JP2003297064A - ディスク再生装置およびディスク再生装置の制御方法 - Google Patents

ディスク再生装置およびディスク再生装置の制御方法

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JP2003297064A
JP2003297064A JP2002096829A JP2002096829A JP2003297064A JP 2003297064 A JP2003297064 A JP 2003297064A JP 2002096829 A JP2002096829 A JP 2002096829A JP 2002096829 A JP2002096829 A JP 2002096829A JP 2003297064 A JP2003297064 A JP 2003297064A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現在有効なユーザ操作を適切なタイミングで
ユーザに通知することができるディスク再生装置および
その制御方法を提供する。 【解決手段】 ディスク再生装置1は、ユーザが操作部
12またはリモコン20の無効な操作キーを操作した場
合に、現在、有効な操作キーと無効な操作キーとを判別
可能なリモコン画像を再生映像に合成して表示装置30
に一定期間表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DVD(Digital
Versatile Disc)を再生するディスク再生装置であっ
て、特に、該装置を遠隔制御するリモートコントローラ
を備えるディスク再生装置およびその制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】映像ソースや音声ソースの記憶媒体とし
てDVDがある。DVDは、吹き替え音声の言語や字幕
の言語を選択できるようにするマルチ言語機能、再生映
像のカメラアングルを切り替えるマルチアングル機能、
ディスクを自動再生してメニュー画面に導くオートスタ
ート機能など種々の機能を実現するためのフォーマット
が規定されている。このため、DVDプレーヤには、ユ
ーザが再生コントロールを行うための操作キーとして、
CD(Compact Disc)プレーヤやVHS(Video Home S
ystem)プレーヤと同様の「PLAY」、「STOP」、「PAUS
E」、「SKIP」、「SLOW」、「SEARCH」、「VOLUME」な
どの操作キーに加えて、上述したDVD特有の機能の再
生コントロールを行うための「TOP MENU」、「MENU」
「ANGLE」、「RETURN」、「ENTER」、「SUBTITLE(字
幕)」、「 AUDIO」などの多くの操作キーを備えてい
る。これら操作キーは、DVDプレーヤ本体やリモート
コントローラに設けられるものである。
【0003】ところで、DVDプレーヤに設けられた操
作キーは常に使用できるものではないものもある。具体
的に説明すると、複数のカメラアングルの映像が記憶さ
れていなければ「ANGLE」キーの操作は無効なものとな
るし、字幕が記憶されていなければ「SUBTITLE」キーの
操作は無効なものとなる。かかる場合、プレーヤ側はそ
の操作を無視するか、また、操作拒否表示を行うものが
ある。また、DVDのフォーマットには、コンテンツ制
作者の意図を反映するために、指定したユーザ操作をメ
ディア単位または短時間の映像単位で不能化(禁止)す
る仕組みも用意されている。従って、ある映像シーンに
ついて「SKIP」と「SEARCH」が禁止されていれば、プレ
ーヤ側はその操作キーの操作を受け付けなくなる。これ
によって、その映像シーンは必ず再生されると共に、再
生速度も一倍でしか再生されなくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、DV
Dプレーヤは、再生するDVD等のディスク型記録媒体
に応じて有効な操作キーが変わるだけでなく、DVD再
生中のシーンに応じて有効な操作キーが時々刻々と変わ
っていく。このため、特に操作に不慣れなユーザには何
故操作が無効なのか、それが操作ミスなのかが判りにく
く、何度も同じ操作をしてしまう事態が生じる。このこ
とは、ユーザにとって不便であると同時に、リモートコ
ントローラの電池を浪費させてしまう。この対策とし
て、有効な操作キーをリモートコントローラに表示して
おく方法が考えられる。しかしながら、常に表示してお
くと、リモートコントローラの消費電力低減に不利とな
るだけでなく、映像コンテンツの映像の邪魔となり、現
実的でない。また、有効な操作キーを表示可能なリモー
トコントローラを新たに開発しなければならず、従来の
リモートコントローラや汎用のリモートコントローラを
使用できないといった問題もある。
【0005】本発明は、上述された従来技術に介在する
問題を解決するためになされたものであり、現在有効な
ユーザ操作を適切なタイミングでユーザに通知すること
ができるディスク再生装置およびその制御方法を提供す
ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述課題を解決するた
め、本発明にあっては、映像や音声のプレゼンテーショ
ンデータと、前記プレゼンテーションデータの再生制御
に関するナビゲーションデータとが記憶されたディスク
型記録媒体からデータを読み出して再生する再生手段
と、複数の操作キーを備え、操作キーの操作に応じて操
作信号を送信する操作装置と、前記操作信号を受信する
受信手段と、前記受信手段が受信した操作信号に基づい
て前記再生手段を制御する制御手段とを備えるディスク
再生装置において、前記制御手段は、前記ナビゲーショ
ンデータに基づき、再生中の前記プレゼンテーションデ
ータに対する有効なユーザ操作を特定し、前記受信手段
が操作信号を受信すると、有効な操作キーを示す映像を
再生映像に含めるように前記再生手段を制御することを
特徴としている。
【0007】この構成によれば、操作装置の操作キーを
ユーザが操作したときに、有効な操作キーを示す映像を
表示することができる。したがって、ユーザが再生画像
を視聴していると予想される場面で有効な操作キーを示
すことができる。
【0008】また、本発明は、上記構成において、前記
制御手段は、前記受信手段が操作信号を受信すると、前
記操作信号に対応するユーザ操作が無効な操作か否かを
判別し、前記操作信号に対応するユーザ操作が無効な操
作と判別したときにだけ、有効な操作キーを示す映像を
再生映像に含めるように前記再生手段を制御するように
してもよい。この構成によれば、ユーザが無効な操作を
行ったときに、有効な操作キーを示す映像を表示するこ
とができ、無効な操作を行ったことをユーザに通知する
こともできる。
【0009】また、本発明は、映像や音声のプレゼンテ
ーションデータと、前記プレゼンテーションデータの再
生制御に関するナビゲーションデータとが記憶されたデ
ィスクからデータを読み出して再生する再生手段と、複
数の操作キーを備え、操作キーの操作に応じて操作信号
を送信する操作装置と、前記操作信号を受信する受信手
段と、前記受信手段が受信した操作信号に基づいて前記
再生手段を制御する制御手段とを備えるディスク再生装
置において、前記制御手段は、前記ナビゲーションデー
タに基づき、再生中の前記プレゼンテーションデータに
対する有効なユーザ操作を特定し、無効なユーザ操作の
数が予め定めた数以上になったか否かを判別し、無効な
ユーザ操作の数が予め定めた数以上になったと判別する
と、有効な操作キーを示す映像を再生映像に含めるよう
に前記再生手段を制御することを特徴としている。
【0010】この構成によれば、無効な操作キーの数が
多くなったときに、有効な操作キーを示す映像を表示す
ることができる。したがって、操作可能なユーザ操作が
少なく、操作ミスを起こしやすい状況になったタイミン
グで、有効な有効な操作キーを示すことができる。
【0011】また、本発明は、映像や音声のプレゼンテ
ーションデータと、前記プレゼンテーションデータの再
生制御に関するナビゲーションデータとが記憶されたデ
ィスクからデータを読み出して再生する再生手段と、複
数の操作キーを備え、操作キーの操作に応じて操作信号
を送信する操作装置と、前記操作信号を受信する受信手
段と、前記受信手段が受信した操作信号に基づいて前記
再生手段を制御する制御手段とを備えるディスク再生装
置において、前記制御手段は、前記ナビゲーションデー
タに基づき、再生中の前記プレゼンテーションデータに
対する有効なユーザ操作を特定し、無効なユーザ操作が
ユーザにより予め定められた操作と一致するか否かを判
定し、一致すると判別すると、有効な操作キーを示す映
像を再生映像に含めるように前記再生手段を制御するこ
とを特徴としている。この構成によれば、無効なユーザ
操作がユーザにより予め定められた操作と一致するとき
に、有効な操作キーを示す映像を表示することができ
る。
【0012】また、上述した各構成において、前記操作
装置は、前記ディスク再生装置を遠隔制御するためのリ
モートコントローラであることが好ましい。
【0013】また、本発明は、映像や音声のプレゼンテ
ーションデータと、前記プレゼンテーションデータの再
生制御に関するナビゲーションデータとが記憶されたデ
ィスクからデータを読み出して再生する再生手段と、複
数の操作キーを備え、操作キーの操作に応じて操作信号
を送信するリモートコントローラと、前記操作信号を受
信する受信手段と、前記リモートコントローラに所定の
信号を送信する送信手段と、前記受信手段が受信した操
作信号に基づいて前記再生手段を制御する制御手段とを
備えるディスク再生装置において、前記制御手段は、前
記ナビゲーションデータに基づき、再生中の前記プレゼ
ンテーションデータに対する有効なユーザ操作を特定
し、前記受信手段が操作信号を受信すると、有効な操作
キーを示す操作特定信号を送信するように前記送信手段
を制御し、前記リモートコントローラは、前記操作特定
信号を受信する受信手段と、前記複数の操作キーの各々
に対応する複数の発光手段と、前記受信手段が受信した
操作特定信号に基づき、前記複数の発光手段の発光制御
を行う発光制御手段とを有することを特徴としている。
【0014】また、本発明は、映像や音声のプレゼンテ
ーションデータと、前記プレゼンテーションデータの再
生制御に関するナビゲーションデータとが記憶されたデ
ィスクからデータを読み出して再生する再生手段と、複
数の操作キーを備え、操作キーの操作に応じて操作信号
を送信するリモートコントローラと、前記操作信号を受
信する受信手段と、前記リモートコントローラに所定の
信号を送信する送信手段と、前記受信手段が受信した操
作信号に基づいて前記再生手段を制御する制御手段とを
備えるディスク再生装置において、前記制御手段は、前
記ナビゲーションデータに基づき、再生中の前記プレゼ
ンテーションデータに対する有効なユーザ操作を特定
し、無効なユーザ操作の数が予め定めた数以上になった
か否かを判別し、無効なユーザ操作の数が予め定めた数
以上になったと判別すると、有効な操作キーを示す操作
特定信号を送信するように前記送信手段を制御し、前記
リモートコントローラは、前記操作特定信号を受信する
受信手段と、前記複数の操作キーの各々に対応する複数
の発光手段と、前記受信手段が受信した操作特定信号に
基づき、前記複数の発光手段の発光制御を行う発光制御
手段とを有することを特徴としている。
【0015】また、本発明は、映像や音声のプレゼンテ
ーションデータと、前記プレゼンテーションデータの再
生制御に関するナビゲーションデータとが記憶されたデ
ィスクからデータを読み出して再生する再生手段と、複
数の操作キーを備え、操作キーの操作に応じて操作信号
を送信するリモートコントローラと、前記操作信号を受
信する受信手段と、前記リモートコントローラに所定の
信号を送信する送信手段と、前記受信手段が受信した操
作信号に基づいて前記再生手段を制御する制御手段とを
備えるディスク再生装置において、前記制御手段は、前
記ナビゲーションデータに基づき、再生中の前記プレゼ
ンテーションデータに対する有効なユーザ操作を特定
し、無効なユーザ操作がユーザにより予め定められたユ
ーザ操作と一致するか否かを判定し、一致すると判別す
ると、有効な操作キーを示す操作特定信号を送信し、前
記リモートコントローラは、前記操作特定信号を受信す
る受信手段と、前記複数の操作キーの各々に対応する複
数の発光手段と、前記受信手段が受信した操作特定信号
に基づき、前記複数の発光手段の発光制御を行う発光制
御手段とを有することを特徴としている。
【0016】また、本発明は、映像や音声のプレゼンテ
ーションデータと、前記プレゼンテーションデータの再
生制御に関するナビゲーションデータとが記憶されたデ
ィスクからデータを読み出して再生する再生手段と、複
数の操作キーを備え、操作キーの操作に応じて操作信号
を送信する操作装置と、前記操作信号を受信する受信手
段と、前記受信手段が受信した操作信号に基づいて前記
再生手段を制御する制御手段とを備えるディスク再生装
置の制御方法において、前記制御手段が、前記ナビゲー
ションデータに基づき、再生中の前記プレゼンテーショ
ンデータに対する有効なユーザ操作を特定するステップ
と、前記受信手段が操作信号を受信すると、有効な操作
キーを示す映像を再生映像に含めるように前記再生手段
を制御するステップとを有することを特徴としている。
【0017】また、本発明は、映像や音声のプレゼンテ
ーションデータと、前記プレゼンテーションデータの再
生制御に関するナビゲーションデータとが記憶されたデ
ィスクからデータを読み出して再生する再生手段と、複
数の操作キーを備え、操作キーの操作に応じて操作信号
を送信する操作装置と、前記操作信号を受信する受信手
段と、前記受信手段が受信した操作信号に基づいて前記
再生手段を制御する制御手段とを備えるディスク再生装
置の制御方法において、前記制御手段が、前記ナビゲー
ションデータに基づき、再生中の前記プレゼンテーショ
ンデータに対する有効なユーザ操作を特定するステップ
と、無効なユーザ操作の数が予め定めた数以上になった
か否かを判別し、無効なユーザ操作の数が予め定めた数
以上になったと判別すると、有効な操作キーを示す映像
を再生映像に含めるように前記再生手段を制御するステ
ップとを有することを特徴としている。
【0018】また、本発明は、映像や音声のプレゼンテ
ーションデータと、前記プレゼンテーションデータの再
生制御に関するナビゲーションデータとが記憶されたデ
ィスクからデータを読み出して再生する再生手段と、複
数の操作キーを備え、操作キーの操作に応じて操作信号
を送信する操作装置と、前記操作信号を受信する受信手
段と、前記受信手段が受信した操作信号に基づいて前記
再生手段を制御する制御手段とを備えるディスク再生装
置の制御方法において、前記制御手段が、前記ナビゲー
ションデータに基づき、再生中の前記プレゼンテーショ
ンデータに対する有効なユーザ操作を特定するステップ
と、無効なユーザ操作がユーザにより予め定められた操
作と一致するか否かを判定し、一致すると判別すると、
有効な操作キーを示す映像を再生映像に含めるように前
記再生手段を制御するステップとを有することを特徴と
している。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳述する。以下に示す実施形態は、本発明の一
態様を示すものであり、この発明を限定するものではな
く、本発明の範囲内で任意に変更可能である。
【0020】(1) 第1実施形態 (1.1) 第1実施形態の構成 図1は、本発明の第1実施形態に係るディスク再生装置
1のブロック図である。このディスク再生装置1は、D
VDやCDなどの光ディスク2を再生する装置である。
以下、本発明を説明する便宜上、DVDの再生を前提と
して説明する。
【0021】CPU10は、このディスク再生装置1の
各部との間で各種情報の授受を行うことにより、ディス
ク再生装置1の制御中枢として機能する。システムメモ
リ11は、CPU10によって実行されるプログラムが
記憶されるROMと、このROMから読み出したプログ
ラムや再生制御に関するデータなどが一時的に記憶され
るRAMから構成される。
【0022】操作部12は、ディスク再生装置1本体に
設けられた各操作キーの操作を検出し、操作信号をCP
U10に送信する。受信部13は、リモートコントロー
ラ(以下、リモコンという。)20から送信された操作
信号を受信し、復調してCPU10に送信する。ここ
で、図2は、本実施形態で使用されるリモコン20の一
例を示す図である。
【0023】本実施形態のリモコン20は、従来のDV
Dプレーヤのリモコンと同様の操作キー(「PLAY」、
「STOP」、「PAUSE」、「SKIP(前、後)」、「SLOW-SE
ARCH(FF、REW)」、「TOP MENU」、「MENU」、「ANGL
E」、「CURSOR(上下左右)」、「RETURN」、「ENTE
R」、「SUBTITLE(字幕)」、「AUDIO(音声選択)」な
ど)を備える。また、図示はしないが、リモコン20
は、これら操作キーの操作を検出する検出部、検出部の
検出結果に応じた操作信号を赤外線で送信する通信処理
部、電源(電池)を備える。すなわち、本実施形態のデ
ィスク再生装置1で使用するリモコン20は、従来のリ
モコンと同一構成でよい。したがって、このリモコン2
0には、販売済みのリモコンや、各社のDVDプレーヤ
に対応可能な汎用のリモコンを適用することができる。
【0024】ディスクドライブ部14は、CPU10の
制御の下、DVDに記憶されたデータを読み出す。シス
テムプロセッサ部15は、CPU10の制御の下、ディ
スクドライブ部14が読み出したデータに復調処理、誤
り訂正処理を施し、得られた再生データから映像デー
タ、音声データ、副映像データを分離する。分離された
映像データ、音声データおよび副映像データは、それぞ
れビデオデコーダ部16、オーディオデコーダ部17、
副映像デコーダ部18に出力される。また、システムプ
ロセッサ部15は、CPU10の制御の下、DVDのリ
ードイン領域に記憶された情報や再生制御のためのデー
タをシステムメモリ11に格納する。また、副映像デー
タは、再生時に付加的に使用される映像データ、具体的
には、メニューや字幕の映像データである。
【0025】データRAM19は、システムプロセッサ
部15の再生データが一時的に記憶されるメモリであ
る。ビデオデコーダ部16、オーディオデコーダ部17
および副映像デコーダ部18は、システムプロセッサ部
15から供給された映像データ、音声データ、副映像デ
ータをそれぞれデコードして出力する。
【0026】リモコン画像生成部21は、CPU10の
制御の下、リモコン画像の映像データを生成して出力す
る。例えば、このリモコン画像生成部21は、CPU1
0によって生成されたリモコン画像のデータが格納され
る画像メモリ(VRAM)と、この画像メモリに格納さ
れた画像データに基づき映像データを出力する再生部と
から構成される。なお、様々なリモコンに対応するた
め、リモコン画像は複数種類のリモコンのうち、ユーザ
によって選択されたリモコンの画像を選択的に表示する
ようにしてもよい。
【0027】出力部22は、ビデオデコーダ部16、副
映像デコーダ部18、リモコン画像生成部21から供給
された映像データを合成し、NTSC(National Telev
ision System Committee)やPAL(Phase Alternatin
g Line)のフォーマットにエンコードした後、ディジタ
ルアナログ変換して映像信号を出力する。また、出力部
22は、オーディオデコーダ部17から供給された音声
データをディジタルアナログ変換して音声信号を出力す
る。なお、ディジタルアナログ変換せずにディジタル信
号のまま音声信号を出力してもよい。
【0028】このようにして、ディスク再生装置1は、
この装置1に接続された表示装置30とスピーカ40と
に映像信号と音声信号をそれぞれ出力することにより、
DVDに記憶された映像を表示させると共に、音声を外
部に放音させるようになっている。
【0029】ここで、上述したディスク再生装置1が、
従来のDVDプレーヤと構成上大きく異なる点は、リモ
コン画像生成部21が設けられたことであり、処理上異
なる点は、後段において詳述するが、リモコン20の各
操作キーの有効または無効が判るようにリモコン画像
を、再生映像にスーパインポーズさせる処理(以下、機
能制限表示処理という。)を行うようにしたことであ
る。
【0030】以下、この機能制限表示処理を説明するた
め、まず、CPU10が、DVDに記憶されたデータの
うち、この機能制限表示処理にて使用するデータを以下
に説明する。図3は、一般的なDVD(DVDビデオ)
の論理データ構造を示す図である。この論理データ構造
は、マイクロUDFおよびISO9660に従って、Vo
lumeand File structure(ボリュームおよびファイル構
造)、VMG(ビデオマネージャ)、複数のVTS(ビ
デオタイトルセット)および他の記録領域を有してい
る。
【0031】VMGには、VTSを管理する情報、各タ
イトルの名前を示すメニューや各々のタイトルにアクセ
スするためのアクセステーブルなど、このDVD全体に
関わる情報が記述される。機能制限表示処理において
は、このVMG内のタイトルサーチポインタテーブル
(TT SRPT)に記述されるユーザ操作コントロールが使
用される。また、VMGには、ビデオオブジェクトセッ
ト(VMGM VOBS)がオプションで記述される。ビデオオ
ブジェクトセット(VMGM VOBS)には、このDVDのボ
リュームに関するメニューの映像データ、音声データお
よび副映像データが格納される。
【0032】VTSは、共通の属性(同じ仕様や同じ対
応言語)を有する一または複数のビデオタイトルのまと
まりであり、コントロールデータと、VOBS(ビデオ
オブジェクトセット)とから構成される。コントロール
データには、複数のセルを組み合わせた論理的区分であ
るプログラムチェインに関する様々な情報が記述され
る。機能制限表示処理においては、コントロールデータ
内のPGCI(図示せず)に記述されるユーザ操作コン
トロール(PGCI UOP CTL)が使用される。
【0033】VOBSには、メニュー用のビデオオブジ
ェクトセットと、タイトルセット用のビデオオブジェク
トセットがある。VOBSは、1つのビデオストリーム
に対応する複数のセルから構成され、各セルは、通常、
複数のVOBU(ビデオオブジェクトユニット)から構
成される。VOBUは、1つのナビゲーションパック
と、複数の映像データ、音声データおよび副映像データ
から構成される。以下、この映像データ、音声データお
よび副映像データを総称してプレゼンテーションデータ
と称する。また、このプレゼンテーションデータ以外の
データ、すなわち、プレゼンテーションデータの再生制
御に関するデータをナビゲーションデータと称する。
【0034】ナビゲーションパックは、プレゼンテーシ
ョンデータの属性と再生制御に関する情報であり、ビデ
オマネージャ情報(VMGI)、ビデオタイトルセット
情報(VTSI)、再生制御情報(PCI)およびデー
タサーチ情報(VTS)の4種類がある。
【0035】また、1つのVOBUの再生時間は、0.
4秒以上であって1秒以下に定められている。0.4秒
以上とするのはPCIバッファと称されるバッファメモ
リの記憶容量を低減するためであり、1秒以下とするの
はMPEG(Moving PictureExeperts Group)2で定め
られるデコード処理の許容遅延時間が1秒と定められて
いるからである。したがって、ナビゲーションパック
は、再生時に0.4秒から1秒に一回は検出されること
となる。機能制限表示処理においては、VOBUに記述
されるユーザ操作コントロール(VOBU UOP CTL)が使用
される。
【0036】ここで、上述したタイトルサーチポインタ
テーブル(TT SRPT)、PGCIおよびVOBUに記述
されるユーザ操作コントロール(UOP CTL)とは、複数
のユーザ操作のそれぞれについてその操作が禁止されて
いるか、許可されているかを記述したデータである。ま
た、タイトルサーチポインタテーブル(TT SRPT)は、
メディア(DVD)単位のユーザ操作コントロールが記
述され、PGCIには、対応するVTS単位のユーザ操
作コントロールが記述され、VOBUには、再生時、
0.4秒から1秒単位のユーザ操作コントロールが記述
される、といった区分けになされている。
【0037】また、各ユーザ操作コントロールと実際の
ユーザ操作の関係を図4に示すように、タイトルサーチ
ポインタテーブル(TT SRPT)にて禁止されているユー
ザ操作は、他のユーザ操作コントロールで許可されてい
ても常に禁止される。また、サーチポインタテーブル
(TT SRPT)にて許可されているユーザ操作は、残る2
つのユーザ操作コントロールで許可されていればユーザ
操作が許可される。すなわち、DVDは、このフォーマ
ットによって、メディア(DVD)単位、VTS単位、
VOBU単位でユーザ操作の不能化(受付禁止)が定義
されている。
【0038】また、本実施形態のディスク再生装置1
は、これらのユーザ操作コントロールに基づいて、CP
U10が、現在のリモコン20および操作部12の操作
キー毎の有効または無効を記述した操作キーテーブルT
Kを生成し、システムメモリ11に格納するように構成
されている。ここで、図5は、操作キーテーブルTKの
一例を示す図である。この操作キーテーブルTKにおい
ては、禁止されたユーザ操作に対応する操作キーには無
効フラグ「1」が記述され、許可されたユーザ操作に対
応する操作キーには有効フラグ「0」が記述される。
【0039】(1.2) 第1実施形態の動作 次に、本実施形態の動作について説明する。上述したよ
うに、本実施形態に係るディスク再生装置1は、機能制
限表示処理を行う点以外は、従来のDVDプレーヤとほ
ぼ同様の動作である。このため、本実施形態では機能制
限表示処理について詳細に説明し、通常の再生処理につ
いては詳細な説明を省略する。
【0040】ディスク再生装置1の電源が投入される
と、CPU10は、システムメモリ11に記憶されたプ
ログラムを読み出してメインルーチンを実行する。図6
は、メインルーチンを示すフローチャートである。な
お、ステップS1の初期処理およびステップS3の再生
処理は、従来のDVDプレーヤとほぼ同様の処理であ
る。すなわち、CPU10は、DVDが装填されると、
ディスクドライブ部14によりDVDの読み出し動作を
開始し、Volume and File structure(ボリュームおよ
びファイル構造)やVMG(ビデオマネージャ)を読み
出してシステムプロセッサ部15を介してデータRAM
19にデータを格納する。また、CPU10は、データ
RAM19に格納したデータに基づき各ファイルの記録
位置やサイズやその他の管理に必要な管理情報を抜き出
しシステムメモリ11に保存する(ステップS1)。
【0041】このステップS1の初期処理が終了する
と、CPU10は、操作キーテーブルTKをシステムメ
モリ11に格納する(ステップS2)。この場合、CP
U10は、タイトルサーチポインタテーブル(TT SRP
T)のメディア(DVD)単位のユーザ操作コントロー
ルに基づいて、各操作キーについて無効か有効かを判断
することにより、操作キーテーブルTKにフラグ情報を
記述する。なお、ここで、無効な操作キーと判断された
ものについては、後述する操作キーテーブル更新処理に
おいても更新されない。これは、前掲図4に示すよう
に、このユーザ操作コントロールで禁止されたユーザ操
作に対応する操作キーは、このメディア(DVD)で常
に無効となるためである(図4参照)。
【0042】次に、CPU10は、DVDに記憶された
プレゼンテーションデータの再生処理を行う(ステップ
S3)。このステップS3の再生処理は、従来のDVD
プレーヤにおける再生処理とほぼ同様の処理であるが、
さらに、操作キーテーブル更新処理と、リモコン画像表
示処理をCPU10が実行する点が異なる。なお、従来
のDVDプレーヤにおける再生処理とは、操作部12ま
たは受信部13を介して入力した操作信号に応じてDV
Dに記憶されたプレゼンテーションデータを各種の再生
速度で再生する処理や、再生位置をスキップさせる処理
や、DVDにオートスタートが設定されている場合は自
動再生する処理や、メニュー画面表示処理や、電源オフ
操作がなされた場合に電源をオフさせる処理などであ
る。
【0043】まず、操作キーテーブル更新処理について
説明する。CPU10は、再生中に、対応するPGCI
およびVOBUに記述されるユーザ操作コントロールに
基づいて、各操作キーについて無効か有効かを判断する
ことにより、操作キーテーブルTKの内容を随時更新す
る処理を行う。この操作キーテーブル更新処理は、再生
対象のVTSが切り替わってPGCIを検出する毎、お
よび、ナビゲーションパックを検出する毎に実行しても
よいが、CPU10の処理負担が大きくなり再生映像に
影響を及ぼす場合などは処理の実行周期を適宜長くとる
ようにしてもよい。なお、この処理のプログラムは、メ
インプログラムに含めてもよく、また、独立したプログ
ラムとしてシステムメモリ11に格納するようにしても
よい。これにより、CPU10は、操作キーテーブルT
Kに、現時点におけるリモコン20および操作部12の
各操作キーが有効か無効かを記述しておく。
【0044】次に、リモコン画像表示処理について説明
する。このリモコン画像表示処理は、上記再生処理にお
いて、操作部12または受信部13を介して操作信号を
入力したことを検出する度に、CPU10が、従来と同
様の操作信号に対応する再生制御処理を行った後、割り
込み処理として実行する処理である。図7はこのリモコ
ン画像表示処理を示すフローチャートである。
【0045】まず、CPU10は、操作キーテーブルT
Kを参照することにより、検出した操作信号に対応する
操作キーが無効な操作キーか否かを判断する(ステップ
S10)。このステップS10における判断結果が「N
O」である場合、CPU10は、リモコン画像表示処理
を終了する。一方、ステップS10における判断結果が
「YES」である場合、CPU10は、リモコン20の
各操作キーを有効か無効かに応じて色分けしたリモコン
画像を再生画像に含めるようにリモコン画像生成部21
および出力部22を制御する(ステップS11)。
【0046】すなわち、このステップS11の処理にお
いて、CPU10は、操作キーテーブルTKに従って、
各操作キーを有効か無効かに応じて色分けしたリモコン
画像をリモコン画像生成部21の画像メモリにマッピン
グする。図8は、この場合に生成されるリモコン画像の
一例を示す図である。なお、この図は、無効な操作キー
を黒く表記した場合を示している。また、CPU10
は、リモコン画像に対応する映像データを出力するよう
にリモコン画像生成部21に指示すると共に、出力部2
2をリモコン画像生成部21から供給される映像データ
を合成(スーパーインポーズ)するように制御する。こ
の結果、出力部22からは、プレゼンテーションデータ
から生成された再生映像に上記リモコン画像をスーパイ
ンポーズさせた映像の映像信号が出力され、表示装置3
0にその映像が表示される。そして、CPU10は、所
定期間経過(例えば、5秒程度)すると、リモコン画像
の表示を中止させるべくリモコン画像生成部21および
出力部22の制御を行った後、リモコン画像表示処理を
終了する。
【0047】このように、CPU10は、ユーザが操作
部12またはリモコン20の無効な操作キーを操作した
場合に、現在、有効な操作キーと無効な操作キーとを色
分けしたリモコン画像を表示させる。したがって、この
ディスク再生装置1は、再生中に有効な操作キーが時々
刻々と変化するDVDの場合であっても、現在有効な操
作と無効な操作をユーザに通知することができる。ま
た、ユーザが無効な操作を行った場合にのみリモコン画
像を一定期間だけ表示させるので、無効な操作を行った
ことをユーザに通知でき、かつ、再生映像の邪魔になる
場合も可能な限り回避することができる。このため、ユ
ーザがリモコンの無効な操作キーを何度も操作してしま
う場合を回避することができ、リモコンの電池の浪費を
防止することができる。
【0048】以上の記述から明らかなように、本実施形
態によるディスク再生装置1を使用すれば、有効なユー
ザ操作を適切なタイミングでユーザに通知することがで
きる。言い換えれば、再生中のDVDの現時点に用意さ
れている機能(マルチ言語機能、マルチアングル機能な
ど)をユーザが希望するタイミングで通知することがで
きる。これにより、操作に不慣れなユーザであっても、
DVDの各再生シーンに用意されている様々な機能を簡
易に使いこなすことが可能になる。
【0049】(2) 第2実施形態 第2実施形態に係るディスク再生装置が、第1実施形態
に係るディスク再生装置と異なる点は、無効な操作キー
の数が予め設定した値以上になった場合に、上記リモコ
ン画像を表示する処理を行う点である。すなわち、上述
したリモコン画像表示処理に代えて、CPU10が、予
め定めた割り込み周期で、操作キーテーブルTKに基づ
き無効な操作キーの数を求める処理と、その数が設定し
た値以上になったか否かを判断する処理と、無効な操作
キーの数が設定した値以上になったと判断したときに、
上記ステップS11のリモコン画像を表示する処理と、
を行うようにすればよい。
【0050】これにより、無効な操作キーの数が多くな
った場合に、現在有効な操作キーと無効な操作キーをユ
ーザに通知することができる。言い換えれば、操作可能
なユーザ操作が少なく、操作ミスを起こしやすい状況に
なったタイミングで、操作可能なユーザ操作を通知する
ことが可能となる。なお、無効な操作キーの数がいくつ
以上になったときにリモコン画像を表示するかは、ユー
ザが任意の値を設定できるようにしてもよい。
【0051】(3) 第3実施形態 第3実施形態に係るディスク再生装置が、第1実施形態
に係るディスク再生装置と異なる点は、予め設定した操
作キーが無効になった場合に、上記リモコン画像を表示
する処理を行う点である。すなわち、上述したリモコン
画像表示処理に代えて、CPU10が、予め定めた割り
込み周期で、操作キーテーブルTKから無効な操作キー
を取得する処理と、その操作キーが予め設定した操作キ
ーと一致するか否かを判断する処理と、一致すると判断
したときに、上記ステップS11のリモコン画像を表示
する処理と、を行うようにすればよい。
【0052】これにより、例えば、頻繁に使用される操
作キー、具体的には、「SKIP(前、後)」や「SEARCH
(FF、REW)」を予め設定しておくことにより、こ
れら操作キーが無効になったタイミングで、その操作キ
ーが無効であることをユーザに通知する、といったこと
が可能となる。この結果、ユーザが無効な操作キーを操
作する前に無効である旨を通知できるので、ユーザの操
作ミス低減を図ることができる。また、操作ミスの低減
によりリモコン20の電池の浪費をより回避することが
できる。なお、予め設定しておく操作キーは1つに限ら
ず、複数でもよい。複数設定した場合は、その複数の操
作キーが全て無効になったときにリモコン画像を表示す
るようにすれば、リモコン画像を頻繁に表示してしま
う、といった事態を回避することができる。また、予め
設定しておく操作キーを、ユーザが任意に設定できるよ
うにしてもよいことは勿論である。
【0053】(4) 補足 本願発明は、上述した実施形態に限らず種々の態様にて
実施することができる。例えば、以下のような変形実施
が可能である。
【0054】(4.1)上述の各実施形態では、ユーザ
が無効な操作などを行った場合などにリモコン画像を表
示させる場合について述べたが、ユーザが何らかの操作
を行った場合は常に上記リモコン画像を一定期間表示さ
せるようにしてもよい。上述したように、リモコン画像
は、無効な操作キーを通知する情報であると共に、現時
点に用意されているDVDの各種機能をユーザに通知す
る情報としても利用できるので、ユーザが操作を行った
場合、つまり、ユーザが再生画像を視聴していると予想
される場面で有益な情報を提供することが可能となる。
【0055】(4.2)上述の各実施形態では、各操作
キーを有効か無効かに応じて色分けしたリモコン画像を
表示する場合について述べた。本発明はこれに限らず、
文字で表記するなど、他の表現方法によって操作キーの
有効または無効を示すようにしてもよく、また、リモコ
ン画像に限定する必要もない。要は、有効なユーザ操作
を示す映像を表示すればよい。
【0056】さらに、有効な操作キーを示す映像を表示
装置30に表示する方法に代えて、または、この方法に
加えて、リモコン20に表示させるようにしてもよい。
すなわち、有効な操作キーを通知する場合は、CPU1
0が、各操作キーの有効、無効を示す操作特定信号を外
部に送信させる処理を行う。さらに、リモコン20は、
操作特定信号を受信する受信部と、複数の操作キーの各
々に対応する発光ダイオードと、受信した操作特定信号
に基づきこれら発光ダイオードを制御する発光制御部と
を備えるようにする。これによって、リモコン20にお
いて、有効な操作キーに対応する発光ダイオードを発光
させることによって、有効な操作キーをユーザに通知す
ることができる。この場合も、リモコン20の電池の節
約を図るべく、一定期間だけ、発光ダイオードを発光制
御することが好ましい。なお、有効な操作キーを通知す
る場合は、上述したように、無効な操作キーが操作され
た場合、無効な操作キーの数が予め設定した値以上にな
った場合、予め設定した操作キーが全て無効になった場
合である。
【0057】(4.3)また、上述の各実施形態では、
DVDのフォーマットに定義されるユーザ操作コントロ
ール(UOP CTL)の情報に基づき、ユーザ操作(操作キ
ー)の無効、有効を判断する場合について述べた。本発
明はこれに限らず、ナビゲーションデータの、ユーザ操
作コントロール(UOP CTL)以外の情報に基づいて、ユ
ーザ操作の無効、有効を判断するようにしてもよい。具
体的には、ナビゲーションデータに基づき、メニューの
副映像データが記憶されているか否かや、複数のカメラ
アングルの映像データが格納されているか否かを検出す
ることによって、「TOP MENU」、「MENU」、「ANGLE」
の操作キーの有効、無効を判断することが可能である。
【0058】(4.4)また、上述の各実施形態では、
DVD再生時においてのみ、操作キーの有効、無効を通
知する場合について述べたが、CDなどのDVD以外の
光ディスクの再生時においても、操作キーの有効、無効
を通知するようにしてもよい。例えば、ディスク再生装
置が通常備えるディスク判別機能、つまり、DVDビデ
オ、DVDオーディオ、ビデオCD、音楽CDのいずれ
かを判別する機能を利用して、予め記憶した各メディア
の操作キーの有効、無効を示すリモコン画像の中から、
対応するリモコン画像を表示するようにしてもよい。こ
の場合、無効な操作キーが操作された場合などに一定期
間表示すれば上記と同様の効果を得ることができる。
【0059】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、現在有
効なユーザ操作を適切なタイミングでユーザに通知する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るディスク再生装
置のブロック図である。
【図2】 リモコンの一例を示す図である。
【図3】 一般的なDVD(DVDビデオ)の論理デー
タ構造を示す図である。
【図4】 DVDに記述される各ユーザ操作コントロー
ルと実際のユーザ操作の関係を示す図である。
【図5】 操作キーテーブルの一例を示す図である。
【図6】 メインルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図7】 リモコン画像表示処理を示すフローチャート
である。
【図8】 リモコン画像表示処理で表示されるリモコン
画像の一例を示す図である。
【符号の説明】
1……ディスク再生装置、2……光ディスク、10……
CPU、11……システムメモリ、12……操作部、1
3……受信部、14……ディスクドライブ部、15……
システムプロセッサ部、16……ビデオデコーダ部、1
7……オーディオデコーダ部、18……副映像デコーダ
部、19……データRAM、20……リモートコントロ
ーラ、21……リモコン画像生成部、22……出力部、
30……表示装置、40……スピーカ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/10 321 G11B 20/10 321Z 31/00 541 31/00 541P H04N 5/85 H04N 5/85 Z

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像や音声のプレゼンテーションデータ
    と、前記プレゼンテーションデータの再生制御に関する
    ナビゲーションデータとが記憶されたディスク型記録媒
    体からデータを読み出して再生する再生手段と、 複数の操作キーを備え、操作キーの操作に応じて操作信
    号を送信する操作装置と、 前記操作信号を受信する受信手段と、 前記受信手段が受信した操作信号に基づいて前記再生手
    段を制御する制御手段とを備えるディスク再生装置にお
    いて、 前記制御手段は、 前記ナビゲーションデータに基づき、再生中の前記プレ
    ゼンテーションデータに対する有効なユーザ操作を特定
    し、前記受信手段が操作信号を受信すると、有効な操作
    キーを示す映像を再生映像に含めるように前記再生手段
    を制御することを特徴とするディスク再生装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、 前記受信手段が操作信号を受信すると、前記操作信号に
    対応するユーザ操作が無効な操作か否かを判別し、前記
    操作信号に対応するユーザ操作が無効な操作と判別した
    ときにだけ、有効な操作キーを示す映像を再生映像に含
    めるように前記再生手段を制御することを特徴とする請
    求項1に記載のディスク再生装置。
  3. 【請求項3】 映像や音声のプレゼンテーションデータ
    と、前記プレゼンテーションデータの再生制御に関する
    ナビゲーションデータとが記憶されたディスクからデー
    タを読み出して再生する再生手段と、 複数の操作キーを備え、操作キーの操作に応じて操作信
    号を送信する操作装置と、 前記操作信号を受信する受信手段と、 前記受信手段が受信した操作信号に基づいて前記再生手
    段を制御する制御手段とを備えるディスク再生装置にお
    いて、 前記制御手段は、 前記ナビゲーションデータに基づき、再生中の前記プレ
    ゼンテーションデータに対する有効なユーザ操作を特定
    し、無効なユーザ操作の数が予め定めた数以上になった
    か否かを判別し、無効なユーザ操作の数が予め定めた数
    以上になったと判別すると、有効な操作キーを示す映像
    を再生映像に含めるように前記再生手段を制御すること
    を特徴とするディスク再生装置。
  4. 【請求項4】 映像や音声のプレゼンテーションデータ
    と、前記プレゼンテーションデータの再生制御に関する
    ナビゲーションデータとが記憶されたディスクからデー
    タを読み出して再生する再生手段と、 複数の操作キーを備え、操作キーの操作に応じて操作信
    号を送信する操作装置と、 前記操作信号を受信する受信手段と、 前記受信手段が受信した操作信号に基づいて前記再生手
    段を制御する制御手段とを備えるディスク再生装置にお
    いて、 前記制御手段は、 前記ナビゲーションデータに基づき、再生中の前記プレ
    ゼンテーションデータに対する有効なユーザ操作を特定
    し、無効なユーザ操作がユーザにより予め定められた操
    作と一致するか否かを判定し、一致すると判別すると、
    有効な操作キーを示す映像を再生映像に含めるように前
    記再生手段を制御することを特徴とするディスク再生装
    置。
  5. 【請求項5】 前記操作装置は、前記ディスク再生装置
    を遠隔制御するためのリモートコントローラであること
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のディス
    ク再生装置。
  6. 【請求項6】 映像や音声のプレゼンテーションデータ
    と、前記プレゼンテーションデータの再生制御に関する
    ナビゲーションデータとが記憶されたディスクからデー
    タを読み出して再生する再生手段と、 複数の操作キーを備え、操作キーの操作に応じて操作信
    号を送信するリモートコントローラと、 前記操作信号を受信する受信手段と、 前記リモートコントローラに所定の信号を送信する送信
    手段と、 前記受信手段が受信した操作信号に基づいて前記再生手
    段を制御する制御手段とを備えるディスク再生装置にお
    いて、 前記制御手段は、 前記ナビゲーションデータに基づき、再生中の前記プレ
    ゼンテーションデータに対する有効なユーザ操作を特定
    し、前記受信手段が操作信号を受信すると、有効な操作
    キーを示す操作特定信号を送信するように前記送信手段
    を制御し、 前記リモートコントローラは、 前記操作特定信号を受信する受信手段と、 前記複数の操作キーの各々に対応する複数の発光手段
    と、 前記受信手段が受信した操作特定信号に基づき、前記複
    数の発光手段の発光制御を行う発光制御手段とを有する
    ことを特徴とするディスク再生装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、 前記受信手段が操作信号を受信すると、前記操作信号に
    対応するユーザ操作が無効な操作か否かを判別し、前記
    操作信号に対応するユーザ操作が無効な操作と判別した
    ときにだけ、有効な操作キーを示す操作特定信号を送信
    するように前記送信手段を制御することを特徴とする請
    求項6に記載のディスク再生装置。
  8. 【請求項8】 映像や音声のプレゼンテーションデータ
    と、前記プレゼンテーションデータの再生制御に関する
    ナビゲーションデータとが記憶されたディスクからデー
    タを読み出して再生する再生手段と、 複数の操作キーを備え、操作キーの操作に応じて操作信
    号を送信するリモートコントローラと、 前記操作信号を受信する受信手段と、 前記リモートコントローラに所定の信号を送信する送信
    手段と、 前記受信手段が受信した操作信号に基づいて前記再生手
    段を制御する制御手段とを備えるディスク再生装置にお
    いて、 前記制御手段は、 前記ナビゲーションデータに基づき、再生中の前記プレ
    ゼンテーションデータに対する有効なユーザ操作を特定
    し、無効なユーザ操作の数が予め定めた数以上になった
    か否かを判別し、無効なユーザ操作の数が予め定めた数
    以上になったと判別すると、有効な操作キーを示す操作
    特定信号を送信するように前記送信手段を制御し、 前記リモートコントローラは、 前記操作特定信号を受信する受信手段と、 前記複数の操作キーの各々に対応する複数の発光手段
    と、 前記受信手段が受信した操作特定信号に基づき、前記複
    数の発光手段の発光制御を行う発光制御手段とを有する
    ことを特徴とするディスク再生装置。
  9. 【請求項9】 映像や音声のプレゼンテーションデータ
    と、前記プレゼンテーションデータの再生制御に関する
    ナビゲーションデータとが記憶されたディスクからデー
    タを読み出して再生する再生手段と、 複数の操作キーを備え、操作キーの操作に応じて操作信
    号を送信するリモートコントローラと、 前記操作信号を受信する受信手段と、 前記リモートコントローラに所定の信号を送信する送信
    手段と、 前記受信手段が受信した操作信号に基づいて前記再生手
    段を制御する制御手段とを備えるディスク再生装置にお
    いて、 前記制御手段は、 前記ナビゲーションデータに基づき、再生中の前記プレ
    ゼンテーションデータに対する有効なユーザ操作を特定
    し、無効なユーザ操作がユーザにより予め定められた操
    作と一致するか否かを判定し、一致すると判別すると、
    有効な操作キーを示す操作特定信号を送信するように前
    記送信手段を制御し、 前記リモートコントローラは、 前記操作特定信号を受信する受信手段と、 前記複数の操作キーの各々に対応する複数の発光手段
    と、 前記受信手段が受信した操作特定信号に基づき、前記複
    数の発光手段の発光制御を行う発光制御手段とを有する
    ことを特徴とするディスク再生装置。
  10. 【請求項10】 映像や音声のプレゼンテーションデー
    タと、前記プレゼンテーションデータの再生制御に関す
    るナビゲーションデータとが記憶されたディスクからデ
    ータを読み出して再生する再生手段と、 複数の操作キーを備え、操作キーの操作に応じて操作信
    号を送信する操作装置と、 前記操作信号を受信する受信手段と、 前記受信手段が受信した操作信号に基づいて前記再生手
    段を制御する制御手段とを備えるディスク再生装置の制
    御方法において、 前記制御手段が、 前記ナビゲーションデータに基づき、再生中の前記プレ
    ゼンテーションデータに対する有効なユーザ操作を特定
    するステップと、 前記受信手段が操作信号を受信すると、有効な操作キー
    を示す映像を再生映像に含めるように前記再生手段を制
    御するステップとを有することを特徴とするディスク再
    生装置の制御方法。
  11. 【請求項11】 映像や音声のプレゼンテーションデー
    タと、前記プレゼンテーションデータの再生制御に関す
    るナビゲーションデータとが記憶されたディスクからデ
    ータを読み出して再生する再生手段と、 複数の操作キーを備え、操作キーの操作に応じて操作信
    号を送信する操作装置と、 前記操作信号を受信する受信手段と、 前記受信手段が受信した操作信号に基づいて前記再生手
    段を制御する制御手段とを備えるディスク再生装置の制
    御方法において、 前記制御手段が、 前記ナビゲーションデータに基づき、再生中の前記プレ
    ゼンテーションデータに対する有効なユーザ操作を特定
    するステップと、 無効なユーザ操作の数が予め定めた数以上になったか否
    かを判別し、無効なユーザ操作の数が予め定めた数以上
    になったと判別すると、有効な操作キーを示す映像を再
    生映像に含めるように前記再生手段を制御するステップ
    とを有することを特徴とするディスク再生装置の制御方
    法。
  12. 【請求項12】 映像や音声のプレゼンテーションデー
    タと、前記プレゼンテーションデータの再生制御に関す
    るナビゲーションデータとが記憶されたディスクからデ
    ータを読み出して再生する再生手段と、 複数の操作キーを備え、操作キーの操作に応じて操作信
    号を送信する操作装置と、 前記操作信号を受信する受信手段と、 前記受信手段が受信した操作信号に基づいて前記再生手
    段を制御する制御手段とを備えるディスク再生装置の制
    御方法において、 前記制御手段が、 前記ナビゲーションデータに基づき、再生中の前記プレ
    ゼンテーションデータに対する有効なユーザ操作を特定
    するステップと、 無効なユーザ操作がユーザにより予め定められた操作と
    一致するか否かを判定し、一致すると判別すると、有効
    な操作キーを示す映像を再生映像に含めるように前記再
    生手段を制御するステップとを有することを特徴とする
    ディスク再生装置の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008053984A (ja) * 2006-08-24 2008-03-06 Funai Electric Co Ltd 動画像再生装置及びdvdプレイヤ
US7639803B2 (en) 2004-04-28 2009-12-29 Funai Electric Co., Ltd. Optical disk player

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US7639803B2 (en) 2004-04-28 2009-12-29 Funai Electric Co., Ltd. Optical disk player
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