JP4431690B2 - 円盤形被検体認識システム、装置及び方法 - Google Patents
円盤形被検体認識システム、装置及び方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、概して画像認識に関し、さらに詳細には、硬貨やメダルなどの円盤状の被検体の種類および真偽を識別する方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、500円硬貨に類似し、かつ500円硬貨より貨幣価値が低い外国硬貨を用いて自動販売機の釣り銭を盗む犯罪が多発しており、他国に例がない膨大な量の自動販売機が設置されている日本国では大きな社会問題となりつつある。
このため、硬貨およびメダルなどの円盤形の被験体の刻印模様を撮影して、刻印画像を取り込み、この刻印画像をデジタル画素データに変換し、このデジタル画素データと基準のパターンの画素データとを照合して、被検体の例えば、硬貨単位などの種類および真偽を調べる画像認識技術がある。
しかしながら、被検体が円形であるため、パターンの照合を行う前に、撮影した画像または基準の画像の何れかを回転しながら両方の向きを揃える処理が必要となることから、画像認識処理全体が長大化して利用客の待ち時間が長くなると言う問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明は、被検画像と基準画像の向きを揃える処理を必要とせず比較的簡単な処理で円形の被検体の種類または真偽を識別する方法および装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、請求項1記載の円盤形被検体認識システムは、円盤形の被検体の2値画像を得る手段と、前記2値画像に対する所定の同心円を構成する画素を特定する手段と、前記各同心円の画素から前記被検体の回転位置に依存しない複数の特徴データを得るデータ獲得手段と、被検体の各種類に対する標準データを管理するテーブル手段と、被検体の前記特徴データと前記の各標準データとを比較することにより前記被検体を認識する認識手段とを備え、前記データ獲得手段が、前記同心円上の白画素のうち内部点の数と端点の数とを数えることを特徴とするものである。
請求項2記載の円盤形被検体認識システムは、請求項1において、前記認識手段が、前記特徴データと前記の各標準データとに基づいて、各標準データ毎に複合類似度を算出する手段を含むことを特徴とするものである。
請求項3記載の円盤形被検体認識システムは、請求項2において、前記認識手段が、何れの標準データに対しても前記複合類似度が所定の閾値に達しない場合、前記被検体が偽物であると判断する手段を含むことを特徴とするものである。
請求項4記載の円盤形被検体認識システムは、請求項1において、前記認識手段が、前記特徴データと前記の各標準データとの間の距離を算出する手段を含むことを特徴とするものである。
請求項5記載の円盤形被検体認識システムは、請求項4において、前記認識手段が、何れの標準データに対しても前記距離が所定の閾値を超える場合、前記被検体が偽物であると判断する手段を含むことを特徴とするものである。
請求項6記載の円盤形被検体認識システムは、請求項1乃至5の何れかにおいて、前記画像獲得手段が、撮像した画像をパーセンタイル法に基づいて2値化を行う手段を含むことを特徴とするものである。
請求項7記載の装置は、円盤形の被検体の2値画像を得る手段と、前記2値画像に対する所定の同心円を構成する画素を特定する手段と、前記各同心円の画素から前記被検体の回転位置に依存しない複数の特徴データを得るデータ獲得手段と、被検体の種類に対する標準データを管理するテーブル手段と、被検体の前記特徴データと前記の各標準データとを比較することにより前記被検体を認識する認識手段と、前記データ獲得手段が、前記同心円上の白画素のうち内部点の数と端点の数とを数えることを含み、前記認識手段の出力に応じて所定の動作を行うことを特徴とする。
請求項8記載の円盤形の被検体を認識する方法は、被検体にあり得るK個の種類の表と裏とに関する2K組の標準データを管理するテーブル手段を備えた円盤形被検体認識システムにおいて、円盤形の被検体の2値画像を得るステップと、前記2値画像に対する所定の同心円を構成する画素を特定するステップと、前記各同心円の画素から前記被検体の回転位置に依存しない複数の特徴データを得るステップと、被検体の前記特徴データと前記の各標準データとを比較することにより前記被検体を認識するステップとを含み、前記複数の特徴データを得るステップが、前記同心円上の白画素のうち内部点の数と端点の数とを数えることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態例と添付図面により本発明を詳細に説明する。
なお、複数の図面に同じ要素を示す場合には同一の参照符号を付ける。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の一形態により円盤形被検体の種類を識別するシステムの構成を示す図である。この硬貨等識別システム1は、硬貨またはメダルなどの円盤形の被検体の種類および真偽の識別を必要とする円盤形被検体(以下、「硬貨等」と称する)の選別装置、種類ごとに枚数を数える計数装置、硬貨やメダルを所定枚数ごとに包装する装置、各種自動販売機、および現金自動預け入れ支払い機(ATM)などに用いられる。以降、この実施の形態の硬貨等識別システム1は、日本の硬貨である1円、5円、10円、50円および100円を識別する場合を例にとって説明する。
図1において、硬貨等識別システム1は、図示しない機械系の被検体保持手段(図示せず)により所定の位置に保持された被検体10、被検体10の表面を照明する複数の発光ダイオード(LED)などの光源12、被検体の表面で反射された光を所定の位置に集光させるレンズ14、レンズ14によって形成された像を撮像するイメージセンサを含む撮像装置16、撮像装置16からの画像信号の主に照明むらによるシェーディングを補正するシェーディング補正器20、シェーディング補正された画像信号を2値化するデジタイザ22、2値化された画像信号を処理して硬貨等の種類識別を行うほかシステム全体を制御するデータ処理部24、および利用者の操作を可能とする操作部26を備える。データ処理部24は、CPU(中央処理装置)30のほか、硬貨などの種類および真偽を識別するプログラム及びこのプログラムが使用する標準データテーブル(後述する)などの種々のデータのほか、このシステムが用いられる装置が行う処理のためのプログラムなどを格納する読出し専用記憶装置(ROM)32及び処理中の画像データなどを格納するRAM(読み書き自在なメモリ)34を含む。
【0006】
撮像装置16は、例えばCCD(電荷結合素子)などのイメージセンサ(図示せず)を含む。このイメージセンサは、被検体上の画素の間隔が刻印模様の最小幅の1/2以下となる程度の解像度でこの硬貨等識別システム1が扱いうる硬貨等の最大の大きさを含む範囲を撮像できるだけの画素数が必要である。本発明の認識方法では硬貨表面の傷などによる雑音を考慮した処理は特に行わないため解像度を上げすぎると僅かな傷や汚れの影響も受ける可能性が生じるので、必要以上に解像度をあげることは好ましくない。例えば、刻印模様の最小線幅を0.1mmとすると、画素間隔は、0.05(0.1/2)以下であることが好ましい。例えば、画素間隔を0.04mmとし撮像範囲を3×3cm2とすると、図示しないイメージセンサの画素数は750×750以上であればよいことになる。以下の説明においては、画素は、画像の左上の画素から走査線にそって数えた場合、750j+i番目の画素でありPn(ただし、n=750j+i)と表す(シリアル表現)。つまり、P(i,j)=Pnである。また、画像の左上の画素P0(=P(0、0))を原点とし、画像の原点P0を通る行をの方向をx軸、原点P0を通る列をy軸とし、さらにxまたはy方向に隣接する画素の中間点も整数で表すことができるようにxおよびy軸の目盛りの単位を画素の間隔の1/2としたxy座標系では、点Pn=P(i,j)の位置(x,y)は(2i,2j)と表すことができる。このようにすることにより、被検体の半径や中心を常に整数で表すことができる。
【0007】
図2は、本発明の実施の一形態により硬貨等の種類および真偽の識別を行う処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、ROM32に格納されたプログラムの制御下でCPU30が実行する。CPU30は、検査するべき硬貨などを所定の位置に保持した後、この処理を開始する。
ステップ50において、CPU30は、撮像装置16に撮像の指示を送る。これに応じて撮像装置16から出力された画像は、シェーディング補正器20によりシェーディング補正を行う。さらに、この画像をデジタイザ22により2値画像(階調のない白黒画像)に変換する。
この2値画像において、被検体の外周Ccの輪郭画素および中心の画素のアドレスを求め、輪郭画素の行アドレスの順に行アドレスとこれに対応する左右の輪郭の列アドレスとを関係付けて記憶する(ステップ52)。
複数の所定の同心円C1,C2,...,Cnの各々Ck(k=1,2,...,n)において、複数の所定の条件(例えば、D1およびD2)を満たす白画素の個数Nk1およびNk2を求める(ステップ54)。このステップでは、被検体の中心に関する回転方向の位置に依存しない特徴量を抽出する。換言すれば、被検体の同心円に沿って解析した場合、解析開始位置に依存しない特徴量を抽出する。複数の所定の同心円、例えば、被検体10の中心から直径の20%、40%、50%、60%および90%の位置の同心円の各々に沿って複数種類の特徴量を収集する。特徴量としては、例えば、画像の局所的な特徴を表すのに用いられる連結数(詳細に後述する)を用いる。
ステップ55において、ステップ54で求めた被検体の特徴データ
V=(N11,N12,N21,N22,...,Nn1,Nn2)
を正規化して、d次の列ベクトルxを得る。ここで、dは、ROM32に格納されている学習テーブル(標準データテーブル)の各標準データを構成する固有値および固有ベクトルのそれぞれの個数である。次に、ステップ56において、学習テーブルにおけるM種類の硬貨単位K(K=1Y,5Y,10Y,50Y,100Y)の表(o)と裏(u)のそれぞれの特徴を表す2M組の標準データRm(m=1,2,...,2M)と、ステップ55で求めた列ベクトルxとに基づいて複合類似度S(x,Rm)を計算する。ここで、Rmは、被検体が表のとき「o」、裏のとき「u」の値をとるパラメータαを用いた識別子Kαでも識別することができる。
ステップ58において、類似度S(x,Rm)の最大値Smaxを求める。ステップ60において、最大値Smaxが所定の制限値S0を超えるかどうか判断する。超える場合は、ステップ62において、被検体はSmaxを与える標準データRmaxに対応する識別子Kαの硬貨単位Kであると判断する。ステップ60において制限値を超えない場合、ステップ64において、該当する貨幣単位が無いと判断する。以上のようにして、所与の被検体(この例では硬貨)を識別することができる。
【0008】
以下、ステップ50、52、54および56に付いて、さらに詳細に説明する。
ステップ50の2値化処理に用いられる閾値によって、得られる2値画像の画質が決定されるので、閾値には適切な値を選択することが肝要である。2値化する上で求められる条件は、1)処理がなるべく簡単であること、および2)同じ種類の硬貨でも製造年によって大きく変わる表面の傷や汚れになるべく影響されず同様な2値画像を確実に得ることができること、である。このような必要条件を満たすため、2値化に用いる閾値は、例えばパーセンタイル(percentile)法によって求める。具体的には、シェーディング補正された画像が、例えば、256階調で得られる場合、各階調(または濃度ステップ)i(i=1〜256)の出現頻度(または度数)hiを表すヒストグラムを十分大きな数(例えば、N個)の画素(例えば、各種の硬貨の表と裏)に対して求める。階調0からiまでの相対度数の和(即ち、標本特性値)Hiを用いて、
|P/100Hi| (1)
が最小となるような階調iを閾値とする。ここで、Pは設計者が指定する値(%)であり、Hiは、次式で与えられる。
【数1】
表現(1)が最小(即ち、0)のとき、Σ1 ihj=PN/100となり、これを満たすiをPNパーセント点(または、PNパーセンタイル)と称する。この階調iを閾値として2値化を行う。2値化された画像はRAM34の所定の位置に格納される。このようにして得た2値画像の例を図3に示す。画像の背景は、図3では黒であり、以下の説明においても背景は黒であるものと仮定する。勿論、背景は白であっても良い。
ステップ52において、複数の所定の同心円について、各同心円上の画素を特定し、特定した画素のアドレスをRAM34に格納する。以下の説明では、これらの同心円を仮に内側から順にC1,C2,...,Cnとする。同心円C1〜Cnの半径は、認識の対象となりうる各硬貨の特徴的な部位を同心円が通るように設定することが好ましい。同心円上の画素の特定には種々の方法が考えられる。図4および図5(マル付きのAおよびBで接続する)に、ステップ52の一実施例を示す。
【0009】
図6は、図3の被検体の輪郭Cc、10の同心円C1〜C9およびCA(この例では、同心円の番号は表記の都合上16進数で表すものとする)、並びに中心C0を表す図である。画像の左側の符号は、輪郭Cc,同心円Ckおよび中心と接する画素行の行番号(jの値)である。即ち、図6においては、輪郭Ccは、第Tc〜Bc行の範囲にあり、各同心円Ck(k=1〜A(16進))はそれぞれ第Tk〜Bk行の範囲にあり、中心C0は第T0行上にあることが分かる。
図7は、図3の画像の被検体の輪郭Ccを含む部分を画素が識別できるように拡大した図である。図7において、硬貨の内側の部分は省略してある。二重丸は硬貨の画像の輪郭Ccを成す画素を表す。輪郭は半径が最大であるから、実際の曲率は、図示した輪郭よりはるかに小さいはずである。換言すれば、画素の間隔を考慮すれば、二重丸の描く曲線は実際にはより直線的になるはずであるが、説明の都合上、曲率を誇張してある。
図8は、ステップ52および54において、硬貨の画像の輪郭Cc,中心C0,および同心円C1〜CAの画素を特定する過程で特定された画素を行列表現で管理する表である。図8の表340において、左端の欄(「行アドレス(j)」の欄)は、硬貨の像(即ち、輪郭Cc)の垂直方向の範囲である第Tc行からBc行までの画素行のアドレスを順に並べたのもである。行アドレス欄の右側には、輪郭、CA、C9,C8,...,C1と中心C0の欄が順に配置されている。輪郭と同心円の各欄は、さらに左列アドレス欄と右列アドレス欄からなる。行アドレス欄の各画素行を左から右に走査して特定される画素の列アドレス又は列アドレスの範囲(複数の画素が特定された場合)を左列アドレス欄に格納し、右から左に走査して特定される画素の列アドレス又は列アドレスの範囲(複数の画素が特定された場合)を右列アドレス欄に格納する。
【0010】
図9は、図6の中心C0と同心円C1の一部を含む部分を画素が識別できるように拡大した図である。
図4において、CPU30は、先ず、ステップ500〜510において、被検体の画像の最上端を検出する。ステップ500で、画素列ポインタiおよび画素行ポインタjをそれぞれ0に初期化する。ステップ502において、右に走査してi=749まで、全て黒画素かどうか判断する。ステップ503でjをインクリメントしながら、画素に白画素が現れるまでステップ502、503を繰り返す。白画素が現れた場合、黒から白に変化した後、さらに白から黒へと変化したかどうか判断する(ステップ504)。この時の白画素の次の現れる黒画素の列アドレスをI1とする。このように変化する場合、観測される白画素は、硬貨の縁に反射した光によるものと判断される。ステップ508において、行アドレスjをインクリメントし、ステップ510において、i=0から右へ走査して、黒>白>黒と変化し、白の次の黒画素の列アドレスをI2とした場合、 変化点の列アドレスI2 が 前の行の変化点の列アドレスI1より小さいかどうか判断する。I2の方がI1より大きい間は、ステップ508と510を繰り返す。
I2<I1となった場合、硬貨の最上端であると判断して、ステップ512に進み、図8の表340の行アドレス欄の空いている最上のレコードに行ポインタjの値を格納し、同じレコードの輪郭欄にLccとしてI2を格納する。さらに、ステップ514において、i=749に設定し右から左へ走査して、黒>白>黒と変化する白に続く黒の画素の列アドレスを前記輪郭欄にRccとして格納する。これで、硬貨の最上端の画素を特定したことになる。
【0011】
次に、ステップ516において、jをインクリメントし、表340の行アドレス欄の空いている最上のレコードに行ポインタjの値を格納する。ステップ518において、j行をi=749から左に走査し、右輪郭の列アドレス又は列アドレスの範囲を前記レコードの輪郭欄の右列アドレス欄に格納する。ステップ520において、j行をi=0から右に走査し、左輪郭の列アドレス又は列アドレスの範囲を前記レコードの輪郭欄の左列アドレス欄に格納する。続いて図5に移り、ステップ522において、iL1およびiR1を前の行の左右列アドレス、iL2およびiR2を現在の行の左右列アドレスとした場合、
iL1<iL2且つiR1>iR2
となるかどうか判断する。これが成立しない場合、図4のステップ516に戻る。この式が成立する場合、硬貨中央の最大幅の部分(表340において左列アドレスとしてLc0、右列アドレスとしてRc0が連続する部分)を過ぎたと判断し、ステップ524において、左列アドレスの最小値Lc0と右列アドレスの最大値Rc0から、中心の列アドレスを(Lc0+Rc0)/2として算出する。ステップ526において、行ポインタjをインクリメントし、表340の行アドレス欄の空いている最上のレコードにjの値を格納する。ステップ528において、j行をi=0から右に走査して、黒>白>黒と変化するときの白の次の黒の画素の列アドレスは(Lc0+Rc0)/2より小さいか否かを判断する。小さいならば、ステップ530において、左輪郭の列アドレスiLjを前記レコードの輪郭欄の左列アドレス欄に格納し、このアドレスと前の行の左輪郭列アドレスiLj-1との差が2以上の場合(即ち、iLjiLj-1≧2)、iLj1を前のレコードの左列アドレス欄に列アドレス範囲の終端値として、「iLj-1〜(iLj1)」のように格納する。ステップ532において、j行をi=749から左に走査して、右輪郭の列アドレスiRjを前記レコードの輪郭欄の右列アドレス欄に格納し、このアドレスと前の行の右輪郭列アドレスiRj-1との差が2以上の場合(即ち、iRj-1iRj≧2)、iRj+1を前のレコードの右列アドレス欄に列アドレス範囲の先端値として、「(iRj+1)〜iRj-1」のように格納する。そして、ステップ526に戻る。
ステップ528において、判断結果がNOの場合、硬貨の最下端を過ぎたと判断し、ステップ534に移る。ステップ534では、前のレコードの輪郭の左列アドレス欄と右列アドレス欄を結合し、左列アドレスから右列アドレスまでを1つの範囲とする。このレコードの行アドレスj(=Bc)が、硬貨の像の下端である。最後に、ステップ536において、((Tc+Bc)/2,(Lc0+Rc0)/2)を中心C0の画素アドレスとする。中心C0は、xy座標では(Tc+Bc,Lc0+Rc0)である。これで、輪郭CAおよび中心C0の画素を求めたことになる。
【0012】
図10は、図2のステップ54の一実施例を示すフローチャートである。同心円を探査する方法は色々考えられるが、ここでは、輪郭Ccの内側を走査して一番外側の同心円CAに関するデータを収集して図8の表340のCAの欄に格納し、次にCAの内側を走査して、1つ内側の同心円C9に関するデータを収集して表340のC9の欄に格納するという具合にして、表340を完成する方法を試みる。まず、ステップ540において、次の初期設定を行う。即ち、同心円を識別するパラメータk(k=A,9,8,...,1)を最も外側の同心円を示す値A(16進数)に設定する。行アドレスポインタjを、表340における1つ外側の同心円(この場合は硬貨の輪郭Cc)に対応する欄(この場合はCc)を定義するjの最小値Tcに設定する。動作過程で使用するフラグFを0クリアする。同心円CAに上の白画素の中、条件1を満たす白画素の数および条件2を満たす白画素の数をそれぞれNk1およびNk2と表す場合、これらの数Nk1およびNk2を共に0に設定する。
ステップ542において、1つ外側の同心円の画素から右に走査し、次式を満たす画素P(i,j)を求める。
【数2】
ここで、x0,y0は、中心C0のxy座標であり、Rkは同心円Ckの半径である。これは、例えば図9に示すように、半径R1の同心円に沿った幅1画素分の領域(ただし、この例では外側の境界上の画素は含まない)に含まれる画素を求めることに相当する。数2では不等式の一方のみが等号を含むので、半径方向に重複した画素が処理対象となることはない。
また、「1つ外側の同心円の画素から右に走査する」には、表340において問題の同心円のすぐ左の同心円の左列アドレス(左列アドレスが範囲として記述されている場合には範囲の終端値)の次の画素から右側に走査することである。例えば、同心円CA上の画素を調べるために表340に示すところのj=TA+2行目を右方向に走査するならば、CAのすぐ左にある輪郭Ccの左列の対応する値LcA2の次の画素から右方向に走査することになる。
【0013】
数2を満たす画素が見つからない場合、同心円を含む行ではないと判断し、ステップ544において、フラグFが0か否か判断する。この例では、F=0なので、jをインクリメントしてステップ542に戻る。数2を満たす画素が見つかるまで繰り返す。見つかったら、ステップ548でFを1に設定し、ステップ550に移る。ステップ542と同じ要領で、1つ外側の同心円(CAに対しては、輪郭Cc)の画素から左に走査し、数2を満たす画素P(i,j)を求める。ステップ552において、ステップ542および550で求めた画素のアドレスを輪郭の場合と同じ要領で表340の同心円Ckの欄に格納する。ステップ554において、求めた画素の1つ1つについて、その画素が白かどうか判断する。白でない場合、ステップ556において、求めた画素を全て調べたかどうか判断し、調べていない画素があれば次の画素(ステップ558)に対してステップ554を実行する。
ステップ554〜566において、同心円Ckを通る画素行j上の各白画素が所与の条件の何れかを満たすかどうか判断する。本実施例においては、図11のような連結数に関する検査を行う。連結数は、3×3画素の局所空間を考える場合、図11のように3×3画素の局所空間を中央の画素を含む白画素が分割する様態によって0から4まで定義できる。図11(a)のような「内部点」や「孤立点」は、局所空間を全く分割しないので、連結数は0である。(b)の中心画素は、これを含む白画素が局所空間の一部に繋がっているが分割はしないので、「端点」と称し、連結数は1である。(c)の中心画素は、これを含む白画素が局所空間を2分割し、「連結点」と称し、連結数は2である。(d)の中心画素は、これを含む白画素が局所空間を3分割し、「分岐点」と称し、連結数は2である。(e)の中心画素は、これを含む白画素が局所空間を3分割し、「交差点」と称し、連結数は4である。本実施例では、連続する白画素を数えるため、連結数0のうち内部点である白画素、および連結数1の端点である白画素を数える。
即ち、ステップ560において、第1の条件として、求めた白画素が内部点かどうか判断し、内部点ならば対応するカウンタNk1をインクリメントする。内部点でない場合、ステップ564において、第2の条件として、求めた白画素が端点かどうか判断し、端点ならば対応するカウンタNk2をインクリメントする。カウンタNk1またはNk2をインクリメントした後、ステップ556において、求めた画素を全て調べたかどうか判断し、調べていない画素があれば次の画素(ステップ558)に対してステップ554を実行する。
【0014】
このようにして、画素行jに対して求めた白画素に付いてカウンタNk1およびNk2の値を求めた後、行ポインタjをインクリメントし(ステップ546)、ステップ542に戻る。そして、jが同心円Ckの最下行、即ちj=Bkを過ぎ、Bk+1になると、ステップ542において、数2を満足する点を見つけることができなくなる。これで、同心円Ckに関する内部点の数Nk1と端点の数Nk2の計測が完了となる。
この場合は、ステップ544においてF=0ではないので、ステップ570に進み、同心円を示すパラメータkから1を引き(即ち、次に処理する同心円を1つ内側に移す)、フラグFを0クリアする。さらに、ステップ572において、k=0でないことを確認してステップ542に戻り、1つ内側の同心円に関する内部点の数Nk1と端点の数Nk2を数える。このようにして、ステップ572においてk=0が成立すると、即ち、最も内側の同心円C1の計測が完了すると、ステップ56に進むことになる。
以上説明したように、例えば、CA,C9,..,C1の10の同心円について内部点と端点を数えると、次のような20の数の集合Vが得られる。
V=(N11,N12,N21,N22,...,Nn1,Nn2) (2)
このような被検データと複数の標準データ集合を用いて認識を行う方法としては、被検データと標準データ集合の各データとの間の距離を求めて、最小の距離を与える標準データのカテゴリを採用する方法と、距離の代わりに類似度を求めて、最大の類似度を与える標準データのカテゴリを採用する方法に大別される。
この実施の形態では、ステップ56において複合類似度を求める。
【0015】
標準データの準備
距離であれ類似度であれ標準データが必要であるから、複合類似度の算出に先立ち、複合類似度の計算に必要な標準データを求める方法を説明する。まず、ステップ50から54までに説明した要領で、M種類の(K=1Y,5Y,10Y,50Y,または100Y)の十分な数の硬貨の両面(oとu)に関する表現(2)のような2M種類の標本データの集合S(Kα)1、S(Kα)2,...(αは、oまたはuの何れかを表すパラメータ)を用意する。各標本データは、被検体のデータと区別するために、「V」の代わりに「S」を用い、硬貨の単位と裏(u)表(o)を区別するためにパラメータの組合せKαを用い、さらに各種類に対する複数組みの標本データを表すために番号を付けて、S(Kα)iのように表記する。1組の標本データS(Kα)iは、表現(2)と同じ構成であるとする。
まず、各種類Kαに対し、標本データ集合S(Kα)1、S(Kα)2,...に基づいて、自己相関行列QK αを生成する。
次に、各自己相関行列QK αに対し、|xI−QK α|=0(Iは単位行列)の解として得られる固有値λK α 1、λK α 2,...,λK α Eを求める。ここで、λK α 1は最大の固有値であるとする。さらにこれらの固有値に対する固有ベクトルuk α 1,uk α 2,…uk α E
を求める。ここで、固有ベクトルuK α iは列ベクトルである。以降、ここで各種類Kαに対して求めた固有値と固有ベクトルの組を一括して標準データと称し、Rmで表す。mは、全種類(例えば、1Yo、1Yu、5Yo、5Yu、10Yo、10Yu、50Yo、50Yu、100Yo、100Yu)に付けた通し番号1〜2K(この例では、1〜10)である。この表記法で表せば、前述の固有値および固有ベクトルは、それぞれ
λm1,λm2,…,λmE、およびum1,um2,…umE
となる。
このようにして各種類Kαに対して、E個の固有値とE個の固有ベクトルが得られる。
【0016】
ところで、一般に自己相関行列の固有値λmj(j=1~E)は、jが大きくなるに従って急激に小さくなるため、Eの代わりに適当な小さな値(例えば、d(<E)とする)で打ち切っても、認識時の類似度の計算結果はあまり変わらない。dの決め方としては、次式の累積寄与率を用いる方法が知られている。
この累積寄与率が十分大きくなるようなdの値を用いればよい。
従って、実際には、
λm1,λm2,…,λmd、およびum1,um2,…umd
を標準データRmとして、例えば図12のようなテーブルとしてROM32に記憶しておく。
ここで、図2に戻り、前述のように、ステップ55で被検体のデータVを正規化してd次の列ベクトルxをまず得る。ステップ56において、この列ベクトルxと各標準データRmとの間の複合類似度S(x,Rm)を次式に従って算出する。
【数3】
数3の式を用いて、2Mの複合類似度を算出する。以降の処理は段落0007で説明したとおりである。
【0017】
(実施の形態2)
この実施の形態では、複合類似度の代わりに距離を用いる。各種類Kαに対し、標本データ集合S(Kα)1、S(Kα)2,...,S(Kα)Nを平均した標本データS(Kα)を求める。平均標本データS(Kα)の各要素は、標本データの対応する要素を全て平均した値である。この実施の形態では、各種類Kαに対する平均標本データS(Kα)を図12の標準データとして格納しておく。
表現(2)の被検体のデータVと各標準データS(Kα)との間の距離を算出する。ここで、種類Kαに関わりなく標準データをS(Kα)=(s11,s12,s21,s22,...,sn1,sn2)と表し、被検体のデータが表現(2)のVで与えられるとする。この場合、例えば、各標準データごとに内部点データと端点データの2グループに分けて距離を計算すると、各種類に対するユークリッド距離D(v,SKα)は、次のようになる。
勿論、単純に次のように計算することも可能である。
このようにして求めた、最も小さい距離を与える標準データS(Kα)のKが求める単位である。被検体が偽造硬貨の場合は、十分に小さい距離を与える標準データが見つからないことになる。
なお、上記以外にも、シティブロック距離、重み付きユークリッド距離、マハラノビス距離、NN法(Nearest Neighbor Rule)など種々の方法を用いることができる。
以上は、本発明の説明のために実施の形態の例を掲げたに過ぎない。したがって、本発明の技術思想または原理に沿って上述の実施の形態に種々の変更、修正または追加を行うことは、当業者には容易である。故に、本発明は、以上述べた実施の形態に捕らわれることなく、ただ特許請求の範囲の記載に従って解釈するべきである。
【0018】
【発明の効果】
本発明によれば、認識するべき被検体の中心に関する回転方向の位置に依存しない特徴量に基づいて標準データとの比較を行うので、円盤形の被検体の種類および真偽を効率的に認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態により円盤形被検体の種類を識別するシステムの構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の一形態により硬貨等の種類および真偽の識別を行う処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】図2のステップ50で取り込んだ100円硬貨の二値画像の例を示す図である。
【図4】図5と組み合わせることにより、図2のステップ52の一実施例を示すフローチャートとなる図である。
【図5】図4と組み合わせることにより、図2のステップ52の一実施例を示すフローチャートとなる図である。
【図6】図3の被検体の外周の輪郭Cc、同心円C1〜CA(Cの次の数字は16進数である)および中心C0を表す図である。
【図7】図3の画像の被検体の輪郭Ccを含む部分を画素が識別できるように拡大した図である。
【図8】図2のステップ52および54において、硬貨の画像の輪郭Cc,中心C0,および同心円C1〜CAの画素を特定する過程で特定された画素を行列表現で管理するための図である。
【図9】図5の中心C0と同心円C1の一部を含む部分を画素が識別できるように拡大した図である。
【図10】図2のステップ54の一実施例を示すフローチャートである。
【図11】図10のステップ560および564で行う検査で用いる、3×3画素の局所空間における連結数を説明する図である。
【図12】本発明のシステムが用いる標準データテーブル(学習テーブル)の構造例を示す図である。
【符号の説明】
1:本発明の円盤型被検体認識システム
10:円盤形被検体
12:光源
14:レンズ
16:イメージセンサ
20:シェーディング補正器
22:デジタイザ
24:データ処理部
26:操作部
30:CPU
32:ROM
34:RAM
Claims (8)
- 円盤形の被検体の2値画像を得る画像獲得手段と、前記2値画像に対する所定の同心円を構成する画素を特定する手段と、前記各同心円の画素から前記被検体の回転位置に依存しない複数の特徴データを得るデータ獲得手段と、被検体の各種類に対する標準データを管理するテーブル手段と、被検体の前記特徴データと前記の各標準データとを比較することにより前記被検体を認識する認識手段とを備え、前記データ獲得手段が、前記同心円上の白画素のうち内部点の数と端点の数とを数えることを特徴とする円盤形被検体認識システム。
- 前記認識手段が、前記特徴データと前記の各標準データとに基づいて、各標準データ毎に複合類似度を算出する手段を含むことを特徴とする請求項1記載の円盤形被検体認識システム。
- 前記認識手段が、何れの標準データに対しても前記複合類似度が所定の閾値に達しない場合、前記被検体が偽物であると判断する手段を含むことを特徴とする請求項2記載の円盤形被検体認識システム。
- 前記認識手段が、前記特徴データと前記の各標準データとの間の距離を算出する手段を含むことを特徴とする請求項1記載の円盤形被検体認識システム。
- 前記認識手段が、何れの標準データに対しても前記距離が所定の閾値を超える場合、前記被検体が偽物であると判断する手段を含むことを特徴とする請求項4記載の円盤形被検体認識システム。
- 前記画像獲得手段が、撮像した画像をパーセンタイル法に基づいて2値化を行う手段を含むことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の円盤形被検体認識システム。
- 円盤形の被検体の2値画像を得る手段と、前記2値画像に対する所定の同心円を構成する画素を特定する手段と、前記各同心円の画素から前記被検体の回転位置に依存しない複数の特徴データを得るデータ獲得手段と、被検体の各種類に対する標準データを管理するテーブル手段と、被検体の前記特徴データと前記の各標準データとを比較することにより前記被検体を認識する認識手段と、前記データ獲得手段が、前記同心円上の白画素のうち内部点の数と端点の数とを数えることを含み、前記認識手段の出力に応じて所定の動作を行うことを特徴とする装置。
- 被検体にあり得るK個の種類の表と裏とに関する2K組の標準データを管理するテーブル手段を備えた円盤形被検体認識システムにおいて、円盤形の被検体の2値画像を得るステップと、前記2値画像に対する所定の同心円を構成する画素を特定するステップと、前記各同心円の画素から前記被検体の回転位置に依存しない複数の特徴データを得るステップと、被検体の前記特徴データと前記の各標準データとを比較することにより前記被検体を認識するステップとを含み、前記複数の特徴データを得るステップが、前記同心円上の白画素のうち内部点の数と端点の数とを数えることを特徴とする円盤形の被検体を認識する方法。
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