JP2003296848A - 炎検知器 - Google Patents
炎検知器Info
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- JP2003296848A JP2003296848A JP2002094414A JP2002094414A JP2003296848A JP 2003296848 A JP2003296848 A JP 2003296848A JP 2002094414 A JP2002094414 A JP 2002094414A JP 2002094414 A JP2002094414 A JP 2002094414A JP 2003296848 A JP2003296848 A JP 2003296848A
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- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
- Fire-Detection Mechanisms (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コストと消費電流とを増加せずに、受光ガラ
スの汚損検出精度を上げることができる炎検知器を提供
することを目的とするものである。 【解決手段】 受光ガラスの外部に配置されている汚れ
検出用発光素子が発光し、上記受光ガラスの内側に配置
されている汚れ検出用受光素子が受光し、上記受光素子
が受光した受光量に基づいて、上記受光ガラスの汚れ量
を検出する炎検知器において、上記汚れ検出用発光素子
が発光する光の中心周波数と、上記汚れ検出用受光素子
の受光中心周波数とを整合させる周波数整合手段を有す
る炎検知器である。
スの汚損検出精度を上げることができる炎検知器を提供
することを目的とするものである。 【解決手段】 受光ガラスの外部に配置されている汚れ
検出用発光素子が発光し、上記受光ガラスの内側に配置
されている汚れ検出用受光素子が受光し、上記受光素子
が受光した受光量に基づいて、上記受光ガラスの汚れ量
を検出する炎検知器において、上記汚れ検出用発光素子
が発光する光の中心周波数と、上記汚れ検出用受光素子
の受光中心周波数とを整合させる周波数整合手段を有す
る炎検知器である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炎検知器に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】トンネル内に設置されている従来の炎検
知器は、受光ガラスの外部に設けられている汚れ検出用
発光素子を発光させ、受光ガラスの内側に配置されてい
る汚れ検出用受光素子が上記発光を受光し、上記受光出
力信号Vと、受光ガラスが汚れていない状態における初
期受光出力信号V0とに基づいて、受光ガラスの光学的
減光率DL(=1−V/V0)を算出する。そして、上
記算出された受光ガラスの光学的減光率DLに基づい
て、上記受光ガラスの汚れ量を把握している。上記受光
ガラスの光学的減光率が所定のレベル(汚れレベルD
S)以上になると、炎検知器を清掃する。
知器は、受光ガラスの外部に設けられている汚れ検出用
発光素子を発光させ、受光ガラスの内側に配置されてい
る汚れ検出用受光素子が上記発光を受光し、上記受光出
力信号Vと、受光ガラスが汚れていない状態における初
期受光出力信号V0とに基づいて、受光ガラスの光学的
減光率DL(=1−V/V0)を算出する。そして、上
記算出された受光ガラスの光学的減光率DLに基づい
て、上記受光ガラスの汚れ量を把握している。上記受光
ガラスの光学的減光率が所定のレベル(汚れレベルD
S)以上になると、炎検知器を清掃する。
【0003】上記汚れ検出用受光素子による受光は、汚
れ検出用受光素子と狭帯域フィルタと増幅回路と平滑化
回路とによって構成されている受光回路によって、所定
の周波数(たとえば500Hz)付近を受光中心周波数
として受光出力を得る。
れ検出用受光素子と狭帯域フィルタと増幅回路と平滑化
回路とによって構成されている受光回路によって、所定
の周波数(たとえば500Hz)付近を受光中心周波数
として受光出力を得る。
【0004】また、汚れ検出用発光素子による発光は、
汚れ検出用発光素子と発光回路とによって構成されてい
る試験回路によって、その発光中心周波数を、受光回路
の受光中心周波数(たとえば500Hz)に固定し、発
光する。これによって、受光ガラスの汚損検出試験時に
おける外光の影響を除去するようにしている。
汚れ検出用発光素子と発光回路とによって構成されてい
る試験回路によって、その発光中心周波数を、受光回路
の受光中心周波数(たとえば500Hz)に固定し、発
光する。これによって、受光ガラスの汚損検出試験時に
おける外光の影響を除去するようにしている。
【0005】つまり、数Hzの周波数成分の発光の太陽
光、商用電源周波数(たとえば50Hz)の発光の照明
灯等の発光を、たとえば500Hz付近を受光中心周波
数とする狭帯域フィルタを用いることで、上記受光回路
は除去でき、上記発光回路の発光成分のみの受光出力を
得られる。
光、商用電源周波数(たとえば50Hz)の発光の照明
灯等の発光を、たとえば500Hz付近を受光中心周波
数とする狭帯域フィルタを用いることで、上記受光回路
は除去でき、上記発光回路の発光成分のみの受光出力を
得られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図2は、受光回路にお
ける増幅率の周波数特性を示す図である。
ける増幅率の周波数特性を示す図である。
【0007】しかし、上記従来例において、狭帯域フィ
ルタの中心周波数(つまり受光回路の受光中心周波数)
は、それを構成する電気部品の公差によって、図2に示
すように、たとえば、500Hzになるように設計して
も期待値通りにはならず、たとえば300Hz、800
Hzというように、バラツキを持つ。このために、発光
回路の中心周波数と受光回路の中心周波数とがずれ、こ
の中心周波数のずれによって、受光回路の受光出力が減
少する。
ルタの中心周波数(つまり受光回路の受光中心周波数)
は、それを構成する電気部品の公差によって、図2に示
すように、たとえば、500Hzになるように設計して
も期待値通りにはならず、たとえば300Hz、800
Hzというように、バラツキを持つ。このために、発光
回路の中心周波数と受光回路の中心周波数とがずれ、こ
の中心周波数のずれによって、受光回路の受光出力が減
少する。
【0008】ここで、狭帯域フィルタのバラツキを調整
するためのハードウェアを設けると、コストが増加し、
また、消費電流が増加するという問題がある。
するためのハードウェアを設けると、コストが増加し、
また、消費電流が増加するという問題がある。
【0009】一方、受光ガラスの汚損検出精度を上げる
には、S/Nを高くする必要があり、発光出力を上げる
ことが考えられるが、このようにすると、中心周波数の
ずれの影響もあり、消費電流が大きく増加するという問
題がある。
には、S/Nを高くする必要があり、発光出力を上げる
ことが考えられるが、このようにすると、中心周波数の
ずれの影響もあり、消費電流が大きく増加するという問
題がある。
【0010】本発明は、コストと消費電流とを増加せず
に、受光ガラスの汚損検出精度を上げることができる炎
検知器を提供することを目的とするものである。
に、受光ガラスの汚損検出精度を上げることができる炎
検知器を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、受光ガラスの
外部に配置されている汚れ検出用発光素子が発光し、上
記受光ガラスの内側に配置されている汚れ検出用受光素
子が受光し、上記受光素子が受光した受光量に基づい
て、上記受光ガラスの汚れ量を検出する炎検知器におい
て、上記汚れ検出用発光素子が発光する光の中心周波数
と、上記汚れ検出用受光素子の受光中心周波数とを整合
させる周波数整合手段を有する炎検知器である。
外部に配置されている汚れ検出用発光素子が発光し、上
記受光ガラスの内側に配置されている汚れ検出用受光素
子が受光し、上記受光素子が受光した受光量に基づい
て、上記受光ガラスの汚れ量を検出する炎検知器におい
て、上記汚れ検出用発光素子が発光する光の中心周波数
と、上記汚れ検出用受光素子の受光中心周波数とを整合
させる周波数整合手段を有する炎検知器である。
【0012】
【発明の実施の形態および実施例】図1は、本発明の一
実施例である炎検知器FD1の構成を示すブロック図で
ある。
実施例である炎検知器FD1の構成を示すブロック図で
ある。
【0013】炎検知器FD1は、トンネルの壁面に設置
され、受光ガラスG1と、太陽電池PD21、PD22
と、焦電素子PE21、PE22とを有する。
され、受光ガラスG1と、太陽電池PD21、PD22
と、焦電素子PE21、PE22とを有する。
【0014】受光ガラスG1は、ラグビーボール状また
は半球状のガラスである。
は半球状のガラスである。
【0015】太陽電池PD21、PD22は、受光ガラ
スG1の内部に設けられた、火災検出用の短波長検出素
子である。
スG1の内部に設けられた、火災検出用の短波長検出素
子である。
【0016】焦電素子PE21、PE22は、受光ガラ
スG1の内部に設けられた火災検出用の長波長検出素子
である。
スG1の内部に設けられた火災検出用の長波長検出素子
である。
【0017】太陽電池PD21と焦電素子PE21と
は、右側火災検出部を構成している。また、太陽電池P
D22と焦電素子PE22とは、左側火災検出部を構成
している。
は、右側火災検出部を構成している。また、太陽電池P
D22と焦電素子PE22とは、左側火災検出部を構成
している。
【0018】右側火災検出部を構成する太陽電池PD2
1と焦電素子PE21とは、炎を検出する素子であり、
焦電素子PE21の特性は、長波長側にピークを有し、
太陽電池PD21の特性は、短波長側にピークを有す
る。そして、これらの出力の組み合わせによって、炎を
検出する。
1と焦電素子PE21とは、炎を検出する素子であり、
焦電素子PE21の特性は、長波長側にピークを有し、
太陽電池PD21の特性は、短波長側にピークを有す
る。そして、これらの出力の組み合わせによって、炎を
検出する。
【0019】左側火災検出部も、上記右側火災検出部と
同様である。
同様である。
【0020】また、右側火災検出部用の汚れ検出用発光
素子として、発光素子LED11が設けられ、発光素子
LED11が、グローブG2の内部に設けられている。
素子として、発光素子LED11が設けられ、発光素子
LED11が、グローブG2の内部に設けられている。
【0021】左側火災検出部用の汚れ検出用発光素子と
して、発光素子LED12が、設けられ、発光素子LE
D12が、グローブG3の内部に設けられている。
して、発光素子LED12が、設けられ、発光素子LE
D12が、グローブG3の内部に設けられている。
【0022】また、右側火災検出部の汚れ検出用受光素
子としての太陽電池PD11が、受光ガラスG1の内部
に設けられている。さらに、左側火災検出部の汚れ検出
用受光素子としての太陽電池PD12が、受光ガラスG
1の内部に設けられている。
子としての太陽電池PD11が、受光ガラスG1の内部
に設けられている。さらに、左側火災検出部の汚れ検出
用受光素子としての太陽電池PD12が、受光ガラスG
1の内部に設けられている。
【0023】発光素子LED11、LED12が発光
し、上記発光を受光ガラスG1を介して、太陽電池PD
11、PD12が受光し、上記受光量に基づいて、受光
ガラスG1の汚れ量を検出する。
し、上記発光を受光ガラスG1を介して、太陽電池PD
11、PD12が受光し、上記受光量に基づいて、受光
ガラスG1の汚れ量を検出する。
【0024】受光ガラスG1が汚れていない状態におけ
る太陽電池PD11、PD12のそれぞれの初期出力信
号V0(PD11)、V0(PD12)と、汚損検出試
験時のそれぞれの出力信号V(PD11)、V(PD1
2)とによって、受光ガラスG1の汚れ量DL(=1−
V/VO)が算出される。
る太陽電池PD11、PD12のそれぞれの初期出力信
号V0(PD11)、V0(PD12)と、汚損検出試
験時のそれぞれの出力信号V(PD11)、V(PD1
2)とによって、受光ガラスG1の汚れ量DL(=1−
V/VO)が算出される。
【0025】次に、炎検知器FD1の回路構成について
説明する。
説明する。
【0026】炎検知器FD1は、受光ガラスG1と、グ
ローブG2、G3と、太陽電池PD11、PD12、P
D21、PD22と、焦電素子PE21、PE22と、
発光素子LED11、LED12と、マイクロコンピュ
ータMPUと、ROMと、RAMと、E2PROMと、
送受信部と、定電圧部とを有する。
ローブG2、G3と、太陽電池PD11、PD12、P
D21、PD22と、焦電素子PE21、PE22と、
発光素子LED11、LED12と、マイクロコンピュ
ータMPUと、ROMと、RAMと、E2PROMと、
送受信部と、定電圧部とを有する。
【0027】また、各素子PD11、PD12、PD2
1、PD22、PE21、PE22に対して、狭帯域フ
ィルタ、増幅部、平滑回路が設けられ、これらによって
それぞれ受光回路が構成されている。
1、PD22、PE21、PE22に対して、狭帯域フ
ィルタ、増幅部、平滑回路が設けられ、これらによって
それぞれ受光回路が構成されている。
【0028】なお、素子PD21、PD22、PE2
1、PE22に対する狭帯域フィルタは、炎のゆらぎ
(たとえば8Hz)周波数付近に、中心周波数を有し、
素子PD11、PD12に対する狭帯域フィルタは、各
素子の出力信号に含まれる外光の成分を除去するため、
たとえば500Hz付近に、中心周波数を有する。発光
素子LED11、LED12に対して発光回路が設けら
れ、これらによって試験回路を構成している。
1、PE22に対する狭帯域フィルタは、炎のゆらぎ
(たとえば8Hz)周波数付近に、中心周波数を有し、
素子PD11、PD12に対する狭帯域フィルタは、各
素子の出力信号に含まれる外光の成分を除去するため、
たとえば500Hz付近に、中心周波数を有する。発光
素子LED11、LED12に対して発光回路が設けら
れ、これらによって試験回路を構成している。
【0029】マイクロコンピュータMPUは、炎検知器
FD1の全体の制御を行うものであり、A/D変換部、
演算部、汚損検出部、火災判定部によって構成されてい
る。ROMは、後述するフローチャートのプログラムの
記憶領域である。RAMは、作業領域と記憶領域とであ
る。E2PROMは、書き換え可能な記憶領域である。
送受信部TRXは、防災受信機REとの間で、各種信号
の送受信を行う。定電圧部は、各部に安定した電源を供
給する。
FD1の全体の制御を行うものであり、A/D変換部、
演算部、汚損検出部、火災判定部によって構成されてい
る。ROMは、後述するフローチャートのプログラムの
記憶領域である。RAMは、作業領域と記憶領域とであ
る。E2PROMは、書き換え可能な記憶領域である。
送受信部TRXは、防災受信機REとの間で、各種信号
の送受信を行う。定電圧部は、各部に安定した電源を供
給する。
【0030】太陽電池PD11の出力信号から、狭帯域
フィルタが、上記所定の周波数の信号成分を抽出し、こ
の抽出された信号成分が、増幅部で増幅され、平滑回路
で平滑化され、A/D変換部でA/D変換される。
フィルタが、上記所定の周波数の信号成分を抽出し、こ
の抽出された信号成分が、増幅部で増幅され、平滑回路
で平滑化され、A/D変換部でA/D変換される。
【0031】太陽電池PD12、PD21、PD22の
出力信号、焦電素子PE21、PE22の出力信号につ
いても、上記と同様である。
出力信号、焦電素子PE21、PE22の出力信号につ
いても、上記と同様である。
【0032】発光素子LED11、LED12は、発光
回路によって、太陽電池PD11、PD12の受光回路
の受光中心周波数に整合して発光する。
回路によって、太陽電池PD11、PD12の受光回路
の受光中心周波数に整合して発光する。
【0033】なお、図1に示すように、炎検知器FD
1、炎検知器FD1と同様の炎検知器FD2、…、FD
nと、防災受信機REとが、信号線および電源線等を含
む配線Lを介して、各種信号の送受信を行うことによっ
て、R型伝送方式のトンネル防災システムを構成する。
1、炎検知器FD1と同様の炎検知器FD2、…、FD
nと、防災受信機REとが、信号線および電源線等を含
む配線Lを介して、各種信号の送受信を行うことによっ
て、R型伝送方式のトンネル防災システムを構成する。
【0034】次に、炎検知器FD1、FD2、…、FD
nの動作について説明する。
nの動作について説明する。
【0035】図3は、炎検知器FD1、FD2、…、F
Dnの動作を示すフローチャートである。
Dnの動作を示すフローチャートである。
【0036】なお、炎検知器FD1の動作のみについて
説明するが、炎検知器FD2、…、FDnの動作も、炎
検知器FD1の動作と同様である。
説明するが、炎検知器FD2、…、FDnの動作も、炎
検知器FD1の動作と同様である。
【0037】まず、監視動作については、起動後、RA
M等を初期設定(S1)した後に、設定入力がないので
(S2)、汚損検出機能設定を行わず、監視動作を実行
する(S3)。
M等を初期設定(S1)した後に、設定入力がないので
(S2)、汚損検出機能設定を行わず、監視動作を実行
する(S3)。
【0038】監視動作(S3)では、所定の検出周期の
タイミングにおいて、太陽電池PD21、PD22、焦
電素子PE21、PE22のそれぞれの出力信号V(P
D21)、V(PD22)、V(PE21)、V(PE
22)をサンプリングし、RAMに格納する。MPU
は、これら出力信号の組み合わせ(右側火災検出部は、
V(PD21)と、V(PE21)との組み合わせ、左
側火災検出部は、V(PD22)とV(PE22)との
組み合わせ)に基づいて、炎を検出した場合は、防災受
信機REからの要求に従い、火災信号やこれら出力信号
を送信する。
タイミングにおいて、太陽電池PD21、PD22、焦
電素子PE21、PE22のそれぞれの出力信号V(P
D21)、V(PD22)、V(PE21)、V(PE
22)をサンプリングし、RAMに格納する。MPU
は、これら出力信号の組み合わせ(右側火災検出部は、
V(PD21)と、V(PE21)との組み合わせ、左
側火災検出部は、V(PD22)とV(PE22)との
組み合わせ)に基づいて、炎を検出した場合は、防災受
信機REからの要求に従い、火災信号やこれら出力信号
を送信する。
【0039】また、所定の汚損検出周期のタイミングに
おいて、発光素子LED11、LED12を発光させ、
上記発光を太陽電池PD11、PD12が受光し、この
出力信号V(PD11)、V(PD12)を、RAMに
格納し、E2PROMに格納された受光ガラスG1が汚
れていない状態における初期出力信号V0(PD1
1)、V0(PD12)を読み出し、受光ガラスG1の
光学的減光率DL(=1−V(PD11)/V0(PD
11)、1−V(PD12)/V0(PD12))を算
出し、上記受光ガラスの光学的減光率DLが、所定のレ
ベル(汚れレベルDS)以上であれば、防災受信機RE
からの要求に基づいて、汚れ検知信号や、これら出力信
号を送信する。
おいて、発光素子LED11、LED12を発光させ、
上記発光を太陽電池PD11、PD12が受光し、この
出力信号V(PD11)、V(PD12)を、RAMに
格納し、E2PROMに格納された受光ガラスG1が汚
れていない状態における初期出力信号V0(PD1
1)、V0(PD12)を読み出し、受光ガラスG1の
光学的減光率DL(=1−V(PD11)/V0(PD
11)、1−V(PD12)/V0(PD12))を算
出し、上記受光ガラスの光学的減光率DLが、所定のレ
ベル(汚れレベルDS)以上であれば、防災受信機RE
からの要求に基づいて、汚れ検知信号や、これら出力信
号を送信する。
【0040】次に、汚損検出機能設定(S4)について
説明する。
説明する。
【0041】汚損検出機能設定は、起動後、RAM等を
初期設定(S1)した後に、設定入力あり(S2)のと
きに実行する。たとえば、炎検知器FD1に設けられた
図示しない設定用スイッチを、起動時にオンすること
で、設定入力あり(S2)と判断する。
初期設定(S1)した後に、設定入力あり(S2)のと
きに実行する。たとえば、炎検知器FD1に設けられた
図示しない設定用スイッチを、起動時にオンすること
で、設定入力あり(S2)と判断する。
【0042】図4は、上記実施例における汚損検出機能
設定(S4)を、具体的に示すフローチャートである。
設定(S4)を、具体的に示すフローチャートである。
【0043】なお、以下の説明において、発光回路の発
光中心周波数(発光周波数)を300〜800Hzまで
所定周波数、たとえば2Hzづつずらして発光させ、そ
のときの受光回路の出力信号が最大となる周波数、つま
り、受光回路の受光中心周波数に、発光回路の発光中心
周波数を合わせるものとする。
光中心周波数(発光周波数)を300〜800Hzまで
所定周波数、たとえば2Hzづつずらして発光させ、そ
のときの受光回路の出力信号が最大となる周波数、つま
り、受光回路の受光中心周波数に、発光回路の発光中心
周波数を合わせるものとする。
【0044】つまり、発光周波数f=300〜800H
z、最小発光周波数f0=300Hz、発光回数N=2
51、発光周波数間隔△f=2Hzで、マイクロコンピ
ュータMPUが、発光回路に対して、オン、オフ時間を
制御する出力を行うことによって、発光中心周波数を可
変することができる。
z、最小発光周波数f0=300Hz、発光回数N=2
51、発光周波数間隔△f=2Hzで、マイクロコンピ
ュータMPUが、発光回路に対して、オン、オフ時間を
制御する出力を行うことによって、発光中心周波数を可
変することができる。
【0045】まず、発光回数N=0とし、発光素子LE
D11側の発光回路の発光周波数fをf0(=300H
z)に設定し(S11)、発光素子LED11を発光さ
せ(S12)、太陽電池PD11が受光し、受光出力信
号Vrの値をRAMに格納する(S13)。
D11側の発光回路の発光周波数fをf0(=300H
z)に設定し(S11)、発光素子LED11を発光さ
せ(S12)、太陽電池PD11が受光し、受光出力信
号Vrの値をRAMに格納する(S13)。
【0046】そして、N=N+1とし、発光周波数f
を、△f(=2Hz)だけずらし、f→f0+Δfに設
定し(S14)、発光回数N≦250であれば、ステッ
プS12に戻り、発光し、N>250であれば(N=2
51のとき、f=800Hz)、ステップS16へ進む
(S15)。
を、△f(=2Hz)だけずらし、f→f0+Δfに設
定し(S14)、発光回数N≦250であれば、ステッ
プS12に戻り、発光し、N>250であれば(N=2
51のとき、f=800Hz)、ステップS16へ進む
(S15)。
【0047】S16では、受光出力信号Vrが最大であ
るときにおける発光周波数fを、発光素子LED11側
の発光回路の発光周波数Frに設定し、E2PROMに
格納する(S16)。
るときにおける発光周波数fを、発光素子LED11側
の発光回路の発光周波数Frに設定し、E2PROMに
格納する(S16)。
【0048】次に、太陽電池PD11の受光回路の出力
信号が規定値になるように、発光周波数が周波数Frに
設定された発光素子LED11側の発光回路の発光電流
Irを調整し、E2PROMに格納する(S17)。
信号が規定値になるように、発光周波数が周波数Frに
設定された発光素子LED11側の発光回路の発光電流
Irを調整し、E2PROMに格納する(S17)。
【0049】これと同様に、S11〜S16における同
様の動作を、発光素子LED12側の発光回路、太陽電
池PD12の受光回路についても行い、その受光出力信
号Vlが最大となる発光周波数Flを設定し、E2PR
OMに格納する。また、太陽電池PD12の受光回路の
出力信号が規定値になるように、発光周波数が周波数F
lに設定されている発光素子LED12側の発光回路の
発光電流I1を調整し、E2PROMに格納し(S1
7)、汚損検出機能設定を終了する(S18)。上記規
定値は、汚損検出試験時の初期出力信号V0(PD1
1)、V0(PD12)である。
様の動作を、発光素子LED12側の発光回路、太陽電
池PD12の受光回路についても行い、その受光出力信
号Vlが最大となる発光周波数Flを設定し、E2PR
OMに格納する。また、太陽電池PD12の受光回路の
出力信号が規定値になるように、発光周波数が周波数F
lに設定されている発光素子LED12側の発光回路の
発光電流I1を調整し、E2PROMに格納し(S1
7)、汚損検出機能設定を終了する(S18)。上記規
定値は、汚損検出試験時の初期出力信号V0(PD1
1)、V0(PD12)である。
【0050】そして、監視動作(S3)における汚損検
出試験時には、右側火災検出部側の発光素子LED11
の発光回路は、発光周波数Fr、発光電流Irの条件
で、発光素子LED11を発光させ、また、左側火災検
出部側の発光素子LED12の発光回路は、発光周波数
Fl、発光電流I1の条件で、発光素子LED12を発
光させる。
出試験時には、右側火災検出部側の発光素子LED11
の発光回路は、発光周波数Fr、発光電流Irの条件
で、発光素子LED11を発光させ、また、左側火災検
出部側の発光素子LED12の発光回路は、発光周波数
Fl、発光電流I1の条件で、発光素子LED12を発
光させる。
【0051】なお、汚れ検出用受光素子として太陽電池
PD11、PD12を用いているが、これらを設けず
に、太陽電池PD21、PD22を、汚れ検出用受光素
子として使用するようにしてもよい。
PD11、PD12を用いているが、これらを設けず
に、太陽電池PD21、PD22を、汚れ検出用受光素
子として使用するようにしてもよい。
【0052】また、上記実施例は、炎検知器FD1、F
D2、…、FDnと、防災受信機REとが、1つの信号
線を介して、各種信号の送受信を行うR型伝送方式のト
ンネル防災システムであるが、炎検知器FD1、FD
2、…、FDnと防災受信機REとが、個々の炎検知器
専用の信号線を介して、各種信号を送受信するP型伝送
方式のトンネル防災システムに、上記実施例を適用する
ようにしてもよい。
D2、…、FDnと、防災受信機REとが、1つの信号
線を介して、各種信号の送受信を行うR型伝送方式のト
ンネル防災システムであるが、炎検知器FD1、FD
2、…、FDnと防災受信機REとが、個々の炎検知器
専用の信号線を介して、各種信号を送受信するP型伝送
方式のトンネル防災システムに、上記実施例を適用する
ようにしてもよい。
【0053】さらに、発光回路と受光回路とを備えたそ
の他の火災感知器において、発光回路と受光回路との中
心周波数調整を実行するようにしてもよい。たとえば、
発光素子を発光させ、上記発光を受光素子で受光し、受
光素子の劣化を判断するような煙感知器等に、発光回路
と受光回路との中心周波数調整を実行するようにしても
よい。
の他の火災感知器において、発光回路と受光回路との中
心周波数調整を実行するようにしてもよい。たとえば、
発光素子を発光させ、上記発光を受光素子で受光し、受
光素子の劣化を判断するような煙感知器等に、発光回路
と受光回路との中心周波数調整を実行するようにしても
よい。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、汚損検出限界における
光学的減光率の精度を上げる場合、そのコストが高くな
らず、また、その場合における消費電流が増加しないと
いう効果を奏する。
光学的減光率の精度を上げる場合、そのコストが高くな
らず、また、その場合における消費電流が増加しないと
いう効果を奏する。
【図1】本発明の一実施例である炎検知器FD1の構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図2】受光回路における増幅率周波数特性を示す図で
ある。
ある。
【図3】炎検知器FD1、FD2、…、FDnの動作を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図4】上記実施例における汚損検出機能設定(S4)
を、具体的に示すフローチャートである。
を、具体的に示すフローチャートである。
FD1、FD2〜FDn…炎検知器、
G1…受光ガラス、
LED11、LED12…汚れ検出用発光素子としての
発光素子、 PD11、PD12…汚れ検出用受光素子としての太陽
電池、 PD21、PD22…太陽電池、 PE21、PE22…焦電素子、 RE…防災受信機。
発光素子、 PD11、PD12…汚れ検出用受光素子としての太陽
電池、 PD21、PD22…太陽電池、 PE21、PE22…焦電素子、 RE…防災受信機。
フロントページの続き
Fターム(参考) 2G065 AA04 AB28 CA29 DA02 DA03
DA06
5C085 AA11 AB01 AC03 AC14 BA14
BA35 CA08 DA07 DA16 DA18
DA19 EA01 EA38 EA52 FA35
5G405 AA01 AB05 BA01 CA09 CA16
DA07 DA08 DA23 DA24 EA01
EA43 FA25
Claims (2)
- 【請求項1】 受光ガラスの外部に配置されている汚れ
検出用発光素子が発光し、上記受光ガラスの内側に配置
されている汚れ検出用受光素子が受光し、上記受光素子
が受光した受光量に基づいて、上記受光ガラスの汚れ量
を検出する炎検知器において、 上記汚れ検出用発光素子が発光する光の中心周波数と、
上記汚れ検出用受光素子の受光中心周波数とを整合させ
る周波数整合手段を有することを特徴とする炎検知器。 - 【請求項2】 請求項1において、 上記汚れ検出用発光素子と、発光回路とによって構成さ
れている試験回路と;上記汚れ検出用受光素子と、狭帯
域フィルタと、増幅部と、平滑回路とによって構成され
ている受光回路と;を有し、上記周波数整合手段は、上
記発光回路に対して、オン、オフ時間を制御する出力を
行うことによって、上記試験回路の発光中心周波数を可
変させ、所定範囲内において、上記発光中心周波数を可
変させ、上記試験回路を発光させたときの、上記受光回
路の出力が最大となる発光中心周波数を、上記試験回路
の発光中心周波数に設定することを特徴とする炎検知
器。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002094414A JP3867965B2 (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 炎検知器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002094414A JP3867965B2 (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 炎検知器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003296848A true JP2003296848A (ja) | 2003-10-17 |
JP3867965B2 JP3867965B2 (ja) | 2007-01-17 |
Family
ID=29386968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3867965B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006125935A1 (en) * | 2005-05-27 | 2006-11-30 | Thorn Security Limited | Detector |
US7956329B2 (en) | 2005-05-27 | 2011-06-07 | Thorn Security Limited | Flame detector and a method |
JP2016102651A (ja) * | 2014-11-27 | 2016-06-02 | ホーチキ株式会社 | 炎検出装置 |
JP2020115382A (ja) * | 2016-08-23 | 2020-07-30 | ホーチキ株式会社 | トンネル防災システム |
JP2021051523A (ja) * | 2019-09-25 | 2021-04-01 | ニッタン株式会社 | 炎感知器 |
JP2021179263A (ja) * | 2020-05-12 | 2021-11-18 | リンナイ株式会社 | 加熱調理器 |
-
2002
- 2002-03-29 JP JP2002094414A patent/JP3867965B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US7948628B2 (en) | 2005-05-27 | 2011-05-24 | Thorn Security Limited | Window cleanliness detection system |
US7956329B2 (en) | 2005-05-27 | 2011-06-07 | Thorn Security Limited | Flame detector and a method |
JP2016102651A (ja) * | 2014-11-27 | 2016-06-02 | ホーチキ株式会社 | 炎検出装置 |
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JP7341819B2 (ja) | 2019-09-25 | 2023-09-11 | ニッタン株式会社 | 炎感知器 |
JP2021179263A (ja) * | 2020-05-12 | 2021-11-18 | リンナイ株式会社 | 加熱調理器 |
JP7337026B2 (ja) | 2020-05-12 | 2023-09-01 | リンナイ株式会社 | 加熱調理器 |
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---|---|
JP3867965B2 (ja) | 2007-01-17 |
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