JP2003280101A - 発熱体の冷却機構およびこれを用いたプロジェクタ - Google Patents

発熱体の冷却機構およびこれを用いたプロジェクタ

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JP2003280101A
JP2003280101A JP2002085782A JP2002085782A JP2003280101A JP 2003280101 A JP2003280101 A JP 2003280101A JP 2002085782 A JP2002085782 A JP 2002085782A JP 2002085782 A JP2002085782 A JP 2002085782A JP 2003280101 A JP2003280101 A JP 2003280101A
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heating element
cooling mechanism
air
cooling
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JP2002085782A
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Ritsuo Koga
律生 古賀
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Plus Vision Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子機器等のケース内に存在する発熱体から
の熱を簡易な構成で効果的に排出できる冷却機構を提供
する。 【解決手段】 ケースに収納されている発熱体を冷却す
るための機構であって、前記発熱体が固定され、該発熱
体で発生した熱が伝導される熱伝導部材と、前記発熱体
の存在する領域に向けて冷却用の空気流を発生させる送
風手段と、前記送風手段からの空気流の一部を導入し、
前記熱伝導部材を冷却できるように形成した排気用送風
路とを含む、ことを特徴とする発熱体の冷却機構。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は発熱体が発する熱を
効率良く冷却する機構に関する。より詳しくは、熱源と
なるランプ等をケース内に内在させているプロジェクタ
のような強制冷却を必要とする種々の装置に好適に採用
できる冷却機構に関する。
【0002】
【従来の技術】プロジェクタは所望の画像を投影するた
めに高輝度の投影用ランプがケース内に収納されてい
る。また、上記投影用のランプの他にも、プロジェクタ
内には電源装置部や電子基板等も含まれておりこれらは
大量の熱を発生させる発熱源となっている。
【0003】上記発熱体からの熱でプロジェクタケース
内の温度が過度に上昇すると内部に存在する他の部品に
悪影響を与えてしまうので、従来から空冷用のファンを
設けて強制的に冷却するようにしている。例えば、図1
(A)に示すように従来のプロジェクタ100のケース
101内のランプユニット103に向けて風を吹きつけ
るファン105を配備している。そして、高温のランプ
ユニット103に接触して昇温した空気HAを排気用の
スリット107からケース外に排出させることで、ケー
ス101内の温度が過度に上昇することを抑制してい
る。
【0004】また、図1(B)に示すようにランプユニ
ット103とスリット107との間にファン105を設
け、ランプユニット103周辺の昇温した空気をスリッ
ト107から排出させるようにしても、ケース101内
の温度が上昇することを抑制できる。
【0005】上記のようにファン105を用いて冷却用
の空気を発生させる構成は比較的簡単であり、プロジェ
クタ内の温度上昇を抑制する手法として有効であるの
で、従来においてよく採用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年の電子
機器は著しいスピードで高性能化され、また小型化され
ている。このような改良は、プロジェクタに関しても同
様に行われている。より高性能なプロジェクタとするた
めには、表示される映像が鮮明でありかつ十分な明るさ
を有していることが要求される。そのために、プロジェ
クタはより高輝度のランプを採用することが必要とな
り、ランプの出力が大きくなるのでさらに発熱量が増大
することになる。このように問題に対処するために、冷
却用ファンの排気能力を上げることが考えられる。
【0007】しかしながら、冷却ファンを大型化するこ
とは装置の小型化の要請に反し、また、冷却ファンの回
転数を上げると騒音が大きくなるという問題を招来して
しまう。
【0008】したがって、本発明の目的は、電子機器等
のケース内に存在する発熱体からの熱を簡易な構成で効
果的に排出できる冷却機構を提供することである。さら
に本発明の目的は、冷却効率の優れた冷却機構を有する
ことで、冷却ファンの大きさや出力を低減し、低騒音の
プロジェクタを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は請求項1に記
載されるように、ケースに収納されている発熱体を冷却
するための機構であって、前記発熱体が固定され、該発
熱体で発生した熱が伝導される熱伝導部材と、前記発熱
体の存在する領域に向けて冷却用の空気流を発生させる
送風手段と、前記送風手段からの空気流の一部を導入
し、前記熱伝導部材を冷却できるように形成した排気用
送風路とを含む発熱体の冷却機構により達成される。
【0010】請求項1記載の発明によれば、前記送風手
段からの空気流の一部が排気用送風路に導かれ、この空
気流が熱伝導部材を冷却するので発熱体からの熱を効率
的に排出できるようになる。よって、送風手段自体の能
力を高めることなく、簡易な変更でケース内の温度上昇
を確実に抑制できる。
【0011】前記排気用送風路は前記ケースの外側に形
成することができる。また、前記排気用送風路はその少
なくとも一部を管状に形成することができる。例えば排
気用送風路をダクト状あるいはトンネル状に形成すれば
よい。また、前記送風手段を間に挟んで、前記排気用送
風路と反対側にはさらに吸気用送風路を形成してもよ
い。この場合もこれらの少なくとも一部を管状に形成す
ることができる。
【0012】また、請求項6に記載されるように、ケー
スに収納されている発熱体を冷却するための機構であっ
て、前記発熱体が正面に固定され、該発熱体で発生した
熱が背面側に伝導される熱伝導部材と、前記熱伝導部材
の背面側で前記ケース外に形成した排気用送風路と、前
記発熱体及び前記排気用送風路に向けて冷却用の空気流
を発生させるように前記ケース外に一部が突出するよう
に配設された送風手段とを含む冷却機構によっても上記
目的を達成することができる。この場合にも、前記排気
用送風路は前記ケースの外側で管状に形成することがで
き、さらに反対側に吸気用送風路を延在させてもよい。
【0013】また、請求項9に記載されるように、ケー
スに収納されている発熱体を冷却するための機構であっ
て、前記発熱体が固定され、該発熱体で発生した熱が伝
導される熱伝導部材と、前記発熱体の存在する領域に向
けて冷却用の空気流を発生させる送風手段と、前記送風
手段からの空気流の一部を前記ケース外に導くように規
制する排気規制部材と、前記排気規制部材により規制を
受けた空気流が前記ケース外に排気されるように該ケー
スに設けた排気用スリットと、前記排気用スリットから
の空気流で前記熱伝導部材を冷却できるように形成した
排気用送風路とを含む発熱体の冷却機構としても上記目
的を達成できる。
【0014】前記送風手段を挟んで、該前記送風手段で
吸気する空気流の少なくとも一部を前記ケース外から導
けるように規制する吸気規制部材と、前記吸気規制部材
の近傍にケース外から空気が流入するように該ケースに
吸気用スリットとをさらに備えた構成とすることができ
る。この場合も前記排気用送風路は、前記ケースの外側
で管状に形成することができる。
【0015】また、請求項12に記載されるように、ケ
ースに収納されている発熱体を冷却するための機構であ
って、前記発熱体が固定され、該発熱体で発生した熱が
伝導される熱伝導部材と、前記発熱体の存在する領域に
向けて冷却用の空気流を発生させる送風手段と、前記送
風手段からの空気流の一部を導入し、前記熱伝導部材を
冷却できるように形成した排気用送風路とを含み、前記
排気用送風路は、前記ケースの底部を底上げして上部空
間と下部空間を仕切る仕切版と、前記ケースの底部との
間の下部スペースとして形成されている、発熱体の冷却
機構によっても上記目的を達成できる。
【0016】さらに、前述する熱伝導部材にヒートシン
ク部材を接続するとさらに冷却能力を向上させることが
できる。このヒートシンク部材としては、前記排気用送
風路内で前記熱伝導部材の放熱効果を高めるための複数
の凹凸を備えている形態を採用することができる。そし
て、請求項15に記載されるように、発熱体として少な
くとも投影用ランプを含むプロジェクタに、上記冷却機
構を組み込めば簡易な構成で冷却効率を向上させケース
内の温度上昇を抑制でき、これによって冷却ファンによ
る騒音を低下することが可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施例を説明する。図2は本発明の第1実施例に係る冷却
機構を適用したプロジェクタ10について示した図であ
る。図2(A)はプロジェクタ10の概観を示した斜視
図、同(B)はプロジェクタ10内部の冷却機構の概略
を平面で示した図である。
【0018】図2(A)において、プロジェクタ10は
ケース11の前面に投影用のレンズ12を備え、ケース
11の下面には前面側に一対の脚部13と、背面側に一
対の脚部14とを備えている。これら脚部13、14は
螺子式になっておりプロジェクタ10の高さ位置、或い
は投影時における傾斜角度を調整できるようになってい
る。
【0019】ケース11は上記脚部13、14により支
持されるので、その下には空間が存在する。本プロジェ
クタ10は、この空間に排気用送風路として排気用ダク
ト20を備えている。この排気用ダクト20の詳細につ
いては後述する。また、この排気用ダクト20の上方に
位置するケース11の側面には、従来と同様にケース内
の昇温した空気を外部に排出するための複数の吸排気用
スリット15が形成されている。さらに、ケース11の
リア側の側面にも複数の吸排気用スリット15aが形成
されている。
【0020】図2(B)は上記プロジェクタ10内の配
置の概要を平面的に示した図である。図2(B)におい
て、プロジェクタ10はケース11の内部に投影用の高
輝度ランプのランプユニット16を内蔵している。ま
た、この発熱体となるランプユニット16を、冷却する
ための送風手段としてファン17が配設されている。こ
のファン17は冷却用の空気をランプユニット16に向
けて吹き付けるように配置されている。ファン17の吸
気側となるケース11にはケース外部から空気を供給す
るための複数の吸気用スリット18が形成されている。
【0021】図3は、図2(A)においてX−X矢視に
より、プロジェクタ10の断面構成を示した図である。
ケース11の底部は、ランプユニット16が載置される
底部111と、ファン17が載置される底部112とは
高さが異なるように設計されている。底部111に対し
て底部112は底上げされている。この底部111の下
に比較的大きな空間が確保され、ここに前述した管状あ
るい矩形状の排気用ダクト(またはトンネル)20が配
置されている。
【0022】上記のように底部111と底部112と
は、プロジェクタ10が載置される台200からの高さ
が異なることになるので、左側の脚部14Lより右側の
脚部14Rの方が長くなるように調整されている。この
図3では図示されないが、図2に示した前側の脚部13
についても同様である。
【0023】ファン17から送り出される冷却用の空気
が底部111で分岐されるように、ファン17の位置が
設定されている。よって、ファン17はケース11内の
空気を吸引するが、噴出した空気の一部はケース11下
の排気用ダクト20に導かれるようになる。
【0024】上記ランプユニット16はケース底部11
1上に固定されている。ケース11は、例えばアルミニ
ウム、アルミニウム合金、マグネシウム合金等の熱伝導
性の高い材料で形成されている。よって、ケース底部1
11の下面(背面)側にランプユニット16からの熱が
良く伝導される。この下面にはヒートシンク部材25が
接続されている。このヒートシンク部材25も熱伝導性
の高い金属等の部材で形成されても良く、その前面(図
3において下側)は放熱効率を高めるために複数の凹凸
が形成されている。この凹凸は表面積が大きくなるよう
な突起物がその表面に複数存在する形態でもよいし、フ
ィン状の部材が複数並列している形態でもよい。このヒ
ートシンク部材25はちょうど排気用ダクト20内に臨
みダクトに沿うように配置されており、ファン17から
排気用ダクト20を通る冷却空気を効率よく流しかつ効
率良く熱を伝導できるようになっている。
【0025】以上のような構成の冷却機構を備えたプロ
ジェクタ10であれば、ランプユニット16で発生した
熱を従来のようにスリット15から排気するだけでな
く、ケース下の空間を利用した第2の排気通路となる排
気用ダクト20に冷却用の空気を流せるので効率よく熱
を排出できる。
【0026】また、本実施例の冷却機構はプロジェクタ
に組み込まれたハード構成が従来と殆ど変わらず、ケー
ス底部の形状を僅かに変更するだけなので低コストで実
現できる。よって、本実施例の冷却機構は、従来のよう
に冷却用ファン17の大型化を図ったり、その回転数を
増加させたりすることなく、冷却効率をあげることがで
きるので省エネルギーでかつ冷却ファンによる騒音を低
下させることができる。
【0027】なお、上記第1実施例ではヒートシンク部
材25を別途に設けたが、このように別部材を接続する
ことなく、ケース底部111の下面に直接凹凸を形成し
てもよい。また、ケース11の全体を熱伝導性のよい金
属等の部材で形成してもよいしが、少なくともランプユ
ニット16が載置される底部111或いはその周辺部分
の熱伝導性が高ければよい。
【0028】また、上記第1実施例ではケース11の底
部111の下にケース11の端部まで延びる排気用ダク
ト20を設けたが、ダクトを形成するケース本体の底板
20aをヒートシンク部材25がある領域までとしても
よい。例えば、図4に示すように底板20aをヒートシ
ンク部材25を覆う程度で止め、その先端部をヒートシ
ンク部材25へ向けて傾斜させたガイド部材20bを形
成しても良い。こうすることで、底板の一部をカット
し、重量を削減しつつダクトとしての役割を果たすこと
ができる。特に、プロジェクタを天井から吊り下げるよ
うな場合、ガイド部材20bによって上記冷却効果が低
減されないようにすることが可能である。さらに、この
排気用ダクト20を設けることなく、単にファン17か
らの排気をそのままケース11下に排気するように構成
してもよい。この場合には、ケース11下の空間を排気
用送風路とみることができ、ファン17から流れ出る空
気がヒートシンク部材25に接触するように調整すれば
よい。さらに、冷却用ファン17は単一のものに限ら
ず、複数に分割したものであっても良い。例えば、図5
に示すように、上下に2つの冷却用ファン17、17a
を設置してもよい。冷却用ファン17、17aは、必ず
しもファンを回転させるものに限らず、例えば、軸流フ
ァン等を用いても良いことは言うまでもない。さらには
ペルチエ素子や冷却媒体等を介在させて強制的に冷たい
風を送風することも可能である。
【0029】本発明の第2実施例を説明する。本第2実
施例もプロジェクタに冷却機構を適用した例である。図
6は、図3と同様にプロジェクタ50の断面構成を示し
た図である。第1実施例と同様な構成部位には同一符号
を付すことで重複する説明を省略し、本実施例の特徴部
分を中心に説明する。重複する説明の省略は、これ以後
の実施例についても同様とする。
【0030】本第2実施例に係るプロジェクタ50の底
部51及び52は、共に底上げされた状態に形成されて
いる。そして、本実施例のファン17は、その一部がケ
ース11の底面から突出するように配置されている。フ
ァン17の排出側は第1実施例の場合と同様に排気用ダ
クト20が配置されている。そして、本実施例ではファ
ン17の空気を吸引する側にも吸気用ダクト21が配置
されている。
【0031】本実施例の場合、ファン17が吸引する空
気にケース11下の外気が含まれるので、ケース11内
で吸気する場合と比較して冷却効果をより高めることが
できる。本第2実施例の場合、底部51の下に排気用ダ
クト20、底部52の下に吸気用ダクト21を設けた
が、これらの内の一方、或いは両方を設けずに、単にフ
ァン17がケース11下から一部を吸気し、一部を排出
するように構成してもよい。また、本実施例の場合もヒ
ートシンク部材25を接続することなく、ケース底部5
1の下面に直接凹凸を形成してもよい。
【0032】つぎに、本発明の第3実施例を説明する。
本第3実施例もプロジェクタに冷却機構を適用した例で
ある。図7は、図3と同様にプロジェクタ60の断面構
成を示した図である。本実施例は、ケース11の底部6
1上にファン17が載置され、底部が一定の高さである
点で従来のプロジェクタに近似する構成となる。しか
し、ファン17の吸気側には湾曲した吸気規制部材6
7、排気側には湾曲した排気規制部材68が設けられ、
ファン17による吸気及び排気の一部がケース11の内
側とやり取りできるようになっている。そのために、吸
気側となる規制板67の下の部分の底部61には外気を
供給するための吸気用スリット63が形成され、排気側
となる規制板68の下の部分の底部61には外気を供給
するための排気用スリット65が形成されている。
【0033】図7ではケース下でほぼ全長にわたる吸気
用ダクト21及び排気用ダクト20を図示しているが、
第1実施例で説明したように一部としてもよい。本実施
例の構成は、従来の構成にファン17の前後に吸気及び
排気される空気流を規制して分離する板状の規制部材を
設け、ケース底部に吸気及び排気のスリットを設けると
いう簡易な構成であるので、従来のハード構成にさらに
簡単な変更を加えるだけなので、低コストでの実現可能
である。
【0034】さらに、本発明の第4実施例を説明する。
本第4実施例もプロジェクタに冷却機構を適用した例で
ある。図8は、図3と同様にプロジェクタ60の断面構
成を示した図である。本実施例のプロジェクタ60のケ
ース71は仕切板75により上部スペース77と下部ス
ペース78に分割されている。下部スペース78は冷却
用に形成したスペースであり、前述した吸気及び吸気用
のダクトとして機能する。ファン17はケース71の本
来の底部72に載置され、仕切板75により吸気及び排
気の一部が仕切板75の下の冷却用の下部スペース78
に流れるようになる。なお、下部スペース78部分のケ
ース側部には吸気用のスリット88と排気用のスリット
85が形成されている。
【0035】本実施例の構成によるとケース内を底上げ
するという簡単な構成で、第2の排気用送風路を形成す
ることができる。特に本実施例の場合、排気用送風路が
ケース内となるので外観を従来と変えることなく前述し
た実施例と同様の効果を得ることができる。
【0036】上述した実施例では発熱体としてランプユ
ニットを例示したが、これに限らず電源装置部や電子基
板等を対象としてもよいのは言うまでもない。さらに、
発熱源を一箇所に集中させた熱発生ユニットとしてこれ
を冷却するようにしてもよい。また、上記実施例ではプ
ロジェクタを例にしたが、本実施例の冷却機構がロジェ
クタに限らず、発熱体を内蔵する電子機器に広く採用で
きるのは明らかである。排気用通風路はダクト状であっ
ても良いし、その形状はトンネル状であっても良い。さ
らに、図4および図5に示すような変形を第2実施例な
いし第4実施例に適用することも当然に可能である。
【0037】以上本発明の好ましい実施例について詳述
したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の
範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したところから明らかなよう
に、本発明の冷却機構によると送風手段からの空気流の
一部が排気用送風路に導かれ、この空気流が熱伝導部材
を冷却するので発熱体からの熱をケース外に効率的に排
出できるようになる。よって、送風手段自体の能力を高
めることなく、簡易な変更でケース内の温度上昇を確実
に抑制できる。したがって、従来のように冷却用のファ
ンを大型化や回転数の増加を図ることなくケース内の冷
却効率を上げることができる。また、本発明の冷却機構
は簡単な構成であるので、低コストで実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来におけるプロジェクタ内の冷却構成の概要
を示した図である。
【図2】第1実施例に係る冷却機構を適用したプロジェ
クタについて示した図であり、同図(A)はその斜視図
を示し、同図(B)はその平面図を示す。
【図3】図2においてX−X矢視により、プロジェクタ
の断面構成を示した図である。
【図4】第1実施例に係る冷却機構の変形例を示す図で
ある。
【図5】第1実施例に係る冷却機構の変形例を示す図で
ある。
【図6】第2実施例に係る冷却機構を適用したプロジェ
クタについて示した図である。
【図7】第3実施例に係る冷却機構を適用したプロジェ
クタについて示した図である。
【図8】第4実施例に係る冷却機構を適用したプロジェ
クタについて示した図である。
【符号の説明】
10 プロジェクタ 11 ケース 15 排気用スリット 16 ランプユニット(発熱体) 17 ファン(送風手段) 18 吸気用スリット18 20 排気用ダクト(排気用送風路) 21 吸気ダクト(吸気用送風路) 25 ヒートシンク部材 112 底部(熱伝導部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 7/20 H05K 7/20 G H // F21Y 101:00 F21Y 101:00 Fターム(参考) 2K103 AB10 DA02 DA06 DA11 DA20 3K014 AA01 LA01 LB04 MA02 MA05 MA08 3L044 AA04 BA06 CA13 DA01 EA04 KA04 5E322 AA11 BA01 BA03 BA04 BB03 FA04

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケースに収納されている発熱体を冷却する
    ための機構であって、 前記発熱体が固定され、該発熱体で発生した熱が伝導さ
    れる熱伝導部材と、 前記発熱体の存在する領域に向けて冷却用の空気流を発
    生させる送風手段と、 前記送風手段からの空気流の一部を導入し、前記熱伝導
    部材を冷却できるように形成した排気用送風路とを含
    む、ことを特徴とする発熱体の冷却機構。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の発熱体の冷却機構におい
    て、前記排気用送風路は前記ケースの外側に形成されて
    いる、ことを特徴とする発熱体の冷却機構。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の発熱体の冷却機構におい
    て、前記排気用送風路はその少なくとも一部が管状に形
    成されている、ことを特徴とする発熱体の冷却機構。
  4. 【請求項4】請求項2に記載の発熱体の冷却機構におい
    て、前記送風手段を間に挟んで、前記排気用送風路と反
    対側にはさらに吸気用送風路が形成されている、ことを
    特徴とする発熱体の冷却機構。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の発熱体の冷却機構におい
    て、前記排気用送風路及び前記吸気用送風路はその少な
    くとも一部が管状に形成されている、ことを特徴とする
    発熱体の冷却機構。
  6. 【請求項6】ケースに収納されている発熱体を冷却する
    ための機構であって、 前記発熱体が正面に固定され、該発熱体で発生した熱が
    背面側に伝導される熱伝導部材と、 前記熱伝導部材の背面側で前記ケース外に形成した排気
    用送風路と、 前記発熱体及び前記排気用送風路に向けて冷却用の空気
    流を発生させるように前記ケース外に一部が突出するよ
    うに配設された送風手段とを含む、ことを特徴とする発
    熱体の冷却機構。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の発熱体の冷却機構におい
    て、前記排気用送風路は前記ケースの外側に管状に形成
    されている、ことを特徴とする発熱体の冷却機構。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の発熱体の冷却機構におい
    て、前記管状の通風路は前記送風手段から前記排気用送
    風路とは反対側にも延在して吸気用送風路を形成してい
    る、ことを特徴とする発熱体の冷却機構。
  9. 【請求項9】ケースに収納されている発熱体を冷却する
    ための機構であって、前記発熱体が固定され、該発熱体
    で発生した熱が伝導される熱伝導部材と、 前記発熱体の存在する領域に向けて冷却用の空気流を発
    生させる送風手段と、 前記送風手段からの空気流の一部を前記ケース外に導く
    ように規制する排気規制部材と、 前記排気規制部材により規制を受けた空気流が前記ケー
    ス外に排気されるように該ケースに設けた排気用スリッ
    トと、 前記排気用スリットからの空気流で前記熱伝導部材を冷
    却できるように形成した排気用送風路とを含む、ことを
    特徴とする発熱体の冷却機構。
  10. 【請求項10】請求項9に記載の発熱体の冷却機構にお
    いて、前記送風手段を挟んで、該前記送風手段で吸気す
    る空気流の少なくとも一部を前記ケース外から導けるよ
    うに規制する吸気規制部材と、前記吸気規制部材の近傍
    にケース外から空気が流入するように該ケースに吸気用
    スリットとをさらに備えた、ことを特徴とする発熱体の
    冷却機構。
  11. 【請求項11】請求項9又は10に記載の発熱体の冷却
    機構において、前記排気用送風路は、前記ケースの外側
    で管状に形成されている、ことを特徴とする発熱体の冷
    却機構。
  12. 【請求項12】ケースに収納されている発熱体を冷却す
    るための機構であって、前記発熱体が固定され、該発熱
    体で発生した熱が伝導される熱伝導部材と、前記発熱体
    の存在する領域に向けて冷却用の空気流を発生させる送
    風手段と、 前記送風手段からの空気流の一部を導入し、前記熱伝導
    部材を冷却できるように形成した排気用送風路とを含
    み、 前記排気用送風路は、前記ケースの底部を底上げして上
    部空間と下部空間を仕切る仕切版と、前記ケースの底部
    との間の下部スペースとして形成されている、ことを特
    徴とする発熱体の冷却機構。
  13. 【請求項13】請求項1から12のいずれかに記載の発
    熱体の冷却機構において、前記熱伝導部材にはヒートシ
    ンク部材が接続されている、ことを特徴とする発熱体の
    冷却機構。
  14. 【請求項14】請求項13に記載の発熱体の冷却機構に
    おいて、前記ヒートシンク部材は、前記排気用送風路内
    で前記熱伝導部材の放熱効果を高めるための複数の凹凸
    を備えている、ことを特徴とする発熱体の冷却機構。
  15. 【請求項15】前記発熱体として少なくとも投影用ラン
    プを含み、請求項1から14のいずれかに記載の冷却機
    構を備えたことを特徴とするプロジェクタ。
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