JP2004095222A - 漏電遮断器 - Google Patents

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JP2004095222A
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Hisanobu Asano
浅野 久伸
Akifumi Satou
佐藤 朗史
Yasuhiro Takahashi
高橋 康弘
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Fuji Electric FA Components and Systems Co Ltd
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Abstract

【課題】過電流検出機能を有する漏電遮断器の長手寸法の縮小と組立作業性の向上を図る。
【解決手段】主回路の過電流を検出する各相別の変流器12を主回路全体の不平衡電流を検出する零相変流器13の内側に配置し、主回路導体を変流器12と零相変流器13とに同時に貫通させる。過電流検出用変流器12が零相変流器13の内側に収まるため、変流器部分の長手方向の設置スペースが縮小されるとともに、貫通導体が過電流検出用変流器12と零相変流器13とを共通に貫通するため形状が単純化し、組立作業が簡易化される。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電子式の過電流検出機能を有する漏電遮断器に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4はこの種の3極漏電遮断器の従来構成を示す縦断面図、図5は図4の漏電遮断器の要部を破断して示した平面図である。図4及び図5において、モールドケース1内には、電源側端子2から負荷側端子3に至る主回路が各相別に設けられ、この主回路は電源側端子2と一体の固定接触子4、固定接触子4に接合された固定接点5、固定接点5と接触する可動接点6、可動接点6が接合された可動接触子7、可動接触子7に一端が接合されたリード線8、リード線8の他端に接合された導体9により形成されている。可動接触子7は絶縁物からなる可動接触子ホルダ10に保持され、モールドケース1に回動可能に支持された可動接触子ホルダ10は開閉機構11により開閉駆動される。
【0003】
ここで、電源側端子から負荷側端子に至る主回路には、過電流を検出する変流器12が各相別に設けられ、また不平衡電流を検出する零相変流器13が各相主回路に跨るように設けられている。変流器12は図示しない二次巻線が巻回された環状コア14を有し、環状コア14は導体9を一次導体として各相別に貫通させている。また、零相変流器13は図示しない二次巻線が巻回された環状コア15を有し、環状コア15は導体9を一次導体として、3相一括して貫通させている。
【0004】
変流器12は導体9を流れる電流を検出し、電流値に応じた出力を二次巻線に生じさせる。一方、零相変流器13は各相の導体9を流れる電流の不平衡を検出し、不平衡電流値に応じた出力を二次巻線に生じさせる。これらの出力は電流検出回路16に送られ、電流検出回路16はこれらの出力から過電流状態及び漏電の有無をそれぞれ判定し、異常時には引外し信号を引外し装置17(図5)に送る。その結果、鎖錠が解かれた開閉機構11により可動接触子ホルダ10が駆動され、可動接触子7が開離して主回路が開路される(トリップ動作)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような漏電遮断器において、変流器12と零相変流器13とは、従来は一般に図示の通り、主回路に沿って前後に配設されている。そのため、変流器12と零相変流器13とが漏電遮断器の長手方向に占めるスペースが大きく、電子式の過電流検出機能、つまり変流器12を持つ漏電遮断器は漏電検出機能のみの漏電遮断器あるいは配線用遮断器に比べて長手方向の寸法が大きくならざるを得ず、モールドケース1も2種類用意する必要があった。また、導体9が変流器12と零相変流器13とを別々に貫通するため導体形状が複雑になり、組立作業が面倒であるという問題があった。
【0006】
一方、回路遮断器の外形を大きくすることなく、負荷電流を検出する変流器と漏電を検出する零相変流器とを内蔵させる手段として、特開2001−143598号公報に記載されたものがある。これは、変流器と零相変流器を電子回路部の近傍に負荷給電路に沿って並設したものである。しかし、これとて変流器と零相変流器とを前後に配設する点に変わりはなく、漏電遮断器の長手方向に占めるスペースの縮小には限度がある。
【0007】
そこで、この発明の課題は、過電流検出機能を有する漏電遮断器の長手寸法の縮小と組立作業性の向上を図ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この発明は、電源側端子から負荷側端子に至る各相主回路の過電流を検出する各相別の変流器と、前記主回路全体の不平衡電流を検出する零相変流器とを備え、前記変流器及び零相変流器は前記主回路を形成する導体を一次導体として貫通させる環状コアに二次巻線が巻回されて構成された漏電遮断器において、前記零相変流器の内側に前記変流器を配置するものである(請求項1)。この発明によれば、過電流検出用変流器が零相変流器の内側に収まるため、長手方向の設置スペースが縮小されるとともに、貫通導体が過電流検出用変流器と零相変流器とを共通に貫通するため形状が単純化し、組立作業も簡易化される。
【0009】
請求項1において、前記零相変流器を長円状に形成し、この零相変流器内に前記変流器を横一列に配置するとよい(請求項2)。これにより、零相変流器の高さ寸法を縮小することができる。また、変流器の配置が横方向に均等化されるため、モールドケース端部のアークガス排出口などの他部分と変流器部分との位置関係の整合が容易になる。
【0010】
請求項1において、前記零相変流器の環状コアと前記変流器の環状コアとを共通のケースに収納して樹脂により一体に封止するとよい(請求項3)。これにより、零相変流器と変流器の環状コアをそれぞれ別個のケースに収める場合に比べて零相変流器の内径が縮小し、それだけ変流器部分が小形化される。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の第1の実施の形態を示す変流器部分の負荷側から見た斜視図である。なお、従来例と対応する部分には同一の符号を用い、また実施の形態に示す部分以外の部分の構成は従来例で示したものと同一とする。図1において、円形の零相変流器13の内側にR,S,T三相の円形の変流器12が配置され、変流器12は図示の通り正三角形の頂点に位置するように配列されている。変流器12及び零相変流器13は、いずれも二次巻線が巻回された円形の図示しない環状コアが環状の絶縁ケース18及び19に収納され、樹脂で封止されることにより構成されている。
【0012】
変流器12及び零相変流器13を共通に貫通する一次導体は図では見えないが丸棒で形成され、各相変流器12の中心穴にそれぞれ挿入されている。これらの一次導体の負荷側端面には、R,S,T相の図示形状の負荷側端子3がそれぞれ溶接により接合されている。また、一次導体の他側の端面には、図示しない導体がコ字状を形成するように接合され(図5参照)、この導体に可動接触子との間を接続するリード線の一端が接合されている。
【0013】
図1の実施の形態において、変流器12は零相変流器13の内側に配置されている。そのため、変流器12と零相変流器13とは設置スペースが共通化され、変流器12と零相変流器13とを軸方向(前後)に配設する従来構成に比べ、漏電遮断器の長手方向の設置スペースが縮小される。また、貫通導体が変流器12と零相変流器13とを共通に貫通するため、導体形状が単純になり組立作業も簡易化される。なお、変流器12を零相変流器13の内側に配置した場合には、零相変流器13に主回路導体のみを貫通させた場合に比べて不平衡電流の検出感度は若干低下するが、この低下は電流検出回路16(図4参照)の増幅度の調整により容易に補うことができ、実用上の問題は全くない。
【0014】
図2は、この発明の第2の実施の形態を示す変流器部分の負荷側から見た斜視図である。この実施の形態の第1の実施の形態との実質的な相違は、零相変流器13が長円状に形成され、この零相変流器13内に変流器12が横一列に配置されている点である。この実施の形態によれば、零相変流器13を円形にする第1の実施の形態に比べて零相変流器13の高さ寸法が縮小され、モールドケース内での電流検出回路などの部品レイアウトが容易になる。また、変流器12の配置が均等化されるため、モールドケース端部の図示しないアークガス排出口などの他部分と変流器部分と位置関係の整合がとりやすくなる。
【0015】
図3は、この発明の第3の実施の形態を示す変流器部分の負荷側から見た斜視図である。この実施の形態においては、変流器12の環状コアと零相変流器13の環状コアとは、共通の絶縁ケース19に収納され、樹脂20により一体に封止されている。これにより、変流器12と零相変流器13の環状コアがそれぞれ別個のケース18,19に収められた図2の場合に比べて、変流器12の絶縁ケース18の肉厚の分だけ零相変流器13の内径が縮小され、それだけ変流器部分が小形化する。
【0016】
【発明の効果】
以上の通り、この発明によれば、過電流検出用の変流器を漏電検出用の零相変流器の内側に配置することにより、変流器部分の長手方向の設置スペースを縮小し、過電流検出機能付の漏電遮断器の長手寸法を漏電検出機能のみの漏電遮断器と同一に収め、その結果としてモールドケースを共通化することが可能になる。また、変流器部分を貫通させる主回路導体の形状を単純化し、組立作業を簡易化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態を示す変流器部分の斜視図である。
【図2】この発明の第2の実施の形態を示す変流器部分の斜視図である。
【図3】この発明の第3の実施の形態を示す変流器部分の斜視図である。
【図4】従来例を示す漏電遮断器の縦断面図である。
【図5】図4の漏電遮断器の要部を破断した平面図である。
【符号の説明】
2  電源側端子
3  負荷側端子
12  変流器
13  零相変流器
18  絶縁ケース
19  絶縁ケース
20  樹脂

Claims (3)

  1. 電源側端子から負荷側端子に至る各相主回路の過電流を検出する各相別の変流器と、前記主回路全体の不平衡電流を検出する零相変流器とを備え、前記変流器及び零相変流器は前記主回路を形成する導体を一次導体として貫通させる環状コアに二次巻線が巻回されて構成された漏電遮断器において、
    前記零相変流器の内側に前記変流器を配置したことを特徴とする漏電遮断器。
  2. 前記零相変流器を長円状に形成し、この零相変流器内に前記変流器を横一列に配置したことを特徴とする請求項1記載の漏電遮断器。
  3. 前記零相変流器の環状コアと前記変流器の環状コアとを共通のケースに収納して樹脂により一体に封止したことを特徴とする請求項1記載の漏電遮断器。
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