JP2003296790A - 硬貨識別方法および装置 - Google Patents
硬貨識別方法および装置Info
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- JP2003296790A JP2003296790A JP2002096576A JP2002096576A JP2003296790A JP 2003296790 A JP2003296790 A JP 2003296790A JP 2002096576 A JP2002096576 A JP 2002096576A JP 2002096576 A JP2002096576 A JP 2002096576A JP 2003296790 A JP2003296790 A JP 2003296790A
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Abstract
とが可能な硬貨識別方法および装置を提供する。 【解決手段】 硬貨の外周部の画像101において、Y
方向に向かって各X座標毎のY方向ライン(Y1、Y
2、…、Yx)上の濃淡波形を作成し、作成した各X座
標毎のY方向ライン(Y1、Y2、…、Yx)上の濃淡
波形から微分波形を作成する。ここで、グラフ103の
濃淡微分波形において、最小ピーク104(濃淡変化が
大きい部分)が硬貨の外周端部に相当し、各X座標毎の
外周端部のY座標値Yt(X)を検出してメモリに保管し、
検出した全X座標の外周端部のY座標値(Yt(1)、Yt
(2)、…Yt(X))における最大値Ymaxを検出する。検出さ
れたYmaxを示すX座標とYmaxとが、硬貨の外周最先端位
置の座標になる。
Description
び装置に関し、特に、硬貨の外周部の画像を取得し、該
取得した画像に基づいて硬貨の識別を行う硬貨識別方法
および装置に関する。
替機等においては、投入された硬貨の種別、真偽を識別
する必要がある。
口から投入された硬貨が通過する硬貨通路に1または複
数の磁気センサを配設し、この磁気センサで硬貨の材
質、材厚、大きさ、穴の有無等を判別し、該判別結果に
基づき硬貨の種別及び真偽を識別するように構成されて
いる。
硬貨の材厚、大きさ等を検出する構成も提案されてき
た。
類似した外国通貨を、国内の正貨で得られる光学的セン
サ若しくは磁気センサのパターンと一致するように加工
した変造硬貨が出回り、変造硬貨の加工精度が高まるに
連れて、従来の磁気センサ若しくは光学的センサでの真
偽の判定が困難になる問題が発生してきた。特に、50
0円硬貨は高額貨幣であることから外国通貨の不正使用
等で大きな問題となっている。
に、更に高精度に硬貨を識別することの必要性が生じて
おり、硬貨の模様の特徴を利用する方法が提案され、例
えば、硬貨の縁部の突起模様を含む画像を取得し、硬貨
の外周と突起模様との間の距離および隣接する突起模様
間の距離を検出し、該検出した距離に基づいて硬貨を識
別する方法がある。
識するためには、硬貨位置を検出して各模様の相対位置
を知る必要があり、例えば、硬貨全体の画像を扱う場
合、当該硬貨位置は硬貨の中心位置や中心から外周まで
の距離(半径)になる。そして、硬貨の画像から硬貨位
置を求める方法として、2組の直線と硬貨の画像との外
接点の座標から求める方法が開示されているが、硬貨の
外周を含む部分画像において十分な長さの外周を含まな
い場合、2組の直線が極めて近い位置にしか引けないた
め、外接点は1組分しか有効にならずに硬貨の中心を通
る直線を求めることはできても、硬貨の中心位置そのも
のは求めることができず、当該方法を利用することはで
きない。
貨全体の画像の内、外周付近の部分画像を利用して硬貨
の進行方向での中心座標位置を求める方法が開示されて
いる。ただし、特開平9−259320号において、部
分画像とは言え、硬貨の直径に近い距離分離れた2つの
エッジを含む画像を対象として当該エッジを検出し、検
出した2つのエッジの中点に基づいて中心座標位置を求
めているため、特に処理の高速化や低価格化を狙って画
素数の少ない撮像センサを用いて硬貨の外周部の部分画
像を拡大して取得する場合、十分離れた2つのエッジを
取得することができず、当該方法を利用することはでき
ないという問題がある。
合、外周の最も外に突出している部分(硬貨の外周最先
端位置)の座標が硬貨位置の基準になる。
周最先端位置305を検出する従来の硬貨位置を求める
方法を示す図である。
である。なお、画像301の横方向をX方向、縦方向を
Y方向とする。
(X)上の濃淡波形の一例を示すグラフ307である。
なお、グラフ307の横軸はX方向、縦軸は濃淡強度で
ある。
とX方向ライン(X)との2つの交点(303、30
4)は、図3(b)のグラフ307における濃淡変化
(308、309)に基づいて検出され、検出された2
つの交点(303、304)のX座標をX1、X2とし
て、2つの交点(303、304)の中点Xc(={X
1+X2}/2)を求める。当該Xcが硬貨の外周最先
端位置305のX座標であり、Y方向に並行で当該Xc
を通る直線306と硬貨の外周302との交点を外周最
先端位置305とし、外周最先端位置305の座標(X
c、Yc)を検出することができる。
周最先端位置305の検出方法では、図4に示すような
問題がある。
の検出方法における問題点の一例を示す図である。な
お、図4(a)および図4(b)の横方向と縦方向とに
ついては図3(a)と同様である。
1において、硬貨の外周(実線)と外周(点線)とで、
Y方向のずれ402が僅かであっても、交点のX方向の
ずれ403が大きくなってしまう問題がある。
(b)に示す硬貨の外周部の画像404において、X方
向ライン(X)は硬貨の外周405に対して浅い角度で
交差しているため、2つの交点(406、407)の検
出精度は極めて低くなり、2つの交点(406、40
7)の中点Xcを精度良く検出するのは困難である。
を精度良く検出することが可能な硬貨識別方法および装
置を提供することを目的とする。
め、請求項1の発明は、光源から光を被検硬貨の表面に
照射し、該表面からの反射光を撮像センサで受光するこ
とにより、該被検硬貨の画像を取得し、該取得した画像
に基づいて該被検硬貨を識別する硬貨識別方法におい
て、前記画像の構成において、前記被検硬貨の中心から
先端に向かう方向をY方向とし、前記Y方向に垂直な方
向をX方向とし、前記画像からX方向に一定の間隔で区
切ったY方向に平行な複数のライン画像を抽出し、前記
ライン画像毎における濃淡変化を示す微分値を算出し、
該算出した微分値の最小値を前記被検硬貨の外周位置と
し、前記ライン画像毎の外周位置のY方向座標を検出
し、前記被検硬貨の最外側に位置する外周位置を有する
ライン画像を検索し、該検索されたライン画像のX方向
座標と外周位置のY方向座標とを前記被検硬貨の外周の
最先端位置の位置座標と認識することを特徴とする。
において、前記濃淡変化を示す微分値は、微分波形で表
され、前記微分波形の最小ピーク値を前記被検硬貨の外
周位置とすることを特徴とする。
において、前記微分波形の最小ピーク値が予め設定され
た基準値に達した際に、前記被検硬貨の外周位置として
認識することを特徴とする。
において、前記外周位置のY方向座標において、同値の
Y方向座標を有する複数のライン画像が隣接して存在す
る場合、前記複数のライン画像のX方向座標の最大値と
最小値との中点を前記被検硬貨の外周の最先端位置のX
方向座標とすることを特徴とする。
表面に照射する光源と、該表面からの反射光を受光する
ことにより該被検硬貨の画像を取得する撮像センサと、
前記撮像センサで取得した画像に基づいて該被検硬貨を
識別する識別手段とを具備する硬貨識別装置において、
前記画像の構成において、前記被検硬貨の中心から先端
に向かう方向をY方向とし、前記Y方向に垂直な方向を
X方向とし、前記画像からX方向に一定の間隔で区切っ
たY方向に平行な複数のライン画像を抽出し、前記ライ
ン画像毎における濃淡変化を示す微分値を算出する算出
手段と、前記算出手段で算出した微分値の最小値を前記
被検硬貨の外周位置とし、前記ライン画像毎の外周位置
のY方向座標を検出する検出手段と、前記被検硬貨の最
外側に位置する外周位置を有するライン画像を検索する
検索手段と、前記検索手段で検索されたライン画像のX
方向座標と外周位置のY方向座標とを前記被検硬貨の外
周の最先端位置の位置座標と認識する認識手段とを具備
することを特徴とする。
において、前記算出手段は、前記濃淡変化を示す微分値
を微分波形で表し、前記検出手段は、前記算出手段で算
出した微分波形の最小ピーク値を前記被検硬貨の外周位
置とすることを特徴とする。
において、前記認識手段は、前記微分波形の最小ピーク
値が予め設定された基準値に達した際に、前記被検硬貨
の外周位置として認識することを特徴とする。
において、前記外周位置のY方向座標において、同値の
Y方向座標を有する複数のライン画像が隣接して存在す
る場合、前記複数のライン画像のX方向座標の最大値と
最小値との中点を前記被検硬貨の外周の最先端位置のX
方向座標とすることを特徴とする。
法および装置の実施の形態について添付図面を参照して
詳細に説明する。
いて、硬貨の外周部の画像101から外周最先端位置を
検出する方法を示す図である。
である。なお、画像101の横方向をX方向、縦方向を
Y方向とする。まず、Y方向に向かって各X座標毎のY
方向ライン(Y1、Y2、…、Yx)上の濃淡波形を作
成する。
(Yx)の濃淡波形の一例を示すグラフ102である。
なお、グラフ102の横軸はY方向、縦軸は濃淡強度で
ある。そして、作成した各X座標毎のY方向ライン(Y
1、Y2、…、Yx)上の濃淡波形から微分波形を作成
する。
(Yx)の濃淡波形から作成した濃淡微分波形の一例を
示すグラフ103である。なお、グラフ103の横軸は
Y方向、縦軸は濃淡微分である。ここで、図1(c)の
グラフ103の濃淡微分波形において、最小ピーク10
4(濃淡変化が大きい部分)が硬貨の外周端部に相当
し、各X座標毎の外周端部のY座標値Yt(X)を検出して
メモリに保管し、検出した全X座標の外周端部のY座標
値(Yt(1)、Yt(2)、…Yt(X))における最大値Ymaxを検
出する。検出されたYmaxを示すX座標とYmaxとが、硬貨
の外周最先端位置の座標になる。
て、硬貨の外周最先端位置付近では、外周端部のY座標
の変化が緩やかなため、同じYmaxを示すX座標が複数存
在してしまう。そこで、これら複数のX座標の中で最小
のXminと最大のXmaxとの中点を真の外周最先端位置のX
座標とする。
に刻設されたエッジ(ギザ等)を含む際に、外周最先端
位置の検出について説明する。
の側面等に刻設された微弱なエッジを含む際に、硬貨の
外周部の画像201から外周最先端位置を検出する方法
を示す図である。
む硬貨の外周部の画像201である。なお、横方向と縦
方向とについては図1(a)と同様である。まず、Y方
向に向かって各X座標毎のY方向ライン(Y1、Y2、
…、Yx)上の濃淡波形を作成する。
(Yx)の濃淡波形の一例を示すグラフ202である。
なお、グラフ202の横軸と縦軸とについては図1
(b)と同様である。そして、作成した各X座標毎のY
方向ライン(Y1、Y2、…、Yx)上の濃淡波形から
微分波形を作成する。ここで、図2(b)のグラフ20
2の濃淡波形には、硬貨の側面等に刻設された微弱なギ
ザを示す濃淡変化203が表れる。
(Yx)の濃淡波形から作成した濃淡微分波形の一例を
示すグラフ203である。なお、グラフ204の横軸と
縦軸とについては図1(c)と同様である。ここで、図
2(c)のグラフ204の濃淡微分波形においても、硬
貨の側面等に刻設された微弱なギザを示す濃淡変化20
5が表れる。従って、微弱なギザを示す濃淡変化205
が大きい場合、当該濃淡変化205を硬貨の外周端部と
検出してしまう恐れがある。
微分波形の最小ピークの値が予め設定した基準値206
に満たない場合は外周端部として検出しないことで、誤
って硬貨の背景が硬貨の外周最先端位置として検出され
ることを防ぐ。
貨の外周最先端位置を検出するために、座標位置誤差の
少ない硬貨先端と中心とを結ぶ方向に対する濃淡度の微
分波形から硬貨の外周端部を検出することで、硬貨の外
周最先端位置を精度良く検出することが可能になるとい
う効果を奏する。
外周部の画像101から外周最先端位置を検出する方法
を示す図である。
設された微弱なエッジを含む際に、硬貨の外周部の画像
201から外周最先端位置を検出する方法を示す図であ
る。
305を検出する従来の硬貨位置を求める方法を示す図
である。
おける問題点の一例を示す図である。
周部の画像 102、202、307 濃淡波形の一例を示すグラ
フ 103、204 濃淡微分波形の一例を示すグラフ 203、205 微弱なギザを示す濃淡変化 302 外周 303、304 2つの交点 305 外周最先端位置 306 Y方向に並行で当該Xcを通る直線 308、309 濃淡変化 402 Y方向のずれ 403 X座標のずれ 406、407 2つの交点
Claims (8)
- 【請求項1】 光源から光を被検硬貨の表面に照射し、
該表面からの反射光を撮像センサで受光することによ
り、該被検硬貨の画像を取得し、該取得した画像に基づ
いて該被検硬貨を識別する硬貨識別方法において、 前記画像の構成において、前記被検硬貨の中心から先端
に向かう方向をY方向とし、前記Y方向に垂直な方向を
X方向とし、 前記画像からX方向に一定の間隔で区切ったY方向に平
行な複数のライン画像を抽出し、前記ライン画像毎にお
ける濃淡変化を示す微分値を算出し、 該算出した微分値の最小値を前記被検硬貨の外周位置と
し、前記ライン画像毎の外周位置のY方向座標を検出
し、 前記被検硬貨の最外側に位置する外周位置を有するライ
ン画像を検索し、 該検索されたライン画像のX方向座標と外周位置のY方
向座標とを前記被検硬貨の外周の最先端位置の位置座標
と認識することを特徴とする硬貨識別方法。 - 【請求項2】 前記濃淡変化を示す微分値は、微分波形
で表され、 前記微分波形の最小ピーク値を前記被検硬貨の外周位置
とすることを特徴とする請求項1記載の硬貨識別方法。 - 【請求項3】 前記微分波形の最小ピーク値が予め設定
された基準値に達した際に、前記被検硬貨の外周位置と
して認識することを特徴とする請求項2記載の硬貨識別
方法。 - 【請求項4】 前記外周位置のY方向座標において、同
値のY方向座標を有する複数のライン画像が隣接して存
在する場合、前記複数のライン画像のX方向座標の最大
値と最小値との中点を前記被検硬貨の外周の最先端位置
のX方向座標とすることを特徴とする請求項1記載の硬
貨識別方法。 - 【請求項5】 光を被検硬貨の表面に照射する光源と、
該表面からの反射光を受光することにより該被検硬貨の
画像を取得する撮像センサと、前記撮像センサで取得し
た画像に基づいて該被検硬貨を識別する識別手段とを具
備する硬貨識別装置において、 前記画像の構成において、前記被検硬貨の中心から先端
に向かう方向をY方向とし、前記Y方向に垂直な方向を
X方向とし、 前記画像からX方向に一定の間隔で区切ったY方向に平
行な複数のライン画像を抽出し、前記ライン画像毎にお
ける濃淡変化を示す微分値を算出する算出手段と、 前記算出手段で算出した微分値の最小値を前記被検硬貨
の外周位置とし、前記ライン画像毎の外周位置のY方向
座標を検出する検出手段と、 前記被検硬貨の最外側に位置する外周位置を有するライ
ン画像を検索する検索手段と、 前記検索手段で検索されたライン画像のX方向座標と外
周位置のY方向座標とを前記被検硬貨の外周の最先端位
置の位置座標と認識する認識手段とを具備することを特
徴とする硬貨識別装置。 - 【請求項6】 前記算出手段は、 前記濃淡変化を示す微分値を微分波形で表し、 前記検出手段は、 前記算出手段で算出した微分波形の最小ピーク値を前記
被検硬貨の外周位置とすることを特徴とする請求項5記
載の硬貨識別装置。 - 【請求項7】 前記認識手段は、 前記微分波形の最小ピーク値が予め設定された基準値に
達した際に、前記被検硬貨の外周位置として認識するこ
とを特徴とする請求項6記載の硬貨識別装置。 - 【請求項8】 前記外周位置のY方向座標において、同
値のY方向座標を有する複数のライン画像が隣接して存
在する場合、前記複数のライン画像のX方向座標の最大
値と最小値との中点を前記被検硬貨の外周の最先端位置
のX方向座標とすることを特徴とする請求項5記載の硬
貨識別装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002096576A JP2003296790A (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 硬貨識別方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002096576A JP2003296790A (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 硬貨識別方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003296790A true JP2003296790A (ja) | 2003-10-17 |
Family
ID=29387467
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002096576A Pending JP2003296790A (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 硬貨識別方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003296790A (ja) |
-
2002
- 2002-03-29 JP JP2002096576A patent/JP2003296790A/ja active Pending
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