JP2003296846A - 光電式煙感知器 - Google Patents

光電式煙感知器

Info

Publication number
JP2003296846A
JP2003296846A JP2002097733A JP2002097733A JP2003296846A JP 2003296846 A JP2003296846 A JP 2003296846A JP 2002097733 A JP2002097733 A JP 2002097733A JP 2002097733 A JP2002097733 A JP 2002097733A JP 2003296846 A JP2003296846 A JP 2003296846A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
smoke
photoelectric
smoke detector
photoelectric conversion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002097733A
Other languages
English (en)
Inventor
Takatoshi Yamagishi
貴俊 山岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nohmi Bosai Ltd
Original Assignee
Nohmi Bosai Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nohmi Bosai Ltd filed Critical Nohmi Bosai Ltd
Priority to JP2002097733A priority Critical patent/JP2003296846A/ja
Publication of JP2003296846A publication Critical patent/JP2003296846A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fire-Detection Mechanisms (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 煙の検知感度を上げてもノイズを受けること
なくS/N比を大きくできる光電式煙感知器を提供す
る。 【解決手段】 受光部2の光電変換膜2bの透明電極2
cに電圧を印加すると散乱光の光量に応じた電荷が増幅
され裏面電極2dに至る。その電荷に基づく電流が電流
読出回路3の抵抗3aに流れ電圧Vが増幅器4に入力さ
れる。受光部2に増幅作用があるためS/N比を大きく
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光素子から照射
された光線の散乱光を受光素子で検出して煙を検知する
光電式煙感知器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の光電式煙感知器は、本
体の内部が光学基台によって上下2室に分離されてい
る。例えば図5に示すように下部には煙監視室11とし
て発光素子15、受光素子のフォトダイオード21など
が装着されており、図示していないが、上部には回路収
納室として回路基板が収納されている。フォトダイオー
ド21は、発光素子25から照射された光線が直接に受
光されないように、かつ、その光線が煙により散乱した
ときは受光されるように配置されている。
【0003】また、回路基板には、例えば図3に示すよ
うに、フォトダイオード21の出力信号を所定の増幅率
に基づいて増幅する増幅率可変増幅器22、増幅率可変
増幅器22によって増幅された信号が予め設定された閾
値を超えたときに防災受信機(図示せず)に煙検出信号
を出力する信号判別部23、増幅率可変増幅器22の増
幅率を可変制御し、駆動回路24を通じて発光素子25
を駆動する制御部26などが実装されている。
【0004】前述した増幅率可変増幅器22は、例えば
図4に示すように、フォトダイオード21の出力信号を
予め定められた増幅率で増幅する増幅率固定増幅器22
aと、制御部26からの切替信号に基づいて抵抗を選択
し、増幅率固定増幅器によって増幅されたフォトダイオ
ード21の出力信号のレベルを可変する切替器22b
と、この切替器22bを通過したフォトダイオード21
の出力信号が基準電位を超えたときに出力を反転して増
幅する演算増幅器22cとからなっている。
【0005】この増幅率可変増幅器22の増幅率Gは、
増幅率固定増幅器22aの増幅率G1と演算増幅器22
cの増幅率G2の積で表され、前記の増幅率G2は切替
器22bの抵抗の切り替えによって可変される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フォトダイ
オード21は、感度が一定であるため、煙の検知能力を
変化させるには増幅率可変増幅器22の増幅率Gを変化
させる必要があり、また、フォトダイオード21には増
幅作用がないので、高感度にするには増幅率Gを大きく
する必要があった。
【0007】しかしながら、前述した増幅率Gを大きく
した場合、回路内のノイズも大きく増幅されていまい、
S/N比を大きくすることができなかった。また、増幅
率Gを可変するようにした場合は、図4に示すような回
路構成となって複雑になり、その結果、回路内のノイズ
が増加するなどの悪影響を受けていた。さらに、フォト
ダイオード21は暗電流が高く、この暗電流がノイズと
なってS/N比を低下させる要因となっていた。
【0008】本発明は、かかる課題を解決するためにな
されたもので、煙の検知感度を上げてもノイズを受ける
ことなくS/N比を大きくできる光電式煙感知器を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】(1)本発明に係る光電
式煙感知器は、煙感知器本体内に形成された煙監視室に
装着された発光素子と、この発光素子より照射された光
線が煙監視室内に流入した煙により散乱したときにその
散乱光が受光されるようその煙監視領域に配置された受
光素子とを有する光電式煙感知器において、受光部は、
散乱光の光量に応じて電気信号を生成する光電変換膜か
らなっている。
【0010】(2)本発明に係る光電式煙感知器は、前
記(1)において、光電変換膜に電圧を印加し、この印
加電圧を制御してその光電変換膜の電気信号の増幅率を
可変する電圧制御手段を備えたものである。
【0011】(3)本発明に係る光電式煙感知器は、前
記(1)又は(2)の何れかにおいて、光電変換膜によ
って生成された電気信号から電圧を読み出す電圧読出回
路と、この電圧読出回路によって読み出された前記電圧
を予め定められた増幅率で増幅する増幅器とを備えたも
のである。
【0012】(4)本発明に係る光電式煙感知器は、前
記(3)において、電圧読出回路は、光電変換膜の陰極
とアースとの間に挿入された抵抗からなっている。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態に係る
光電式煙感知器のブロック回路図、図2は光電式煙感知
器の煙監視室の一例を示す平面図である。
【0014】図において、1は図2に示すように煙監視
室11に設けられた光吸収用の光トラップ12に対向す
る位置に設置された半導体レーザ、2は半導体レーザ1
から照射されるレーザ光が直接当たらないように、か
つ、そのレーザ光が煙によって散乱されたときに受光さ
れるように配置された受光部である。前記の煙監視室1
1には、外気を吸引する吸気ファン13と、吸気ファン
13によって吸引される外気を浄化するフィルタ14と
が設けられている。
【0015】前述した受光部2は、図1に示すように、
レーザ光を透過させるガラス基板2a、アモルファスセ
レンを主成分とする光電変換膜2b、ガラス基板2aと
光電変換膜2bの間に装入された透明電極2c、この透
明電極2cの反対側の光電変換膜2b上に装着された裏
面電極2dなどで構成されている。
【0016】前記光電変換膜2bは、光が当たると光量
に応じた電子(負の電荷)と正孔が対で発生する膜で、
その膜2bの両端の透明電極2cと裏面電極2dとに電
圧が印加された場合は、光によって生じた電荷がその電
圧に応じて増幅する特徴があり、また、暗電流が小さい
という特徴もある。
【0017】3は光電変換膜2bの裏面電極2dに発生
した正孔により流れる電流を抵抗3aに流して電圧Vを
読み出す電圧読出回路、4は電圧読出回路3により検出
された電圧Vを予め定められた増幅率で増幅する増幅器
である。なお、前記の電圧読出回路3は、光電変換膜2
bの裏面電極2dとアースとの間に挿入された抵抗3a
からなっていることを述べたが、その光電変換膜2bの
裏面電極2dにドレインを接続したMOSトランジスタ
と、MOSトランジスタのソース側に接続した抵抗とで
構成してもよい。この場合、MOSトランジスタのゲー
トにバイアス電圧が印加されるようにする。
【0018】5はマイコンで、増幅器4によって増幅さ
れた電圧読出回路3の電圧Vと予め設定された閾値と比
較し、前記電圧Vがその閾値を超えたときに煙検知と判
断して、煙検出信号を防災受信機(図示せず)に出力す
る信号判別部5aと、光電変換膜2bに印加される電圧
を可変電圧発生部7を通じて制御する電圧制御部5b
と、半導体レーザ1から照射されるレーザ光をレーザ発
振器6を通じて制御するレーザ制御部5cとを有してい
る。なお、前述した吸気ファン13は、マイコン5によ
って制御されている。
【0019】次に、本実施の形態の光電式煙感知器の動
作を説明する。半導体レーザ1から光トラップ12に向
かって照射されているレーザ光が、煙監視室11内に流
入した煙により散乱して、受光部2のガラス基板2aを
透過すると、その受光部2の光電変換膜2b内に散乱光
の光量に応じた電荷が発生し、光電変換膜2bの透明電
極2cに印加された電圧によりその電荷が増幅され、裏
面電極2dに至る。
【0020】この時、その増幅された電荷に基づく電流
が電圧読出回路3の抵抗3aに流れ、この電圧読出回路
3は、抵抗3aに流れる電流から電圧Vを読み出し、増
幅器4に入力される。増幅器4は、予め定められた増幅
率で増幅し、マイコン5に出力する。この時、マイコン
5の信号判別部5aが、予め設定された閾値と増幅器4
によって増幅された電圧読出回路3の電圧Vとを比較
し、その電圧Vが閾値を超えているときは煙検知と判断
して、煙検出信号を防災受信機(図示せず)に出力す
る。
【0021】工場出荷時など、煙の検出感度を調整する
ときには、電圧制御部5によって光電変換膜2bに印加
される電圧を調整することで光電変換膜2bの増幅作用
を調整し、所定の煙の濃度で火災と判別できるようにす
る。また、希薄な煙から高濃度の煙まで幅広い煙を検出
する場合、光電変換膜2bに印加する電圧を高くさせれ
ば増幅率が増大し、希薄な濃度の煙が検出でき、逆に、
印加する電圧を低く設定すれば増幅率が低くなり、高濃
度の煙でも正しく濃度を検出できる。
【0022】以上のように本実施の形態によれば、印加
電圧に応じて増幅率を可変できる光電変換膜膜2bを受
光部2に用いたので、増幅器4に増幅率を調整する機構
が不要になる。また、光電変換膜2bそのものに増幅作
用があるので、増幅器4の増幅率を大幅に下げることが
でき、このため回路の規模を小さくでき、ノイズによる
影響を抑え、S/N比を向上させることができる。
【0023】さらに、光電変換膜2bは暗電流が小さい
ので、電気的なS/N比を大きく向上させることが可能
になり、これまで熱ノイズ等により信号を取り出すこと
の困難であった、より希薄な煙を検出することができ
る。また、前述の如く光電変換膜2bの増幅率は電圧に
よって制御できるので、必要に応じて煙の検出感度を容
易に可変することができる。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、受光部に
増幅作用を有する光電変換膜を用いたので、ゲインを大
幅に下げた増幅器を使用することが可能になり、このた
め、光電式煙感知器本体内に装着される回路規模を小さ
くでき、S/N比を向上させることができる。また、光
電変換膜は暗電流が小さいために、電気的なS/N比を
大きく向上させることができ、より希薄な煙の検出が可
能になるという効果がある。
【0025】また、本発明によれば、光電変換膜に印加
する電圧を制御してその光電変換膜の電気信号の増幅率
を可変するようにしたので、必要に応じて煙の検知感度
を容易に変更できるという効果がある。
【0026】さらに、本発明によれば、印加電圧に基づ
いて増幅された光電変換膜の電気信号から電圧を読み出
し、この電圧を予め定められた増幅率で増幅するように
したので、増幅器の増幅率を調整する機構が不要になっ
て回路規模を小さくすることが可能になり、S/N比を
向上させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る光電式煙感知器のブ
ロック回路図である。
【図2】光電式煙感知器の煙監視室の一例を示す平面図
である。
【図3】従来の光電式煙感知器のブロック回路図であ
る。
【図4】従来の光電式煙感知器に用いられている増幅率
可変増幅器の概略構成の一例を示すブロック回路図であ
る。
【図5】従来の光電式煙感知器の煙監視室の一例を示す
平面図である。
【符号の説明】
1 半導体レーザ、2 受光部、2a ガラス基板、2
b 光電変換膜、2c透明電極、2d 裏面電極、3
電圧読出回路、4 増幅器、5 マイコン、5a 信号
判別部、5b 制御部、6 レーザ発振器、7 可変電
圧発生部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 煙感知器本体内に形成された煙監視室に
    装着された発光素子と、この発光素子より照射された光
    線が煙監視室内に流入した煙により散乱したときに、そ
    の散乱光が受光されるよう煙監視室に配置された受光素
    子とを有する光電式煙感知器において、 前記受光部は、散乱光の光量に応じて電気信号を生成す
    る光電変換膜からなっていることを特徴とする光電式煙
    感知器。
  2. 【請求項2】 前記光電変換膜に電圧を印加し、この印
    加電圧を制御して当該光電変換膜の電気信号の増幅率を
    可変する電圧制御手段を備えたことを特徴とする請求項
    1記載の光電式煙感知器。
  3. 【請求項3】 前記光電変換膜によって生成された電気
    信号から電圧を読み出す電圧読出回路と、 この電圧読出回路によって読み出された前記電圧を予め
    定められた増幅率で増幅する増幅器とを備えたことを特
    徴とする請求項1又は2の何れかに記載の光電式煙感知
    器。
  4. 【請求項4】 前記電圧読出回路は、前記光電変換膜の
    陰極とアースとの間に挿入された抵抗からなっているこ
    とを特徴とする請求項3記載の光電式煙感知器。
JP2002097733A 2002-03-29 2002-03-29 光電式煙感知器 Pending JP2003296846A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002097733A JP2003296846A (ja) 2002-03-29 2002-03-29 光電式煙感知器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002097733A JP2003296846A (ja) 2002-03-29 2002-03-29 光電式煙感知器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003296846A true JP2003296846A (ja) 2003-10-17

Family

ID=29387746

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002097733A Pending JP2003296846A (ja) 2002-03-29 2002-03-29 光電式煙感知器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003296846A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008286702A (ja) * 2007-05-18 2008-11-27 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 透湿度評価装置および透湿度評価方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008286702A (ja) * 2007-05-18 2008-11-27 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 透湿度評価装置および透湿度評価方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8552355B2 (en) Smoke sensor including a current to voltage circuit having a low frequency correction means to produce a correction current
KR0166870B1 (ko) 적외선 센서를 이용한 인체의 위치판별장치
US4225791A (en) Optical smoke detector circuit
KR102603955B1 (ko) 전자 어셈블리, 전자 어셈블리를 포함하는 광학 가스 센서 및 전자 어셈블리를 이용하여 광전류 및 온도를 결합하여 측정하는 방법
JP2008157789A (ja) 光検出装置、及びそれを用いた照明装置、照明器具
JPH0850094A (ja) 光電煙検出器用感度試験システム
JP2003296846A (ja) 光電式煙感知器
JP5832802B2 (ja) 状態検出装置
GB2267963A (en) Obscuration sensor
JP3885489B2 (ja) 光電センサ
US4112310A (en) Smoke detector with photo-responsive means for increasing the sensitivity during darkness
JPS59108978A (ja) 通過物体検出装置
JPH1144642A (ja) ダストセンサ
WO2020054690A1 (ja) 粒子センサおよび電子機器
JP3574354B2 (ja) ほこりセンサ
EP1494324A2 (en) Semiconductor laser drive circuit and photoelectric sensor
JP3165255B2 (ja) 測距センサ
EP0629983A1 (en) Obscuration type smoke detector
JPS60230081A (ja) 赤外線式移動物体検出装置
JPH0330097A (ja) 光電式煙感知器
JP3111878B2 (ja) 煙感知器用led電流制御回路
JP3467243B2 (ja) 光電式煙感知器
JP2018185304A (ja) 光学式ホコリセンサー
KR101775937B1 (ko) 개선된 ir 리시버 구조
JP5227156B2 (ja) 煙感知器