に装着するコネクタと、前記集積回路を冷却する送
    風手段とを備えた集積回路装着用組立体であって、 前記コネクタは、前記回路基板に固定されその表裏を貫
    通する装着孔内に前記ピンと接触する端子が内装される
    内部ケースと、前記内部ケース上で前後方向に摺動自在
    であり前記ピンを挿通させるピン挿通孔が設けられた外
    部ケースとを有し、 前記集積回路のピンが前記ピン挿通孔及び前記装着孔内
    に挿入され前記コネクタを介して前記回路基板に装着さ
    れた際に、前記端子部の裏面と前記外部ケースの表面と
    の間に形成され空気を流通させる空気通路と、前記空気
    通路の空気導入口と、前記空気通路の空気導出口とが設
    けられ、 前記送風手段は、前記導入口から前記空気通路内に送風
    を行い前記導出口から前記空気通路内の空気を排出し、
    又は前記導出口から前記空気通路内の空気を吸引するこ
    とにより前記導入口から前記空気通路内に空気を導入
    し、前記端子部の裏面から前記集積回路を冷却すること
    を特徴とする集積回路装着用組立体。
  5. 【請求項5】前記外部ケースは前記端子部の外周縁に向
    けて突出する突出部を備え、前記空気通路は前記突出部
    と前記端子部の外周縁とに囲まれて形成され、前記突出
    部に前記導入口及び前記導出口が設けられていることを
    特徴とする請求項4に記載の集積回路装着用組立体。
  6. 【請求項6】前記送風手段は、前記集積回路の回路部に
    接触し前記回路部で発生する熱を放熱させる放熱部に装
    着された送風ファンであり、前記放熱部は前記送風ファ
    ンに向けて開口すると共に外部に向けて開口する送風口
    を有し、 前記送風口は前記送風ファンにより前記空気通路内に空
    気を送風するときは前記導入口と連結パイプで連結さ
    れ、前記送風ファンにより前記空気通路内の空気を吸引
    するときは前記導出口と連結パイプで連結されることを
    特徴とする請求項4又は5に記載の集積回路装着用組立
    体。
  7. 【請求項7】前記送風手段は、前記導出口に装着され前
    記集積回路の作動時に前記空気通路内の空気を前記空気
    通路外の上方へ案内する空気上昇パイプであることを特
    徴とする請求項4又は5に記載の集積回路装着用組立
    体。
  8. 【請求項8】板状の端子部と前記端子部の上方から突出
    する回路部と前記回路部の下方から突出する複数のピン
    とを備えた集積回路と、前記集積回路を回路基板に着脱
    自在に装着するコネクタと、前記集積回路を冷却する送
    風手段とを備えた集積回路装着用組立体であって、 前記コネクタは、前記回路基板に固定されその表裏を貫
    通する装着孔内に前記ピンと接触する端子が内装される
    内部ケースと、前記内部ケース上で前後方向に摺動自在
    であり前記ピンを挿通させるピン挿通孔が設けられた外
    部ケースとを有し、前記集積回路は前記端子部に表裏を
    貫通する貫通孔を有し、 前記送風手段は、前記集積回路の回路部に接触し前記回
    路部で発生する熱を放熱させる放熱部に装着された送風
    ファンであり、前記放熱部は前記端子部の貫通孔に向け
    て開口する送風口を有し、 前記集積回路のピンが前記ピン挿通孔及び前記装着孔内
    に挿入され前記コネクタを介して前記回路基板に装着さ
    れた際に、前記端子部の裏面と前記外部ケースの表面と
    の間に空気を流通させる空気通路が形成され、 前記送風手段は、前記送風口から送風を行い前記貫通孔
    を介して前記空気通路に空気を供給して前記空気通路内
    の空気を外部に排出し、又は前記送風口から空気を吸引
    することにより前記貫通孔を介して前記空気通路内の空
    気を吸引して前記空気通路内に外部の空気を導入し、前
    記端子部の裏面から前記集積回路を冷却することを特徴
    とする集積回路装着用組立体。
  9. 【請求項9】板状の端子部と前記端子部の上方から突出
    する回路部と前記回路部の下方から突出する複数のピン
    とを備えた集積回路と、前記集積回路を回路基板に着脱
    自在に装着するコネクタと、前記集積回路を冷却する送
    風手段とを備えた集積回路装着用組立体であって、 前記コネクタは、前記回路基板に固定されその表裏を貫
    通する装着孔内に前記ピンと接触する端子が内装される
    内部ケースと、前記内部ケース上で前後方向に摺動自在
    であり前記ピンを挿通させるピン挿通孔が設けられた外
    部ケースとを有し、前記内部ケースの表面と前記外部ケ
    ースの裏面との間に空気を流通させるケース内通路が形
    成され、前記外部ケース又は前記内部ケースに前記ケー
    ス内通路を外部に連通させる第1開口部が設けられ、 前記集積回路のピンが前記ピン挿通孔及び前記装着孔内
    に挿入され前記コネクタを介して前記回路基板に装着さ
    れた際に、前記端子部の裏面と前記外部ケースの表面と
    の間に形成され空気を流通させる空気通路と、前記空気
    通路を外部に連通させる第2開口部を有し、 前記送風手段は、前記第1開口部から前記ケース内通路
    に空気を導入して前記ピン挿通孔を介して前記空気通路
    に空気を供給して前記第2開口部から空気を排出し、又
    は前記第1開口部から空気を吸引することにより前記ケ
    ース内通路内の空気を吸引して前記ピン挿通孔を介して
    前記第2開口部から前記空気通路内に空気を導入し、前
    記端子部の裏面から前記集積回路を冷却することを特徴
    とする集積回路装着用組立体。
  10. 【請求項10】前記外部ケースは中央部にその表裏を貫
    通する第1中央開口を有し、前記内部ケースは中央部に
    その表裏を貫通する第2中央開口を有し、前記第2中央
    開口には前記集積回路が載置された際に前記ケース内通
    路内を流れる空気を前記端子部の裏面に案内する案内部
    材が設けられていることを特徴とする請求項9に記載の
    集積回路装着用組立体。
  11. 【請求項11】前記送風手段は、前記第1開口部又は第
    2開口部に装着され前記集積回路の作動時に前記空気通
    路及び前記ケース内通路内の空気を前記ケース内通路外
    の上方へ案内する空気上昇パイプであることを特徴とす
    る請求項9に記載の集積回路装着用組立体。
  12. 【請求項12】板状の端子部と前記端子部の上方から突
    出する回路部と前記回路部の下方から突出する複数のピ
    ンとを備えた集積回路と、前記集積回路を回路基板に着
    脱自在に装着するコネクタと、前記集積回路を冷却する
    送風手段とを備えた集積回路装着用組立体であって、 前記コネクタは、前記回路基板に固定されその表裏を貫
    通する装着孔内に前記ピンと接触する端子が内装される
    内部ケースと、前記内部ケース上で前後方向に摺動自在
    であり前記ピンを挿通させるピン挿通孔が設けられた外
    部ケースとを有し、 前記集積回路のピンが前記ピン挿通孔及び前記装着孔内
    に挿入され前記コネクタを介して前記回路基板に装着さ
    れた際に、前記端子部の裏面と前記外部ケースの表面と
    の間に形成され空気を流通させる空気通路と、前記空気
    通路を外部に連通させる第3開口部とが設けられ、 前記内部ケースが前記回路基板に固定された際に前記内
    部ケースの裏面と前記回路基板の表面との間に形成され
    空気を流通させる第2空気通路と、前記第2空気通路を
    外部に連通させる第4開口部とが設けられ、 前記送風手段は、前記第3開口部から前記空気通路内に
    送風を行い前記ピン挿通孔と前記装着孔とを介して前記
    第2空気通路内に空気を供給して前記第4開口部から外
    部に空気を排出し、又は前記第3開口部から前記空気通
    路内の空気を吸引することにより前記ピン挿通孔と前記
    装着孔とを介して前記第2空気通路から空気を吸引して
    前記第4開口部から空気を吸入し、前記端子部の裏面か
    ら前記集積回路を冷却することを特徴とする集積回路装
    着用組立体。
  13. 【請求項13】前記外部ケースは中央部にその表裏を貫
    通する第1中央開口を有し、前記内部ケースは中央部に
    その表裏を貫通する第2中央開口を有し、前記第2中央
    開口には前記集積回路が載置された際に前記第2空気通
    路内を流れる空気を前記端子部の裏面に案内する案内部
    材が設けられていることを特徴とする請求項12に記載
    の集積回路装着用組立体。
  14. 【請求項14】前記送風手段は、前記第3開口部又は第
    4開口部に装着され前記集積回路の作動時に前記空気通
    路及び前記第2空気通路内の空気を前記第2空気通路外
    の上方へ案内する空気上昇パイプであることを特徴とす
    る請求項12に記載の集積回路装着用組立体。
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