JP2003297883A - プローブカード - Google Patents

プローブカード

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JP2003297883A JP2002102269A JP2002102269A JP2003297883A JP 2003297883 A JP2003297883 A JP 2003297883A JP 2002102269 A JP2002102269 A JP 2002102269A JP 2002102269 A JP2002102269 A JP 2002102269A JP 2003297883 A JP2003297883 A JP 2003297883A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プローブピンをコンタクトさせる際の接触不
良の低減と、ボンディングパッドの損傷を防止する。 【解決手段】 半導体ウエハ12上に形成された半導体
集積回路のボンディングパッド14にプローブピン9を
垂直にコンタクトさせ、半導体集積回路の電気的特性を
試験する垂直針式のプローブカードであって、プローブ
カード内部に設けられた中空部16を介して連接された
複数のシリンダー3を垂直に設け、各シリンダー3の内
部にはプローブピン9と当接するピストン5を有し、中
空部16および各シリンダー3内に流動性絶縁物4が充
填され、コンタクトの際に各プローブピン9にかかる針
圧がピストン5の変動量に関係なく流動性絶縁物4を介
して均等となるように分散させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路の
電気的特性試験に用いられるプローブカードに関し、特
にプローブピンがプローブカードに垂直に取り付けられ
ている垂直針式のプローブカードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体ウエハ上に形成された半導
体集積回路の電気的特性試験に用いられる垂直針式のプ
ローブカードは、半導体集積回路の複数の端子部(以
下、ボンディングパッドと称する)が半導体集積回路の
外周並びに内部に設けられているフリップチップ型の半
導体集積回路を電気的に試験する場合に用いられてい
る。
【0003】この従来の垂直針式プローブカードには、
プローブピンに弾性力を付与するための手段としてスプ
リングの圧力を利用した機械方式のもの、あるいは流体
の圧力を利用した流体方式のものが提案されている。従
来技術としては、機械方式のものが一般に広く用いられ
ているが、例えば、特開平8−97260号公報に示さ
れているように、各プローブピンに対し均等に加圧が可
能な流体方式のものも注目され始めている。
【0004】図3は、従来技術のうちの機械方式による
垂直針式プローブカードの一例を説明するための構成断
面図である。図3を参照すると、この従来の垂直針式プ
ローブカードは、基盤部1aとヘッド部2aで構成され
ている。基盤部1aには、テスター(図示せず)からの
電気的信号を各プローブピン9aに伝える導線8aがパ
ターニングされており、導線8aの先端部にはプローブ
ピン9aとの接触部となる金プレート15が設けられて
いる。また、ヘッド部2aには、その内部に複数のガイ
ド穴10aとプローブピン9aが存在し、各々のプロー
ブピン9aはガイド穴10aに従って独立して垂直方向
に上下動作ができるように構成されている。この基盤部
1aとヘッド部2aをねじ(図示せず)で締結して一体
とし、垂直針式プローブカードが構成されている。
【0005】次に、この従来の垂直針式プローブカード
を用いて半導体集積回路にコンタクトさせる状態を図3
に基づいて説明する。コンタクト開始前は、プローブピ
ン9aと半導体ウエハ12はセパレート状態となってお
り、半導体ウエハ12が搭載されているウエハステージ
13を任意の高さまで上昇させることによってコンタク
トを可能としている。
【0006】まず、ウエハステージ13を上昇させ、プ
ローブピン9aの先端と半導体ウエハ12のボンディン
グパッド14とを接触させる。そのままウエハステージ
13が上昇を続けるとプローブピン9aはガイド穴10
aに従って押し上げられ、プローブピン9aの根元が金
プレート15と接触する。このとき、ウエハステージ1
3は、ボンディングパッド14にある程度の針圧が加わ
るようあらかじめ設定された高さまで上昇する。プロー
ブピン9aは半導体ウエハ12並びに金プレート15と
接触することでテスターとの導通を可能とし、テスター
からの電気的信号が半導体集積回路に送信されることで
良否判定が行われる。試験終了後はウエハステージ13
が元の位置まで下降して停止する。
【0007】ここで、ウエハステージ13が上昇し過ぎ
るとボンディングパッド14に過剰な針圧が加わり、ボ
ンディングパッド14の破損を引き起こす可能性を持っ
ているが、この不具合を回避するためにプローブピン9
aの背の部分は湾曲した形状となってバネ性を持たせ、
過剰な針圧が加わるとプローブピン9aの背の部分が撓
むことによって針圧を吸収するクッションの役割を果た
している。
【0008】一方、従来技術において流体方式を採用し
た垂直針式プローブカードは、各プローブピンに対しバ
ネに替わって流体を利用することによって均等に針圧を
かけられるという利点があるが、具体的な構造について
は実現に至っていない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記したよ
うな従来の機械方式によるプローブカードでは解決の難
しい問題点を無くするためになされたもので、機械方式
に替わって流体方式を採用することによって解決を図ろ
うとするものである。
【0010】従来の機械方式による問題点としては、以
下のような問題点があった。まず、第1の問題点は、半
導体ウエハとのコンタクト回数を重ねて行くにしたがっ
て、プローブピンの背の部分に曲げ伸ばしによる金属疲
労が発生し、各プローブピンにおける高さのばらつきを
大きくさせてしまうという点である。プローブピンの高
さのばらつきが大きくなると各プローブピンの針圧に差
が生じ、以下のような不具合を引き起こす。すなわち、
針圧の弱いプローブピンは、ボンディングパッドと正常
にコンタクトできなくなり、半導体集積回路を良否判定
する場合、良品を不良品と誤判定してしまう可能性があ
る。また、針圧の強いプローブピンは、ボンディングパ
ッドに必要以上の針圧が加わるためボンディングパッド
が破損してしまう。
【0011】第2の問題点は、プローブカード本体が傾
いて取り付けられたり、半導体ウエハに反りがあったり
すると、各プローブピン間の針圧に差が生じる点であ
る。これも第1の問題点と同様、プローブピンが正常に
コンタクトできなくなるため、良否判定を誤ったり、ボ
ンディングパッドを破損させたりするという欠点を持っ
ている。
【0012】第3の問題点は、プローブピンの先端を研
磨する場合、プローブピンの高さにばらつきがあると全
プローブピンが均一に研磨できない点である。針圧が弱
いプローブピンは針先に付着した異物等を除去すること
ができず、また、針圧の強いプローブピンは研磨量が大
きくなり、針の先端径が不均一となってしまう。
【0013】そこで、本発明は、これらの問題点を解決
するためになされたもので、プローブピン加圧機構とし
て流体方式を採用することによってプローブピンに加わ
る圧力を均等に分散させ、全プローブピンを同じ針圧で
コンタクトできるようにしてプローブピンと半導体ウエ
ハとの電気的接触不良を低減し、また、コンタクト時に
過剰な針圧が加わらないようにプローブピンにクッショ
ン性を持たせ、ボンディングパッドの損傷を低減するこ
とを目的としたプローブカードを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体ウエハ
上に形成された半導体集積回路のボンディングパッドに
プローブピンを垂直にコンタクトさせ、半導体集積回路
の電気的特性を試験する垂直針式のプローブカードにお
いて、プローブカード内部に設けられた中空部を介して
連接された複数のシリンダーを垂直に設け、各シリンダ
ー内部にはプローブピンと当接するピストンを有し、前
記中空部および各シリンダー内に流動性絶縁物が充填さ
れ、前記コンタクトの際に各プローブピンにかかる針圧
がピストンの変動量に関係なく流動性絶縁物を介して均
等となるように分散させるようにしたものである。
【0015】また、本発明は、前記プローブカードが、
流動性絶縁物が充填された中空部およびピストンを備え
たシリンダーを有する基盤部と、プローブピンを案内す
るガイド穴を備えたヘッド部とから構成され、この基盤
部とヘッド部とを締結して一体化した構造を有し、ま
た、前記ピストンとプローブピンは基盤部とヘッド部と
を締結する際にスペーサーを介して当接され、ピストン
とスペーサーとプローブピンは一体となって上下に可動
するようになっている。
【0016】また、本発明は、前記ヘッド部に設けられ
たガイド穴に導電性円筒がはめ込まれ、基盤部とヘッド
部とを締結した後、この導電性円筒の内壁とプローブピ
ンの外周とが摺動可能に導電接触するようにし、また、
前記基盤部にはテスターから電気信号を伝える導線がパ
ターニングされ、基盤部とヘッド部とを締結する際に、
パターニングされた導線と導電性円筒とが接触してテス
ターとプローブピンとが電気的に導通するようにしてい
る。
【0017】また、本発明は、半導体ウエハ上に形成さ
れた半導体集積回路のボンディングパッドにプローブピ
ンを垂直にコンタクトさせ、半導体集積回路の電気的特
性を試験する垂直針式のプローブカードにおいて、プロ
ーブカード内部に設けられた中空部を介して連接された
複数のシリンダーを垂直に設け、各シリンダー内部には
プローブピンと当接するピストンを有し、前記中空部お
よび各シリンダーには流動性絶縁物が充填され、前記コ
ンタクトの際に各プローブピンに過剰な針圧がかかった
場合の針圧を、流動性絶縁物を介して中空部内壁の一部
に設けたスプリングの圧縮により吸収するようにしてい
る。
【0018】また、本発明は、前記スプリングが中空部
の内壁に開けられた挿入孔に挿入され、同じく挿入孔に
挿入されたピストンを介して流動性絶縁物に加わる圧力
変動により伸縮する構造を有し、また、前記スプリング
は圧力調整ねじによって自由長を可変し、プローブピン
にかかる針圧を調整可能とし、また、前記流動性絶縁物
にはシリコンオイルを使用している。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施の
形態を説明するためのプローブカードの要部構成断面図
であり、図2は、そのプローブカード全体の概略構造を
示す平面図(a)および断面図(b)である。なお、従
来技術と同じ部品は同じ符号を用いて説明する。
【0020】まず、図2に示すように、本発明のプロー
ブカードは、基盤部1とヘッド部2の二つの部分から構
成され、基盤部1はさらに部材101、102、103
からなり、組み立ておよびメンテナンスのしやすい構成
となっている。そして、最終的に基盤部1とヘッド部2
は締結ねじ22で締結されて一体化されるようになって
いる。
【0021】この基盤部1は、図1に示すようにそれぞ
れが硬質樹脂などの絶縁材料で構成され、基盤部1の内
部には流動性絶縁物を充填するための中空部16が形成
されており、部材103にはこの中空部16につながり
シリンダー3となる複数の穴が垂直方向にあけられ、全
てのシリンダー3は中空部16と連通した構造となって
いる。シリンダー3はストレート穴ではなく、中空部1
6につながる上部開口部には部材102に開けられた穴
によって段部17が形成され、下部開口部には部材10
3の加工時に段部18を設け、これらの段部は図1に示
すように、シリンダー3の内部に挿入されるピストン5
およびスペーサー6の飛び出しや抜け落ちを防ぐための
ストッパーとなっている。また、シリンダー3の配置
は、測定する半導体ウエハ12のボンディングパッド1
4の位置に一対一で対応させて設けている。図2に示し
たプローブカードは、半導体集積回路上にボンディング
パッドがマトリクス状に配列された半導体ウエハを試験
する場合の一例である。
【0022】また、図1に示すように、中空部16およ
びシリンダー3の内部には、シリコンオイルなどの流動
性絶縁物4が充填され、金属製のピストン5およびスペ
ーサー6を介してヘッド部2側に設置されている各プロ
ーブピン9に均等に圧力を伝えられるようになってい
る。また、プローブピン9にかかる過剰な圧力を吸収で
きるように、中空部16を構成する部材101の一部に
スプリング7およびピストン19を挿入する挿入孔20
を設け、ピストン19を介してスプリング7を圧縮し、
プローブピン9にかかる過剰な圧力を吸収できるように
なっている。また、ピストン19、スプリング7は圧力
調整ねじ21と一体となって部材101に取り付けれ、
スプリング7の自由長を圧力調整ねじ21で可変するこ
とによって、プローブピンにかかる針圧を任意に調整可
能としている。また、挿入孔20は、流動性絶縁物4を
充填する際の注入孔も兼ねている。さらに基盤部1に
は、テスター(図示せず)からの電気信号をプローブピ
ン9に伝えるための導線8がパターニングされている。
【0023】次に、ヘッド部2の構成としては、図1に
示すように基盤部1と同じく硬質樹脂などで形成され、
半導体集積回路のボンディングパッド14と接触するプ
ローブピン9と、各プローブピン9が収まる複数のガイ
ド穴10を有し、ガイド穴10にはプローブピン9の外
周が接触する導電性円筒11がはめ込まれている。プロ
ーブピン9はタングステンなどからなり、先端部は細く
上端部は太い2段構造となっている。ガイド穴10の下
部には段部が設けられ、段付き構造のプローブピン9の
脱落を防いでいる。プローブピン9は導電性円筒11の
内壁と摺動可能に常時接触することでテスターとの電気
的導通を可能にしている。
【0024】このような構造にある基盤部1とヘッド部
2とを重ね合わせて締結ねじ22で締結(図2)する
と、ピストン5とプローブピン9はスペーサー6を介し
てそれぞれ当接接触し、ピストン付きのプローブピンと
して一体となって上下動作できるようになる。ここで、
スペーサー6は、基盤部1とヘッド部2とに分かれてい
るピストン5とプローブピン9との間をつないで圧力を
伝達するための部材であり、また、ピストン5とプロー
ブピン9を一体に製作するよりも分割構造としたことに
よって、組み立てあるいは交換等のメンテナンスがやり
易い構造となっている。さらに、導電性円筒11をガイ
ド穴10からわずか突出させておくことによって、基盤
部1とヘッド部2とを締結する際に導線8と確実に接触
し、テスターとプローブピン9との電気的導通を容易に
している。
【0025】次に、上述したような本発明の一実施の形
態におけるプローブカードの動作について、図1を参照
して説明する。本発明の特徴としては、まず、プローブ
カードの内部に充填した流動性を持つ絶縁物(例えばシ
リコンオイルなど)とピストンとを備え、コンタクト時
に各プローブピンに加わる圧力を均等に分散させること
にある。もう一つの特徴は、針圧吸収用のスプリングを
1本備え付けることで、各プローブピンに加わる過剰な
針圧をスプリングの圧縮によって吸収可能にすることで
ある。
【0026】本発明の垂直針式プローブカードは、コン
タクト開始前はプローブピン9と半導体ウエハ12がセ
パレート状態となっており、半導体ウエハ12が搭載さ
れているウエハステージ13を任意の高さまで上昇させ
ることでコンタクトを可能としている。図1は、このコ
ンタクトした状態を示している。なお、測定に供する半
導体ウエハ12には、ボンディングパッド14がマトリ
クス状に配列されたフリップチップ型の半導体集積回路
が複数形成された場合を想定している。
【0027】まず、ウエハステージ13が上昇するとプ
ローブピン9の先端が半導体ウエハ12のボンディング
パッド14と接触する。さらにウエハステージ13が上
昇を続けると、導電性円筒11に従って押し上げられた
プローブピン9がスペーサー6およびピストン5を押し
上げ、シリンダー3内部の流動性絶縁物4に圧力を発生
させる。シリンダー3の内部に発生した圧力は、流動性
絶縁物4を介して各ピストン5に均一に加わるため、全
プローブピン9が同じ針圧でボンディングパッド14と
の接触を可能にしている。もしも、プローブピン9の磨
耗、半導体ウエハ12の反り、ボンディングパッド高さ
のばらつき等でピストン5の変動量に差が生じても(図
1はこの状態を示している)、各プローブピン9にかか
る針圧は均一となる。
【0028】ウエハステージ13は、全プローブピン9
にある程度の針圧が加わるようにあらかじめ設定した高
さまで上昇して電気的試験を行うが、もしもウエハステ
ージ13の上昇し過ぎにより半導体ウエハ12に過剰な
針圧が加わった場合には、ボンディングパッド14に損
傷を引き起こす可能性がある。この不具合を回避するた
めに、シリンダー3につながった中空部16内に過剰な
圧力を吸収させるスプリング7が設置されており、流動
性絶縁物4を介してこのスプリング7を圧縮させ、プロ
ーブピン9にクッション性を持たせることによってボン
ディングパッド14の破損を防いでいる。なお、試験終
了後は、ウエハステージ13はもとの位置まで下降し、
次の半導体集積回路をプローブピンの下に移動させる。
そして、この一連の動作を繰り返すことによって、半導
体ウエハ上の半導体集積回路の電気的試験が行われる。
【0029】
【発明の効果】本発明のプローブカードは、上記のよう
に構成されているので、以下に掲げる効果を奏する。第
1の効果は、半導体ウエハとの接触不良を低減すること
によって、安定した電気的試験を行うことができること
である。その理由は、各プローブピンの針圧を分散させ
ることによって全プローブピンの針圧を均一にすること
ができるためである。
【0030】第2の効果は、半導体集積回路の端子部で
あるボンディングパッドの損傷を防ぐことによって、半
導体集積回路の品質向上を図れることである。その理由
は、針圧吸収用のスプリングを設置したことによってコ
ンタクト時にプローブピンにクッション性を持たせ、ボ
ンディングパッドに過剰な針圧が加わるのを防いでいる
ためである。
【0031】また、第3の効果としてプローブピン先端
の研磨量を均一にすることができるようになったことで
ある。その理由は全プローブピンの針圧を均一にするこ
とができるためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプローブカードにおける一実施の形態
を説明する要部構成断面図である。
【図2】本発明のプローブカード全体の概略構造を示す
平面図(a)、断面図(b)である。
【図3】従来のプローブカードを説明する構成断面図で
ある。
【符号の説明】
1、1a 基盤部 2、2a ヘッド部 3 シリンダー 4 流動性絶縁物 5 ピストン 6 スペーサー 7 スプリング 8、8a 導線 9、9a プローブピン 10、10a ガイド穴 11 導電性円筒 12 半導体ウエハ 13 ウエハステージ 14 ボンディングパッド 15 金プレート 16 中空部 17、18 段部 19 ピストン 20 挿入孔 21 圧力調整ねじ 22 締結ねじ 101、102、103 部材

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウエハ上に形成された半導体集積
    回路のボンディングパッドにプローブピンを垂直にコン
    タクトさせ、半導体集積回路の電気的特性を試験する垂
    直針式のプローブカードにおいて、プローブカード内部
    に設けられた中空部を介して連接された複数のシリンダ
    ーを垂直に設け、各シリンダー内部にはプローブピンと
    当接するピストンを有し、前記中空部および各シリンダ
    ー内に流動性絶縁物が充填され、前記コンタクトの際に
    各プローブピンにかかる針圧がピストンの変動量に関係
    なく流動性絶縁物を介して均等となるように分散させる
    ことを特徴とするプローブカード。
  2. 【請求項2】 前記プローブカードは、流動性絶縁物が
    充填された中空部およびピストンを備えたシリンダーを
    有する基盤部と、プローブピンを案内するガイド穴を備
    えたヘッド部とから構成され、この基盤部とヘッド部と
    を締結して一体化したことを特徴とする請求項1記載の
    プローブカード。
  3. 【請求項3】 前記ピストンとプローブピンは基盤部と
    ヘッド部とを締結する際にスペーサーを介して当接さ
    れ、ピストンとスペーサーとプローブピンは一体となっ
    て上下に可動することを特徴とする請求項1または2記
    載のプローブカード。
  4. 【請求項4】 前記ヘッド部に設けられたガイド穴には
    導電性円筒がはめ込まれ、基盤部とヘッド部とを締結し
    た後、この導電性円筒の内壁とプローブピンの外周とは
    摺動可能に導電接触していることを特徴とする請求項2
    記載のプローブカード。
  5. 【請求項5】 前記基盤部にはテスターから電気信号を
    伝える導線がパターニングされ、基盤部とヘッド部とを
    締結する際に、パターニングされた導線と導電性円筒と
    が接触してテスターとプローブピンとが電気的に導通す
    ることを特徴とする請求項2または4記載のプローブカ
    ード。
  6. 【請求項6】 半導体ウエハ上に形成された半導体集積
    回路のボンディングパッドにプローブピンを垂直にコン
    タクトさせ、半導体集積回路の電気的特性を試験する垂
    直針式のプローブカードにおいて、プローブカード内部
    に設けられた中空部を介して連接された複数のシリンダ
    ーを垂直に設け、各シリンダー内部にはプローブピンと
    当接するピストンを有し、前記中空部および各シリンダ
    ーには流動性絶縁物が充填され、前記コンタクトの際に
    各プローブピンに過剰な針圧がかかった場合の針圧を、
    流動性絶縁物を介して中空部内壁の一部に設けたスプリ
    ングの圧縮により吸収することを特徴とする請求項1記
    載のプローブカード。
  7. 【請求項7】 前記スプリングは中空部の内壁に開けら
    れた挿入孔に挿入され、同じく挿入孔に挿入されたピス
    トンを介して流動性絶縁物に加わる圧力変動により伸縮
    することを特徴とする請求項6記載のプローブカード。
  8. 【請求項8】 前記スプリングは、圧力調整ねじによっ
    て自由長を可変しプローブピンにかかる針圧を調整可能
    としたことを特徴とする請求項6記載のプローブカー
    ド。
  9. 【請求項9】 前記流動性絶縁物はシリコンオイルであ
    ることを特徴とする請求項1記載のプローブカード。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007078380A (ja) * 2005-09-12 2007-03-29 Fujitsu Ltd プローブカード
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