JP2003297218A - 漏電遮断器 - Google Patents

漏電遮断器

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雄一 伊東
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裕幸 伊藤
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和孝 南
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Abstract

(57)【要約】 【課題】零相変流器を漏電検出基板の真横に設置した場
合にも短絡事故を招くことがない漏電遮断器を提供す
る。 【解決手段】ケース1内に取付けられる零相変流器15
の外郭を覆う絶縁部材20と一体に隔壁21を設け、零
相変流器15を通過する電線19を絶縁する。これによ
り短絡事故を防止することができる。隔壁21がケース
1との係合部を兼ねるものとしておけば、零相変流器1
5のケース1に対する位置決めを容易にし、組立作業性
を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、零相変流器と漏電
検出基板とを備えた漏電遮断器の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】漏電遮断器は、漏電に伴い電流の相間バ
ランスが崩れることによって発生する零相電流を零相変
流器(ZCT)で検知し、開閉機構をトリップ動作させ
て回路を遮断する装置である。このためケース内部に
は、開閉機構のほかに零相変流器と漏電検出基板とが収
納されている。零相変流器は環状コイルの外部を樹脂な
どの絶縁部材でモールドしたものである。
【0003】この零相変流器は、その内部に各相の電線
(被覆ヨリ線)を通す必要があるため一定の大きさを必
要とするものであり、従来はケース内のスペースの余っ
た部分に押し込まれていた。しかし最近は漏電遮断器の
小型化が進み、ケース内に余分なスペースがなくなって
いるため、零相変流器を漏電検出基板の真横に設置する
ことが多い。その結果、零相変流器の内部を通す被覆ヨ
リ線が団子状となって漏電検出基板の部品とが非常に接
近し、被覆ヨリ線の被覆にピンホールがあると短絡事故
を起こすことがあった。また零相変流器の内部を貫通す
る被覆ヨリ線が団子状となり易いため、ケース内への組
立作業性も悪かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決して、零相変流器を漏電検出基板の真横
に設置した場合にも短絡事故を招くことがない漏電遮断
器を提供するためになされたものである。また本発明の
他の目的は、零相変流器の内部を通す被覆ヨリ線が団子
状となりにくく、組立作業性をも改良した漏電遮断器を
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明は、ケース内に取付けられる零相変
流器の外郭を覆う絶縁部材と一体に、零相変流器を通過
する電線と漏電検出基板との間を絶縁する隔壁を設けた
ことを特徴とするものである。なお、隔壁をケースとの
係合部を兼ねるものとすることが好ましく、また隔壁を
零相変流器の電線引き込み側の端面に突設させることが
好ましい。
【0006】このように本発明の漏電遮断器は、零相変
流器の外郭を覆う絶縁部材と一体に絶縁隔壁を設けたも
のであるから、零相変流器を通過する電線の絶縁を確保
することができる。また隔壁をケースとの係合部を兼ね
るものとすれば、ケースに対して零相変流器の位置決め
を行ない易く、組立作業性をも改良することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好ましい実施形態
を示す。図1と図2は本発明の漏電遮断器の実施形態を
示す内部構造図であり、ケース1の内部に、開閉機構部
2と引外し機構部3と漏電検出部4とが組み込まれてい
る。開閉機構部2はクロスバー7の軸5を中心として動
く可動接触子6、クロスバー7、トリガーレバー8、ハ
ンドル9との間を連結するリンクピン10などからなる
もので、ハンドル9の操作により可動接触子6に図1、
図2に示す開閉動作を行わせることができるほか、引外
し機構部3や漏電検出部4によってトリップ動作を行わ
せることができるものである。これらの動作は従来の漏
電遮断器と同様であり、本発明の要部ではないので詳細
な説明を省略する。
【0008】引外し機構部3は、バイメタル31を係止
したトリップバー11を備えている。回路に過電流が流
れるとトリップバー11が上昇し、トリガーレバー8の
先端の突起12を持ち上げて開閉機構部2にトリップ動
作を行なわせる。また引外し機構部3は短絡電流のよう
な大電流が流れたときに動作する瞬時引外し片13を備
えており、トリガーレバー8の下部の突起14を蹴って
開閉機構部2にトリップ動作を行なわせる。
【0009】ケース1の前端部には上段、中段、下段の
3つの溝50が設けられ、図示を略した3つの積層した
主幹バーが入り込む。この主幹バーに差し込まれるよう
にプラグイン式の電源側端子18が2つ設けられてお
り、このプラグイン式の電源側端子18は樹脂製のモー
ルド部材52と一体になっており、このモールド部材5
2の軸部の内部空間から電線19が引き回され、ケース
の中間隔壁51を軸部をして溝と溝の間で回転動作でき
るようになっている。具体的には、主幹バーを上からN
極、L1極、L2極としたものでは図1のように、上側
の電源側端子18は上段に位置し、下側の電源側端子1
8は中段に位置して、N極、L1極に接続され100V
のL1接続となる。また、図2では下側の電源側端子1
8は下段に位置し、上側の電源側端子18は上段から中
段へと回転動作途中を描いたもので、中段に動作完了し
たものではL1極、L2極に接続され200Vとなる。
また、一方の側の電源側端子18だけ回転動作するよう
にしたものでは100V専用としてL1極、L2極接続
切り替えできるものである。
【0010】漏電検出部4は、零相変流器15と漏電検
出基板16と引外しコイル17とを備えている。零相変
流器15は漏電検出基板16の真横に設けられている。
図1,3,4,5に示されるように、この実施形態の漏
電遮断器は単相用であるため、電源側端子18,18か
ら延びる2本の電線(被覆ヨリ線)19,19が零相変
流器15を貫通している。零相変流器15はこれらの電
線19,19を流れる電流を合成して零相電流を漏電検
出基板16に出力し、漏電検出回路が漏電と判断したと
きには引外しコイル17を動作させてトリップバー11
の上端を引き上げ、開閉機構部2にトリップ動作を行な
わせる。
【0011】前記したように零相変流器15の外郭は樹
脂等の絶縁部材20によりモールドされているが、本発
明ではこの絶縁部材20と一体に隔壁21が設けられて
いる。図3〜図7に示すように、隔壁21は零相変流器
15の電線引き込み側の端面22に突設され、前記した
ケース1の中間隔壁51の軸部に向けて設けられてい
る。この実施形態では、ほぼコの字状の隔壁21とL字
状の隔壁21とが、端面22の外周寄りの位置に突設さ
れている。
【0012】図4ではコの字状の隔壁21が左側に示さ
れているが、零相変流器15をケース1へ取り付けた状
態では、図5のように隔壁21の平面部23が上側に位
置する。そして図5における隔壁21の左端の垂直部2
4が零相変流器15自体の平面部25と同一面となって
おり、ケース1との係合面を構成するとともにケース1
の係合部30に係合している。なお、図5における右側
の垂直部26,27もケース1の内面に突設されたリブ
(図示せず)と係合できるようになっている。このた
め、これらの隔壁21を利用して零相変流器15をケー
ス1に対して位置決めし、組立作業性を高めることがで
きる。
【0013】本発明の漏電遮断器は上記のように構成さ
れているため、電源側端子18,18から延びる2本の
電線19,19を零相変流器15に貫通させる際にヨリ
線が団子状になったとしても、電線19,19と漏電検
出基板16との間は隔壁21により絶縁される。特にこ
れらの隔壁21は絶縁部材20と一体に形成されている
ため、零相変流器15が漏電検出基板16の真横に設置
されている場合における沿面絶縁距離の拡大に寄与す
る。
【0014】このため、仮に電線19,19の被覆にピ
ンホールがあっても、電線19,19と漏電検出基板1
6との間で短絡事故を起こすおそれがない。また漏電遮
断器の組立工程において、隔壁21を利用して零相変流
器15をケース1に対して容易に位置決めすることがで
きるので、組立作業性を高めることができる。
【0015】特に、前記したような回転動作するプラグ
イン式の電源側端子18に接続された電線19は、電源
側端子18が回転することによって生じる電線19自体
の弾性により動きがでる。このようなときも隔壁21は
ケース1の中間隔壁51に設けられた軸部に向けて設け
られているので、電線19が動いても的確に絶縁できる
ものである。
【0016】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1の発明
によれば、零相変流器の外郭を覆う絶縁部材と一体に電
線を絶縁する隔壁を設けることにより、仮に電線の被覆
にピンホール等があっても、電線と漏電検出基板との間
の短絡事故を確実に防止することができる。このため本
発明は、小型化され内部スペースの少ない漏電遮断器に
特に有効なものである。また請求項2の発明によれば、
隔壁をケースとの係合部を兼ねるものとしたことによ
り、零相変流器のケースに対する位置決めを容易にし、
組立作業性を高めることができる。更に請求項3の発明
によれば、隔壁を零相変流器の電線引き込み側の端面に
突設させたことにより、隔壁に電線のガイドとして利用
することができ、電線が団子状となることを緩和するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の漏電遮断器の実施形態を示す閉状態に
おける内部構造図である。
【図2】本発明の漏電遮断器の実施形態を示す開状態に
おける内部構造図である。
【図3】要部の斜視図である。
【図4】零相変流器の斜視図である。
【図5】零相変流器の正面図である。
【図6】漏電検出基板との関係を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 開閉機構部 3 引外し機構部 4 漏電検出部 5 軸 6 可動接触子 7 クロスバー 8 トリガーレバー 9 ハンドル 10 リンクピン 11 トリップバー 12 突起 13 瞬時引外し片 14 突起 15 零相変流器 16 漏電検出基板 17 引外しコイル 18 電源側端子 19 電線(被覆ヨリ線) 20 絶縁部材 21 隔壁 22 端面 23 平面部 24 垂直部 25 平面部 26 垂直部 27 垂直部 30 係合部 31 バイメタル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 裕幸 愛知県名古屋市千種区千種1丁目26番地2 号 (72)発明者 南 和孝 愛知県愛知郡長久手町蟹原2201番地 Fターム(参考) 5E081 AA06 CC07 CC15 EE01 5G030 XX12 YY03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内に取付けられる零相変流器の外
    郭を覆う絶縁部材と一体に、零相変流器を通過する電線
    を絶縁する隔壁を設けたことを特徴とする漏電遮断器。
  2. 【請求項2】 隔壁をケースとの係合部を兼ねるものと
    した請求項1に記載の漏電遮断器。
  3. 【請求項3】 隔壁を零相変流器の電線引き込み側の端
    面に突設させた請求項1または2に記載の漏電遮断器。
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