JP2003297796A - マランゴニ効果を増大させるための乾燥装備及び乾燥方法 - Google Patents

マランゴニ効果を増大させるための乾燥装備及び乾燥方法

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 マランゴニ効果を増大させるための半導体
基板の乾燥装備を提供する。 【解決手段】この装備は気体分配器15及び液体貯蔵槽
3aを受け入れるチャンバと、半導体基板を清浄するた
めの液体貯蔵槽の内部に液体の流動を提供し、液体貯蔵
槽から液体を排出させるための液体流動システムを備え
る。気体分配器はチャンバの上部内に設けられて半導体
基板を乾燥させるための気体を噴出させ、液体貯蔵槽は
チャンバの下部内に設けられる。チャンバにはチャンバ
の上部に配置されてチャンバ内に流入される気体を排出
させるための複数の排気穴11aを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は乾燥装備及び乾燥方
法に関するものであり、特に、半導体素子の製造におい
て、マランゴニ効果を増大させるための乾燥装備及び乾
燥方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】湿式清浄工程または湿式エッチング工程
のような湿式工程は半導体素子の製造によく使用され
る。したがって、リンス工程及び乾燥工程は各々湿式工
程に使用された化学溶液及びリンス工程に使用された脱
イオン水を半導体基板から除去するために、湿式工程の
後に必ず実施すべきである。
【0003】最近、マランゴニ原理が乾式効率を極大化
させるために乾燥工程に広く利用されている。前記マラ
ンゴニ原理を利用して基板を乾燥させる方法及び装備が
米国特許第5,884,640号に“基板を乾燥させる
方法及び装備”というタイトルで、Fishkinなど
により開示された。Fishkinなどによれば、貯蔵
容器内の脱イオン水は乾燥工程を実施する間、前記貯蔵
容器の排出口に設けられたバルブを通じて排出される。
また、前記バルブは液体水位制御システムにより制御さ
れる。したがって、前記貯蔵容器内の液体の水位を徐々
に低くするためには、前記バルブを精密に制御すること
が要求される。
【0004】これに加えて、日本国特許公開公報10−
335299は前記マランゴニ原理を利用するウェハ乾
燥装置を開示する。前記日本国特許公開公報10−33
5299によれば、前記ウェハ乾燥装置は半導体ウェハ
が入れた脱イオン水上に密閉された空間を提供すること
ができる密閉用の液槽を含む。したがって、前記乾燥工
程は前記密閉された空間内に乾燥ガスを流入させること
によって実施される。この場合に、前記乾燥ガスは前記
脱イオン水の水位を低くするために高圧で供給されなけ
ればならない。これによって、前記脱イオン水の水位を
徐々に低くするためには、前記乾燥ガスの圧力を精密に
調節することが要求される。
【0005】一方、マランゴニ原理を利用せず、基板を
乾燥させる装備及び方法が米国特許第6,158,14
1号に“半導体基板を乾燥させる装備及び方法”という
タイトルで、Asadaなどにより開示されたところが
ある。Asadaなどによれば、リンスされたウェハは
脱イオン水で満たされたリンス槽(rinsingba
th)から空間を有する乾燥槽(drying bat
h)内に移動される。次に、前記乾燥槽を密閉させる。
前記乾燥槽は前記リンスされたウェハに乾燥ガスを噴射
させるための複数のノズルを含む。前記乾燥ガスは乾燥
効率を極大化させるために、垂直方向から20°乃至5
0°の傾けた方向に沿って前記リンスされたウェハ上に
噴射される。しかし、この乾燥方法は、マランゴニ原理
を利用しない。したがって、マランゴニ原理を利用する
乾燥方法に比べて乾燥効果を増大させ難い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、マラ
ンゴニ効果を極大化させることができる乾燥装備及び乾
燥方法を提供することにある。
【0007】本発明のまた他の課題は、乾燥工程を進行
する間、乾燥ガスの濃度を極大化させることができる乾
燥装備及び乾燥方法を提供することにある。
【0008】本発明のまた他の課題は、乾燥工程を進行
する間、マランゴニ効果を極大化させるために湿式装置
内の液体の表面水位を安定するように維持させることが
できる乾燥装備及び乾燥方法を提供することにある。
【0009】本発明のまた他の課題は、湿式装置内の液
体の表面の全体にわたって乾燥ガスを均一に供給できる
乾燥装備及び乾燥方法を提供することにある。
【0010】本発明のまた他の課題は、乾燥工程を実施
する間、湿式装置内の液体の水位を徐々に容易に低くす
ることができる乾燥装備及び乾燥方法を提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述の目的を解決するた
めに本発明は、清浄工程またはリンス工程に使用される
液体の水位を容易に調節できると共に、マランゴニ効果
を極大化させて半導体基板の乾燥効率を引き上げる乾燥
装備を提供する。この乾燥装備はチャンバと、前記チャ
ンバの上部内に配置されて乾燥気体を噴出させる気体分
配器と、前記チャンバの下部内に配置された液体貯蔵槽
と、前記液体貯蔵槽の内部に液体を提供し、前記液体貯
蔵槽内の液体を排出させる液体流動システムを含む。前
記チャンバの上部には前記気体を排出させるための複数
の排気穴を備える。
【0012】前記複数の排気穴は互いに向き合うように
配置された少なくとも一対の排気穴を含むことが望まし
い。
【0013】前記液体流動システムは前記液体貯蔵槽内
の液体の水位及び排出を調節する液体水位制御器を含
む。前記液体水位制御器は前記液体貯蔵槽の内部に液体
を持続的に供給、または前記液体貯蔵槽内の液体を持続
的に排出させる手段を含む。ここで、前記液体を供給、
または排出させる手段は前記液体貯蔵槽の排出口と接続
された柔軟性配管を含む。これによって、前記液体貯蔵
槽内の液体の水位は前記柔軟性配管の一部分を上昇、ま
たは下降させて調節されることができる。
【0014】また、前記液体流動システムは前記液体貯
蔵槽内に液体を流入させると共に、前記液体の流動を緩
衝させる液体流動緩衝器をさらに含むことができる。前
記液体流動緩衝器は前記液体貯蔵槽の上部に設けられ
る。
【0015】本発明の一実施形態によれば、前記液体流
動緩衝器は前記液体流動緩衝器の下部に設けられたスリ
ット型の開口部を有する。したがって、前記液体流動緩
衝器はそれの上方から液体が供給され、前記液体流動緩
衝器の内部に供給された液体は前記スリット型の開口部
を通じて前記液体貯蔵槽の内部に排出される。
【0016】本発明の他の実施形態によれば、前記液体
流動緩衝器内に流入される液体はそれの上方から供給さ
れ、前記液体流動緩衝器の内部に流入された液体は前記
液体流動緩衝器の上部にこぼれる形態及び大きさを有す
る。この場合に、前記チャンバは前記液体貯蔵槽からこ
ぼれる液体が入れる外部液槽を含み、前記液体貯蔵槽の
底に液体を流入させる開口部を有する。したがって、前
記液体貯蔵槽内の液体は前記液体流動緩衝器及び前記液
体貯蔵槽の開口部を通じて流入され、前記液体貯蔵槽を
こぼれて前記外部液槽内に排出される。
【0017】また、前記気体分配器は内部配管及び前記
内部配管及び前記内部配管を囲む同軸外部配管を含む。
前記内部配管の一端が開放され、その他の端は密閉され
た形態を有する。これに加えて、前記内部配管はその長
さの方向の軸に沿って均一に離隔されるように整列さ
れ、前記開放された一端を通じて流入された気体を前記
外部配管に通過させる複数のホールを有する。さらに、
前記外部配管は第1セットのホール及び第2セットのホ
ールを備える。前記第1及び第2セットのホールは各々
第1及び第2長さの方向の軸に沿って整列されて前記内
部配管のホールを通過した気体を排出させる。前記第1
及び第2長さの方向の軸は前記内部配管の中心を通る垂
直軸に対して互いに対称に位置する。
【0018】これに加えて、前記気体分配器の下部には
ガイドが設置されることができる。前記ガイドは前記チ
ャンバの幅より小さい。これによって、前記気体分配器
から排出された気体は前記ガイド及び前記チャンバの両
側壁の間のチャネルを通じて前記液体貯蔵槽に流れる。
前記ガイドは下部面を含む。前記気体分配器を横切る方
向と平行した方向に沿って切断された前記ガイドの断面
図で示す時に、前記ガイドの下部面の中心部はそのエッ
ジより低い。これによって、前記ガイド及び前記チャン
バの両側壁の間のチャネルを通過した気体は前記ガイド
の下部面に反射されて前記液体貯蔵槽に流れる。
【0019】また、本発明による乾燥装備は前記気体分
配器に供給される気体を発生させる気体生成器をさらに
含む。前記気体生成器は運搬ガス配管及び前記運搬ガス
配管の排出口と接続されたノズルを含む。前記ノズルは
その全体にわたって一定の直径を有する。これに加え
て、前記気体生成器は前記ノズルの排出口と接続された
膨張タンク及び膨張タンク内に設けられた多孔性フィル
タをさらに含むことができる。
【0020】前記気体分配器はふたにより覆われる。前
記ふた及び前記液体貯蔵槽はフードにより連結される。
ここで、前記チャンバは前記ふた、前記フード及び前記
液体貯蔵槽を含む。
【0021】前記液体貯蔵槽の内部では、前記基板を支
持する複数のバーが配置される。前記複数のバーは前記
液体貯蔵槽内の基板及び前記複数のバーを上昇、または
下降させる制御器と接続される。
【0022】前記技術的課題を解決するために本発明
は、清浄工程またはリンス工程に使用される液体の水位
を容易に調節できると共に、アランゴニ効果を極大化さ
せて半導体基板の乾燥効率を引き上げる乾燥方法を提供
する。この乾燥方法は第1空間及び前記第1空間の下部
に第2空間を有するチャンバ内に気体分配器及び液体貯
蔵槽を装着する段階を含む。前記気体分配器及び前記液
体貯蔵槽は各々前記第1及び第2空間内に配置される。
また、前記第1及び第2空間はそれらの間に介されたフ
ードにより分離される。前記液体貯蔵槽内に液体を供給
して前記基板を清浄する。前記気体分配器から排出され
る気体を前記液体貯蔵槽内の液体と混合させると共に前
記液体貯蔵槽内に液体を持続的に供給し、前記液体貯蔵
槽内の液体を持続的に排出させて前記基板を乾燥させ
る。
【0023】前記基板を乾燥させる間、前記液体貯蔵槽
の内部に流入された気体は前記フードの上部に設けられ
た排出口を通じて前記チャンバの外に排出される。ま
た、前記基板を乾燥させる間、前記基板は徐々に上昇さ
れ、前記液体貯蔵槽の上部、すなわち、前記フードの内
部に移動されることができる。
【0024】前記液体貯蔵槽内の液体の水位は前記液体
貯蔵槽の排出口に接続された柔軟性配管の一部分を上
昇、または下降させて調節されることができる。例え
ば、前記液体貯蔵槽内の液体は前記柔軟性配管の一部分
を徐々に下降させることによって排出される。
【0025】一方、本発明による乾燥方法は、前記液体
貯蔵槽内に供給される液体の流れを緩衝させる段階をさ
らに含む。前記液体の流れを緩衝させる段階は液体流動
緩衝器を使用して実施する。
【0026】また、前記基板を乾燥させる段階は、前記
気体分配器の下部に設けられたガイドを使用して実施す
ることもできる。前記ガイドの幅は前記チャンバの幅よ
り小さい。したがって、前記気体分配器から排出された
気体は前記ガイド及び前記チャンバの両側壁の間のチャ
ネルを通じて前記液体貯蔵槽の上部に向けて流れる。前
記ガイドは下部面を含む。前記気体配分器を横切る方向
と平行した方向に沿って切断された前記ガイドの断面図
で示す時に、前記ガイドの下部面はその中心部がそのエ
ッジより低い。したがって、前記チャネルを通る気体は
前記ガイドの下部面に反射されて前記液体貯蔵槽に向け
て流れる。
【0027】また、本発明による乾燥方法は、前記気体
分配器の内部に供給される気体を生成させる段階をさら
に含む。前記気体を生成させる段階は気体生成器を使用
して進行される。前記気体生成器は運搬ガス配管及び前
記運搬ガス配管の排出口と接続されたノズルを含む。前
記ノズルはその全体にわたって一定の直径を有する。こ
れに加えて、前記気体生成器は前記ノズルの排出口と接
続された膨張タンク及び前記膨張タンク内に設けられた
多孔性フィルタをさらに含むことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、添付した図を参照して、本
発明の望ましい実施形態を詳細に説明する。
【0029】図1及び図2を参照すると、湿式装置(w
et station)上にフード11が設けられる。
前記フード11は側壁を有し、前記側壁により囲まれた
空間を提供する。また、前記フード11は上/下部に向
けて開口された形態を有する。これに加えて、前記フー
ド11はその上部に複数の排気穴11aを有する。前記
排気穴11aは前記フード11の中心に対して互いに向
き合う少なくとも一対の排気穴で構成される。前記排気
穴11aは多様な形状を有することができる。例えば、
前記排気穴11aの各々は図2に示したように、水平方
向と平行したスリット型であり得る。これと異なり、図
示しないが、前記排気穴11aは互いに向き合う複数の
ホールで構成されることもできる。すなわち、前記排気
穴11aは前記フード11の両側壁の上部に設けられた
複数のホールで構成されることもできる。
【0030】前記湿式装置は液体貯蔵槽3aを含む。前
記液体貯蔵槽3aは底及び側壁を有する。また、前記液
体貯蔵槽3aは前記液体貯蔵槽3aの底から延長された
排出口3bを有する。また、前記湿式装置は前記液体貯
蔵槽3aを囲む外部液槽1をさらに含むことができる。
この場合に、前記排出口3bは前記外部液槽1の底を貫
通する。したがって、前記湿式装置の下部は密閉された
形態を有する。
【0031】前記液体貯蔵槽3aの両側壁の上部には一
対の液体流動緩衝器3cが設けられる。前記液体流動緩
衝器3cの内部は液体7で満たされる。前記液体7は液
体供給管5を通じて前記液体流動緩衝器3c内に供給さ
れる。前記液体供給管5の排出口は前記液体流動緩衝器
3cの上部に位置する。前記液体7は清浄工程で、前記
ウェハ9上に残存するパーチクル、銅のような金属汚染
物質または自然酸化膜のような汚染物質を除去するのに
適する化学溶液、例えば、電解水(electroly
sis−ionized water)またはフッ酸
(hydrofluoric acid)液であり得
る。また、前記溶液7はリンス工程で、前記ウェハ9上
に残っている化学溶液を除去するのに適する脱イオン水
であり得る。前記リンス工程の間、前記脱イオン水に代
えて前記電解水が使用されることもできる。
【0032】前記液体貯蔵槽3a及び前記液体流動緩衝
器3cは前記外部液槽1内の支持部1aにより固定され
るように設けられる。前記湿式装置が前記液体貯蔵槽3
aのみで構成される場合には、前記フード11は前記液
体貯蔵槽3aと接続されることが望ましい。
【0033】前記液体貯蔵槽3a内の前記ウェハ9はウ
ェハホールダにより支持される。前記ウェハホールダは
前記ウェハ9を横切る方向と平行に配置された少なくと
も三つのバー8a及び8bで構成されることができる。
例えば、前記ウェハホールダは一つの中心バー8a及び
前記中心バーの両側に位置する二つの側バー8bで構成
される。前記ウェハホールダは前記ウェハ9を上昇、ま
たは下降させる制御器(図示せず)と接続される。さら
に具体的に、前記ウェハホールダは乾燥工程を実施する
間、前記制御器により前記フード11内の空間に徐々に
移動して前記ウェハ9を上昇させることができる。
【0034】前記フード11はふた13により覆われ
る。前記ふた13は図1に示したように、前記ウェハホ
ールダを横切る方向と平行した方向に沿って切断された
断面図で示す時に、丸い形状を有することができる。し
たがって、ふた13は第1空間を提供する。しかし、前
記ふた13は四角形の断面を有することもできる。この
場合に、前記ふた13は平らな上部面及び垂直した側壁
を有する。
【0035】さらに、前記第1空間内に気体分配器15
が設けられる。前記気体分配器15を通じて前記第1空
間内に乾燥ガス29のような気体が供給される。前記乾
燥ガス29は窒素のような運搬ガスと共に前記気体分配
器15を通じて前記第1空間内に噴出される。また、前
記フード11内の空間及び前記第1空間の間に複数のホ
ールを有するプレート17が設置されることができる。
したがって、第1空間内に注入された乾燥ガス29は前
記プレート17を貫通する複数のホールを通じて前記プ
レート17の下部に向けて均一に流れる。次に、前記乾
燥ガス29の一部は前記液体貯蔵槽3a内の液体7の表
面内に染み入って前記液体7、すなわち、脱イオン水の
表面での表面張力を減少させる。特に、前記乾燥工程の
間、前記ウェハ9が上昇、または前記液体7の水位が低
くなると、前記ウェハ9の表面と前記液体7が接触され
る部分でメニスカス(meniscus)形態の液体表
面が形成される。このような状態下で、前記乾燥ガス2
9が前記液体7の表面に染み入ると、前記メニスカス部
分の表面張力はどのような部分での表面張力より低い。
これによって、前記ウェハ9の表面に残存する液体7、
すなわち、脱イオン水は表面張力が高い部分に移動する
ようになる。結果的に、マランゴニ原理を利用すれば、
ウェハ9の表面から脱イオン水を除去させる効果を極大
化させることができる。前記乾燥ガス29の残余量及び
前記運搬ガスは前記排気穴11aを通じて外部に排出さ
れる。この時に、前記乾燥ガスの分子量は前記運搬ガス
の分子量より大きいので、前記乾燥ガスの大部分は前記
液体貯蔵槽3a内の液体表面まで到達して前記液体表面
に染み入り、残りの乾燥ガスは前記排気穴11aを通じ
て排出される。
【0036】さらに具体的に、前記乾燥ガス29は図1
に示したように、前記液体貯蔵槽3aの上部に均一に分
布されるように流れる。これは、前記排気穴11aが前
記フード11の上部に位置するからである。前記排気穴
11aが前記フード11の中間部分または下部に位置す
れば、前記乾燥ガス29の大部分の量は前記液体貯蔵槽
3aのエッジを通じて前記排気穴に排出される。したが
って、この場合には、前記液体貯蔵槽3aの中心部に向
けて流れる乾燥ガス29の密度が前記液体貯蔵槽3aの
エッジに向けて流れる乾燥ガス29の密度より低い。結
果的に、本実施形態のように前記排気穴11aをフード
11の上部に設けることによって、前記液体貯蔵槽3a
に向けて流れる乾燥ガス29の密度が前記液体貯蔵槽3
a内に貯蔵された前記液体7の全面にわたって均一に分
布されるように調節することが可能である。これによっ
て、マランゴニ効果を向上させることができる。
【0037】望ましくは、前記乾燥ガス29はマランゴ
ニ効果を向上させ、それの表面張力を低くするために、
脱イオン水に溶解されることができるガス、例えば、エ
チルグリコール(ethlglycol)、1−プロパ
ノール(1−propanol)、2−プロパノール
(2−propanol)、テトラヒドロフラン(te
trahydrofurane)、4−オキシ−4メチ
ル−2ペンタモーン(4−hydroxy−4−met
hyl−2−pentamone)、1−ブタノール
(1−butanol)、2−ブタノール(2−but
anol)、メタノール(methanol)、エタノ
ール(ethanol)、イソプロピルアルコール(i
sopropyl alcohol)、アセトン(ac
etone)、n−プロピルアルコール(n−prop
yl alcohol)またはジメチルエーテル(di
methylether)を含む。前記メタノールは2
4dyn/cmの表面張力を有し、前記エタノールは2
4.1dyn/cmの表面張力を有し、前記n−プロピ
ルアルコール及びイソプロピルアルコールは22.9d
yn/cmの表面張力を有し、前記アセトンは26.3
dyn/cmの表面張力を有する。
【0038】これに加えて、前記液体貯蔵槽3aの排出
口3bは液体水位制御器30と接続される。前記液体水
位制御器30は柔軟性配管19を含む。前記柔軟性配管
19の一端は前記液体貯蔵槽3aの排出口3bと接続さ
れる。前記柔軟性配管19の一部分は垂直したバー21
aにより支持される。前記垂直バー21aはそれの一側
壁に複数の歯車の形態のグルーブ(溝)を有する。前記
グルーブは一定のピッチを有し、垂直方向に形成され
る。また、前記垂直バー21aは支持ブロック21bの
垂直したガイドホール内にはめられる。また、前記垂直
バー21aは上/下に移動されることができる。
【0039】前記垂直バー21aのグルーブは歯車23
とかみ合わされ、前記歯車23は回転軸27を通じてモ
ータ25と接続される。したがって、前記歯車23は前
記モータ25を動作させることによって回転される。結
果的に、前記垂直バー21aは前記歯車23の回転方向
に従って上昇、または下降し、前記柔軟性配管19の一
部分も上昇、または下降する。前記液体貯蔵槽3aが液
体7で満たされた場合に、前記液体7の表面水位7aは
常に前記柔軟性配管19内の前記液体7の表面水位7c
と同一の高さを有する。したがって、前記モータ25を
動作させることによって、前記液体貯蔵槽3a内の液体
の表面水位7aを容易に調節できる。前記液体水位制御
器30は前記柔軟性配管19、前記垂直バー21a、前
記支持ブロック21b、前記歯車23、前記回転軸27
及び前記モータ25を含む。また、前記液体水位制御器
30及び前記液体流動緩衝器3cは液体流動システムを
構成する。これに加えて、前記液体貯蔵槽3a、前記フ
ード11及び前記ふた13はチャンバを構成する。
【0040】次に、図1を参照して本発明によるリンス
方法及び乾燥方法を説明する。
【0041】先ず、第1空間及び前記第1空間の下部に
第2空間を有するチャンバを構成する。前記第1空間内
には気体分配器15を装着させ、前記第2空間内には液
体貯蔵槽3aを装着させる。前記第1及び第2空間の間
にはフード11を介させる。前記液体貯蔵槽3aの内部
に前記ウェハ9をローディングさせる。前記液体流動緩
衝器3cを通じて前記液体貯蔵槽3a内に脱イオン水7
を供給する。前記脱イオン水7は前記ウェハ9をリンス
するために前記液体流動緩衝器3c及び前記液体水位制
御器30を通じて持続的に供給及び排出される。
【0042】前記ウェハ9をリンスした後に、前記液体
貯蔵槽3a内の脱イオン水7の上部に乾燥ガス29を供
給すると同時に、前記垂直バー21aを徐々に下降させ
て前記液体貯蔵槽3a内の脱イオン水7を徐々に排出さ
せる。これによって、前記ウェハ7の表面に残存する脱
イオン水を除去する乾燥工程が進行される。これに加え
て、前記ウェハホールダ8a、8bを徐々に上昇させる
ことによって、前記ウェハ9を前記フード11内の空間
に徐々に移動させることもできる。前記ウェハ9が前記
脱イオン水7から完全に外れるまで乾燥ガスを通じて持
続的に供給し、前記ウェハ9の表面に残存する脱イオン
水だけではなく、パーチクルを除去することが望まし
い。オーバーフロー方式を採択する従来の技術による
と、ウェハ9の下部から脱イオン水が供給され、ウェハ
9の下部表面から離脱されたパーチクルは脱イオン水の
表面に浮遊される。これによって、ウェハ9が脱イオン
水の外に外れても、前記ウェハ9の表面、特に、下部表
面にパーチクルが再び吸着されることができる。しか
し、本発明によると、脱イオン水が下方に持続的に流れ
るので、ウェハ9の上部の表面から離脱されたパーチク
ルが下部の表面に再び吸着し難しい。これによって、脱
イオン水の除去効果だけではなく、パーチクル除去効果
も極大化させることができる。
【0043】特に、本発明によると、前記液体流動緩衝
器3cを通じて脱イオン水が供給されるので、前記脱イ
オン水7内に渦巻き現象が発生することを防止できる。
すなわち、前記乾燥工程の間、脱イオン水7の表面を安
定されるように維持することができる。前記乾燥工程の
間、脱イオン水7の表面に波動または渦巻きのような不
安定な現象が発生すれば、マランゴニ効果を得にくい。
これは、脱イオン水7の水面の外に露出されるウェハ9
と脱イオン水7が接触する部分で、メニスカスが形成さ
れないことができるからである。したがって、乾燥工程
の間、脱イオン水7の水面を安定されるように維持する
ことは、乾燥工程において非常に重要である。結果的
に、乾燥工程の間、脱イオン水の表面を安定されるよう
に維持すると共に、新しい脱イオン水を持続的に供給す
ることによって、マランゴニ効果及びパーチクル除去効
果を極大化させることができる。
【0044】一方、図7は図1の液体流動緩衝器3cを
詳細に説明するための斜視図である。
【0045】図1及び図7を参照すると、前記液体流動
緩衝器3cは内側壁41a、外側壁41b及び前/後面
の壁41cを含む。前記内側壁41aは垂直した形態を
有し、前記外側壁41aの下段は前記内側壁1bの下段
と接触するように丸い形態を有することが望ましい。結
果的に、前記液体流動緩衝器3cの下部は平らな底なし
に、密閉された形態を有することが望ましい。この実施
形態において、前記内側壁41aの下部には水平方向と
平行したスリット41dを有する。したがって、液体タ
ンク(図示せず)と連結された液体供給配管5を通じて
前記液体流動緩衝器3cの内部に供給される液体7は前
記スリット41dを通じて前記液体貯蔵槽3aに排出さ
れ、前記液体貯蔵槽3a内の液体7は前記柔軟性配管1
9を通じて排出される。これによって、前記液体貯蔵槽
3a内に常に新しい液体が持続的に供給される。前記液
体流動緩衝器3c内の液体7の表面水位(図1の7b)
は前記液体貯蔵槽3a内の液体の表面水位7aより高く
供給されることが望ましい。これは、前記液体貯蔵槽3
a内の液体が前記液体流動緩衝器3c内に逆流すること
を防止するためである。
【0046】これに加えて、前記液体貯蔵槽3a内の液
体の表面水位7aは液体を供給することにおいて、オー
バーフロー方式を採択する従来の乾燥装備に比べて相対
的にさらに安定である。これは、本発明が液体流動緩衝
器3cと共に液体を下部に流れるようにする方式を採択
しているからである。特に、マランゴニ効果を得るため
には、脱イオン水7の表面及びウェハ9の表面の間の界
面にメニスカスが形成されなければならない。前記脱イ
オン水7の表面7aが安定した場合には、乾燥工程の
間、脱イオン水の表面の全体にわたって均一なメニスカ
スを形成することが可能である。したがって、前記脱イ
オン水の安定した表面は均一であり、極大化したマラン
ゴニ効果を得ることができる。
【0047】前記液体流動緩衝器3cは図8に示したよ
うに、他の形態で具体化されることができる。
【0048】図8を参照すると、他の形態の液体流動緩
衝器3dは前記液体流動緩衝器3cのように内側壁、外
側壁、及び前/後面の壁を有する。しかし、この実施形
態において、前記液体流動緩衝器3dの外側壁はそれの
内側壁より高く、前記液体流動緩衝器3dの内側壁はス
リット41dを備えない。
【0049】これに加えて、前記湿式装置は、図9に示
したように、他の形態で具体化されることもできる。
【0050】図9を参照すると、外部液槽51aは側壁
と底を有する。前記外部液槽51aは前記外部液槽51
aの底から分岐された排出口51bを有する。前記排出
口51bは液体水位制御器と接続される。望ましくは、
前記液体水位制御器は図1で説明した液体水位制御器3
0と同一の形態を有する。したがって、前記排出口51
bは前記液体水位制御器30の柔軟性配管19の一端と
連結される。前記外部液槽51a内には、内部液槽53
a、すなわち、液体貯蔵槽53aが位置する。前記液体
貯蔵槽53aも側壁及び底を有する。これに加えて、前
記液体貯蔵槽53aは前記貯蔵槽53aの底から分岐さ
れた流入口53bを有する。前記流入口53bは延長さ
れて前記外部液槽51aの底を貫通する。化学溶液また
は脱イオン水のような液体は前記液体貯蔵槽53aの前
記流入口53bを通じて前記液体貯蔵槽53aの内部に
供給される。
【0051】前記液体貯蔵槽53aの側壁上には、液体
流動緩衝器53cが設けられる。前記液体流動緩衝器5
3cは図8に示した液体流動緩衝器3dと同一の形態を
有する。これと異なり、前記液体流動緩衝器53cは図
1に示した液体流動緩衝器3cと同一の形態を有するこ
ともできる。ここで、前記液体流動緩衝器53dは図1
とは異なり、前記液体貯蔵槽53aの側壁の中の一つの
側壁上のみに設けられる。前記液体貯蔵槽53aの両側
壁の中前記液体流動緩衝器53cの反対側の側壁は前記
液体流動緩衝器53cより低い。したがって、液体7は
前記流入口53b及び前記液体流動緩衝器53cを通じ
て前記液体貯蔵槽53a内に供給され、前記液体貯蔵槽
53a内の液体7はそれの低い側壁を超えて前記外部液
槽51aに入る。結果的に、前記液体貯蔵槽53a内の
液体7は前記液体水位制御器30を通じて外部に排出さ
れる。この場合に、前記液体水位制御器30の柔軟性配
管19の最高の部分は前記外部液槽51aの底より高く
制御されることが望ましい。すなわち、前記外部液槽5
1a内の液体の水位7dは前記外部液槽51aの底より
高く維持することが望ましい。これは前記湿式装置の底
を密閉させて前記湿式装置の上部に分布され、乾燥ガス
29の濃度及び均一性を各々増加及び向上させるためで
ある。このように、前記湿式装置が液体貯蔵槽53a及
び外部液槽51aを含む場合には、前記外部液槽51
a、フード(図1の1)及びふた(図1の13)がチャ
ンバを構成する。
【0052】図3は図1に示した気体分配器15を説明
するための斜視図であり、図4は図3の気体分配器15
を横切る方向に沿って切断された断面図である。また、
図5は図3の気体分配器15の長さの方向に沿って切断
された断面図である。
【0053】図3、図4及び図5を参照すると、前記気
体分配器15は内部配管31及び前記内部配管31を囲
む同軸外部配管33を含む。前記外部配管33は長さL
を有する。前記内部配管31はその長さの方向に沿って
均一に離隔されるように配列された複数のホール31a
を有する。前記複数のホール31aは前記内部配管31
の下部に位置して前記内部配管31内に流入された気体
を前記内部配管31の下部に向けて排出させる役割を果
たす。前記外部配管33は第1及び第2セットのホール
33aを備える。前記第1及び第2セットのホール33
aは偶数個の線に沿って配列される。例えば、前記第1
及び第2セットのホール33aは前記外部配管33の長
さの方向と平行した二つの線に沿って配置される。この
場合に、前記二つの線は前記外部配管(または内部配
管)の中心点を通る垂直軸35に対して互いに対称であ
ることが望ましい。結果的に、前記第1及び第2セット
のホール33aは前記垂直軸35に対して互いに対称で
あることが望ましい。
【0054】前記垂直軸35及び前記第2ホール33a
の間の角度θは90°より小さいことが望ましい。さら
に望ましくは、前記角度θは30°乃至60°である。
ここで、前記第2ホール33aは前記外部配管33の上
部に形成されることが望ましい。前記外部配管33の両
端は各々第1及び第2側壁により密閉され、前記内部配
管31の一端は前記外部配管33の第1側壁により密閉
される。また、前記内部配管31の他の端は開放されて
延長され、前記外部配管33の第2側壁を貫通する。し
たがって、前記乾燥ガス29は前記内部配管31の開放
された他の端を通じて流入され、前記複数のホール31
a及び前記第1及び第2セットのホール33aを通じて
前記気体分配器15の外部に排出される。ここで、前記
第1及び第2セットのホール33aは図3及び図4に示
したように前記外部配管33の上部に配列されることが
望ましい。これは、第1及び第2セットのホール33a
が前記外部配管33の下部に配列される場合に、前記気
体分配器15から排出される気体が前記プレート(図1
の17)に向けて排出されて前記プレートの全面にわた
って不均一な分布を示すからである。
【0055】図6は図3、図4及び図5の気体分配器の
外部に排出される乾燥ガスの均一度を説明するためのグ
ラフである。図6で、水平軸は前記内部配管31の密閉
された最後端から開放された最後端に向ける距離Dを示
し、垂直軸は乾燥ガスの流速密度Fを示す。
【0056】図5及び図6を参照すると、前記乾燥ガス
29は前記開放された最後端を通じて前記内部配管31
内に流入される。前記内部配管31内に流入された乾燥
ガス29は前記複数のホール(図3及び図4の31a)
を通じて前記内部配管31の外部に排出される。この時
に、前記内部配管31内の乾燥ガス29の圧力は前記距
離Dが減少することによって、徐々に高くなる。したが
って、前記複数のホール31aを通じて排出される乾燥
ガス29の流速密度Fは前記乾燥ガス29の圧力に比例
して増加する(図6の曲線参照)。前記内部配管21
及び外部配管33の間の空間に注入された乾燥ガス29
は前記第1及び第2セットのホール33aを通じて前記
気体分配器15の外部に排出される。この時点で、前記
内部配管31が存在しない場合には、前記外部配管33
内の乾燥ガス29の圧力は前記距離Dが増加することに
よって、徐々に高くなる(図6の曲線参照)。結果的
に、前記内部配管31が存在する場合に、前記内部配管
31及び外部配管33の間の空間内に流入された乾燥ガ
ス29の全体圧力は前記外部配管33の全体の長さLに
わたって均一である(図6の曲線参照)。これによっ
て、前記第1及び第2セットのホール33aを通じて排
出される乾燥ガス29の量は前記外部配管33の全体の
長さLにわたって均一である。
【0057】図10は本発明の他の実施形態による乾燥
装備の気体分配器ユニットの断面図である。
【0058】図10を参照すると、前記気体分配器ユニ
ットは前記ふた13及び前記気体分配器15と共にガイ
ド61をさらに含む。望ましくは、前記ふた13は垂直
した側壁及び上部面を有する。したがって、前記ふた1
3の下部は開放される。これに加えて、前記ふた13の
下部開口部は複数のホールを有するプレート17により
覆われる。前記気体分配器15は前記ふた13の内部に
位置し、前記ガイド61は前記気体分配器15及び前記
プレート17の間に設けられる。前記ガイド61は上部
面及び下部面を有する。前記ガイド61の上部面は平ら
なことが望ましい。しかし、前記ガイド61の下部面は
それの中心部がそれのエッジより低いことが望ましい。
例えば、前記ガイド61の下部面は図10に示したよう
に、前記気体分配器15を横切る方向に沿って切断され
た断面図で示す時に、中心部に向けて下方に傾いた二つ
の傾いた面を有する。これと異なり、前記ガイド61の
下部面は丸い形態を有することもできる。また、前記ガ
イド61の下部面は平らな底面及び二つの傾いた面で構
成されることもできる。ここで、前記二つの傾いた面は
前記平らな底のエッジと接する。
【0059】前記ガイド61の幅W1は前記ふた13の
幅W2より狭いことが望ましい。これによって、図10
に示したように、前記気体分配器15から排出される乾
燥ガス29は前記ガイド61の両エッジ及び前記ふた1
3の側壁の間のチャネルを通じて前記ガイド61の下部
に流れる。したがって、前記チャネルを通過した乾燥ガ
ス29は前記ガイド61の傾いた下部面及び前記プレー
ト17に反射される。結果的に、前記プレート17を貫
通する複数のホールを通る乾燥ガス29は前記ガイド6
1が存在することによって、前記ふた13の幅W2の全
体にわたってさらに均一な分布を有する。すなわち、前
記ガイド61は前記チャンバの幅の全体にわたって乾燥
ガスの分布を均一にし、前記2重配管を有する気体分配
器は図6に示したように、前記チャンバの長さの全体に
わたって乾燥ガスの分布を均一にする。したがって、前
記ガイド61が設けられる場合に、乾燥工程の間、マラ
ンゴニ効果をさらに増大させることができる。一方、前
記ガイド61の上部面及び前記ふた13の上部面の間の
間隔Aは前記ガイド61のエッジ及び前記ふた13の側
壁の間の間隔Bと同一、または間隔Bより大きいことが
望ましい。
【0060】図11は本発明のまた他の実施形態による
乾燥装備の気体生成器、すなわち、乾燥ガス生成器の概
略図である。
【0061】図11を参照すると、前記気体生成器は引
き入れ口及び排出口を有する不発性ガス配管71、すな
わち、運搬ガス配管を含む。前記運搬ガスは窒素ガスで
あることが望ましい。前記運搬ガス配管71の排出口は
ノズル73の引き入れ口73Aと連結される。前記ノズ
ル73の内径は前記運搬ガス配管71の内径より小さ
い。前記ノズル73の排出口73Bは膨張タンク75と
接続される。前記膨張タンク75の内径は前記ノズル7
3の内径より大きい。前記膨張タンク75の排出口は前
記乾燥ガス配管79と接続され、前記乾燥ガス配管79
は前記気体分配器(図1の15)と接続される。特に、
前記ノズル73の内径は前記ノズル73の全体にわたっ
て一定である。
【0062】これに加えて、前記気体生成器は前記ノズ
ル73の所定の領域から分岐されたパイプ89及び化学
溶液91を貯蔵するタンク87を含む。前記化学溶液9
1は脱イオン水7とウェハ9の境界面で形成されるメニ
スカスの表面張力を低め、マランゴニ効果を増大させる
ために前記脱イオン水に溶解されることができるエチル
グリコール、1−プロパノール、2−プロパノール、テ
トラヒドロフラン、4−オキシ−4メチル−2ペンタモ
ーン、1−ブタノール、2−ブタのール、メタノール、
エタノール、イソプロピルアルコール、アセトン、n−
プロピルアルコールまたはジメチルエーテルを含む。
【0063】前記タンク87はそれの上部面を貫通する
ホール87aを含む。したがって、前記タンク87内の
圧力は常に大気圧と同一な1気圧を維持する。前記運搬
ガス、すなわち、窒素ガスが前記運搬ガス配管71内に
注入される場合に、前記ノズル73内の圧力は大気圧よ
り低くなる。したがって、前記化学溶液91は前記パイ
プ89を通じて前記ノズル73内に噴射される。結果的
に、前記化学溶液91は噴霧状態に変換される。しか
し、前記噴霧状態の気体内には、依然として化学溶液の
小さい液滴が存在する。一旦、前記噴霧状態の気体が前
記膨張タンク75に到達すれば、前記噴霧状態の気体は
急に膨張する。これによって、前記噴霧状態の気体は完
全に気化され、高く均一な濃度を有する乾燥ガスを発生
させる。前記乾燥ガスは前記乾燥ガス配管79を通じて
前記気体分配器(図1の15)内に流入される。
【0064】前記気体生成器は多孔性物資からなるフィ
ルタ97及び/または前記フィルタ97及び乾燥ガスを
加熱させるヒータ77をさらに含むことができる。前記
フィルタ97は前記膨張タンク75内に設けられ、前記
ヒータ77は前記膨張タンク75の外部に設けられる。
前記フィルタ97の上部は前記膨張タンク75の上部の
内壁と離隔されるように設けられることが望ましい。こ
れは、前記膨張タンク75内で、前記乾燥ガスが円滑に
流れるようにするためである。前記噴霧状態の気体の気
化は前記フィルタ97を加熱させることによって、さら
に促進されることができる。前記ヒータ77は制御ユニ
ット83により制御される。
【0065】前記運搬ガス配管71の外部には運搬ガス
ヒータ95が設けられることが望ましく、前記タンク8
7の外部には化学溶液ヒータ93が設けられることが望
ましい。また、前記運搬ガス配管71の所定の領域には
流量制御器85が設けられることが望ましい。さらに、
前記乾燥ガス配管79に赤外線センサのようなセンサ8
1が設けられることが望ましい。前記センサ81は前記
乾燥ガス配管79を通じて流れる乾燥ガスの濃度を測定
し、前記測定された乾燥ガスの濃度を電気的な信号に変
換させる。前記電気的な信号は前記制御ユニット83に
伝送される。前記制御ユニット83は前記乾燥ガスの濃
度を所望する値に持続的に調節するために前記フィルタ
77と共に前記流量制御器85、前記運搬ガスヒータ9
5及び前記化学溶液ヒータ93を制御する。
【0066】図12は本発明による乾燥装備のウェハガ
イドを説明するための斜視図である。
【0067】図12を参照すると、前記フード11内に
ウェハガイド100が位置する。前記ウェハガイド10
0は本体101を含む。前記本体101は内壁及び外壁
を有する。前記本体101の内壁には複数の垂直したス
リット102が形成される。したがって、液体貯蔵槽内
のウェハは乾燥工程の間、または乾燥工程が完了した後
に、前記垂直したスリット103内にはめられる。前記
スリット103内にはめられたウェハはウェハ支持部
(図示せず)により、この以上下降しないように支持さ
れる。次に、前記ウェハガイド100は前記ウェハをア
ンローディングさせるために前記フード11の外部に移
動される。したがって、前記ウェハガイド100はウェ
ハキャリアとして役割を果たす。
【0068】
【発明の効果】前述のように、本発明によると、膨張タ
ンクを有する気体生成器により乾燥ガスの濃度を均一に
調節できるだけではなく、極大化させることができる。
また、2重配管構造を有する気体分配器を使用して液体
貯蔵槽内の脱イオン水の表面の全体にわたって乾燥ガス
を均一に供給することができる。これに加えて、液体流
動緩衝器を有する湿式装置を採択することによって、液
体貯蔵槽内の液体の表面水位を安定化させることができ
る。さらに、柔軟性配管を有する液体水位制御器を使用
して湿式装置の底を完全に密閉させることによって、湿
式装置の上部に供給される乾燥ガスはさらに均一に分布
される。結果的に、マランゴニ効果を極大化させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の望ましい一実施形態による乾燥装備
を説明するための概略的な正断面図である。
【図2】 本発明の望ましい一実施形態による乾燥装備
を説明するための概略的な側断面図である。
【図3】 図1の気体分配器を説明するための斜視図で
ある。
【図4】 図1の気体分配器を説明するための拡大され
た正断面図である。
【図5】 図2の気体分配器を説明するための拡大され
た側断面図である。
【図6】 図3、図4及び図5の気体分配器から排出さ
れる乾燥ガスの均一度を説明するためのグラフである。
【図7】 図1の液体流動緩衝器を説明するための斜視
図である。
【図8】 本発明の望ましい他の実施形態による乾燥装
備の湿式装置を説明するための正断面図である。
【図9】 本発明の望ましいまた他の実施形態による乾
燥装備の湿式装置を説明するための正断面図である。
【図10】 本発明の望ましいまた他の実施形態による
乾燥装備の気体分配器ユニットを説明するための正断面
図である。
【図11】 本発明の望ましいまた他の実施形態による
乾燥装備の乾燥ガス生成器を説明するための概略図であ
る。
【図12】 本発明の望ましいまた他の実施形態による
乾燥装備のウェハガイドを説明するための斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 外部液槽 3a,3b 排出口 3c 液体流動緩衝器 5 液体供給管 7 液体 7a 表面水位 7d 水位 8a,8b バー 9 ウェハ 11 フード 11a 排気穴 13 ふた 15 気体分配器 17 プレート 19 柔軟性配管 21a 垂直バー 23 歯車 25 モータ 27 回転軸 29 乾燥ガス 31 内部配管 31a ホール 33 外部配管 33a 第1及び第2セットのホール 35 垂直軸 41a 内側壁 41b 外側壁 41d,103 スリット 51a 外部液槽 51b 排出口 53a 内部液槽 53b 流入口 61 ガイド 71 運搬ガス配管 73 ノズル 73b ノズルの排出口 75 膨張タンク 77 ヒータ 79 乾燥ガス配管 83 制御ユニット 85 流量制御器 87 タンク 89 パイプ 91 化学溶液 93 化学溶液ヒータ 95 運搬ガスヒータ 97 フィルタ 100 ウェハガイド 101 本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/68 H01L 21/68 N (72)発明者 全 相文 大韓民国京畿道龍仁市駒城面寶亭里ハエウ ォン・タウン(番地なし) ドンガ・ソー ルシティー108棟1201号 (72)発明者 李 起碩 大韓民国大田廣域市西区月坪洞(番地な し) ハナレウム・アパート105棟805号 (72)発明者 李 普容 大韓民国京畿道烏山市葛串洞110−5号 ウーバン・アパート101棟101号 (72)発明者 朴 相五 大韓民国京畿道城南市盆唐区野塔洞モクリ ュン・タウン147番地 エスケー・アパー ト604棟606号 (72)発明者 田 弼權 大韓民国京畿道龍仁市水枝邑豊徳川里(番 地なし) サムスン5次アパート510棟203 号 Fターム(参考) 3L113 AA01 AB02 AC28 AC45 AC46 AC57 AC67 AC75 AC90 BA34 DA09 5F031 CA02 HA12 HA48 HA58 MA23 MA24

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板を乾燥させる乾燥装備におい
    て、 気体分配器及び液体貯蔵槽を受け入れ、前記気体分配器
    はそれの上部内に配置されて前記基板を乾燥させるため
    の気体を噴出させ、前記液体貯蔵槽はそれの下部内に配
    置されたチャンバ、及び前記基板を洗浄するための前記
    液体貯蔵槽の内部に液体の流動を提供し、前記液体貯蔵
    槽から液体を排出させるための液体流動システムを含
    み、前記チャンバは前記チャンバの上部に配置されて前
    記気体を排気させるための複数の排気穴を備えることを
    特徴とする乾燥装備。
  2. 【請求項2】 前記複数の排気穴は実質的に向き合うよ
    うに配置された少なくとも一対の排気穴を含むことを特
    徴とする請求項1に記載の乾燥装備。
  3. 【請求項3】 前記液体流動システムは前記気体分配器
    と共に液体の流動及び排出を制御してマランゴニ乾燥原
    理を達成することを特徴とする請求項1に記載の乾燥装
    備。
  4. 【請求項4】 前記液体流動システムは前記液体貯蔵槽
    内の液体の水位及び排出を調節する液体水位制御器を含
    み、前記液体水位制御器は前記液体を前記液体貯蔵槽か
    ら持続的に排出、または前記液体貯蔵槽内に持続的に供
    給する手段を有することを特徴とする請求項1に記載の
    乾燥装備。
  5. 【請求項5】 前記液体を持続的に排出させる前記手段
    は前記液体貯蔵槽の排出穴と接続された柔軟性配管を含
    み、前記液体貯蔵槽内の液体の水位は前記柔軟性配管の
    一部分を引き上げるか、引き下げるかことによって、調
    節されることを特徴とする請求項4に記載の乾燥装備。
  6. 【請求項6】 前記液体流動システムは前記液体貯蔵槽
    の内部に液体を流入させると共に前記液体の流動を緩衝
    させる液体流動緩衝器を含むことを特徴とする請求項1
    に記載の乾燥装備。
  7. 【請求項7】 前記液体流動緩衝器は前記液体貯蔵槽の
    上部に配置され、前記液体流動緩衝器は前記液体流動緩
    衝器の上方から前記液体が供給される形態及び大きさを
    有し、前記液体流動緩衝器の下部に設けられたスリット
    を通じて前記液体を排出させることを特徴とする請求項
    6に記載の乾燥装備。
  8. 【請求項8】 前記液体流動緩衝器は前記液体貯蔵槽の
    上部に配置され、前記液体流動緩衝器は前記液体流動緩
    衝器の上方から前記液体が供給される形態及び大きさを
    有するだけではなく、前記液体を一時的に保有し、前記
    液体を前記液体流動緩衝器の上部にこぼれることによっ
    て排出させることを特徴とする請求項6に記載の乾燥装
    備。
  9. 【請求項9】 前記チャンバは前記液体貯蔵槽からこぼ
    れる液体が貯蔵される外部液槽を含み、前記液体貯蔵槽
    は前記液体貯蔵槽の底に液体を流入させる開口部を有す
    ることを特徴とする請求項6に記載の乾燥装備。
  10. 【請求項10】 前記気体分配器は内部配管及び同軸外
    部配管を含み、前記内部配管は開放された一端、密閉さ
    れた他の端、及び長さの方向の軸に沿って均一に離隔さ
    れるように整列され、前記開放された一端を通じて流入
    された気体を前記外部配管に通過させる複数のホールを
    有し、前記外部配管は第1及び第2セットのホールを有
    し、前記第1及び第2セットのホールは各々第1長さの
    方向の軸及び第2長さの方向の軸に沿って整列され、前
    記内部配管から通過された気体を排出させることを特徴
    とする請求項1に記載の乾燥装備。
  11. 【請求項11】 前記第1及び第2長さの方向の軸は前
    記内部配管の中心を通る垂直軸に対して互いに対称であ
    ることを特徴とする請求項10に記載の乾燥装備。
  12. 【請求項12】 前記気体分配器の下部に配置されたガ
    イドをさらに含み、前記ガイドは前記チャンバの幅より
    小さい幅を有し、前記ガイド及び前記チャンバの側壁の
    間のチャネルを通じて前記気体分配器から排出された気
    体を通過させることを特徴とする請求項10に記載の乾
    燥装備。
  13. 【請求項13】 前記ガイドは下部面を含み、前記気体
    分配器を横切る方向と平行した方向に切断された前記ガ
    イドの断面図で示す時に、前記下部面の中心部は前記下
    部面のエッジより低いことを特徴とする請求項12に記
    載の乾燥装備。
  14. 【請求項14】 前記ガイドの下部面は二つの傾いた面
    を有し、前記二つの傾いた面は前記ガイドの下部面の中
    心点で互いに接することを特徴とする請求項13に記載
    の乾燥装備。
  15. 【請求項15】 前記ガイドの下部面は二つの傾いた面
    及び前記二つの傾いた面の間に位置する平らな底を含
    み、前記二つの傾いた面は各々前記平らな底の両エッジ
    と接することを特徴とする請求項13に記載の乾燥装
    備。
  16. 【請求項16】 前記ガイドの下部面は丸い形態を有
    し、その中心部がそのエッジより低いことを特徴とする
    請求項13に記載の乾燥装備。
  17. 【請求項17】 前記気体分配器に供給される気体を発
    生させる気体生成器をさらに含み、前記気体生成器は膨
    張タンク及び前記膨張タンク内に設けられた多孔性フィ
    ルタを有することを特徴とする請求項1に記載の乾燥装
    備。
  18. 【請求項18】 前記気体分配器に供給される気体を発
    生させる気体生成器をさらに含み、前記気体生成器は膨
    張タンク運搬ガス配管及び前記運搬ガス配管の排出口に
    接続されたノズルを有し、前記ノズルは全体にわたって
    一定な直径を有することを特徴とする請求項1に記載の
    乾燥装備。
  19. 【請求項19】 前記チャンバは前記液体貯蔵槽の上部
    に設けられるふた、及び前記ふた及び前記液体貯蔵槽を
    連結させるフードを含むことを特徴とする請求項1に記
    載の乾燥装備。
  20. 【請求項20】 前記フードは少なくとも15cmの高
    さを有することを特徴とする請求項19に記載の乾燥装
    備。
  21. 【請求項21】 前記液体貯蔵槽内に前記基板を支持す
    る複数のバーをさらに含み、前記複数のバーは前記液体
    貯蔵槽内の基板及び前記複数のバーを選択的に上下に移
    動させる制御器と接続されることを特徴とする請求項1
    に記載の乾燥装備。
  22. 【請求項22】 前記液体は脱イオン水または電解水で
    あり、前記気体はエチルグリコール、1−プロパノー
    ル、2−プロパノール、テトラヒドロフラン、4−オキ
    シ−4メチル−2ペンタモーン、1−ブタノール、2−
    ブタノール、メタノール、エタノール、イソプロピルア
    ルコール、アセトン、n−プロピルアルコールまたはジ
    メチルエーテルであることを特徴とする請求項1に記載
    の乾燥装置。
  23. 【請求項23】 半導体基板を乾燥させる方法におい
    て、 第1空間及び前記第1空間の下部に第2空間を有するチ
    ャンバ内に気体分配器及び液体貯蔵槽を受け入れ、前記
    気体分配器及び前記液体貯蔵槽は各々前記第1及び第2
    空間内に設けられ、前記第1及び第2空間はフードによ
    り分離される段階と、 前記液体貯蔵槽内に液体を供給して前記基板を清浄する
    段階と、 前記気体分配器から排出される気体を前記液体貯蔵槽内
    に貯蔵された液体と混合させると共に前記液体貯蔵槽内
    に液体を持続的に供給し、前記液体貯蔵槽内の液体を持
    続的に排出させて前記基板を乾燥させる段階とを含むこ
    とを特徴とする乾燥方法。
  24. 【請求項24】 前記基板を乾燥させる段階は前記第1
    空間と隣接して前記フードに設けられた排出口を通じて
    前記気体を排出させる段階を含むことを特徴とする請求
    項23に記載の乾燥方法。
  25. 【請求項25】 前記液体貯蔵槽の排出口に接続された
    柔軟性配管の一部分を上昇、または下降させて前記液体
    貯蔵槽内の液体の水位を調節する段階をさらに含むこと
    を特徴とする請求項23に記載の乾燥方法。
  26. 【請求項26】 前記液体貯蔵槽内に供給される液体の
    流れを液体流動緩衝器を使用して緩衝させる段階をさら
    に含むことを特徴とする請求項23に記載の乾燥方法。
  27. 【請求項27】 前記液体流動緩衝器は前記貯蔵槽の上
    部に配置され、前記液体流動緩衝器は前記液体貯蔵槽の
    上方から前記液体が供給される形態及び大きさを有し、
    前記液体流動緩衝器の下部に設けられたスリットを通じ
    て前記液体を排出させることを特徴とする請求項26に
    記載の乾燥方法。
  28. 【請求項28】 前記液体流動緩衝器は前記液体貯蔵槽
    の上部に配置され、前記液体流動緩衝器は前記液体流動
    緩衝器の上方から前記液体が供給される形態及び大きさ
    を有するだけではなく、前記液体を一時的に保有し、前
    記液体を前記液体流動緩衝器の上部にこぼれることによ
    って排出させることを特徴とする請求項26に記載の乾
    燥方法。
  29. 【請求項29】 前記チャンバは前記液体貯蔵槽からこ
    ぼれる液体が貯蔵される外部液体を含み、前記液体貯蔵
    槽は前記液体貯蔵槽の底に液体を流入させる開口部を有
    することを特徴とする請求項26に記載の乾燥方法。
  30. 【請求項30】 前記基板を乾燥させる段階は、前記気
    体分配器の内部配管及び同軸外部配管を通じて前記液体
    貯蔵槽に気体を流入させる段階を含み、前記内部配管は
    開放された一端、密閉された他の端、及び長さの方向の
    軸に沿って均一に離隔されるように整列されて前記開放
    された他の端を通じて流入された気体を前記外部配管に
    通過させる複数のホールを有し、前記外部配管は第1及
    び第2セットのホールを有し、前記第1及び第2セット
    のホールは各々第1長さの方向の軸及び第2長さの方向
    の軸に沿って整列され、前記内部配管から通過された気
    体を排出させることを特徴とする請求項23に記載の乾
    燥方法。
  31. 【請求項31】 前記第1及び第2長さの方向の軸は前
    記内部配管の中心を通る垂直軸に対して互いに対称であ
    ることを特徴とする請求項30に記載の乾燥方法。
  32. 【請求項32】 前記気体分配器の下部に配置されたガ
    イドを通じて前記ガイド及び前記チャンバの側壁の間に
    チャネルを形成する段階をさらに含み、前記ガイドは前
    記チャンバの幅より小さい幅を有し、前記気体分配器か
    ら排出された気体は前記チャネルを通じて流れることを
    特徴とする請求項23に記載の乾燥方法。
  33. 【請求項33】 前記ガイドの下部面は二つの傾いた面
    を有し、前記二つの傾いた面は前記ガイドの下部面の中
    心点で互いに接して前記チャネルから前記液体貯蔵槽に
    気体を反射させることを特徴とする請求項32に記載の
    乾燥方法。
  34. 【請求項34】 気体生成器を使用して前記気体を生成
    させる段階をさらに含み、前記気体生成器は膨張タンク
    及び前記膨張タンク内に設けられた多孔性フィルタを有
    し、前記膨張タンクは前記チャンバに気体を排出させる
    前に、前記気体を加熱させるヒータを有することを特徴
    とする請求項23に記載の乾燥方法。
  35. 【請求項35】 気体生成器を使用して前記気体を生成
    させる段階をさらに含み、前記気体生成器は膨張タン
    ク、運搬ガス配管、及び前記膨張タンク及び前記運搬ガ
    ス配管を連結させるノズルを有し、前記ノズルは全体に
    わたって一定の直径を有することを特徴とする請求項2
    3に記載の乾燥方法。
  36. 【請求項36】 前記基板を乾燥させる段階は前記液体
    貯蔵槽内の液体内に入れた前記基板を上昇させると同時
    に前記液体の水位を徐々に低くする段階を含むことを特
    徴とする請求項23に記載の乾燥方法。
  37. 【請求項37】 前記液体は脱イオン水または電解水で
    あり、前記気体はエチルグリコール、1−プロパノー
    ル、2−プロパノール、テトラヒドロフラン、4−オキ
    シ−4メチル−2ペンタモーン、1−ブタノール、2−
    ブタノール、メタノール、エタノール、イソプロピルア
    ルコール、アセトン、n−プロピルアルコールまたはジ
    メチルエーテルであることを特徴とする請求項23に記
    載の乾燥方法。
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